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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300

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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300
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DIRE STRAITS - Alchemy : Live ★★ (2005-01-14 22:36:00)

84年発表。「ラヴ・オーヴァー・ゴールド」発表後のツアー音源を収録した2枚組ライヴアルバム。超特大級のベストセラーになった
「ブラザーズ・イン・アームズ」以前の時代の総決算的な選曲になってます。(CD2枚組で全11曲ですけど、それだけ個々の曲の時間が長い…)
初めて彼らの音楽を聴く人にとってダイアー・ストレイツの音楽は、一聴してもすごく地味な音楽としか捉えられないかもしれないけど、
フィンガーピッキングによるマーク・ノップラーの独特な音色のギター、彼の「ディラン」っぽい少々投げやりで塩辛いボーカル、
ルーツ・ロックに接近しながらも叙情的な曲の数々はとても魅力的だと思います。
…「悲しきサルタン」という彼らの代表曲があります。このライヴ盤では10分近くにもわたる演奏を繰り広げているのですが、
たっぷりと用意されたギターインスト・パートはとても圧倒的で、スタジオヴァージョンの何倍も魅力的。それに加え、「ロミオ&ジュリエット」
「ラヴ・オーバー・ゴールド」「プライベイト・インヴェスティゲイションズ」、そして圧巻の「テレグラフ・ロード」…と名演の連続!!
マーク・ノップラーは決してヘヴィメタルのギターヒーロー的な華やかさはありませんが、一聴に値するギタリストだと思います。


DIRE STRAITS - Brothers in Arms ★★ (2004-06-01 17:42:00)

全世界で2000万枚以上ものセールスを記録した大ベストセラー。よくよく考えればデフレパの「ヒステリア」より売れてるわけで、
その上ダイアー・ストレイツはこの当時イギリスを代表するスタジアムバンドだったそうな。日本人からすると相当なジミ渋ロックなのですが、
日本人とイギリス人の感覚の差なのかも。…MTV人気を揶揄した「マネー・フォー・ナシング」が当のMTVでヘヴィローテーションに。
今作はそれまでにリリースされていた彼らの作品に比べて、わりもおとなしめでコンパクトな印象。でもともかく曲がポップで彼らにしては比較的
わりやすくてイイ!!バンドの中心人物にして名ギタリスト、マーク・ノップラーの指弾きによる滑らかだけど粘りのある独特のギタープレイは素晴らしい。
特に「ソー・ファー・アウェイ」「ホワイ・ウォリー」、そしてラストのタイトルトラック「ブラザーズ・イン・アームズ」でのギターに感動。


DIRE STRAITS - Brothers in Arms - Brothers in Arms ★★★ (2005-04-27 02:35:07)

圧巻です…音数は少ないですが、繊細に奏でられるギターの音色が素晴らしい!!マーク・ノップラーの
表現力に脱帽です。エモーショナルな彼のボーカルも実に感動的。名曲。鳥肌立ちます…


DIRE STRAITS - Brothers in Arms - Money for Nothing (2004-02-01 12:48:43)

彼らの曲の中で一番有名なヒット曲。スティングもゲストとして歌ってます。
歌詞の内容はMTVを批判するものですが、皮肉なことに当のこの曲がMTVによっと大ヒットとなってしまい
ます。淡々とした曲にも思えるけど、指弾きによるあの何ともいえないギターの音色が好きです。


DIRE STRAITS - Brothers in Arms - Why Worry ★★ (2005-04-27 02:39:58)

9分近くもある、「優しい」旋律の名曲。指弾きのギターの音もすごく耳に「優しい」です。
延々と同じメロディを繰り返していきますが、じっくりと曲の世界に浸れます。


DIRE STRAITS - Love Over Gold - Telegraph Road ★★★ (2005-04-27 19:54:26)

すごく長い曲なんですが、曲の随所でドラマチックな展開を見せる彼らの名曲!!何かの映画を見ているか
のような抜群の構成力。…歌詞の内容は街が作られていく過程を歌ったものだったんでしたっけ??


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy ★★ (2004-02-09 17:14:00)

馴染んでくると中毒になるアルバム。
そもそも、このバンドが「北欧」とか「ヘヴィメタル」という範疇の中で語られることにはちょっと疑問が…
「グローリー」みたいな曲がズラッと並ぶアルバム、という先入観を持って聴いてしまうと「あれ?」ということになりかねません。
ポップだけどどこか翳りのある「メロディ」も魅力的なのですが、このバンドの魅力ってむしろ「リズム」の方だと思います。
自分は「北欧」という先入観があったみたいで気に入るまで時間がかかったんですが、何度も聴いていくと、
切れ味鋭いギター、体にへばりついていくような粘着質のグルーヴ、ユニークなんだけどポップなメロディが中毒になります。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy - Silverflame ★★★ (2004-11-17 20:44:52)

英国風でも米国風でも、いかにもな北欧風でもなく、どこか異国情緒の感じられる名バラードです。
もともと独特のメロディーをもつバンドですが、このバラードも独特の旋律。本当に美しい!!
ドラマチックなギターソロも素晴らしいですね。泣けます…良いバンドでしたね、彼ら。


DOKKEN - Back for the Attack ★★ (2004-02-06 22:27:00)

ドッケンの最後の最後に出した傑作だと思います。
本当に「カミソリギター」ですね、これは。ザクザクッという切れ味鋭い音が耳にとても気持ちいいです。
ドッケンが80年代に出したアルバムの中でも一番ヘヴィメタリックなアルバムだし、
Burning Like A Flame, Kiss Of The Deathみたいなアメリカンな乾いた感じって今までのドッケンにはなかったんじゃないんでしょうか。
でも仲の悪さが緊張感になってアルバムの音にまで反映してしまう…ってホントにそんなコト有り得るんでしょうか?
ライナーノーツにもそんなことが書いてあったんですけど、こればかりはファンの単なる想像なのでは?


DOKKEN - Under Lock and Key ★★ (2004-06-10 02:31:00)

ドッケン、というかドン・ドッケンの持つメロウ・サイドが発揮されたアルバム。
次作の「バック・フォー・ジ・アタック」では今作とは一転、アメリカンでハードな乾いたサウンドにシフトするが、今作は欧州風のウェットなサウンド。
ドン・ドッケンの「ソフト」とジョージ・リンチの「ハード」というのがこのバンドの魅力だと良く説明されているが、
今作では「ソフト」サイドの方がより前に出てきている印象だ。
「イン・マイ・ドリームス」「アンチェイン・ザ・ナイト」「ウィル・ザ・サン・ライズ」といったドッケンというバンドの美点が良く現れた名曲を収録。


DURAN DURAN - Duran Duran (The Wedding Album) - Ordinary World ★★★ (2004-12-10 10:53:57)

1993年のベストセラー「ウェディング・アルバム」に収録されている大ヒット曲。
この曲でデュラン・デュランは90年代に復活するんですけど、彼らの楽曲のなかでも1,2を争う楽曲だと思います。
日本でもCMとかで使われたことがあるので、聴けば「あーあれか」と分かるのでは。
水が流れるようなとても美しい曲。


DURAN DURAN - Thank You ★★ (2004-11-09 23:15:00)

今作は95年発表で、デュランのオリジナルも入っているが、各メンバーの好きな楽曲を集めたカヴァーアルバム。
評判はあまり芳しくないアルバムらしいですけど…前作からの「オーディナリー・ワールド」と「カム・アンダーン」が久々に
欧米で大ヒットしたことに気を良くしてリリースされたアルバムらしい。カヴァーされてるアーティストは本当にさまざまで、
スライ、ディラン、ツェッペリン、コステロ、ドアーズ、ルーリード…と何の脈略も無いんですけど、
ギターのウォーレン・ククルロでしかできなかっただろう飛び道具も使って、超ポップにアレンジされていて、ともかく面白い。
なかでも秀逸なのは1曲目の「ホワイト・ラインズ」で、これはグランド・マスター・フラッシュという大昔のヒップホップグループのカヴァー。
むちゃくちゃポップになってるけど名カヴァー。…あとギターフリークの方、ウォーレン・ククルロは是非チェックすべき。
彼のプレイを聴くならソロアルバム「ROADRAGE」のほうがいいと思うんだけど、なんてったって彼はザッパ出身ですよ!!


EAGLES - Desperado - Desperado ★★★ (2004-05-31 19:35:00)

郷愁の名バラード。イントロのピアノの旋律を聴いた瞬間、切なくなる…
94年の再結成ライヴ盤でライヴの最後に演奏されているが、イントロが鳴った瞬間、
場の空気が変わったような感じがするのが印象的だった。


EAGLES - Hell Freezes Over ★★ (2004-08-19 03:42:00)

94年発表。
80年に解散後、各々のソロ活動を経てMTVのライヴで復活。そのMTVのライヴに4曲の新曲を加えてリリースされたのがこのアルバムだ。
代表曲を惜しげもなく収録したこのアルバムが売れないわけがないわけで予想通り世界中で大ヒットを記録した。
新曲の内容もとても良いのだが、やはりこのMTVのライヴがとても素晴らしい。年輪を感じさせるような安定した演奏、
「ホテル・カリフォルニア」という伝家の宝刀を始め、叙情的で聴かせる選曲の数々、それらをとても好意的に歓迎するオーディエンス。
「ホテル・カリフォルニア」のそれとわかるイントロが鳴った瞬間、その場の空気が「待ってました」とばかり変わったのが分かる。
かの有名なギター・ソロは今回はアンプラグド・ヴァージョン。
ライヴ1曲目「テキーラ・サンライズ」を演奏する前の冒頭で「自分達は解散したんじゃなくて14年間の休暇をとっていただけなんだ」
というメンバーの言葉に沸く観客たちが、とても予定調和的ではあるけれども微笑ましい。
それにしても楽曲が素晴らしい。「ウェステッド・タイム」「ラスト・リゾート」「プリティ・メイズ」といった
アルバム「ホテル・カリフォルニア」収録の名曲たちをよみがえらせたライヴ中盤は素晴らしい。
ドン・ヘンリーのソロ時代の楽曲「ニューヨーク・ミニット」も演奏されている。
そしてラストは「デスペラード」。もう言うことはない。


EAGLES - Hell Freezes Over ★★ (2004-11-18 20:28:00)

すいません。重複してしまいました…


ELTON JOHN - Elton John - Your Song ★★★ (2005-01-29 02:13:11)

「僕の歌は君の歌」。ホントに文句なしの超名曲。エルトン・ジョンの代名詞になっている曲。
段々と「エンターテイナー」的な人になっていきますが、初期のこの頃は、まだまだ繊細な
「シンガーソングライター」っぽかった。眼鏡をかけた若き日のエルトンが映るジャケもそんな感じ。
…何年か前の来日公演にも行きましたが、この曲の時の歓声は一際スゴかったです。


ELTON JOHN - One Night Only ★★ (2004-08-18 22:44:00)

ヘヴィメタルではないですが…
2000年10月にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた30周年記念ライヴ盤。
このCDはいわばダイジェスト盤であり、同名のライヴDVDの方は完全版ではるかに曲数も多いのでそちらの方がオススメなのですが…
なによりもとても内容の良いコンサートなので是非一聴をオススメします。
エルトン・ジョンのライヴ盤には70年代の全盛期の演奏をおさめた「ヒア・アンド・ゼア」の完全版(あのジョン・レノンも一部に参加している)
という素晴らしいライヴ盤もあるのだが、このライヴは30周年記念ということもあってまさにグレイテスト・ヒッツ・ライヴだし、
70年代より低く張りのある性質になったエルトンの堂々としたヴォーカル、みずみずしく厳粛なピアノ、
活き活きとしたバック・バンドの演奏…と個々のパフォーマンスも素晴らしい。
キキ・ディー、ブライアン・アダムス、メアリー・J・ブライジといった豪華なゲストも参加(DVDにはビリー・ジョエルも)。
「ユア・ソング」がデュエットになっているのは少し残念なのだが、
「ロケット・マン」「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」「僕の瞳に小さな太陽」…といった代表曲ももちろん網羅。


ELVIS COSTELLO - Imperial Bedroom - Man Out of Time ★★★ (2005-03-23 13:25:06)

コステロの代表曲です。意表をつかれる印象的なイントロとアウトロ。でも本編のメロディがすごく美しい!!


ELVIS COSTELLO - Notting Hill: Music from the Motion Picture - She ★★★ (2005-03-23 13:09:24)

これを挙げるのは反則でしょうか??映画「ノッティング・ヒルの恋人」主題歌のバラード。
今ではほとんど「スタンダード」化してますね…それにしてもコステロってホントに良い声してます。
99年発表の一枚モノのベスト盤、01年発表の2枚組のベスト盤にも収録されてます。


ELVIS PRESLEY - Elvis 30 #1 Hits - In the Ghetto ★★ (2004-02-01 01:32:31)

発表した時期としては後期に入るのかなと思うけど。名曲だと思います。
エルヴィスの声は本当に艶がありますね。
ロックンロールを歌うエルヴィスもいいですけど、こういうメロディを歌い上げるエルヴィスも魅力的。


ELVIS PRESLEY - Elvis Ballads ★★ (2004-11-09 01:41:00)

自分は特にエルヴィスに詳しいわけではないのですが…アルバム評が何も挙がっていないので本作を紹介させてください。
エルヴィスのコンピレーションはそれこそ数え切れないほどあります。
普通に代表曲から入ろうと思うんだったら、それこそ何年か前にリリースされて大ヒットした30曲の1位獲得曲のベストが良いと思うのですが、
このバラード・ベストは個人的に物凄く愛聴しているアルバム。
「ハウンド・ドッグ」とか「監獄ロック」とか、それこそ歴史に残るようなロックンロールの名曲をエネルギッシュに演るイメージが強いですが、
本作に収録されているバラードでのエルヴィスのパフォーマンスは本当に素晴らしい!
とても艶やかでありながらも若々しい堂々たる歌唱で、30年たっても40年たっても色あせない普遍的な魅力のある作品ばかり。
本作は1999年にBMGファンハウス(日本盤は)からリリースされた26曲収録のバラード・ベストで、
「好きにならずにいられない」で始まり、「レット・イット・ビー・ミー」で幕を閉じます。
「この胸のときめきを」「今夜はひとりかい」「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」など名曲多数。
…あと自分は未聴なんですが、このコンピには続編のパート2もあるみたいです。


ERIC CLAPTON - From the Cradle ★★ (2004-08-19 04:01:00)

94年発表。全編ブルースのカヴァーのアルバム。生粋のブルーズ好きからすると、クラプトンのやるブルースはまだ「甘い」らしいのですが、
ブルースに関してド素人な自分からすると無茶苦茶カッコいいアルバムです。
若造が偉そうに言うのもおこがましいですが、ただ純粋にブルースを演るクラプトンが好き。ソロ時代以降のクラプトンの
アルバムを聴いていると、「もっとギターを!!ギターを弾きまくってくれ!!」といつも消化不良に感じてしまう自分なのですが、
(たぶんクラプトンの魅力っていうのは自分の考えてるところと違うところにあるんでしょう…)、このアルバムは思いっきり「ツボ」ですね。
このアルバムをかけると、すぐにギターをとって擬似ジャム状態に…(ジャムと呼べる代物じゃないけどね)
「BLUES BEFORE SUNRISE」のザラついたクラプトンのボーカルとスライド、「GLOANING THE BLUES」でのスローでどっしりとした
貫禄のギタープレイなどは思わず釘付けになります。…今作は「アンプラグド」大ヒットの余波をかって米英で初登場1位を記録しますが、
リリース後のツアーでは「ティアーズ・イン・ヘヴン」も「レイラ」もなしにずっとブルースを弾き倒すというものでした。


ERIC CLAPTON - From the Cradle - Five Long Years ★★ (2004-04-02 21:39:21)

「フロム・ザ・クレイドル」の中でも大々的にギターがフィーチャーされている楽曲のひとつ。
アルバム2曲目の「サード・ディグリー」とともに、「エディー・ボイド」のカヴァー。
ギタープレイは熱があって、カッコいい。


ERIC CLAPTON - From the Cradle - Groaning the Blues ★★ (2004-02-01 12:42:01)

オーティス・ラッシュのカヴァー。
ブルースアルバムの最後を飾るのは、どっしりと構えた、スローテンポなコシのあるブルース。
アルバムの中でも、クラプトンのギタープレイが大々的にフィーチャーされている曲のうちのひとつ。
クラプトンのギターはスロー・テンポながら、粘り気があって良い。


ERIC CLAPTON - The Best of Eric Clapton - Change the World ★★★ (2005-02-18 21:17:24)

90年代を席巻していた黒人名ソングライター/プロデューサー、ベイビーフェイス作。
曲にドンピシャの渋いギターソロ、ブルージーなクラプトンのヴォーカルが素晴らしい。
…あとベイビーフェイス印ともいえるあのコーラスも。
この曲の縁でベイビーフェイスのソロアルバムやMTVアンプラグドに客演。CDにもなっています。


EUROPE - Out of This World ★★ (2004-01-31 19:48:00)

「駄作とされているけど実は名盤」という話になると必ず名前が挙がるのがヨーロッパ「アウト・オブ・ディス・ワールド」です。
後追いで聴いた身からすると、80年代後期のハードロック・アルバムというのはどれもコマーシャルでポップですが、
この「アウト・オブ…」はそのロックのコマーシャル化、ポップ化の行き着いた終着駅みたいな作品。
耳あたりの良さ、ゴージャスなプロダクション、スウィートなメロディ、華麗なギターソロを極限まで追求した結果誕生した、ある意味究極のアルバムだと思います。
ヨーロッパの最高傑作と言い切るのはためらってしまうけど、でもこれはこれでいい作品です。決して駄作ではない。


EUROPE - The Final Countdown ★★ (2004-06-10 02:39:00)

何といっても歴史的名曲「ファイナル・カウントダウン」が収録されている大ベストセラーだけど、
アルバム1枚を通して聴くと何曲か押しの弱い楽曲があることで名盤とはなりえていないようです。
でも「ロック・ザ・ナイト」「キャリー」「ニンジャ」「チェロキー」あたりは名曲。
当時ヘヴィメタルを聴かない層にもアピールして、ボン・ジョヴィと人気を二分していたのもうなずけるポップな名曲。
今作では、かなり後ろに引っ込められているのだが、やっぱりジョン・ノーラムのギターは魅力的。
結局ジョンはそれが不満で脱退してしまうことになってしまいますが…やっぱりアルバムとしては少し中途半端かな…


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★ (2004-08-18 21:57:00)

「ファイナル・カウントダウン」では鳴りを潜めてしまうが、初期2作におけるジョン・ノーラムの活躍ぶりは凄まじい。
マイケル・シェンカー、ゲイリー・ムーアの流れを継承する正統派のスタイル、過剰とも取れるマシンガン・ピッキングは
ヨーロッパの初期2作の持つ雰囲気とすごく相性がいい。
「アウト・オブ・ディス・ワールド」では洗練を極めるジョーイ・テンペストだが、このアルバムでのヴォーカルはとても荒削り・ラフで、
「マイナーっぽさ・B級っぽさ」がひとつの特徴でもある北欧メタルの雰囲気と合致し、アルバムの雰囲気ととても良く合っている。
ヨーロッパはアルバム単位で見ると決定的な名盤は無いようだけど、今作は楽曲も粒ぞろい。
「オープン・ユア・ハート」は「アウト・オブ・ディス・ワールド」のヴァージョンよりこちらのほうが秀逸。


EUROPE - Wings of Tomorrow - Stormwind ★★ (2004-11-17 20:47:42)

セカンドアルバムのオープニングナンバー。
初期ヨーロッパ楽曲の王道で、代表格のナンバー。
ポップなメロディも良いけど、特に素晴らしいのがジョン・ノーラムのギターソロ。
「これでもか!」というマシンガン・ピッキングが耳に心地良い。


EXTREME - III Sides to Every Story - Stop the World (2004-11-17 20:51:20)

「ポルノグラフィティ」収録曲のような、ヌーノの派手なプレイはないけど、
メロディアスなヴォーカル・メロディが光る佳曲。
派手さはないが、ヌーノのギターソロもセンスがいい。


FACES - Unplugged and Seated - Have I Told You Lately ★★★ (2004-03-17 13:58:17)

すいません。ホントはフェイセズじゃなくてロッドスチュアートの曲なんですが…
ロッドスチュアートの項がなかったのでここに書きます。
超名曲です、これは。ロックではないですが、この何ともいえない哀愁と切ない旋律がジーンときます…
この世の中で最も素晴らしい曲ベスト10を作ったらこの曲は間違いなく選出されると思います…
またロッドスチュアートの声がハマりすぎ。90年代に出したバラードベストにも収録されています。
ヴァン・モリソン作曲。


FAIR WARNING - Go! ★★ (2004-02-03 03:10:00)

感動的なアルバムです。
すべての曲が快感のツボつきまくりだし、一度聴き出したら時間のたつのも忘れて最後まで聴き入ってしまう幸福な大傑作。
なかなかこんなメロディを書けるバンドはそうそう出てくるものじゃないと思うし、
彼らが思ったより一般の人たちに浸透せずに解散してしまったのはすごく残念だけど、
それも分かる気がするのが悲しい。こんなに良いメロディを書くんだけど。


FAIR WARNING - Go! - All on Your Own ★★ (2004-11-17 20:54:05)

名盤「ゴー」収録、トミー・ハートの伸びやかな歌声が心地良いバラード。
彼らのほかのバラードほどにメロディーの煽情力はないけど、
アンディ・マレツェクによる、胸を締め付けるような珠玉のギターソロがとても素晴らしい。


FAITH NO MORE - Angel Dust ★★ (2004-06-09 04:42:00)

この作品からすれば前作「リアル・シング」はまだギターオリエンテッドでストレートな印象があります。かなり「変態」っぷりが深くなってます。
いいのか悪いのか分からないけど…でも楽曲の出来もアレンジも良いです。なにせ彼らの持ち味は楽曲の振り幅のあまりの広さにもかかわらず、
バンドとしての素養・ポテンシャルがムチャクチャ高いということ、そして「飲尿」(??)ヴォーカル、マイク・パットンのブチギレ具合。
実際、バンドの曲調もさることながら、マイクのヴォーカルは変幻自在で、なんの前触れもなく、突然絶叫しだすと言うような具合。
「スモーラー・アンド・スモーラー」とか…なんだこりゃ(笑)このアルバムでは特に終始大げさに鳴っているキーボードもツボです。
ドラマーのマイク・ボーディンはご存知のように、後にオジー・オズボーン・バンドに加入。演奏力は折り紙つき。
このバンド特有のジム・マーティンの骨太ギターリフの気持ちよさは相変わらずで楽曲はどれも意外と耳なじみが良かったりします。


FAITH NO MORE - The Real Thing ★★ (2005-04-23 00:44:00)

90年代のアルバムからさかのぼるように聴いていった自分からすると、一番人気があって代表作とされている「エンジェル・ダスト」より
こちらのほうがHM/HRを聴いている人には馴染みやすいような感じがします。そこまで「変態」っぷりは目立ってなくて、
あくまでヘヴィメタリックなリフが前面に出ていて結構ストレート。それでも曲はどれも一癖もニ癖もある魅力的なものばかり。
「ミクスチャー」というと敬遠する人もいるかもしれませんが、あまり「ミクスチャー」という言葉にとらわれる必要はないと思います。是非聴いてみて。
マイク・パットンの歌も恐ろしく個性がありますけど、やっぱりジム・マーティンのギターに耳がいきます。
全編にわたって聴けるこの癖がありながらもストレートな骨太メタルギターリフが気持ちよすぎ!!
パットン大活躍のサバス「ウォー・ピッグス」のカバーも好き。この当時のライヴを収録した「ブリクストン・アカデミー」のライヴアルバムも是非。


FIGHT - War of Words ★★ (2005-03-19 00:29:00)

…すいません、多少偉そうに書きます。
この作品、「元ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが90年代に入って様変わりしたロックシーンの中で発表したアルバム」
としてはこれが精一杯のアルバムだと思います。…いや、むしろ健闘しているぐらい。
確かに93年当時のバンドたちと比べてこの音が同時代的で刺激的かといえば少し首をひねらざるを得ないし、
従来のJプリースト節をあくまで望むファン層にも不満が残る内容だったと思います。
アルバムを通して聴いていると、従来の味も残しながら新しい味も加えて、というロブの試行錯誤が見えてくる感じ。
自分たちの進むべき方向性に的を絞り込めないでいるというか…
でも、この時代に時代の音も意識しながら、自分たちの音の焦点をしぼりこめるHR/HMバンドなどほとんどいなかったはず。(しかもベテランで)
そんな難しい「綱渡り状態」の中で良い物が仕上がっているように思います。むしろ90年代なりのサウンドを模索したことは評価されるべき。
「INTO THE PIT」「NAILED TO THE GUN」を筆頭に「おおっ」と耳を引く曲も何曲かあるし(でもその魅力は彼がかつて在籍していた
「ジューダス・プリースト」的な魅力だ、というのも複雑なんですが…)、中だるみともいわれる曲のなかにも耳を引かれるフレーズが結構あったりします。
…個人的には、このアルバムはあくまで「橋渡し役」/「過渡的な作品」で、この次のアルバムでこの方向性も結実しそうな感じもするのですが…


FIREHOUSE - Firehouse ★★ (2005-03-07 18:51:00)

久しぶりに聴きました。ファイアーハウスのデビューアルバムにして最高傑作(かな?)。
あのアコースティック・アルバムが最高傑作だ、などと思っていたけど、やっぱりこの1stは文句なしの名作でしたね。反省。
当時結構チャートの上位に食い込んでいたらしい、ムチャクチャ屈託のないアメリカン/メロディアス/ハードロックです。
上の方も書かれてますけど、今聴いてみると意外とギターがエッジィ/骨太でしっかり聴こえます。グリーンデイとか以降の
アメリカのポップロックバンドはこういうギターがないですよね。こういう骨太のギターが鳴ってこそ曲が引き締まるんだけど…
ともかくどの曲もメロディが良くて、コーラスはキャッチーで、ボーカルは高音で爽快。名作です。


FIREHOUSE - Firehouse 3 - I Live My Life for You ★★ (2004-11-17 20:59:18)

デビュー以来、作品ごとに名バラードをチャートにランクインさせ続けているが、
95年発表のこの爽やかなバラードも名曲。ポジティブでメロディアスなメロディが良い。
「グッド・アコースティック」とオリジナル・ヴァージョンはあまり違いがない。
この曲のビルによるギターソロは簡潔だけど、メロディアスで好き。


FIREHOUSE - Good Acoustics ★★ (2004-02-09 17:56:00)

90年代初期を席巻したアメリカのポップメタルバンドで片付けるのは非常に惜しいメロディーセンス。
このアコースティック・セルフ・カヴァーは装飾がない分、楽曲の良さを素直に味わえるので好きです。
ファイアーハウスはアルバムごとに「LOVE OF A LIFETIME」「WHEN I LOOK INTO YOUR EYES」「I LIVE MY LIFE FOR YOU」…
…と良質のバラードをヒットさせてきているし、このような企画に適していると思います。
この作品は時代が変わってもいつまでも愛聴できるアルバム。新曲も良いと思います。


FOO FIGHTERS - Foo Fighters ★★ (2005-01-13 00:55:00)

「あの」ニルヴァーナのドラマーが率いたバンド、という予備知識しかない状態でこのアルバムを聴いたんですけど、それはそれはビックリしました…
なんて明快。なんてポップ。なんと力強い!!今になって冷静に聴いてみれば、グランジっぽいというか、
ニルヴァーナっぽさの残り火みたいなものが少しあるように感じますけど、あの陰鬱さや厭世観みたいなものは皆無。ムチャクチャポジティヴで力強い音。
コバーンがああいう末路になってしまったことが、デイヴに「人生は思ったより短い」と思わせ、こういう音楽性になったのだとどこかで読んだことがあるのですが、
もともとこの人って陰鬱さや厭世観みたいなものとは無縁の人なのかもしれませんね…ニルヴァーナという「音楽」の中では、この人のドラムは大きな位置を占めていましたが…
糸が切れたかのように、ひたすら「良い曲」が目白押しなので是非聴いてみてください…


FOO FIGHTERS - Foo Fighters - I'll Stick Around ★★ (2004-02-01 01:36:20)

ニルヴァーナとイメージがあるから意外だったけど、フー・ファイターズの音楽はすごく聴きやすい。
この曲ではニルヴァーナみたいなグランジっぽさが残ってるように感じるけど、
ポップで躍動感のあるロック。メロディーがいい。


FOREIGNER - 4 - Waiting for a Girl Like You ★★ (2004-12-10 19:48:59)

フォリナー屈指の名バラード。「アイ・ワナ・ノウ…」が盛り上がるバラードなら、こちらはしっとりと聴かせるバラード、
といったところでしょうか?ルー・グラムの美声が映える名曲です。アメリカのバンドらしい旋律でもあります。
ジョー・リン・ターナーが歌っているカヴァー・ヴァージョンもありましたね。


FORTUNE - Making Gold ★★ (2005-03-10 01:08:00)

北欧哀愁ハードの名作とされる、このアルバムは全てのロック・ファンに薦めることはできないけど、
でもこのテの音楽が好きな人にとってはたまらないものがあるのでは??B誌にも「荒削り」と評されていましたが、
確かにボーカルの技量といい、曲の展開といいB級っぽさは否定できない…
でもけんしょーさんの言われるように、このテのマニアにとってはこういうのが逆に魅力だったりするのかも。(笑)
未完成な技量の中から珠玉のメロディがにじみ出るという…(CLOCKWISEにはこういう荒削り感はないしね…)
高校の頃、哀メロや産業ロック系統の音に目がなかった自分はこのアルバムを聴くためにさんざん探し回った記憶があります。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow ★★ (2005-03-10 19:57:00)

「SOMEWHERE OUT IN SPACE」以降はこのバンドを聴くのを止めてしまったのでどれが最高傑作なのかは分からないですけど、このデビュー作はいい曲が揃ってます。
大仰でドラマティックでポップで、そしてコミカルなカイ・ハンセンの魅力がラルフ・シーパーズという実力派を迎えて十二分に発揮されたアルバムだと思います。
特に15分近くもあるタイトル曲「HEADING FOR TOMMOROW」は圧巻。構成力も見事で飽きさせません。
日本盤ボーナスの「MR.OUTLOW」も本編に決してヒケをとらない良曲だったし、ユーライアヒープのカバーもいい。ともかく楽曲が強力です。
「LAND OF THE FREE」が一番人気ですが、個人的には一番聴き込んだこともあってこれが一番好きかな…


GARY MOORE - Back on the Streets - Parisienne Walkways ★★★ (2005-03-13 23:16:34)

自分ももっぱらライヴ・ヴァージョンのほうが印象的なんですが…
でもより「哀愁」「黄昏(?)」を感じさせるのはオリジナルの方だったり…
それにしても「パリの散歩道」ってカッコ良い邦題ですよね??原題そのままっちゃそのままなんだけど。
図太いトーンで豪快に泣かせます。名演ですね…


GARY MOORE - Ballads & Blues 1982-1994 ★★ (2004-02-28 01:59:00)

ベスト盤だけど、時代とは無縁なゲイリーの魅力が思う存分味わえる好盤。
時代時代でそれぞれスタイルが違いますが、バラードとブルースでのゲイリー・ムーアのギターはいつの時代でも素晴らしい。
既発の「パリの散歩道」「スティル・ゴット・ザ・ブルース」「エンプティ・ルームス」「ストーリー・オブ・ザ・ブルース」などといった名曲はもちろん、
新曲の「ワン・デイ」「ウィズ・ラヴ」「ブルース・フォー・ナラダ」はいずれも違った曲調ながら、どれも良いです。
このアルバムで聴けるゲイリーはすごく普遍的な魅力のあるギタリストなのに。もっと評価されても良いと思うのですが…


GARY MOORE - Ballads & Blues 1982-1994 - Blues for Narada ★★ (2005-01-26 22:06:44)

ゲイリーのギターが十二分にフィーチャーされたインストナンバーです。
ギタープレイも曲調に準じたものになっていますが、泣きのギターはもちろん健在。…曲調で
敬遠される人もいるかもしれませんが、ゲイリーのギターが好きな人は是非聴いてみてください。名演!!


GARY MOORE - Blues Alive - Cold Day in Hell ★★ (2005-03-13 23:02:46)

ゲイリーの自作。アルバム「AFTER HOURS」収録のアップテンポのブルージーな曲。(ブルース好きな人から
すると彼のは純然たるブルースとは言いがたいらしいので、あえて)…図太い音のギタープレイがともかく
スリリングでカッコいい。エナジー剥き出しなギターソロが聴きもの。ゲイリーのギターが好きな人なら
分かると思うんですが、ハイライトのところで使う「1弦をチョーキングする勢いで2弦もチョーキングして
両方の弦を強くピッキングする」(結構頻繁に使いますよね??)ときの荒々しい音がたまりません…
…自分もギターを弾くときに頻繁に使わせてもらってます。


GARY MOORE - Blues Alive - Jumpin' at Shadows ★★★ (2005-03-13 22:49:22)

ハードロックではないですが…古めかしくも繊細なギターのトーンが印象的なブルーズです。
映像を持っていないのでどういうギターを弾いていて、どういうふうにこういう音を出してるのか分から
ないけど…指弾きなのかピック弾きなのか、ということも微妙…両方併用してるのかな??
ゲイリーのボーカルも渋いし、ゆったりとした空気の中、ひとつひとつのトーンにまで神経を
行き届けるゲイリーのギタープレイは鳥肌モノ!!渋い!!


GARY MOORE - Blues Alive - Story of the Blues ★★★ (2004-11-17 21:01:54)

ゲイリー自作、ホーンが入ったゴージャスでブルージーな楽曲。
スタジオ・ヴァージョンももちろんいいのですが、ライヴ盤でのヴァージョンは素晴らしすぎ。
特に「芸術」といってもいいほどのギターソロ。泣きまくりです。
徐々に後半の絶頂までのぼりつめていくこのソロは圧巻。


GARY MOORE - Corridors of Power ★★ (2004-02-06 16:00:00)

「ワイルド・フロンティア」の人気が高いようですけど、個人的には80年代のゲイリー・ムーアならあまり装飾を感じないこちらの方が好きです。
このアルバムでのサウンドは、純然たるブリティッシュ・ハードロックなので、
こちらの方がゲイリーにとっては、彼のストレートで押しの強いギターが映えるサウンドではないでしょうか?


GARY MOORE - Dark Days in Paradise ★★ (2004-11-02 01:52:00)

自分としては結構好きなアルバムなんですけど、嫌いな人は嫌いだろうなという感じがします。
まず一聴して耳に飛び込んでくるのはエフェクトがかかったゲイリーのヴォーカルですが、これには結構違和感がありました…
ギタープレイに関しては抑え気味で、あくまで楽曲を重視している構成といっていいと思います。
でも上の方々のおっしゃる通り、「ライク・エンジェルス」と「ビジネス・アズ・ユージュアル」はそれまでのゲイリーと相通ずるところのある楽曲だし、、
名曲といってもいいのでは。。
猪突猛進で無骨、正統派な印象がゲイリーにはありますが、顔に似合わず(?)、時代時代で楽曲のスタイルを変えてきています。
今作はこの路線としては過渡的な作品のように思えたが、それもあまり長くは続かなかったようだ。


GARY MOORE - Live Blues ★★ (2003-10-23 00:04:00)

ゲイリー・ムーアは評価されなさすぎだと思います。もっと一般的な評価も高くてもいいのではないでしょうか?
少なくともこのライヴアルバムを聴いていると、クラプトンほどの評価を得ていないのがすごく不思議に感じられるほど。
やっぱり80年代のヘヴィメタル路線のほうが印象に残ってしまっていたんでしょうか?
図太いトーンでエネルギッシュに荒々しく弾き倒すプレイも、抑制されたトーンでの繊細な表現も、どちらも聴き入ってしまいます…
90年代前半のブルース路線の集大成のようなこのアルバムでのギターは時代とは無縁の普遍的なものだと思います。
「ストーリー・オブ・ザ・ブルース」でのソロは感動の極致。至福のライヴ盤!!


GARY MOORE - Wild Frontier - Johnny Boy ★★★ (2005-02-17 20:24:35)

アルバムジャケットにあるアイルランドの荒涼とした大地が脳裏に浮かぶ名曲。
なんでも、和の音階とケルト音楽の音階って共通点が多いらしいです。
だからか分かりませんが、日本人の自分も何か懐かしい気持ちにさせてくれる曲。


GENESIS - We Can't Dance ★★ (2004-12-04 22:00:00)

同感です…「プログレッシヴ・ロック」だったころのジェネシスの評価の方が高いのは分かりますが、
当時のジェネシスに特別な思い入れが無ければとても聴きやすいアルバム。
1996年にフィル・コリンズが脱退してしまうので、フィル・コリンズが参加している最後のスタジオアルバムということになります。
プログレッシヴサウンドの面影もほとんど無く、ポップスといってもいいぐらいの音楽だけど、どの曲もメロディアスでなかなか良い。
特に1曲目の「ノー・サン・オブ・マイン」は3人組になってからのジェネシスでも屈指の名曲だと思うのですが。


GENESIS - We Can't Dance - No Son of Mine ★★ (2004-02-01 01:38:29)

昔のジェネシスのような作風はもはや期待すべくもないけど、
この曲が収録されている「ウィ・キャント・ダンス」は評価が低いながらも、良いアルバムだと思います。
「インヴィジブル・タッチ」は80年代的なサウンドが気になるといえば気になるけど、
このアルバムはメロディアスで今でも普通に聴ける。
この曲はアルバムのオープニング・ナンバーで少し大作ながら、ポップでメロディアスなメロディーが心地良い。


GLENN HUGHES - Burning Japan Live ★★ (2005-01-14 22:49:00)

とても「美味しい」ライヴ盤です。
グレン・ヒューズのキャリアを彩る数々の名曲たちを素晴らしい歌と演奏、そして我らが日本の熱いオーディエンスの歓声のもと、聴くことができます。
当時の最新作「フロム・ナウ・オン」からの曲も何曲か収録されていますが、「フロム・ナウ・オン」がとても良い作品だったこともあり、
結果トータルとしてこのライヴを素晴らしいものにしています。
一曲目の「バーン」からもう会場は興奮のるつぼと化しています。そりゃそうだよなあ…
あと中盤の「スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」はとても美しい。「カム・テイスト・ザ・バンド」収録の名曲たちも蘇ります。
そしてヒュージ・スロールの「アイ・ガット・ユア・ナンバー」のイントロが流れるやもう会場は狂喜乱舞、
エンディングの「ストームブリンガー」へと一気に流れ込みます。
大盤振る舞いといってもいいほどで熱い日本のファンの要求に十二分にこたえてくれるライヴ盤。満腹。


GLENN HUGHES - From Now On... - From Now On... ★★ (2004-12-22 20:08:02)

アルペジオが印象的なタイトル・トラック。たぶんグレンのソロキャリアの中でも屈指の曲。
ハードロックじゃないだろうけど、しっとりと、エモーショナルに、ソウルフルに
歌い上げるグレンの歌唱が素晴らしい。…この人はホントに上手いですねー。
曲自体も秀逸で、ギターソロのところできちんと盛り上がってくれるところが良い。


GOO GOO DOLLS - Dizzy Up the Girl - Slide ★★ (2004-02-01 12:45:17)

もともとはこのテのアメリカン・ロックらしく、結構地味な音楽性だったんだけど、
98年のヒットアルバム「ディジー・アップ・ザ・ガール」に収録されているこの曲はいい曲です。
非常に良いメロディを持った曲ながら、どこか淡々と進んでいくような切なさがいいです。


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2005-03-10 22:19:00)

多少土臭い方向性になる次作以降も良い曲を書いていますが、やっぱりアメリカの土臭さに加え、哀愁をすごく感じさせるこのアルバムが
一番好きです。(「SHOT IN THE DARK」はいまだに聴いたことがないんですよね…)
何人の方も書かれてますけど、このアルバムからは「夜」をイメージさせます。なんか「大人」っぽい空気のあるアルバムです。
この時代にヒットしていた他のバンドたちとはやっぱり一線を画す雰囲気がありますよね??なんというか「引きの美学」というか…
「ROCK ME」と「SAVE YOUR LOVE」は皆さんがおっしゃってるように珠玉の超名曲だと思います。ジャックの歌唱が素晴らしすぎます。
でも他の曲も粒揃い。特に「LADY RED LIGHT」は白眉。この哀愁を含んだ渋いギターソロがたまりません。


GREAT WHITE - Once Bitten - Rock Me ★★★ (2004-12-09 01:37:06)

80年代の後半という華やかな時代にあって、同時期にヒットしていたロックバンドのヒット曲と比べると、
すごく抑制された渋いロック。
コーラスに入るまでの、ジャック・ラッセルの「焦らし」というか、抑制された繊細でブルージーなボーカルが素晴らしい!!!


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction ★★ (2004-06-10 02:27:00)

いいアルバムですな、これは。ロックンロールだね。
イッツ・オンリー・ロックンロール。バット・アイ・ライク・イット。
この時代のベストセラーだし。まさに人々はこんなロックンロール・スターを求めていた。
最後のロックンロールバンドだね。メインストリームの。カウンターカルチャーでありながらメインストリーム。
「ユーズ・ユア・イリュージョン」なんかはまさにメインストリームでしかないもんね。


GUNS N' ROSES - Live Era '87-'93 ★★ (2004-02-03 11:10:00)

アルバムとしては「アペタイト」より「ユーズ」の方を聴くことが多いんですけど、
やっぱりライヴになると「ユーズ・ユア・イリュージョン」の大作バラードは映えないのはよく分かります。
どうしても「アペタイト…」の頃の研ぎ澄まされた攻撃的な曲にはかなわないなーと思ってしまいます。
やっぱり「ノーヴェンバー・レイン」とか「イストレンジド」みたいな曲はスタジオ盤で聞いたほうがいい。
「ノーヴェンバー・レイン」は、冒頭のアクセルによる即興のピアノ・ソロから楽曲に入っていくところはとてもいいんだけど。
でも、アクセルのヴォーカルはハッキリいってうまくないし。特に「ノーヴェンバー・レイン」でのヴォーカルはかなりキツい。
あとスラッシュのギターソロは「ノーヴェンバー・レイン」でのひとつのハイライトなんだけど、
スタジオヴァージョンのほうが、あの絶妙なトーンを味わえるし、いいと思う。ほかのロックナンバーではカッコいいんだけど。
同じバラードでも「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」はライヴでもその魅力を損なっていない。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I ★★ (2004-01-31 00:47:00)

個人的にはロックの歴史的な名盤とされる「アペタイト」より「ユーズ・ユア・イリュージョン」を聴くことのほうが多いかも。
「曲数を半分にして1枚のアルバムとして出すように要求されたんだけど、
曲のストックを全部使い切って、次作からまたまっさらな状態で曲作りをしたい、
として全部無理やり詰め込んで2枚組にした」っていう豪快なエピソードがすごく好きなので。
キーボードが入ったとか、大作バラードが多いとかいろいろ批判されるポイントはあるんだろうけど、
「ノーヴェンバーレイン」なんて屈指の名曲だし、曲のヴァリエーションが多いので飽きがこない。大衆化したかというばそうなんだろうだけど。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I - Coma ★★★ (2005-02-18 21:35:00)

10分を超える大作。押しつぶされそうな陰鬱なギターリフ、唐突な展開、病的なSE、ブッ飛んでる歌詞。
「USE YOUR ILLUSION」には種種雑多なタイプの曲が収録されているけど、この曲だけ雰囲気が
決定的に違います。「行けるところまでいっちまえ!!」的な雰囲気が好き。実際行ってしまいましたが。
第一、アクセルが歌いスラッシュ&イジーが弾いてるんだから、名曲なのは言わずもがなですよね…


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I - November Rain ★★★ (2004-11-17 22:27:50)

大作バラードを歌うようになったガンズ・アンド・ローゼズというのは賛否あるかもしれないですけど、
名曲であることに変わりはないと思います。
絶妙のトーンで場面場面に応じたソロ・ワークを繰り広げる、スラッシュのギターソロが素晴らしい。
ライヴ盤でのそれはそれほど良いとは思わなかったのですが。アクセルのヴォーカルも含めて。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion I - The Garden ★★ (2005-02-18 00:30:21)

アリス・クーパーも謎の爬虫類ボイスで参加している曲。ルーズと緊迫感のコントラストがカッコいい名曲。
彼らの粘っこくて図太いギターサウンドはともかく気持ち良い。
そして、なんといっても聴きドコロは超スリリングなギターソロ!!
鳥肌モノ。個人的にはスラッシュのベストプレイのひとつだと思うのですが…


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II ★★ (2004-02-06 12:39:00)

当たり前かもしれないけど、パート1に比べて作風というか路線に特に違いはないと思います。
ずいぶん大作が目立ったり、キーボード類を導入したりといったところが目立ちますけど、
メインストリームを行く堂々たるロックンロールであることに変わりはないです。
「イストレンジド」は「ノーヴェンバー・レイン」と並び、この時代のガンズの名曲であり、代表曲。
あとラストに収録されている、違和感のあるインダストリアル風の「マイ・ワールド」は「音楽性の拡散」の極致。
時代感覚に優れたというか、新しモノ好きなアクセルが入れた曲でしょう。
(新しモノ好きといえば、ジェーンズ・アディクションとかフェイス・ノー・モアあたりのバンドもこの当時評価していたらしいし。)
ただ、メンバー分裂後のアクセルの音楽的志向を見ると、この曲はただの小曲というだけではないのかも。


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II - Breakdown ★★ (2005-02-13 21:01:08)

「USE YOUR ILLUSION」には何曲も長尺の曲が入ってますけど、どれも好きです。
あの独特のギターの音色とアクセルの声がただただ心地良くてずっと浸かっていたいような気分に
させてくれます。…で、この曲は牧歌的というか、どこかのどかな雰囲気を醸し出してる名曲。
皆さんおっしゃっるように後半の爆走パートはたまんないですね。スラッシュ最高!!


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II - Civil War ★★★ (2005-02-13 21:42:59)

1曲目からシリアスな長尺。何といっても聴きどころはスラッシュのギターかな…
絶妙のタイミングで入ってくるワウ・ギターとか、後半の軽快なソロとか。
本当にこの人のギターはカッコいいなあ…


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II - Estranged ★★★ (2005-02-13 21:26:04)

「NOVEMBER RAIN」と対極をなすバラード。ディジー・リードを大フィーチャー。…で超名曲。
自分はリアルタイマーじゃないんですが、高校の頃、和田誠が深夜にやってた洋楽の音楽番組で
この曲のPVを見たのが、自分にとってのガンズ初体験でした。
今から考えるとアクセルが海に飛び込んだりと、結構意味不明なPVなんですが
無茶苦茶カッコよかった!!特にスラッシュのギターソロのところ。上の方も書かれていますが、
海の中からムクムクとギターを弾くスラッシュが現れてくるんですが…
…シビれました。あと、ソロ前のスラッシュのヴァイオリン・フレーズが
アクセルと泳ぐイルカ(?)の鳴き声を連想させたり。(違うか…)


GUNS N' ROSES - Use Your Illusion II - Locomotive ★★★ (2005-02-13 21:13:00)

はぁー…このギターのトーンはたまんないですね。ギターで押しまくる名曲。
このアルバムでの彼らのギターサウンドの気持ちよさといったらないです。
この曲、何せ長いんで初めはとっつきにくかったんですけど、聴くたびにどんどん魅力的に。
延々と同じリフで押しまくってくるので、ちょっと陶酔気味になってきます…


HANOI ROCKS - Two Steps From the Move ★★ (2005-03-10 18:19:00)

全く信じられない!このアルバムの書き込みが俺で4人目だとは・・・。
悲しーーー!!
…でもホントに票少ないですよねぇ。彼らのラストアルバムです。
このアルバムを発表後、ドラムのラズルが事故で亡くなってしまうのはご存知の通りですが、とても惜しい完成度の高さです。
世界にのりだした矢先だったんですよね…楽曲は粒ぞろいです。CCRのカバーをはじめ、爆走の「HIGH SCHOOL」、
哀愁の旋律の超名曲「DON'T YOU EVER LEAVE ME」、それ以外にも「UNDERWATER WORLD」「MILLION MILES AWAY」
「BOULEVARD OF BROKEN DREAMS」…とか良い曲揃ってます。


HANOI ROCKS - Two Steps From the Move - Don't You Ever Leave Me ★★★ (2004-12-10 19:54:16)

ここ最近聴いていなかったのですが、テレビでやっていたサマーソニックだったかのライヴで
オーディエンスともども合唱しているのを見て、またまた感動してしまいました。
すごく切ないメロディーです。またこの曲をハノイ・ロックスみたいなロックバンドがやるから魅力的なんですよね。


HARDLINE - Double Eclipse ★★ (2004-06-12 04:09:00)

AORに傾斜しかけていた音楽性、あるいは真相は知らないけどジョン・ウェイトとニール・ショーンの不仲説もあって、バッド・イングリッシュは
解散してしまいます。ニール・ショーンはよりロックなアルバムである今作をリリースしますが、今作はアメリカン・ハードロック・アルバム
としては最高水準にある作品だと思います。
さすがに経験豊富なミュージシャンたちによる作品だけあって、ハードロッキングながら非常に洗練されて落ち着いた印象を受けます…
もともとロック志向の強いニール・ショーンなので、あくまでAORというカテゴリーから抜け出せなかったバッド・イングリッシュに
ニールが魅力を感じなくなってしまったのはムリもないかな…
でもハードラインは、バッド・イングリッシュから横滑りのニール・ショーン、ディーン・カストロノヴォという「職人」による音楽。
ヴォーカルはまだ若いんだけど、アメリカン・ハードにマッチした爽快な声質で大健闘。
…あと、よく言われますけど「ラヴ・リーズ・ザ・ウェイ」という名曲が収録されているのは日本盤だけなので、購入されるなら日本盤を是非。


HARDLINE - Double Eclipse - In the Hands of Time ★★ (2004-11-17 22:30:47)

ニール・ションによるアコースティック小品に導かれるようにして、穏やかに始まるバラード。
ジョニー・ジョエリ(だったっけ?)は、ほかのハードロックな楽曲も力強いヴォーカルで見事に歌い上げているけど、
バラードでのヴォーカルも堂々と歌い上げている。
ニール・ショーンのギターも過不足が無くて、さすが職人というカンジ。


HAREM SCAREM - Best of Harem Scarem ★★ (2005-03-13 20:09:00)

98年発表。バンド名を変えるやらどうたらという混乱期に突入する以前のハーレム・スキャーレムの集大成的なベストアルバムです。
初めて彼らを聴く人が1枚もののベストを購入するとしたらこれがオススメです。
しばらく彼らから離れていた期間があったのですが、いつの間にこんなに企画盤が増えてしまったの??という感じです。
まあ、自分が聴いていたときから何かにかこつけてライヴ盤を出してくるなーとは思っていたのですが。(いや、レコード会社が悪いんだろうけど)
それにしても、このベスト盤に収録されている楽曲は、新曲も含めて本当に名曲揃いです。
文句なしに彼らは90年代を代表するロックバンドでしょう!!敬遠していたアルバム「VOISE OF REASON」もこのベスト盤に入っていた
「BLUE」が意外と良曲だったので見直すキッカケになりました。…数曲でケヴィン・エルソンによるリミックスがなされています。
当時の新曲「NEW RELIGION」「WHAT I DO」はどちらともメランコリックなメロディーが印象的な名曲です。


HAREM SCAREM - Mood Swings ★★ (2004-06-10 02:34:00)

さまざまなタイプの曲が並ぶが、どの曲も華やかで暖かいメロディとコーラスに彩られており、曲のヴァラエティの広さにもかからず、質の高い曲がズラリと並ぶ。
TNTのロニーに影響されているというピートの硬質なギターだが、個性的ながら楽曲に見合ったソロを弾いていて好感触。
にしてもこれだけのヴァラエティのある楽曲群を一枚通してクオリティを落とさず聴かせてしまうこのアルバムはスゴイ。
「チェンジ・カムズ・アラウンド」「セイヴィアーズ・ネヴァー・クライ」などの有名曲はもちろん、
「センチメンタル・ブルーバード」「イフ・ゼア・ワズ・ア・タイム」などといったような脇を固める楽曲もクセがありながら普遍的な美しさがある。
メロディとコーラスを主体にしたロックの名盤だと思うし、後の作品がこのアルバムと常に比べられてしまうのは仕方がないとも言える。
「ビッグ・バング・セオリー」までしか彼らのアルバムは聴いていないのですが、あれはあれで魅力的な作品だとは思うのですが…


HAREM SCAREM - Mood Swings - Change Comes Around ★★★ (2004-11-17 22:33:27)

90年代ハードロックの名曲。オリジナリティ溢れるギター・リフが印象的な楽曲。
重厚なコーラスとドラマチックな展開が心地良い。…にしてもこのアルバムはハズレがないです。
彼ら独特のサウンドなのに、メロディアスでコーラスも美しく一発で気に入ってしまう。


HEARTLAND - Wide Open ★★ (2005-03-10 19:20:00)

正直言って、ハートランドのアルバムはこの「WIDE OPEN」しかマトモに聴き込んだアルバムがありません…
というのも当時B誌のプッシュにのせられて買ったクチなので。このバンドを聴き込んだ人は別のアルバムの方に魅力を感じるのもしれないですが…
でもやっぱりこのセカンドの質は高いと思います。「産業ロック」という言葉にピンと来る人なら、一度は聴いてみて損はないんじゃないでしょうか??
(でもこの頃の彼らの音楽は「産業ロック」というより「MORポップス」というジャンルの音楽かもしれないけど。)
クリスのソウルフル/アダルトなヴォーカルは情感があってもちろん素晴らしいし、メロディの質も高いです。


HELLOWEEN - High Live ★★ (2005-03-10 20:48:00)

このライヴってそんなに音悪かったんでしたっけ??リアルタイムでこのアルバムを聴いたときはそんな印象はなかったんだけど…
まあウチにあったボロいラジカセじゃ音質なんか関係なかっただけかもしれないんだけど(笑)…
ともかく、アンディ加入以降の2枚のアルバムが好きな自分にとってこのライヴはベスト選曲でした。
当時はこのライヴのビデオも買って何度も見てました…キスクの方が好きな方にとっては、アンディのボーカルがやっぱり
満足のいかないものなのかもしれませんが、キスクよりもむしろアンディ好きな自分にとっては問題無しです。
まあそもそも声質もまったく違うし、そういう不満がファンから出るのは当たり前かもしれないですけど。
演奏の内容は良いです。「MR.EGO」とか「TIME OF THE OATH」といったローランドの曲はこのライヴビデオのパフォーマンスを見て
好きになったんでした…良い曲だと思うんだけどなぁ。
個人的な聴きドコロはキスク時代の「THE CHANCE」とかアンディが弾き語る「IN THE MIDDLE OF HEARTBEAT」とかかな…


HELLOWEEN - Master of the Rings ★★ (2004-02-03 02:59:00)

アンディの声は自分も好きです。ハイトーンを多用するヘヴィメタルシンガーとはかなり異なる声質で、この節回しはアンディ独自のもの。
実に魅力的な声だと思います。個人的には傑作とされるキスクの守護神伝より、アンディ加入直後の今作と「TIME OF THE OATH」の方が好きです。
リアルタイムで聴けたというのもあるでしょうけど。
アンディの声はかなり特徴のある声ですけど、哀愁があって妙に耳に絡み付く良い声だと思うし、「WHY」とか「IN THE MIDDLE OF HEARTBEAT」とか
アンディの楽曲は哀愁がありポップで、メタルを聴く人以外にも訴えるフックがあって、アルバムの中でも特にお気に入りです。
でも、もちろんこれは好き好きなんですけど「THE GAME IS ON」みたいのは個人的にはちょっと…
聴いてて恥ずかしくなってくるし、あとメンバーがライナーノーツ書くのもどうかと…


HELLOWEEN - Master of the Rings - In the Middle of a Heartbeat ★★★ (2004-11-17 22:37:25)

新加入アンディ・デリスによるガットギターが印象的な名バラード。さびしげなサビのメロディーがいい。
ガットギターで静かに始まりますが、後半はダイナミックに盛り上がります。
…だけど「HIGH LIVE」で披露していたアンディによる弾き語りのシンプルなヴァージョンの方が好きかも。


HELLOWEEN - Master of the Rings - Why? ★★★ (2005-03-14 02:02:36)

ハロウィンの全楽曲中で一番好きな曲です。(自分はハロウィンというよりアンディ・デリスが
好きなだけかもしれないですね…でも、妙に古風なヴァイカートのギターも好き)
アンディ持ち前のメロディセンスが爆発した名曲でしょう。実にいいメロディーを書きます、この人。哀愁。


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★ (2004-06-10 02:19:00)

アンディ・デリス加入後2作目。個人的にはハロウィンの最高傑作。
路線としては前作の「マスター・オブ・ザ・リングス」とほとんど変わらないが、心なしか前作よりヘヴィな音像になったような気がする。
次作の「ベター・ザン・ロウ」は今作よりもヘヴィになった印象があるが、今作では絶妙にバランスがとれている。
それにしても名曲揃い。バンドメンバー5人のうち、ベースを除く4名がソングライターとして曲を提供できるという優秀さだが、
いずれのメンバーが提供した曲もそれぞれの個性が発揮されていて、しかも名曲。
「ウィー・バーン」「スティール・トーメンター」「ウェイク・アップ・ザ・マウンテン」
…とアタマからヘヴィだけどハロウィンならではのポップセンスが光る曲がズラリと並ぶ。


HUEY LOWIS & THE NEWS - Picture This - Do You Believe in Love ★★ (2004-05-31 19:39:59)

もともとはエルヴィス・コステロのデビュー・アルバムのバックで演奏していたこともある、
ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの初のトップテン・ヒット。
明快な音楽性で、アルバム「スポーツ」や「フォア」とかの時代の楽曲と比べると、
まだ初々しい感じもする素直な名バラード。


IAN GILLAN - Toolbox ★★ (2005-03-18 18:03:00)

「イアン・ギランってやっぱ粘っこくて良い声してるよなぁ」と感じると同時に、明快で爽快なハードロックの好盤ですね。
イアンのファンのためだけのボーカルアルバムに落ち着かずに、歌メロも充実/ハードロッキングしており実にいいです。曲がいいですね。
イアンのシャウトも随所で炸裂してますしね…「ちょっとやりすぎじゃ…」とも時々思いますけど(笑)。クリス・タンガリーデスがプロデュースしてます。


INXS - Kick ★★ (2004-04-21 01:38:00)

1980年代ロックを代表する1枚で、インエクセスの最高傑作/ベストセラー。INXSはオーストラリア・バンドの中でも出世頭といっても良いバンド。
ヴォーカルのマイケル・ハッチェンスはそのルックスからアイドル的な存在でもあったのですが、97年に自殺してしまいます。
その原因はいまだに分かっていないようです。
ファンキーなギター、そしてマイケル・ハッチェンスの艶のあるヴォーカルは魅力的。
「ニード・ユー・トゥナイト」「ニュー・センセーション」「デヴィル・インサイド」「ガンズ・イン・ザ・スカイ」
「ネヴァー・テア・アス・アパート」…とシングルヒットも多い。


INXS - The Greatest Hits - Never Tear Us Apart ★★ (2004-02-01 01:40:46)

オーストラリアの出世頭INXSの1987年の大ヒットアルバム
「キック」収録で、この曲もヒットシングル。
ストリングスによるリフが印象的なバラード。
曲の後半でサックスがタメにタメて、入ってくる瞬間がたまらない。


INXS - Welcome to Wherever You Are ★★ (2004-04-21 01:52:00)

1992年発表。1987年の大ヒット作「KICK」をピークにレコードの売り上げ枚数は下降線をたどっていってしまうのですが、
今作は現在の耳で聴いても全然違和感がないぐらいなカッコいいハードロックンロール・アルバム。
それまでのオーストラリア出身ならでは(?)の若干の垢抜けなさがかなり払拭されて、「カッチリと」洗練され、エッジの効いたサウンドの
ロックが聴けます…曲の出来も良いです。特にイントロ的な楽曲である①のあとに始まる「HEAVEN SENT」のカッコよさといったら…
この曲は個人的にはインエクセスの全楽曲中の中でも1,2を争うカッコよさ。それ以外にも「COMMUNICATION」「TASTE IT」「ALL AROUND」
「BABY DON'T CRY」「BEAUTIFUL GIRL」などなど良曲目白押し!!簡単に手に入ると思うので是非。HR好きの人にも全然OK。


INXS - Welcome to Wherever You Are - Heaven Sent ★★★ (2005-02-20 19:49:18)

あまりそう分類されることはないんですけど、カッコいい「ハードロック」だと思う。
ベスト盤にも収録されていますが、スタジオ盤で聴くとトラック1のイントロに続くように曲が始まる。
パワフルなギターリフでガンガン押しまくる!!
マイケル・ハッチェンスのヴォーカルも艶っぽくて存在感があります。名曲。


IRON MAIDEN - Brave New World ★★ (2004-02-03 11:47:00)

なんか書き込みを見るところ、予想に反してあまり評価してない方が多いみたいですね。なんででしょう???まあ好き好きでしょうけど。
それ以前の作品で常々感じていた音の頼りなさは今作で解消されたし、ようやく純粋にヘヴィメタルとしてカッコイイアルバムになったと思うんだけど。
ブルースが復帰してここまでの完成度になるんだから、やっぱりブルースディッキンソンっていうヴォーカリストはスゴイんだなーと思いました。
個人的に長尺の曲は大歓迎です。アイアンメイデンらしい緻密で濃密な曲構成とメロディが存分に楽しめるし、スティーヴハリスの持ち味が良く生きます。
これまではメイデンの魅力はライヴ盤でしか分からないと思っていたけど、今作は間違いなくスタジオ盤単体だけでも充分な迫力があります。傑作。


IRON MAIDEN - Brave New World - Brave New World ★★★ (2005-04-06 18:49:55)

アルバム「BRAVE NEW WORLD」は名曲がズラリと並んでいるけど、「GHOST OF NAVIGATOR」とこのタイトル
トラックはアルバムの中でも白眉。こういうアイアン・メイデンらしいドラマチックな展開を持った
曲はブルースでなければ、その魅力を十分に引き出せないんでしょう…
3つのストラトが絡み合うギターソロもこのアルバムのメイデンならでは。名曲!!


IRON MAIDEN - Brave New World - Ghost of the Navigator ★★★ (2005-04-06 18:45:06)

アイアン・メイデンの魅力が凝縮された一曲だと思います。次々と展開が変わっていくところとか。
リオデジャネイロのDVD観てると、オープニングの徐々に楽器が増えていくところなんか、
聴いててすごくゾクゾクしてきます…ブルースの雄雄しいボーカルも迫力アリ。
ヤニックのストラトによる速弾きもオーソドックスですが聴いてて気持ちがいいです。完璧!!


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Afraid to Shoot Strangers ★★★ (2005-04-06 18:57:21)

アイアン・メイデンの「叙情性」ってすごく独特ですよね??もちろん日本人のそれとも違うし、
北欧だったりドイツのそれとも違う。英国っぽいかといえばそうでもない…と。
この曲はメイデン、というよりスティーヴ・ハリスならではの「叙情性」「ドラマチックさ」が
これでもか!!と押し寄せる名曲です。魅力のほとんどは中盤以降のインストパートなのですが、
2つのギターの絡み合いは奇跡的に美しいし、キーボードも実に効果的。名曲!!


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Fear of the Dark ★★★ (2004-11-17 22:39:53)

90年代の楽曲だけど、彼らのアンセムのひとつといってもいい。
ライヴでもハイライト的な位置にある楽曲だ。
印象的なイントロにはじまって、ヴォーカル部分ははじめの3分間だけで、
そのあとは延々とインスト・パートが続くのだが、これが秀逸。
マーレイとガーズによるストラトのやわらかいトーンで奏でるギターワークが素晴らしいし、ソロの構成も見事。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Wasting Love ★★ (2005-04-06 19:05:48)

ブルースとヤニックの共作ですが、すごく「メイデン」らしいバラード。
独特な「泣き」と「叙情性」があります。どちらか弾いていたかは忘れましたが、
このギターソロも好きです。(少しオーソドックスなのでヤニックかな??)


IRON MAIDEN - Iron Maiden ★★ (2004-02-03 11:56:00)

よく作品ごとに作風が変わっていくジューダス・プリーストとの対比で、いつまでたっても変わらないアイアン・メイデンが使われますけど、
それはすごく的を得ていて、この処女作がアイアン・メイデンの美点のすべてを現しているといってもいいと思います。
今作から20年たっても何一つ変わらないというのが褒め言葉なのかどうか良く分からないですけど、
この作品で表現されたアイアン・メイデンの個性は唯一無二です。他にこんな音を出すバンドはいません。
ヘヴィメタルとアイアン・メイデンの原点。


IRON MAIDEN - Killers ★★ (2004-03-01 16:45:00)

メタリカを除けば今も昔もアイアン・メイデンはヘヴィメタルの象徴であり、ナンバーワンバンドだ。
アイアン・メイデンというバンドの姿勢は、時代を敏感に察知する皮膚を持った、計算高いメタリカとは対極にあるスタンスかもしれない。
20年経っても一般人にはいまだもってイロモノ扱いだとしても、そんな外野の声には目もくれずに、徹頭徹尾同じスタンスで音楽をやっているし、
実際ステージでの彼らはすごく幸せそう。(もちろんオーディエンスも)
これだけの長い期間、自分たちの流儀にこだわり続け、なおかつ質の高い作品を作り上げ、ファンの根強い支持を獲得してきたのはとてつもなくスゴイことだ。
時代への皮膚感覚に優れたメタリカ、唯一無二のキャラクターのオジー…みたいな強みはアイアン・メイデンにはない。
だけどまさしく頑固と猪突猛進のアイアン・メイデンであり、そういう痛快さに自分は感動する。
カッコいいオヤジたちですね、この人たちは。
自分が今更言うまでもないけどアイアン・メイデンは最高のヘヴィメタルバンドです…


IRON MAIDEN - Live at Donington ★★ (2004-01-31 18:24:00)

アイアン・メイデンはスタジオ盤を聞いただけだと「ショボイ音だなー」という感想しか持ってもらえないかもしれないけど、
ライヴ盤を聴いたほうが魅力が分かりやすいバンドだと思います。
このライヴ・アルバム、何百回聴いたか分からない。
でもそれに耐えうる内容だと思います。ブルース時代の総決算たるセットリストだし、
舞台が「モンスターズ・オブ・ロック」だけあって観客の反応も最高だし、ブルースの歌もバンドの演奏も非のつけどころがない。