ドッケンの最後の最後に出した傑作だと思います。 本当に「カミソリギター」ですね、これは。ザクザクッという切れ味鋭い音が耳にとても気持ちいいです。 ドッケンが80年代に出したアルバムの中でも一番ヘヴィメタリックなアルバムだし、 Burning Like A Flame, Kiss Of The Deathみたいなアメリカンな乾いた感じって今までのドッケンにはなかったんじゃないんでしょうか。 でも仲の悪さが緊張感になってアルバムの音にまで反映してしまう…ってホントにそんなコト有り得るんでしょうか? ライナーノーツにもそんなことが書いてあったんですけど、こればかりはファンの単なる想像なのでは?
90年代初期を席巻したアメリカのポップメタルバンドで片付けるのは非常に惜しいメロディーセンス。 このアコースティック・セルフ・カヴァーは装飾がない分、楽曲の良さを素直に味わえるので好きです。 ファイアーハウスはアルバムごとに「LOVE OF A LIFETIME」「WHEN I LOOK INTO YOUR EYES」「I LIVE MY LIFE FOR YOU」… …と良質のバラードをヒットさせてきているし、このような企画に適していると思います。 この作品は時代が変わってもいつまでも愛聴できるアルバム。新曲も良いと思います。
「SOMEWHERE OUT IN SPACE」以降はこのバンドを聴くのを止めてしまったのでどれが最高傑作なのかは分からないですけど、このデビュー作はいい曲が揃ってます。 大仰でドラマティックでポップで、そしてコミカルなカイ・ハンセンの魅力がラルフ・シーパーズという実力派を迎えて十二分に発揮されたアルバムだと思います。 特に15分近くもあるタイトル曲「HEADING FOR TOMMOROW」は圧巻。構成力も見事で飽きさせません。 日本盤ボーナスの「MR.OUTLOW」も本編に決してヒケをとらない良曲だったし、ユーライアヒープのカバーもいい。ともかく楽曲が強力です。 「LAND OF THE FREE」が一番人気ですが、個人的には一番聴き込んだこともあってこれが一番好きかな…
多少土臭い方向性になる次作以降も良い曲を書いていますが、やっぱりアメリカの土臭さに加え、哀愁をすごく感じさせるこのアルバムが 一番好きです。(「SHOT IN THE DARK」はいまだに聴いたことがないんですよね…) 何人の方も書かれてますけど、このアルバムからは「夜」をイメージさせます。なんか「大人」っぽい空気のあるアルバムです。 この時代にヒットしていた他のバンドたちとはやっぱり一線を画す雰囲気がありますよね??なんというか「引きの美学」というか… 「ROCK ME」と「SAVE YOUR LOVE」は皆さんがおっしゃってるように珠玉の超名曲だと思います。ジャックの歌唱が素晴らしすぎます。 でも他の曲も粒揃い。特に「LADY RED LIGHT」は白眉。この哀愁を含んだ渋いギターソロがたまりません。
このライヴってそんなに音悪かったんでしたっけ??リアルタイムでこのアルバムを聴いたときはそんな印象はなかったんだけど… まあウチにあったボロいラジカセじゃ音質なんか関係なかっただけかもしれないんだけど(笑)… ともかく、アンディ加入以降の2枚のアルバムが好きな自分にとってこのライヴはベスト選曲でした。 当時はこのライヴのビデオも買って何度も見てました…キスクの方が好きな方にとっては、アンディのボーカルがやっぱり 満足のいかないものなのかもしれませんが、キスクよりもむしろアンディ好きな自分にとっては問題無しです。 まあそもそも声質もまったく違うし、そういう不満がファンから出るのは当たり前かもしれないですけど。 演奏の内容は良いです。「MR.EGO」とか「TIME OF THE OATH」といったローランドの曲はこのライヴビデオのパフォーマンスを見て 好きになったんでした…良い曲だと思うんだけどなぁ。 個人的な聴きドコロはキスク時代の「THE CHANCE」とかアンディが弾き語る「IN THE MIDDLE OF HEARTBEAT」とかかな…
アンディの声は自分も好きです。ハイトーンを多用するヘヴィメタルシンガーとはかなり異なる声質で、この節回しはアンディ独自のもの。 実に魅力的な声だと思います。個人的には傑作とされるキスクの守護神伝より、アンディ加入直後の今作と「TIME OF THE OATH」の方が好きです。 リアルタイムで聴けたというのもあるでしょうけど。 アンディの声はかなり特徴のある声ですけど、哀愁があって妙に耳に絡み付く良い声だと思うし、「WHY」とか「IN THE MIDDLE OF HEARTBEAT」とか アンディの楽曲は哀愁がありポップで、メタルを聴く人以外にも訴えるフックがあって、アルバムの中でも特にお気に入りです。 でも、もちろんこれは好き好きなんですけど「THE GAME IS ON」みたいのは個人的にはちょっと… 聴いてて恥ずかしくなってくるし、あとメンバーがライナーノーツ書くのもどうかと…
アルバム「BRAVE NEW WORLD」は名曲がズラリと並んでいるけど、「GHOST OF NAVIGATOR」とこのタイトル トラックはアルバムの中でも白眉。こういうアイアン・メイデンらしいドラマチックな展開を持った 曲はブルースでなければ、その魅力を十分に引き出せないんでしょう… 3つのストラトが絡み合うギターソロもこのアルバムのメイデンならでは。名曲!!