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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 601-700

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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 601-700
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QUEENSRYCHE - Operation: LIVEcrime ★★ (2004-11-02 21:12:00)

彼らの代表作であり、コンセプト・アルバムの傑作中の傑作「オペレーション・マインドクライム」のライヴ再現版。
これを聴くと「オペレーション・マインドクライム」がいかにスゴいアルバムかということが再確認できます…
「マインドクライム」を聴いた時点では歌詞もストーリーも把握してなくて、ただ単に優れたヘヴィメタル・ナンバーの集積というぐらいにしかとらえていませんでした…
でも、緻密に構築された「オペレーション・マインドクライム」が観衆の目の前に再構築されていく「ライヴクライム」は圧倒的。
また観客の歓声が、作品のドラマティックさの演出になっているところも、このライヴ盤のいいところじゃないでしょうか?
中でも印象的なのはエンディングで、「アイズ・オブ・スレンジャー」から冒頭の「アナーキーX」に戻って大円団を迎える構成に。
このアレンジはとても見事で、このライヴを1つの作品として素晴らしいものにしていると思います。
ヘヴィメタルという音楽の持つダイナミックさ、劇的さ、緻密さが思う存分発揮されている傑作ライヴ盤。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime ★★ (2004-01-31 17:58:00)

このアルバムに関してはもう語る言葉はないですね。ヘヴィメタルという音楽を代表する名盤だと思います。
まさに「構築美の極致」といえるアルバムでしょう。彼らの後年のアルバムがいつまでもこのアルバムと比較されてしまうのは彼らにとって酷なこと。
個人的には、いつまでも「スプレッディング・ザ・ディジーズ」みたいな曲を期待するのはムリがあると思います。
…このアルバムのライヴ盤「ライヴクライム」も是非聴いてほしいです。このアルバムを聴き込んだ人ほど魅力を感じるライヴ盤です。


QUEENSRYCHE - Promised Land ★★ (2004-02-02 18:30:00)

「エンパイア」までは評価できても今作からは…という人も多いみたいですけど、「約束の地」は彼らの90年代の名盤と評価しても良い内容だと思います。
イントロの後に始まる「アイ・アム・アイ」と「ダメージド」はアルバムのオープニングを飾るにふさわしい、ヘヴィな躍動感のある名曲。
「レイディー・ジェーン」「サムワン・エルス」はメロディが綺麗でドラマチックな展開が素晴らしい。
…日本盤にはよりダイナミックになった「サムワン・エルス」のバンド・ヴァージョンと、
映画「ラスト・アクション・ヒーロー」のサントラに提供した「リアル・ワールド」が収録されているので、
中古で廉価にこのアルバムを購入できるような状況の今となっては日本盤を手に入れた方がお得だと思います。
…でも、蛇足になりますが、この日本盤のライナーを書いている「彼」のライナーはひどいと思います、これは。自分が知る限りでは最低のライナー。
伊藤氏のライナーはいつもの氏らしいライナーですが、「彼」のライナーでは「ボーア以降の量子力学」や「ハイゼンベルグの不確定性原理」
とやらまで引き合いに出して、みずからの「博学」っぷりをさかんに誇示してます。
こんな難解な学術用語まで引用する必要はどこにもありません。要するにジェフ・テイトの視点がこのアルバムで「客観」から「主観」に変化した、
というただそれだけのことなのに。自分の雑誌に書くならまだしも、商品であるCDのライナーという場で妄想だらけの自己顕示欲の塊みたいな
文章を書くな、と声を大にして言いたいと思います。
…まあ、「妄想だらけの自己顕示欲の塊みたいな文章」を書くことにかけては自分も負けてはいませんが…


QUEENSRYCHE - Promised Land - Lady Jane ★★★ (2004-11-18 10:55:58)

クリス・デガーモ作、「サムシング・エルス」とならぶ荘厳なバラード。
子供たちの声に導かれるように、厳粛なピアノが入ってくる。
曲調はとてもドラマチックで、ヘヴィな楽曲がならぶこのアルバムにあって、とても目立つ楽曲になっている。
劇的なギターソロもいいし、ジェフ・テイトの声質はこのテの楽曲にとても合っている。


QUIET RIOT - Metal Health - Cum on Feel the Noize ★★★ (2005-03-19 01:55:05)

彼らのスタジオ盤は持ってなくてベスト盤で聴いただけなんですけど、この曲と「メタル・ヘルス」は
すごく印象に残ってるなぁ。名カバーですよね??コレ。流れるようなギターソロもいいし。
ケヴィンのヤンチャ(?)なボーカルもなんか味があります。


QUIREBOYS - A Bit of What You Fancy ★★ (2004-02-09 16:56:00)

ストーンズとかフェイセズを連想させますねー。メロディーはかなり華やかでポップだし、とっつきやすい。
腰を落としたルーズなギターリフに、しゃがれ声で絡みつくようなスパイクのヴォーカル。コロコロと転がるピアノ。ソウルフルな女声コーラス。
決して新しいものではないけど、カッコいいものはカッコいいです。
中古CD屋に行けば、それこそ捨て値同然の価格で置かれているのを良く目にしますけど…
ストーンズやフェイセズ直系の英国発ストレートなロックンロールが聴きたいなら、まさにお買い得品です。
セカンド以降は聴いたことがないんですけど失速してしまったのはとても残念…
「アイ・ドント・ラヴ・ユー・エニモア」でのスパイクのエモーショナルな歌、「ヘイ・ユー」の渋いスライド・ソロ、
カントリー風な味付けの「スウィート・マリー・アン」「ローゼズ・アンド・リングス」…などなど「セヴン・オクロック」以外にも聴き所は多いですよ。


R.E.M. - Automatic for the People ★★ (2004-03-07 21:35:00)

本作収録曲が主題歌だった、ジム・キャリー主演の「マン・オン・ザ・ムーン」を観て、手に取ったアルバム。
歌詞が重要なバンドらしいが、自分はREMの曲の歌詞をいまだもって真剣に読んだことはない。(持ってるのは全部輸入盤だし)
実際、かなり象徴的な歌詞で一見してもなんのことやら分からないような歌詞だ。
このアルバムでのメロディーの美しさは、小難しいことを考えなくとも、魅力は充分伝わるものだと思う。
前作の「アウト・オブ・タイム」がやたらと明るい作風だったのに対して、今作は冒頭の「ドライヴ」からして陰鬱。
でも陰鬱ではあるけど聴く人を包み込むようなメロディーの美しさはとても素晴らしい。
特に「マン・オン・ザ・ムーン」から「ファインド・ザ・リヴァー」までの3曲。


R.E.M. - Automatic for the People - Everybody Hurts ★★★ (2004-04-03 00:16:00)

REMの楽曲の中でもひときわ有名な曲で、コンサートではハイライト的な存在の感動的なバラード。
シンプルなギターアルペジオから徐々にゆっくりと盛り上がっていく。派手さはないけど感動がジワ
ジワと押し寄せる曲です…ストリングスはツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが担当。名曲!!


R.E.M. - Automatic for the People - Find the River ★★★ (2004-04-03 01:32:55)

名盤「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の最後を飾る名曲。
何といっても、メロディが素晴らしく美しい…感動です。(語彙が少ないのがもどかしい…)
「マン・オン・ザ・ムーン」からの3曲は本当に素晴らしい。
ツアーではレコードではストリングスになっているところは、生のバイオリンで演奏されていた。


R.E.M. - Automatic for the People - Man on the Moon ★★★ (2004-04-03 00:31:22)

実在した伝説のコメディアン「アンディ・カウフマン」について書かれた歌。
後にジム・キャリー主演で作られた映画「マン・オン・ザ・ムーン」の主題歌になった。
ライヴビデオ「ロードムーヴィー」でもライヴのハイライト的な楽曲で、観客の盛り上がりも感動的だった。
「彼らは月に人を送り込んだ。でもそれがどうしたことだというのか」という歌詞。


R.E.M. - Automatic for the People - Nightswimming ★★★ (2004-04-03 01:35:35)

ただ「美しい」の一言。ジョン・ポール・ジョーンズが手がけたストリングスが印象的な一品。


R.E.M. - Eponymous ★★ (2004-11-12 19:30:00)

デビューEPの「クロニック・タウン」から87年の「ドキュメント」までのインディーズ時代のベスト盤。80年代のアルバムのことを全部書くわけにもいかないので。
このあと88年の「グリーン」でメジャーへと飛び立っていき、サウンドの方もどちらかといえばメインストリームのロックに近づく。
ベスト盤とはいっても12曲でトータルタイムも43分、ボリュームとしては少し物足りない感もあるが、どの曲も素晴らしい。
「THE ONE I LOVE」「世界の終わる日」は後々までライヴの重要なレパートリーとなるナンバーだ。
90年代以降の彼らと比べると、幾分フォーキー&シンプル。でも何よりもメロディが良いし、ピーター・バックの豊潤ながらもシャープなギターも良い。
なかでも個人的に好きなのが「FALL ON ME」という楽曲で、「これぞREM!」という綺麗なメロディにフォーキーなサウンドがただただ気持ち良い。


R.E.M. - Green - Orange Crush ★★★ (2004-04-03 00:26:58)

REM随一の代表曲/名曲。ライヴでは拡声器を使ったマイケルのパフォーマンスが御馴染み。
ライヴでも重要なレパートリーです。ワーナーと契約を結んでメジャー進出した「グリーン」アルバム収録。
シャープなピーター・バックのギターが良い、メロディアスなロックンロール。名曲!!


R.E.M. - Lifes Rich Pageant - Fall on Me ★★★ (2005-03-27 22:20:31)

REMの楽曲の中で一番好きな一曲。酸性雨問題に言及した歌詞なんですが、ともかく、ホントに
メロディの綺麗な曲です。コーラスのところのハーモニーはただただ気持ち良い!!
80年代のベスト盤「エポニマス」にも収録されてるので是非聴いてみてください。超名曲!!


R.E.M. - Monster ★★ (2004-05-30 04:46:00)

前作とはうって変わって、ザラザラとしたノイジーなギターサウンドが印象的なロックンロール・アルバム。
前作2枚のリリースにともなうツアーをいずれも見送ったり、前作「AUTOMATIC FOR THE PEOPLE」が陰鬱で内省的な作品だったことが
今作をヘヴィでギラギラとしたギター・ロック・アルバムにしたようです。オープニング曲のイントロがなによりも印象的ですが、
どの曲もヘヴィでノイジーだけでなく、80年代の彼らみたいな「風変わりさ」さというか、なんか「間の抜けた」「スカした」
メロディもうかがわれます。…ところでこの作品がリリースされた1994年はあのカート・コバーンが自殺した年なのですが、
「LET ME IN」はカート・コバーンのことを歌っています。「WHAT'S THE FREQUENCY, KENNETH?」以外にも、パンク風味の「STAR 69」、
REM王道バラッド「STRANGE CURRECIES」など良曲が多いです。何よりもヘヴィなギターが前面に出ているのでHMリスナーの自分にとってはとても好きなアルバムです。


R.E.M. - Monster - Strange Currencies ★★ (2004-04-03 01:40:06)

アグレッシヴな曲が多い「モンスター」アルバムだったが、
この曲はいかにもなREMの正統派バラード。


R.E.M. - Monster - What’s the Frequency, Kenneth? ★★ (2004-04-03 00:19:10)

「モンスター」アルバムの冒頭を飾るロックンロール。ヘヴィでザラザラとしたギターによる
イントロが印象的。タイトルの意味は、CNNだったかのニュースキャスターが発した言葉。たぶん。


R.E.M. - New Adventures in Hi-Fi ★★ (2004-05-30 04:59:00)

96年発表。少し変則的な作品で、前作「モンスター」リリース後のツアーと並行しながら各地で曲作り、録音をしていったアルバム。
実際に「モンスター」ツアーにおいても曲が出来次第、新曲として演奏していた。音楽性は基本的に前作の延長上で、
ヘヴィなギターとライヴ感のある音作りが印象的。統一感がなくて、少し散漫な印象もないわけではないのだが、その場その場で録音していった臨場感、
というか良い意味での「作りっぱなし」感があって結構好きな作品。味わい深い、良い曲も多い。
陰鬱な「Eボウ・ザ・レター」はマイケル・スタイプの長年のアイドルだったパティ・スミスとの共演。パティ・スミスの存在感のある声が圧巻。
特に好きなのはオープニング曲と「リーヴ」「エレクトロライト」。


R.E.M. - New Adventures in Hi-Fi - Electrolite ★★★ (2004-04-03 00:21:45)

とっちらかった印象を与えるアルバム「NEW ADVERTURES IN HI-FI」だけど、
最後を飾るこの曲は掛け値なしに素晴らしい!!マイク・ミルズの奏でるピアノ、
淡々としながらも美しいメロディが感動的。ファンにも人気のある1曲。名曲!!


R.E.M. - Out of Time ★★ (2004-05-30 04:25:00)

全米だけで1000万枚のセールスを記録したREM最大のベストセラーであり、全カタログの中で最もポップな作品。
次作の「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」が陰鬱な表情を見せるのに対して、今作は小春日和といった風情の明るさ、暖かさが印象的。
「ルージング・マイ・レリジョン」はピーター・バックの奏でるマンドリンが素晴らしい、REMの楽曲の中で最も有名な曲のうちの一つ。
後にマイケル・スタイプが忌み嫌うようになった「シャイニー・ハッピー・ピープル」もヒット。
陰鬱な「カントリー・フィードバック」はライヴの定番曲であり、バンドのフェイヴァリット・ソング。
彼らが「世界で最も重要なバンド」かはともかくとして、今作の大ヒットによって遅咲きながらもトップ・バンドの称号を手にした。
REMというバンドの特異なところはバンドのスタンスがデビュー当初から少しもブレないところだと思う。


R.E.M. - Out of Time - Country Feedback ★★★ (2004-04-03 00:34:20)

REM自身にとってもフェイヴァリット・ソングでライヴでの定番。
メロディアスで明るめな曲の多い「アウト・オブ・タイム」の中にあってものすごく暗い曲ですけど。
ピーター・バックのギターが素晴らしすぎ。ニール・ヤングみたいな。
HR/HMでのギターとは全く違うけど…夜に電気を消して聴くと切々と胸に響いてきます…


R.E.M. - Out of Time - Losing My Religion ★★★ (2004-04-03 00:13:38)

ピーター・バックによるマンドリンが印象的な大ヒット曲。
メロディが美しい。感動的。
REMの曲の中でもこれが一番有名なのかな…


R.E.M. - Out of Time - Low ★★ (2005-03-27 22:04:05)

ビデオクリップも作られた曲なんだけど、ものすごく地味で暗~い曲…でも美しい。
鬱々としたメロディを何度も反復するヴァースから、ストリングスとともにドラマチックで美しいコーラスへ。


R.E.M. - Reveal - Imitation of Life ★★★ (2004-03-07 21:44:29)

最新作オリジナル盤からのヒット曲。
メロディーを強調したアルバムだったが、この曲のメロディーは特に美しい…
独特の雰囲気を持ったPVも印象的だった。


R.E.M. - Reveal - The Lifting ★★ (2004-04-03 01:29:17)

REM史上最もメロディアスなアルバムのオープニングを飾る曲。
浮遊感のあるメロディアスな曲。


R.E.M. - Up - At My Most Beautiful ★★★ (2005-04-08 07:52:18)

ともかくメロディが良い!!ここ最近の彼らはメロディの方に曲の焦点が移っていっている感じがするん
ですが、そんな中でも屈指のメロディーだと思います。マイク・ミルズの奏でるメランコリックなピアノ、
マイケルの寂しげでエモーショナルなボーカルが素晴らしすぎ。名曲!!


R.E.M. - Up - Daysleeper ★★★ (2004-04-03 00:24:38)

ドラマーのビル・ペリーが脱退してしまったために、かなり音像がそれまでより変わってしまった
アルバム「アップ」からのヒットシングル。マイクのピアノ、ピーターのアコギによるアルペジオ、
そしてマイケルが美しくメランコリックなメロディを切々と歌い上げる、
シンプルだけどとても綺麗な曲です。名曲!!シングルとしてカットもされました。


RADIOHEAD - Amnesiac - Knives Out ★★ (2004-12-11 17:25:06)

確かシングルにもなった曲では。自分のような門外漢にとっては、「アムニージアック」というアルバムは
「キッドA」よりも普遍的な楽曲が並んでいると感じるのですが、その中でも同じくシングルになった
「ピラミッド・ソング」とともに、この曲は取っ付きやすく、聞き込みを要さない曲だと思います。
陰鬱な雰囲気が全編を覆いますが、しっとりとした哀感を醸し出すギターの旋律が美しい。


RADIOHEAD - Kid A - Kid A ★★ (2004-12-11 17:55:06)

アメリカで何故か1位をとってしまった「少年A」のタイトルトラック。このサイトが「HMのこの曲を聴け」
というものである限り、この曲を手放しで推薦するわけにはいかないのですが…
少なくともこのサイトを訪れるほとんどの人には受け付けないかもしれません。
自分にとっても、すごく前衛的な音楽のように聴こえますが、でも聴いていて心地の良い、
美しい音楽であるのに違いはないです。


RADIOHEAD - OK Computer ★★ (2005-03-23 22:32:00)

レディオヘッドの音楽は純粋に大好きだし、素晴らしいバンドだと思うんだけど、彼らの世界観に過度に感情移入しようとする評論家とか
(これはREMもニルヴァーナもそういうとこがあるかも)、あと雑誌の大プッシュのせいなのかいやに日本で市民権があること、
…などという彼らの音楽とは全くカンケイのない(笑)事情で、ずいぶんと彼らを屈折した目で見てしまう自分なのですが…
でもこのアルバムはやっぱりスゴいなぁと素直に思う。やっぱり一線を画した独特の世界観があるし、
ただ「メロディがいい」とか「泣ける」とだけは言い切れないモノがあるような気も。
この前CSで、このアルバムをリリースしたばかりの彼らが「ジュールズ倶楽部」というBBCの音楽番組に出演してるのを放送していて、
「エアバッグ」と「パラノイド・アンドロイド」を演奏しているのを見たんですけど、圧倒されてしまいました…やっぱり良いです、このアルバム。


RADIOHEAD - The Bends ★★ (2004-08-18 23:30:00)

音楽よりも理屈を優先する雑誌ジャーナリズムを中心としたメディアばかりが先行して、
いまや日本で「なんだか良く分からないけどスゴいバンドらしい」という屈折した評価のされ方をされていると
個人的には思っているレディオヘッドですが、かくいう自分もロック雑誌でものすごく絶賛されているのを目にして後追いで聴いたクチです…
「OKコンピューター」のほうを先に聴いていれば違った感じを受けたかもしれませんが、はじめてこの「ベンズ」を聴いたときの印象は「なんだ、普通じゃん」でした。
陰鬱ながらも美しいメロディ、静けさと激しさの落差による劇的さが素晴らしいとはいえ、かなりオーセンティックなロックという印象。
次作で大きく化けることになりますが、ともかく「OKコンピューター」以降のアルバム群に比べれば格段にとっつきやすいアルバムです。
…これから書くのはあくまで個人的な意見なのですが、やっぱり「音楽」である以上、音を聴いてダイレクトに伝わってくる印象というのは大事だと思うんですよね。
このアルバムがロックの歴史の中でこういう位置づけにあるから重要な作品だとか、このアーティストは歌詞を味わわなければその真価が分かったとはいえない、
というのは音楽に対する接し方をゆがめているように感じます。
もちろんそういう聴き方をすることは個人の自由だからそれはそれでいいんだけど、
音楽以外に余計な理屈を介在させなければその魅力が分からないというなら、それはその作品がただツマラないだけなのでは?(極論なのは分かってますけど)
とかく日本の場合、自国のポップスにはそういう接し方をしないくせに、洋楽(というか洋楽ロック)に対してはさんざん理屈を並べて
「理解」するような聴き方を強いられているような感じもあります。(考えすぎ?)すごくスノッブなジャンルだと思いませんか?
みなさん、自分が聴いて気持ちいいと感じる音楽を聴きましょう。自分の感覚を信用しましょう。理屈なんか二の次でいいです。


RADIOHEAD - The Bends - Fake Plastic Trees ★★★ (2004-02-01 02:57:21)

1995年発表「ベンズ」収録曲の名バラード。普遍的でとても美しいな曲だと思います。
静かにアコースティック・ギターで始まり、気だるいながらも美しいメロディをつむぎあげる
トム・ヨークの歌を経て、後半、轟音ギターとともに劇的な展開を見せる。名曲です。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Evil Empire ★★ (2004-06-09 04:45:00)

衝撃的だったデビュー作から4年の歳月を経てリリースされた待望のセカンドアルバム。
70年代ハードロックに影響を受けながらも革新的かつ今日的なギター、強靭なリズム・セクションに反体制で過激なラップが乗るという
インパクト大なサウンドにほとんど変わりはないが、
前作と比べると、良く言えばアルバム一枚通して統一感があるというか、悪く言えば一本調子な感もぬぐえないと個人的には感じる。
どことなく気味の悪い印象を与えるアメリカ人の子供の絵がジャケットにあしらわれているが、
バンドによると他国の価値観に興味の無い、アメリカこそが至上だとする「アメリカーナ」な子供を描いたのだとか。
相も変わらずな過激なラップに引いてしまうが、サウンドは圧倒的にカッコいい。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine ★★ (2004-02-28 11:28:00)

ヴェトナム僧侶が焼身自殺をして抵抗する痛々しいジャケットみたいに、
政治的な主張が先にありきのバンドで、音楽はその手段に過ぎないと本人たちも語っている。
自分も含めて大部分の日本人は英語が分からないので、彼らの言っていることは理解できないと思うが、
もし自分が英語の分かる人間だったら、恐ろしくて聴けないバンドかもしれないなぁ…
だけど古典的なハードロックとラップが融合した、古くて新しいサウンドはすごくスリリングで圧倒的。
政治的な部分を抜きにしたら自分にとっては好きなアルバム。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Rage Against the Machine - Take the Power Back ★★ (2004-02-01 04:08:10)

個人的には、アルバムのなかでも随一の楽曲。
トム・モレロのギタープレイがいい。
ファンキーなリフ、スリリングなソロ、どちらもいい。
ブレイク部分のあと、ヘヴィなギターとともに終盤爆走するところは血液が逆流する。(しないが…)


RAINBOW - Bent Out of Shape ★★ (2004-02-03 12:20:00)

曲はメロディアス、哀愁がありポップで、しかもリッチーのギターもツボを押さえていて、ジョー・リン・ターナーの声も綺麗なので
最高と言いたいところだけど、ロニーのいた頃の唯一無比の個性を放っていたレインボーをレインボーだとすると…
本作はレインボーにとっては番外編だと思います。素晴らしく良く出来た番外編ですけど。まさに「裏の名盤」。


RAINBOW - Down to Earth ★★ (2004-02-06 12:13:00)

グラハム・ボネットのレインボーもいいですねー。ロニー時代とは違うアメリカンな音なんですけど、様式美的なテイストも残しているので
とてもバランスがいいし、とても1枚通して聴きやすいアルバムだと思います。このアルバムからレインボーはだんだんポップな方向に
舵を切っていくようになって、リッチーのギターがあまり聴けなくなってくるのは残念なんですけど。
「アイズ・オブ・ザ・ワールド」「ロスト・イン・ハリウッド」「デンジャー・ゾーン」がいい。


RAINBOW - Long Live Rock 'n' Roll - Kill the King ★★★ (2005-03-04 18:55:17)

ほとんど言い尽くされてしまってますが…レインボーの超名曲です。
ロニーとコージーとリッチー、みんなスゴいんですけど、自分はついついギターに聴き入ってしまいます。
で、上の方にも何人か書いてる方がいらっしゃいますけど…イントロのアルペジオなんですが、
(3本弦で弾く場合、)「1弦→2弦→3弦」の順に「ダウン→アップ→アップ」でピッキングするのが
一番スムーズかも。昔YG誌に載ってた「リッチー特集」には確かそう書かれてたような気がします。
…というよりあのスピードで演奏するにはそうするしか手首がついていかないです…
それでも自分はリズムキープが難しくてうまく弾けなかったりするんですが…


RAINBOW - Rising ★★ (2004-02-02 00:06:00)

「レインボーライジング」がスゴイというより、
「スターゲイザー」「ライトインザブラック」という3曲の大作がスゴイといった方がいいのかもしれないですけど、
それにしてもこの2曲は圧巻。
時間がたつのを忘れてしまうほどに緊張感に満ちていて、最高にスリリングであり、
ロニー・リッチー・コージーというハードロックという音楽を代表するといってもいい3人が熱いバトルを繰り広げる。
今作は様式美として一定の図式が定着してしまう以前のアルバムであり、その誕生を克明にとらえたものといってもいいと思います。


RAINBOW - Rising ★★ (2004-02-02 00:08:00)

すいません。数字を間違えました。
あ、でも「タロットウーマン」も良いですよね?


RATT - Detonator ★★ (2005-03-10 03:34:00)

「OUT OF THE CELLER」~「DANCING UNDERCOVER」までのいわゆる「黄金期」と比べると、RATTN'ROLLとうか、
あの独特な彼ららしさは幾分希薄だったりするんだけど、これはこれで曲のクオリティは結構高かったりと…意外とタチの悪いアルバムかも(笑)。
でも確かに曲はいいんですよね。「SHAME, SHAME, SHAME」とか「TOP SECRET」なんかはやっぱりカッコいいし…
そして問題作(?)「GIVIN' YOURSELF AWAY」。メロディーはもちろんいいし、スティーヴン・パーシーのあのボーカルが妙に
合っていたりと個人的にはすごく好きなバラードなんだけど、RATTとしてどうかというと…うーん、こういうのって難しいですねぇ…
でもアルバムとしてはクオリティを保ってるし、彼らの「裏の名盤」といってもいいのかも。


RATT - Detonator - Givin' Yourself Away ★★ (2004-11-18 00:25:29)

もはや「ラットン・ロール」ではないかもしれないけど。
前作のセールス不振を振り切るかのようなデズモンド・チャイルド作曲のバラード。
まさに「デズモンド・チャイルド」なアメリカンでメロディアスなあっけらかんとしたバラードだが、メロディがいい。
スティーヴン・パーシーのうまいんだか、音痴なんだか分からないヴォーカルも味があっていい。


RATT - Out of the Cellar ★★ (2004-05-30 05:41:00)

有名曲「ラウンド・アンド・ラウンド」が収録されているメジャー・デビュー・アルバム。
LAメタルの代名詞的な存在のラットですけど、彼らのサウンドは陽気なアメリカン・ロックでありながら、
どこか彼らにしか出せない個性というか味があるように思います。
バンド全体としてはカラッとしていて乾いたサウンドなんだけど、思いっきりつぶれていてガナり声、おまけに胡散臭いルックスのヴォーカル。
フラッシーなソロも魅力的だけど、どこか粘着質で個性的なリフが光るギタープレイ。
全然リアルタイムで聴いた世代じゃないんですけど、「ラック・オブ・コミュニケーション」がちょっと時代を感じてしまうのを除けば、
どの曲も何か妙に耳に残る、カッコいい曲多いです。


RED HOT CHILI PEPPERS - Blood Sugar Sex Magik ★★ (2005-03-10 20:31:00)

91年発表。彼らの最高傑作と評されるアルバムなんですが、89年の「母乳」以降のアルバムの中では、普段HR/HMを主に聴いている
人にとっては逆に一番とっつきにくいアルバムなんじゃないかなぁと思います。疾走曲はこれといってないし、
この隙間開けまくりなスカスカの空間と重心の低いグルーヴというのはなかなか馴染みにくいと思うので。
でも彼らの代表曲は何曲も入っているし、あくまでフリーのベースがグルーヴを引っ張っていく、実にカッコいい曲が多い。
「SUCK MY KISS」とか「GIVE IT AWAY」とか重心の低いグルーヴとアンソニーのラップが絡む名曲/代表曲や、
「BREAKING THE GIRL」「UNDER THE BLIDGE」といった寂寥感のある名バラードも。
でもデイヴ・ナヴァロが入った次作とか「カリフォルニケイション」以降のメロウな作品の方がむしろオススメかな…リック・ルービンがプロデュース。


RED HOT CHILI PEPPERS - Blood Sugar Sex Magik - If You Have to Ask ★★ (2005-02-15 19:30:02)

隙間開けまくりなスカスカのファンキーチューン。カッコいい。
Gソロ前の「チャッチャッチャッチャッ…」のキメのところでバンドがオーディエンスともども
ジャンプするんですけど、埼玉アリーナのスタンド席、地面が揺れる揺れる…怖かった。。


RED HOT CHILI PEPPERS - Blood Sugar Sex Magik - Suck My Kiss ★★★ (2005-02-15 19:23:05)

ベースとユニゾンになってる重量級ギターリフが腰に来ます。ファンキー&ヘヴィ!!Gソロもカッコいい!!


RED HOT CHILI PEPPERS - Blood Sugar Sex Magik - Under the Bridge ★★ (2004-02-01 04:16:23)

「ブラッド・シュガー」からの大ヒット曲。
イギリスでもオール・セインツというグループがカヴァーして1位をとっているので知名度の高い曲です。
曲は結構シンプルで、そこはかとない哀感がいいです。
体育会系でファンキーなノリの当時のレッチリにとっては結構異色な作品だったのでは。
孤独感を綴った歌詞をこのバンドが歌うから良いですねー。


RED HOT CHILI PEPPERS - Mother's Milk - Knock Me Down ★★ (2005-02-15 19:35:26)

どこか「哀愁/メロディアス」な曲。小気味いいギターカッティングが気持ちいい。
上の方も書かれてますけど、サビのところの動きのあるベース好きです。やっぱ上手いね。


RED HOT CHILI PEPPERS - One Hot Minute ★★ (2004-06-01 19:39:00)

90年代に彼らが出したアルバムの中で唯一評判の悪い作品らしい。でも「カリフォルニケイション」以降はなんかバンドの魅力も変わっちゃったような気がするし…
メタルが好きで、ファンキーな音に飢えているという人に聴かせたら間違いなく気に入るだろうという彼らのアルバムは紛れもなくこのアルバム。
ヘヴィさ、ファンキーさ、バンドの暴れ具合からいっても抜きんでていると思うんですけど…レッチリとしてはNGなんですかね…
ファンク側から見たらともかく、ハードロック側から見れば間違いなく傑作。ナヴァロのギターも暴れまくり。
「WARPED」「AIRPLANE」をはじめ、「DEEP KICK」「COFFEE SHOP」「ONE HOT MINUTE」「SHALLOWED BY THY NAME」などなど名曲多し。


RED HOT CHILI PEPPERS - One Hot Minute - Deep Kick ★★★ (2005-02-15 19:52:17)

イントロがちょっと長いけど、本編はファンキー&ヘヴィな音の洪水。
一気にカタルシスへと持っていってくれます。…やっぱりナヴァロのギターは圧倒的にカッコいいですね…
でもこのアルバムの音圧は、ライヴだとギター一本では再現できないかも。


RED HOT CHILI PEPPERS - One Hot Minute - Shallow Be Thy Game ★★★ (2005-02-15 19:58:29)

アイアンメイデンみたいなタイトルですけど、カッコいい。このアルバムの作風のプロトタイプみたいな曲。
疾走曲。ファンキー&ヘヴィ。分厚い音(ギターは複数パート)。
シンコペーション(っていうんでしたっけ??)のキメがカッコいい。


RED HOT CHILI PEPPERS - One Hot Minute - Warped ★★★ (2005-02-15 19:42:20)

「レッチリの電撃ワープ」。邦題はともかく、文句なしにカッコいい!!
ヘヴィで分厚い音像。ギターもベースもドラムも自己主張しまくり。
ウッドストック94が初披露だったんでしたっけ…昔そのブートを見たことあるけど、カッコ良かった。
もうこの曲をライヴで見られないんだろうか??ムリだろうな…


RED HOT CHILI PEPPERS - What Hits!? ★★ (2004-11-12 18:29:00)

素晴らしくファンキーでカッコいいロックがギッシリ詰まったお得なベスト盤。
デビュー盤から、当時最新のヒット曲「アンダー・ザ・ブリッジ」、確か映画がらみの新曲「ショウ・ミー・ユア・ソウル」までを収録したコンピレーション。
ジョン・フルシアンテが加入した「母乳」からの曲はどれも洗練されていて完成度が高いです。
スティーヴィー・ワンダーとジミ・ヘンドリクスのカヴァーがおさめられているけど、どちらも秀逸。
「CALIFORNICATION」「BY THE WAY」みたいなメロディアスなロックではないけど、この時代の彼らには有無を言わせないカッコ良さがあると思います…
カラカラに乾いたサウンドの上をフリーのベースやらヒレルのギターが暴れまわります。


REO SPEEDWAGON - Hi Infidelity ★★ (2005-03-07 19:28:00)

「REO SPEEDWAGON」って本当にそういう車種があるらしいですね。「アールイーオー」スピードワゴンですね??
いえいえまだいいですよ。自分なんかZZTOPをずっと「ズーズートップ」と読んでましたから(笑)…(いや、笑うに笑えない…)
…ともかく名曲ばかりの素晴らしいアルバムです。なんか70年代と80年代の中間ぐらいの音、という感じがします。
ポップだけどポップすぎず所々骨太でホコリっぽい。洗練されてそうでなかなかそうでもない、という。そこがいい。
リアルタイマーでもないのに、「TAKE IT ON THE RUN」とか「IN YOUR LETTER」みたいな曲に妙に懐かしさを感じてしまいます。
「KEEP ON LOVING YOU」とかラストの「I WISH YOU WERE THERE」もいいです。結構このアルバムの曲ってラジオで流れますね。


REO SPEEDWAGON - Hi Infidelity - In Your Letter ★★★ (2005-03-07 19:10:34)

「IN YOUR LETTER~、UHH IN YOUR LETTER~」…ちょっと哀愁含みなこのコーラスがたまりません。
リアルタイムで聴いたわけじゃないけど、名曲中の名曲だと思うなぁ。
今でもラジオ聴いてると結構流れてきますよね??


REO SPEEDWAGON - Hi Infidelity - Take It on the Run ★★★ (2004-02-01 03:02:49)

後追いで聴いたのですが、高校の頃「BURRN!」誌で「夏に聴きたいHR/HM」みたいな特集をやっていて、
この曲が収録されている「ハイ・インフィデリティ」が紹介されていました。
…それでこの曲を耳にしたのですが、なんともコーラスの美しい爽やかな名バラードでした。
ツインギターのギターソロも泣けます。
晴れた休日の午後、カーステレオから流れてくると思い切りハマってしまうだろう名曲です。


ROBBIE WILLIAMS ★★ (2004-02-07 11:56:00)

ええと、まずロビーウィリアムスをご存知ない方に説明させてください。
ロビーウィリアムスという人はイギリス人で、もう解散してしまいましたけどイギリスで絶大な人気を誇っていたアイドルグループ「テイクザット」の元メンバーでした。
テイクザットの音楽性は言わずもがなのバリバリのアイドル音楽であり、ここでは取り上げることのない音楽なんですが、ロビーが脱退してから発表したソロアルバムの音楽性は、まさに英国の王道ポップロックサウンドでした。
もともとロビーウィリアムスは私生活も含めて、かなり「ロック的な志向」が強かったみたいで、テイクザット時代も、酔った勢いでオアシスのステージに乱入して顰蹙を買うなど、他の貴公子然としたメンバーたちとは一線を画するトラブルメイカーでした。
しかしソロになってからの一大エンターテインメントなロックは、もともとロック好きでお祭り好きなイギリス人たちの心をわしづかみにしたみたいで、それ以降イギリスはおろか、ヨーロッパ全体で押しも押されぬ超大スターになっていきました。
昨年の夏にあったネブワースのライヴ(DVDにもなってます)では、3日間で37万人(!)という観客が押し寄せ、動員記録を楽々と塗り替えてしまいました。
クイーンとかオアシスとかボンジョヴィとか、メロディのある王道ロックが好きという方にはオススメです。
中古でもかなり安い値段で置いてあるので(悲しいけど…)、興味のある人は聞いてみてください。
あとヘヴィメタルとの関連では、ファーストアルバムに収録されている「レット・ミー・エンターテイン・ユー」のビデオで、あの「キッス」のメイクをして、思いっきり80年代のハードロックバンドを模したと思われるバンドをバックにして歌ってます…


ROBBIE WILLIAMS - Angels (ep) - Back for Good (live) ★★ (2004-04-03 02:47:50)

テイク・ザット時代の超大ヒット曲「バック・フォー・グッド」のスラッシュ(?)ヴァージョン。
あの超名曲をぶち壊しまくったロビー・ヴァージョンは少し複雑ですが…
同じアレンジだったらライヴで演らないだろうし…


ROBBIE WILLIAMS - Escapology ★★ (2004-02-07 12:58:00)

UK1位。オリジナル・アルバムとしては最新作。路線としてはロックの比重は少し下がってきて、濃厚でドラマチックな楽曲がますます増えてきたな、という感じです。
とりあえず、今作はガイ・チェンバースの作曲の才能がこれまでにないほどに発揮されており、
これまで4枚出ているオリジナル・アルバムのなかでも完成度の高いアルバムのひとつといえると思います。
ヒットした名曲「フィール」をはじめとして、シングルカットされた「サムシング・ビューティフル」「セクスト・アップ」「カム・アンダーン」、
荘厳でドラマチックな「ラヴ・サムバディ」、ユーモラスだけどいいメロディの「ミー・アンド・マイ・モンキー」…と名曲揃いです。
…あと自分が持っているのは「エスカポロジー」のイギリス盤なのですが、アメリカ盤の選曲はちょっと違います。(ちなみに日本盤は選曲はイギリス盤と同じ)
でも、どの国のヴァージョンでもCCCDであることに変わりはないんですよね…


ROBBIE WILLIAMS - Escapology - Feel ★★★ (2004-12-04 02:04:24)

「エスカポロジー」からのファーストシングルで、泣けるメロディーの曲。


ROBBIE WILLIAMS - Escapology - Love Somebody ★★★ (2004-02-07 13:21:35)

クイーンみたいな荘厳でドラマチックなバラード。
シングルカットはされていないけど、名曲。


ROBBIE WILLIAMS - Escapology - ONE FINE DAY ★★ (2004-04-03 02:42:28)

エスカポロジーのアメリカ盤のみに収録。(もしくはシングル「カム・アンダーン」のB面)
メロディの綺麗なギターロック。ロビーの声が心地良い。


ROBBIE WILLIAMS - Escapology - Sexed Up ★★★ (2004-03-31 18:44:13)

もともとは「ノー・リグレッツ」のB面に収録されていたバラード。
B面にしておくにはあまりにも勿体無いので「エスカポロジー」に改めて収録した。
切なくも暖かいメロディが良い。


ROBBIE WILLIAMS - I've Been Expecting You - Millennium ★★ (2004-02-07 13:12:46)

バックに使われているストリングスは、
日本が舞台に使われ、丹波哲郎と浜美枝で有名な007シリーズ「007は二度死ぬ」で使われたテーマ曲。
「アイヴ・ビーン…」アルバムのファーストシングル。


ROBBIE WILLIAMS - I've Been Expecting You - She's the One ★★ (2004-03-31 18:55:11)

全英1位のバラード。
ロックに傾いていた前のアルバムから少し方向転換して、このあたりからこういうバラードが増えていくが、
このテのバラードは彼の力強い声質にあっていると思うし、良いと思う。
フィギュア・スケートのPVも秀逸。


ROBBIE WILLIAMS - I've Been Expecting You - Strong ★★★ (2004-02-07 13:25:27)

オアシスっぽいミドルテンポのギターロックにクイーンっぽいヴォーカルハーモニーが気持ちいい曲。
「君は僕が強い人間だと思っている 君は間違っているよ」
という歌詞のくだりも好き。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Angels ★★★ (2004-02-07 13:07:30)

ロビーウィリアムスの楽曲中で最も有名な曲であり、20世紀を代表する名曲。
イギリス国民が好きな曲とかいうアンケートをやると、
クイーン「ボヘミアンラプソディ」、ジョンレノン「イマジン」とともに上位にランクされるのが常。
ライヴのトリに演奏され、観客と一緒に大合唱する。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Ego a Go Go ★★ (2004-03-31 19:05:20)

「エゴ・ア・ゴーゴー」という変わったタイトルですけど、思いっきりスリリングなロックンロール。
盛り上がりが最高潮のところで入ってくるホーンがカッコいい。
今のライヴではあまり演奏されないが過去のライヴでは観客との掛け合いがありました。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Let Me Entertain You ★★★ (2004-02-07 13:01:57)

ロビー・ウィリアムスのテーマたる楽曲であり、ライヴのオープニングで観客を狂喜させる曲。
これはもう90年代のロックの名曲のひとつといっても過言ではないと思うのですが。
「レット・ミー・エンターテイン・ユー」というタイトルの楽曲はクイーンにもあったけど、
ロビーのライヴを見ると、その言葉に偽りはないです。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Old Before I Die ★★ (2004-04-03 02:36:05)

デビューアルバムの記念すべきファースト・シングル。ソロ・デビューシングルはジョージ・マイケルの
カヴァーの「フリーダム」で、これもUKではヒットしてるんですけど、初めて世に出たオリジナル曲ということで
この曲の意義は大きいと思います。音はシンプルでポップなUKギターロック。
この曲も結構ヒットしたんですけど、彼の本格的なブレイクは究極のバラード「エンジェルズ」から。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Teenage Millionaire ★★ (2004-03-31 19:01:12)

たぶんロビー・ウィリアムスの楽曲の中で一番HR/HMに近い楽曲、といったらちょっと違うか…
ボーナストラック扱いだが暴走するバンドをバックにシャウトする姿に貴公子アイドルの影はない。


ROBBIE WILLIAMS - Live at Knebworth ★★ (2004-02-07 12:15:00)

2003年8月に行われたネブワースでのライヴは、3日間で37万5000人を記録し、観客動員数の記録を塗り替えました。
そのライヴはDVDに完全版として記録されているし、ロビーのエンターテイナーぶりが思う存分楽しめるので、
ロビーウィリアムスの魅力を分かってもらうためにはそちらを見てもらった方が手っ取り早いとは思うんですけど、
初めて聴く方にいきなりDVDから、というのはあんまりなので。
このCDは、そのネブワースのライヴのダイジェスト版です。
ともかくすごい歓声。DVDを見ると圧巻というか、気持ち悪いぐらいの人の群れです…
やはりダイジェスト版でだいぶ曲が削られているので、やっぱりDVDの方がオススメなんですが、これ単体でも結構楽しめるので。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - Beyond the Sea ★★ (2004-03-31 19:11:58)

ここまでくると、もはやヘヴィメタルの「ヘ」の字もないが名曲。
もともとはシャンソンだったようで、後にジャズにアレンジされたとライナーに書いてある。
ドラマチックでゴージャス。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - I Will Talk and Hollywood Will Listen ★★ (2004-03-31 18:48:50)

フランク・シナトラを尊敬するロビーがスウィング・ナンバーの数々をカヴァーした「スウィング~」アルバムの冒頭を飾る大仰なバラード。
同アルバム収録曲の中で唯一のオリジナル。(ガイ・チェンバース作)
豪華なオーケストラがドラマチックさを増している。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - Kids ★★ (2004-02-07 13:29:46)

カイリー・ミノーグとのデュエット曲。MTVで二人のデュエットを見たんですけど、やっぱりカッコいい!!
ラップのパートが多いですけど、コーラスに入るなり、モダンヘヴィじゃないけど、
ヘヴィなギターが耳に飛び込んでくる。ダイナミックで飛び跳ねたくなる曲。
ネブワースのライヴでもこの曲をやってましたけどゴージャス!!!


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - LET LOVE BE YOUR ENERGY ★★ (2004-04-03 02:38:44)

アルバムのオープニングを飾る曲。堂々としたミドルテンポの豪快なギターロック。
というかロビーのアルバムって一曲目はこういうギターロックが多いですねー。まずはツカミというところでしょうか。
この堂々としたヴォーカル!!!リアム・ギャラガーにもフレディ・マーキュリーにもヒケはとらないと思いますねー。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - SUPREME ★★★ (2004-02-07 13:18:01)

バックの哀愁漂うゴージャスなサウンドと、泣きのヴォーカルメロディの日本人にはたまらない曲調。
歌詞のユーモアさもロビーウィリアムスの曲っぽい。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - THE ROAD TO MANDALAY ★★ (2004-03-31 19:16:53)

アルバムのラストに収録されているバラード…ではないかも。
アコースティックで始まるイントロからしてスパニッシュみたいな雰囲気。
コーラスの「パンパンパンパーン…」という観客との合唱が印象的。


ROBBIE WILLIAMS - What We Did Last Summer (dvd) ★★ (2004-02-07 12:31:00)

これはDVDです。
でもこのDVDがロビーウィリアムスの魅力をいちばん的確に伝えるものなのは間違いないです。
客の反応も最高だし、何より凄まじい人の数…改めて見るとこれはスゴイです。というかハッキリ言って気持ち悪いほど。
ダイジェストCDにはカットされていた「ストロング」「ノーリグレッツ」「サプリーム」「ロックDJ」…といった名曲も残さず収録されています。
雑誌に書いてあったんですが、イギリスという国ではビートルズ以降、エルトンジョン、クイーン、オアシス…と脈々と王道エンターテイナーの系譜があるようです。
このDVDでの堂々としたステージさばきと客イジリの巧妙さから、もうロビーウィリアムスも彼らの仲間入りをしてしまっているように感じます。


ROBBIE WILLIAMS - What We Did Last Summer (dvd) ★★ (2004-03-22 23:37:00)

蛇足ですが、実際のステージでは「ミレニアム」も演奏してたみたいなので、このDVDは上に書いたようなまったくの完全版ではないようです…
ほぼ完全版ですが。


ROBERT PALMER - Riptide - Addicted to Love ★★ (2004-02-01 03:08:01)

それまで地味渋なシンガーだったロバート・パーマーはデュラン・デュランの
メンバーとともにリリースしたパワー・ステーションがヒットし、一躍スターダムに躍り出る。
この曲が収録されている「リップタイド」はパワー・ステーションの成功をそのまま持ち込んだアルバム。
白人ながらソウルフルなロック・ヴォーカルが聴ける、80年代のヒット・アルバム。
この曲の邦題は「恋におぼれて」。ロバート・パーマー最大のヒット曲。


RORY GALLAGHER - Irish Tour '74 ★★ (2005-04-13 19:14:00)

74年の傑作ライヴ盤。本来ならスタジオ盤を挙げるところなんですが、あまりにも素晴らしいので。
全10曲、圧巻のライヴが8曲にスタジオ録音が2曲。CDの収録容量ギリギリの80分近い収録時間でボリューム(?)も十分。
音はギターが前に出ていて良く録れてます。録音されたのはあの北アイルランドのベルファースト。熱狂的な歓声も印象的。
ロリーも20代中頃、エネルギッシュで油の乗り切った演奏を全編にわたって味わえます。
端正に構築されたプレイというよりは、前のめりな感情とガッツをぶちこんだかのような豪快で野性味溢れる演奏。これがたまらなくイイ!!
ストラトキャスターのザックリと鋭利なギターサウンドも魅力的。鍵盤との絡みもカッコいい。白人ブルーズロックの傑作。是非!!DVDも出てます。


RORY GALLAGHER - LIVE! In Europe ★★ (2005-04-22 22:19:00)

72年発表、ロリー・ギャラガーの名前を一躍有名にしたライヴ盤。オリジナルソロアルバムを2枚発表した後のツアーからの音源。
自分の持ってるのは全7曲だけど、現行のリマスターCDは全9曲だそう。
3ピース・バンド、60年代製ストラトキャスター、ブルーズロック、熱く前のめりなギター&ボーカル。…最高です、このシンプルネス。
スチールギター(これもいい!!)やバンジョー(自分はルーツミュージックに詳しくないんですけどアイリッシュとカントリーって
いうのは音楽的に地続きなんだそうです。)による演奏も聴けます。
個人的に特に好きなのは「ロードロマット」「イン・ユア・タウン」「ブルフロッグ・ブルース」の3曲。
ストラトのザックリとした音色を操るロリーのギタープレイが最高に気持ちいいです。
「イン・ユア・タウン」と「ブルフロック・ブルース」では彼のスライドが聴けます。これがシビれます!!


RORY GALLAGHER - Stage Struck ★★ (2005-04-22 22:15:00)

80年発表、白熱の名作ライヴ盤。ロリー・ギャラガー名義のライヴアルバムはこの「ステージ…」までに2枚出ているのですが、
それらと打って変わってすごくハードロック然としてます。後追いで聴いた自分からすると「70年代ハードロック!!」という感じがすごくします。
パワフルでドライヴ感のあるギターリフがグイグイと引っ張り、心地良く疾走。
ともかく厚みを増した、重厚でギラギラしたストラトのギターサウンドが気持ち良過ぎ!!
…ブルースロック然とした、これ以前のライヴアルバムの方も好きなのですが、でも「ステージ・ストラック」が素晴らしいハードロック
ライヴアルバムであるのは間違いありません。「ムーンチャイルド」も入ってるし。初めてロリー・ギャラガーを聴こうという人も是非。名作!!


ROYAL HUNT - 1996 ★★ (2005-03-10 01:52:00)

個人的にロイヤル・ハントのアルバムは「パラドックス」までなら、どのアルバムも聴いて損はないと思うのですが、
自分にとって(「パラドックス」から聴き始めたから印象が強いのかもしれないですけど…)ロイヤル・ハントのヴォーカルというと
DCクーパーというイメージが強いです(あくまで個人的に)。アメリカ人であのルックスなのに、なんとも情感豊かなヴォーカル。
そしてムチャクチャ確かな歌唱力…当時BURRN誌のリーダーズポールでも彼はいつも上位にいた記憶があります。
このライヴ盤は「MOVING TARGET」(名作!!)リリース後の東京でのライヴを収録した2枚組。
デビュー以降のベスト選曲ともいえる名曲の数々をDCの素晴らしいパフォーマンスのもと聴くことができます。JKのギターも良いです。名ライヴ盤。


ROYAL HUNT - Paradox ★★ (2004-11-12 18:28:00)

傑作。楽曲が良い。荘厳で厳粛な雰囲気。DCクーパーの歌唱が素晴らしい。アンドレ・アンダーセンのソングライターとしての才能が爆発。
北欧のヘヴィメタルであるにもかかわらず、インギー調のギターを弾かないJKのツボをおさえたギターも過不足が無くて良い。
前作の「ムーヴィング・ターゲット」もとても完成度の高いアルバムだったし、
その後の東京でのライヴを収録した2枚組ライヴ盤はDCクーパーのパフォーマンスも素晴らしく、繰り返し聞いていたのだが、本作の完成度は凄い。
長尺の曲が大半を占めるが、飽きさせない構成力も見事。このアルバムでやれることはすべてやってしまった感がある。
DCクーパーは華があったし、前任者よりも後任者よりもルックスが良かった。アンドレは背が高かった。


RUSH - Roll the Bones ★★ (2004-11-02 21:06:00)

前作の「プレスト」から「テスト・フォー・エコー」までの時代に発表したアルバムの中でも、とてもとっつきやすい作品だと思います。
どの楽器が前に出るかというよりも、全体のアンサンブルで勝負しているアルバムだし、曲はどれもキャッチーでポップ。
中間部にラップが挿入されているタイトル・トラックはとても印象的な曲。叙情性と浮遊感を演出するキーボードがとてもいい感じ。
個人的にはこのアルバムがラッシュ初体験だったのですが、プログレッシヴ・ロックという範疇でも語られることのあるグループにしては、
ずいぶんと聞きやすい音楽だなーとそのときは思いました。
…それにしても今作のアレックスのギターは本当に素晴らしい。決して派手なプレイではないのですけど、
少ない音数でその空間にドンピシャというソロを弾いています。「ブラヴァド」のソロなんか特に感動。U2のエッジみたいな、空間を使った名ソロ。


RUSH - Test for Echo ★★ (2005-03-13 19:11:00)

「プレスト」以降の4枚のアルバムの中でも一番好きなアルバムです。全米5位。日本にいると彼らのこの根強い人気が実感できないですが。
恐ろしく広がりのあるプロダクションの中にあって、ヘヴィで大きな存在感のあるアレックスのギターが曲をグイグイと引っ張っていきます。
ごくシンプルな前作よりメロディ/アレンジは充実していますが、でもあくまでグランジをも取り入れたヘヴィなギターリフが曲の中心にあります。
そういう意味では第一印象は地味といえば地味かもしれませんが、聴いているうちに曲にグイグイと引き込まれていって、気付けば「お気に入りの1枚」。
それはやっぱり彼らの「リズムの多彩さ」からでしょうか??出してる音としてはシンプルなのに、聴き手は決して飽きません。
…むしろ引き込まれていきます。素晴らしい。


SANTANA - Supernatural - (Da Le) Yaleo ★★★ (2004-02-01 03:15:32)

アルバムの1曲目。哀愁のラテン・ナンバー。
中盤のピアノのソロ→サンタナのギターソロ→ギターとホーンとの掛け合い→パーカッションとギター…
…と展開していくあたりは鳥肌モノ!!極上のトーンで繰り広げる、サンタナのギターは熱くて最高です。


SARAH BRIGHTMAN - Eden - Nessun dorma ★★★ (2004-12-07 11:29:07)

オペラです。プッチーニ作曲のオペラ「トゥーランドット」のアリア部分「だれも寝てはならぬ」、
とライナーノーツには書かれています…
自分は聴いたことがないのですが、ウリ・ロートやマノウォーのヴァージョンもあるらしいので、
メタルを聴く人にもこの曲を知っている人は多いのでは??
自分はほとんどオペラに関しては知識がないのですが…でもこれは素晴らしい!!!
超ドラマティックで感動的です。この曲、三大テノールのライヴCDで聴いて、いたく感動したのですが
(歌っていたのはパヴァロッティだったと思います)、サラが歌うこの曲も素晴らしい!!!


SARAH BRIGHTMAN - Timeless / Time to Say Goodbye - Time to Say Goodbye (Con te partirò) ★★★ (2005-01-13 13:52:16)

サラ・ブライトマンの代名詞的な曲で、1997年の大ヒット曲。
日本でもCMで使われていたし、いまだにあちこちで耳にするので知っている人も多いのでは??
ともかく感動的な曲です…大仰で美しい音楽が好きな人にとってはたまらない曲だと思います。
流れるような美しい旋律を軽やかに舞うように歌い上げるサラの歌唱が素晴らしい!!
「エデン」の日本盤ボーナストラックにこの曲のサラ独唱ヴァージョンも収録されていますが、
やっぱりこのデュエット・ヴァージョンのほうが魅力的だと思います。相方の歌手の名前は失念してしまいましたが…


SAVATAGE - Streets: A Rock Opera ★★ (2004-12-16 21:45:00)

このアルバム、高校の頃に買ったんですけど当時はボーカルの声がかなりごっついので、あまり聞き込むことがなく、CDラックの奥底に眠ってました。
良いと思うようになったのはここ1,2年だと思います。いやーこれは良いアルバムです!!!なぜこの良さが分からなかったのか…
とっつきにくかったジョンの渾身のボーカルも、今となっては曲のドラマチックさに奏功してるような気がします。
ドラマティックな曲展開、厳粛なピアノ、そして時にはヘヴィで切れ味の良いリフを刻み、
時にはむせび泣くような旋律を絶妙のトーンで奏でるクリスのギター!!!
…ただ自分もこのアルバムのストーリーは全然分からなくて(なにやらジョン・オリヴァのことらしいけど)、
ストーリーが分かればこのアルバムの魅力ももっと増すと思うんですけど…(てっきり自分のCDだけが対訳がないのか
と思っていましたが、もともとないんですね…)
…いずれにしろ、力強くドラマチックな楽曲がズラリと並びます。「サムホエア・イン・タイム/ビリーヴ」が素晴らしいのはもちろん、
「ア・リトル・トゥー・ファー」でのピアノをバックに訥々と歌われる悲しい旋律、
「セイント・パトリックス」でのクリスの悶絶モノのギター…などなど聴き所がとても多いです。


SCORPIONS - Crazy World ★★ (2004-06-09 04:36:00)

前作「サヴェージ・アミューズメント」の哀愁ポップ的路線と比べると、結構陽気で乾いた音という感じだが、
曲の質が高く、大ヒットバラード「ウィンド・オブ・チェンジ」を含むバラード2曲の出来も素晴らしい。
「クレイジー・ワールド」の時のツアーの映像はビデオになっていて、以前近所のレンタル屋で借りて見たことがあるのだが、
当時はまさにアリーナ・ロック・バンドとして大変な人気があったことが分かる。
80年代の音楽を全部後追いで聴いた世代の自分からすると、
一介のドイツのヘヴィメタルバンドであるスコーピオンズが世界を制覇してしまったというのは、なかなか信じがたい事実なのだが、
実際このアルバムの楽曲は普段ヘヴィメタルなど聴かない層にも充分受け入れられるであろう内容。
蛇足だが、ジャケットのつまらなさはスコーピオンズ史上、次作「フェイス・オブ・ヒート」とトップを争うぐらいの地味さ。


SCORPIONS - Tokyo Tapes ★★ (2004-11-02 21:08:00)

ウリ・ロートのギターがともかく気持ちいいアルバム。美しいトーンで流麗なフレージングを操るウリのギターには思わず恍惚となる。
なかなか聴きたいとは思いながらも縁が無くて今まで聴いてこなかったのだが、やっとこの前聴くことが出来た…素晴らしいアルバムだと思う。
ウリ時代の集大成的なアルバムとしても語られることの多いアルバムだし、演奏の質も非常に高い。
クラウス・マイネの良く伸びるツヤのある声もとても美しい。まあウリ・ロートのヴォーカルはちょっとアレだが…
でもウリ時代のスコーピオンズにこだわるファンが多いのも分かるような気がする。やっぱり日本人の感性にはグッとくるものがあるんでしょうか?


SCORPIONS - World Wide Live ★★ (2004-02-03 03:34:00)

スコーピオンズといえばマティアス加入以降の作品しか聴いたことがなく、つい最近初めてウリロート時代の作品を聴いたんですけど、
ほとんど別のバンドといってもいいぐらい音楽性が違うんですね?スコーピオンズのコアなファンほどウリ時代の方が好き、ということみたいですけど、
現代から考えてみれば、ドイツのヘヴィメタルバンドが世界を制覇してしまうなどということはとんでもなくすごいことに思えます。(いい時代だったんですねー)
このライヴ盤は華やかなりし瞬間を克明に捕らえていると思います。傑作。


SEX PISTOLS - Filthy Lucre: Live ★★ (2004-12-10 03:59:00)

再結成後のライヴを収録したアルバム。一般的にはほとんど評価されていないライヴ盤。というか再結成自体も評価されていないでしょうか?
なんとリアルタイムで聴いてしまったセックス・ピストルズ。1977年の「勝手にしやがれ」はロックの歴史を変えた名盤中の名盤とされていますが、
後追いで聴いた自分からすればどうもピンと来ないんですよねー。当時は衝撃的だったのかもしれませんが、今から聴いてみればとりたてて珍しい音楽ではなくて、
ポップで良質なロックンロールとしか感じませんでした。初期のクラッシュなら音自体がものすごく攻撃的で切迫感があるので納得できるのですが…
「ロックの歴史」云々という方向から聴いていくと自分は???なんだけど、ただの「音楽」として聴けば間違いなく最高のロックンロールなんですよね…
だからこのライヴ盤は演奏も上手くなってるし(パンクからすればNGでしょうが)、自分にとっては全く問題なしの名ライヴ盤です。本当に良曲ぞろい。
まあ、このライヴ盤を手放しで褒め称える人が少ないのは分かりますけど…


SIMON & GARFUNKEL - Bridge Over Troubled Water - Bridge Over Troubled Water ★★ (2004-06-02 11:31:31)

サイモンとガーファンクルの、というより洋楽のクラシックといってもいいほどの楽曲。
邦題は「明日に架ける橋」。劇的ななアレンジ。
あまりに良く耳にするので聞き飽きてしまったところもあるけど、名曲は名曲。


SINNER - The Best of Sinner -noise Years- ★★ (2005-03-10 19:48:00)

SINNERのCDはこのアルバムしか持っていなかったのですが、NOISE時代の代表曲が19曲もギッシリとつまったこのベストは良く聴いてました。
基本は何のてらいもない正統派ヘヴィメタルだけど、メロディーがいいですね。
「KNIFE IN MY HEART」(良い曲です)みたいなポップな曲もあったり。ツインギターも絶妙。…「DESPERATE HEART」で終わる構成もいい。


SKID ROW - Slave to the Grind ★★ (2004-02-01 14:27:00)

全米1位。奇跡の大傑作。実にヘヴィでカッコいいアルバムです。
自分としては圧倒的にデビュー作よりこちらの方が好きなんですが、まあこれは好みなので…
同じ年にリリースされたメタリカとガンズのアルバムに対抗できるヘヴィなハードロックアルバムはこれしかないんじゃないかと思います。
曲はロックもバラードもヘヴィでありながらポップ、それでセバスチャンの絶叫も含めて「激情」です。
バンドのエネルギーがビシバシ伝わってきます。時代性とは無縁のヘヴィロックアルバム。
ボン・ジョヴィの弟分としてのデビューからか、あるいはセバスチャンのアイドル性なからなのか、
80年代のパーティーロックバンドのひとつとしてこの後に来るグランジから嫌悪される存在になってしまうのですが、
これは後追いで聴いた自分からすると納得いかないですね。デビュー・アルバムはかなりポップでしたけど、
このセカンドのヘヴィさは充分90年代の音楽シーンでもリアルなものじゃないかと思うのですが…
自分の中ではグランジもUKロックもひっくるめた上で、90年代のベストアルバムのひとつです。


SKID ROW - Slave to the Grind - Beggar's Day ★★ (2004-11-18 00:27:16)

名盤「スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド」の日本盤ボーナス・トラック。
この曲をボーナスにしておくのは勿体無いというぐらい、本体と比べても遜色ないクォリティを誇る名曲。