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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 901-946

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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 901-946
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VAN HALEN - Van Halen ★★ (2004-02-03 12:47:00)

ヴァン・ヘイレンの最高傑作であり、ロック史上に残る名盤だと思います。
…20年以上も前の作品には到底思えないようなヘヴィさと爆発力だし、同じ頃巨匠リッチー・ブラックモアが「キル・ザ・キング」を弾いていたことを思えば、
いかにエディーが革新的なギタリストだったかということは想像に難くないです。
このデビュー作には、サミー加入後の80年代後半にはほとんど感じられなくなってしまった、英国ブルーズロックをベースにした独特の暗さがあります。
デイヴの天性の芸人根性とエディーを中心にした超パワフルなバンド(個人的にはドラムがぶっ壊れそうなアレックスのドラミングが本当に好き!!!)
の個性が激突しまくる傑作。


VAN HALEN - Van Halen - Ain't Talkin' 'Bout Love ★★★ (2005-03-02 19:36:03)

「叶わぬ賭け」。まず「ジャリジャリ」というギターのトーンがたまらないです。そしてフランジャー。
…で、あまり偉そうなことは言えないんですが、超絶速弾きもライトハンドもないので、
(音符上)コピーするのは結構簡単かも。自分もエレキギターを買ってすぐにチャレンジしたVHの曲はこの曲。


VAN HALEN - Van Halen - Eruption ★★★ (2005-03-02 19:21:37)

「暗闇の爆撃」。衝撃のギターインスト。エディー・ヴァン・ヘイレンの代名詞。
ライトハンド、ハミングバード、アーミング、フランジャー…そして気持ち良過ぎるこのギタートーン。
エディー独自の飛び道具を抜きにしてもホントに無茶苦茶魅力的なギタリストだと思います。
エディーいわく、彼のギタープレイの基本-根底にはエリック・クラプトンがあるそうです。


VAN HALEN - Van Halen - Runnin' With the Devil ★★ (2005-03-02 19:48:10)

これもなんか邦題がありましたよね??…自分が高校の頃、ヤングギター誌にこの曲の譜面が載ってました。
で、イントロのところの「キラッ!!」という音の出し方を知って、「おおっ!!」と感動したことを
覚えてるなぁ。他のところにほとんど応用できない小技だったりするんですけど…
ミドンテンポなのであの頃はあんまり良い曲とは思わなかったんですけど、
今聴いてみるとヘヴィでどっしりしたリフがスゴいカッコいい。ギターソロもスリリングだし。


VAN HALEN - Van Halen II - Dance the Night Away ★★ (2005-03-02 19:59:36)

自分もギターに思わず耳がいきますねぇ…エディーのギターがなければ「わりと普通のポップな曲」なん
だけど、ギターが「曲のアクセント」通り越して、ほとんど主役になってるかも…
で、ずっと上の方にも書かれている方がいますが、このソロってタッピング・ハーモニクスなんですね。
でも、このアルバムがリリースされたのって79年でしょ??…エディ凄すぎ!!


VAN HALEN - Van Halen III - Without You ★★★ (2005-03-03 18:41:46)

個人的にアルバム自体は地味な曲が多くてピンと来なかったんですけど、この曲はスバ抜けてカッコいい
と思います。…なんかベストに入ってた「ME WISE MAGIC」の延長線上にありそうな曲。
キレのいいカッティングが気持ち良い。サビのメロディーは爽快だしね。
エディーがニット帽(だったかな?)をかぶってギターを弾くPVも当時新鮮でした。


VAN HALEN - Women and Children First - And the Cradle Will Rock... ★★ (2005-03-02 20:10:27)

ちょっとポイント低すぎ!!3RDと4THに収録されてる曲は結構渋いのが多いから??
フランジャーかかりまくり(?)なヘヴィなリフ(たぶん指弾きだったと思う)が印象的。
で、このギターソロがカッコいい!!「タッピング→静寂」のあとの部分がたまらなく渋い。


VINCE NEIL - Exposed ★★ (2004-02-05 15:59:00)

モトリークルーは、時代の趨勢を敏感に察知して、新しい要素を取り入れ、それなりに完成度の高いアルバムをリリースした。
でもヴィンスニールの方はといえば、まったく気負いがない。
時代性などおかまいなしに、思いっきり自分のやりたい、陽気でド派手なロックンロールをやっている。
それもミックマーズでは不可能だったことをスティーヴスティーヴンスが可能にし、モトリーより一枚上のアルバムを作ってしまった…
…にしてもこのアルバムでやってることってモトリーが80年代でやってきたことを軽く超えてしまうほど華麗でカッコイイ。


VINCE NEIL - Exposed - Blondes(have More Fun) (2004-02-01 11:06:54)

確かロッド・スチュアートのカヴァーでしたっけ?
ロックンロールだね。


VINCE NEIL - Exposed - Look in Her Eyes ★★ (2004-11-18 11:04:18)

アメリカン・ハードロックが難しい時期にかかっているにもかかわらず、
パワフルなヴィンスのヴォーカルもいい。
でも、とにもかくにもこの曲の主役はスティーヴ・スティーヴンス。
ロングサイズのギターソロだけじゃなくて、
1曲通してずっとトリッキーなフレーズを弾き倒し続けている。名盤「エクスポーズド」のオープニングを飾るにふさわしい超派手な曲。


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Heaven ★★ (2004-12-09 01:43:41)

彼らにとって最もヒットした曲で、とても美しいバラード。
このバンドの曲の中でも、この曲のメロディの素晴らしさはズバ抜けてます。
ジェイニー・レインの伸びやかなヴォーカルもいい。


WHITE LION - Big Game ★★ (2005-03-10 18:38:00)

自分が高校の頃、名盤とされる彼らの「PRIDE」を探し回ってたんですけど、どこの店へ行ってもなかなか見つからなくて、
やっとのことで中古CD屋で発見した「BIG GAME」。
「ちっ、あのPRIDEじゃないけど聴いてみるか…」と不満まじりにこのアルバムを買って家に帰り再生してみると…
「素晴らしい!!」1曲目の「GOIN' HOME TONIGHT」に撃沈しました。本当にこの曲は素晴らしい。
曲のムードはまさしく「アメリカ」なのにこの「哀愁」…下手だといわれるマイクのボーカルだけど自分はこの声、本当に好きですね。
アルバム一枚通してのクオリティは「PRIDE」のほうに譲るかもしれないけど、良い曲がいっぱい入ってます。
ある意味、緊張感のある前作に比べると、こちらの方が良い意味で肩の力を抜いてる感じがしますね。


WHITE LION - Pride ★★ (2004-05-30 11:47:00)

よく技術的な面で槍玉に上がるマイク・トランプのヴォーカルだが「プライド」を名盤たらしめているのはまさしくマイクによるヴォーカルでは…
リアルタイムで聴いたわけじゃないし、もちろん実際にライヴに足を運んだわけじゃないから何とも言えないが…
これがもし技術的にも音域的にも滑らかで達者なヴォーカルだと、後ろで鳴っているギターがすごくスムーズなこともあって、
あまりにも綺麗綺麗しすぎてツマラないサウンドになるような気もするし…
個人的にヴォーカルって技術うんぬんよりも声質や「味」の方が大事だと思うし…
アメリカのバンドにもかかわらず、日本人好みの叙情性が光る、ともかく名曲ぞろいのアルバムだと思います。


WHITE LION - Pride - When the Children Cry ★★ (2004-11-18 11:05:53)

ホワイト・ライオン史上、一番のヒットを記録したバラード。
この時期のほかのアメリカのバンドとはちょっと違う音楽性。
マイクの少しぎこちないヴォーカルも味があっていい。
ヴィトの流麗で哀愁漂うギターソロも素晴らしい。


WHITESNAKE - 1987 Versions - Looking for Love ★★★ (2005-01-26 00:24:18)

意外と順位が低いですね??個人的には「イズ・ディス・ラヴ」よりも上の順位でもおかしくないと思うのですが…
ジョン・サイクスのギターが好きな人にとってこの曲はたまらないものがあるんじゃないでしょうか??
もちろん自分もそうですけど。ソロということに関してはサイクスのベストプレイのひとつかと。
エンディングのエインズレーのドラムを背に、怒涛のソロプレイを繰り広げるサイクスは圧倒的。


WHITESNAKE - Restless Heart - Don't Fade Away ★★★ (2005-01-26 00:47:23)

「レストレスハート」の1曲目を飾るバラード。
アルバムでは、ブルージーなAORというか、あくまでデイヴィッドの声を引き立たせるような、
比較的おとなしめの曲が並びますが、その中でもこの曲のメロディーは素晴らしいです。
上の方も書かれていますが、年輪を重ねたシンガーでなければ出せない魅力というのがあるのではないでしょうか??


WHITESNAKE - Slide It In ★★ (2004-02-03 02:09:00)

ド派手な「サーペンス・アルバス」を先に聴いたからか、最初は「なんて地味なアルバムなんだ」と一種の肩透かしを食った記憶がありますが、
本作は聴き込むごとに良さがにじみ出てくる、英国ハードロックの傑作だと思います。
コージーのパワフルなドラムもいいですが、カヴァーデイルがヘヴィメタルのヴォーカリストという以前に、
魅力的でソウルフルなロック・ヴォーカリストだなーと思うのは、こちらのほうではないでしょうか?
あの時代だからこそ見事にハマった「サーペンス・アルバス」とは違って、このアルバムはどの時代においても魅力は変わらないと思いますし。
…あとこのアルバムにオリジナルとUSヴァージョンの2通りがあり、自分もどちらとも聴いたのですが、これはもう好みの問題と言うしかないと思います。
あまり知識がないので稚拙な表現になりますが、USAの方はサウンド全体がクリアでまとまりがある感じ。「サウンドが良い」といえばこちらでしょう。
オリジナルVerは楽器がそれぞれ鳴っている感じで、こちらのほうが臨場感あるといえばあるような…あまりヘヴィメタル的なミックスではありません。
新品で買うとすると、今市場に出回っているのは十中八九USAのほうだと思いますが、自分が初めてこのアルバムを聴いたのが中古店で買ったオリジナル盤だったし、
ずっとそれで聴いてきたのでオリジナルのほうが馴染みがありますねー。原盤をなるべく尊重したいというのもありますし…
でも「サーペンス・アルバス」から入った人はUSAの方が取っ付きやすいのでは。まあ、好みですけど…


WHITESNAKE - Slide It In - Gambler ★★ (2005-01-26 00:02:42)

UKオリジナル・ヴァージョンではオープニング曲。自分が持ってるのはこちらのほうなので、
アルバムのオープニングは、このどこからか聴こえてくる叙情的なキーボードの音という印象があります。
他の曲に比べてメロディに抑揚がないかもしれませんが、それがどことない渋さを感じさせてくれたりします…
何といってもコージーのドラムがカッコいい!!


WHITESNAKE - Slide It In - Give Me More Time ★★★ (2005-01-26 00:17:10)

ギターリフはかなりシンプルですけど、曲自体は哀愁ハードロック。サビのメロディがたまらないです。
あとギターソロもメロディアス。息の合ったパワフルなバンドサウンドが聴ける秀曲!!


WHITESNAKE - Slide It In - Slide It In ★★★ (2005-01-26 00:11:18)

今気付きました。そんなエロい歌詞だったとは…
そういえばホワイトスネイクって物議を醸し出すようなジャケットのアルバムも発表してますよね??
…曲の方はポップでキャッチーなんだけど、ブリティッシュ・ロックの薫りも感じさせてくれる名曲。
UKオリジナルとUSリミックスとでは、当然ギターソロもベースのフレーズも違っていて、
結構違った印象があります。自分はUKオリジナルが好きですけど、どちらも良いと思います。


WHITESNAKE - Slide It In - Slow an' Easy ★★★ (2004-11-18 11:08:26)

アルバム「スラッド・イット・イン」随一の名曲。
カヴァーデイルのソウルフルな歌唱が光る、ブルージーでパワフルな曲だ。
ブルーズ・ロックの極みといってもいいほど。ミッキー・ムーディーのスライド・ソロが素晴らしすぎる。
次作「サーペンス・アルバス」からは想像もつかないような音楽性。


WHITESNAKE - Slip of the Tongue - Judgement Day (2005-01-26 00:40:46)

本当だ!!そういえばカシミールのギターリフに似てますね。皆さんの発言を見て、たった今気付きました…
ギターリフだけじゃなくて、曲全体のメロディも雰囲気も似てるかも。
そういえば「スティル・オブ・ザ・ナイト」もZEPに似ている云々という話もありましたよね…
ソロなんかはスティーヴ・ヴァイらしいフレーズもあるにはありますが、
おおがねバンドに合わせたプレイをしてくれています。なかなかの佳曲。


WHITESNAKE - Starkers in Tokyo ★★ (2004-02-06 15:53:00)

クラプトンの作品で有名なMTVのアンプラグドシリーズのような作品を想定していたのかもしれないんですが、
やっぱり言語の違いとか、こういう状況に不慣れな観客とのコミュニケーションが少しぎこちないところは否めないです。
でもそれは仕方がないといえば仕方がないことであり、わざわざ日本のファンを観客に選んでアルバムを作ってくれたことは素直に嬉しいです。
「レストレスハート」がカヴァーデイルのヴォーカルアルバムというかAORブルーズロックのような作風だったことを考えると、
今作のようなアコースティックセットをやったことはとてもよくわかります。
Sailing Ships, Soldier Of Fortuneのような今回の趣向にドンピシャな選曲もあり、
カヴァーデイルの歌声をじっくり堪能できる好盤じゃないでしょうか。


WHITESNAKE - Whitesnake ★★ (2004-01-31 17:04:00)

デイヴィッド・カヴァーデイル、ジョン・サイクス…それぞれのパフォーマンスはもちろん、楽曲、プロダクション、
そしてヘアスタイルに至るまですべてゴージャス!
地味渋なブリティッシュ・ロック・バンドだった、それまでのホワイトスネイクはどこ吹く風、
一夜にしてアメリカを席巻するゴージャス・バンドに衣替えした、バンド史上最も重要なターニングポイント作。
アメリカでの成功に魂を売ったといえばそうかもしれないけど、ここまで完成度の高いアルバムを作ってしまうと、そんな批判も吹っ飛んでしまう。
もっともその後ホワイトスネイクは、さすがに行き過ぎた「スリップ・オブ・ザ・タング」を最後に迷走状態になってしまうけど。
…ちなみにUK盤は日本盤と曲順が違う上に、「ルッキング・フォー・ラヴ」「ブレイク・マイ・ハート・アゲイン」という名曲中の名曲が収録されています。
この2曲、今は94年発表の「グレイテスト・ヒッツ」でいずれも聴くことが出来ますが、なぜこの2曲が外されなければならなかったのか分かりませんね…
是非UK盤のサーペンス・アルバスか、クレイテスト・ヒッツを買うなりして、この2曲を聴いてみてください。


WHITESNAKE - Whitesnake - Crying in the Rain '87 ★★★ (2005-01-26 00:32:47)

正直オリジナルヴァージョンは聴いたことがないので、どれだけ劇的にこの曲が変身したのかは
分からないんですけど、ともかく「サーペンス」収録のこの曲は圧倒的ですね…
何といっても皆さんおっしゃってるように、これでもか!!というギターソロ。
「鬼気迫る」とはまさにこのことでは??
高校のとき、しゃかりきにこのソロを完コピしようとしましたけど、絶対ムリ。
このフレーズをフルピッキングで弾き倒すというのは本当に物凄いです。サイクシーおそるべし。


YES - Close to the Edge ★★ (2004-11-02 02:58:00)

とかく理屈で語られがちなプログレという音楽にあって、このアルバムにあれこれと理屈で色付けする必要はないですねー。
特に1曲目のタイトル・トラックは圧倒的。20分以上の大作なんですが聞き始めたら最後、エンディングまでずっと聴き入ってしまいます。
特に中盤の静寂から荘厳、そしてクライマックスへとふたたび走り出していく展開は鳥肌もの。
もちろんリアルタイムで聴くべくもなく後追いで聴いた世代なんですけど、このアルバムに関しては時代による風化が無いです。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy ★★ (2004-06-01 04:23:00)

オリコン上位の常連となった「ファイアー・アンド・アイス」以降のコマーシャルさも兼ね備えた路線から今作で明確に舵を切ったようだ。
基本的にイングヴェイは「開き直っている」人だが、ここまで自分の「エゴ」を貫き通す孤高のギタリストに心から拍手を送りたい。
まさに様式美・正統派・ギター弾きまくり・ヘヴィメタルであり、
そのテの音楽をやるのには最適なヴォーカリストであるマーク・ボールズを迎えてやりたいようにやっている。
ジャケットのあまりのヒドさには目を覆うばかりだが、これも「開き直り」の結果だろうか。(でもジャケットがヒドいのは今作に限らない)
それまでライトなファン・ギターキッズへのアピールを支えていたコマーシャルさが皆無のため、取っ付きがたい印象を与えるかもしれないし、
多少曲作りの面で練り不足のところもあるかもしれない。
ただ自分みたいな「イングヴェイのあのギターが聴ければいい」みたいな盲目的なイタいファンにとっては大満足なアルバムなのですが。


YNGWIE MALMSTEEN - Concerto Suite for electric guitar and orchestra in E-flat minor, Op. 1 ★★ (2005-03-22 02:56:00)

普段のイングヴェイ作品を聴いているリスナー全員にアピールできるアルバムではないかもしれないけど、彼のギターが好きな人なら是非聴いて
ほしいアルバムです!!「単なるロックとクラシックの融合ではなくて、あくまでクラシック作品を作りたい」という彼の念願がついに叶ったアルバム。
過去の楽曲でも使われていたファンおなじみのフレーズがいたるところに登場します。考えようによればイングヴェイ奏法の集大成とも??
それにしても、このアルバムへの彼の情熱の傾け様は普段の作品以上のものがあるはず。
イングヴェイが本当にやりたかったこととして、彼を一時期でも熱心に追いかけていたファンの一人としてはとても感慨深いアルバムですね…
純クラシック作品というより、随所にイングヴェイ節が感じられますが(当たり前か)、作品全体が凛とした美意識に覆われてます。本当に素晴らしい!!
…個人的には、かねてからの念願だったこのアルバムで彼のキャリアも一区切りついたのではないかな、とも。
彼の新作をあまり熱心に追いかけなくなった今でもこのアルバムは頻繁に聴いてます。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal ★★ (2004-06-01 03:46:00)

アルバム構成の傾向は「セヴンス・サイン」「マグナム・オーパス」系統で、ヴァラエティ豊富でありながら質の高い楽曲とヘヴィなギター・リフが印象的。
その上で今作の特筆すべきところは、何と言っても今は亡きコージー・パウエルが叩いていること、
そして即興演奏中心だった過去数作でのギターソロと違って、事前に組み立てたソロが目立つところでしょうか…
インプロヴァイズによるソロはあんまり評判が芳しくないようなんですけど、個人的にはイングヴェイが弾いてるならOKという感じなので、
少し「エゴ」が後退して、曲のほうにベクトルが向いていてコンパクトになっているところは自分は少し残念かも。これは人それぞれでしょうか…
自分はドラムのことが良く分からないので名前で判断してるだけかもしれないんですけど、やっぱりコージーのドラムはカッコいいですねー。
「ブレイブハート」のギターの3連フレーズの後ろでガシャンガシャンと叩きまくるところとか…
当時コージーが生で見られるということでライヴ・チケットを購入しました。実際に亡くなってしまったのはコージー不在の日本公演が終わってからですが…合掌。


YNGWIE MALMSTEEN - Inspiration ★★ (2004-01-31 17:20:00)

自分がこのアルバムに関して気に入っているのは、イングヴェイ印ともいえる「北欧様式美メタル」ではなく、
あくまでブリティッシュ・ハードロックに代表されるようなオーセンティックなフォーマットの上で、イングヴェイのギターが聴けるということです。
こういう作品って他にあるようでないんですよね…決して、メロディに傾きすぎた上滑りな作品になっていなくて、
きちんと上質のバンド・グルーヴで貫かれているアルバムというか…
パガニーニとかバロック音楽からの影響というのが彼のオリジナリティを決定的なものにしていますが、
あくまでも彼のルーツはジミ・ヘンドリクスであり、彼の姉に買ってもらったディープ・パープルのアルバム「FIREBALL」であると思います。
彼のギタープレイの根っこにあるのは原始的なハードロックスタイルというか…
「SPANISH CASTLE MAGIC」はベスト盤にも収録されていたレニングラードのライヴ・ヴァージョンのほうがカッコいいと思いますが、
「PICTURES OF HOME」「GATES OF BABYLON」「IN THE DEAD OF NIGHT」「MISTREATED」といった曲での
パフォーマンスは圧倒的なものがあります。特に「PICTURES」のソロはスゴい。孤高の速弾きももちろん魅力ですが、
やっぱりブラックモアっぽいフィーリングを感じます。だからこそこの曲にインギーのプレイがハマってるんだと思います。
今更ですけど、インギーのリッチーから受けた影響はかなりのものがあるんでしょう。このアルバムのリリース後だと思いますけど、
全3巻の教則ビデオを彼はリリースしました。どの巻だったかは忘れてしまったのですが、
インギーがパープルの「CHILD IN TIME」の「MADE IN JAPAN」ヴァージョンをリッチーのフレーズそのままに完コピするシーンがあったと思います。
おそらく彼が若い頃コピーしたリッチーのフレージングはこの曲だけではないでしょうし、
彼のプレイスタイルの根っこのところにリッチーが根付いているといっても良い。
それが何十年か経って自分独自のプレイスタイルを確立した後でも、パープルの曲を演奏するとそういうフィーリングが出るのかなと…


YNGWIE MALMSTEEN - Live!! ★★ (2004-06-01 04:02:00)

これまで数々のヴォーカリストがイングヴェイの横で歌ってきましたけど、
マッツ・レヴィンも多少潰れ気味の声質ながら、確かな力量を誇るヴォーカリストであることがこのアルバムを聴いて分かります。
賛否のあるインプロヴァイズですけど、でもやっぱり好きです。
定番の「ヘヴン・トゥナイト」と「ユー・ドント・リメンバー」を外したのはたぶん正解。
個人的には「ブラック・スター」もそろそろ外しても良いんじゃないか、と思ってしまいますけど、さすがに代名詞的な曲だから外さないのかな…
でも「インスピレーション」収録の「ピクチャーズ・オブ・ホーム」と「バビロンの城門」まで演奏してくれているのが嬉しい。
どうせなら「イン・ザ・デッド・オブ・ナイト」とか「チャイルド・イン・タイム」も、と思ってしまうけどさすがに演らないか…でも好盤。


YNGWIE MALMSTEEN - Magnum Opus ★★ (2004-02-28 02:16:00)

「マグナム・オーパス」は評価が低いらしいですが、なんででしょうか?
自分は「セヴンス・サイン」あたりからイングヴェイを聴き始めたから思い入れがあるのかもしれないですが。
マンネリって言う人もいるのかもしれないですけど、
良くも悪くも、イングヴェイっていう人自体が偉大なるマンネリズムのかたまりなんだし、そんなに目くじらを立てなくとも…
それにしても、この頃の一般ウケも期待できるポップさも兼ね備えた作風はやっぱり良かった。
イングヴェイ印の「ヴェンジャンス」「ファイア・イン・ザ・スカイ」も素晴らしいし。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - I’ll See the Light, Tonight ★★ (2004-11-18 11:10:36)

初期イングヴェイの名曲であり、代表曲。
次作「トリロジー」ではマーク・ボールズを迎えて、より洗練されたメロディアスなサウンドに移行していますけど、
ジェフ・スコット・ソートのパワフルな歌唱が素晴らしい、この曲のような荒削りな正統派サウンドも捨てがたいですねー。
ギターソロも構成美云々よりも弾きたいように弾いている印象です。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Deja Vu ★★ (2005-02-21 21:47:49)

曲から受ける印象は意外とポップだったりするのですが、ギターの内容は相当「ハード」。
入り口のスウィープが「日本人にはやさしい」と書かれている方もいますが、自分には無茶苦茶ハードに思えます…
そしてその後はもう怒涛の速弾き。締めのワウパートはちょっと恥ずかしくなるような展開ですが…
だいたいイントロのフレーズからして指がこんがらがってきます…昔は弾けたんですけどねぇ…


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Heaven Tonight ★★★ (2005-02-21 21:40:35)

何かといわれがちな曲。イングヴェイも「ジョーの書く詞は…」とコケにしていましたが…
でもジョー・リン・ターナーはハマりまくりだし、妙にキラキラしたPVも好きでした。ギターソロも秀逸。


YNGWIE MALMSTEEN - Odyssey - Hold On ★★ (2005-02-21 21:33:35)

確かに再現しにくいとは思うけど、ライヴで演奏されたという話も聴かないし、結構地味な曲。
イングヴェイを良く聴いていた高校当時、ひそかに好きだった曲。
ジョー・リン・ターナーの透明感のあるボーカルが映えまくり。
そしてイングヴェイのギターは終始ウェットに泣きまくり。ワウを隠し味に使ったソロもなかなかです。


YNGWIE MALMSTEEN - Rising Force - Black Star ★★★ (2005-02-21 20:41:54)

「FAR BEYOND THE SUN」と双璧のイングヴェイ・インスト。改めて聴いてみるとやっぱり名曲。
オープニングに登場する、ディレイ ヴァイオリン奏法でのあの独特なタッチはこれ以降常套フレーズに。
速弾きは勿論ですが、やっぱりメロディセンスが素晴らしいです。
メインのあのメロディはCDではギター2本のハモリですが、ライヴではキーボードと再現。
あとライヴでは曲の前に延々とガットギターのソロが繰り広げられます。


YNGWIE MALMSTEEN - Rising Force - Far Beyond the Sun ★★★ (2005-02-21 20:53:29)

衝撃を受けまくった、ともかく「凄まじい」インスト。
85年の日本公演を収録したビデオ「チェイシング・イングヴェイ」でのこの曲のところは
本当にもう何百回見たか分かりません…今改めて聴いても、無茶苦茶滑らかなフィンガリングだと思います…
後半のハイライトのところでギターのみで弾きまくるところがありますが、本当に鳥肌モノです。
それにこの曲の主役はイングヴェイだけじゃないですね…イェンスとのバトルも聴きどころ。
間違いなくイングヴェイの金字塔でしょう…孤高の曲。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign ★★ (2004-06-10 02:24:00)

このアルバムで特筆すべきなのは、楽曲のヴァラエティの豊富さと楽曲の質の高さ。
「ネヴァー・ダイ」「セヴンス・サイン」「クラッシュ・アンド・バーン」のようなイングヴェイ節満載のHMをはじめ、
ジミヘン風の「アイ・ドント・ノウ」、クラシカルで劇的なバラード「フォーエヴァー・ワン」「プリズナー・オブ・ユア・ラヴ」、
物悲しくも美しい旋律のインスト「ブラザーズ」…と曲のバラエティの豊富さにもかかわらず、楽曲の質が高い。
肝心のギターソロはインプロヴァイズが中心の内容で、このアルバムに限らず賛否両論でしょうけど、スリリングで自分はあまり抵抗がないですね…
このアルバムから加入したマイク・ヴェセーラのヴォーカルも素晴らしい。ラウドネスでのキャリアもある人ですが、
過去のヴォーカルと比べると少しアメリカンな正統派HMを歌うのに一番適したヴォーカリスト。
頻繁にヴォーカリストが交替することで有名ですけど、なんだかんだ言ってそのアルバムごとに適材適所にヴォーカルが選べているように感じます。


YNGWIE MALMSTEEN - Trial by Fire: Live in Leningrad ★★ (2004-06-10 02:21:00)

「ライジング・フォース」を除けば「オデッセイ」までの名曲も「ある程度は」網羅されています。
ジョー・リン・ターナーのヴォーカル、イングヴェイ他のバンドの演奏も素晴らしいので初期ベストとしても有効。
ただこのギターソロはなんとかしてほしいですね。「トリロジー・スーツ」と「レッドハウス」の段はまだいいけど、
少なくとも最後のピッチシフターを使った金キリ音はノイズの域を出ていないと思うのですが…しかもいまだにこの構成なのでしょうか??
…クリップ・ビデオ集の「コレクション」にこのレニングラードでのライヴが何曲か収録されているのを見たことがあるのですが、
イングヴェイが膨張しつつあったことが確認できます。パッツンパッツンで今にもはちきれんばかりの衣装は少し見るのがキツくなってきたかな…という感じ。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Liar ★★ (2005-02-21 21:17:24)

この曲、どういうわけかマーク・ボールズよりジョー・リン・ターナーのボーカルの方が印象が強いのですが、
上の方のおっしゃる通り正統派ヘヴィメタル調。そしてギターソロの導入部分のスウィープは練習したなぁ…
このスウィープだってアルカトラスの「TOO YOUNG TO DIE…」でもうすでにやってるわけだし…
考えてみればこの時期でイングヴェイ奏法の主たるものは出尽くしてますねぇ。
自分は90年代以降のイングヴェイも違和感なく聴けますが、この時期のイングヴェイは芸が細かいと思う。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Queen in Love (2005-02-21 21:28:22)

ベスト盤とかビデオにも収録されていながら、あまり目立たない曲かもしれません。
「LIAR」のところでも書いたんですけど、この曲も妙なグラサンをかけたジョー・リンを思い出します。
それにしてもこのギターソロ、よくよく聴いてみるとスキがないなぁ…
泣きの旋律、滑らかな速弾きもそうですが、アーミングの使い方が絶妙。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - You Don't Remember, I'll Never Forget ★★★ (2005-02-21 21:04:33)

ビデオクリップも作られたほどのキャッチーな曲なんですけど、ともかく聴きドコロはギターソロ。
泣きまくりの旋律、抜群のトーンコントロール、あくまで曲と同化している速弾き、隠し味に使われているアーミング…
イングヴェイのソロの中でも好きなソロのひとつです。
マーク・ボールズのボーカルも曲に合ってます。間違ってもこの曲はジェフじゃないよね…


ZENO - Listen to the Light ★★ (2005-03-11 00:54:00)

このギターサウンドはたまんないですね…それにしてもこのアルバム、発売当時から絶賛の嵐でした。
当時フェア・ウォーニングにズブズブとハマっていた自分にとって、このアルバムはずっと店頭に並ぶのを心待ちにしていて発売日に買ったアルバムです。
「孤高さ」「崇高さ」ということでいうと前作「ZENO」の方に分があると思うのですが、本作も勿論素晴らしい!!
なんといってもこのギターサウンドは鳥肌モノ。本当に存在感のあるギターで、上の方も書かれてますが、その音色には色気すら感じます。
FAIR WARNINGが好きな人は勿論、「メロディ」を愛する人にはデビュー作とともに是非聴いてほしいアルバム。


ZZ TOP - Eliminator - Legs ★★ (2004-04-03 17:26:17)

テクノ・ミーツ・アメリカンルーツロックな大ヒット曲。


t.A.T.u. - T.a.t.u - All the Things She Said ★★ (2004-06-15 20:49:40)

マネージャーにのせられたガキが好き勝手にやりたい放題なのはハッキリ言って愉快じゃないが、
楽曲単体としてみればこれはいい。
「リラックス」「トゥー・トライヴス」で有名な名プロデューサー、トレヴァー・ホーンが
プロデュースしたこの曲は、とてもインパクトがあった。
でも、もう日本に来ないでね。