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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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DEF LEPPARD - Slang - Turn to Dust ★★ (2004-11-23 23:06:31)

アラビア風の弦楽器によるイントロ。アラビアンな旋律は曲の随所にちりばめられています。
コーラスは従来のデフ・レパード印のあのコーラス。
ギターのトーンもそれまでとは違っています。時代を感じるザラついたトーンになっている。


DEF LEPPARD - Slang - Truth? ★★ (2004-11-23 23:03:45)

陰影のあるリフに導かれるようにアルバムは始まります。
まず耳を引かれるのが斬新ともとれるリズム。そしてコーラスにもエフェクトがかかっています。
間奏などでも登場するエスニック風の旋律も新機軸。


METALLICA - St. Anger - All Within My Hands (2004-11-22 22:21:37)

ラスト3曲はこのアルバムのなかでもいい曲の部類に入るのでは?


METALLICA - St. Anger - Purify ★★ (2004-11-22 22:18:54)

前の曲とは一転、このアルバムの典型のような曲展開といえばそうなのですが、
この曲もわりかしメロディーが立っている方です。
アグレッシヴなリフが曲を引っ張っていきます。バンド全体の音がとてもバランスがとれている。


METALLICA - St. Anger - The Unnamed Feeling ★★ (2004-11-22 22:16:05)

メロディアスと言い切ってしまうのも語弊があるけど、確かシングルにもなった曲。
このアルバムの中ではリフも明快に響いているし、聴きやすい曲の部類に入るかも…
途中のディストーション・ギターがない展開部分も従来のメタリカのメロディーを思わせます。
このアルバムで一番のオススメ、と言い切ってしまうのもマズいかもしれませんが…


METALLICA - St. Anger - Sweet Amber (2004-11-22 22:13:23)

例によってジェームズのシンプルなリフに引きずられるように轟音へと流れ込んでいく。
スラッシュ的な音数の多いリフが途中から登場。


METALLICA - St. Anger - Shoot Me Again (2004-11-22 22:11:23)

跳ねるようなリフとメリハリのきいた展開が良いです。


METALLICA - St. Anger - My World (2004-11-22 22:09:03)

ヘヴィだけどグルーヴ感があるし、リフもメリハリがあってなかなか。


METALLICA - St. Anger - Invisible Kid (2004-11-22 22:07:01)

「ダーティー・ウィンドウ」よりも若干テンポが落ちて、結構グルーヴィーな曲。


METALLICA - St. Anger - Dirty Window (2004-11-22 22:05:09)

ギターリフはシンプルだけど、疾走してる曲。


METALLICA - St. Anger - Some Kind of Monster (2004-11-22 22:02:58)

基本的にはグルーヴィーなリフで展開していく曲なのでこの曲は結構良いです。


METALLICA - St. Anger - St. Anger (2004-11-22 21:59:43)

ジェームズのリフに引っ張られるようにしてバンドが加わり曲は始まる。


METALLICA - St. Anger - Frantic (2004-11-22 21:57:30)

メロディー自体は結構ポップで(ティッ!ティッ!ティッ!タッ!みたいなキメもあるし)
「セイント・アンガー」のなかではとっつきやすい曲かも。
スネアの音が乾いた音で終始鳴り続けるのはこのアルバムの特徴。
このドラムの音がこのアルバムを聴きづらいものにしているような気もするのですが。
「ロード」「リロード」よりもギターの音はラウドに、ヘヴィになっており、音の壁みたいなものが感じられます。
この曲に限りませんが、好き嫌いは分かれるかも。


METALLICA - Reload - Fixxxer ★★★ (2004-11-18 17:27:35)

ブラック・サバス風のヘヴィでスローなリフが、曲を引っ張っていきます。
6分30秒までがインストパートで、そのあとにエフェクトのかかったヴォーカルが入ってきて、
そのエフェクトが消えたとたんにコーラスに入る…
8分間のなかでいろいろな展開があって飽きません。名曲名演。


METALLICA - Reload - Attitude ★★ (2004-11-18 17:25:42)

ミドルテンポよりやや速めのシンプルなヘヴィ・ロックンロール。前の曲が叙情的でスローな
楽曲だったからこそ、この曲のシンプルさとグルーヴ感が生きてきて、体に心地いい。
ギターソロはシンプルですけど、グルーヴィーでカッコいい。


METALLICA - Reload - Low Man's Lyric ★★★ (2004-11-18 17:23:29)

それまでのメタリカにはなかったバラード。イントロからスコットランドのバグパイプのような旋律、
途中からは生楽器と思われるストリングスも入ってくる。
ジェームズのヴォーカルもエモーショナルだし、ギターのトーンもディストーションはかかっていなくて、
ほとんどクリーンなトーン。新機軸の名曲だと思います。


METALLICA - Reload - Prince Charming ★★★ (2004-11-18 17:20:41)

アルバム中盤はミドル・テンポが結構多いので、待ちに待ったアップテンポ(?)。
ヘヴィでアグレッシヴ、ファーストなロックをやったらメタリカはやっぱりカッコいい。
アグレッシヴなロックですが、「ロード」「リロード」でのそれは円熟味さえ感じます。


METALLICA - Reload - Where the Wild Things Are (2004-11-18 17:18:44)

うねるようなサビのメロディが印象的ですが、こういうので曲を聴かせるのは「ブラック・アルバム」
にも無かったような気も。「ロード」以降のものかもしれません。
楽曲としてはメロディーもあるし、エモーショナル。ギターソロもエモーショナルなのですが、
やっぱり楽曲自体にもうひとヒネリ欲しいような気も…


METALLICA - Reload - Bad Seed ★★ (2004-11-18 17:16:05)

ライヴ・ビデオ「カニング・スタッツ」のオープニングでメンバーが準備運動みたいにこのリフを
弾いています。ヘヴィでシンプルなリフが楽曲の中心にあります。
この曲もアップテンポだからか、あまりグルーヴ感で勝負している感じはしません…
「一体となったバンドサウンド」が気持ち良い。耳にとっつきやすい楽曲といえるのでは??


METALLICA - Reload - Carpe Diem Baby (2004-11-18 17:14:23)

ミドルテンポよりややゆっくりめ。リフはシンプルだけど、サビのメロディーは結構印象的。
短調のギターソロはユニーク。「リロード」のなかでは、曲としてはユニークな部類に入るのでは??


METALLICA - Reload - Slither (2004-11-18 17:12:16)

地面にはいつくばるかのようなヘヴィでグルーヴィーなリフの曲。なかなかです。
「RELOAD」は中盤にわりと似た印象のミドルテンポの楽曲が並ぶので印象が薄くなってしまうのかも…


METALLICA - Reload - Better Than You ★★ (2004-11-18 17:09:08)

グルーヴ感というよりは、ポップなヴォーカル・メロディーやエッジの立った
ザクザクッとしたギターリフで勝負している曲かな…曲としては非常に明快で取っ付きやすいのでは??
ギターソロはシンプルだけど「ジャストなタイム」(?)で演奏していてカッコいい。


METALLICA - Reload - The Unforgiven II ★★ (2004-11-18 17:07:01)

「THE UNFORGIVEN」の続編という風にタイトル上はなっていますが、別に続編を作ろうと思って
作ったわけではないらしい…確かに、続編と銘打たれてありながらあまり似てはないかも。
メタリカ・バラードの王道といった感じです。力強いアメリカン・ヘヴィ・ロック歌謡。


METALLICA - Reload - Devil's Dance (2004-11-18 17:05:01)

スローテンポでヘヴィ/グルーヴィーなリフをきざむ曲。横ノリのグルーヴが気持ち良い。
前作「ロード」収録の「2バイ4」とともに、わりと早い段階でライヴ演奏されていたみたいです。
当時聴かされたファンの戸惑いは分かるような気がします。
この曲を聴くときには、あの「バッテリー」のメタリカを頭を取り払わなければならないかも…


METALLICA - Reload - The Memory Remains ★★ (2004-11-18 17:01:43)

ミドルテンポ。確かファースト・シングルのはず。「FUEL」のほうが印象的な曲かもしれませんが…
でも、ヘヴィでエッジの立ったリフは気持ちいいし、随所に飛び込んでくるカークのワウ・フレーズは
グルーヴィーでとてもカッコいい。
それにしてもマリアンヌ・フェイスフルの声は「物の怪」みたいな声ですね…


METALLICA - Reload - Fuel ★★★ (2004-11-18 16:58:57)

ブラック・アルバム以降の疾走ナンバーの王道といったカンジ。
リフのキレもいい、ギターソロもカッコいい。アルバムのつかみとしてはこれ以上の楽曲は無いと思います。


OZZY OSBOURNE - No More Tears - Mr. Tinkertrain ★★ (2004-11-18 11:12:58)

名盤「ノー・モア・ティアーズ」のオープニングを飾る楽曲。
子供の声のイントロに導かれるようにして飛び込んでくる、
躍動感のあるザックのリフがカッコいい。
ライヴ・アルバムにも収録されていなかったけど、
このアルバムのほかの楽曲と遜色ない曲だと思う。


YNGWIE MALMSTEEN - Marching Out - I’ll See the Light, Tonight ★★ (2004-11-18 11:10:36)

初期イングヴェイの名曲であり、代表曲。
次作「トリロジー」ではマーク・ボールズを迎えて、より洗練されたメロディアスなサウンドに移行していますけど、
ジェフ・スコット・ソートのパワフルな歌唱が素晴らしい、この曲のような荒削りな正統派サウンドも捨てがたいですねー。
ギターソロも構成美云々よりも弾きたいように弾いている印象です。


WHITESNAKE - Slide It In - Slow an' Easy ★★★ (2004-11-18 11:08:26)

アルバム「スラッド・イット・イン」随一の名曲。
カヴァーデイルのソウルフルな歌唱が光る、ブルージーでパワフルな曲だ。
ブルーズ・ロックの極みといってもいいほど。ミッキー・ムーディーのスライド・ソロが素晴らしすぎる。
次作「サーペンス・アルバス」からは想像もつかないような音楽性。


WHITE LION - Pride - When the Children Cry ★★ (2004-11-18 11:05:53)

ホワイト・ライオン史上、一番のヒットを記録したバラード。
この時期のほかのアメリカのバンドとはちょっと違う音楽性。
マイクの少しぎこちないヴォーカルも味があっていい。
ヴィトの流麗で哀愁漂うギターソロも素晴らしい。


VINCE NEIL - Exposed - Look in Her Eyes ★★ (2004-11-18 11:04:18)

アメリカン・ハードロックが難しい時期にかかっているにもかかわらず、
パワフルなヴィンスのヴォーカルもいい。
でも、とにもかくにもこの曲の主役はスティーヴ・スティーヴンス。
ロングサイズのギターソロだけじゃなくて、
1曲通してずっとトリッキーなフレーズを弾き倒し続けている。名盤「エクスポーズド」のオープニングを飾るにふさわしい超派手な曲。


VAN HALEN - For Unlawful Carnal Knowledge - Pleasure Dome ★★ (2004-11-18 11:01:33)

それまでのヴァン・ヘイレンにはなかった楽曲。
ヴァン・ヘイレンの楽曲としては結構長めの楽曲なのだが、
一体となってカオスへと流れ込むバンド・サウンドが素晴らしい。
特にアレックスのパワフルなドラムがいい。


THE ALMIGHTY - Crank - Crank and Deceit ★★★ (2004-11-18 10:57:37)

凄まじいエネルギーを放出しまくって爆走してる曲。
怒りをたたきつけるかのような暴走サウンドが心地良い。
パンキッシュながら骨にズシンと響くヘヴィさもある。


QUEENSRYCHE - Promised Land - Lady Jane ★★★ (2004-11-18 10:55:58)

クリス・デガーモ作、「サムシング・エルス」とならぶ荘厳なバラード。
子供たちの声に導かれるように、厳粛なピアノが入ってくる。
曲調はとてもドラマチックで、ヘヴィな楽曲がならぶこのアルバムにあって、とても目立つ楽曲になっている。
劇的なギターソロもいいし、ジェフ・テイトの声質はこのテの楽曲にとても合っている。


SKID ROW - Slave to the Grind - Beggar's Day ★★ (2004-11-18 00:27:16)

名盤「スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド」の日本盤ボーナス・トラック。
この曲をボーナスにしておくのは勿体無いというぐらい、本体と比べても遜色ないクォリティを誇る名曲。


RATT - Detonator - Givin' Yourself Away ★★ (2004-11-18 00:25:29)

もはや「ラットン・ロール」ではないかもしれないけど。
前作のセールス不振を振り切るかのようなデズモンド・チャイルド作曲のバラード。
まさに「デズモンド・チャイルド」なアメリカンでメロディアスなあっけらかんとしたバラードだが、メロディがいい。
スティーヴン・パーシーのうまいんだか、音痴なんだか分からないヴォーカルも味があっていい。


POISON - Native Tongue - Stand ★★ (2004-11-18 00:23:06)

リッチー・コッツェンのセンスのいいギターワークと、ポイズンのポップセンスが見事に合致したバラード。
シングルにもなったけどヒットには結びつかなかった。(この時代ならムリもないけど)
曲調はカントリーやゴスペルなどアメリカの古い音楽の影響が顕著なもので、
これがリッチーのギターととても相性がいい。特にギターソロは秀逸。
この空間にドンピシャという素晴らしいソロ。


PINK CREAM 69 - One Size Fits All - Livin' My Life for You ★★ (2004-11-17 23:27:39)

「ワン・サイズ・フィッツ・オール」のオープニング・ナンバー。
アンディ・デリス独特のヴォーカル・メロディーが光る。
アンディのシャウトとともにギターソロへとなだれ込んでいく部分は、ドラマチックでいい。


PANTERA - Far Beyond Driven - Strength Beyond Strength ★★★ (2004-11-17 23:25:53)

アルバム「悩殺」のオープニング・ナンバー。あまりの激烈ぶりに、初めて聴いたときはびっくりした。
強靭なリズムセクション、獰猛でブルータル、暴走しまくるのに、根っこにあるのはヘヴィメタルというギターワーク。
でもアルバムを最後まで聴くと、暴走してるこの曲は結構異色。
2曲目以降の曲はミドルテンポ、ヘヴィでグルーヴィーなバンドサウンド中心の曲が多い。


NUNO BETTENCOURT - Schizophonic - Confrontation ★★ (2004-11-17 23:22:06)

ヘヴィメタルではないだろうと思うんですけど、名曲。ヴォーカルはとてもメロディアスだし、
アコースティックとエレクトリックで静と動のドラマチックさを生み出しています。
後半のギターソロはフレーズに派手さはないんですが、とてもセンスがいいし、ドラマチック。


NIGHT RANGER - 7 Wishes - Goodbye ★★ (2004-11-17 23:19:22)

アコースティックギターの音色が爽やかな名バラード…
と、これ以上特筆することはないんだけどナイト・レンジャーを代表する名曲だ。
バラードをつくることをレコード会社に強いられることがバンドの音楽を曲げてしまったって言う話だけど、
そりゃヒットするよ、このバラードなら。


MR. BIG - Live at Budokan - Suffragette City ★★ (2004-11-17 23:16:25)

デヴィッド・ボウイのカヴァー。
オリジナルは72年発表の名盤とされる「ジギー・スターダスト」収録のシンプルだけど躍動感溢れるロックンロール。
すごくいいカヴァーなんだけど、聴いて分かるとおりエリック・マーティンがヴォーカルをとっていない。
というかメンバー全員が自分の持ち場を離れて、確か違う楽器を演奏していたと思う。
でもちゃんとカッコいいロックンロールになっている。
…おそるべし、ミスター・ビッグ。


MOTLEY CRUE - Generation Swine - Generation Swine ★★★ (2004-11-17 23:07:14)

ヘヴィなリフがカッコいいロックンロール。これもいい。
このアルバムを聴いていても80年代に流行ったロックバンドをいまだに聴いているという感覚がしないんですよね。
まさにリアルタイムでカッコいいロックだと思う。
なんか「ドクター・フィールグッド」収録の「SOS」の97年ヴァージョンという感じもする。
ギターソロに流れ込んでいくところもカッコいい。


MEGADETH - Youthanasia - Addicted to Chaos ★★ (2004-11-17 22:58:23)

アルバム「ユースアネイジア」のなかで一番好きな楽曲。
ヘヴィなリフに哀愁のヴォーカル・メロディーというこのアルバムの美点はこの1曲に凝縮されているといってもいいと思う。
マーティー・フリードマンのメロディアスなギターソロがいい。


LED ZEPPELIN - Presence - Tea for One ★★ (2004-11-17 22:55:22)

名盤「プレゼンス」の最後を飾るのは8分間にもわたるブルース。
1曲目からずっとハードなロック・ナンバーが続いてきたけど、最後はツェッペリンのルーツに帰るということか。
「シンス・アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー」ほどのダイナミックさ、ドラマティックさはなく、
どちらかといえばシンプルだけど、味があって耳に心地良い。


JUDAS PRIEST - Painkiller - One Shot at Glory ★★★ (2004-11-17 22:51:45)

プレリュードともいえる前の曲に導かれるようにして始まるエンディング曲。
名盤「ペインキラー」の最終章にふさわしい堂々たるブリティッシュ・ヘヴィメタルだ。
プリーストにしかできないであろう、この心地良い雄雄しいギターソロが素晴らしい。


JOURNEY - Infinity - Wheel in the Sky ★★★ (2004-11-17 22:48:47)

80年代のキラキラしたジャーニーとは対照的な70年代っぽい香りのする名曲。
スタジオ・ヴァージョンはフェイド・アウトしてしまうけど、オススメはボリュームのあるライヴ・ヴァージョン。
CDなら「グレイテスト・ヒッツ・ライヴ」で聴くことができるが、このヴァージョンはカッコいい。
図太いパワーコードを鳴らした後、ニールの素晴らしいエンディング・ソロが続き、大団円を迎える。


JON BON JOVI - Destination Anywhere - Queen of New Orleans (2004-11-17 22:45:34)

「デスティネーション・エニイホエア」のオープニングを飾るシンプルな楽曲。
確かユーリズミックスのデイヴ・スチュアートとともに作り上げた曲で、
デイヴがギターを弾いているはずだと思う。(デイヴはこのあと、ツアーにも参加)
前のソロ作ではなかっただろう曲調だけど、シンプルながらもメロディアスなヴォーカル・メロディーはセンスがいい。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Fear of the Dark ★★★ (2004-11-17 22:39:53)

90年代の楽曲だけど、彼らのアンセムのひとつといってもいい。
ライヴでもハイライト的な位置にある楽曲だ。
印象的なイントロにはじまって、ヴォーカル部分ははじめの3分間だけで、
そのあとは延々とインスト・パートが続くのだが、これが秀逸。
マーレイとガーズによるストラトのやわらかいトーンで奏でるギターワークが素晴らしいし、ソロの構成も見事。


HELLOWEEN - Master of the Rings - In the Middle of a Heartbeat ★★★ (2004-11-17 22:37:25)

新加入アンディ・デリスによるガットギターが印象的な名バラード。さびしげなサビのメロディーがいい。
ガットギターで静かに始まりますが、後半はダイナミックに盛り上がります。
…だけど「HIGH LIVE」で披露していたアンディによる弾き語りのシンプルなヴァージョンの方が好きかも。


HAREM SCAREM - Mood Swings - Change Comes Around ★★★ (2004-11-17 22:33:27)

90年代ハードロックの名曲。オリジナリティ溢れるギター・リフが印象的な楽曲。
重厚なコーラスとドラマチックな展開が心地良い。…にしてもこのアルバムはハズレがないです。
彼ら独特のサウンドなのに、メロディアスでコーラスも美しく一発で気に入ってしまう。


HARDLINE - Double Eclipse - In the Hands of Time ★★ (2004-11-17 22:30:47)

ニール・ションによるアコースティック小品に導かれるようにして、穏やかに始まるバラード。
ジョニー・ジョエリ(だったっけ?)は、ほかのハードロックな楽曲も力強いヴォーカルで見事に歌い上げているけど、
バラードでのヴォーカルも堂々と歌い上げている。
ニール・ショーンのギターも過不足が無くて、さすが職人というカンジ。


GARY MOORE - Blues Alive - Story of the Blues ★★★ (2004-11-17 21:01:54)

ゲイリー自作、ホーンが入ったゴージャスでブルージーな楽曲。
スタジオ・ヴァージョンももちろんいいのですが、ライヴ盤でのヴァージョンは素晴らしすぎ。
特に「芸術」といってもいいほどのギターソロ。泣きまくりです。
徐々に後半の絶頂までのぼりつめていくこのソロは圧巻。


FIREHOUSE - Firehouse 3 - I Live My Life for You ★★ (2004-11-17 20:59:18)

デビュー以来、作品ごとに名バラードをチャートにランクインさせ続けているが、
95年発表のこの爽やかなバラードも名曲。ポジティブでメロディアスなメロディが良い。
「グッド・アコースティック」とオリジナル・ヴァージョンはあまり違いがない。
この曲のビルによるギターソロは簡潔だけど、メロディアスで好き。


FAIR WARNING - Go! - All on Your Own ★★ (2004-11-17 20:54:05)

名盤「ゴー」収録、トミー・ハートの伸びやかな歌声が心地良いバラード。
彼らのほかのバラードほどにメロディーの煽情力はないけど、
アンディ・マレツェクによる、胸を締め付けるような珠玉のギターソロがとても素晴らしい。


EXTREME - III Sides to Every Story - Stop the World (2004-11-17 20:51:20)

「ポルノグラフィティ」収録曲のような、ヌーノの派手なプレイはないけど、
メロディアスなヴォーカル・メロディが光る佳曲。
派手さはないが、ヌーノのギターソロもセンスがいい。


EUROPE - Wings of Tomorrow - Stormwind ★★ (2004-11-17 20:47:42)

セカンドアルバムのオープニングナンバー。
初期ヨーロッパ楽曲の王道で、代表格のナンバー。
ポップなメロディも良いけど、特に素晴らしいのがジョン・ノーラムのギターソロ。
「これでもか!」というマシンガン・ピッキングが耳に心地良い。


DIZZY MIZZ LIZZY - Dizzy Mizz Lizzy - Silverflame ★★★ (2004-11-17 20:44:52)

英国風でも米国風でも、いかにもな北欧風でもなく、どこか異国情緒の感じられる名バラードです。
もともと独特のメロディーをもつバンドですが、このバラードも独特の旋律。本当に美しい!!
ドラマチックなギターソロも素晴らしいですね。泣けます…良いバンドでしたね、彼ら。


DEF LEPPARD - Hysteria - Women ★★★ (2004-11-17 20:42:24)

精巧な印象のが強い「HYSTERIA」にあって、前作「PYROMANIA」の楽曲のフィーリングが感じられる、
オープニング・ナンバーです。英国ヘヴィメタルっぽい陰影のあるサウンド、メロディが素晴らしい。
フィル・コリンによるエンディングのギターソロも秀逸ですね。


DAVID LEE ROTH - Crazy from the Heat - Just a Gigolo / I Ain't Got Nobody ★★ (2004-11-17 20:39:18)

もはやハードロックではないけど、「カリフォルニア・ガールズ」とともに全米で大ヒットを記録。
表記上は、「ジャスト・ア・ジゴロ」と「アイ・エイント・ガット・ノーバディー」でひとつの「メドレー」になっている。
いかにも「アメリカン・エンターテイメント!」という、スタンダードっぽい楽曲。名曲。


DAMN YANKEES - Damn Yankees - Piledriver ★★ (2004-11-17 18:22:44)

このバンドの、というよりロック史に残る野人、テッド・ニュージェント特有のバカっぷりが顕著なロック。
聴きどころは延々と続くギターソロ。
どんどんヒートアップしていくんだけど、まるで目の前でとてつもないバンドのエネルギーを目撃しているかのよう。
…っていうかバカですねー。どこまで熱くなれば気が済むんだ?っていう…でも好きだなー。


CINDERELLA - Heartbreak Station - Heartbreak Station ★★★ (2004-11-17 18:19:04)

「傷心駅」。哀愁味のあるバラード。
トム・キーファーのハスキーでソウルフルな声が楽曲に素晴らしく良く合っている。
「ドント・ノウ・ホワット・ユー・ガット」にしろ、このバンドはすごく良いバラードを書きますね。


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble - Cry for Love ★★ (2004-11-17 18:16:15)

ホワイトスネイク「スティル・オブ・ザ・ナイト」風のミドルテンポで重厚なロック・ナンバー。
全体的にダークでヘヴィな雰囲気。コーラスが分厚い。
サイクスのギター・ソロが大々的にフィーチャーされているが、これは圧倒的。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - N.I.B. ★★ (2004-11-17 18:12:56)

ギーザーのグルーヴィーなベースからはじまる名曲。
デビューアルバムの楽曲ながら、完成度が高いなーと思います。
アイオミのグルーヴィーでメロディアスなギターソロもいい。
再結成ライヴ・アルバム「リユニオン」での演奏も素晴らしい。


BAD ENGLISH - Bad English - When I See You Smile ★★★ (2004-11-17 18:09:53)

全米ナンバー1バラード。ダイアン・ウォーレン作。
ジョン・ウェイトの枯れた、甘い声で歌い上げるヴォーカルが素晴らしい。バンドは職人ぞろいだし。
ニール・ショーン、リッキー・フィリップス、ジョナサン・ケイン、ディーン・カストロノヴォ。スゴいメンツ…


AEROSMITH - Just Push Play - Beyond Beautiful ★★★ (2004-11-17 18:02:42)

アルバムのオープニング・ナンバー。
エアロスミスの強靭なグルーヴが全開。伸びやかなヴォーカル・メロディーが爽快。
ギターソロのカッコよさはエアロスミスの楽曲随一。
アルバム「ジャスト・プッシュ・プレイ」では、この「ビヨンド・ザ・ビューティフル」から「ジェイデッド」までは無敵。


QUEENSRYCHE - Empire - Silent Lucidity ★★★ (2004-11-17 18:00:03)

クイーンズライク最大のヒット曲。
ガットギターから静かに始まるイントロ、ジェフ・テイトの厳粛なヴォーカル、
凛とした荘厳な雰囲気、楽曲全体が高い美意識で貫かれている。
ヘヴィメタルという音楽を代表する素晴らしいバラードのひとつだと思います。


PEARL JAM - Philadelphia Pennsylvania 9.1.2000 ★★ (2004-11-17 01:12:00)

タイトルが長い!パール・ジャムのライヴ盤をレビューしたらキリが無いような気もしたのですが…
パール・ジャムはいつでも音楽ビジネスに挑戦するようなことが好きで、そのひとつがこの数え切れないほどのライヴ盤シリーズ。
彼らは、ブートレッグをわざわざ高い金を出して買うファンのために、この当時のツアーのライヴ音源をすべて放出することにした。
スタジオ盤のほうが音の密度が濃く、音圧も高いような気もするけど、代表曲がズラッとならんだコンサートを追体験できるのはライヴ盤ならでは。
CD店で数え切れないほどのCDを、周りの目も気にせず(笑)、とっかえひっかえ抱えてはチェックして、自分にとってベスト選曲なのを選んだのがこのアルバム。
タイトル通り、2000年発表「BINAURAL」当時のツアーのアメリカ・フィラデルフィア公演を録音したもので、演奏の質も良い。
「ONCE」「EVEN FLOW」「BLACK」「JEREMY」「PORCH」「GO」「ANIMAL」「DAUGHTER」「DISSIDENT」「ELDERLY WOMAN IN A SMALL TOWN」
「LAST EXIT」「SPIN THE BLACK CIRCLE」「CORDULOY」「BETTER MAN」「RED MOSQUITO」「GIVEN TO FLY」「LIGHT YEARS」、
そして「YELLOW LEDBETTER」と、(「ALIVE」「REAR VIEW MIRROR」「NOTHINGMAN」といった曲はないものの)ほとんどの代表曲はおさえている。
蛇足だけど、ラストの「YELLOW LEDBETTER」のブレイク部分でギタリストのマーク・マクレディが、
オジーの「CRAZY TRAIN」とメイデンの「THE NUMBER OF THE BEAST」のリフを弾いている。
やっぱりグランジ/オルタナっていっても、音楽的にはハードロック/ヘヴィメタルとの境界線は曖昧だったんだなー、と改めて思った。


SOUL ASYLUM - Grave Dancers Union ★★ (2004-11-12 22:12:00)

92年発表。マイケル・ベインホーンがプロデュース。80年代から着実にアルバムをリリースし、地道にツアー活動をしながらも世に認められて
こなかった彼らが、「RUNAWAY TRAIN」の大ヒットとともにメインストリームに浮上したアルバム。音楽性としては骨太のギターが前面に出た、
ライヴ感のある、シンプルで、歌メロが米国産らしい哀愁も少しあるアメリカン・ロック。R.E.M.なんかが好きなら気に入るのでは。
ちなみにワイルドハーツのジンジャーがソウル・アサイラムからの影響を口にしたことも。
「RUNAWAY TRAIN」のみで語られがちなこのアルバムですが、良質のアメリカン・ロックが聴ける好盤です。
疾走感のあるパワフルな「SOMETHING TO SHOVE」でアルバムは幕を開けます。2曲目の「BLACK GOLD」は静と動の落差が劇的さを演出する力強い楽曲。
中古CD店に行くと、決まって本アルバムにかぎらず、ソウル・アサイラムのアルバムは日の目を見ることなく、廉価で棚の中に埋まっています。
やっぱり日本人に受けないというのは、日本人にとってこのテの音楽がとても地味なものとしてしか聴こえないからでしょうか。


R.E.M. - Eponymous ★★ (2004-11-12 19:30:00)

デビューEPの「クロニック・タウン」から87年の「ドキュメント」までのインディーズ時代のベスト盤。80年代のアルバムのことを全部書くわけにもいかないので。
このあと88年の「グリーン」でメジャーへと飛び立っていき、サウンドの方もどちらかといえばメインストリームのロックに近づく。
ベスト盤とはいっても12曲でトータルタイムも43分、ボリュームとしては少し物足りない感もあるが、どの曲も素晴らしい。
「THE ONE I LOVE」「世界の終わる日」は後々までライヴの重要なレパートリーとなるナンバーだ。
90年代以降の彼らと比べると、幾分フォーキー&シンプル。でも何よりもメロディが良いし、ピーター・バックの豊潤ながらもシャープなギターも良い。
なかでも個人的に好きなのが「FALL ON ME」という楽曲で、「これぞREM!」という綺麗なメロディにフォーキーなサウンドがただただ気持ち良い。


JOURNEY - Arrival ★★ (2004-11-12 18:47:00)

新ヴォーカリスト、スティーヴ・オウジェリー参加後初のフル・アルバム。
…ていうかスティーヴ・ペリーにそっくり。リリース当時、東京国際フォーラムにコンサートを見に行ったし、ライヴDVDも買ったけど、本当に実力は確か。
よくこれだけ後任にふさわしい人を探してきましたよね?
いくら技術的に良くても、声も含めてここまで前任者のフィーリングを再現してしまう人はそうそういないでしょう。
今更新機軸を打ち出すわけにもいかないし、「再結成バンド」という今のバンドの性質を考えても、これ以上の人選は無いと思います…
前作もファンのジャーニー像を裏切らない見事な内容でしたけど(バラードが多かったのは事実だけど)、今作も素晴らしい出来。
「フロンティアーズ」以前の時代のようなハード・ロッキングな楽曲は本作においてもあまり見られないけど、極上のメロディーは健在。
なかでも「オール・ザ・ウェイ」と「ラヴド・バイ・ユー」「ウィズ・ユア・ラヴ」「キス・ミー・ソフトリー」は秀逸。


THE CLASH - From Here to Eternity: Live ★★ (2004-11-12 18:39:00)

1999年に突如発売されたクラッシュ初のライヴ・アルバム。1枚ものだけど、とりあえずは全時代を網羅しています。
個人的にパンクの代表格、セックス・ピストルズはいまいちピンと来ないんですけど、このクラッシュのライヴ盤は素晴らしくカッコいいです。
むしろスタジオ盤よりもこちらのライヴ盤のほうを最初に聞いたほうが印象がいいかもしれません。(自分がライヴ盤好きということもあるんですが)
いろんな時代のライヴ演奏が収録されているのですが、エネルギー、緊張感、切迫感、演奏のキレ、すべてが良い!!ともかく、1曲目から
名曲の連打連打連打!!代表曲「ロンドン・コーリング」はスタジオ・ヴァージョンの数倍良いと思う。音圧も高いし、攻撃的で切迫感が凄い。
ピストルズがアルバム一枚で解散して伝説になってしまったのに対して、クラッシュはピストルズが解散して80年代に入っても活動を続け、
パンクだけではほかにやることがないので、音楽性もパンクからレゲエ、ダブへと変わっていきます。
ロックの名盤とされる「ロンドン・コーリング」にしても、パンクはもとよりさまざまな音楽性が同居しています。
…このライヴ盤はバンドの音楽性の変遷も分かる構成になっています…
最後のほうの曲はレゲエとかダブの影響が顕著な、というかそのままな楽曲も収録されていますが、
これはヘヴィメタルを専門に聴いている人にとってはツライものがあるのでは??自分も良く分からないし。


JEFF BECK - Blow by Blow ★★ (2004-11-12 18:36:00)

エレクトリック・ギターをはじめて間もない頃にヤングギター誌に「哀しみの恋人たち」のスコアが載っていたので、
コピーしようと試みたことがあります。イングヴェイやらポールギルバートみたいにスコアに音符がぎっしりと並んでいるわけでもないので
当時は楽譜どおりコピーして悦にいっていましたが、今から考えれば浅はかだったな…
このひとつひとつのフレーズ、あるいは1音1音での吟味された繊細な表現力はスゴいなーと思う(分かったように書いてますけど…)。
最近気付いたんですけど、このアルバムのプロデューサーってジョージ・マーティンなんですね…
アルバムの2曲目にビートルズのカヴァーが収録されていますが…
「シーズ・ア・ウーマン」「スキャッターブレイン」「フリーウェイ・ジャム」「ダイアモンド・ダスト」などなど名演ばかり。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2004-11-12 18:34:00)

重厚な正統派ブリティッシュ・ヘヴィメタルの傑作。
4年の歳月を経てリリースされたセカンド・アルバムでは音楽性がアメリカナイズされて、かなり拡散してしまった感があるけど、
本作では様式美というか(レインボー、インギーのそれとは違うけど)、統一された世界観があると思う。
ジョン・サイクスも縦横無尽に弾きまくっているし、やっぱりサイクスにはこの音楽性が一番あっているんじゃないでしょうか?
「RIOT」「BILLY」「SEX CHILD」などは屈指の名曲。「BLACK HEARTED WOMAN」はサイクスが弾いた最後の正統派ヘヴィメタルでしょうか。
「OUT OF LOVE」の叙情性、「JELLY ROLL」のポップなユニークさも良い。
サイクスのヴォーカルも良い。デイヴィッド・カヴァーデイルの声質とはまったく違うが、非常にソウルフルで伸びやかなヴォーカルを展開していて、とても魅力的。
「サーペンス・アルバス」と本作がジョン・サイクスのベストといえるのでは。


NEIL YOUNG - Weld ★★ (2004-11-12 18:33:00)

1991年にリリースされたニール・ヤングの2枚組ライヴ盤。1990年にリリースされたアルバム「傷だらけの栄光」リリース時のツアーを収録したアルバム。
ニール・ヤングはヘヴィメタルではないですけど。ボン・ジョヴィがカヴァーすることもある「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」も収録されている。
ニール・ヤングはカナダ出身、1960年代から活動しているシンガーソングライター/ロック・ミュージシャン。
本作を聴いていて一番耳に飛び込んでくるのは、ムチャクチャに歪んだギター・サウンド(本当にムチャクチャに)。
ともかく「骨太」なサウンド。轟音、無骨、愚直だけど繊細。バンドは長年バックをつとめてきたクレイジー・ホース。
90年代の初頭はグランジの祖とされていたらしいが(オルタナの、だったっけ)、商業主義には陥らずに無骨なまでにわが道を行く、
このニール・ヤングという人はなんか独特の存在。
ハイライトは「ライク・ア・ハリケーン」。延々と展開されるニールのギターは泣ける。
当時の湾岸戦争に対するプロテストとして、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を演っている(「演奏」はしていないが)。


ROYAL HUNT - Paradox ★★ (2004-11-12 18:28:00)

傑作。楽曲が良い。荘厳で厳粛な雰囲気。DCクーパーの歌唱が素晴らしい。アンドレ・アンダーセンのソングライターとしての才能が爆発。
北欧のヘヴィメタルであるにもかかわらず、インギー調のギターを弾かないJKのツボをおさえたギターも過不足が無くて良い。
前作の「ムーヴィング・ターゲット」もとても完成度の高いアルバムだったし、
その後の東京でのライヴを収録した2枚組ライヴ盤はDCクーパーのパフォーマンスも素晴らしく、繰り返し聞いていたのだが、本作の完成度は凄い。
長尺の曲が大半を占めるが、飽きさせない構成力も見事。このアルバムでやれることはすべてやってしまった感がある。
DCクーパーは華があったし、前任者よりも後任者よりもルックスが良かった。アンドレは背が高かった。


PHIL COLLINS - Serious Hits Live ! ★★ (2004-11-10 00:34:00)

1990年発表。フィリ・コリンズの最も華やかなりし頃をとらえたライヴ・アルバム。
当時はまだジェネシスと二束のわらじを履いていて、ジェネシス「インヴィジブル・タッチ」は大ヒット、
ソロでは「アナザー・デイ・イン・パラダイス」でグラミー受賞、と80年代のフィル・コリンズの勢いって改めて凄まじい。
本作は、大ヒット・アルバム「バット・シリアスリー」リリース後のライヴ・ツアーからの録音であり、これでもかと続く大ヒット曲の数々はただ圧巻。
また、フィル・コリンズのヴォーカルはライヴだからといって乱れることなく、とてもエモーショナルに歌い上げていて本当に素晴らしい。
オープニングの「ウェイ・トゥ・ヘヴン」、シュープリームスのカヴァー「恋はあせらず」、全米1位獲得の「トゥー・ハーツ」といったアップテンポの曲はただただ楽しいし、
「セパレート・ライヴス」「グルーヴィー・カインド・オブ・ラヴ」、そして超名曲「アゲインスト・オール・オッズ」といった珠玉のバラードに感動。
本当にどの曲も良い曲で、ハート・ウォーミングな雰囲気が全編を覆い、夢見心地なき分にさせてくれる素晴らしいライヴ盤だと思う。
たぶん中古CD店には著しく廉価で並んでいると思うので是非。確かDVDも出ている。


DURAN DURAN - Thank You ★★ (2004-11-09 23:15:00)

今作は95年発表で、デュランのオリジナルも入っているが、各メンバーの好きな楽曲を集めたカヴァーアルバム。
評判はあまり芳しくないアルバムらしいですけど…前作からの「オーディナリー・ワールド」と「カム・アンダーン」が久々に
欧米で大ヒットしたことに気を良くしてリリースされたアルバムらしい。カヴァーされてるアーティストは本当にさまざまで、
スライ、ディラン、ツェッペリン、コステロ、ドアーズ、ルーリード…と何の脈略も無いんですけど、
ギターのウォーレン・ククルロでしかできなかっただろう飛び道具も使って、超ポップにアレンジされていて、ともかく面白い。
なかでも秀逸なのは1曲目の「ホワイト・ラインズ」で、これはグランド・マスター・フラッシュという大昔のヒップホップグループのカヴァー。
むちゃくちゃポップになってるけど名カヴァー。…あとギターフリークの方、ウォーレン・ククルロは是非チェックすべき。
彼のプレイを聴くならソロアルバム「ROADRAGE」のほうがいいと思うんだけど、なんてったって彼はザッパ出身ですよ!!


ELVIS PRESLEY - Elvis Ballads ★★ (2004-11-09 01:41:00)

自分は特にエルヴィスに詳しいわけではないのですが…アルバム評が何も挙がっていないので本作を紹介させてください。
エルヴィスのコンピレーションはそれこそ数え切れないほどあります。
普通に代表曲から入ろうと思うんだったら、それこそ何年か前にリリースされて大ヒットした30曲の1位獲得曲のベストが良いと思うのですが、
このバラード・ベストは個人的に物凄く愛聴しているアルバム。
「ハウンド・ドッグ」とか「監獄ロック」とか、それこそ歴史に残るようなロックンロールの名曲をエネルギッシュに演るイメージが強いですが、
本作に収録されているバラードでのエルヴィスのパフォーマンスは本当に素晴らしい!
とても艶やかでありながらも若々しい堂々たる歌唱で、30年たっても40年たっても色あせない普遍的な魅力のある作品ばかり。
本作は1999年にBMGファンハウス(日本盤は)からリリースされた26曲収録のバラード・ベストで、
「好きにならずにいられない」で始まり、「レット・イット・ビー・ミー」で幕を閉じます。
「この胸のときめきを」「今夜はひとりかい」「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」など名曲多数。
…あと自分は未聴なんですが、このコンピには続編のパート2もあるみたいです。


QUEENSRYCHE - Operation: LIVEcrime ★★ (2004-11-02 21:12:00)

彼らの代表作であり、コンセプト・アルバムの傑作中の傑作「オペレーション・マインドクライム」のライヴ再現版。
これを聴くと「オペレーション・マインドクライム」がいかにスゴいアルバムかということが再確認できます…
「マインドクライム」を聴いた時点では歌詞もストーリーも把握してなくて、ただ単に優れたヘヴィメタル・ナンバーの集積というぐらいにしかとらえていませんでした…
でも、緻密に構築された「オペレーション・マインドクライム」が観衆の目の前に再構築されていく「ライヴクライム」は圧倒的。
また観客の歓声が、作品のドラマティックさの演出になっているところも、このライヴ盤のいいところじゃないでしょうか?
中でも印象的なのはエンディングで、「アイズ・オブ・スレンジャー」から冒頭の「アナーキーX」に戻って大円団を迎える構成に。
このアレンジはとても見事で、このライヴを1つの作品として素晴らしいものにしていると思います。
ヘヴィメタルという音楽の持つダイナミックさ、劇的さ、緻密さが思う存分発揮されている傑作ライヴ盤。


SCORPIONS - Tokyo Tapes ★★ (2004-11-02 21:08:00)

ウリ・ロートのギターがともかく気持ちいいアルバム。美しいトーンで流麗なフレージングを操るウリのギターには思わず恍惚となる。
なかなか聴きたいとは思いながらも縁が無くて今まで聴いてこなかったのだが、やっとこの前聴くことが出来た…素晴らしいアルバムだと思う。
ウリ時代の集大成的なアルバムとしても語られることの多いアルバムだし、演奏の質も非常に高い。
クラウス・マイネの良く伸びるツヤのある声もとても美しい。まあウリ・ロートのヴォーカルはちょっとアレだが…
でもウリ時代のスコーピオンズにこだわるファンが多いのも分かるような気がする。やっぱり日本人の感性にはグッとくるものがあるんでしょうか?


RUSH - Roll the Bones ★★ (2004-11-02 21:06:00)

前作の「プレスト」から「テスト・フォー・エコー」までの時代に発表したアルバムの中でも、とてもとっつきやすい作品だと思います。
どの楽器が前に出るかというよりも、全体のアンサンブルで勝負しているアルバムだし、曲はどれもキャッチーでポップ。
中間部にラップが挿入されているタイトル・トラックはとても印象的な曲。叙情性と浮遊感を演出するキーボードがとてもいい感じ。
個人的にはこのアルバムがラッシュ初体験だったのですが、プログレッシヴ・ロックという範疇でも語られることのあるグループにしては、
ずいぶんと聞きやすい音楽だなーとそのときは思いました。
…それにしても今作のアレックスのギターは本当に素晴らしい。決して派手なプレイではないのですけど、
少ない音数でその空間にドンピシャというソロを弾いています。「ブラヴァド」のソロなんか特に感動。U2のエッジみたいな、空間を使った名ソロ。


MARILYN MANSON - Antichrist Superstar ★★ (2004-11-02 21:03:00)

彼のアルバムの中でも代表作に挙げられることが多い1枚。次作の「メカニカル・アニマルズ」の方が耳当たりがいいかもしれませんが。
リリース当時は外見で敬遠していたんですけど、後から聴けば曲はポップだし、ティーンの絶大な支持を獲得していたことが納得できますねー。
80年代にオジーやらプリーストやらがPMRCに攻撃されて云々、という話はヘヴィメタルの歴史をお勉強すると良く出てくる話ですが、
現代におけるそれはマリリン・マンソンなんでしょうか。もっともそれも一昔前までの話かもしれませんが。
…ところで数週間前、テレビでマイケル・ムーアが以前に監督したドキュメンタリー映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」を見ました。
個人的にマイケル・ムーアという人に興味は無かったんですけど、政治的な立場云々は別にしても、面白い映画だと思いました。
この映画にマリリン・マンソンが登場してマイケル・ムーアからインタビューを受けているんですけど、
ずいぶんと冷静に自分の置かれている状況を分析していて、それがマンソンの音楽が有害だと騒ぎ立てる人たちと対比する形で描かれていました…
まあ映画を鵜呑みにしてもしょうがないんですけど、印象的なシーンでした。


YES - Close to the Edge ★★ (2004-11-02 02:58:00)

とかく理屈で語られがちなプログレという音楽にあって、このアルバムにあれこれと理屈で色付けする必要はないですねー。
特に1曲目のタイトル・トラックは圧倒的。20分以上の大作なんですが聞き始めたら最後、エンディングまでずっと聴き入ってしまいます。
特に中盤の静寂から荘厳、そしてクライマックスへとふたたび走り出していく展開は鳥肌もの。
もちろんリアルタイムで聴くべくもなく後追いで聴いた世代なんですけど、このアルバムに関しては時代による風化が無いです。


KING CRIMSON - Discipline ★★ (2004-11-02 02:46:00)

ポップな印象とは裏腹に緻密な音楽理論に支えられた音楽なのだろうけど、個性的なのに素晴らしく良質なポップ/ロックアルバム。
74年以前のクリムゾンは評価しても、「ディシプリン」期のクリムゾンは評価しないということもあるみたいですが、この時代の彼らも素晴らしい。
自分は84年のライヴを収録した「アブセント・ラヴァーズ」を聴いて、この時代のクリムゾンもいいなーと思いました。
より攻撃的で充実した演奏が繰り広げられているのでそちらも是非。今作の楽曲はライヴですごく映える楽曲です。


KING CRIMSON - The Great Deceiver ★★ (2004-11-02 02:14:00)

キング・クリムゾンのライヴ盤を何枚も聴いているわけではないので(90年代のライヴ盤の連発は、クリムゾン初心者の
自分にはとてもフォローしきれません…)、他のライヴ盤との比較はできませんが、とても聴きごたえのある4枚組ボックス。
創造性爆発のインプロビゼーションがいくつも収録されていたりと、クリムゾンに関しては「ライトファン」の自分にとっては
ちょっと重すぎという感じもするし、「USA」か「NIGHT WATCH」を聴いてればそれでいいかという感じなんですが、
でも演奏は良いです。長尺のパフォーマンスが続きますが演奏はすごくタイト。…ファンの方は機会があれば。


GARY MOORE - Dark Days in Paradise ★★ (2004-11-02 01:52:00)

自分としては結構好きなアルバムなんですけど、嫌いな人は嫌いだろうなという感じがします。
まず一聴して耳に飛び込んでくるのはエフェクトがかかったゲイリーのヴォーカルですが、これには結構違和感がありました…
ギタープレイに関しては抑え気味で、あくまで楽曲を重視している構成といっていいと思います。
でも上の方々のおっしゃる通り、「ライク・エンジェルス」と「ビジネス・アズ・ユージュアル」はそれまでのゲイリーと相通ずるところのある楽曲だし、、
名曲といってもいいのでは。。
猪突猛進で無骨、正統派な印象がゲイリーにはありますが、顔に似合わず(?)、時代時代で楽曲のスタイルを変えてきています。
今作はこの路線としては過渡的な作品のように思えたが、それもあまり長くは続かなかったようだ。


ALICE IN CHAINS - Alice in Chains ★★ (2004-11-02 01:29:00)

初めてアリス・イン・チェインズを聴く人は、やっぱりセカンドから聴いた方がすんなりと入っていけるような気がするんですけど、
このサードも是非聴いてほしい1枚。でも、この作品を覆う異様な雰囲気は聴き手を選んでしまうかも。
特に前作ではある意味ヘヴィメタル的な抜けのよさも感じられたレインのヴォーカルが、
今作ではエフェクトがかかりまくったドラッギーなヴォーカルにとって替わられています。
自分は初めて聴いたときからこの声に違和感があって、今聴き返してみてもそれは変わらないんですけど、
楽曲はそれぞれアリス独特の雰囲気を醸し出しながらも、体にズシリと響く印象的な楽曲が並んでいます。
何度も聴きこむごとに段々とハマってくる1枚だ。


THUNDER - The Best of Thunder: Their Finest Hour (and a Bit) ★★ (2004-10-23 12:04:00)

ベスト盤で恐縮ですが…聴きまくった思いいれのあるベスト盤だし、良く出来たアルバムなので。
3rd「ビハインド・クローズド・ドアーズ」リリース後に発表されたベスト盤。
サンダーのアルバムが本国イギリスのチャートでも上位に入っていたのは「ビハインド…」あたりまでだと思いますが、やはりこの時期の楽曲は非常に充実しています…
既発曲が素晴らしいのは勿論だけど、本作にはオリジナル・アルバムには未収録の楽曲が3曲おさめられています。これが3曲とも良い。
「ワンス・イン・ア・ライムタイム」はサンダーのオリジナルで、ジョー・コッカーの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」系の楽曲。
「ギミー・シェルター」はストーンズのカヴァーですが、躍動感のあるダイナミックなアレンジになっています。
ここぞとばかりに暴れまくるルークのギター・プレイが良い。
そしてロッド・スチュアートのカヴァーである「イン・ア・ブロークン・ドリーム」は本ベストアルバムのハイライトといってもいい。
ロッドのオリジナルは70年代当時の頼りない音圧のせいか、それほどの曲とは思わなかったのですが、
その楽曲をサンダーは素晴らしい演奏と感動的なアレンジで現代に蘇らせました…
オリジナルの楽曲の良さは言わずもがなだし、これほどのバンドが商業的な成功に恵まれずに苦境に立ってしまう音楽シーンていうのは残念。


QUEENSRYCHE - Hear in the Now Frontier ★★ (2004-09-26 13:16:00)

発売当時はあまりの酷評ぶりに敬遠していたのですが改めて聴いてみると、それまでの彼らの持ち味がすべて殺されてるわけではないです。
個人的には彼らの名作のひとつといってもいいぐらい。泣きのメロディと疾走サウンドのみをこのバンドに期待する人にはツライかもしれないけど。
グランジ的な質感を取り入れ、陰影のあるギターリフの妙とグルーヴで聴かせるアルバムとして、これはこれで良いアルバムだと思います。
そもそも80年代からドラマチックな展開の中にも、どこか「無機質的なカッコよさ」のあるバンドなので、こういうサウンドとの相性も良いように感じました。
もっとも97年といえばグランジも息絶えていましたけど。しかし、変化を恐れず新しい音楽性を模索したことは頼もしいし、実際ソングライティングは良好。
あと、随所で聴かれるクリスのギターソロはそれまでのメロディアスなものとは趣が違うかもしれませんが、曲にズバリとハマっていてスリリングです。
ところで、バンドは「オペレーション・マインドクライム2」を発表するらしい…ドリーム・シアターに影響されたのかどうだか分からないが、
これがコケてしまうと後はもう解散しか選択肢がないんじゃないでしょうか?開けてはならないパンドラの箱だと思うんですけど…
なんか過去の遺産にすがりついてるみたいだし、やっぱり行き詰まりを感じてるんでしょうか…


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅳ - Stairway to Heaven ★★★ (2004-09-22 16:11:11)

ウチの学校の音楽の授業でもかかりましたよ!!高校のとき。定年間近(失礼!!)の音楽教師(女性)が、
「ロックの中で、私が唯一素晴らしいと思う曲」と言って、この曲を流したのを憶えています。
もうその頃はこの曲の存在を知ってたから、なんとモノの分かる音楽の先生だと思いました…
確かにパッヘルベルの「カノン」とかサン=サーンスの「動物の謝肉祭」とかと同列に語っても
何の遜色の無いぐらい美しい曲。


THE POLICE - Live! ★★ (2004-08-19 19:41:00)

何の脈略もなく1995年に突如発売された、1979年と1983年の2枚組ライヴ。
グレイテスト・ヒッツを買うぐらいならこのライヴ盤を買った方がポリスの魅力が分かると思います。ヒット曲の数々も満遍なく収録されているし。
このライヴ盤を通して感じるのは圧倒的なスピード感。
パンク・ムーヴメントの中から出てきた(というよりも意図的にパンク的な曲作りをしていたらしいですが…)だけあって
初期のライヴはシンプルでパンキッシュなナンバーが多く疾走感がありますが、ヒット曲が出揃った後期のライヴにおける疾走感がまたスゴイ。
「シンクロニシティ1」から「シンクロニシティ2」と続くオープニングの圧倒的な疾走感はそこらのヘヴィメタル・バンドの比じゃない…
オリジナリティがありながらも押さえるところは押さえるポップなサウンド、アンディ・サマーズとスチュアート・コープランドの
それぞれ個性的でありながら並外れた演奏力はこのライヴ盤で存分に味わえます…日本盤には歌詞・対訳もあり。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin ★★ (2004-08-19 19:37:00)

ブルース、フォーク、トラディショナルといった古典的な音楽をこれだけ爆発的な音楽に変えてしまったこのアルバムは
ハードロックという音楽にとっての金字塔であり古典。
特徴のあるリズムや、ブレイク部分にギターを弓で弾いてみたりとツェッペリンの種種雑多な音楽を取り入れてしまう進取の精神と感覚の鋭さはスゴい。


LED ZEPPELIN - Led Zeppelin Ⅱ ★★ (2004-08-19 19:34:00)

前作とともにハードロックの古典。デビュー・アルバムをリリースしてからセカンド・アルバムをリリースするまで
ほとんどインターバルもないし、ツアーの喧騒の中から生まれたのがこのセカンド・アルバムだったそうです。


AEROSMITH - Nine Lives ★★ (2004-08-19 19:30:00)

前作から少しサウンドが変わっています。「PERMANENT VACATION」以降はどのアルバムも大ヒット、
向かうところ敵なしのエアロスミスですが、微妙に音をアップデートさせています…
パーマネント以降、エアロスミス復活の片棒を担いできたブルース・フェアバーンから、プロデューサーがケヴィン・シャーリーに交代。
この「NINE LIVES」でも外部ライターとの共作が意外と多いんですが、
「PERMANENT」「PUMP」「GET」という「ブルース・フェアバーン」「デズモンド・チャイルド」的要素の濃いアルバムとは少し路線を異にしています。
1曲目の「NINE LIVES」なんか特にそうですけど、70年代の彼らみたいな、鋭利なギターリフで曲をグイグイ引っ張るグルーヴ感が
オモテに出てきているのがこのアルバムの特徴かな、という感じがします。


PAUL MCCARTNEY(WINGS) - Tripping the Live Fantastic ★★ (2004-08-19 19:27:00)

ポールは70年代のウィングス時代に「WINGS OVER AMERICA」という名ライヴ盤を発表していますが、1990年発表のこのライヴ盤も素晴らしい内容。
ウィングス~ソロ時代の数々のヒット曲に加え、何よりも膨大なビートルズ・ナンバーがあるのだから、充実したライヴ盤になるのは当たり前かもしれません。
この2枚組ライヴ盤でもビートルズ・ナンバー満載で実にハイライトが多い。「LET IT BE」はもちろん、「YESTERDAY」「HEY JUDE」
「THE LONG AND WINDING ROAD」「ST.PEPPERS…」「GET BACK」などといったビートルズの代表曲を惜しげもなく演奏しています。
当時の新作「FLOWERS IN THE DIRT」からの曲も良いです。…にしてもポールの声は全然衰えを見せない。。
02年だったかにリリースされた同じく2枚組ライヴ盤「BACK IN THE US」ではたぶん60歳に突入していたと思うのですが、
全然衰えているフシはなく、若々しくツヤのあるヴォーカルを聴かせてくれていました。
リンダが死んでしまったと思ったら、すぐに再婚したし。とても60とは思えない。あとはコンサートのチケットをもっと安くしてもらえれば…


KID ROCK - Devil Without a Cause ★★ (2004-08-19 19:25:00)

はからずも全世界で1400万枚以上の売り上げを記録したベストセラー。
このアルバムで大ブレイクする前に結構なキャリアを積んでいる人なのだが、どうも典型的な一発屋になってしまいそうな…
音楽的にはアメリカ音楽のいいところの寄せ集めであり、ヒップホップやらロック、カントリーやらをゴチャゴチャにコラージュして
ポップ・ミュージックとして吐き出した感じ。オリジナリティはないかもしれないけど、意外とカッコいいです。
成り上がりロックンローラーっぷりを発揮した外見といい、(トミー・リーと離婚したパメラ・アンダーソンと結婚)
次作の「コッキー」は、よりアメリカ土着の音楽に接近した内容ながら、売り上げ的にはスケール・ダウンしてしまったみたいだし…


BRUCE SPRINGSTEEN - Born in the U.S.A. ★★ (2004-08-19 19:22:00)

84年発表。ブルース・スプリングスティーン最大のベストセラーであり、80年代を代表するアルバムです。
全世界で2000万枚を超えるセールスを記録しており、「ボーン・イン・ザ・USA」「カヴァー・ミー」「マイ・ホームタウン」
「ダンシング・イン・ザ・ダーク」「グローリー・デイズ」「アイム・オン・ファイア」といったシングル曲も軒並みヒット。
ともかく内容は聴けば一発で気に入るポップなロックンロールなので、まだ聴いたことがない人は是非聴いてみてください…
音から感じる明快さとは裏腹に、歌詞は意外とシリアスだったりするのですが…


LIMP BIZKIT - Significant Other ★★ (2004-08-19 19:20:00)

2000年前後は「時の寵児」のごとく持てはやされたにもかかわらず、次作を最後に失速、ギタリストが脱退してバンドの勢いも後退、今では唾棄されるとまでは
いかないにしても、あまり良くいわれることのないリンプ・ビズキットですけど、このアルバムは素晴らしい出来だと思う。ヒップホップとヘヴィメタルの融合
といったって最近じゃなんの珍しさもないですが、このアルバムでの彼らは最高にポップ!!!ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランド、
兄貴分のコーンのジョナサン・デイヴィスなどをゲストに迎え、ヴァラエティ豊かでありながら一気に聴かせてしまう。
シングルになった「ジャスト・ライク・ディス」「ヌーキー」、ライヴでも定番の「ショウ・ミー・ホワット・ユー・ガット」が好き。


BLACK SABBATH - Vol 4 ★★ (2004-08-19 19:16:00)

前作「マスター・オブ・リアリティ」は徹頭徹尾「重たい」アルバムでしたが、本作はかなり楽曲にヴァラエティがあって音楽的には少し拡散傾向。
70年代前半のこの時期はオジー在籍期のブラック・サバスにとって次から次へとアイディアがあふれ出てくる「全盛期」だったんでしょうか。