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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 501-600

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酒とバラの日々さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 501-600

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BLACK SABBATH - Master of Reality ★★ (2004-08-19 19:14:00)

地面を這いずり回るかのようなグルーヴ感がスゴい。ともかく重たい。「重い・おどろおどろしい・ドラッギー」というブラック・サバス固有のヘヴィネスが満開。


BLACK SABBATH - Black Sabbath ★★ (2004-08-19 19:11:00)

記念すべきデビュー・アルバム。なんといってもタイトル・トラックのインパクトがあまりにも大きいのですが、
思いっきり後追いで聴いた自分からすれば、こういう個性的な音楽が次から次へと出現していた70年代の前半というのは、
スタイルというスタイルが出尽くして過去の財産の拡大再生産ばかりしかない現代から思えばスゴイ時代だったんだなあ…と思いますねー。
ブラック・サバスの音楽には表面的なもの以上に、なにか根底に陰鬱さというか暗さが横たわっているように感じますけど、
これは黒魔術というのを前面に押し出したからというよりも、トニー・アイオミが奏でるナマリ色のギターのトーンにあるのでは。
自分にとっては工業都市バーミンガムで結成、アイオミが工場で指を落としてしまったというエピソードは
ブラック・サバスの「重い・金属的・暗い・おどろおどろしい」といったイメージとすごく合致しているように感じます。
タイトル・トラック以外にも「NIB」「魔女」「警告」とサバス独特のグルーヴ感を発散する名曲も収録。


BLACK SABBATH - Paranoid ★★ (2004-08-19 19:09:00)

「パラノイド」「アイアン・マン」「ウォー・ピッグス」というハードロック・クラシックスを収録。
とはいっても今更この3曲のスタジオ・ヴァージョンを聴いても何とも思わないようになってしまったけど。
30年の時代の重みにも耐えうるこの3曲のポップさというのはスゴイと思うが、
これらの曲以外にも「プラネット・キャラバン」「エレクトリック・フューネラル」「フェリーズ・ウェア・ブーツ」などといった優れた楽曲が収録されている。
オジーサバス期の代表作に挙げられることが多い一枚だが、曲のコンパクトさ、ポップさからいっても比較的聴きやすいアルバムだと思うし、
初めてサバスを聴くという人もベスト盤ではなくてこのアルバムから聴き始めるというのもアリかも。


NIGHT RANGER - Greatest Hits ★★ (2004-08-19 19:06:00)

「グレイテスト・ヒッツ」は本来反則かもしれないが…
特にあれこれ薀蓄をたれるより、ともかく聴いてもらった方が良い、というような圧倒的にとっつきやすい音楽性。
バラードがヒットしてしまったことから常にバラード・ヒットを求められるようになってしまったというが、
いずれにしてもそのバラードはどれもなかなかの佳曲で、彼らの作曲センスの良さが現れている。
ともかく聴いて爽快なアメリカン・ハードロックとしてこのグレイテスト・ヒッツは素晴らしい。


BEN FOLDS FIVE - Rockin' the Suburbs ★★ (2004-08-19 19:05:00)

すいません。「ベン・フォールズ・ファイヴ」ではないんですが…
このアルバムはベン・フォールズ・ファイヴ解散後にバンドのソングライターであり中心人物のベン・フォールズが
ソロ名義でリリースした初のフルレンス・アルバムです。
ベン・フォールズ・ファイヴ時代のようなぶっきらぼうな躍動感はかなり無くなっていますが、
そのかわり個々の楽曲がメロディアスでクオリティがものすごく高いです。ポップ・ロックの大傑作。


ERIC CLAPTON - From the Cradle ★★ (2004-08-19 04:01:00)

94年発表。全編ブルースのカヴァーのアルバム。生粋のブルーズ好きからすると、クラプトンのやるブルースはまだ「甘い」らしいのですが、
ブルースに関してド素人な自分からすると無茶苦茶カッコいいアルバムです。
若造が偉そうに言うのもおこがましいですが、ただ純粋にブルースを演るクラプトンが好き。ソロ時代以降のクラプトンの
アルバムを聴いていると、「もっとギターを!!ギターを弾きまくってくれ!!」といつも消化不良に感じてしまう自分なのですが、
(たぶんクラプトンの魅力っていうのは自分の考えてるところと違うところにあるんでしょう…)、このアルバムは思いっきり「ツボ」ですね。
このアルバムをかけると、すぐにギターをとって擬似ジャム状態に…(ジャムと呼べる代物じゃないけどね)
「BLUES BEFORE SUNRISE」のザラついたクラプトンのボーカルとスライド、「GLOANING THE BLUES」でのスローでどっしりとした
貫禄のギタープレイなどは思わず釘付けになります。…今作は「アンプラグド」大ヒットの余波をかって米英で初登場1位を記録しますが、
リリース後のツアーでは「ティアーズ・イン・ヘヴン」も「レイラ」もなしにずっとブルースを弾き倒すというものでした。


PINK FLOYD - Atom Heart Mother ★★ (2004-08-19 02:24:00)

あの牛のアルバムです。なんといってもタイトル曲が素晴らしい。あとの曲は「イフ」はともかく、初心者の自分には良く分からない世界です。
やっぱりタイトル曲「ATOM HEART MOTHER」に尽きます。特に後半、バラバラだった音がひとつの音へと収斂していくところは鳥肌が立つほどにカッコいい!!


THE JAM - Greatest Hits ★★ (2004-08-19 02:05:00)

ポール・ウェラーが在籍していた3人組英国ロックバンド「ジャム」の91年発表、全時代を網羅した19曲収録のベスト・アルバム。
パンク・ムーヴメントの時期にデビューしたこともあってセックス・ピストルズ、クラッシュと並び称されることも多いですが、
ジャムのルーツは「モッズ」であり、それらのバンドとは少し雰囲気を異にするバンドです。
「モッズ」とは…と書き出すと長くなるのでやめます。サウンドは英国らしいシンプルなロックンロールにポップな歌メロ。
初期のサウンドは本当にシンプルな事この上ないですが、ポール・ウェラーの「ジャッ!!ジャッ!!」という切れ味鋭いギターがともかく気持ち良いし、
中期以降はアメリカのR&B(50~60年代の大昔のです)の影響が表に出てきて、楽曲も、ポップさとメロディに磨きがかかり、
「ゴーイング・アンダーグラウンド」「タウン・コールト・マリス」「ビート・サレンダー」といった名曲の数々を産み出していきます…
フーにしろ、ジャムにしろ、英国では国民的なバンドなんだけど、日本との温度差がちょっと激しいみたいですね…
日本人は叙情的な音楽には目が無いけど、モッズ系のバンドってあまりピンと来ないんでしょうか?


KING CRIMSON - Absent Lovers: Live in Montreal 1984 ★★ (2004-08-19 01:37:00)

プログレといえば「プログレ四天王」のアルバムしか聴いたことがない、というプログレからはちょっと縁の薄い自分にとって、
「キング・クリムゾン」とは複雑/テクニカルなリズムと曲展開のもと、すごくリズミカルで気持ちの良い「ギターリフ」が
聴けるロックバンド、という感じです。「ディシプリン期」の総決算ともいえる曲の数々と、70年代の何曲かの有名曲で構成された、
この2枚組ライヴ盤では素晴らしいリフの数々が聴けます。聴いててとても気持ちが良い!!名ライヴ盤だと思います。是非。


RADIOHEAD - The Bends ★★ (2004-08-18 23:30:00)

音楽よりも理屈を優先する雑誌ジャーナリズムを中心としたメディアばかりが先行して、
いまや日本で「なんだか良く分からないけどスゴいバンドらしい」という屈折した評価のされ方をされていると
個人的には思っているレディオヘッドですが、かくいう自分もロック雑誌でものすごく絶賛されているのを目にして後追いで聴いたクチです…
「OKコンピューター」のほうを先に聴いていれば違った感じを受けたかもしれませんが、はじめてこの「ベンズ」を聴いたときの印象は「なんだ、普通じゃん」でした。
陰鬱ながらも美しいメロディ、静けさと激しさの落差による劇的さが素晴らしいとはいえ、かなりオーセンティックなロックという印象。
次作で大きく化けることになりますが、ともかく「OKコンピューター」以降のアルバム群に比べれば格段にとっつきやすいアルバムです。
…これから書くのはあくまで個人的な意見なのですが、やっぱり「音楽」である以上、音を聴いてダイレクトに伝わってくる印象というのは大事だと思うんですよね。
このアルバムがロックの歴史の中でこういう位置づけにあるから重要な作品だとか、このアーティストは歌詞を味わわなければその真価が分かったとはいえない、
というのは音楽に対する接し方をゆがめているように感じます。
もちろんそういう聴き方をすることは個人の自由だからそれはそれでいいんだけど、
音楽以外に余計な理屈を介在させなければその魅力が分からないというなら、それはその作品がただツマラないだけなのでは?(極論なのは分かってますけど)
とかく日本の場合、自国のポップスにはそういう接し方をしないくせに、洋楽(というか洋楽ロック)に対してはさんざん理屈を並べて
「理解」するような聴き方を強いられているような感じもあります。(考えすぎ?)すごくスノッブなジャンルだと思いませんか?
みなさん、自分が聴いて気持ちいいと感じる音楽を聴きましょう。自分の感覚を信用しましょう。理屈なんか二の次でいいです。


OASIS - (What’s the Story) Morning Glory? ★★ (2004-08-18 23:02:00)

ニルヴァーナ「ネヴァーマインド」、レディオヘッド「OKコンピューター」とともに90年代ロックの代表作に挙がることが多いアルバム。
ひょっとしたら、ロックを聴いている人で聴いたことが無い人を探すのが難しい、といってもいいぐらいの有名なアルバムかもしれないです…
どうこう論じるよりも聴いた方が早いだろ、というような特に目新しさの無いポップなロックアルバムなんですが、
「オアシス現象」といってもいいぐらい90年代半ばを制覇していただけはあって何よりもメロディが良い。
全曲シングル・カットすることをメンバーが目論んでいたというように、ファースト・アルバムと比較するとロック色が後退して、より「ポップ」な印象ですけど、
「モーニング・グローリー」「シャンペン・スーパーノヴァ」はどっしりとした重厚なギターが聴ける堂々としたロック。
「ワンダーウォール」「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」は彼らのアンセムであり、90年代を代表する曲。


ELTON JOHN - One Night Only ★★ (2004-08-18 22:44:00)

ヘヴィメタルではないですが…
2000年10月にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた30周年記念ライヴ盤。
このCDはいわばダイジェスト盤であり、同名のライヴDVDの方は完全版ではるかに曲数も多いのでそちらの方がオススメなのですが…
なによりもとても内容の良いコンサートなので是非一聴をオススメします。
エルトン・ジョンのライヴ盤には70年代の全盛期の演奏をおさめた「ヒア・アンド・ゼア」の完全版(あのジョン・レノンも一部に参加している)
という素晴らしいライヴ盤もあるのだが、このライヴは30周年記念ということもあってまさにグレイテスト・ヒッツ・ライヴだし、
70年代より低く張りのある性質になったエルトンの堂々としたヴォーカル、みずみずしく厳粛なピアノ、
活き活きとしたバック・バンドの演奏…と個々のパフォーマンスも素晴らしい。
キキ・ディー、ブライアン・アダムス、メアリー・J・ブライジといった豪華なゲストも参加(DVDにはビリー・ジョエルも)。
「ユア・ソング」がデュエットになっているのは少し残念なのだが、
「ロケット・マン」「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」「僕の瞳に小さな太陽」…といった代表曲ももちろん網羅。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★ (2004-08-18 21:57:00)

「ファイナル・カウントダウン」では鳴りを潜めてしまうが、初期2作におけるジョン・ノーラムの活躍ぶりは凄まじい。
マイケル・シェンカー、ゲイリー・ムーアの流れを継承する正統派のスタイル、過剰とも取れるマシンガン・ピッキングは
ヨーロッパの初期2作の持つ雰囲気とすごく相性がいい。
「アウト・オブ・ディス・ワールド」では洗練を極めるジョーイ・テンペストだが、このアルバムでのヴォーカルはとても荒削り・ラフで、
「マイナーっぽさ・B級っぽさ」がひとつの特徴でもある北欧メタルの雰囲気と合致し、アルバムの雰囲気ととても良く合っている。
ヨーロッパはアルバム単位で見ると決定的な名盤は無いようだけど、今作は楽曲も粒ぞろい。
「オープン・ユア・ハート」は「アウト・オブ・ディス・ワールド」のヴァージョンよりこちらのほうが秀逸。


PRINCE - Sign “☮” the Times ★★ (2004-08-18 21:54:00)

87年発表。最高傑作との呼び声も高い2枚組。「PURPLE RAIN」以降、一年に1枚のハイペースで次々と作品を発表。
にもかかわらず、今作は2枚組という分量でリリースされる。しかもアルバムの雰囲気に合わないとしてボツにされた楽曲は膨大な数にのぼったらしい。
80年代のプリンスは「神懸かり的」とか「天才」とか良くそういう表現をされます。でも、後追いで聴いた自分からすると、
超人的なリリースペースがスゴいのは分かるけど、どれだけ彼の音が当時斬新で革新的だったかというのは分からなかったりします。
でもこのアルバムは「斬新」とか「革新的」とかいう評論家的な事以前に、名曲が次から次へと飛び出す素晴らしいアルバムだと思います。
「SIGN OF THE TIMES」「IF I WAS YOUR GIRLFRIEND」「PLAY IN THE SUNSHINE」「YOU GOT THE LOOK」「ADORE」をはじめ、
「HOUSEQUAKE」「STRANGE RELATIONSHIP」などなど名曲ばかり。
プリンスの声って自分にとってはものすごくツボです。一聴すれば彼と分かるぐらい特徴のある粘着質な声は気持ちいい。


BRUCE SPRINGSTEEN - Live 1975-85 (3cd) ★★ (2004-07-13 02:22:00)

3枚組みにもわたる傑作ライヴ・アルバム。
熱病にかかったかのようなブルースのライヴ・パフォーマンスは連日3、4時間(!)近くも続いたそうです。
名曲の数々をブルースと彼のバンド、Eストリートバンドが圧倒的なテンションでひたすら観客をねじ伏せていく…
たった1日でもこの場にいたかった、と切に思います。観たかった…
ライナーによると、1985年に彼は来日して代々木オリンピックプール、大阪城ホールといったところで伝説に残るライヴをしています。
19年前のその日にその場にいてライヴを体験できた人はとてつもない幸せモノとしかいいようがないです。
「ジャングルランド」「グローリー・デイズ」などといった名曲はないものの、彼の黄金時代の代表曲はほとんど網羅されていて、
1975年から1985年の10年間の彼の足跡がたどれるような構成になっています。燦然と輝くマスターピース。


THE BEATLES - Magical Mystery Tour - Penny Lane ★★ (2004-06-15 21:00:31)

てっきりPENNY RAINだと思ってました…


t.A.T.u. - T.a.t.u - All the Things She Said ★★ (2004-06-15 20:49:40)

マネージャーにのせられたガキが好き勝手にやりたい放題なのはハッキリ言って愉快じゃないが、
楽曲単体としてみればこれはいい。
「リラックス」「トゥー・トライヴス」で有名な名プロデューサー、トレヴァー・ホーンが
プロデュースしたこの曲は、とてもインパクトがあった。
でも、もう日本に来ないでね。


STING - Brand New Day ★★ (2004-06-12 04:19:00)

ポリス時代とは一線を画したジャズ・ロックを作り上げたソロ・デビュー作「ブルー・タートルの夢」、
大ベストセラーにして叙情的で女性的な面も窺われる「ナシング・ライク・ザ・サン」、
男性的で冷たくシリアスな「ソウル・ケイジス」、打って変わって暖かく明朗な「テン・サマナーズ・テイル」、
分かりやすいポップな作りの「マーキュリー・フォーリング」と彼の作品はどれも素晴らしい内容ながら、個々の作品ごとにカラーが異なりますが、
スティングはソロキャリアを通じて、一貫して「大人のためのポップス作品」を作り上げてきました…
今作「ブラン・ニュー・デイ」のコンセプトは「ハリブリッド・サウンド」というもので、種種雑多なさまざまな音楽を取り入れて新しいものを作り上げるということなんでしょうけど、
それはスティングはこれまでずっと取り組んできたことであり、要は今までの集大成的なアルバムといえると思います。
アラビア音楽のような感触でドラマチックな「デザート・ローズ」、フランス語のラップが挿入された「パーフェクト・ラヴ」あたりはコンセプトが如実に反映されている楽曲だ。
「ブラン・ニュー・デイ・ツアー」においてもオープニング曲として演奏され、素晴らしい効果を演出した「サウザンド・イヤーズ」、
スティーヴィー・ワンダーとの共演「ブラン・ニュー・デイ」、トランペットの音色が印象的な「トゥモロー・ウィール・シー」
…とヴァラエティに富んでいながらも素晴らしい楽曲が収録されている傑作。


THUNDER - Back Street Symphony ★★ (2004-06-12 04:14:00)

90年代のシーンにおいて孤軍奮闘したブリティッシュ・ハードロックバンド、サンダーのデビュー・アルバム。
90年代の10年間でサンダーは何枚もの素晴らしいアルバムをリリースし、数々の名曲を遺しました。
いわゆる「サンダーらしさ」というのは、このデビュー・アルバムにおいてもうすでに完成されています。
後々までライヴの重要なレパートリーとなる楽曲が数多く収録されているアルバムで、中でもとりわけ「LOVE WALKED IN」「DIRTY LOVE」
「SHE'S SO FINE」「BACKSTREET SYMPHONY」「HIGHER GROUND」あたりはブリティッシュ・ロック史に残る名曲だと思います。
…伝説の90年ドニントンでのライヴをDISC2に収めた2枚組限定盤は廃盤なのですが、中古店で結構見かけます。
ともかく掛け値なしに良いライヴだし、サンダーの名前を一躍有名にしたライヴなので、これからこのアルバムを購入しようという方はそちらを探して購入してみては??


HARDLINE - Double Eclipse ★★ (2004-06-12 04:09:00)

AORに傾斜しかけていた音楽性、あるいは真相は知らないけどジョン・ウェイトとニール・ショーンの不仲説もあって、バッド・イングリッシュは
解散してしまいます。ニール・ショーンはよりロックなアルバムである今作をリリースしますが、今作はアメリカン・ハードロック・アルバム
としては最高水準にある作品だと思います。
さすがに経験豊富なミュージシャンたちによる作品だけあって、ハードロッキングながら非常に洗練されて落ち着いた印象を受けます…
もともとロック志向の強いニール・ショーンなので、あくまでAORというカテゴリーから抜け出せなかったバッド・イングリッシュに
ニールが魅力を感じなくなってしまったのはムリもないかな…
でもハードラインは、バッド・イングリッシュから横滑りのニール・ショーン、ディーン・カストロノヴォという「職人」による音楽。
ヴォーカルはまだ若いんだけど、アメリカン・ハードにマッチした爽快な声質で大健闘。
…あと、よく言われますけど「ラヴ・リーズ・ザ・ウェイ」という名曲が収録されているのは日本盤だけなので、購入されるなら日本盤を是非。


MANIC STREET PREACHERS - Everything Must Go ★★ (2004-06-10 02:49:00)

MANIC STREET PREACHERSはイギリスはウェールズ出身のバンドであり、イギリスでは国民的なバンドです。
音楽性の変遷やサイドストーリーは「MANIC STREET PREACHERSを語れ」のところで、クーカイさんがおっしゃられていますが、
バンド初期のパンキッシュなハードロックからスタートして、今作あたりからストリングスを多用したメロディアスなサウンドにシフトしていきました。
若々しい猥雑な「ハードロック」サウンドが聴きたければ初期の作品を聴いてもらった方がいいんでしょうけど、
イギリス本国で国民的な人気バンドになっていったのも、この「EVERYTHING MUST GO」以降の作品です。
それまでの作品と比べて過剰なほどのメロディアスなロックに照準が絞られている感じがします。
ヒットした「A DESIGN FOR LIFE」「EVERYTHING MUST GO」あたりは彼らの代表曲といってもいいぐらいで超名曲。
他にも「KEVIN CARTER」「AUSTRALIA」をはじめ、「ELVIS IMPERSONATOR…」「THE GIRL WHO WANTED…」「FURTHER AWAY」など名曲ばかり。
ともかく超メロディアスなロックなので、このバンドを聴いたことがない人も聴いてみて下さい!


KORN - Issues ★★ (2004-06-10 02:45:00)

大ヒットした前作「FOLLOW THE LEADER」が幾分一般ウケしそうな作風だったことから、今作は「ダーク/ヘヴィ」に回帰している印象がありますけど、
デビュー盤のころの作風とはちょっと違います。でもメランコリックなメロディが心地良くて、彼らの作品の中で一番好きです。


PANTERA - Far Beyond Driven ★★ (2004-06-10 02:42:00)

CDをかけていきなり耳に飛び込んでくるオープニングの「ストレングス・ビヨンド・ストレングス」の激烈ぶりがインパクト大ですが、
それ以降の楽曲は重戦車のようなヘヴィでグルーヴィーな佳曲が並びます。
たぶんこれからパンテラを聴こうという人にとっては前作の方が聴きやすいだろうけど、今作のヘヴィ/グルーヴィーなサウンドも魅力的。
全米1位を獲得したように彼らが新世代のヘヴィメタルバンドとして認知される存在であったことが分かります。
サバス「プラネット・キャラヴァン」をサラッとカヴァーしてますが、一本調子になりがちなこのアルバムの中で一服の清涼剤的な楽曲になってますね。


EUROPE - The Final Countdown ★★ (2004-06-10 02:39:00)

何といっても歴史的名曲「ファイナル・カウントダウン」が収録されている大ベストセラーだけど、
アルバム1枚を通して聴くと何曲か押しの弱い楽曲があることで名盤とはなりえていないようです。
でも「ロック・ザ・ナイト」「キャリー」「ニンジャ」「チェロキー」あたりは名曲。
当時ヘヴィメタルを聴かない層にもアピールして、ボン・ジョヴィと人気を二分していたのもうなずけるポップな名曲。
今作では、かなり後ろに引っ込められているのだが、やっぱりジョン・ノーラムのギターは魅力的。
結局ジョンはそれが不満で脱退してしまうことになってしまいますが…やっぱりアルバムとしては少し中途半端かな…


ALICE COOPER - Trash ★★ (2004-06-10 02:36:00)

スティーヴン・タイラー、ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラというロック・スターたちが挙ってゲスト参加した豪華作。
思いっきり80年代後半のコマーシャルでゴージャスなアメリカンHR/HMアルバムに仕上がっているので、
そのテの音楽が好きな人が聴けば、おそらく一発で気に入ってしまうであろう内容です。
アリス・クーパーは確か牧師の息子かなんかだったと思うのだが、彼のキャリアはフランク・ザッパに見出されたところから始まる、という異端ぶり。


HAREM SCAREM - Mood Swings ★★ (2004-06-10 02:34:00)

さまざまなタイプの曲が並ぶが、どの曲も華やかで暖かいメロディとコーラスに彩られており、曲のヴァラエティの広さにもかからず、質の高い曲がズラリと並ぶ。
TNTのロニーに影響されているというピートの硬質なギターだが、個性的ながら楽曲に見合ったソロを弾いていて好感触。
にしてもこれだけのヴァラエティのある楽曲群を一枚通してクオリティを落とさず聴かせてしまうこのアルバムはスゴイ。
「チェンジ・カムズ・アラウンド」「セイヴィアーズ・ネヴァー・クライ」などの有名曲はもちろん、
「センチメンタル・ブルーバード」「イフ・ゼア・ワズ・ア・タイム」などといったような脇を固める楽曲もクセがありながら普遍的な美しさがある。
メロディとコーラスを主体にしたロックの名盤だと思うし、後の作品がこのアルバムと常に比べられてしまうのは仕方がないとも言える。
「ビッグ・バング・セオリー」までしか彼らのアルバムは聴いていないのですが、あれはあれで魅力的な作品だとは思うのですが…


DOKKEN - Under Lock and Key ★★ (2004-06-10 02:31:00)

ドッケン、というかドン・ドッケンの持つメロウ・サイドが発揮されたアルバム。
次作の「バック・フォー・ジ・アタック」では今作とは一転、アメリカンでハードな乾いたサウンドにシフトするが、今作は欧州風のウェットなサウンド。
ドン・ドッケンの「ソフト」とジョージ・リンチの「ハード」というのがこのバンドの魅力だと良く説明されているが、
今作では「ソフト」サイドの方がより前に出てきている印象だ。
「イン・マイ・ドリームス」「アンチェイン・ザ・ナイト」「ウィル・ザ・サン・ライズ」といったドッケンというバンドの美点が良く現れた名曲を収録。


BLACK SABBATH - Headless Cross ★★ (2004-06-10 02:30:00)

トニー・マーティン在籍時の傑作。オジー時代の跡形などもはや存在しない様式美サウンドだが、このたぐいの音楽の中では最高峰。
コージー・パウエルの荘厳なドラミングと相まって、張り詰めた緊張感が全編を覆う。
澄み切ったトニー・マーティンの綺麗なハイトーンにクラシック・スタイルなアイオミのギター、と役者は揃っている。


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction ★★ (2004-06-10 02:27:00)

いいアルバムですな、これは。ロックンロールだね。
イッツ・オンリー・ロックンロール。バット・アイ・ライク・イット。
この時代のベストセラーだし。まさに人々はこんなロックンロール・スターを求めていた。
最後のロックンロールバンドだね。メインストリームの。カウンターカルチャーでありながらメインストリーム。
「ユーズ・ユア・イリュージョン」なんかはまさにメインストリームでしかないもんね。


YNGWIE MALMSTEEN - The Seventh Sign ★★ (2004-06-10 02:24:00)

このアルバムで特筆すべきなのは、楽曲のヴァラエティの豊富さと楽曲の質の高さ。
「ネヴァー・ダイ」「セヴンス・サイン」「クラッシュ・アンド・バーン」のようなイングヴェイ節満載のHMをはじめ、
ジミヘン風の「アイ・ドント・ノウ」、クラシカルで劇的なバラード「フォーエヴァー・ワン」「プリズナー・オブ・ユア・ラヴ」、
物悲しくも美しい旋律のインスト「ブラザーズ」…と曲のバラエティの豊富さにもかかわらず、楽曲の質が高い。
肝心のギターソロはインプロヴァイズが中心の内容で、このアルバムに限らず賛否両論でしょうけど、スリリングで自分はあまり抵抗がないですね…
このアルバムから加入したマイク・ヴェセーラのヴォーカルも素晴らしい。ラウドネスでのキャリアもある人ですが、
過去のヴォーカルと比べると少しアメリカンな正統派HMを歌うのに一番適したヴォーカリスト。
頻繁にヴォーカリストが交替することで有名ですけど、なんだかんだ言ってそのアルバムごとに適材適所にヴォーカルが選べているように感じます。


YNGWIE MALMSTEEN - Trial by Fire: Live in Leningrad ★★ (2004-06-10 02:21:00)

「ライジング・フォース」を除けば「オデッセイ」までの名曲も「ある程度は」網羅されています。
ジョー・リン・ターナーのヴォーカル、イングヴェイ他のバンドの演奏も素晴らしいので初期ベストとしても有効。
ただこのギターソロはなんとかしてほしいですね。「トリロジー・スーツ」と「レッドハウス」の段はまだいいけど、
少なくとも最後のピッチシフターを使った金キリ音はノイズの域を出ていないと思うのですが…しかもいまだにこの構成なのでしょうか??
…クリップ・ビデオ集の「コレクション」にこのレニングラードでのライヴが何曲か収録されているのを見たことがあるのですが、
イングヴェイが膨張しつつあったことが確認できます。パッツンパッツンで今にもはちきれんばかりの衣装は少し見るのがキツくなってきたかな…という感じ。


HELLOWEEN - The Time of the Oath ★★ (2004-06-10 02:19:00)

アンディ・デリス加入後2作目。個人的にはハロウィンの最高傑作。
路線としては前作の「マスター・オブ・ザ・リングス」とほとんど変わらないが、心なしか前作よりヘヴィな音像になったような気がする。
次作の「ベター・ザン・ロウ」は今作よりもヘヴィになった印象があるが、今作では絶妙にバランスがとれている。
それにしても名曲揃い。バンドメンバー5人のうち、ベースを除く4名がソングライターとして曲を提供できるという優秀さだが、
いずれのメンバーが提供した曲もそれぞれの個性が発揮されていて、しかも名曲。
「ウィー・バーン」「スティール・トーメンター」「ウェイク・アップ・ザ・マウンテン」
…とアタマからヘヴィだけどハロウィンならではのポップセンスが光る曲がズラリと並ぶ。


RAGE AGAINST THE MACHINE - Evil Empire ★★ (2004-06-09 04:45:00)

衝撃的だったデビュー作から4年の歳月を経てリリースされた待望のセカンドアルバム。
70年代ハードロックに影響を受けながらも革新的かつ今日的なギター、強靭なリズム・セクションに反体制で過激なラップが乗るという
インパクト大なサウンドにほとんど変わりはないが、
前作と比べると、良く言えばアルバム一枚通して統一感があるというか、悪く言えば一本調子な感もぬぐえないと個人的には感じる。
どことなく気味の悪い印象を与えるアメリカ人の子供の絵がジャケットにあしらわれているが、
バンドによると他国の価値観に興味の無い、アメリカこそが至上だとする「アメリカーナ」な子供を描いたのだとか。
相も変わらずな過激なラップに引いてしまうが、サウンドは圧倒的にカッコいい。


FAITH NO MORE - Angel Dust ★★ (2004-06-09 04:42:00)

この作品からすれば前作「リアル・シング」はまだギターオリエンテッドでストレートな印象があります。かなり「変態」っぷりが深くなってます。
いいのか悪いのか分からないけど…でも楽曲の出来もアレンジも良いです。なにせ彼らの持ち味は楽曲の振り幅のあまりの広さにもかかわらず、
バンドとしての素養・ポテンシャルがムチャクチャ高いということ、そして「飲尿」(??)ヴォーカル、マイク・パットンのブチギレ具合。
実際、バンドの曲調もさることながら、マイクのヴォーカルは変幻自在で、なんの前触れもなく、突然絶叫しだすと言うような具合。
「スモーラー・アンド・スモーラー」とか…なんだこりゃ(笑)このアルバムでは特に終始大げさに鳴っているキーボードもツボです。
ドラマーのマイク・ボーディンはご存知のように、後にオジー・オズボーン・バンドに加入。演奏力は折り紙つき。
このバンド特有のジム・マーティンの骨太ギターリフの気持ちよさは相変わらずで楽曲はどれも意外と耳なじみが良かったりします。


SCORPIONS - Crazy World ★★ (2004-06-09 04:36:00)

前作「サヴェージ・アミューズメント」の哀愁ポップ的路線と比べると、結構陽気で乾いた音という感じだが、
曲の質が高く、大ヒットバラード「ウィンド・オブ・チェンジ」を含むバラード2曲の出来も素晴らしい。
「クレイジー・ワールド」の時のツアーの映像はビデオになっていて、以前近所のレンタル屋で借りて見たことがあるのだが、
当時はまさにアリーナ・ロック・バンドとして大変な人気があったことが分かる。
80年代の音楽を全部後追いで聴いた世代の自分からすると、
一介のドイツのヘヴィメタルバンドであるスコーピオンズが世界を制覇してしまったというのは、なかなか信じがたい事実なのだが、
実際このアルバムの楽曲は普段ヘヴィメタルなど聴かない層にも充分受け入れられるであろう内容。
蛇足だが、ジャケットのつまらなさはスコーピオンズ史上、次作「フェイス・オブ・ヒート」とトップを争うぐらいの地味さ。


AC/DC - Back in Black ★★ (2004-06-09 04:33:00)

泣く子も黙る超ベストセラーであり、歴史的な名盤とされる「BACK IN BLACK」ですが、実際にこの名盤を賞賛する声はジャンルを問わないですね。
AC/DCのすごいところは何のヒネリも加えずに、これだけカッコいいロックンロールにしてしまうところでしょう。
陰鬱になるわけでもない、装飾を加えるわけでもない、あるのは紛れもない素っ裸だけど無駄と隙のないバンドの音で、
それが全世界をヘッドバンギングさせてしまうのは「スゴイ」の一言です。
現在でもライヴで必ず演奏する名曲がズラリと並んでいます。「バック・イン・ブラック」や「地獄の鐘の音」などは、
もはやロックのアンセムと呼んでもいいくらいの楽曲。今作からボン・スコットの死亡にともなって、ブライアン・ジョンソンがヴォーカルに。


VAN HALEN - Live: Right Here, Right Now ★★ (2004-06-09 04:30:00)

強力盤「FOR UNLAWFUL CARNAL KNOWLEDGE」リリース後のツアーをとらえたライヴ盤。圧倒的なスケールと強靭なバンドサウンドが素晴らしい。
91年リリースの「FOR UNLAWFUL…」アルバムはそれまで失っていたパワフルさを取り戻した傑作で、その力強さはライヴにおいても同様。
力強く歌心のあるサミーのヴォーカルが素晴らしいのは勿論ですが、スタジオ盤と比べても聞き劣りすることのないエディーのギターワーク、
超パワフルなリズム隊、と根強い支持を獲得しているライヴ・バンドとして面目躍如たる内容。
余談ですが、VHSに収録されていた名曲「THE DREAM IS OVER」がCDには収録されておらず、
逆にCDには収録されている名曲「DREAMS」が今度はVHSに収録されていないというファンの神経を逆撫でするレコード会社の「配慮」に憤り。


AEROSMITH - Pump ★★ (2004-06-09 04:27:00)

完全復活作と称するのにふさわしい素晴らしい内容で、シングル・ヒットを連発したことを別においても、
全編ゴージャスで強靭なアメリカン・ロックンロールが満載な強力盤。
70年代のエアロスミスがブラッド-ジョーのギターリフでグイグイ引っ張っていくのに対して、
復活後のエアロは極太のリズムセクションの上に、外部ライターも使いながら超ポップなメロディーをからませる。
「エレヴェイター・ラヴ」「ジェイニーズ・ガット・ア・ガン」「ホワット・イット・テイクス」「アザー・サイド」といったシングルもヒット。


BON JOVI - Cross Road ★★ (2004-06-09 04:24:00)

個人的には「KEEP THE FAITH」や「THESE DAYS」といった作品をリリースした90年代の彼らが好きなのですが、
バンドが商業的な面でも最も輝かしかったのはMTVを席巻してアルバムを売りまくった80年代であることは間違いありません…
でも選曲に不満が無いわけでもない…各国によって収録曲が違う10曲目だけど、日本盤には「TOKYO ROAD」が収録されています。
バンドの日本のファンへの気遣いはうれしいのですが、失礼ながらさしたる曲でもないと思うし、
そういう意味ではボン・ジョヴィ屈指の名曲「IN THESE ARMS」が収録されているUK盤が一番良いのかな…歌詞・対訳がないけど。
「BLOOD ON BLOOD」「BORN TO BE MY BABY」「I'D DIE FOR YOU」「I BELIEVE」「DRY COUNTY」、
そしてリッチーの「STRANGER IN THIS TOWN」といった名曲の数々が収録されていませんが、
「SLIPPERY WHEN WET」以降のボン・ジョヴィのアルバムに関しては本当にハズレがないので
「CROSSROAD」を聴いてピンときた人は是非オリジナル・アルバムを聴いてほしいと思います。
「IN & OUT OF LOVE」は必要なかったが、新曲の「SOMEDAY I'LL BE SATURDAY NIGHT」「ALWAYS」はどちらとも素晴らしいし、
とりあえず大ヒット曲はほとんど収録されているのでベスト盤としては充分かな…


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2004-06-09 04:20:00)

言わずと知れたバンド史上最大、80年代ロックの代名詞的な超大ベストセラー。
それ以降の作品からすると、キーボードが前面に出ていて、かなり装飾過多で甘ったるい印象を持ってしまうが、
その一方で白黒のロードムーヴィー的なPVの「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」のような土の香りがしそうな埃っぽい楽曲も収録されている。
「リヴィン・オン・ア・プレーヤー」「禁じられた愛」という全米ナンバー・ワン・シングルを収録、楽曲はどれも華やかでポップ、ゴージャスで飽きることがない。
シングルカットのされなかった楽曲の中にも良曲が多い。「アイド・ダイ・フォー・ユー」「レイズ・ユア・ハンズ」などなど…
80年代ハードロックの金字塔的な作品であり、一大エンターテイメントな傑作。


MOTORHEAD - No Sleep 'til Hammersmith ★★ (2004-06-03 03:14:00)

必聴ライヴ盤。「カッコいい」の一言に尽きます。このドライヴ感、ギターサウンド、ざらついたレミーのヴォーカル、気持ち良すぎ。
モーターヘッドのカッコよさはジャンルを問わないです。BEASTIE BOYSもこのライヴ盤のタイトルを流用しているし、
UKバンドのPRIMAL SCREAMは「MOTORHEAD」をカヴァーしてるし。


BECK - Odelay ★★ (2004-06-02 12:17:00)

96年発表。オリコンチャートでもかなりのヒット。自分は発売当時はさっぱり理解できなかったけど。
94年の「ルーザー」で新世代(フォーク)ソングライター、オルタナのボブ・ディランみたいなことで脚光を浴び、満を持して今作がリリースされた。
サンプリングを多用したり(実際はそんなに使用しておらず、ベック本人の生演奏が多かったらしいが…)、
家にいながらにしてアルバムを作り上げてしまう「宅録ミュージシャン」的なあり方が新しいタイプのミュージシャンとして注目された。
音楽的には古くはフォーク、ブルース、ジャズ、R&B、そしてヒップホップ、テクノと影響を受けたであろう音楽も雑多。
シューベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンまでサンプリングされているが、今作はサンプリング云々以前に「良い曲」が多い。
古い音楽と現代の音楽をベック独特のポップセンスで絶妙にサンプリングして新しい音楽を作り出した、というのがこのアルバムじゃないかなと思います。
「デヴィルズ・ヘアカット」「ニュー・ポリューション」「ホエア・イッツ・アット」「シシーネック」がシングルカット。
確かにHM/HR系の音ではないです…というよりヘヴィメタルとはほとんど対極にある音楽じゃないかと…


TOM WAITS - The Heart of Saturday Night - Please Call Me, Baby ★★ (2004-06-02 11:49:16)

ヘヴィメタルとの接点は全くといっていいほど無いですが(でもメタリカのジェームズが聴いている、
という話を聞いたことがあるんですが、いつの話だったかな…)
渋くて甘い大人のバラード。
85年発表「レイン・ドッグス」も名盤とされていると思うんですけど、
初めてトム・ウェイツを聴く人は70年代のアルバムのほうがオススメです。
曲調もこちらのほうが取っ付きやすいと思うし、トムの声も、しゃがれ過ぎてないで聴きやすいし。


THE POWER STATION - The Power Station - Some Like It Hot ★★ (2004-06-02 11:40:42)

パワー・ステーションのヒット曲。イントロのバタバタしたドラムの音に時代を感じる。
ロバート・パーマーはこれをきっかけにメインストリームへ。


STYX - Cornerstone - Babe ★★ (2004-06-02 11:36:36)

デニス・デ・ヤングの透明感のある声が印象的な大ヒットバラード。


SIMON & GARFUNKEL - Bridge Over Troubled Water - Bridge Over Troubled Water ★★ (2004-06-02 11:31:31)

サイモンとガーファンクルの、というより洋楽のクラシックといってもいいほどの楽曲。
邦題は「明日に架ける橋」。劇的ななアレンジ。
あまりに良く耳にするので聞き飽きてしまったところもあるけど、名曲は名曲。


RED HOT CHILI PEPPERS - One Hot Minute ★★ (2004-06-01 19:39:00)

90年代に彼らが出したアルバムの中で唯一評判の悪い作品らしい。でも「カリフォルニケイション」以降はなんかバンドの魅力も変わっちゃったような気がするし…
メタルが好きで、ファンキーな音に飢えているという人に聴かせたら間違いなく気に入るだろうという彼らのアルバムは紛れもなくこのアルバム。
ヘヴィさ、ファンキーさ、バンドの暴れ具合からいっても抜きんでていると思うんですけど…レッチリとしてはNGなんですかね…
ファンク側から見たらともかく、ハードロック側から見れば間違いなく傑作。ナヴァロのギターも暴れまくり。
「WARPED」「AIRPLANE」をはじめ、「DEEP KICK」「COFFEE SHOP」「ONE HOT MINUTE」「SHALLOWED BY THY NAME」などなど名曲多し。


DIRE STRAITS - Brothers in Arms ★★ (2004-06-01 17:42:00)

全世界で2000万枚以上ものセールスを記録した大ベストセラー。よくよく考えればデフレパの「ヒステリア」より売れてるわけで、
その上ダイアー・ストレイツはこの当時イギリスを代表するスタジアムバンドだったそうな。日本人からすると相当なジミ渋ロックなのですが、
日本人とイギリス人の感覚の差なのかも。…MTV人気を揶揄した「マネー・フォー・ナシング」が当のMTVでヘヴィローテーションに。
今作はそれまでにリリースされていた彼らの作品に比べて、わりもおとなしめでコンパクトな印象。でもともかく曲がポップで彼らにしては比較的
わりやすくてイイ!!バンドの中心人物にして名ギタリスト、マーク・ノップラーの指弾きによる滑らかだけど粘りのある独特のギタープレイは素晴らしい。
特に「ソー・ファー・アウェイ」「ホワイ・ウォリー」、そしてラストのタイトルトラック「ブラザーズ・イン・アームズ」でのギターに感動。


JACO PASTORIUS - Word of Mouth ★★ (2004-06-01 04:51:00)

さすがに「メタル」との共通点など皆無かもしれませんが、ベースという楽器ひとつから見てもこのアルバムは一聴に値するのでは、と思います。
既存のフォーマットから音楽を作っていくのではなくて、どこからか音楽が湧いて出きたんじゃないかみたいなことを感じさせるミュージシャンというのがいます。
まさにこういう人のことを「天才」というのかもしれないです。普通の人にはこんな着想はできないだろうということをやってのける、という。
1曲目からしてブッとんでます。「粗茶ですが」さんのご説明の通りですが「ただの雑音じゃないのか」と聴かれるとどう答えて良いのか分かりません…
…ていうか、このベースってどうやって弾いてんの!?
でも②③あたりは一聴して「あ、いいな」と思える普遍的な楽曲。スゴいことに変わりはないですが…
あと何曲かでフィーチュアされているスティーヴィー・ワンダーっぽいハーモニカが印象的。
この作品が批判を許さないほどの名盤なのかは自分には知る由もないですが、是非一聴してみることをオススメします。


YNGWIE MALMSTEEN - Alchemy ★★ (2004-06-01 04:23:00)

オリコン上位の常連となった「ファイアー・アンド・アイス」以降のコマーシャルさも兼ね備えた路線から今作で明確に舵を切ったようだ。
基本的にイングヴェイは「開き直っている」人だが、ここまで自分の「エゴ」を貫き通す孤高のギタリストに心から拍手を送りたい。
まさに様式美・正統派・ギター弾きまくり・ヘヴィメタルであり、
そのテの音楽をやるのには最適なヴォーカリストであるマーク・ボールズを迎えてやりたいようにやっている。
ジャケットのあまりのヒドさには目を覆うばかりだが、これも「開き直り」の結果だろうか。(でもジャケットがヒドいのは今作に限らない)
それまでライトなファン・ギターキッズへのアピールを支えていたコマーシャルさが皆無のため、取っ付きがたい印象を与えるかもしれないし、
多少曲作りの面で練り不足のところもあるかもしれない。
ただ自分みたいな「イングヴェイのあのギターが聴ければいい」みたいな盲目的なイタいファンにとっては大満足なアルバムなのですが。


YNGWIE MALMSTEEN - Facing the Animal ★★ (2004-06-01 03:46:00)

アルバム構成の傾向は「セヴンス・サイン」「マグナム・オーパス」系統で、ヴァラエティ豊富でありながら質の高い楽曲とヘヴィなギター・リフが印象的。
その上で今作の特筆すべきところは、何と言っても今は亡きコージー・パウエルが叩いていること、
そして即興演奏中心だった過去数作でのギターソロと違って、事前に組み立てたソロが目立つところでしょうか…
インプロヴァイズによるソロはあんまり評判が芳しくないようなんですけど、個人的にはイングヴェイが弾いてるならOKという感じなので、
少し「エゴ」が後退して、曲のほうにベクトルが向いていてコンパクトになっているところは自分は少し残念かも。これは人それぞれでしょうか…
自分はドラムのことが良く分からないので名前で判断してるだけかもしれないんですけど、やっぱりコージーのドラムはカッコいいですねー。
「ブレイブハート」のギターの3連フレーズの後ろでガシャンガシャンと叩きまくるところとか…
当時コージーが生で見られるということでライヴ・チケットを購入しました。実際に亡くなってしまったのはコージー不在の日本公演が終わってからですが…合掌。


TEN - The Name of the Rose ★★ (2004-06-01 03:22:00)

ファンの人にとって、メロディの煽情力、アルバムとしての聴きやすさでは前作に分があるのかもしれないですけど、
個人的には、B誌が言うところの「ハードポップ」的だった前作よりもギターが前面に出てきて「ヘヴィメタル」色が濃くなった今作のほうが好きです。
前作の超絶バラード「ロンリエスト…」はそれこそ5本の指に入るくらいの名曲だと思うけど、
他の佳曲に漂うどことないハードポップっぽい音作りが気になるといえば気になってしまった…
長いメランコリックなイントロに導かれるようにディストーション・ギターが切り込んできて、劇的に展開していくタイトル曲は超名曲。
この曲を筆頭にして、前作よりもっと「HR/HM」寄りになった印象で、B級っぽさがかなり払拭されているように感じます…
マイケル・シェンカー、ゲイリー・ムーア、ジョン・ノーラムという王道メロディック・ハードロック・ギタリストの系統をいくヴィニーのギター、
そして曲の重厚さを増すのに貢献しているゲイリーの低音で艶のあるヴォーカル、どちらも素晴らしい。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2004-06-01 00:31:00)

バンド自体をあまり聴き込んでいないので何とも言い難いですけど、ジャーマンうんぬん以前に正統派HMアルバムとして傑作だと思います。
適度にメジャー感もあるし、曲も粒ぞろい。構成的にも次の作品以降のように変に凝ったところがなくてスッキリしてるところも良いです。


OZZY OSBOURNE - Live & Loud ★★ (2004-05-31 20:10:00)

初めて観たライヴビデオがこのライヴ盤のビデオだったから超衝撃的だった…
ビデオが始まって早々、御大が突然カメラに背を向けて加齢とともに垂れ下がったケツを開帳。
その他、数え切れないほどの「クレイゼェー!」連呼、左右へ徘徊しながらのパフォーマンス、おまけにバケツの水をぶちかますわ…
その御大の圧倒的な存在感にひけをとらず、一挙手一投足を思わず目で追ってしまうザック…カッコ良かったんだね、この頃は。
プレイは素晴らしいけど、肥大化と不潔化の一途をたどる今のザックを見てしまうと複雑な気分にさせられる。
でも過去の名曲も新曲も豪快に引き倒していくこのライヴはただただ圧巻。
アリス・イン・チェインズのマイク・アイネスのグルーヴも良いし、故人ランディ・カスティロの華やかなドラミングもカッコいい。
再結成ブラック・サバスによる「ブラック・サバス」、ザックがピアノを演奏する「チェンジス」も素晴らしい。


HUEY LOWIS & THE NEWS - Picture This - Do You Believe in Love ★★ (2004-05-31 19:39:59)

もともとはエルヴィス・コステロのデビュー・アルバムのバックで演奏していたこともある、
ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの初のトップテン・ヒット。
明快な音楽性で、アルバム「スポーツ」や「フォア」とかの時代の楽曲と比べると、
まだ初々しい感じもする素直な名バラード。


EAGLES - Desperado - Desperado ★★★ (2004-05-31 19:35:00)

郷愁の名バラード。イントロのピアノの旋律を聴いた瞬間、切なくなる…
94年の再結成ライヴ盤でライヴの最後に演奏されているが、イントロが鳴った瞬間、
場の空気が変わったような感じがするのが印象的だった。


WHITE LION - Pride ★★ (2004-05-30 11:47:00)

よく技術的な面で槍玉に上がるマイク・トランプのヴォーカルだが「プライド」を名盤たらしめているのはまさしくマイクによるヴォーカルでは…
リアルタイムで聴いたわけじゃないし、もちろん実際にライヴに足を運んだわけじゃないから何とも言えないが…
これがもし技術的にも音域的にも滑らかで達者なヴォーカルだと、後ろで鳴っているギターがすごくスムーズなこともあって、
あまりにも綺麗綺麗しすぎてツマラないサウンドになるような気もするし…
個人的にヴォーカルって技術うんぬんよりも声質や「味」の方が大事だと思うし…
アメリカのバンドにもかかわらず、日本人好みの叙情性が光る、ともかく名曲ぞろいのアルバムだと思います。


RATT - Out of the Cellar ★★ (2004-05-30 05:41:00)

有名曲「ラウンド・アンド・ラウンド」が収録されているメジャー・デビュー・アルバム。
LAメタルの代名詞的な存在のラットですけど、彼らのサウンドは陽気なアメリカン・ロックでありながら、
どこか彼らにしか出せない個性というか味があるように思います。
バンド全体としてはカラッとしていて乾いたサウンドなんだけど、思いっきりつぶれていてガナり声、おまけに胡散臭いルックスのヴォーカル。
フラッシーなソロも魅力的だけど、どこか粘着質で個性的なリフが光るギタープレイ。
全然リアルタイムで聴いた世代じゃないんですけど、「ラック・オブ・コミュニケーション」がちょっと時代を感じてしまうのを除けば、
どの曲も何か妙に耳に残る、カッコいい曲多いです。


R.E.M. - New Adventures in Hi-Fi ★★ (2004-05-30 04:59:00)

96年発表。少し変則的な作品で、前作「モンスター」リリース後のツアーと並行しながら各地で曲作り、録音をしていったアルバム。
実際に「モンスター」ツアーにおいても曲が出来次第、新曲として演奏していた。音楽性は基本的に前作の延長上で、
ヘヴィなギターとライヴ感のある音作りが印象的。統一感がなくて、少し散漫な印象もないわけではないのだが、その場その場で録音していった臨場感、
というか良い意味での「作りっぱなし」感があって結構好きな作品。味わい深い、良い曲も多い。
陰鬱な「Eボウ・ザ・レター」はマイケル・スタイプの長年のアイドルだったパティ・スミスとの共演。パティ・スミスの存在感のある声が圧巻。
特に好きなのはオープニング曲と「リーヴ」「エレクトロライト」。


R.E.M. - Monster ★★ (2004-05-30 04:46:00)

前作とはうって変わって、ザラザラとしたノイジーなギターサウンドが印象的なロックンロール・アルバム。
前作2枚のリリースにともなうツアーをいずれも見送ったり、前作「AUTOMATIC FOR THE PEOPLE」が陰鬱で内省的な作品だったことが
今作をヘヴィでギラギラとしたギター・ロック・アルバムにしたようです。オープニング曲のイントロがなによりも印象的ですが、
どの曲もヘヴィでノイジーだけでなく、80年代の彼らみたいな「風変わりさ」さというか、なんか「間の抜けた」「スカした」
メロディもうかがわれます。…ところでこの作品がリリースされた1994年はあのカート・コバーンが自殺した年なのですが、
「LET ME IN」はカート・コバーンのことを歌っています。「WHAT'S THE FREQUENCY, KENNETH?」以外にも、パンク風味の「STAR 69」、
REM王道バラッド「STRANGE CURRECIES」など良曲が多いです。何よりもヘヴィなギターが前面に出ているのでHMリスナーの自分にとってはとても好きなアルバムです。


R.E.M. - Out of Time ★★ (2004-05-30 04:25:00)

全米だけで1000万枚のセールスを記録したREM最大のベストセラーであり、全カタログの中で最もポップな作品。
次作の「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」が陰鬱な表情を見せるのに対して、今作は小春日和といった風情の明るさ、暖かさが印象的。
「ルージング・マイ・レリジョン」はピーター・バックの奏でるマンドリンが素晴らしい、REMの楽曲の中で最も有名な曲のうちの一つ。
後にマイケル・スタイプが忌み嫌うようになった「シャイニー・ハッピー・ピープル」もヒット。
陰鬱な「カントリー・フィードバック」はライヴの定番曲であり、バンドのフェイヴァリット・ソング。
彼らが「世界で最も重要なバンド」かはともかくとして、今作の大ヒットによって遅咲きながらもトップ・バンドの称号を手にした。
REMというバンドの特異なところはバンドのスタンスがデビュー当初から少しもブレないところだと思う。


THE VERVE - Urban Hymns ★★ (2004-05-27 23:37:00)

90年代後半のイギリスを代表するアルバム。サイケデリックなロックが基本線なんだけど、叙情的でメロディの美しい曲が並びます。
このバンド、ボーカルのリチャード・アシュクロフトとギターのニック・マッケイブの不仲が有名でほとんど崩壊状態だったのに、
完成された奇跡の傑作とこのアルバムは評されてます。前作よりも叙情的で美しく、ある意味「分かりやすい」ボーカル・メロディーが印象的。
…それはリチャードがソングライティングの主導権を持って作った曲が多いというのがあるのかもしれません。
ストーンズの曲からストリングス部分を拝借した、1曲目の「ビター・スウィート・シンフォニー」はもちろん、
シングルになった「ソネット」「ドラッグス・ドント・ワーク」「ラッキー・マン」はメロディが美しく、特に良い。
「ローリング・ピープル」「カム・オン」みたいなグルーヴ感のあるギターが引っ張る曲もいいです。
…そういえばメタリカのメンバー(ラーズだったかな?)も当時(97年)聴いていたみたいですよ。U2とかスミスとかオアシスとかこのヴァーヴあたりが、
当時メタリカのインタビューで名前があがってました。あとブラック・グレープも(メタリカも随分と変わりましたね)。


THE STONE ROSES - Second Coming ★★ (2004-05-27 22:52:00)

94年発表。セカンドアルバム。
歴史的名盤とされるデビュー・アルバムをリリースしたあと、レコード会社とのイザコザでこのセカンドアルバムをリリースするまで5年の月日が流れてしまった。
バンドの歴史の中ではデビュー盤ばかりが取り上げられて、本作はそれと比較するとあまり評価されているとは言いがたい。
しかし満を持してリリースされた本作は「5年ぶりの」という枕詞にひけをとらない傑作だと思う。
レッド・ツェッペリン風の王道ハードロックで、骨太かつヘヴィなギターと強靭なリズム・セクションがカッコいい。
「ドライヴィング・サウス」「ベギング・ユー」「グッド・タイムズ」他、名曲多数。


INXS - Welcome to Wherever You Are ★★ (2004-04-21 01:52:00)

1992年発表。1987年の大ヒット作「KICK」をピークにレコードの売り上げ枚数は下降線をたどっていってしまうのですが、
今作は現在の耳で聴いても全然違和感がないぐらいなカッコいいハードロックンロール・アルバム。
それまでのオーストラリア出身ならでは(?)の若干の垢抜けなさがかなり払拭されて、「カッチリと」洗練され、エッジの効いたサウンドの
ロックが聴けます…曲の出来も良いです。特にイントロ的な楽曲である①のあとに始まる「HEAVEN SENT」のカッコよさといったら…
この曲は個人的にはインエクセスの全楽曲中の中でも1,2を争うカッコよさ。それ以外にも「COMMUNICATION」「TASTE IT」「ALL AROUND」
「BABY DON'T CRY」「BEAUTIFUL GIRL」などなど良曲目白押し!!簡単に手に入ると思うので是非。HR好きの人にも全然OK。


INXS - Kick ★★ (2004-04-21 01:38:00)

1980年代ロックを代表する1枚で、インエクセスの最高傑作/ベストセラー。INXSはオーストラリア・バンドの中でも出世頭といっても良いバンド。
ヴォーカルのマイケル・ハッチェンスはそのルックスからアイドル的な存在でもあったのですが、97年に自殺してしまいます。
その原因はいまだに分かっていないようです。
ファンキーなギター、そしてマイケル・ハッチェンスの艶のあるヴォーカルは魅力的。
「ニード・ユー・トゥナイト」「ニュー・センセーション」「デヴィル・インサイド」「ガンズ・イン・ザ・スカイ」
「ネヴァー・テア・アス・アパート」…とシングルヒットも多い。


ZZ TOP - Eliminator - Legs ★★ (2004-04-03 17:26:17)

テクノ・ミーツ・アメリカンルーツロックな大ヒット曲。


KID ROCK - Devil Without a Cause - Bawitdaba ★★ (2004-04-03 17:21:03)

マイ・ネイム・イズ
キーーーーーーーーーーーーーーーーッ!
キッドローック!


ROBBIE WILLIAMS - Angels (ep) - Back for Good (live) ★★ (2004-04-03 02:47:50)

テイク・ザット時代の超大ヒット曲「バック・フォー・グッド」のスラッシュ(?)ヴァージョン。
あの超名曲をぶち壊しまくったロビー・ヴァージョンは少し複雑ですが…
同じアレンジだったらライヴで演らないだろうし…


ROBBIE WILLIAMS - Escapology - ONE FINE DAY ★★ (2004-04-03 02:42:28)

エスカポロジーのアメリカ盤のみに収録。(もしくはシングル「カム・アンダーン」のB面)
メロディの綺麗なギターロック。ロビーの声が心地良い。


ROBBIE WILLIAMS - Swing When You're Winning - LET LOVE BE YOUR ENERGY ★★ (2004-04-03 02:38:44)

アルバムのオープニングを飾る曲。堂々としたミドルテンポの豪快なギターロック。
というかロビーのアルバムって一曲目はこういうギターロックが多いですねー。まずはツカミというところでしょうか。
この堂々としたヴォーカル!!!リアム・ギャラガーにもフレディ・マーキュリーにもヒケはとらないと思いますねー。


ROBBIE WILLIAMS - Life Thru a Lens - Old Before I Die ★★ (2004-04-03 02:36:05)

デビューアルバムの記念すべきファースト・シングル。ソロ・デビューシングルはジョージ・マイケルの
カヴァーの「フリーダム」で、これもUKではヒットしてるんですけど、初めて世に出たオリジナル曲ということで
この曲の意義は大きいと思います。音はシンプルでポップなUKギターロック。
この曲も結構ヒットしたんですけど、彼の本格的なブレイクは究極のバラード「エンジェルズ」から。


DEEP PURPLE - Machine Head - Highway Star ★★★ (2004-04-03 02:25:53)

ロックの歴史に残る言わずもがなの超有名曲です。このジャンルの中でも最も有名な曲のひとつではないでしょうか。
いまだにこの曲を聴くと、フェンダーストラトを手にとって「擬似ジャム」状態になってしまいます。
ギターキッズにとっては「スモーク・オン・ザ・ウォーター」とこの曲は必修科目みたいなものですね。


BOSTON - Don't Look Back - A Man I'll Never Be ★★★ (2004-04-03 02:22:31)

珠玉の名バラード!!!素晴らしく感動的で、すべてが完璧な大傑作ですねー。
重厚な音、美しい旋律、劇的な曲構成、快感のツボを刺激しまくるギター…
ラストのオルガンがかぶさってくるところは快感の頂点。


BLACK SABBATH - Black Sabbath - Black Sabbath ★★★ (2004-04-03 02:17:12)

ロックの歴史に残る不朽の超名曲だと思います。彼らにしか絶対鳴らせない音。
こんな個性的な音を出せるバンドはほかに皆無。ヘヴィメタルという音楽のひとつの原点。
やっぱりアイオミのナマリ色のトーンがしっくり来ますねー。言っては悪いけど、
オリジナルサバスの曲に関してはザックもジェイクも出る幕がないかもしれませんね…
オジー「ライヴ&ラウド」、再結成サバス「リユニオン」でも演奏されていますが、
やっぱりこの4人でなければいけないんでしょうねー…


AC/DC - For Those About to Rock (We Salute You) - For Those About to Rock (We Salute You) ★★★ (2004-04-03 02:12:40)

ライヴのトリに演奏される名曲です。この曲のイントロを聴くと「ついに来たー」と気分が高揚。
基本的にはゆったりとしたテンポなんですけど、後半からはタカがはずれたように爆走。
挙句の果てには特大砲連発。スケールの大きいロックンロール。


AEROSMITH - Just Push Play - Jaded ★★★ (2004-04-03 02:09:09)

完璧な名曲!!!コンパクトにしてインパクト大で爽快感抜群。バンドの貫禄も充分。
…エアロスミスは自由自在ですねー。いつまでも新鮮でしなやかなグルーヴ感を出してくるのに加え、
この曲みたいな問答無用のポップなロックンロールも書ける、という…
シングル曲としてこれ以上望むべくもない珠玉の名曲です。


R.E.M. - Monster - Strange Currencies ★★ (2004-04-03 01:40:06)

アグレッシヴな曲が多い「モンスター」アルバムだったが、
この曲はいかにもなREMの正統派バラード。


R.E.M. - Automatic for the People - Nightswimming ★★★ (2004-04-03 01:35:35)

ただ「美しい」の一言。ジョン・ポール・ジョーンズが手がけたストリングスが印象的な一品。


R.E.M. - Automatic for the People - Find the River ★★★ (2004-04-03 01:32:55)

名盤「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」の最後を飾る名曲。
何といっても、メロディが素晴らしく美しい…感動です。(語彙が少ないのがもどかしい…)
「マン・オン・ザ・ムーン」からの3曲は本当に素晴らしい。
ツアーではレコードではストリングスになっているところは、生のバイオリンで演奏されていた。


R.E.M. - Reveal - The Lifting ★★ (2004-04-03 01:29:17)

REM史上最もメロディアスなアルバムのオープニングを飾る曲。
浮遊感のあるメロディアスな曲。


R.E.M. - Out of Time - Country Feedback ★★★ (2004-04-03 00:34:20)

REM自身にとってもフェイヴァリット・ソングでライヴでの定番。
メロディアスで明るめな曲の多い「アウト・オブ・タイム」の中にあってものすごく暗い曲ですけど。
ピーター・バックのギターが素晴らしすぎ。ニール・ヤングみたいな。
HR/HMでのギターとは全く違うけど…夜に電気を消して聴くと切々と胸に響いてきます…


R.E.M. - Automatic for the People - Man on the Moon ★★★ (2004-04-03 00:31:22)

実在した伝説のコメディアン「アンディ・カウフマン」について書かれた歌。
後にジム・キャリー主演で作られた映画「マン・オン・ザ・ムーン」の主題歌になった。
ライヴビデオ「ロードムーヴィー」でもライヴのハイライト的な楽曲で、観客の盛り上がりも感動的だった。
「彼らは月に人を送り込んだ。でもそれがどうしたことだというのか」という歌詞。


R.E.M. - Green - Orange Crush ★★★ (2004-04-03 00:26:58)

REM随一の代表曲/名曲。ライヴでは拡声器を使ったマイケルのパフォーマンスが御馴染み。
ライヴでも重要なレパートリーです。ワーナーと契約を結んでメジャー進出した「グリーン」アルバム収録。
シャープなピーター・バックのギターが良い、メロディアスなロックンロール。名曲!!


R.E.M. - Up - Daysleeper ★★★ (2004-04-03 00:24:38)

ドラマーのビル・ペリーが脱退してしまったために、かなり音像がそれまでより変わってしまった
アルバム「アップ」からのヒットシングル。マイクのピアノ、ピーターのアコギによるアルペジオ、
そしてマイケルが美しくメランコリックなメロディを切々と歌い上げる、
シンプルだけどとても綺麗な曲です。名曲!!シングルとしてカットもされました。


R.E.M. - New Adventures in Hi-Fi - Electrolite ★★★ (2004-04-03 00:21:45)

とっちらかった印象を与えるアルバム「NEW ADVERTURES IN HI-FI」だけど、
最後を飾るこの曲は掛け値なしに素晴らしい!!マイク・ミルズの奏でるピアノ、
淡々としながらも美しいメロディが感動的。ファンにも人気のある1曲。名曲!!


R.E.M. - Monster - What’s the Frequency, Kenneth? ★★ (2004-04-03 00:19:10)

「モンスター」アルバムの冒頭を飾るロックンロール。ヘヴィでザラザラとしたギターによる
イントロが印象的。タイトルの意味は、CNNだったかのニュースキャスターが発した言葉。たぶん。


R.E.M. - Automatic for the People - Everybody Hurts ★★★ (2004-04-03 00:16:00)

REMの楽曲の中でもひときわ有名な曲で、コンサートではハイライト的な存在の感動的なバラード。
シンプルなギターアルペジオから徐々にゆっくりと盛り上がっていく。派手さはないけど感動がジワ
ジワと押し寄せる曲です…ストリングスはツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが担当。名曲!!


R.E.M. - Out of Time - Losing My Religion ★★★ (2004-04-03 00:13:38)

ピーター・バックによるマンドリンが印象的な大ヒット曲。
メロディが美しい。感動的。
REMの曲の中でもこれが一番有名なのかな…


U2 - Pop - Mofo ★★ (2004-04-03 00:06:50)

MOFOとは「マザーフ★ッカー」という意味らしい。どうでもいいけど。
思いっきり「テクノロジー」な曲で、疾走とは言ってもHR/HMのそれでは勿論ないのですが…
とにかくチャカポコチャカポコやってる曲。「ポップマート」ツアーのオープニング。
この曲から「アイ・ウィル・フオロー」に流れ込んでくところはとにかくカッコいい。


U2 - Zooropa - Numb (2004-04-03 00:00:10)

ずっと同じなギター、ボソボソとつぶやくエッジのヴォーカル、後半のボノのファルセット。
名曲かといわれれば違うかもしれない。アルバムを聴いている分には。
でもZOOTVツアーのビデオで観るこの曲はカッコよかった。
後ろの大画面でナチスを連想させるVTRが流され、
途中パブリック・エナミーの「ドント・ビリーヴ・ザ・ハイプ」がサンプリングされている。
歌詞は「~するな」「~してはダメ」というのを延々と続けるもの。


COLDPLAY - Parachutes - Yellow ★★ (2004-04-02 22:58:15)

90年代後半から数年はUKからオーソドックスな哀メロバンドがいくつか登場したのですが、
トラヴィスとともにコールドプレイはその出世頭。
この「パラシューツ」の次のアルバムではアメリカでの人気も獲得してしまった。
当初はレディオヘッドのフォロワーと揶揄されていた通り(あまり似てないと思うんだけど…)
彼らは個性的な音を出すバンドじゃないけど、すごく良い曲を書くバンドであることは事実。
この曲はアルバム「パラシューツ」の中でも屈指の名曲で、すごく綺麗な曲。


BRYAN ADAMS - So Far So Good - Please Forgive Me ★★ (2004-04-02 22:03:15)

ベスト盤のラストに入っている当時の新曲。こんなに良い曲がアルバムの最後に収録されているとは…
このアルバムを買ってからかれこれ10年ぐらい経ってますけど、
つい最近この曲の存在に気付きました…
2000年の武道館ライヴのDVDでも、この曲が演奏されているんですけど、これがとてつもなく
素晴らしいのです!!!最小限のバックによる演奏が迫力がない、とファンには賛否両論の
DVDですが…確かにキースの奏でるアルペジオとブライアンの歌しかそこにはありません…
しかし、ブライアンの素晴らしい声と原曲のメロディの良さを存分に味わえる逸品でした。


BRYAN ADAMS - Best of Me - Cloud Number Nine ★★ (2004-04-02 22:00:10)

ブライアンの声が気持ち良い。
ハモるたびに快感の洪水。


BRYAN ADAMS - Waking Up the Neighbours - (Everything I Do) I Do It for You ★★ (2004-04-02 21:58:25)

英国での連続チャート1位記録を持っている大ヒット曲。
武道館のライヴでのシンプルなヴァージョンも、ブライアンの声が際立って、良かった。


DAVID BOWIE - Hunky Dory - Changes ★★★ (2004-04-02 21:51:11)

1971年発表「ハンキー・ドリー」収録曲で、その後のライヴでも重要なレパートリーとなった楽曲。
曲の主題はもちろん「変化」であり、その言葉どおりボウイはその後の音楽人生において、
常に変化し続ける。


DAVID BOWIE - 1987: Let's Dance: Montreal, QC, Canada - Let's Dance ★★ (2004-04-02 21:49:19)

ナイル・ロジャースとともに制作した、
1983年発表の大ヒットアルバム「レッツ・ダンス」のタイトル・トラック。
このシングルも大ヒット。ちなみにこの曲でギターを弾いてるのがスティーヴィー・レイ・ヴォーン。


DAVID BOWIE - Young Americans - Young Americans ★★ (2004-04-02 21:47:19)

1975年発表「ヤング・アメリカン」のタイトル曲。
いわゆる「プラスティック・ソウル」という音楽。カッコいい。
白人としてアメリカの「ソウルトレイン」に初めて出演したのがボウイなんだっけ?


DAVID BOWIE - Low - Sound and Vision ★★ (2004-04-02 21:45:27)

1977年発表、ブライアン・イーノとともにベルリンで作り上げられたアルバム「ロウ」収録曲。
この楽曲はアルバム「ロウ」の中にあって、とても取っ付きやすい楽曲。
淡々と進んでいくようだが美しい。


DAVID BOWIE - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars - Five Years ★★ (2004-04-02 21:44:28)

名盤「ジギー・スターダスト」のオープニングに収録されている楽曲。
おそらく歌詞はジギーに関することなのだろうが、どういうことだろうか?
「僕らには5年間しかない 残されたのはたったそれだけ」


DAVID BOWIE - Hunky Dory - Life on Mars? ★★★ (2004-04-02 21:43:28)

1971年発表「ハンキー・ドリー」に収録されているバラード。
これは本当に名曲だと思います。
ライナーノーツによると、コード進行がフランク・シナトラのマイ・ウェイと同じになっているらしい。