ジミ・ジェイミソン、名前の通り地味(違うだろ!殴)でワイルドな風貌に似合わず時折繊細にも切なくもなる声がいいですね。ロン・ネヴィソンの手になるクリアな音がいかにも1984年そのもの。曲単体ではEye of the Tigerが断トツなれどアルバムはコレが一番人気なのも納得の、正に100点満点が付けられる最高傑作です。ただ、時期が超有名な~the TigerとBurning Heartの丁度狭間だし、今や収録曲のオンエアもまずないので、御存知ない方も多いでしょう。私事…愚かにも当時のアナログ盤を手放してしまい、日本盤CDで再度巡り会ったのは99年のことでした。以来どうも再発はないみたいです。若い皆さん、中古盤を頑張って探しませう。
邦題「青空の使者」…って結局"IT"が何かはわからない、面白い曲。CA州知事時代の故レーガン氏も歌詞に登場します。 …そうです。詞をよく読みましょうね。"IT"は"WHO'LL STOP THE RAIN"や"HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN"で「雨」に準えられているモノと同じという説が有力です。
1997年発表。実質的な前作「BECAUSE THEY CAN」が大人し過ぎたことへ反動でしょうか、まさにタイトル通り賑やかな内容になりました。同時にハードさでは「IMAGINATOR」に迫るものがあります。これまでの作品で定着したハード・ポップやアコースティック・バラードの路線はもちろんのこと、①⑤⑧あたりではNELSONの新たな一面も。復活ヒット②とセルフカバーの⑪は誰でも好きになりそう。更にシークレット・トラックも…それは聴いてのお楽しみです。
1968年デビュー。1971年の大ヒット"JOY TO THE WORLD(喜びの世界)"で有名な、3人のVO.を含む7人編成のアメリカンロックバンド。ソウルフルなパフォーマンスが売りだった。GRASS ROOTSやHAMILTON, JOE FRANK & RAYNOLDSをも擁したABCダンヒル・レーベル所属。外部ソングライターのペンによる良質なポップロックを数多くリリースし、それにより有名になったアーティストも多い。オリジナル曲が皆無というのが難であるが、BEATLESの次を模索していたポップスファンにとって美味しいバンドだった。1977年一旦解散し現在は復活しているが、同時期に解散したGRAND FUNKと違ってオリジナルメンバーでの復活はならなかった。口ヒゲ親父のチャック・ネグロンはソロで活躍中。