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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1601-1700

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1601-1700
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NORTHER - Death Unlimited - Nightfall (2007-05-25 01:03:39)

途中の、チャラララチャラッ、チャッチャラッ、チャッチャっていう楽しいリフに、掛け声が絡むところが好きです。
良いノリ。


NUCLEAR ASSAULT - Survive ★★ (2005-11-14 20:49:00)

このアルバムは帯の煽り文句に惹かれて買いました。
「ウルトラ・ファースト・リズムにハイ・ピッチ・ヴォーカルとスピット・ファイヤ・ツインギター!」なんて書かれてたら、手を出しちゃいますよ。
まるでショート・カット・グラインドみたいに数秒で終わる曲もあり、楽しい連中だな~と思って聴いてました。歌詞は反戦や人種差別について歌ってたり、けっこうシリアスなんですが。
「F#」は特にかっこいいハイテンション疾走スラッシュ。


NUCLEAR ASSAULT - Survive - F# ★★ (2008-01-06 15:33:37)

まさにスラッシュといった突撃具合が強烈。
スカッとします。


NUNO BETTENCOURT - Schizophonic - Swollen Princess (2007-08-08 00:29:39)

確かにポールのソロが好きな人なんかには、大ウケしそうな、キャッチーで楽しい曲ですね。
歌詞もキュートで、微笑ましいです。


Nas - Illmatic ★★★ (2016-03-20 22:27:11)

歴史的名盤との呼び名も高い、'94年発表の1stアルバムです。超豪華プロデューサー陣が才能ある若者を盛り立てて作り上げた、世紀の一枚といった感じ。
シンプルで落ち着いた、実に渋い、陰気とさえ感じられる作品なのですが、中毒性も高く、ついついじっくり聴いてしまいます。
即効性ということでいえば『It Was Written』や『Hip Hop Is Dead』の方がすんなりと聴けましたが、繰り返し聴くなら、このアルバムが一番。
コンパクトにまとまっていて、密度が濃く、隙がない作品です。


OASIS - (What’s the Story) Morning Glory? - Morning Glory ★★ (2007-05-19 00:23:38)

この曲は比較的ハードにロックしてて、メタル耳にも気持ちいいですね。
一緒に歌いたくなります。


OBITUARY - Dead ★★ (2006-03-25 23:45:00)

このライヴ・アルバムは確かB!誌以外の音楽誌のレヴューを見て買いました。デス・メタルの中でも真にヘヴィなバンドだみたいなことが書いてあって、期待して買ったら、あまり激しくもなく聴き易かったので、少し騙された気分になりました。
しかしまあ、このねっとりした感じのデス・メタルも、独特な味があって楽しいです。タメの効いたドラミングとか、ロックしてて良いなぁ。ストーナー系轟音ロケンロー・バンドにも近いものがあります。
速い曲より、ミドル・テンポの曲の方が似合ってますね。ブラスト全開のブルデスには食傷気味という人にはおすすめです。
ヴォーカルの人間的なデス声も個性が出てて良い感じ。
ライヴにしては音がクリアなので、もうちょっと音質悪いくらいの方が迫力あって良いかなとも思いますが、それは贅沢でしょうね。
ただ、ジャケはもうちょっと何とか…。


OBITUARY - Frozen in Time ★★ (2023-09-02 19:45:37)

あまりの猛暑・酷暑に心を折られる毎日の中、涼しげな音楽が聴きたいなーということで手を出した1枚。
実のところ、今年新作が出たので色々聴き返そうと思ったら、このジャケに目がとまって、新作そっちのけでこればかり聴いてしまったという、なしくずし聴きでした。
内容は、「手堅い」の一言です。飛び抜けたインパクトはないのですが、無駄に熱くならない冷厳サウンドが実に心身を癒してくれて重宝しました。
今後も夏になったら思い出して聴きそうな気がします。
最近OBITUARYとかBOLT THROWERとかASPHYXなんかに鎮静効果を感じちゃうんですよねー。年のせいかな。


OBITUARY - The End Complete ★★ (2018-01-20 20:02:12)

速くはない/即効性はない/淡々としている/しかしこれこそOBITUARYのデスメタルであるという皆さんの評が、実に愛情あふれる感じなのが微笑ましく、心温まります。
私もやっと、今頃になってズブズブとこの魅力に捕まりました。スルメ盤の逸品です。


OBITUARY - The End Complete - Back to One (2018-01-20 19:49:43)

これぞデスメタルというおどろおどろしいリフ、前のフレーズに食い気味で噛みつきまくるデス声が煽りまくり。
スローダウンした際の重々しさがまた快感デス。


OBITUARY - World Demise ★★ (2018-01-20 19:09:36)

デス/ドゥーム系メタルとしても魅力的ではありますが、'90年代のグルーヴィーなモダン・ヘヴィネス系バンドの一派として聴いても良さそうなアルバムです。
デスメタル的突進パートが減り、ミドル/スロー・テンポの圧殺リフのヴァリエーションは増え、遅くてもノリは良く味わい深いメタルに進化。比較対象を探すなら、PANTERAや『CHAOS A.D.』以降のSEPULTURAにも通じる空気があります。
まあ上記のバンドほどの軽快さはなく、鈍重な激烈サウンドに終始するところがデスメタルたる所以であり、オリジネイターならではの個性でしょうか。
十数年経ってから購入したので見当違いかもしれませんが、発表当時これって実は当時の最先端の音楽だったんじゃないでしょーか。'94年時点でトライバル・リズムも導入し、デスメタルの重々しさは保ちながらも、ジャンルの壁を突き破る開放感が強く感じられます。
アートワークも前作までのいかにもな邪神ホラー系イラストではなく、環境汚染や動物虐待、病苦や貧困といった社会問題を扱ったシリアスなものに。
疾走/爆走を求めれば外れですが、ヘヴィネスの極北を求める人には一つの理想形であると思います。
ジョン・ターディの声に触れていらっしゃる方が多いですが、こういう音楽性になると、ひと際、声の個性が目立って印象深いですね。


OBITUARY - World Demise - Kill for Me (2018-01-20 19:19:56)

トライバル・リズム(解説の平野氏によればアフロ・アフリカン風南方リズム/アメリカ南部のヴードゥー・リズムのサンプリングSEとのこと)を取り入れた摩訶不思議なデスメタル。ギャップがすげー。
まだSEPULTURAの『ROOTS』も出ていない'94年にこれは、先鋭的過ぎでしょう。曲として名曲とは言いませんが、インパクトは絶大です。
アルバム・タイトルから推測される世界が崩壊しつつあるというイメージの表現として必然性があるのかもしれません。対訳も歌詞もないのでわかりませんが、先住民虐殺への批判も入った曲なのかな?
サンプリング元のクレジットがないあたり、まだ著作権に大らかだった時代性が感じられます。


OBITUARY - World Demise - World Demise ★★ (2018-01-20 19:31:44)

ただただ重苦しいヘヴィな曲かと思いきや、途中でドラムと共に入ってくるちょっとインダストリアル的な音のリズム(何の楽器?)や、ヴォーカルの畳みかけるような重ね方が面白い。
ユニークなモダン・デスメタルです。


OBSIDIAN SEA - Pathos ★★★ (2023-11-25 21:20:13)

気品の漂う美しい音楽。聴き惚れてしまいます。蕩けます。
グルーヴィーでシンプルな、でも旨味にあふれたヘヴィ・ロック。
穏やかな歌声はメタル的ではなく、楽器の音づくりも磨き抜かれていて粗雑さは皆無。ギターのトーンがもう絶品。
ドゥーム/ストーナー系に分類されているバンドですが、私は今作を'70年代前半頃のユーロ・プログレ(美声系のちょっと妖しいやつ)を聴く時に似た感覚で聴いています。
これ、PINK FLOYDが好きな人にも受けそう。あ、そうだ『THE OUTER LIMITS』の頃のVOIVODにも似てる。
音数が少ないんだけど、無駄な音がなくて、どこを切っても魅惑的。
トリオ編成で、ギター兼ヴォーカルの紡ぐメロディがツボですが、ベースのフレーズやドラムのオカズなど、一つひとつの音が必然性を感じさせます。
全然音楽性は違うんだけど、スティーリー・ダンのアルバムみたいに、こだわりまくってサウンドを組み立ててんじゃないかなー。逆にセンス一発で感覚的につくっていたとしても、それはそれで納得。なんたって全編通しての空気感に一本芯が通っています。
これたぶん、30年後も聴いてるだろうなー。今のところダウンロードで聴いていますが、ジャケも良いし、円盤購入必須のお宝盤です。


OLD MAN'S CHILD - Ill-Natured Spiritual Invasion ★★ (2005-11-23 21:14:00)

日本デビュー作となる3rdフルです。
メタルでしか有り得ない、トゲトゲ甲冑戦士のアートワークで、ジャケ買いしたくなってしまいます。
ブラック・メタルとしては、あまり邪悪さを感じさせず、気軽に聴ける感じです。メロデス、メロスピが好きな人にアピールできそう。その辺はDIMMU BORGIRと近い雰囲気でしょうか。
メンバーはグルダーことトーマス・ルーネ・アンダーセンがヴォーカル、ギター、ベース、シンセを操り、ドラムだけはジーン・ホグラン(DARK ANGEL、DEATH、S.Y.L.等)が担当しています。バンドって言うよりグルダーのプロジェクトですね。
クサクサのシンフォ・アレンジや、ヨーロッパの舞踏曲っぽいキーボードのフレーズとかが、耳を惹きます。もうちょっと迫力あっても良いかなとも思いますが。
ジーン・ホグランのドラム目当てで買うのもありでしょう。


ONE MINUTE SILENCE - Available in All Colours ★★ (2007-08-31 23:37:00)

イギリスのミクスチャー・バンドの、'98年発表の1stです。
ラップ・コアもしくはラップ・メタルと分類されるようなバンドは当時大量に出現して消えていきましたが、イギリス出身のバンドというのはあまりメジャーではなかったように思います。
私も一時かなりミクスチャー系にはまり、何十枚か買い漁ったんですが、その中でもこのバンドは、音圧、テンションの高さ、楽曲のクオリティという点で第一線級だったと評価しています。
終始押しまくる勢いの強さでは、よく比較されたRATMやLIMP BIZKITをも凌駕していて、メタル/ハードコア好きには非常に気持ちいいヘヴィ・サウンドを聴かせてくれます。
人種差別などのテーマを早口のラップでアジりまくるヴォーカルも、熱くてかっこいーです。
傑作。


ONE MINUTE SILENCE - Available in All Colours - Stuck Between a Rock and a White Face ★★★ (2007-08-31 23:42:52)

非常にライヴ映えしそうな、印象的なサビが強力な曲です。
弾けまくる硬質のベース音も、やたら心地いい。暴れろと言わんばかりに跳ねまくってます。


ONE MINUTE SILENCE - Buy Now... Saved Later ★★ (2007-08-31 23:55:00)

'00年発表の2ndアルバムです。
とにかく押せ押せで突っ走っていた1stに比べると、押し引きが出てきてメロディも増えた印象です。
実はメンバーみんなメタル好きで……ということで、メタル色も増量。その他新しい要素を色々と取り入れ、成長著しい作品となっています。
ただ、1stの異常なまでのテンションと比べると、インパクトはちょっと薄れてしまった感も。しかし前進を選んだ姿勢は評価できるし、クオリティは相当高いです。
感情表現の深み、声量と表現力等は、凡百のミクスチャー・バンドと一線を画すものですし、シリアスな歌詞も説得力十分。
良いバンドです。


ONE MINUTE SILENCE - Buy Now... Saved Later - Food for the Brain ★★ (2009-01-14 20:46:29)

メタリックながらも弾みまくるリフがかっこよすぎ。
ハイテンションなラップ・ヴォーカルも強烈です。
バンド全体が一体になった時の勢いは、手がつけられません。狂乱。


ONE MINUTE SILENCE - One Lie Fits All ★★ (2009-01-14 20:50:00)

'03年発表の、たぶん3rdアルバムです。
2nd以上にメロディや歌が増えていますが、それで軟弱になったとかいうことはなく、相変わらず徹頭徹尾シリアスで、緊張感が漲っています。
作品ごとに幅は広げながらも、クオリティも保つどころか上がっていて、素晴らしい。
どうも国内盤は出ていないようだけど、もったいないなぁ。バンドも解散しちゃったのかな?
知名度は低いかもしれませんが、私はRAGE AGAINST THE MACHINEやBIOHAZARDと同等のバンドと思っています。


ONE MINUTE SILENCE - One Lie Fits All - The Hill Is a Whole ★★ (2009-01-14 20:55:39)

とても寂しげな、バラード風の曲。
心に沁みます。


OPETH - Blackwater Park - Dirge for November ★★★ (2007-04-22 00:24:45)

最初と最後のもの悲しい美しさと、中間の激しいメタルとの落差がとんでもないです。
最初の1分40秒ほどが素晴らしい。
アコギの音づくりが上手いなぁ。


OPETH - Damnation ★★ (2006-07-04 00:34:00)

叙情味を堪能したい気分の時には、どうしてもデス・メタル的なパートが邪魔に感じられて不満だったので、こういうアルバムも出してくれたのは嬉しいです。
ギターやキーボードの音づかいや、クリーン・ヴォーカルの美しさは、たまりませんね。暗鬱叙情プログレ好きには涎ものでしょう。彼らがCAMELファンだっていうのもうなずけます。
(5)「HOPE LEAVES」をあっさり終わらせないで、ネチっこく10分くらいの長尺曲にしてくれたらもっと良かったんだけど。


ORANGE GOBLIN - The Big Black - Hot Magic, Red Planet (2007-08-09 23:51:51)

リズムが面白い曲です。ノリノリ。
途中でいきなりブルージーに沈み込み、また復活するあたりが凝っています。
ちょっとCAPTAIN BEYONDっぽく感じました。


ORIANTHI - Believe ★★ (2013-09-28 23:38:52)

ラジオで数曲聴いて、ギターの爽快な弾きまくり度合いと歌メロの良さに一発KOされました。
こんなに心地よくギターをたっぷり聴かせてくれるハードロック、久々だなーというのが第一印象。
どの曲も耳になじみます。これは買いです。


ORIGIN - Echoes of Decimation - Debased Humanity ★★ (2007-04-28 01:58:45)

ノリの良い掛け合いヴォーカル、多彩なリフも魅力ですが、何と言っても後半のドラム!
遠ざかったり戻ったりしているように聴こえる激速ブラストが楽しいデス。


ORIGIN - Informis Infinitas Inhumanitas ★★ (2005-11-10 20:13:00)

私がデス/グラインドに求めていたものを、理想的な形で届けてくれた1枚です。
「世界最速のドラム」の謳い文句につられて買った1stは、確かにブラストは速いけど、楽曲のヴァリエーションが少なく、みんな同じに聴こえてつまらなかったので、もう買うまいと思っていたのですが、各所で評判が良かったので本作を購入。想像以上でした。
楽曲自体もヴォーカルもギターもドラムも、前作よりずっと良いと思います。
スピード、勢い、それに特化したエクストリーム・ミュージック。それでいて重低音の迫力もちゃんとある。ある種、音楽の究極的な姿のひとつです。
たとえこれ以上ドラムが速くなっても、これだけのスピード感が感じられるかというと、そういうわけではないし、ここまでが私の欲求に応えるちょうどいいレヴェル。
3rdも良いけど、聴いた時の衝撃の強さで、やっぱりこの2ndが一番好きです。


ORIGIN - Informis Infinitas Inhumanitas - Implosion of Eternity ★★ (2007-09-25 00:11:36)

けっこう凝った展開をして、ドラマティックな曲ですね。
とても3分程度の曲とは思えない、スケールの大きさを感じます。歌詞も宇宙的だし。


ORIGIN - Informis Infinitas Inhumanitas - Portal ★★★ (2007-09-25 00:02:19)

ブラストがあまりにも心地いい。
途中のキュルキュルいってるギターも素敵です。


ORPHANED LAND - All Is One ★★ (2016-09-25 21:10:00)

'13年発表の5thフル・アルバムです。
同じ神を信仰し同じ聖地を持ちながら(あるいは持つゆえに)殺しあうイスラム教/ユダヤ教/キリスト教の融和を説くこのバンドのメッセージには感銘を受けますし、ノーベル平和賞云々という話が出るのも頷けます。
今作では40人にも及ぶミュージシャンを起用しているらしく、コーラス隊とストリングスが壮大に盛り上げる前代未聞のエスニック・シンフォ・メタルを創り出しています。
正直に言えば整合感の増した本作よりも前作までの方がメタル音楽として魅力的に感じるのですが、より普遍性を身につけつつ、危険を冒して挑戦を続ける姿勢には頭が下がります。
たぶんこれ、メタラー以外にも普通に魅力的な音楽になっているように感じます。普段ロックを聴かない人でも楽しめそう。
歌詞に関しても救世主的な戦士の物語を扱ったコンセプト・アルバムである前作より生々しく現実的で、より多くの聴衆から共感を得られそう。
一聴してのインパクトは他のアルバムに譲りますが、繰り返し聴き込んでの発見が多く、ズルズルと深みに引き込まれるスルメ作品ではないでしょうか。
私は、何十年か後にも聴き続けていたいと思っています。(叶うならば、憎悪の連環が収まった世の中で)


ORPHANED LAND - All Is One - All Is One ★★ (2016-09-25 21:30:43)

演奏技術や編曲的にはとても凝っているのでしょうが、1リスナーとして聴くと「すごく分かりやすい」曲。
アラビア音階の魅力的なメロディに重厚なコーラス、グイグイ引き込む曲展開、ポジティヴなメッセージ。
メタルもロックも嫌いな人だって、この曲は楽しめるし、共感できると思います。


OSANNA - L'uomo - In un vecchio cieco ★★ (2023-11-25 21:59:40)

危うさと哀愁とあどけなさが混じり合ったようなアンバランスさに翻弄される、でも耽美的な前半と、サックスによるノイズと絶叫とうめき声に塗りつぶされる後半。
なんなんだろー。でもすげー。
前半はマジうっとりモノなんですよ。この人たちはブチ壊し展開が好きだよなー。


OUTRAGE - Life Until Deaf ★★ (2006-04-17 20:43:00)

ラジオで聴いた「MEGALOMANIA」に衝撃を受けて、すぐに買いに行きました。それまではどうしてもジャパメタに対する偏見を持っていたのですが、このアルバムの完成度には一発でやられました。
疾走するスラッシュ・ナンバーだけでなく、ミドル・テンポのヘヴィ・ナンバーもリフがかっこよくて、メロディも臭すぎずに熱く、哀愁も感じられる。ヴァラエティも豊か。
太い音づくりも、曲の質も、ヴォーカルの迫力、表現力も、想像よりずっとレベルが高く、「こんなバンドがいたんだ」とびっくりしました。
遡って聴いたこれ以前の彼らも、ヘヴィ・グルーヴの骨太轟音ロックを聴かせる最近のOUTRAGEも好きですが、やっぱり思い入れもあり、このアルバムが一番好きです。


OUTRAGE - Life Until Deaf - Vanishing Fully From the World ★★★ (2008-09-09 20:29:51)

リフが頭にこびりつきます。歌メロもかっこいい。
この曲は、かなりの名曲だと思います。


OUTRAGE - Outrage(1987) - Death Trap (2008-09-09 20:23:17)

この曲もかっこいいですね。ヘヴィかつ叙情的。
当時はライヴで大合唱だったんじゃないかな、なんて思えます。
初期メタリカのミドル・テンポの曲が好きな人には、モロにツボじゃないでしょうか。


OUTRAGE - SPIT ★★ (2008-09-09 20:15:00)

本作もモダン化したスラッシュの成功例と言えるでしょう。超ヘヴィ。
非常にカッチリ作りこんでいて、『WHO WE ARE』以降と比べるとルーズな感触は少なく、これぞヘヴィ・メタルといった、硬派な内容。
ダークな雰囲気がたまりません。
90'sヘヴィネスが好きで、速い曲がなくても良いという人にはおすすめです。


OUTRAGE - The Final Day - Madness ★★ (2008-09-09 20:35:40)

「TURN AROUND...TURN AROUND...」ってとこが好きです。あとラストのサビの盛り上がり、たまんない。
ほんとノれますね、この曲。


OUTRAGE - The Final Day - River (2007-02-25 00:49:53)

めっちゃ渋いです。
しかしこういう曲までかっこよく決めてしまえるところが凄い。


OUTRAGE - Volume One ★★ (2008-09-09 20:41:00)

荒々しい轟音ロケンロー。骨太で、渋い!
この後の『24-7』よりもやけくそな感じで、良い意味で雑なところが魅力的です。


OVERKILL - The Wings of War - Believe in the Fight ★★ (2022-06-04 21:35:21)

1曲目が良いのは当たり前、問題は2曲目へのつなぎですよ。
そんなスレたことを考えるひねくれたメタラーを、問答無用でノックアウトする2曲目。ドラムスの入り方が実に良い。
強烈なんですが、リフにフックがあり、歌メロもキャッチー。こりゃ文句なしです。


OVERKILL - The Years of Decay - Elimination ★★ (2007-02-25 00:42:53)

「エイ!」がかわいいっていう意見がいくつかあるのが面白いですね。…でも確かにかわいいかも。
しかし切れ味鋭くて、強烈な曲です。何気にギター・ソロがメロディアスなところも良い。


OVERKILL - W.F.O. ★★ (2005-12-15 22:45:00)

このアルバムで惚れました。
頭が痛くなりそうなくらいにゴリゴリブリブリベキベキなD.D.ヴァーニのベース音がちょーかっこいーです。クリス・スクワイアがスラッシュ・メタルをやったらこんな風になるかなとか思っちゃいました。
あー、また耳が痛くなってきた。強烈。


OVERKILL - W.F.O. - They Eat Their Young ★★ (2008-09-17 20:25:36)

めっさ気合い入ります。ド迫力!
ゴリゴリと硬質で重く、荒々しく、それでいて妙な粘り気まであって、恍惚となっちゃいます。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon ★★ (2009-02-17 20:23:00)

うちでかけても笑って受け入れてもらえる数少ないメタルCDのひとつです。
メタルに興味のない嫁さんも、オジーの声は覚えました。ラジオで聴いた「バカだもん♪」で楽しく学習できたようです。
高い金かけて作られたジャケも、ギャグというかエンターテイメント成分たっぷりで、素晴らしい。
ジェイクのギターも、隅々まで楽しませてくれます。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Bark at the Moon ★★★ (2009-02-17 20:29:16)

メロディのとっつきやすさが、まず大きいですね。
ギター・ソロの1音まで、上手いなぁと唸らされます。
そして、あの声で歌われるあのフレーズ。日本人だからこそ、ここまで笑って楽しめる。そこが嬉しい。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Waiting for Darkness (2007-07-03 00:27:08)

妖しいんだけど、妙にポップという、オジーならではの面白い曲。
キーボードとギターのメロディが印象的ですね。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★ (2009-02-20 20:18:00)

もちろん素晴らしい名盤であることは疑いないのですが、私はこのアルバムが好きになるまで(というかランディの良さが分かるまで)5年以上はかかりました。
初めは「CRAZY TRAIN」のリフぐらいしか好きじゃなく、それも曲調が明るくなったあたりで「あらら」となっていたものです。
そんなわけで、個人的には即効性のある作品というよりはスルメ盤です。まあ、今では聴く度にめっちゃ感動しちゃってますが。
今の10代の、メタルコアやスクリーモからメタルに入門した人なんかには、どんな風に受け取られるのか、興味あります。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Revelation (Mother Earth) ★★ (2009-02-20 20:32:06)

曲後半だけなら文句なしに超名曲です。
時代性を感じるというか、数年後だったらもっと洗練されたサウンドで演れたんだろうけど、この生々しい感じが逆に印象的だったり。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Believer ★★ (2007-07-03 00:13:33)

おどろおどろしい雰囲気がよく出ていてかっこいいですね。
キーボードがまたホラーな感じで良いです。
JUDAS PRIESTの名曲「THE HELLION」は、この曲のリフが元ネタだったのかも?


OZZY OSBOURNE - Down to Earth - That I Never Had (2009-02-17 20:44:50)

このアルバムの中では、1番興奮できた曲。
ザックの頑張りが目立ってますが、作曲段階ではどうだったんでしょうね。


OZZY OSBOURNE - No More Tears ★★ (2009-02-20 20:42:00)

復活後に聴いたので、これで引退という感傷は一切なかったのですが、それでも感動しました。
楽曲が粒ぞろいで、流れも良く、大好きなアルバム。
オジーはメタルの帝王と呼ばれたりしますが、どんなにサウンドがヘヴィでも、メロディアス・ハード・ロック的な感覚で聴けますね。とにかくメロディが良くて、とってもポップ。


OZZY OSBOURNE - No More Tears - Mr. Tinkertrain ★★ (2009-02-20 20:46:26)

イントロからドキドキものです。
キャラクターがはまりすぎてヤバ~い歌詞に、いつもながらのキャッチーなメロディ。
ザックのギターもクール!


OZZY OSBOURNE - Ozzmosis ★★ (2005-10-15 21:26:00)

私にとって、初めてのオジーの作品でした。何枚か比べて、一番かっこよかったのでジャケ買い。
メタルを聴き始めて間もない少年には、メロディが素晴らしい、最高の曲が詰まったアルバムでした。
その後、これ以前のアルバムを全部買って聴きましたが、やっぱり『オズモシス』が最高傑作だと思っています。
オジーの歌メロは過去数作を聴くとマンネリ気味だったんですが、この作品ではプロデューサーの影響か、けっこう新味があり、聴いてて飽きません(難しくてライヴでは歌いこなせないとかいう話も・・・)。
全体的にメロディアスな哀愁曲が多いんですが、ザックのリフは無茶苦茶ヘヴィだったりして、必要以上にポップすぎないのも良いです。
「PERRY MASON」は、オジーの曲の中で一番好き。以前NHK(BSかな?)で放送されてた海外ドラマ『新弁護士ペリー・メイスン』大好きでした。


OZZY OSBOURNE - Ozzmosis - Perry Mason ★★★ (2005-10-25 19:01:07)

↑でも言われてますが、オジーとザックならではの曲です。何回聴いたか分かりません。
無茶苦茶ヘヴィなのに、超キャッチー。かっこいいリフと面白い歌メロ。癖になります。
ついついカラオケで歌ってしまった。


OZZY OSBOURNE - Patient Number 9 - Evil Shuffle (2023-03-26 21:36:43)

元気があってうれしい。
豪快さととっつきやすさのバランスがさすがです。
この、ザックとオジーならではの味わいが好き。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Killer of Giants ★★ (2009-02-17 20:37:58)

ジェイクとオジーの組み合わせだからこその名曲っていう感じですね。
美しいメロディと妖しさと変態さとかっこよさが融和しています。


OZZY OSBOURNE - Tribute ★★ (2007-07-03 00:21:00)

特にランディに強い思い入れというものはないので、普通にライヴ盤として楽しんでいます。
ライヴならではのラフな勢いが良いですね。
しかしオジーは、ライヴでも何でもオジーでしかないって感じなんだなぁ…。
「MR. CROWLEY」のギター・ソロがこれからというところでフェイド・アウトせずに、しっかり盛り上げて締めてくれるのが嬉しいです。


PAIN OF SALVATION ★★ (2004-02-02 00:28:00)

アコースティックのライヴ盤が出るんですか!?
いやー、こりゃ楽しみです。しかしいったいどんなアレンジになるんだろう。メンバー全員生楽器で演奏? まさか全編ダニエル・ギルデンロウのアコギ弾き語り風ライヴとか?
何にしてもしっかり予約しておかなくては。地元の店には注文しない限り入荷しないんですよね(^^;
プログレ・メタルと言われるバンドでは個人的にDREAM THEATERやQUEENSRYCHEよりも高く評価してるバンドなのですが、なかなか売れないようで……まあそこらのゴシック・バンドが裸足で逃げ出すくらい暗い音楽だからしょうがないかな。


PAIN OF SALVATION ★★ (2006-03-04 11:56:00)

クリストファー脱退ですか!?
うーん、なるべくメンバー・チェンジは控えてほしいものです。
特にライヴでのあの恐るべきコーラス・ワーク、あれはあのメンバーじゃなきゃ、まず不可能でしょうから。
でも『12:5』の表記を見る限り、クリストファーはヴォーカルをとってなかったみたいなので、そこだけは安心しました。


PAIN OF SALVATION - 12:5 ★★ (2005-12-23 12:45:00)

アコースティック・ライヴということで事前に抱いていたイメージを、ほとんど全て吹き飛ばされました。やはり常に想像の斜め上を行くバンドです。
しかし、演奏力やアレンジ能力もさすがの一言ですが、このコーラス・ワークのとんでもなさは何なんでしょう。いやいやいや、有り得ないですからこんなの。実際のライヴそのままなんだとしたら、この人たちはおかしいです。
メインのダニエル・ギルデンロウの歌声も、色っぽ過ぎるくらいの艶を帯びていて、惚れ直しました。
アコースティックなので、改めて美しいメロディの曲ばかりだなというのも再確認でき、またキーボードのフレドリック・ハーマンソンの重要性がよく分かります。どこまで作曲に関わっているかは分かりませんが、感性はやっぱり素晴らしいものがある人だと思います。
しかし(9)「OBLIVION OCEAN」、(10)「UNDERTOW」という超絶哀愁曲の終わりに被さる無粋な拍手や歓声は邪魔~。頼むから余韻に浸らせて下さい。


PAIN OF SALVATION - BE ★★ (2006-03-04 11:47:00)

シンプルなタイトルがかえって難解さを物語るような、存在命題やら何やらを巡るコンセプト・アルバムです。
音楽性はますます単純なメタルからは離れているので、かなりとっつきにくさはあります。
↑でも指摘されてますが、ちょっとPINK FLOYDの『THE DARK SIDE OF THE MOON』にも似た雰囲気があり、(10)「NIHIL MORARI」の歌詞なんかはTHE WHOの『TOMMY』を思い起こさせたりと、少し過去の名作を意識したようなところも窺えます。
中身は相変わらずPOSならではの陰鬱かつ美しくもひねくれた高品質プログレ・メタル。毎回方向性を変えているにも関わらず、本当に外れのないバンドです。
ただし、ちょっとSEや語り部分が多すぎるのは気になります。コンセプト的に必要性があるのも分かりますが、音楽自体に語らせる力のあるバンドなだけに、もうちょっとSEは少なくしても良かったと思います。
(4)「PLUVIUS AESTIVUS」なんかはピアノの演奏だけでも見事に雨を感じさせてくれるわけで、もう少し全体にメロディや歌での表現にこだわって欲しかった。彼らの大きな魅力は特にメロディの美しさにあると思うので。
それから(8)「VOCARI DEI」の、おかしな日本語部分とか……効果を狙う気持ちは分かるけど、日本人ファンとしては、あれでは台無しです。
他に気になるのは、人間味を出すために登場したMR.MONEYというキャラクター、個人的な好みとしては、作品が軽くなるから出てこなくても良かったのにな、と思ってしまいます。
なぜか文句ばかり多くなってしまいましたが、そういう不満点を差し引いても、十分傑作だとは思います。やはり長く楽しめそう。
曲単位では、フレドリック・ハーマンソン作曲の(13)「ITER IMPIUS」が特にお気に入り。フレドリックはPOSに必要不可欠な素晴らしいキーボーディストだと思います。今後、作曲にも大きく関わってもらいたいなぁ。
>はせくらさん
"There's plenty of room for all God's creatures. Right next to the mashed potatoes."っていうジョークがあるみたいですね。
どういう意図で使われているのか気になりますが……英語圏の人にはぱっと通じるものなんでしょうか。


PAIN OF SALVATION - BE - I. Animae Partus: Pluvius Aestivus ★★ (2007-04-22 01:05:09)

それこそ映画音楽のようです。
「of summer rain」と副題がついていますが、雨音に耳を傾けているような気分になります。


PAIN OF SALVATION - BE - IV. Machinauticus: Iter Impius ★★★ (2008-02-09 00:35:43)

ピアノに管弦にバンドに歌と、どれもこれもが哀メロで胸に迫り来る、悶絶のバラードです。


PAIN OF SALVATION - Entropia ★★ (2005-11-01 21:04:00)

発売当時、B!誌ではけっこう地味な評価だったんですが、兄弟誌の炎誌の方では高い評価だったので興味を持ちました。
買って聴いてみたら最高のプログレ・メタルで、あやうく買い逃すところだったと、ゾッとしました。炎、いい雑誌だったなぁ。
究極のミクスチャー・ロックなんて言われるくらい、多様な音楽要素が入り混じり、絶望的に暗かったりもしますが、メロディはとても美しく、特にヴォーカルの表現力は飛び抜けています。
彼らのアルバムはみんなコンセプト・アルバムになっていますが、このアルバムも西と東に分裂した架空の国「エントロピア」を舞台にしたストーリーもの。
戦争、国家の分裂、家族の別離・・・かなり重い歌詞です。東西ドイツや南北朝鮮あたりを嫌でも連想しちゃいます。
確か歌ごとに視点が変わって、父親の立場と息子の立場から歌う曲に分かれてたと思うんですが、インタビューが載ったB!誌は捨てちゃったので、どの曲がどっちだか忘れちゃいました。時間も行ったり来たりで、かなり複雑で分かりにくかったはず。
絶望的な状況で、家族を救い出させてくださいと祈る、哀切なバラード(5)「OBLIVION OCEAN」は、聴くたびに涙が出そうになります。POSの曲で一番好き。
ところで私の持ってるCDだと、ボーナス・トラックの「NEVER LEARN TO FLY」は10曲目なんですが、ケインさんの書き込みを見ると、14曲目になってますね。再発盤は曲順が変わってたりするんでしょうか?
当時、コンセプト・アルバムなのに途中に余計な曲が入っちゃうのが残念だったので、改善されてるなら買い直そうかな。


PAIN OF SALVATION - Entropia - Chapter I: Oblivion Ocean ★★★ (2008-02-09 00:17:41)

切々と歌われる、あまりに感情を揺さぶるバラード。
歌詞の内容も胸に響きますが、詩的な言葉選びのセンスも素晴らしい。もちろんメロディも絶品です。


PAIN OF SALVATION - Entropia - Chapter I: Winning a War (2008-02-09 00:13:35)

自分が親になってから、子供ものの映像作品とかに滅法弱くなってしまいました。
この曲の「...But Daddy I miss you so!」の声には泣かされます。


PAIN OF SALVATION - Falling Home ★★ (2017-10-29 15:42:00)

'14年発表の企画盤です。主に過去の曲のアコースティック・ヴァージョン(一部、電子楽器も使用)を収めていて、新曲「FALLING HOME」も収録。
仕様によっては、DIOの「HOLY DIVER」とLOU REEDの「PERFECT DAY」のカヴァーも収録。
「CHAIN SLING」は各種ライヴ盤で3種聴けますが、この盤でも取り上げていることから、色々アレンジが比較できます。
アコースティックというと、『12:5』のようなものを想像するかもしれませんが、元の曲調がだいぶ異なる『SCARSICK』『ROAD SALT 1&2』の楽曲が中心となっているため、けっこう趣が違います。
'60年代どころか'50年代以前にまで遡り、オールディーズ的雰囲気も。カントリーやソウル、ロカビリー?やドゥーワップやジャズ、レゲエまで取り込んだ幅広いアレンジは、もはやどうジャンル分けしたらいいのやら・・・。まあ「メタル」じゃないなー、このアルバム。
新メンバーのG兼Voラグナー・ソルベルグ(ラグナール・ゾルベリ?)の歌声がかなり目立っているのも、従来のファンには違和感もしくは新鮮さをもたらすことでしょう。
私は最初、ラグナーの声や珍妙なアレンジに拒否感の方が強かったのですが、今ではお気に入りで繰り返し聴くアルバム。いつも聴き手の価値観や感性を揺さぶってくれる彼らがやっぱり好きです。

(最初に間違って名無しで発言してしまったので、発言し直しました)


PAIN OF SALVATION - Falling Home - Holy Diver (2017-10-29 15:47:30)

おっしゃれーで、ムーディーな、バーで流せそうなHOLY DIVERカヴァーです。レゲエ風味も導入。
楽しいんですが、先に大御所パット・ブーン様の爆笑カヴァーを聴いていたので、あれには負けます。


PAIN OF SALVATION - In the Passing Light of Day ★★★ (2017-10-29 16:19:07)

久々に我を忘れて音楽にのめり込みました。メタルやプログレが好きでよかった。この時代に生まれてよかった。今のところ文句なしに今年の№1アルバムです。
(3)「Meaningless」と(6)「Reasons」だけでご飯3杯はいけます。何という旨味。
'17年発表の9thアルバムです。『ROAD SALT TWO』が'11年だから、約6年ぶり。ダニエル・ギルデンロウの闘病による長い空白のようですが、'14年の『FALLING HOME』や'16年の『REMEDY LANE RE:VISITED』というリメイク企画盤を挟んでいるので、それほど待った感じはしません。
メタリックでありつつ、確信犯的に様々な要素を組み込んだ、振幅の大きいボーダーレス・ミュージック。解体/再構築したようなリズムのギクシャク感が、トリッキーで面白いなー。
ヘヴィなところはよりヘヴィに、生々しさは前作の成果としてそのままに、リズムやコーラスは相変わらず冒険し、哀メロは復活させて。また「プログレ・メタル」と言える作風に揺り戻してきた印象です。
プロデューサーのダニエル・ベルグストランドの影響もあるのか、MESHUGGAHのような硬質のヘヴィネスと奇怪なリズム、HAKENのようなモダンなアレンジが追加され、それでいて清々しいまでに根暗なPOSならではの音楽です。
病や人生や愛に関するダニエル・ギルデンロウの個人的な体験や苦悩について歌っていることもあり、ライナーでは同じようにプライベートな問題を扱った『REMEDY LANE』と比較されていますが、私はどちらかといえば初期2枚の音像に近いように感じました。
心底惚れた時期のイメージも思い出させつつ、新規要素と集大成的要素が絶妙にマッチして、もう私の好みど真ん中。世間一般では地味と言われそうですけどね。
デモ・ヴァージョンを収めたボーナスCDも面白いですが・・・ダニエル喋りすぎです。快復してテンション上がってたのかな。
解説にメンバーチェンジの説明がなかったり、対訳にトホホな誤変換があったりもしますが、日本盤を出してくれたマーキー/アヴァロンに感謝します。必ず新品で買うので今後も国内盤お願いします。


PAIN OF SALVATION - In the Passing Light of Day - On a Tuesday ★★ (2017-10-29 16:41:41)

いきなりの激重リフ、歌い始めは語りから、そしていきなりの10分超え。
キャッチー要素を求めるリスナーをはなから置いてけぼりにするPOSワールドの開幕です。
異様な緊迫感と重苦しい苦悩、縋りつくような泣き、静寂と轟音の交差。テンポは遅く重々しいのに展開は多彩で退屈など感じる暇もありません。
火曜日が象徴するものは何だろー?


PAIN OF SALVATION - Linoleum ★★ (2012-02-25 19:00:39)

'09年に出たEP。『ROAD SALT』の予告編みたいな感じで、音づくりや音楽性は『RS』の2枚と同様、'70代的な感触のあるザラついて生々しい年代物サウンドのロック。
古いのか新しいのか、複雑なのか単純なのか、肉体的で逞しくなったのか繊細なのか。どちらとも言えるような言えないようなよーわからん印象。
狭義のプレグレ・メタルの枠には全然当てはまらなくなっていて、過去の彼ら自身の作品ともイメージが違うところが逆に彼ららしいかも。
なんだかんだで結局これもお気に入り作品。彼らは追っていて飽きないなぁ。
日本盤の5曲目はSCORPIONSの「YELLOW RAVEN」のカヴァー。6曲目は「IDIOCRACY」の別ヴァージョン。


PAIN OF SALVATION - One Hour by the Concrete Lake ★★ (2005-11-01 21:33:00)

前作が素晴らしかったので、すごく楽しみにしていたのですが、今作も期待以上の傑作だったので、心底惚れ込んだ思い入れの強いアルバムです。こんなに真剣に聴き込んだアルバムも滅多にないですね。
主に環境汚染をテーマにしたコンセプト・アルバムで、放射能による水資源の汚染、戦争、先住民の問題なんかが取り上げられています。リーダーのダニエルが大学で専攻した内容が元になっているらしいです。
彼らの作品は個と社会の関わりがテーマになるものが多いですが、このアルバムも軍事産業の歯車であることをやめようと決意する、ある男の視点で描かれています。
↑でも嵐盾さんが触れていますが、かつては1時間も曝されれば死亡するほどの放射能で汚染され、コンクリートで埋められた湖(ちなみに現在はそこまでひどくはないみたいです)が、このアルバムのタイトルになってます。
絶望的に暗いんですが、メッセージはポジティヴで、人間は誰でも社会の歯車のひとつに過ぎないが、それでも一人ひとりが良い方に社会を変えようと決意し、自分にできる範囲で行動することが、全体を変えることにつながる、というようなテーマだった気がします。
当時就職活動中だった私には、このアルバムのメッセージがとても力強く感じられて、勇気づけられたのを覚えています。
楽曲的には、前作のごった煮状態が少し整理され、よりプログレ・メタル的な統一感のある雰囲気になっています。
ボーナス・トラック含めて全曲良いんですが、特に悲哀に満ちた(9)「PILGRIM」が好きです。


PAIN OF SALVATION - One Hour by the Concrete Lake - Beyond the Mirror ★★ (2008-02-09 00:31:36)

日本盤ボーナス・トラックです。
いかにも彼ららしい、叙情的でメロディアスな曲。
しかしこれ、16歳で作ったって……ダニエルはどんだけ早熟だったんだか。


PAIN OF SALVATION - One Hour by the Concrete Lake - Part of the Machine: The Big Machine (2008-02-09 00:25:54)

低音から高音までの声の使い方、コーラスの入れ方など、尋常じゃないヴォーカル・ワークが、さすがです。
重々しい曲だし、とっつきにくさはありますが、好きな曲。


PAIN OF SALVATION - Panther ★★★ (2021-01-03 00:42:43)

'20年発表の10thフル・アルバムです(『FALLING HOME』も数えるなら11作目)。
ひねくれた彼らのこと、もちろん今作も、前作からだいぶ趣が変わっています。うーん、恐らく『SCARSICK』が楽しめた人なら比較的受け入れられそうな作風です。リズミカルで風刺的でありつつ内省的で、またメタルじゃなくなってきています。よく聴くと凄まじく凝っていて興味深いけれども、わかりにくい。
相変わらず続いているリズム実験は面白いです。ただ、前作で顕著だったコーラス(ヴォーカル・ハーモニー/リズム)方面での冒険ももうちょっと推し進めてくれていたら更に嬉しかったなー。
ついでに文句を言うなら、こんな豹頭人ジャケ(アートワーク)なら、もうちょっと躍動感のある曲を増やしてほしい。(とはいえ犬の世界に閉じ込められた豹というようなモチーフが社会からの孤絶等を示しているのであれば、鬱々とした音楽でも仕方がないか)
あと、ダブステップ(とかブレイクビーツ/ドラムンベース)以降の音楽を再解釈してメタルに取り込むような手法も、レーベル・メイトのLEPROUSが実にメロディアスに自然に融合させていたり、FROST*がハチャメチャに導入したりしているので、もっとガンガンやっちゃって良かったんじゃないかなー。ただ、2枚組輸入盤に入ったおまけ曲「Fifi Gruffi」はふざけまくってめっちゃ前衛的だけど、さすがにバランス悪すぎて本編には入れられないもんなー(でももっとこういうの聴きたい)。
たぶんこういう音楽性が好きな人はRADIOHEADやBJöRKやBON IVERなんかも好物だと思いますが、それらのアーティストの方がジャンル自体を創作してしまうような革新性が高かったと思います。J-POPやジャズ界隈でもこういうリズム(変則的シンコペーション?)での実験はここ10年くらい盛んに行われてきた印象。できれば15年前くらいにこういう音楽を叩きつけてほしかったなー。
と、なんかネガティヴなことばっかり言っちゃってますが、それは愛情の裏返しで、なんだかんだで楽しみまくっているアルバムです。
POSがやるとやっぱり彼らの個性がしっかり刻印されて、唯一無二の変な音楽になっちゃうから不思議。過剰でこってり濃厚で重苦しく受け入れ難くともなぜか癖になって繰り返し聴いてしまうのでした。
万人に勧められる音楽性ではなく、売れる要素も少ない(国内盤出ない・・・)アルバムですが、PVもある(1)「Accelerator」・(3)「Restless Boy」・(7)「Panther」を聴いて拒否反応が出なかった人にはお試しいただきたい。地味なようで過激ですよ、これ。
最後は「TO BE CONTINUED...」ということで続きますが、犬の世界では感覚が違いすぎて「落ち着きのない少年」であったパンサー君は、アートワークからすると次回、獅子の世界にでも行くのでしょうか? 今回も歌詞が抽象的でメタファーが理解しづらい。やはり解説・訳詞つきの日本盤がほしいなぁ。


PAIN OF SALVATION - Remedy Lane ★★ (2005-12-21 23:44:00)

雑誌とかでこのアルバムが、ポップになったとか明るくなったという風に評されているのを読むと、「どこが?」と思ってしまいます。
私にとっては、あまりにも痛々しく辛いアルバムなので、気軽には聴けません。特に子供が無事に生まれるまでの1年近くは、1度も聴けませんでした。
↑で美雪さんもおっしゃってますが、絶望的に暗いとはいえ多少なりとも客観的だった過去作に比べて、主観的な問題を取り上げているために、悲痛度合いが尋常じゃありません。
まあ、実際に流産などの場合、辛いのは男より女性の方だと思うので、歌詞を読んでいると、「あんたもうちょっとしっかりしろよ」と思っちゃったりしますが。
「A TRACE OF BLOOD」「THIS HEART OF MINE(I PLEDGE)」「UNDERTOW」あたりは涙なしには聴けません。
それだけに日本盤ボーナスの「THORN CLOWN」は邪魔です。どこかの雑誌で、「元々コンセプトに入っている曲で、どうせ日本盤用にボーナス・トラックが要るから入れた」みたいに言われてた気もしますが、やっぱりあるとおかしいです。ボーナスなんだから最後なら良かったのに。
悲しみの中で精一杯の愛おしさを表した優しい歌声があまりに切なく、このアルバムは全編アコースティックの弾き語りで聴いてみたかったな、なんて思ったりもします。


PAIN OF SALVATION - Remedy Lane - Chapter 2: Undertow ★★★ (2007-04-22 01:13:05)

子供を喪った悲しみに耐えられずに、死なせてくれと泣き叫ぶ曲。
メロディは美しく、とっつきやすいけれど、とてもポップとは言えない精神的な重さ。


PAIN OF SALVATION - Remedy Lane Re:visited (Re:mixed & Re:lived) ★★ (2017-10-29 16:01:27)

'02年発表の4thを、リミックス盤とライヴ盤の2枚組に調理し直した、'16年発表の"Re:visited"アルバムです。
リミックスと言っても、エレクトロニカ化しているわけではなく、ミックスをやり直して音の聴こえ具合が変わったくらいの感じです。
「へー、こんな音も入ってたんだ」というような発見もあるけれど、原盤に過度の思い入れのある人には余計かもしれません。音質重視の人は買って損はないかな。
ライヴは、タイトル曲の収録順だけ変わっていますが、ほぼアルバムを再現しています。もちろんアレンジは加えていますし、新メンバーの声で印象がかなり変わった曲も。
ファンとしては音源が増えて嬉しいのですが、オリジナルの新譜が出ないままに焼き直し盤が続けて出たので、ちょっと後ろ向きに感じて買った当時は複雑な心境でした。新作が出た今ではありがたいばかりです。


PAIN OF SALVATION - Road Salt One ★★★ (2012-02-25 19:21:44)

'10年発表の7thアルバムです。人生という道をテーマにしたコンセプト・アルバム(2枚で完結)ということで、1stからずっと共通して彼らが追及しているテーマとも言えます。人と人(社会)との関わり、人生の痛みに向き合う重み。タイトルからして傷口に塩を連想させ、やはり苦痛・苦悩は常につきまとうバンドなのね、と安心ブランドぶりは健在。
POSなので当然、過去のアルバムから音楽性はガラリと変わっています。予告EP『LINOLEUM』から予想された通りの生々しいロック・アルバム。もはや「メタル」というイメージからは遠く、しかし絶品の「(根暗)ハード・ロック」作品です。1stの段階からごった煮音楽だったので、元からチラチラ示されていた音楽性をアルバムごとに一部を強調して出しているような印象もあります。引き出しの中身を初めに見せておいて、リスナーに分かりやすく改めて開け閉めして示している感じ。
今回の音楽性は古くて新しい陰鬱ロックとでも言えばよいでしょうか。'60年代・'70年代のロック、それから'90年代のグランジが好きな人にはツボだと思います。それでいてやっぱり個性的で挑発的な2010年代のオルタナティヴ・ロック。
サウンドづくりが巧いのもこのバンドの特徴ですが、生々しくも古臭くならない、荒々しくも雑ではない音づくりと、細やかでヴァリエーション豊かなアレンジには感心させられます。
最初はとっつきにくい印象で、繰り返し聴くと中毒的にハマってしまうのも毎度のこと。1年くらいはあまり聴かないアルバムだったのですが、いつの間にやらドップリとのめりこみ、最近は毎日のように聴いてしまっています。
地味にメロディが胸を打つんです、このアルバム。

しかし……上でk.s.m.2さんも触れていらっしゃいますが、ボーナス・トラックの挿入位置がどうにもこうにも……。


PAIN OF SALVATION - Road Salt Two ★★★ (2012-02-25 20:03:45)

'11年発表。音楽性はまさしくONEの続編といった印象で、続けて聴くといっそう味わい深いです。(疲れるけれど)
オープニングとエンディングのテーマがあることもあり、「人生」をテーマにした長編映画のようで、前作以上にスケールが大きい感じ。『RS1』ではあまり思わなかったけれど、今作はLED ZEPPELINっぽさも感じました。まあ、ブルース、フォーク(エスニック)の要素があるエモーショナルなハード・ロックとなれば、ZEPPっぽくなるのですが。
2枚ともに「プログレ」的イメージからすると曲が短めで、2~5分くらいの曲ばかりですが、それらが有機的なつながりを持って2枚のアルバムで1つとなる「作品」を見事に形成するあたりは、まさしく「プログレ」的。クラシックの標題音楽を聴くような感覚で聴いています。
結局、POSって過剰なまでの感情表現と暗欝なメロディとわけわかんないけど切ない歌詞と面白いアレンジは鉄板だから、飽きずに楽しめるんだなーと思う今日この頃です。


PAIN OF SALVATION - Scarsick ★★ (2007-04-22 00:44:00)

音楽的には相変わらず新奇な要素を取り入れつつ、彼らならではのミクスチャー・メタルという感じで面白いです。やはり聴けば聴くほど楽しめそう。
『THE PERFECT ELEMENT PART1』の男主人公の方に焦点を当てた続編ということで、歌詞もかなり気になるところです。曲のタイトルなんかもけっこう共通点が。
TVなどのメディアが人々に与える影響についての歌詞が多いですが、こういう題材はけっこう色々なバンドが取り上げていますよね。NELSONの『IMAGINATOR』のコンセプトなんかもそうでした。それからQUEENSRYCHEの『O : M』とも通じるテーマですね。
かなり皮肉や諷刺が効いていますが、『TPE 1』の印象からすると、あの男主人公って、こういう考え方をしそうな人物像だったっけ?と、ちょっと違和感を覚えました。過去の人生にメディアやアメリカ的消費社会の与えた影響を描き出すのは分かるけれど、こんな情報分析の仕方をするキャラクターというイメージはなかったので。
まあ主人公の心象だけでなく、TVという小道具を介してのPOS(と言うかダニエル)の社会批判をコンセプトに盛り込んだという感じなのかもしれませんが。アルバム終盤の曲はしっかり前の続きっぽいし。
ストーリーは紆余曲折を経て、結局は『TPE 1』のラストから続いて、男の方は倒れて終わりという感じですが(精神の崩壊に留まるのか、投身自殺まで行ってるのかな)、『REMEDY LANE』もそうだけど、慰め合うべき女性を放っておいて、自分だけ悲劇の主人公になり自暴自棄になる男に、あまり良い印象は持てないなぁ…。
次の『TPE 3 - she』に当たる作品がいつ出るかは分かりませんが、どう考えても明るい作品にはなりそうもなく、慟哭の哀メロがたくさん聴けそうですね。
はてさて救いのある解決は待っているのか、気になるところ。また予想を裏切るような内容なんだろうと思うと、今から楽しみです。


PAIN OF SALVATION - Scarsick - Kingdom of Loss ★★ (2008-02-09 00:53:38)

曲調は穏やかで美しいバラードなのに、歌詞は実験的で批判精神旺盛。
このひねくれ具合、さすがです。


PAIN OF SALVATION - Scarsick - Spitfall ★★ (2008-02-09 00:43:33)

この曲を聴いて、改めてラップという表現手法の面白さを再認識しました。
これだけのリリック練るの、大変だったろうなぁ。
いつかサブ・プロジェクトでヒップホップのアルバムとか作ってほしい。革新的なやつを。


PAIN OF SALVATION - The Perfect Element, Part I ★★ (2005-11-03 17:45:00)

初めに聴いた時は、前2作に比べるとあまり好きになれなかったアルバムでした。今では『BE』までのアルバムの中で最も好きな作品。メロディの美しさが半端じゃないです。
最初、どうしても「IDIOGLOSSIA」冒頭がドリーム・シアターっぽく聴こえて、それが嫌でした。せっかく独自の音を出しているバンドなのに、この曲でフォロワーっぽく見なされてしまうかもしれないのがもったいなくて。でもコンセプト的にこの場所にこの曲調が必要、というのは納得できたし、繰り返し聴いていたら気にならなくなりました。
このアルバムもコンセプトは重く、暴力的虐待を受けて育ち、自らも暴力の中で生きるようになった青年と、性的虐待を受けて育った女性の物語。相変わらず複雑かつ難解で、内容をつかむのが大変です。
虐待などを題材に選ぶと、誰かを断罪するような方向性になりがちですが、そう単純にいかないところが余計に考えさせます。
確かパート1の本作では2人が出合い結ばれるけれど、青年は今まで犯した罪の重さから自己崩壊し、つづく、みたいな感じ。ここまではひたすら暗いですが、パート2には救いが待っていてほしいです。彼らのバンド名からして、苦痛を伴いながらも必ず救済があるはず・・・。
音楽的な幅の広さ、個性的で叙情的なメロディも素晴らしいですが、演奏も歌唱もひっくるめて全パートの感情表現の豊かさが何より魅力的。このバンドは繊細な表現が本当に上手い。哀しみ、苦痛、絶望、怒り、優しさ、温もり、寂しさ・・・ここまで感情が伝わる音楽も稀有ですね。
プログレ・メタルでは一番好き。でもプログレ・メタルなどという小さな枠に収まらない、本当の名盤


PAIN OF SALVATION - The Perfect Element, Part I - Chapter I. "As These Two Desolate Worlds Collide": In the Flesh ★★★ (2007-04-22 00:53:51)

肉親による性的虐待がテーマなので、悲痛な雰囲気が強い曲。
親への愛情と、罪の意識、そして子供ゆえに逃れることもできないというラスト。
ダニエルの表現力の高さと、メロディの美しさに泣かされます。
ところで確かYG誌のインタビューで、アコギに聴こえるものも、ほとんどエレキギターでプレイしていると言っていたんですが、この曲終盤のあれもそうなんでしょうか。
弦の震える音がそのまま聴こえてくるような音づくり、凄いなぁ。これでエレキ?


PAINKILLER - Buried Secrets ★★ (2005-12-20 21:18:00)

1stは、ジャケがあまりにも…だったので、買う気になれませんでした。これもよく見ると怖いですが。
kamikoさんの「高貴なセレブSM」という表現が不思議に合っていておかしいですね。最初は苦痛なんだけど、徐々に快楽に変わっていくわけです。
ただのノイズのようでいて、実はけっこう洗練されているのかも。サックスって、けっこう暴力的な楽器なんですね、と思わず感心してしまいます。
理解はしていませんが、楽しんで聴けます。


PANTERA - Cowboys From Hell - Primal Concrete Sledge ★★ (2007-08-19 00:21:27)

グイグイ押してくる圧殺リフが最高です。


PANTERA - Cowboys From Hell - The Art of Shredding ★★ (2008-12-10 20:43:12)

激烈テクニカル・スラッシュって感じですね。
リフとリズムだけでもノックアウトされます。


PANTERA - Far Beyond Driven ★★ (2005-10-31 20:38:00)

重さ、激しさがあまりに気持ち良い、PANTERAのアルバムで最も強烈な1枚です。
曲のキャッチーさ、スピード感では前2作が上だし、精神的な重さは次作の方が上かもしれませんが、問答無用のパワーならこのアルバムが一番。
「STRENGTH BEYOND STRENGTH」には、私もお世話になりました。
邦題のセンスも微笑ましいです。
似たような遅いテンポの曲が多くても、リフが良いので退屈しません。ヘヴィ・グルーヴをお腹いっぱい味わえる激烈音楽の名盤です。


PANTERA - Far Beyond Driven - Strength Beyond Strength ★★★ (2005-11-04 20:24:24)

とんでもなくヘヴィな曲。
大音量で聴きたいです。
個人的に、ストレスの解消、思春期の様々な衝動の昇華に、この曲にはお世話になりました。
癒し系・・・。


PANTERA - Far Beyond Driven - Use My Third Arm ★★★ (2008-12-10 21:01:44)

いやはや激烈極まりない。圧巻。
途中でスロウダウンするところ、かっこいいなぁ。
どんなにヘヴィでも、ただヘヴィなだけでなく、しっかり耳に残って印象的なんですよね。


PANTERA - Official Live: 101 Proof ★★ (2007-08-19 22:30:00)

以前ブート盤を買った時には、音のバランスが悪すぎてちっとも楽しめなかったので、やはりオフィシャル・ライヴ盤の音の良さは格別だなぁとしみじみ感じます。
選曲も多少の不満はあれど、概ね満足。
しかしこれ、ほんとにギター1本ですか? 音、こんなに分厚いのに。恐るべし、ダレル。
おまけのスタジオ録音も、手抜きじゃなく良い曲が入っているのがまた嬉しいですね。
特に「I CAN'T HIDE」はストレートに疾走する正統派メタルという感じで楽しいです。


PANTERA - Reinventing the Steel - We'll Grind That Axe for a Long Time ★★ (2007-08-19 00:10:14)

確かにサビがとてもかっこいーです。耳に残ります。
ヘヴィ・メタルを続けていくという決意表明のような歌詞が、今となっては……。


PANTERA - The Great Southern Trendkill - 13 Steps to Nowhere ★★ (2007-08-19 00:26:30)

生々しく剥き出しな感じの音づくり、巻き込んで叩きのめすようなドラム、ドゥーミーなヘヴィ・リフ。
いやもう、お腹いっぱいです。


PANTERA - Vulgar Display of Power ★★ (2008-12-10 20:49:00)

一番好きなのは次作なんですが、最高傑作はどれかと言えば、やはりこのアルバムでしょうね。
不滅のマスターピース。特に頭4曲の素晴らしさには脱帽です。
あと、ジャケはひどいけれど、イメージにはぴったり。


PANTERA - Vulgar Display of Power - A New Level ★★★ (2008-12-10 20:54:31)

なんちゅーリフでしょう。悶絶です。


PANTERA - Vulgar Display of Power - Walk ★★★ (2007-08-19 00:13:48)

タイトルと曲調がこれ以上ないくらいにぴったりはまっていて、センスの良さに脱帽です。
ライヴで聴けたら凄まじく盛り上がっただろうな…。


PAR LINDH PROJECT - Gothic Impressions ★★ (2008-02-08 23:53:00)

'94年発表の1stフルです。
陰鬱なゴシック・メタルを追求したいお年頃の時に見つけたために、それ系を期待して買ったら全然違っていて、外しちゃいました。
しかし大仰なシンフォ・プログレ・バンドなのねと分かって聴けば、それなりに面白い作品でした。ゴシック的なのは確かだし。
各種キーボードを使い分け、生の管弦楽器も用いて、とことん荘厳に盛り上げてくれます。(たまにずっこけそうなアレンジもありますが)


PAR LINDH PROJECT - Gothic Impressions - Green Meadow Lands (2008-02-09 00:01:54)

冒頭のフルートによる幽玄な調べに、別世界へ連れて行かれます。
叙情的な佳曲です。


PARADISE LOST - Believe in Nothing - Fader (2007-05-14 01:06:32)

めっちゃポップでびっくりしました。
メタルでもゴシックでもなくなってますが、これだけ突き抜けてキャッチーな曲をやられたら、否定もできません。