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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800
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PARADISE LOST - Draconian Times ★★ (2005-11-07 20:54:00)

思わずジャケ買いしたくなるような、妖しいアートワークがまず見事ですね。ゴシック・メタルの名盤というと、真っ先に名前の挙がるアルバムだけに、内容も充実しています。
(1)「ENCHANTMENT」冒頭のピアノが奏でる哀感にまみれた旋律を聴いただけで、完全に暗黒美の世界に引き込まれてしまい、後は陰鬱かつ耽美的な楽曲の数々に酔い痴れれば良いだけ。
ただ単に暗いだけでなく、意外にノリの良い曲が多いので、過剰な絶望感はありません。
ヴォーカルの歌唱力はいまひとつで、吐き捨て型歌唱の際など、時折間が抜けたように聴こえてしまうところが少し残念かも。
日本盤を買うとTHE SISTERS OF MERCYのカヴァー「WALK AWAY」、ドラム・パターンが楽しい「LAID TO WASTE」、けっこうノリノリな「MASTER OF MISRULE」という3曲ボーナス・トラックも楽しめます。


PARADISE LOST - Icon - Christendom (2008-02-27 23:00:17)

イントロや女声の耽美さと、サビでの元気なかけ声のギャップが面白いです。


PARADISE LOST - One Second ★★ (2008-02-27 22:49:00)

ジャケを見るたびに、THE CUREのシングルスのアートワークを思い出します。(雑誌かなんかでも指摘されてた気がするけど)
老人の皺だらけの顔には、ある種の美しさがありますね。そういえばANTHEMもそういうジャケを使ってました。
この辺からメタル外のフィールドへと踏み出したので、ゴシックにデス由来の攻撃性を求める人にはきついかもしれませんが、クオリティは十分なので、細かいことは気にしないという人にはおすすめ。
激しさは抑え目でも、なお過激です。


PARADISE LOST - One Second - Blood of Another ★★ (2008-02-27 22:54:27)

そこはかとなくエロい歌詞に、ちょっと嬉しそうなヴォーカル。
ねじれたラブソング?


PAUL GILBERT - Alligator Farm ★★ (2008-05-26 23:38:00)

勢いとポップさとのバランスが良い、好盤です。3rd。
ジャケもポールらしく、面白くて好き。
弾けっぷり、メロディの良さ、派手なギター・プレイ、明るい雰囲気。みんなひっくるめて魅力的。


PAUL GILBERT - Alligator Farm - Individually Twisted ★★ (2008-05-26 23:41:53)

キャッチーで楽しい。
ギター・ポップ・ロックの名曲です。


PAUL GILBERT - Burning Organ - I Am Satan (2008-06-08 15:00:34)

「1、2、3、4、5、6! 6! 6!!」のカウントで始まり、情けない魔王が女性をくどくユーモラスな歌詞に、ポップなメロディ。
キュートな曲です。


PAUL GILBERT - Flying Dog - Girl Crazy ★★ (2007-08-08 00:22:36)

ポールのキャラにぴったりで、とっても爽やか。
ENUFF Z'NUFFは、どうしてこんな良い曲を発表せずにいたんでしょう。
しかしほんと、よく取り上げてくれました。埋もれさせちゃうにはもったいない曲ですよね。


PAUL GILBERT - King of Clubs ★★ (2005-11-18 22:12:00)

MR.BIG脱退後、'97年発表の1stソロ・アルバムです。MR.BIGの時はバンドとして好きだったし、RACER Xは大好きってわけでもなかったので、このアルバムからポール・ギルバートが好きになりました。
基本的にはギター・ポップとかパワー・ポップと言われる感じの、キャッチーで明快なロック・ソング中心にやってます。
そこにクラシックの曲や、速弾きギター延々20分なんていう無茶な曲が混ぜてあるので、まあアルバムとしちゃ散漫なんですが、とにかくギターを弾くのが大好きでたまらないという雰囲気が全編にあふれていて、楽しいです。
このポップ・センスはやっぱりMR.BIGでは活かし切れないので、脱退は悲しかったけど納得でした。
次作以降のアルバムに比べると、曲がまだ甘いかなとも思うけど、(2)「VINYL」、(7)「BUMBLEBEE」あたりはお気に入り。


PAUL GILBERT - King of Clubs - Vinyl ★★ (2008-06-08 14:53:26)

ポップでたのしー、さいこー。


PAVLOV'S DOG - At the Sound of the Bell ★★ (2008-02-08 23:34:00)

良くも悪くも個性的だった1stと比べると、アクが薄れて聴きやすくなっています。
メロメロなのが聴きたい時は前作ですが、サラッとアメリカン・プログレ・ハードを聴きたいような気分の時は、こちらです。


PAVLOV'S DOG - Pampered Menial - Late November ★★ (2008-02-08 23:41:30)

歌メロも良いですが、バンドの優美な演奏に惚れぼれします。
それぞれの楽器の音づくりも上手いなぁ。


PEARL JAM - No Code ★★ (2009-02-10 20:24:00)

1曲目で音量を上げておくと、2曲目が始まった時にびっくりします。
最初に聴いた時は救いようがないくらいに陰鬱な作品に思えましたが、いま聴くとけっこう色々な表情があるアルバムです。
地味だけど滋味豊か。刺々しいのに優しくて、荒っぽいけど内省的。寄り付き難いくせに愛おしい。
ツンデレ?


PEARL JAM - No Code - I'm Open (2007-08-11 00:42:03)

何がオープンなのか全然わからないくらい、閉塞感を感じます。
どこまでも沈んでいきそう。


PEARL JAM - Ten - Deep (2009-02-02 20:53:25)

振幅が大きく、ドドーンと持っていかれます。
ライヴで轟音で浴びると快感でしょうね。


PEARL JAM - Vitalogy ★★ (2005-11-21 20:39:00)

ドロドロした情念に纏わりつかれる、色々な意味でヘヴィな作品です。聴いていて、とても苦しくなる。
ブックレットの凝りに凝ったつくりといい、プログレのコンセプト・アルバムを髣髴とさせる、アーティスティックなこだわりが濃厚に出ています。
ロックを聴いてスカッとしたいとか、美しいメロディに感動したいと思って手を出すと、あまり楽しめないかもしれません。でもグランジだから聴かないとか言って敬遠するのはもったいない、ロックの傑作。
スカッと暴れられるような曲もあるにはあるんですが、実験的でとっつきにくい曲も多いです。
諷刺も効いていて、でも激しい感情も隠れているような、鬱屈して複雑な作品。
(13)「IMMORTALITY」を聴くと、胸が締めつけられます。


PEARL JAM - Vitalogy - Immortality ★★★ (2009-02-02 20:46:38)

寂しすぎて辛くなるくらい。
心に突き刺さるような曲。


PECCATUM - Lost in Reverie ★★★ (2021-02-28 12:18:09)

暗黒プログレの傑作。これは掛け値なしの名盤です。イーリアルの歌声は前2作より断然魅力的になっています。ピアノ・メロディの美しさも特筆もの。
もしかするとEMPERORやIHSAHNのアルバム群より好きかも。聴くときの気分は選びますが・・・。
2ndまではまだブラック・メタルっぽさの残るクラシカルなゴシックみたいな印象がありましたが、もはや完全に吹っ切れています。ジャンル分けを超越した先鋭的音楽です。
なんだろう・・・TOOLやNINE INCH NAILSやISISを、興味津々で聴いていた時と似た興奮があります。TANGERINE DREAMやKLAUS SCHULZEと比較してもいいかも。暗鬱ヘヴィ・ミュージックの新たな地平を切り拓く実験が実を結んだ瞬間を耳にすることができた、歓喜と戦慄。
どの曲も多様な要素が盛り込まれ、1曲毎に美と恐怖と知的興奮が感情をかき乱しますが、それが頂点に達するのが(6)「Stillness」です。本当にヤバい。MARILYN MANSONも真っ青な退廃的恐怖音楽。
このサイトを見ていなかったら絶対聴いていないな~。感謝です。


PENNYWISE - About Time ★★ (2007-05-19 00:10:00)

'95年発表の3rdアルバムです。
速くてキャッチーな曲がいっぱいの、いわゆるメロコアなのですが、これだけ気持ちよく、短くスカッとした曲ばかり聴かせてくれるバンドもそうそういません。
1曲だけ3分台ですが、あとはみんな2分台の曲という潔さ。
このバンドのアルバムは今のところ3枚買いましたが、外れなしというか、どれも同じような内容で裏切りません。
ただただ爽快に突っ走る曲だけ聴きたい時には、最適のバンドです。
歌詞はけっこうメッセージ性もあり、それもまたパンクらしいです。


PENNYWISE - Pennywise - Pennywise (2007-05-19 00:15:18)

タイトルからして彼らのテーマ曲か何かなのでしょうか。
ペニーワイズという怖いモンスターについての曲?
けっこうユーモアがありますね。


PERIPHERY - Periphery V: Djent Is Not a Genre ★★ (2023-05-28 20:51:07)

「ジェントはジャンル名じゃないんだからね」というツンデレなタイトルをつけておいて初っ端からDJENTYな曲で始まるさまにニヤニヤが止まらない、'23年の「Ⅴ」なくせに7thアルバムです。
これまでもそうですが単純に一言でなど表現不能なハイブリット音楽であることに変わりはなく、プログメタル/メタルコア/スクリーモ/カオティックハードコア/ニューメタル等のいずれとも言える音楽にジャズ/クラシック/映画音楽/ゲーム音楽/エレクトロニカ的要素をぶち込みながらもキャッチーかつヘヴィに仕上げています。
どの曲も複雑で多様な要素を含んでいるため、反芻して消化するまでに時間を要するのですが、5~6回聴いたあたりから、かなり没入できるようになってきました。
まだ彼らの他のアルバムに勝るほどの出来か否かは評価できませんが、いずれ今後何年にもわたって楽しめるであろう良質の激烈テクニカルメタルです。
9曲目の「Thanks Nobuo」はFFシリーズの曲等で有名な植松伸夫への感謝を表す曲で、FFⅦのテーマを用いているらしいです(私はⅥまでしかやっていないのでわかりません)。「Atropos」「Zagreus」もゲームにインスパイアされているようですが、どちらも良い曲。あと3~5曲目のギャップありすぎな流れも好きです。


PERSEFONE - Truth Inside the Shades ★★ (2008-02-17 16:36:00)

まずは幻想的な美麗ジャケに目を奪われます。そしてバンド名がペルセフォネー。ギリシャ神話好きだった者としては、手に取らずにいられません。
基本はメロデスで、そこにゴシック、ブラック、プログレ等の要素も入った、陰鬱美旋律メタル。ジャケに恥じない音楽性で、これは当たりでした。
本作で歌っているギターのカルロスの歌唱は、クリーン・ヴォーカルの声質がOPETHを強く想起させ、味わい深いです。そしてわめきは確かにCOFのダニっぽいとこもありますね。
唐突なデス声疾走パートが邪魔に感じられる部分もあったりはするのですが、全体的には満足のいく作品です。


PERSEFONE - Truth Inside the Shades - Truth Inside the Shades ★★ (2008-02-27 22:23:06)

わはは、こういうの大好きです。
メロメロ・ドラマティック・メタル。


PESTILENCE - Testimony of the Ancients ★★ (2008-02-27 22:33:00)

'91年という時代を考えると、既にメロディック・デスとも言えるくらいにメロディを導入し、ほとんどプログレ・デスと形容したいほどに凝りまくったアレンジの数々は、実に先鋭的です。
ギター・メロディも美しいですが、キーボード参加のケント・スミス、いい仕事してますね。
実話に基づいたコンセプト・アルバムということで、歌入りの曲の間すべてにインストを挟み込み、かなりドラマティックな構成。
宗教や死をイメージさせる歌詞は、まさしくデス・メタル。
これは傑作です。もっと知名度が高くても不思議ではないバンドですね。


PESTILENCE - Testimony of the Ancients - Twisted Truth ★★ (2008-02-27 22:40:54)

流麗なツイン・リード・ギターのメロディに酔えます。
デス声がどうしても駄目という人でなければ、様式美ファンにも訴えるはず。


PETER GABRIEL - Peter Gabriel Ⅳ ★★ (2016-11-05 00:13:06)

1~4枚目までは同じ『PETER GABRIEL』というタイトルで出されているソロ作のうち、'82年発表の4thアルバムです。ちなみに私は、番号のないセルフタイトルのCDだから1stだろうと勘違いして買いました。
それまでジェネシスの諸作品や『SO』や『US』といったアルバムを聴いて、ピーター・ゲイブリエルはあんまりピンと来ないなーと思っていました。しかしこのアルバムが中古で安かったのでダメもとで聴いてみたところ、ガツンとやられました。
(1)「The Rhythm of the Heat」のトライバル・リズムの躍動感や緊迫感あふれるアレンジ、(2)「San Jacinto」の効果的なシンセや感動的な歌メロには初聴時からノックアウトされました。
ワールドミュージックへの傾倒や当時最先端のシンセサイザーの導入という要素が強く表れた実験的作風でありながらも、メロディとのバランスが絶妙で、聴いていて引き込まれます。
躍動感のある曲が半数を占めながらも、全体的なトーンは暗く、内省的な空気が支配的なところに、独自性を感じます。美しくも強靭な、芯の強い音楽です。


PFM - PHOTOS OF GHOSTS - OLD RAIN (2008-02-02 17:42:55)

しっとりしたインストゥルメンタル曲です。
穏やかで地味ですが、好き。


PHANTOM - Cyberchrist ★★ (2006-07-30 20:54:00)

非常にアレなジャケを見て、「B級メタル・バンドに違いない」と思って買いました。'93年発表の3rdアルバムらしいです。
中身に関してはそれほど期待せずに聴いたのですが、これが超強烈なJUDAS PRIEST系正統派メタルで、びっくりしちゃいました。
ヴォーカルのハイトーン・シャウトにしても、ギターの攻撃的かつ重厚なリフと切れのあるソロにしても、リズム隊の重々しい響きにしても、これはまさしく一級品。
ルックスだって悪くないし、なんでこんなバンドが無名でいたのかが分からないです。
お気に入りは気持ち良く疾走する(10)「PREYING WITH THE MANTIS」とミドル・テンポで威厳に満ちた(11)「LAST MAN STANDING」ですが、全曲素晴らしい。
これぞメタル。硬派でパワフルなヘヴィ・メタルが好きな人は買いです。


PINK CREAM 69 - Pink Cream 69 ★★ (2006-07-24 23:07:00)

2ndの方がメジャー感があるし、デヴィッド・リードマン加入後の方がバンドとしてのレベルは上だと思いますが、どれが一番好きかといえば、この1stです。
哀愁のメロディ満載で、このアルバムとソロの1stこそが、哀メロ・メイカーとしてのアンディ・デリスの真骨頂だと思います。
アンディ作じゃないけどボーナス・トラックのおふざけナンバー「WHITE MEN DO NO REGGAE」も楽しくて好きです。


PINK FLOYD - The Dark Side of the Moon ★★ (2006-08-22 20:02:00)

たしか10年以上前に、深夜放送で「THE DARK SIDE OF THE MOON」というタイトルのSF映画を観た記憶があります。
月の裏側でバミューダ・トライアングルのように宇宙船が行方不明になり、そこへ向かった宇宙船の乗組員たちが、次々に腹部を三角形にえぐられた姿で見つかり……というB級ホラー作品でした。
当時はアルバムはまだ聴いてなかったんですが、ジャケには見覚えがあったので、「おいおい」と心の中で突っ込みを入れてしまいました。
この作品を聴くたびに、あの映画を思い出してしまいます。
ところでこのアルバムって、けっこうテクノ方面にも影響を与えていそうですよね。トリップ感覚やサンプリングSEの使用とか、アンビエントを聴いているみたい。
メタル耳で聴こうとするとかったるくてストレスがたまってくるし、じっくり落ち着きたい気分のときに聴いています。
心地よく眠りに落ちようとするその時、鳴り響く鐘の音にびっくりして目が醒めたりしちゃったりも。


PINK FLOYD - The Dark Side of the Moon - Money ★★ (2008-01-31 19:42:22)

表現の仕方が面白いです。
アルバムの中でも気分転換になって、印象的な曲。


PINK FLOYD - The Wall - DON'T LEAVE ME NOW (2007-02-24 13:31:32)

哀れっぽさがうまく出ています。
それにしても憂鬱な曲の多いアルバムだなぁ(ストーリー的に当然ですが)。


PITCHSHIFTER - Desensitized ★★ (2007-11-29 01:23:00)

針刺しジャケが痛い、'93年発表の2ndフル・アルバムです。
英国産インダストリアル・メタルで、当時はイヤー・エイク所属ということで、やはりGODFLESHの影響を感じさせます。
最近の垢抜けたサウンドからはかけ離れていて、この頃はひたすらヘヴィでシリアス。
たまにアップ・テンポの曲も入りますが、ほぼミドル・テンポの反復リズムが主体で、メロディもほとんどなしという、耐性のない人には拷問のような音楽性です。
4th以降のキャッチーさも好きですが、この頃の彼らもかっこいい。


PITCHSHIFTER - Deviant - Forget the Facts (2007-12-01 22:51:25)

ニュー・メタル的な歌唱や哀愁メロディも導入され、ますます(当時の)時代性を取り入れてますという感じ。
しかしこれだけちゃんとメロディがつくれるんだから、やはり作曲能力も高いバンドなんだなぁ。
歌詞も英国のバンドらしく、皮肉が効いてて良いです。


PITCHSHIFTER - Infotainment? - Hangar 84 (2007-12-01 23:03:04)

'95年の段階で、リミックスでもなしにアルバム収録曲としてジャングル/ドラムンベースを録音したメタル系バンドって、世界的に見てもほとんどいなかったんじゃないでしょうか。
曲としては、まあ普通の曲ですが、時代を考えればあまりに先鋭的。


PITCHSHIFTER - www.pitchshifter.com ★★ (2007-11-29 01:47:00)

ふざけたタイトルと怪しいジャケが印象的な、'98年発表の4thフルです。ここからゲフィン移籍ででメジャー・バンドに。
2nd~リミックス盤~3rdと、けっこう変化はしてきたものの、ここでの変貌ぶりは驚異的でした。
リズムやメロディの表現が一気に多彩になり、何より吐き捨て怒号タイプだった歌唱が、ぐっととっつきやすい「歌」になり、とってもキャッチーに。
ブレイクビーツ/ドラムン・ベースも大幅に取り入れ、まあぶっちゃけTHE PRODIGYのバカ売れしてた3rdの影響大という感じなんですが、それでもヘヴィ・ロック側でこれだけリズムを面白く使えた例は稀有だと思います。
時代に上手く乗った、モダン・ヘヴィ・ミュージックの傑作のひとつと言える作品です。


PITCHSHIFTER - www.pitchshifter.com - Please Sir ★★ (2007-11-29 01:57:46)

ひねりの効いた歌詞に、ひねりの効いたリズム、効果的な音づかいにキャッチーなメロディ。
適度な疾走感と刺激が気持ちいい、完成度の高い曲です。


PLANET X - MoonBabies - MoonBabies (2008-05-02 22:58:43)

ド派手な超絶テク合戦。悶絶ですね。


PLEYMO - Episode 2: Medecine Cake - New Wave (2008-11-07 19:47:36)

キャッチーで、激しいパートもどこかユーモラスな感じがして面白いです。
ヴォーカルがちょっと情けない声なのも個性的。フランスっぽい発音がなんか楽しいです。


POISON - Open Up and Say... Ahh! ★★ (2005-11-22 21:27:00)

妄想をかきたてる邦題に一票。ジャケはちょっと…。
明るく楽しくエッチい曲が多く入ってるのが良いですね。たまにこういう健全なロックを聴きたくなります。
(4)「GOOD LOVE」とか(6)「LOOK BUT YOU CAN'T TOUCH」のおバカな雰囲気が好きです。


POSSESSED - Seven Churches - Pentagram ★★ (2022-06-04 20:53:58)

初っ端からやりすぎな雰囲気づくり、決して予測できないイっちゃった曲展開、危なっかしすぎる演奏。
なんというスリルと邪悪さ! これぞロックだ!


POWER - Justice of Fire ★★ (2007-10-12 23:48:00)

ダニエル・L・ダレイなるギタリストを中心としたクラシカル・パワー・メタル・バンドの、'95(94?)年発表のアルバムです。たぶん1st。
あまり良い評判を聞かないアルバムで、「死にたくなるような駄作」スレで、けんしょーさんが「へにょ。」であると評していたのを見て、興味を持ちました。
まず炎の中に安っぽすぎるロゴでバンド名が描かれたジャケで、ワクワクさせられます。
アルバム冒頭、荘厳なインスト「序章:ヨハネの黙示録」から「超時空戦士」への流れで、調子っ外れなヴォーカルが入った瞬間、ずっこけます。(ちなみに歌ってるのはHADES、WATCHTOWER、NON-FICTION、SEVEN WITCHESの、アラン・テッシオ)
しかし、どんなC級メタルかと思って聴くと、全体的には意外に高品質のネオ・クラシカル系パワー・メタルだったりします。
ヒステリックなハイトーン・ヴォーカルも、曲によっては十分はまっていてかっこいーし、ギターもテクニカルな演奏を聴かせます。
「背徳の伝導者」や「炎の欲情」(インスト)なんかも、邦題に負けず劣らず熱い楽曲で、お気に入り。
中古市場では100~500円程度で手に入るので、マニアにはおすすめです。


POWER - Justice of Fire - Deciever of Truth (2007-10-12 23:52:09)

パワフルなハイトーン・ヴォーカルが炸裂する、ミドル・テンポのパワー・メタル。
ミドル・テンポと言っても2バスはドコドコ鳴ってるし、押せ押せの曲です。


POWER QUEST - Master of Illusion - Kings of Eternity ★★ (2023-11-23 20:41:56)

日本語を乗せても歌えそうな、このポップな歌メロがツボです。
爽やかだー。


PRAXIS - Metatron - Warcraft (Bruce Lee's Black Hour of Chaos) (2008-02-12 00:15:56)

タイトルにあるように、ブルース・リーっぽいというかカンフーっぽい曲。発想がウー・タン・クランみたいですね。
バケットヘッドが弾きまくってます。


PRAXIS - Sacrifist ★★ (2005-12-20 21:01:00)

ビル・ラズウェルの前衛プロジェクトの'93年発表の2ndアルバムです。1st、3rdと比べると、激しさは一番でしょうか。とっつきやすさは1stの方が上ですが、メンバーが豪華なのでこっちの方がおすすめです。
ミック・ハリスの激速ドラムだの山塚アイのえぐいシャウト、ジョン・ゾーンの生み出すノイズが鼓膜に痛いです。
プログレにファンクやダブ、メタルにハードコアにフリー・ジャズ、何でもありの世界です。バケットヘッドやボアダムスやペインキラーとかが好きな人には楽しい作品のはず。


PRAYING MANTIS - Time Tells No Lies - Lovers to the Grave ★★ (2007-06-21 00:13:39)

ゴシック系のバンドがカヴァーしたら、はまるだろうなぁと思うくらい、歌詞が鬱ですね。
曲はもう哀メロの嵐で、1stからこんなに完成度の高い曲をつくっていたというのは驚嘆に値します。
このアルバムでは最も哀愁を感じさせる曲です。


PRAYING MANTIS - To the Power of Ten ★★ (2006-08-08 20:09:00)

もちろん彼らの傑作といえば『A CRY FOR THE NEW WORLD』や『TIME TELLS NO LIES』といった泣きメロ満載のアルバムであるわけですが、ちょっと本筋から外れたこのアルバムも捨て難いのです。
らしくないいくつかの曲がアルバムを散漫にし、ヴォーカルが評判の悪いゲイリー・バーデンということで、ファンには辛い作品かもしれません。
でもどうしても憎めない。いやそれどころか、実はPRAYING MANTISのアルバムでは最も聴く回数の多い作品だったりします。
ずーっとマンティス節じゃ飽きちゃうところを、雰囲気の違う曲がほど良く気分転換させてくれるせいでしょうか。


PRETTY MAIDS - Sin-Decade ★★ (2005-12-15 23:21:00)

ラジオで聴いた「PLEASE DON'T LEAVE ME」があまりに素晴らしくて、翌日すぐに買いに行きました。
そしたらもう、1曲目から最後まで、どこもかしこも良い曲ばっかりで、バンド名の先入観から買わずにいたことを反省しました。「こんなすごいメタル・バンドがいたのか!」って思いました。
いつの間にか彼らのアルバムは10枚くらい買ってましたが、何枚か聴くと、どれも高品質ではあるけれど、ちょっとワン・パターンで物足りなく感じちゃうんですよね…。でもこのアルバムはいつ聴いても興奮させられます。
硬軟取り混ぜ、ミドル・テンポの曲も疾走曲も、メタルもハード・ロックも良いとこ取りの、メロディアスな良い曲が詰まった名盤です。


PRETTY MAIDS - Spooked - Twisted ★★ (2007-03-02 23:57:19)

これぞPRETTY MAIDSという印象の疾走曲。
メロディの質、アレンジの的確さは、さすがとしか言いようがありません。
胸を熱くさせてくれる名曲です。


PRIDE & GLORY - Pride & Glory ★★ (2007-07-03 00:44:00)

サザン・ロックとかカントリーというものを、ほとんどまともに聴いたことがないので、なんとなくそれっぽいということしか分からないのですが、漠然と思い浮かぶ「米国南部のロック」そのものです。
土臭くて、渋くて、良い意味でルーズ。
それなりに幅広い楽曲が収められているので飽きずに聴けますが、メタル耳にはちょっと厳しいかもしれません。
骨太で豪快な曲も多いですが、哀愁の感じられる淋しくなるような曲も入っています。
西部劇を観た後で、酔っぱらいながら聴いたら気持ち良さそうなアルバムです。


PRIDE & GLORY - Pride & Glory - Harvester of Pain ★★ (2007-07-03 00:36:40)

歌詞やメロディに滲み出る苦渋や哀愁といったものが、この声と演奏で表現されると、やたらにかっこいいですね。
ギター・ソロも印象的です。


PRIMAL FEAR - Devil's Ground - Metal Is Forever ★★ (2017-04-09 23:20:10)

メタル愛が足りていないなと思ったときに聴きたくなる1曲です。
実に清々しい。


PRIMAL FEAR - Jaws of Death - Church of Blood (2007-03-02 23:51:12)

ヘヴィ・メタルらしいヘヴィ・メタルです。これぞ正統派。


PRIMAL FEAR - Primal Fear ★★ (2006-08-04 23:53:00)

GAMMA RAY時代のラルフ・シーパースには、さほど思い入れはなかったのですが、PRIMAL FEARになってからは、その強力な歌声にしびれました。
(11)「RUNNING IN THE DUST」でのシャウトなんてもう、鬼ですね。
このアルバムではまだジャーマン臭さが強く残っているのと、「SPEED KING」のカヴァーが中途半端な位置に入っていたりするなど不満も多少ありますが、これだけ骨太にメタルらしいメタルを叩きつけてくれたら、1stとしては文句なしです。


PRIMUS - Tales From the Punchbowl - Wynona’s Big Brown Beaver (2008-01-26 15:10:59)

ベースのデカい音が気持ちいいです。
歪んだユーモアを感じる曲。


PRONG - Beg to Differ ★★ (2005-10-21 19:15:00)

いわゆる90'sヘヴィネスの旗手のひとつに数えられるであろう個性派バンド、プロングの'90年発表の2ndフル・アルバム(通算3作目)にして、メジャー・デビュー作です。
後のアルバムで聴けるインダストリアルっぽさはほとんどなく、ハードコアとスラッシュ・メタルの要素が融合した感じの音楽になってます。
疾走曲は少なく、ミドル~アップ・テンポの楽曲が主です。余分な贅肉を削ぎ落としたような、ストイックな音づくりが気持ち良い。
吐き捨て型のどこか醒めたようなヴォーカル、かっちりした重いギター・リフ(たまにソロも入ります)、タイトなリズム隊。このアルバムの音、一番近さを感じるのは、ヘルメットのサウンドですね。
メロディアスではないし、スカッと爆走するわけでもないのに、全くダレずに聴けるのは、ドラムのタメの効いた演奏があまりに気持ち良いのと、リフが不思議にキャッチーなせいでしょうか。
癖になる音です。


PRONG - Cleansing ★★ (2005-10-21 20:13:00)

'94年('93年?)発表の、フル・アルバムとしては4枚目です。
フォークと目玉(これは魚?)なジャケが妙に怖いです。そう言えば彼らのバンド名は、フォークの刃を意味してるんでしたっけ?
前作『PROVE YOU WRONG』で加入したベースのトロイが脱退し、KILLING JOKEのポール・レイヴンがヘルプで参加。
前作と比べ、サウンド(特にギターの音)が劇的に変化し、しかも曲毎にけっこうカラーが違います。超高密度な重低音、まさにモダンなヘヴィネスっていう音。こういうのを「ヘヴィ・メタル」という言葉に当てはめたい。
歪み切っている音なのに不思議に整合感も感じたりします。クーカイさんの「頭蓋骨内壁をゴシゴシこすられるような」という表現が何だかしっくりくるような、奇妙な感触です。
どんなにヘヴィにしても、実験的で幅広い曲を演っても、相変わらずのPRONG節的キャッチーさは健在なのもすごい。
今なお尖鋭的な、ヘヴィ・ミュージックの名盤でしょう。PRONGを最初に聴くならこのアルバムがおすすめ。


PRONG - Cleansing - Another Worldly Device ★★★ (2007-11-29 00:59:32)

めっちゃヘヴィ!!
歪み切ったギター・サウンドに太くて硬いベースとドラムが一体となって、ド迫力。
リフもかっこいーです。


PRONG - Cleansing - Test (2007-11-29 01:07:21)

ダンサブルなリズムが気持ちいいです。
しかし様々な要素が混入していて、アレンジも実験的。
最後にスロウ・ダウンしていくところも面白い。


PRONG - Prove You Wrong ★★ (2005-10-21 19:39:00)

'91年発表の3rdフル・アルバムです(4作目)。
ベースのマイク・カークランドが脱退し、元FLOTSAM & JETSAMのトロイ・グレゴリーが加入しています。
メンバー・チェンジの影響か、いきなりベースがベキベキガキガキな音に変化し、前作『BEG TO DIFFER』に比べ、躍動感が増しています。
やっぱりPRONGってリズム、グルーヴ感が面白いバンドだ。
3週間でつくった前作に比べて、音も迫力を増し、重低音がより効いているのも嬉しい(とはいえ前作の音もあれはあれで好き)。トリオ編成とは思えないくらい。
インダストリアル的要素も前作より増し、(1)「IRRELEVANT THOUGHTS」はキュイーンって音がかっこいーインダストリアル・メタル。
このアルバムで聴けるヘヴィ・グルーヴって、PANTERAより先いってたかも。今聴いても刺激的。曲もヴァラエティ豊かで素晴らしい。
アートワークの安っぽいけど不思議にクールなセンスもおっけー。中の日本の城の写真には笑っちいました。


PRONG - Prove You Wrong - Positively Blind (2007-08-19 23:24:42)

ダンサブルとさえ形容したくなるくらい、ノリノリでグルーヴィ。
歌詞の冷静な視線との対比が面白いです。


PRONG - Rude Awakening ★★ (2005-10-21 20:31:00)

'96年発表の5枚目のフル・アルバムです。1作毎に進化し続ける彼らのこと、今作でも更なる変化を遂げています。
前作と比べ、メタル色が後退し、インダストリアル色が濃い曲調。エレクトロニック・ボディ・ミュージックにも近いような、ダンサブルな反復リズムが目立ちます。
その辺はKILLING JOKEからの影響だったりするんでしょうか。まあ、彼らは元からテクノ/インダストリアル方面にも手を伸ばしていたようですが。
更には(3)「RUDE AWAKENING」ではトミー・ヴィクターが吐き捨てるだけでなく、しっかり歌っていたり。
メタル耳にはちょっと辛いかもしれないけど、このアルバムもPRONGらしい傑作です。


PSYCHOTIC WALTZ - A Social Grace - Strange (2008-01-14 16:34:57)

曲名の通りに奇妙な歌。歌詞もメロディも変。
しかしこのおかしいところが、彼ららしい。個性的です。


PSYCHOTIC WALTZ - Into the Everflow ★★ (2006-08-23 20:07:00)

このアルバムを買った時は思い切りメタル初心者で、とりあえずヘヴィ・メタルっぽい作品を買って聴いてみたいと中古屋に行って、バンド名が良いからと選んだ記憶があります。
長らく聴いていなかったんですが、久々に聴き返すと、独特の味があって、面白いアルバムです。
リズム展開の面白さはまさしくプログレ・メタル。しかし無駄に楽器バトルなどには走らず、けっこうメロディや楽曲のドラマを重視している感じ。
メロディが不気味で陰気で幻想的だし、疾走したりもしないので、一般受けはしないかもしれません。トリップしちゃってる歌詞も変てこ。
ヴォーカルの浮遊感とか、あまりメタルっぽくないなぁと思っていたら、JANE'S ADDICTIONに影響を受けていたりもするみたいですね。
とても魅力的かと言えば、そうとも言い切れませんが、無個性なテクニカル・バンドを聴くよりはよっぽど刺激的なので、個性的なプログレ・メタルを聴きたい人にはおすすめ。


PUBLIC IMAGE LIMITED - The Flowers of Romance ★★ (2016-10-29 23:54:44)

長らく手に取っていなかったのですが、最近ヘヴィ・ローテーションなアルバムです。何度聴いても新鮮。
無機的なドラムのリズムとエキセントリックというか神経症的なヴォーカルに、どうにもわけのわからない歌詞。アラビア的なものまで取り入れているところも(イスラム教徒の人には怒られそうな感じですが)エキゾチック。
日本盤解説でTALKING HEADSやTHE POP GROUPと比較されていますが、レゲエやアフリカ音楽や東洋音楽の影響を白人が取り入れたら別物の何か前衛的なものになっちゃいました的なところは共通しているように思えます。
ベースが脱退したのが逆に功を奏したのか、普通の感覚とは違う異形のロックになっています。ポスト・パンク/ニューウェイヴに分類されるのでしょうが、ジャンルに囚われない独自性を持った、過激でプログレッシヴな音楽です。
リズムが主体なのに踊れないし、無表情なようで多彩、シンプルなようで情報量は多く、冷たいようで熱い。どこを切っても退屈しません。


PUBLIC IMAGE LIMITED - The Flowers of Romance - Four Enclosed Walls ★★ (2009-01-22 00:48:04)

イスラム風?なヴォーカルにまず耳を奪われますが、確かにこのドラムのパターンもかっこいいですね。
にしても変てこな曲。


PUBLIC IMAGE LIMITED - The Flowers of Romance - Francis Massacre (2016-10-30 00:00:35)

しっちゃかめっちゃかな演奏に、ぶっ飛んだ歌。
まとめる気なんてさらさらありませんといった感じの、前衛的な疾走曲。メタル耳にはこれが一番激しくて快感かも。
とはいえ、整合感があってテンポもゆっくりなほかの曲も、同じくらい前衛的に響くのが、このアルバムの面白いところです。


PUYA - Fundamental ★★ (2007-09-09 23:45:00)

プエルト・リコ出身の4人組による、'99年発表の1stフル・アルバムです。
一言で言ってしまえばミクスチャー・ロックということになりますが、似たようなバンドを他に聴いたことがありません。
サルサ・コアもしくはサルサ・メタルとでも言えば良いでしょうか。
ハードコアやメタルに、サルサやマンボその他のラテン音楽を混ぜ合わせたものが基本で、そこにヒップホップやファンク、ジャズといった要素が加わって、奇妙なロックが出来上がっています。
サルサからハードコアにつながり、いきなりスラッシュ・メタル化したかと思うとメタリックなギター・ソロが始まり、またグルーヴィなミクスチャーに突入…などという突拍子のない展開が、見事に噛み合って……いない。融合せずにただ唐突に変化する様には、開いた口が塞がりません。
特に陽気なサルサと激烈なヘヴィ・パートの落差には、眩暈を覚えます。
かと思えばフルートやヴァイオリンを導入したラテン・ジャズ風味のお洒落なヒップホップが入っていたり、めちゃかっこいいミクスチャー・ハードコアからマンボに変化し、そこにサンタナばりのラテン・ギター・ソロが入っていたりと、油断の出来ないバンドです。
メンバー全員が相当のテクニシャンで、パーカッションとヴォーカルも全員で兼任している等、演奏や歌唱の面では、クオリティは高かったり。
スペイン語と英語を混ぜ合わせて歌われている歌の響きも面白いし、歌詞も様々なテーマを扱っていて、興味深いです。
サルサが好きなメタラーというのもあまりいないでしょうし(私もオルケスタ・デ・ラ・ルスぐらいしか聴いてない)、ちょっと人気は出なさそうですが、トライブ・オブ・ジプシーズあたりが好きな人なら、笑って聴けるかと思います。


PUYA - Fundamental - No inventes ★★ (2007-09-09 23:57:31)

セパルトゥラやソウルフライに通じるような、ラテン・トライバル・ミクスチャー・ロック。
最後までシリアスだし、ギター・ソロも入るので、恐らくメタル耳には最もとっつきやすい曲。
「でっち上げるな」という曲名に相応しく、歌詞もメッセージ性が強く、ヘヴィ。


Public Enemy - Apocalypse 91… The Enemy Strikes Black ★★★ (2013-10-05 23:26:08)

'91年発表の4thアルバムです。
メタラー的にはANTHRAXが共演して、「BRING THE NOISE」をリメイク収録したアルバムということで、知名度が高い作品でしょうか?
これだけ最初から最後までテンションの衰えないアルバムも珍しく、興奮しっ放しで一気に聴き通せます。
このアルバムの流れで最後に「BRING THE NOISE (with ANTHRAX)」が流れると、アドレナリンが噴出して、最高。


Public Enemy - Fear of a Black Planet ★★★ (2013-10-05 23:14:49)

'90年発表の3rdアルバムです。
サウンドの過激さは最高潮に達し、「911 IS A JOKE」等の痛烈な批判も盛り込み、当時最も過激にロックしていた作品の一つでしょう。
ちょっと曲数が多く、集中して最後まで聴くのは難しいところもありますが、1曲ごとのインパクトは強烈。
これまた歴史的名盤です。


Public Enemy - It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back ★★★ (2013-09-29 00:45:50)

'88年発表の2ndアルバムです。専門誌の歴代ヒップホップNo.1アルバムという評価も納得の、刺激にあふれた名盤。
ヒップホップなんてほとんど知らなかった頃に買って、激しさとメッセージ性の強さ、そして楽曲の完成度にヒップホップへの偏見(メロディのない気楽なパーティー音楽という誤解)が吹き飛びました。
ボム・スクワッドによるノイジーなトラックづくり、ターミネーターXのスクラッチ・ノイズはエレキ・ギターに勝るとも劣らない強烈さで、刺激がないと眠くなるメタル耳にも快かったのが、何よりも馴染みやすかったです。
そして強い主張を持った歌詞を激しく吐き出す手法が、ラップという表現にメッセージを効果的に伝える手段としての必然性を感じさせてくれて、抵抗を取り除いてくれました。
タイプの違うMCが交互にラップすることで飽きにくいのもプラス要素。
初めて聴いてから十数年経ち、新しいヒップホップ作品に数多く触れてもなお、改めて聴き返すと楽曲の印象度は飛びぬけていて、まさにクラシックなアルバム。
現在でも興奮できる、名曲ぞろいの逸品です。


Public Enemy - Yo! Bum Rush the Show ★★ (2013-10-05 23:04:45)

'87年発表の1stアルバムです。
まだトラックが若干シンプルなこともあり、次作以降の問答無用で衝動を喚起するような凶暴性は抑えめです。
とはいえ時代を考えれば十分にノイジーで過激な音で、メッセージ性を押し出す姿勢も含め、既に彼らのスタイルは確立されている印象。
タイトル曲や「RIGHTSTARTER (MESSAGE TO A BLACK MAN)」なんかは、いま聴いても耳が痛くなります。
まあチャックDのラップが乗れば、軟弱な作品など生まれようはずもなく、「公衆の敵ナンバー1」たるパワーは示されています。


QUEEN - A Night at the Opera ★★ (2009-04-26 20:54:00)

聴き始めの何回かは、あまりにも曲調が幅広くて面食らいましたが、それでも何度か聴くと、アルバム・トータルでバランスが取れて聴こえるのが凄いですね。
これだけ濃厚な作品なのに12曲で43分少々という短さなのも、集中力が切れなくてグッドです。


QUEEN - A Night at the Opera - '39 (2009-05-04 14:04:14)

こういうSF的歌詞でカントリー調の曲というセンスが非凡ですね。
好きです。


QUEEN - Innuendo - These Are the Days of Our Lives ★★★ (2007-07-29 01:06:39)

優しく、暖かい雰囲気が、余計に泣けます。
歌詞も美しく、感動的。
抑えた表現の中のエモーションというのは、10代の時にはあまり分からなかったけれど、最近は感じやすく、涙もろくなってしまった。


QUEEN - Jazz - Bicycle Race (2007-08-07 00:03:42)

英語の曲なんて普段聴かないっていう人でも、関係なく楽しめちゃうと思います。
こういうアホっぽい曲を普通に発表しちゃえるバンドって、なかなかいません。
色々な意味で凄いなぁ。


QUEEN - News of the World ★★ (2009-04-26 20:48:00)

ジャケのあんまりな悪趣味さに、購入を躊躇っちゃいましたが、音を聴くと、このジャケでぴったりかもと思っちゃうのが不思議。変なバンドだなー。
問答無用の有名曲はもちろん、「FIGHT FROM THE INSIDE」「GET DOWN, MAKE LOVE」「WHO NEEDS YOU」とかのユニークな曲もお気に入り。


QUEEN - News of the World - We Will Rock You ★★★ (2009-05-04 13:59:10)

ズンズンチャ、を思いついた時点で勝負ありだったんでしょう。
本能に訴える曲。原始人類だって、気に入っちゃうはず。
赤ん坊も泣きやんでにこにこでした。


QUEEN - Queen II ★★ (2009-04-26 20:26:00)

以前ロック入門みたいな本を読んで、その中で「クイーンはシングルが良いバンドで、アルバムはつまらない」みたいなことが書いてあって、それを鵜呑みにしていたことがありました。
それで廉価盤の怪しいベストを買い、気に入ったので次に正規のグレイテストヒッツ2枚組を買い、あとはいいやと思っていました。(だってクイーンのアルバムっていつまでたっても安くならないし)
でも、ベストに入ってるのってSTORMBRINGERさんもおっしゃってますが、1曲だけなんですよね。
後でアルバムを聴いて、なんて馬鹿なことをしていたんだろうと思いました。こんな凄いアルバムを、聴き逃すところだったとは。
トータルでのつくりこみ具合も、個々の曲も、見事です。
これがまだ2ndで、しかも前作から1年も経たずにささっと作られたものというんだから驚異的。
やっぱり、良いバンドはアルバム単位で聴かなきゃいかんと思い知らされました。


QUEEN - Queen II - Nevermore ★★ (2009-04-26 20:38:44)

ため息しか出ません。
なんという歌でしょう。


QUEEN - Queen II - White Queen (As It Began) ★★★ (2009-04-26 20:32:12)

なんて切なく、ドラマティックな曲なんでしょう。
メロディも歌詞も、悲しく美しい。泣けます。


QUEEN - Sheer Heart Attack ★★ (2006-06-04 23:15:00)

もう「KILLER QUEEN」1曲でノック・アウトです。こんな曲、QUEENにしかつくれませんね。
何でもありで幅広いのに、どの曲もQUEEN印になっているのがまた凄いです。
彼らの音楽を聴いていると、ロックって面白いなぁと思えます。アイデアと表現力を兼ね備えたバンドはかっこいい。


QUEENS OF THE STONE AGE - Lullabies to Paralyze ★★ (2006-06-25 20:44:00)

アルバム終盤の曲にはストーナーっぽさも感じますが、途中まではただ単にジャンル分け不要のロック作品として楽しめます。実はけっこうメロディを大事にしているバンドですね。
地味……なんでしょうか、これは。
疾走したりシャウトしたり速弾きしたりするわけではないのですが、リフや歌メロはとても印象的かつ多彩で、曲数が多いくせに何度も聴き返したくなります。
中毒性の高い、高品質ロック・アルバムです。ジャケも良い。


QUEENS OF THE STONE AGE - Villains ★★ (2023-08-10 22:08:16)

ユーモラスなんだけど毒があり、ひねくれてるくせにやたら人懐っこい作品。
大好きなアルバムだとか超名曲が入っているとか、そういうわけじゃないんだけど、ロックの自由で遊びのある領域を自在に行き来するような奔放さが魅力で、ノックアウトされてしまいました。
「ほら、音楽って楽しいだろ」って言ってくれているような、多様性受容ロック。こんなにバラバラな楽曲群がどれもこれも魅力的なんて、化かされているみたい。
個性と才能と可能性の塊のようなアルバムです。


QUEENSRYCHE - Empire ★★ (2005-10-31 21:02:00)

先に『PROMISED LAND』を聴いていて、内省的で難解な曲を書くバンドというイメージを持っていたので、コマーシャルなメロディにびっくりしました。
このバンドは、アルバム毎に雰囲気がガラッと変わるところも大きな魅力ですね。
特に好きなのは、「BEST I CAN」「JET CITY WOMAN」「ANOTHER RAINY NIGHT (WITHOUT YOU)」あたりです。
あまりメタル臭さがなくて、独特の雰囲気を持った作品なので、前作までと比べると、メタル耳には少し違和感があったりするんでしょうか?
あまりメタルが好きじゃないっていう人に初めにすすめてみるのも良いかも。
昔の典型的メタル・ファッションの頃の彼らの写真を見ると、まさかこんなに洗練された音楽を演るようになるとは思えませんね。面白い。
実験性と大衆性が高い次元で融合した、高品質の逸品です。


QUEENSRYCHE - Hear in the Now Frontier - Some People Fly (2007-04-19 01:16:03)

とてもアメリカのバンドらしい空気が出た、心暖まるロック・バラード。
これだけ素朴で土臭い楽曲を彼らが演ったというのは驚きでした。
歌詞も良いです。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime - The Needle Lies ★★★ (2007-04-19 01:02:19)

QUEENSRYCHEを聴いたことのない人に最初に聴かせるのはこの曲にしています。
疾走しててストレートにかっこいいので。文句なしにキラー・チューンって感じ。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime II ★★ (2007-04-19 00:53:00)

やはり聴けば聴くほど、楽しめるアルバムでした。
十分にメロディアスで、かと言って'80年代そのまんまな作風ではなく、18年後に相応しいバランスでつくられた作品という印象です。
流れ的にはドクターXを追い詰める(10)、(11)でピークを迎えた後、脳内彼女のメアリー相手に悶々と語らって、人生や愛についてクヨクヨ悩み続けるので、あまり盛り上がりませんが、エモーショナルなのでそれもまた味わいがあります。
感情表現などに関しては、今の方が深みが出ていて良いですね。
相変わらず映像の浮かんでくるような構成力も見事だし、『OPERATION: MINDCRIME』と並んで、傑作と呼べるだけのアルバムです。


QUEENSRYCHE - Operation: Mindcrime II - The Chase (2008-04-12 00:14:38)

ディオ御大がやはり濃いですね。濃すぎるくらい。
涎ものの組み合わせですが、どうしてもディオじゃなきゃいけなかったという必然性はあまり感じられないかも。


QUEENSRYCHE - Promised Land - Someone Else? ★★★ (2008-04-11 23:59:08)

ズブズブと沈み込んでいきそう。引き込まれます。
強く感情を揺さぶる歌。


QUEENSRYCHE - Queensrÿche (1983) - Night Rider (2007-04-19 01:08:40)

なんかNWOBHM的な空気を感じます。後の彼らからは想像がつかないくらい、青臭い感じのヘヴィ・メタル。
でも、好きだな~、こういうの。


QUEENSRYCHE - Rage for Order ★★ (2008-04-11 23:53:00)

音を云々する前に、メンバー写真のインパクトと伊藤政則氏の解説のわけわかんなさに眩暈を覚えます。
肝心の内容の方はと言うと、最初は難解でとっつきにくいと感じたものの、聴けば聴くほどやはり素晴らしい。
いま聴き返しても、他にない強烈な個性を放っていて、刺激的です。


QUEENSRYCHE - Rage for Order - London ★★ (2007-04-19 01:11:45)

霧の都の情景が浮かんでくるような、独特の雰囲気を持った曲です。
映画にも使えそう。
こういう曲に、かえって凄みを感じます。


QUEENSRYCHE - The Warning - Warning (2008-04-12 00:19:59)

地味な扱いのようですが、けっこう好きな曲。妙に耳に残ります。
重厚でドラマティックな雰囲気で、これはこれでアルバムのオープニングとして、しっくりきます。


QUIREBOYS - A Bit of What You Fancy ★★ (2007-07-31 00:38:00)

メンバーのルックスから、もっと華やかで派手なロックを予想して聴いたら、意外な地味さに驚かされました。
よく比較対照されるフェイセズは聴いたことがないので分かりませんが、確かにローリング・ストーンズの影響を感じます。
いやー、渋い。でも、若いバンドらしい勢いもしっかりあるので、退屈ではありません。
古臭すぎず、しかし味のあるロックン・ロールが聴きたい時に手の伸びる1枚です。


QUIREBOYS - A Bit of What You Fancy - I Don't Love You Any More (2007-07-31 00:25:45)

し、渋い。
とても'90年代の若いバンドの曲には思えません。
でも、しみじみ良いですね。


RACER X - Getting Heavier - Empty Man (2008-06-08 15:38:21)

イントロがモロにアレな感じですが、曲自体はバラードに近いような哀愁たっぷりのメロディが好ましいです。
ファルセットで歌うジェフの声に、少しゲイリー・バーデンっぽいような雰囲気が感じられるところも、お気に入り。


RACER X - Second Heat ★★ (2008-06-08 15:28:00)

呆れちゃうくらいのツインリード暴走っぷりが清々しいアルバム。
曲の出来とかはともかくとして、この時代にしかあり得ないような速弾き合戦が嬉しいです。
「やりすぎ」「極端」は、ロックの褒め言葉ですよね。