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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1901-2000

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1901-2000
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SADUS - Chemical Exposure - Certain Death ★★ (2022-06-04 21:18:38)

どーなってんのこれ、わけわからん。というのが率直な印象。
でも妙に愛嬌があり、癖になり、そのうち無心で首を振り始めてしまうのでした。
リズミカルで個性的で、それでいて疾走感は十分な爽快スラッシュ。


SANCTUARY - Refuge Denied ★★ (2008-01-14 16:02:00)

デイヴ・ムステインとの関わりからメガデスを意識して聴いたら、第一印象はなんじゃこりゃという感じでしたが、唯一無二の個性は捨て難い、面白いバンドです。
スラッシュを期待して聴くと肩透かしなテンポの曲が並び、ヴォーカルのアクの強い歌唱法も慣れるまでは気持ち悪い感じ。
しかし、聴いているうちにこの風変わりなメタルが癖になり、次第に魅力的に感じられるようになってくるのが不思議。
不気味な雰囲気と奇想天外なメロディが、いつ聴いても新鮮です。
類型的でないバンドを聴きたいという人にはおすすめできます。


SANCTUARY - Refuge Denied - Battle Angels (2008-01-14 16:11:35)

摩訶不思議な歌メロが楽しい曲。
1曲目からインパクト絶大です。


SANTANA - Abraxas ★★ (2006-06-04 19:45:00)

'70年発表の2ndアルバムです。邦題『天の守護神』。ジャケがかっこいーです。
代表曲の「BLACK MAGIC WOMAN / GYPSY QUEEN」収録(でもシングルの時はピーター・グリーン作曲の「BLACK MAGIC WOMAN」単独でのヒットか)。
この頃だと、泣きのギターよりもラテン・リズムの躍動感の魅力にやられます。「SE A CABO(全ては終りぬ)」なんて、短いけど興奮もの。
ボーナス・トラックに次作の「TOUSSAINT L'OVERTURE(祭典)」のライヴ・ヴァージョンが入ってたのも嬉しいです。


SANTANA - Abraxas - Se a Cabo ★★ (2008-07-30 22:42:31)

強力なパーカッションのリズムに、歪んだエレキ・サウンドがかっこいい曲。
3分もしないで終わるのが、もったいない。


SANTANA - Africa Speaks ★★★ (2020-12-29 19:45:20)

2019年に買ったアルバムの中で最も熱かった作品です。
ラジオで途中から聴き始めた曲の歌声のあまりの熱量に興奮していたら、まるでサンタナのような情熱的なギター・ソロが始まり、「この若手バンドはいったい何者!? 今季最高の掘り出し物だ!!」と思ったら、普通にSANTANAだったという・・・。そしてヴォーカルのブイカも40代で、「若手」ではありませんでした。
'99年の『SUPERNATURAL』から20年、七十歳超えのお爺さんに刺激的な作品を求めるなんて・・・と油断して新譜のチェックもしないでいたら、ぶっ飛ばされました。
カルロス・サンタナがというよりは、まず歌・作詞のブイカが魅力的。スペインのマヨルカ出身でラテン・グラミー賞を受賞しているこのシンガーがどれほどアフリカに縁深いかはわかりませんが、今作のアフリカをテーマとした音楽に、強烈なインパクトをもたらしています。めっちゃソウルフル(そしてソロ作の歌唱よりかなりアグレッシヴ!)。
サンタナ御大のプレイも緩さとはいまだ無縁。いやー、尖ってるなー。
ジャンル的にはアフリカ音楽を取り入れたラテン・ロックというくくりになるでしょうか。しかしぶっといエレキ・ギターの音色と気合入りまくりの演奏を聴けば、完全にこれハード・ロックだよなぁという印象です。
功成り名を遂げたベテランがリック・ルービンなんて曲者をプロデューサーに迎えて心機一転、創り上げた意欲作。
メタルじゃなくてもソウルの込められた熱い音楽が好きだという人は是非お試しあれ。


SANTANA - Africa Speaks - Los invisibles ★★★ (2020-12-29 19:49:41)

芯の通った強靭なグルーヴ感と印象的なリフ、心を鷲掴みにする呪術的ヴォーカル。
震えるほど強烈な曲。なのに日本盤はこれだけ対訳なしって・・・どういうこと?


SANTANA - Africa Speaks - Luna hechicera ★★ (2020-12-29 19:55:42)

この曲も魂を持っていかれる。どうしてこんなに揺さぶられるのだろう。


SANTANA - Supernatural ★★ (2016-11-20 22:04:43)

どれほどタイプの違う個性的ゲストを迎えたとしても、ギターが入ってきた時点でサンタナが主役であることが明示されるところに凄味を感じます。
ラテン音楽って、ただ心地よいだけで耳を素通りしてしまうことも多いのですが、耳を惹きつけるユニークで刺激的な曲がそろっています。傑作。


SANTANA - Supernatural - Love of My Life ★★ (2008-07-30 22:52:38)

大人~な雰囲気がいいですね。色気たっぷりで艶っぽい。
この2人、相性ばっちりじゃないですか。


SANTANA - The Best of Santana - Dance Sister Dance (baila Mi Hermana) ★★ (2008-07-30 22:34:57)

途中まで楽しく躍らせてくれたかと思うと、後半の怒涛の展開には血沸き肉踊る気分にさせられます。
いやー、かっこいい。


SANVOISEN - Soul Seasons ★★ (2008-01-19 00:09:00)

ハイトーン・ヴォーカルにツイン・ギターという組み合わせで、帯にはメロディック・パワー・メタルと書いてありましたが、プログレ・メタル系バンドという印象です。
クイーンズライチやコンセプションと比較されるようですが、それなりに個性もあり、メロディ・ラインにはハッとさせられる部分も。
ギターは引き出しの多いタイプで、多彩なフレーズが聴けて、飽きません。リズムも適度に凝っているし、歌詞もシリアスで、決して単純なメタル・バンドに終わらないぞというこだわりを感じます。
長く聴いていけそうな、良いアルバムです。


SANVOISEN - Soul Seasons - Broken Silence (2008-04-11 23:44:46)

スパニッシュと言うか、ラテン風味な、ちょっと変わった曲。
リズミカルかつ叙情的なアコースティック・サウンドに、エモーショナルなヴォーカル。
メタルじゃないですが、こういうの好きだなぁ。


SATAN - Court in the Act ★★ (2006-08-05 00:51:00)

雰囲気たっぷりの不気味なイントロ(1)「INTO THE FIRE」が良い味を出しています。
つづいて轟音の後に(2)「TRIAL BY FIRE」の特徴的なリフ(スピード・ダウンさせたらAMORPHISが使いそうなメロディですね)が疾走し始めるところなんて、かっこいい。たまに出る素っ頓狂なシャウトも面白いなぁ。BLIND GUARDIANがカヴァーしたやつも強烈で良いけれど、イントロとセットのオリジナルは格別の味わいがあります。
NWOBHMらしい勢いにあふれた(4)「NO TURNING BACK」、(6)「BREAK FREE」あたりもお気に入りです。
安っぽくも毒々しいジャケもインパクトがあって面白い。


SATAN - Court in the Act - No Turning Back ★★ (2007-06-20 23:11:56)

リフがとにかくかっこいいですね。
スピード感もかなりのもので、激しくヘッド・バンギングしたくなります。
気合の入ったハイトーン・シャウトも気持ちいい!


SATYRICON - Rebel Extravaganza ★★ (2006-02-06 21:17:00)

正直、ジャケには購入を躊躇わせるものがありました。メイク怖いです。しかし音楽の方も気合十分。
やっぱりブラック・メタルって、普段聴くと気持ち悪くなってくるくらいエグいな~。
昔コンピレーションもので聴いた時はペラペラの音質で、迫力も何もあったもんじゃなかったため、ずっと彼らの作品には手を出してなかったんですが、このアルバムではしっかり重低音も効いて迫力あります。
噂に聞いていたフロストのドラムは本当にとんでもないブラストですね。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - Havoc Vulture (2007-03-26 00:02:18)

まるで'70年代ハード・ロックみたいなリフが面白いです。
ブラックとハード・ロックの融合をかっこよく聴かせてくれる曲って珍しいんじゃないでしょうか。


SAVAGE - Loose 'n Lethal ★★ (2007-06-12 23:51:00)

完全にジャケ買いです。メタル以外ではあり得ない、SF戦闘ものイラストがダサかっこいーです。昔の漫画みたい。
皆さんおっしゃるように、音の悪さがかっこよさにつながっている、荒々しいHM/HRです。
1曲目のインパクトがとにかく強いですが、それ以外の曲も十分に魅力的で、アルバム通してしっかり楽しめます。
いま聴いても強烈。ロックしてます。


SAVAGE - Loose 'n Lethal - Ain't No Fit Place (2007-06-12 23:58:19)

泣き泣きのイントロに、バラードかなと思っていると、途中からしっかりロックし始めます。
メロディアスで哀愁漂う曲ですが、音質が荒くてザラザラチリチリしているあたりが、逆に印象的でかっこよく聴こえたり。


SAVATAGE - Dead Winter Dead ★★ (2006-07-14 23:22:00)

ユーゴスラヴィアの分裂に題材をとった、'95年発表のコンセプト・アルバムです。
曲だけを聴けば、『EDGE OF THORNS』がやっぱり一番かなとも思いますが、ストーリーを追いながら聴くと、このアルバムは本当に感動的。
ジョン・オリヴァが全曲歌っちゃったりすると暑苦しすぎですが、メインがザッカリー・スティーヴンスでジョンがおまけというバランスだと、丁度いいです。
やっぱりSAVATAGEはクリス・オリヴァのギターでないと…という方も多いと思いますが、クリス・キャファリーとアル・ピトレリのコンビも良いメロディとプレイを注ぎ込んでいます。
(6)「THIS ISN'T WHAT WE MEANT」以降の怒涛の展開は、泣きまた泣きの音楽世界を描き出します。(11)「NOT WHAT YOU SEE」で感動が最高潮に達するところなんか、何回もリピートで聴きたくなっちゃうくらい。
ストーリーも話題になり、ヨーロッパではかなり売れた作品だったはず。これはメタルのコンセプト・アルバムの中ではかなりの傑作だと思います。


SAXON - Strong Arm of the Law - Heavy Metal Thunder ★★ (2007-03-05 00:11:34)

何と言っても曲名が良いですね。3割増しで興奮してしまいます。
問答無用の勢いで突っ走り、潔く終わるところがまた良いです。


SAXON - Unleash the Beast ★★ (2006-07-23 20:28:00)

アルバム・タイトルやガーゴイル・ジャケが、「我々はヘヴィ・メタル・バンド以外の何者でもありません」と主張しているかのようです。
本当に'97年の作品かと疑いたくなるほど、昔ながらのHM/HRをやっているのが、逆に眩しかったり。
アルバム後半は特に佳曲がそろっていて、充実しています。(9)「CUT OUT THE DISEASE」はブリティッシュの威厳を感じる密かな名曲。


SCANNER - Ball of the Damned ★★ (2006-08-05 00:03:00)

'96年発表の4thアルバムです。
2ndまでのB級ジャーマンの方が、ある意味インパクトが強く、個性が際立っていた気もしますが、バンドとしては明らかな成長が見られます。
(1)「PUPPET ON A STRING」をゲストのラルフ・シーパースが歌っているのに、2曲目以降も聴き劣りしないくらい、ヴォーカルのハリドン・リーが上手い。もはやB級とは言えません。
スピード・ナンバーだけでなく、ミドル・テンポの楽曲も、メロディがしっかりしていて魅力的。
QUEENの「INNUENDO」をカヴァーするなどという恐れ多いことをやってますが、意外にこれがはまっていて驚きました。


SCANNER - Hypertrace - Warp 7 ★★ (2007-10-17 00:06:31)

SF的な歌詞を元気いっぱいに歌っている曲というだけでも、嬉しくなってしまいます。
ダサいと蔑むのは簡単ですが、これぞヘヴィ・メタルのみが醸し出す魅力と、血が熱く滾ります。
メロディアスに疾走し、ヴォーカルはハイトーン。理屈抜きで燃える。
「オーオオーオーオー! ワープ7ッ!!」


SCARS - SCARS ★★ (2005-10-07 21:15:00)

ゲイリー・ムーアが、SKUNK ANANSIEのキャス・ルイス(b)とPRIMAL SCREAMのダリン・ムーニー(ds)の2人と組んで、'02年に出したアルバムです。
メンバー的に、けっこうモダンになりそうなものですが、意外に渋いブルーズ・ロックが大半です。
まあ、「WASN'T BORN IN CHICAGO」なんかはリズム・トラックが現代風ですが。
しっかりエネルギッシュだし、ザラついた太い音が気持ち良いです。プロデュースのクリス・タンガリーデスって、やっぱりハードなギターの音を録るの上手いんだなぁ。
あまりメロディアスではないですが、最近はまって繰り返し聴いてます。
雰囲気が良いんですよね。秋に合うのかな。


SCATTERBRAIN - Scamboogery ★★ (2007-09-01 00:09:00)

このジャケを見るといつも「ネウロ」を思い出します。
とにかく聴く人を楽しませようとしているかのような、明るくて馬鹿っぽいごった煮音楽。
メタル耳にも魅力的な程度の激しさは保ちつつ、ノリノリでファンキーかつユニークな曲の数々は、音楽って楽しいよねと語りかけてきます。


SCATTERBRAIN - Scamboogery - Logic (2007-09-01 00:14:34)

サビの爽やかなコーラスが良いですね。
ひねくれていて皮肉を混ぜ込みながらも実は真面目に訴えている歌詞も秀逸。


SCORPIONS ★★ (2003-11-26 23:37:00)

>渡り烏さん
私もマティアス在籍時のファンです(ウリ時代も好きですが)。今も彼らは素晴らしい曲をつくり続けているし、もはやHR/HMとも言い難い『EYE II EYE』ですらも最上級の哀愁ハード・ポップで、感動的です。
「甘く切ない」という言葉はクラウスの歌声を言い表わすのにぴったりですね。あの声で歌われるだけで、大半の曲は3~8割増しに魅力的に聴こえます(当社比)。もちろんメロディ自体も良いのですが。
それにしても、あれだけのキャリアで、未だに曲づくりの才能が衰えないだけでなく、新しいサウンドにも挑戦していく姿勢には脱帽です。これからもSCORPIONSからは目が離せません。


SCORPIONS - Blackout - No One Like You ★★★ (2007-10-25 00:50:38)

切れ味の鋭さと、哀愁度のバランスが絶品。
マティアス&ルドルフのギターに、クラウスの歌声の生むマジックが素晴らしいです。


SCORPIONS - Crazy World - Wind of Change ★★★ (2007-02-05 00:44:18)

私も最初はまあまあの曲かなと思っていましたが、『MOMENT OF GLORY』のヴァージョンを聴いた時、いきなりギター・ソロのメロディに感動が押し寄せてきて、はまりました。
後でオリジナルを聴き直して、魅力を再確認。本当に感動的な曲です。


SCORPIONS - Eye II Eye ★★ (2007-10-25 00:58:00)

なぜか新作のレビュー欄の方で、けなされまくってるような気がしますが、このアルバム、大好きです。
HM/HRからちょっと外れたようなアレンジの曲が多いのは確かですが、曲は相変わらず素晴らしいし、いつも同じような作品を出されるよりはずっと良いです。
特に好きなのはタイトル曲の(6)で、歌詞を知ってから聴くと、泣けてきます。


SCORPIONS - Eye II Eye - Eye to Eye ★★ (2007-11-02 00:05:49)

ハード・ロックどころか、ロックですらないと言われそうな曲ですが、たまらなく泣けてきます。
けっこう抑揚も控えめの、地味で落ち着いた曲ですが、しみじみと胸に染みます。
亡くなった大切な人に語りかける歌詞が切ないんです。


SCORPIONS - Fly to the Rainbow - This Is My Song ★★ (2007-10-25 00:34:48)

派手さは少なく、けっこう素朴な曲だと思いますが、胸に染みてくる感じです。
フェイド・イン、フェイド・アウトが似合っています。


SCORPIONS - Love at First Sting - Rock You Like a Hurricane ★★★ (2023-06-10 20:56:23)

私も昔は平凡だと思っていました。
〇十年後にも普通に口ずさめる曲(歌メロのみならずギターまで)の価値がわかったのはここ10年くらいです。


SCORPIONS - Pure Instinct ★★ (2005-10-30 20:58:00)

いつものことながら、ジャケと中身のギャップが激しすぎます(泣)。哀愁のメロディがいっぱい詰まった名盤なのに、このアートワークでは・・・。
バグパイプを使った「WILD CHILD」をラジオで聴き、あまりの素晴らしさに翌日CD屋で買い求めました。
クラウス・マイネの愁いを帯びた歌声と、美しいギター・メロディの数々に完全にノック・アウトされました。
フライングVさんがおっしゃるように、まるでバラード・ベストみたいに、バラードの名曲が多く収録されています。
メタル・バンドとしてのスコーピオンズを期待すると外れなのかもしれませんが、メロディアスな哀愁曲が好きな人にとっては、たまらないアルバムだと思います。
ウリ時代のアルバムより、最近のスコーピオンズのアルバムの方が好きな私にとって、これは最高の名盤です。
アコースティック・ライヴのDVDで「YOU AND I」が聴衆に大いに受け入れられていたのには、感動しました。


SCORPIONS - Pure Instinct - Wild Child ★★★ (2007-11-01 23:57:29)

バグパイプの使い方が上手いですね。
一聴目で虜になったくらい、魅力的な曲です。


SCORPIONS - Rock Believer - Rock Believer (2022-12-21 21:00:22)

そんなに派手に盛り上がるわけではない、ちょっと「Wind of Change」にも通じる素朴な、そこそこ哀愁曲です。
でもこの曲調で、穏やかにロック信者仲間に向けて「叫ぼう」と呼びかけられると、拳を振り上げて合唱しないわけにはいきません。
妙に泣ける。


SCORPIONS - Tokyo Tapes - Kojo No Tsuki ★★ (2007-10-25 00:38:52)

選曲に拍手です。
しかしこのギター・ソロ、おいしいなぁ。


SCORPIONS - Virgin Killer ★★ (2007-11-01 23:50:00)

私も以前はこのジャケけっこう好きで、買う時も別に恥ずかしくなかったんですが、それなりに大人になって考えると、被写体の少女がもし小学生とかそれくらいなら、犯罪だし酷い行いだなと思うようになりました。まあ彼らの他のアルバムのエッチなアートワークは好きですけどね。
しかし楽曲の方は、文句なしに凄い出来です(ウリの歌以外)。
この当時の彼らの、切れ味鋭くもダークで哀感の強いハード・ロックは、他で聴けない魅力がありますね。
1曲目の「PICTURED LIFE」だけでも、気絶するほどかっこいい。


SEBASTIAN BACH - Bring 'em Bach Alive! ★★ (2007-11-18 23:32:00)

セバスチャン・バックの'98年発表の1stアルバムです。
新作が出るので聴き返しましたが、やっぱりこれ、1stソロと言うよりはスキッド・ロウのライヴ盤に聴こえますね。
国内盤は新曲4曲に、スキッド・ロウ時代の曲のライヴ13曲(あとおまけでブルー・オイスター・カルトの「ゴジラ」も)。
オリジナル4曲も悪くないんですが、この構成ではおまけとしか評価できません。
でもまあ、そんなことはどうでもよくて、やっぱりバズの歌うロックはかっこいいなぁと楽しむためのアルバムなんですね、結局。


SECRET SPHERE - A Time Nevercome ★★ (2006-05-13 21:23:00)

ちょっと展開が多く、プログレっぽさも持った疾走シンフォ・メタルという感じでしょうか。
聴いていて、疾走するところよりも、静かで叙情的なパートの方に魅力を感じます。それもまあ、静と動の対比により生じた魅力とも言えますが。
けっこう意外性のあるアレンジにハッとさせられたりして、(3)「UNDER THE FLAG OF MARY READ」中盤のヴォーカル・パートとか、(5)「EMOTIONS」にサックスが使われているのも面白いです。
コンセプトの幻想的なストーリーや、ジャケのデザインはかなりそそるものがありました。
多少ヴォーカルが不安定だったり、音づかいが安っぽかったりという不満点もなきにしもあらずですが、十分楽しめる良いアルバムです。こういうヴォーカル、けっこう好きだし。
ところで(10)「LOST LAND OF LYONESSE」にボーナス・トラックって書いてありますが歌詞もコンセプトに入ってるし、バランス的にもないとおかしいのに、何故ボーナス扱いなんでしょう?


SENTENCED - Amok ★★ (2006-04-20 20:52:00)

初めて聴いたメロディック・デスメタルのアルバムだったので、出会いは本当に衝撃的でした。
いま聴けば音楽的には全然デスメタルじゃないなとも思いますが、濁声にメロディアスなメタル、味付けに女声もありという組み合わせには、心底しびれました。
その後、メロデスの有名どころを次々買い求めたのは言うまでもありませんが、それでもこのアルバムの輝きは色褪せていません。と言うか、彼ら自身の作品も含めて、同じようなアルバムを聴いたことがありません。
印象的なリフ、メロディアスなギター・ソロ、何よりも叫ぶだけでなくしっかり歌メロを追っているヴォーカル。普通にヘヴィ・メタルとしてかっこいいです。
まあ正直、最近の洗練されたメロデスと比べちゃうと、垢抜けないなぁとかクサすぎるという感じもしますが、そこもまた魅力。
好きな曲は、全曲です。


SENTENCED - Amok - Forever Lost ★★★ (2007-05-25 01:15:34)

よくこれだけ印象的なメロディを書けるなぁと思うくらい、かっこよくて魅力的なメロディにあふれた曲です。アイアン・メイデンにも匹敵しそうな作曲センス。
こんなに哀愁漂う「yeah yeah」や「wow wow」なんて、聴いたことありません。
リフもソロも全てが素晴らしく、もっともっと聴いていたくなるので、7分以上もあることなんて、言われなきゃ気づきませんでした。
メロデスの中では最高に好きな曲ですが、こういうメロデスって、他に聴いたことがないんですよね。孤高の名曲です。


SENTENCED - Love & Death - The Way I Wanna Go ★★ (2007-05-25 01:21:20)

ギター・ソロのメロディが絶品です。リフの音色も面白い。けっこうアレンジが凝ってますね。
やけくそ気味の叫びもいい味出ています。「アアアッ!」


SENTENCED - Shadows of the Past ★★ (2005-11-12 21:05:00)

『DOWN』以降のメランコリック路線や、メロディック・デスの超名盤『AMOK』なんかと比べると、普通にデス・メタルなこの1stは、あまり人気がないみたいですね。
まあ、影が薄いのも当然だとは思いますが、2ndよりは好きです。
今となっては暴虐性もさほどではないですが、北欧らしい冷たい空気や、いかにもデス・メタル的な邪悪な雰囲気は、けっこう楽しめます。


SENTENCED - The Cold White Light ★★ (2006-04-20 21:03:00)

『AMOK』が大好きだったために、なかなか『DOWN』以降の作は馴染めなかったのですが、その大きな要因は、ヴォーカルの無表情さでした(ファンの人ごめんなさい)。
ところが最初はほとんど惰性で買ったこのアルバムでは、歌唱の表情がぐっと広がり、いきなり興奮することができました。歌メロもかなりキャッチーに。
けっこうノリノリだったりして、暗さや絶望感では前作の方が上かもしれませんが、感情はこちらの方が伝わってきました。
救いのない歌の合間に(8)「YOU ARE THE ONE」みたいなラヴ・ソングが入っていると、余計に泣けます。


SENTENCED - The Cold White Light ★★ (2006-04-26 23:33:00)

>ヴィレさん
私もゴシック・メタルとかの無表情歌唱は逆に好きだったりするので、『DOWN』も嫌いではなかったんです。
ただ、初めに期待していたのがメロデスから続く激情路線だったので(^^;
バンド名が変わってれば、問題なかったんですけどね~。
でもまあ、その呪縛から解き放ってくれたのが、『THE COLD WHITE LIGHT』だったわけです。
今では、幅の広い哀愁メタル・バンドとして受け入れることができるようになりました。


SENTENCED - The Cold White Light - Cross My Heart and Hope to Die ★★★ (2007-05-14 01:34:41)

最初はほどほどに好きな曲という感じだったのですが、ジワジワと効いてきて、歌詞を読みながら聴いていたら、涙腺に強い刺激が…。
激情迸る悲しみの名曲です。


SENTENCED - The Funeral Album ★★ (2006-05-23 23:52:00)

アルバム・タイトル等から、悲しみに満ちた音を想像していたのですが、聴いてみると意外にノリノリだし余裕やユーモアも感じられ、一本とられた感じです。
なんかレコーディングが終わった後に、肩の荷を下ろして良いムードで打ち上げをしているメンバーの姿が目に見えるようです。
新味も加えつつ集大成的でもある作品で、まさしく彼らのラスト・アルバムに相応しい出来。最初は少し違和感も感じたのですが、聴けば聴くほどはまってしまい、前作以上にお気に入りになりそうです。
一番好きなのは(4)「HER LAST 5 MINUTES」ですが、後の曲もみんな甲乙つけ難いですね。
どうでもいいことですが、「DRAIN ME」が「ドリーミー」って聴こえて、妙にほのぼのした気分になってしまうのは私だけでしょうか。「マイ・ダーリン」とか言ってるし。


SENTENCED - The Funeral Album - End of the Road ★★★ (2009-03-01 17:48:28)

「KARU」からの流れで聴くと、始まりからもう、胸がつまります。
穏やかで、どこか暖かい雰囲気があります。ただ悲しいだけでなく、良い思い出を甦らせてくれるような、鎮魂曲。


SENTENCED - The Funeral Album - Her Last 5 Minutes ★★ (2009-03-01 17:37:29)

歌が終わってからの演奏が、切なすぎます。ほんの少し流れる儚いメロディに泣かされます。


SENTENCED - The Funeral Album - Lower the Flags ★★ (2009-03-01 17:43:11)

歌詞が辛いです。誰をイメージした曲だったんでしょう。
派手に泣きすぎない抑えた表現がまた、悲哀を強く感じさせます。


SENTENCED - The Funeral Album - We Are but Falling Leaves ★★★ (2009-03-01 17:30:26)

誰もが死ぬという厳然たる事実を歌う、抑制された歌声。
藻屑さんのおっしゃるように、優しくて、綺麗な曲。
美しいギターソロ。そして伴奏。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - The Great Mass - Mad Architect ★★ (2023-04-09 21:04:06)

デス・メタルというよりも現代音楽風ですが、焦燥感をあおる寒々しいオケの不気味さが印象的で、繰り返し聴きたくなります。
歌詞は自ら設計した迷路に閉じ込められた建築家の曲って感じでしょうか。


SEPULTURA - Against - Kamaitachi (2007-12-24 16:44:20)

鼓童と共演したインスト。
重々しい和太鼓や笛の音が、ヘヴィ・リフと相俟って奇怪な雰囲気を生み出していて、面白いです。
ただ、せっかくの共演、この1曲だけでは、あまりに物足りない。


SEPULTURA - Arise - Desperate Cry ★★ (2007-12-24 16:30:38)

激烈な攻撃性と、不意に出現する哀感との対比がたまりません。
張りつめた緊張感に息を呑みます。


SEPULTURA - Beneath the Remains - Mass Hypnosis (2007-02-25 00:37:25)

ストイックなまでにスラッシュ・メタル。リフもかっこいい。
アンドレアスのソロが叙情的で良いなぁ。ドラムも強力。


SEPULTURA - Chaos A.D. ★★ (2005-11-09 20:27:00)

このアルバムはジャケ買いでした。まだスラッシュ・メタルとかをほとんど聴いたことがない頃だったので、特に違和感もなく聴いてました。
いま聴き返すと、スラッシュの名盤とされる『ARISE』と、トライバル・リズムを用いたモダン・ヘヴィ・ミュージックの超名盤『ROOTS』の中間的作品ということで、ありそうで他にない面白い作風。
速い曲は少ないですが、ミドル・テンポのヘヴィな曲でイゴールの叩き出す奇妙なノリのリズムが、やたらに心地良いです。
社会的でシリアスな歌詞も強烈。どっちかというとハードコアっぽいヒリヒリした雰囲気。
地味な位置づけの作品かもしれないけど、これも良いアルバムです。


SEPULTURA - Chaos A.D. - Refuse/Resist ★★★ (2009-01-12 00:04:39)

気づくとはまってる、魔力的な魅力を持った曲。
独特なグルーヴに翻弄されちゃいます。


SEPULTURA - Dante XXI ★★ (2007-02-01 01:01:00)

一応スタジオ・アルバムとしては10thアルバムになるでしょうか。'06年発表。
ダンテの『神曲』を現代と絡めて描写したコンセプト・アルバムということで、かなりの意欲作という印象です。ヨーロッパのクラシカルなサウンドのメタル・バンドが『神曲』を取り上げるのなら分かりやすいですが、彼らがやるというのには驚きました。
いきなり冒頭で米英や国連批判をぶちかましていたり、実に「らしい」感じに料理していて面白いです。個人的にはダンテの宗教的倫理観にはちょっと不快感も覚えるので、ストーリーに忠実より、いじってあった方がとっつきやすい感じ。
地獄篇、煉獄篇と来て、天国篇でも救いがない辺りが興味深いです。『NATION』みたいなストレートなメッセージも良いですが、こういうひねった形にすると皮肉も効いて来ます。
サウンド的には色々凝ったこともしていますし、相変わらずジャンルごった煮な音楽性ですが、アルバム全体ではちゃんと統一感のある作品になっているのも良いですね。(ただし、日本盤ボーナス・トラックの余韻ぶち壊しの入れ方はマイナス。JPの「復讐の叫び」という選曲はナイスですが)
マックス脱退後も彼らは良いアルバムをつくってきたし、今回もバンドの新たな代表作と言えるくらいの力作だと思いますが…イゴール離脱が一時的なものであって欲しい。


SEPULTURA - Dante XXI - Ostia ★★ (2009-01-14 20:32:34)

ド迫力のハードコア・ヴォーカルに、不気味なリフ。
そこにチェロやピアノ、キーボード等の音が絡むユニークなアレンジ。
いやー、刺激的です。


SEPULTURA - Nation - Uma Cura (2009-01-11 23:59:23)

およそメタル的じゃない音づかいとか、面白くて好き。
地味なところで実験的だったりして、やっぱり目が離せないんですよね、このバンド。


SEPULTURA - Roots ★★ (2007-12-24 16:38:00)

『CHAOS A.D.』の時点でも既に兆しはあったとはいえ、これほど一気にトライバル路線を徹底したというのは、やはり衝撃でした。
真に過激であり、個性的であり、ロック史に残る名作中の名作です。
ジャケもインパクト大。
多くのフォロワーを生み、新たなジャンルを生み出したとさえ言える、超重要アルバム。
スラッシュ原理主義者以外のヘヴィネス好きの方には、必聴盤です。


SEPULTURA - Roots - Ratamahatta ★★★ (2007-02-18 01:43:37)

ある日いきなりこの曲がとんでもなくかっこよく聴こえて、はまっちゃいました。
トライバル・リズムとヘヴィ・ミュージックの融合具合が上手いです。
ここからチンバラーダやカルリーニョス・ブラウンのソロに手を出したりして、色々な音楽に触れられたので、けっこう思い出深い曲です。


SEPULTURA - The Mediator Between Head and Hands Must Be the Heart ★★★ (2022-05-21 20:52:17)

'13年の13thアルバムです。
他作品との比較は要りません。
傑作。鬼気迫るシリアス雑食メタルです。
だってこんなもん聴かされて、絶賛以外できませんよ。捨て曲なしのヘヴィ・ミュージック。勝手に血が騒ぎ、肉が踊っちゃうのに、何を論ずる必要がありますか?
こういう音楽に何年かに一度奇跡的に出会えるからメタラーやってるんです。
音楽に心血魂注いだ馬鹿野郎どもの一つの到達点です。凄いよ。
この作品に至って初めて本当に心底、マックス時代との比較が意味を失ったと感じました。
HEAVY METALって深いなー。
ただし、スピードとメロディが主な価値基準の人にはお薦めしません。爆走はしますが、そういうメタルではありません。
精神的なヘヴィネス、感情の爆発が肝となるメタルです。ガチでメタルに生涯を捧げているんだろうな、このメンバー・・・。


SEPULTURA - The Mediator Between Head and Hands Must Be the Heart - Manipulation of Tragedy ★★ (2022-05-21 21:01:28)

この曲だけでいくつのジャンル、どれだけの音楽要素が消化されているのでしょうか。
そして非常に多くの要素が溶け合ったそれを真剣にメタルとして再構築し、感情を乗せて表現する。
結果、背筋が寒くなるほどの音楽を作り出しています。
未だに新しく、異端の先鋭メタルです。真に過激なバンドの、名曲。


SERPENT - Cradle Of Insanity - Siren Night ★★ (2008-03-18 00:02:54)

まさしく悶絶もののメロディですね。
最初のリフからもう、頬が緩みます。


SEVENDUST - Home - Licking Cream ★★ (2008-11-07 19:29:28)

いやほんと、この組み合わせは、相性いいですね。
曲も緊迫感があってかっこいい。
それにしてもスキンの声は力があるなぁ。


SEVENTH KEY - The Raging Fire - You Cross the Line ★★ (2023-03-26 21:45:47)

歌、うっまいなぁ!
抑え気味にじっくり聴かせるこのタイプの曲を、まったく弛ませずに感動的に歌いあげています。


SEVENTH WONDER - The Testament ★★★ (2023-02-04 19:08:15)

'22年の6thフル・アルバムです。前作が充実したコンセプト・アルバムで、かなりずっしりくる内容だっただけに、今作はより自由で清々しく爽やかな印象。
プログレッシヴなメタルというと、重い・暗い・面倒くさいバンドばかりが好きな私ですが、好みと多少ずれていても、これだけ曲が良いと文句のつけようがありません。
確かなテクニックと卓越した表現力で、難しい曲もストレスフリーに、さらっと聴かせてくれる、メロディアスな快作です。
ここまでくると比較対象はDREAM THEATERの『IMAGES AND WORDS』と言っちゃって良いんじゃないでしょうか。
(2)「The Light」、(9)「 Elegy」が特にお気に入り。


SEVENTH WONDER - The Testament - The Light ★★ (2023-02-04 19:24:44)

非常に歯切れよく、軽快でありながらもほどよく凝っていて、難しいはずなのにスムーズで、切々と訴えかけてくるのに晴れやか。
自由自在な表現に驚かされつつも、実に心地よい曲です。


SEX MACHINEGUNS - Barbe-Q★マイケル - とうちゃん (2016-09-11 20:09:06)

最近なんか、身につまされた曲です。
最初はもちろんあの曲にそっくりということでふざけた印象が強かったのですが、歌詞にちょっとずつ共感が深まり、応援ソングとして聴いています(冷静に考えると寂しい)。
アルバムの流れでは次曲と一緒に聴くと、さらに切なくなります。


SEX MACHINEGUNS - MADE IN JAPAN - ONIGUNSOW ★★ (2008-09-01 22:56:22)

歌詞が泣けますね。
今は好き嫌いもほとんどなくなりましたが、小学生の頃は好き嫌いが激しかったなぁ。
追い詰められるようなスピード感もまた、焦りを生じさせて憂愁を呼び込みます。


SEX PISTOLS - Never Mind the Bollocks Here’s the Sex Pistols - God Save the Queen ★★ (2007-02-18 01:58:11)

ひー、なんという歌詞!
でも、これでこそロックって感じ。


SHADOW GALLERY - Carved in Stone ★★ (2006-08-23 20:29:00)

水彩画のように淡い哀愁を感じさせるドラマティック・プログレ・ハードが楽しめます。
基本的には美しく透明感のある音世界という感じで、まさしく癒し系。キーボードやフルートがいい味だしています。
逆にたまにヘヴィな曲が入ると、邪魔に感じてしまうくらい。次作みたいにヘヴィなテーマで気合を入れすぎたプログレ・メタルを演っても、何か違和感を感じてしまうのです。ヴォーカルのタイプがあまりメタル向きじゃないせいでしょうか。
お気に入りは、恐らく旧約聖書にあるバベルの塔の崩壊に題材を採ったと思しき(5)「DO'NT EVER CRY, JUST REMEMBER」です。前後のインスト曲のつながりも良い。


SHADOW GALLERY - Tyranny - Act II: Spoken Words ★★ (2007-04-19 00:20:06)

どこまでももの悲しいバラードです。
ゲストのローラ・ジェイガーとの絡みも良いですが、珍しくマイク・ベイガーの声が泣いていて、哀感が強く出ているのが好みです。


SHAMAN - Reason ★★ (2005-11-07 20:36:00)

1stアルバムとはガラッと色合いを変え、ダークな質感が支配するようになった2ndアルバムです。ここからバンド名がSHAAMANに。
拡散ではなく収縮へと向かう方向性。南米の開放的なスピリットではなく、北欧の凍てついた魂が忍び込んできたようなサウンドです。
いきなり1曲目の「TURN AWAY」がヘヴィなので面食らいますが、全体的にはピアノや弦楽隊によるクラシカルなアレンジなどを取り入れた、美しくも翳りを帯びたメタル・アルバムです。パーカッシヴな要素も残ってはいますが、あまり目立ちません。
3曲目に入っているゴシックの帝王THE SISTERS OF MERCYのカヴァー「MORE」も、特に違和感は感じられません。THE SISTERS OF MERCYの曲はよくメタル・バンドにカヴァーされますね。
こういう音楽性だと、(4)「INNOCENCE」みたいな静かな曲をもうちょっと増やしてもらった方が好みなんですが、それじゃメタルと言えなくなるかな。
期待してた方向性とは違いますが、毎回目先を変えて挑戦する姿勢は良いと思います。これが彼らにしかできない音楽かというと、ちょっと疑問ですが。
スピード・メタルを期待すると痛い目にあいますが、ゴシック・メタルや哀愁曲が好きな人にはおすすめできます。
ちょっと色っぽいブックレットの中の写真も良いです。


SHAMAN - Reason - Innocence ★★ (2007-12-22 16:34:06)

落ち着いた導入からドラマティックに盛り上がるけれども、あくまで拭い切れぬ喪失感や悲しみを引きずるようなメロディが美しいです。


SHAMAN - Ritual ★★ (2005-11-06 21:00:00)

アンドレ・マトスに求めるメタル作品として、ほぼ理想的な出来の傑作です。『HOLY LAND』に並び、ヘヴィ・メタルというジャンルにとって意義深い作品。
クラシカルなシンフォ・メタルとしての要素は自然に融合し、あまり派手ではありませんが、もちろんしっかり入ってます。ブラジリアン・メタルとしての民族色も『HOLY LAND』とはまたちょっと違った感じですが色濃くて、彼らならではの色がしっかり出ています。
ヒューゴ・マリウッティのギターも、曲に合わせ、メロディを大事にしていて、好感が持てます。
映像が浮かんできそうなインストゥルメンタル「ANCIENT WINDS」からアンディ節炸裂の「HERE I AM」への流れは、最高のオープニング。
(4)「FOR TOMORROW」、(7)「FAIRY TALE」のような美しくスピリチュアルな曲、(5)「TIME WILL COME」、(6)「OVER YOUR HEAD」のようなエモーショナルな曲が与えてくれる感動は、このアルバムでないと味わえない種類のものですね。
ラストのスピード・メタル「PRIDE」だけは正直浮いちゃってますが、まあ楽しいプレゼントということで。


SHAMAN - Ritual - For Tomorrow ★★ (2005-11-06 20:50:44)

ワールド・メタルの名曲です。
ペルーのミュージシャンを起用するなどして生まれたスピリチュアルな感触が、バンド名にとても合っています。
フルート、パーカッション、アコギ、エレクトリック・ヴァイオリンなどの暖かいサウンド、独特のコーラスが面白いです。ギター・ソロもエモーショナルで良いなぁ。
アンドレの個性的な声、変わったメロディ・センスも、重要な武器になってますね。


SIAM SHADE - SIAM SHADE Ⅱ - CALLING (2007-02-17 23:19:03)

冷静に聴くと歌詞がちょっと気恥ずかしくなるんですが、切なくて良い曲です。
このアルバムでは一番好き。


SICK OF IT ALL - Built to Last ★★ (2007-10-04 01:12:00)

前作の重苦しさに比べると、吹っ切れたかのようにノリノリで、爽快なアルバム。
激しいし、シリアスなのに、どこか朗らかで、元気を分けてくれるような作品です。
「ふろーたけーよ♪」
確かにそう聴こえますね(笑)


SICK OF IT ALL - Scratch the Surface - Consume (2009-01-31 18:03:11)

タメの効いたリフ、リズムが癖になります。
ヘヴィなのにそこはかとなく哀愁も感じさせるサビ部分もお気に入り。


SIGH - Imaginary Sonicscape - Scarlet Dream (2021-02-28 11:43:00)

ギャグなんだか本気なんだかよくわからない珍妙な音色の数々、脱力を誘うコーラス、途中のはレゲエ?
うーん、マジカル・パワー・マコを初めて聴いた時のような衝撃です。文字通りなんでもあり。
ブラック・メタルには無限の可能性があるということを知らしめるかのような迷曲。こういうセンス、好きデス。


SIKTH - The Trees Are Dead & Dried Out Wait for Something Wild ★★ (2007-05-23 00:00:00)

カオティックと言うかミクスチャーと言うか、このごちゃ混ぜ具合はやはり強烈ですね。皆さん指摘されてますが、やはりTHE DILLINGER ESCAPE PLANやSLIPKNOTあたりが真っ先に思い浮かびました。
最初はポップな歌メロのところに少々あざとさを感じて、あまり好きになれなかったんですが、歌詞を読んだら、その奇天烈さ加減に惚れました。やっぱり変態。このブラック・ユーモアはイギリス人ならではという感じ。
ただでさえ情報量過多な上に、曲数が多くて疲れるけど、楽しい作品です。


SIKTH - The Trees Are Dead & Dried Out Wait for Something Wild - Can't We All Dream? (2007-05-23 00:05:44)

8分を超える長い曲ですが、非常に雰囲気があって、聴かせます。
歌詞もシリアスだし、エモーショナルなバラードとも言える曲です。もちろん捻くれたところもありますが。


SILENT FORCE - Infatuator - Infatuator (2007-03-02 23:54:49)

確かにロブっぽい声を出してますね。まだちょっとお行儀がいい感じですが、もっとクレイジーになれば、そっくり。
D.C.クーパーの味が出た曲とは言い難いですが、新鮮味はあって、興味深いです。


SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY - Návaz - Zlatohlav ★★★ (2023-10-07 21:10:53)

この曲には、かなりハマりました。優美な舞踏曲といった趣の、チェロとヴァイオリンのゆったりとしつつも踊るような演奏。チェコ語の異国情緒あふれる響き(あの巻き舌がたまらない!)が魅力的な、深みのある歌。
しっかりメタルのバンド・サウンドではあるのですが、メタル関係なく幅広く様々な音楽ファンに訴求できそうな可能性を持った名曲です。
一度聴き始めると、何度もリピートしてしまいます。


SILVER GINGER 5 - Black Leather Mojo - Girls Are Better Than Boys (2007-07-31 00:52:01)

タイトルがまず良いですね。歌詞もそのまんまだけど、例えがいちいち面白い。
ジンジャーらしくポップでロックで、でもなんかキュートな、楽しい曲です。


SILVERTIDE - Show and Tell ★★ (2005-11-22 20:40:00)

全然新人の作品っていう感じがしない、完成度の高い作品です。
勢いで突っ走るばかりの衝動ロックではなくて、かっこいいけど渋い魅力を持った作品。でも十分にエネルギッシュ。
リズム隊の心地よいグルーヴといい、ヴォーカルの歌いまわしといい、ギターのさりげないセンスの良さといい、余裕さえ感じさせる巧みさに痺れます。
昨年のうちは「良いな」くらいの印象だったんですが、聴いてるうちにどんどんはまってきて、「最高!」に変わってきました。
(5)「BLUE JEANS」の早口ヴォーカルとか、大好きです。


SILVERTIDE - Show and Tell - Blue Jeans ★★★ (2007-11-23 00:20:46)

ヴォーカルの歌いまわしひとつでも、ロック・スター的な天性のかっこよさが伝わって来ます。
絶品。


SINERGY - Beware the Heavens - The Fourth World ★★ (2008-03-15 22:43:10)

やたら威勢のいいファンタジックな歌詞に、キンバリー嬢の悩ましげで可憐な歌声が乗ると、そこはもう別世界。
メロディもアルバム中屈指の出来ですが、とにかく独特の雰囲気が癖になります。


SINERGY - Suicide by My Side ★★ (2007-02-24 14:02:00)

↑で何人かの方がおっしゃってますが、本当に1stの時と比べると、キンバリー嬢のヴォーカルが強力になっていて、驚きました。
キンちゃんのキャラもけっこうキュートで好きだったし、これだけのレベルの作品がつくれるのなら、メンバーが変わっても続けて欲しいですね。
アルバム・タイトルや痰の音とかは苦手なんですが、良いアルバムだと思います。


SINNER - Touch of Sin - Emerald ★★ (2007-03-02 23:49:17)

リフが好きです。メロディアスで良い曲。


SIXRIDE - TICKET TO RIDE - DEC. ★★ (2008-08-25 22:23:54)

ベタベタな歌謡ロックですが、ここまで感情移入たっぷりにやられると、インパクトあります。
演奏もかっこいい。


SKID ROW (UK) - 34 Hours ★★ (2005-10-08 18:30:00)

以前、アメリカのスキッド・ロウの作品と間違えて買いそうになりました。そういう人がたぶん他にも何人かいるはず。結局その後で、ゲイリー・ムーア目当てで買ったわけですが。
曲が組曲風になってたりして、最初の印象は「プログレっぽいな」でした。
ジャズやブルーズの影響が強くて、音も時代を感じさせるので、メタル耳には辛いかもしれません。
1曲目の「魔女の夜/あくる朝」の雰囲気が好きです。


SKID ROW (UK) - 34 Hours - The Love Story, Parts 1-4 ★★ (2007-07-23 23:53:06)

4つのパートに分かれた組曲になっています。
どこに転がっていくか分からない奇天烈な曲展開が楽しいです。
ヴォーカルもちょっと変態的で面白い。


SKID ROW - Skid Row ★★ (2007-11-18 23:42:00)

たとえポップであったりキャッチーであったりすることを否定してコアでヘヴィなものを持ち上げる気持ちが働いても、これだけエネルギッシュなものを提示されては、肯定せざるを得ません。
メロディや雰囲気がとっつきやすくとも、手加減一切なし、全力投球のロックです。
たぶん100年後に聴いてもハイパーな作品じゃないでしょうか。
絶対、若いうちに聴いておきたいアルバム。


SKID ROW - Skid Row - 18 and Life ★★★ (2005-10-28 22:02:34)

正直、歌詞はちょっと好きじゃないんですが、この歌には泣かされます。
バズの感情移入の度合いが半端じゃない。聴く度に涙が出そうになります。
HM/HRのバラード的な曲は、こういう激しい表現ができるのが魅力だと思います。


SKID ROW - Skid Row - Sweet Little Sister ★★★ (2007-11-19 00:00:56)

エッチで明るくノリノリでキャッチー、尚且つかっこいいなんて、完璧ですね。
こんな曲が1曲でも作れたら、それだけでそのバンドは特別です。