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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2201-2300

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2201-2300
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THE NEFILIM - Zoon ★★ (2007-12-18 23:31:00)

イギリスのゴシック・ロック・バンドFIELDS OF THE NEPHILIMのヴォーカル、カール・マッコイ率いるインダストリアル・メタル・バンドの、'96年発表の1stです。(なぜかバンド名はNEPHILIMじゃなくNEFILIMなんですね)
カールはMORGOTHやSLAYERに影響されたようで、ここでは完全に激重メタル化しています。
ゴシック的な暗黒風味やホラーっぽい邪悪さも保ちつつ、インダストリアル的味つけの、ほとんどデス・メタルにも近いゴリ押しエクストリーム・メタル・サウンドが、やたらにヘヴィでかっこいー。
隙間なく打ち鳴らされる高速ドラムに、冷徹な重低音リフ、重々しい濁声ヴォーカル。そこに混ぜこまれたゴシック由来の暗鬱メロディ。美味しすぎます。
インダストリアル好きにも、デス/ゴシック好きにもアピールする、隠れた名作だと思います。


THE NEFILIM - Zoon - Pazuzu (Black Rain) (2007-12-18 23:46:37)

もはやほとんどデスメタルに。
ヴォーカルはデス・ヴォイスで、アンチ・キリストの冒涜的歌詞を叫んでいます。
エグいまでに憎悪と激音を叩きつける、邪悪な漆黒メタルです。


THE NEFILIM - Zoon - Shine ★★★ (2007-12-18 23:41:06)

陰鬱極まりない絶望ゴシックと、暴力的インダストリアル・メタルの融合。
北欧慟哭メロデスにも近いものを感じます。
振り絞るダミ声の悲愴感が素敵デス。


THE OFFSPRING - Smash - Come Out and Play (2007-05-19 00:57:17)

アホっぽいノリが良いですね。
ちょっとデッド・ケネディーズを思い起こしました。歌詞も諷刺が効いてるし。


THE PILLOWS - Please Mr. Lostman ★★★ (2016-03-20 21:01:43)

後にも先にも、店頭(中古CD屋でした)で流されていた曲に関して店員にアーティスト名を尋ねたのは、このアルバムを聴いたときだけです。
なんだか好みだなーと思いながら、1曲なら流してしまうところ、何曲か聴いた段階で、このアーティストをスルーしたら一生後悔しそうだと感じ、店員に訊きました。
当時の印象は、PALE SAINTSとサニーデイ・サービスを混ぜたようなバンドというわけのわからないもので(メロディアスで繊細でどこか過激な感じ?)、買って聴いてみて、「ああ、これは一生もののバンドだ」と思いました。THE CUREなんかにも通じるかな。
ポップセンスは抜群ながら、何作も聴くと歌詞のテーマが似通っているなとも思いますが、本当に才能のある、名曲の多いバンドです。このアルバムも2~6曲目は文句なし。「ストレンジカメレオン」は掛け値なしの名曲。
名盤です。


THE POLICE - Synchronicity ★★ (2016-10-30 00:47:33)

以前はおしゃれでポップな音楽のように感じて聴いていたのですが、改めて聴き直してみたら、1曲毎に実験を繰り返しているような音楽性の幅広さに唖然としました。
先にスティングのファンになって、後追いで聴いたせいもあるかもしれませんが、有名曲ばかり飛ばし聴きするような接し方をしていました。
最近、以前は古臭く感じていた'80年代の音楽を新鮮に感じるようになっているのですが、この時期に聴き直してよかった。シンプルなようでいてとても深い音楽です。
メロディも臭すぎず、メロディアスながらも抑制が効いているところが実にかっこいい。そしてリズムが、いま聴いても風変わりで、面白いです。


THE RASMUS - Dead Letters ★★ (2008-03-18 00:48:00)

何人かの方がミカエル・アーランドソンと比較されているようですが、この歌謡曲的な哀愁メロディには、確かに共通するものが。
HM/HRという括りで語るにはちとポップすぎるかもしれませんが、こういうメロディが好きという感性の人は、HM/HRファンに多いような気もします。
私もたまにこういうの聴きたくなります。


THE RASMUS - Dead Letters - Still Standing (2008-03-18 00:39:09)

女々しいまでの切ない哀メロにやられます。
クサいけど、そこがいい。


THE ROLLING STONES - It's Only Rock 'n Roll - It's Only Rock 'n' Roll (but I Like It) ★★ (2007-07-23 00:04:12)

タイトルがまず秀逸ですが、皮肉の効いた歌詞も、いかにも彼ららしくて良いですね。


THE ROLLING STONES - Some Girls ★★ (2016-11-20 21:44:14)

1曲目の「Miss You」から、身体を動かさずにいられません。
メロディ的には正直、そう感銘を受けないのですが、このアルバムのファンキーさ、ノリの良さには白旗を上げるしかありません。
直線的な疾走曲しか受け入れられなかった昔は、こういうアルバム/バンドが苦手だったのですが、最近はこういうのを聴くと、ロックンロールって強烈だなと思えます。


THE ROLLING STONES - Undercover ★★ (2016-06-05 02:17:18)

ジャケ、歌詞、サウンドのいずれも煽情的なアルバム。
金太郎飴のように評されることもあるバンドですが、前進/実験も厭わなかったことは、この1枚でも分かります。
リズミカルで、押せ押せで、いま聴いても相当尖っています。


THE SINS OF THY BELOVED - Lake of Sorrow ★★ (2005-10-19 22:10:00)

ここまでヴァイオリンを使ったゴシック・メタルは他に聴いたことがないです。
暗い音楽とヴァイオリンの絡みが聴きたいときに手が伸びます。
ゴシック・メタルは、暗鬱で美しいものが好きなので、安っぽいキーボードのピロピロした音なんかが目立つと興醒めなんですが、この作品はバッチリ。
あくまで荘厳で悲しみに満ち、重々しい暗黒メタルです。
鬱々とした濁声と、美しい女声との絡みも、雰囲気出してます。(でも歌詞カードの歌詞は短過ぎて、本当はなんと歌っているのか気になる)
ヴァイオリンの美しい調べを聴くためだけに買っても損はないです。


THE SINS OF THY BELOVED - Lake of Sorrow - Until the Dark ★★ (2007-05-14 01:42:42)

消え入りそうなピアノの後に、儚げな女性ヴォーカルが入ってくるオープニングだけでも泣けますが、涙腺を刺激する中盤のヴァイオリン・ソロときたら……。
もうバンド・サウンドなんか入ってこなくて良いから、このヴァイオリン・ソロをたっぷり続けてそのままラストまでいってくれたら、完璧な超名曲でした。


THE SINS OF THY BELOVED - Perpetual Desolation - The Flame of Wrath ★★ (2023-10-08 20:36:17)

とにかくアニタ・オーグレンドの表現力というか、狂気に満ちたお芝居にぶっ飛びます。可愛らしいソプラノで歌っていたかと思うと妖しく囁き、蔑みつつ嘲笑してきます。
歌詞は恋愛こじらせ系ですね。「怒りの炎」って、どんだけ怒らせたのよ。
ただのゴシック・メタルでは終わらない、イっちゃった世界観にゾクゾクします。
そしてもちろんこの曲でも、ピート・ヨハンセンのヴァイオリンは流麗なメロディに酔わせてくれます。
もっともっと活動してほしかったなー、このバンド。


THE STONE ROSES - The Stone Roses ★★ (2016-11-20 22:17:51)

このバンドの魅力はグルーヴ感あふれる(でもファンキーというのとはまた違った独特の)リズムと儚げなメロディや声との絶妙なバランスだと思っているので、1stとその前後のシングル曲が好きです。(2ndはグルーヴは強調されたけれども独自性は薄れた気がします)
1stも、買うなら「ELEPHANT STONE」「FOOLS GOLD」というリズムにアクセントのある名曲2曲が追加されたヴァージョンが良いですね。
メロディアスなだけのバンドはたくさんいるけれど、こういうノリと切ないメロディを融合させられるセンスを持ったバンドは希少です。


THE STORM - Eye of the Storm ★★ (2005-10-30 20:42:00)

このジャケット(輸入盤の方)、けっこう好きです。異星の海を航行する豪華客船って感じのSFっぽさが良い味出してます。でも'90年代にこれはないかな~。
最初に聴いたときは、少し地味かなと思いましたが、何回か聴くうちに染みてきました。
高品質なメロディアス・ハードで、コンパクトで良い曲がたくさん詰まっています。
'80年代産業ロックが好きな人なら、たぶん気に入ると思います。


THE THREE TREMORS - The Three Tremors ★★ (2020-12-29 20:10:52)

USパワーメタル・バンドCAGEの演奏陣がThe Hell Destroyer(CAGE、DEATH DEALERのショーン・ペック)、The Tyrant(JAG PANZERのハリー・コンクリン)、The Ripper(CHARRED WALLS OF THE DAMNED、元JUDAS PRIEST、元ICED EARTH等のティム・"リッパー"・オーウェンズ)、という濃すぎる3人をヴォーカルに迎えた、とんでもバンドの1stです。(このアルバムの曲を3人がそれぞれソロで歌い直した3枚組『THE SOLO VERSIONS』という好企画盤もあります。ぶっちゃけ本編以上に楽しめます)
トゥルー・メタルの伝道師のような人々による純度100%のメタル・アルバム。内容は・・・誰もが想像する通りです。うん、暑苦しい。
ちょっと盛りすぎて渋滞起こしちゃってるように聴こえる部分もありますが、それもご愛敬。
名盤とかそういうのじゃないんですが、ある意味宝物みたいなアルバムというか、こういうのを届けてくれてありがとうっていう気持ちになります。ドリーム・バンドというにはマイナーな面子かもしれませんが、私にとっては贅沢で僥倖。
悪ノリしまくって3人で煽り立てる(11)「Speed to Burn」には頬が緩みます。もっとやれ。
今作の白眉たるタイトル曲(12)「The Three Tremors」レベルの曲を量産できれば、継続可能なプロジェクトになるんじゃなかろーか。次作熱烈希望中。


THE THREE TREMORS - The Three Tremors - Speed to Burn ★★ (2020-12-30 19:23:35)

サビで3人が交互にスクリームし最後に全員でこれでもかと絶叫するのを繰り返すめっちゃ盛り上がるアホアホな曲です。
こういうの大好き。メタル馬鹿ここに極まれり。


THE WHO - Tommy ★★ (2007-07-12 00:29:00)

歴史的傑作と名高い4thアルバムです。
ロック・オペラと言っても、QUEENやMEATLOAFみたいな華やかなものとは違いますし、プログレのようなシンフォニックなものでもないし、最近のメタル・バンドのつくるようなロック・オペラとは、当然ですが全然違います。
あくまで'60年代のロック・バンドがつくりだしたロック作品なので、現在のメタル耳で聴くと、かなりとっつきにくいかもしれません。実際、私も慣れるまで聴き込んでから、やっと魅力を感じるようになりました。
ストーリーや構成は非常に凝っていて、コンセプト作品としての完成度の高さはやはり素晴らしいものがあります。今も全く色褪せていません。
歌詞が伝わらないと、魅力半減でもったいないと思うので、日本盤を買うのがおすすめです。英語ペラペラの方なら問題ありませんが。


THE WHO - Who's Next - Won't Get Fooled Again (2007-07-12 00:13:27)

最初の印象は、「ああ、昔のロックだな~」という感じで、いささか地味に感じていましたが、ライヴの演奏シーンとかを想像しながら聴いていたら、暴れまくりの痛快な曲に聴こえてきました。
これは盛り上がるでしょうね。


THE WILDHEARTS - Earth vs. The Wildhearts - Shame on Me (2007-08-08 00:37:16)

やたらキャッチーなくせに、途中からリフがメタルっぽくなってたり、妙な方向に変化していくのが面白いです。


THE WILDHEARTS - Endless, Nameless ★★ (2007-12-18 23:10:00)

デヴィン・タウンゼントの影響もあり、ノイズ/インダストリアル的なアレンジをいきなり導入した、'97年発表の3rdフル(企画盤除けば)です。
音像はかなり変貌していますが、ギター・ノイズにサンプリング・ノイズが加わって、更に喧しくなってはいても、やっぱり曲はキャッチーで彼ららしいです。むしろこのくらい刺激的だと、逆にメロディーにも飽きがこなくて良いくらい。
ノイジーなロケンローが好きで、インダストリアルなんかも好きという人には、おすすめ。


THE WILDHEARTS - Endless, Nameless - Why You Lie (2007-12-18 23:16:51)

ほんと、サビの弾けっぷりが気持ちいいです。
スカッとする曲。


THE WILDHEARTS - P.H.U.Q. ★★ (2005-10-21 20:57:00)

1曲目の「I WANNA GO WHERE THE PEOPLE GO」は耳に残ってしょうがない、強烈キャッチーな名曲です。この曲が入ってる分、他のアルバムより聴く頻度が高いかも。
その他の曲もそれぞれポップなメロディで、音は適度にノイジーでハードにロックしてて、気持ちいいです。
メタル好きよりも、パンキッシュなロックを好んで聴く人に受けるバンドでしょうね。この手の音楽はもうちょっと疾走感があって、曲数がもっと少ない方が好みなんですが、それは贅沢というものでしょうか。
ボーナストラックの2曲もしっかりポップで楽しめるのは、好感度高いです。


THEATRE OF TRAGEDY - Aegis ★★ (2006-05-07 10:40:00)

とても絶望的な音楽だという雑誌の評価をあてにして買ったのですが、女性ヴォーカルが可愛らしい(ロリ系とさえ言える)声なために、絶望よりも耽美的な妖しさが強く感じられました。
しかし美しさはバッチリですね。哀愁度も高いし、これはこれで素晴らしいゴシック・メタルです。
スロー・テンポの楽曲に男性のディープ・ヴォイスと女声が入ります。あとキーボードがいい味出してます。
どの楽曲が突き抜けているということもなく出来が良いですが、お気に入りは(5)「SIREN」と(7)「POPPAEA」です。


THEATRE OF TRAGEDY - Velvet Darkness They Fear - Der Tanz der Schatten ★★ (2008-02-27 23:28:33)

邦題は「幻影の舞踏」。
まさに妖艶という言葉がぴったりですね。
雰囲気があって、リピートで聴いてしまいたくなります。


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT - ギヤ・ブルーズ - G.W.D. (2008-08-08 23:15:40)

タイトルはそういうことだったんですね(?)。
なげやりな雰囲気が豪快です。


THERAPY? - Infernal Love ★★ (2007-07-08 23:54:00)

'95年発表の3rdアルバムです。
一応ハードコア系のバンドということですが、激しさはそれなりに保ちつつも、哀愁のメロディ満載のロックという感じで、ハードコアらしさは希薄です。たまにメロコアっぽい曲も入ってますが。
歌詞はブラック・ユーモアと言うか、皮肉の効いた暗いものが多い印象で、そのせいかメロディもけっこうダークな印象です。
ちょっとパンク寄りでも良くて、哀メロ・ロックが好きという人にはおすすめです。


THERAPY? - Infernal Love - A Moment of Clarity ★★ (2007-07-09 00:06:01)

邦題は「清浄の瞬間」。
屈折したラヴ・ソングという感じで、どことなく虚無感が漂います。
このエロさと暗さは、ニュー・ウェイヴ系のバンドの影響もありそう。


THERION - Theli ★★ (2006-01-16 23:51:00)

初めて聴いた時はあまり耳に残らなかったんですが、最近聴き返したら、素晴らしい曲がいっぱいでした。
デスメタル出身と言っても、これはもはやメロデスですらない、シンフォニック・メタルです。ただしメロスピやネオクラではなく、どちらかと言えばゴシックに近い感じ。
劇的でメロディアスな哀愁曲が好きな人で、疾走してなくてもOKな人にはおすすめできます。
(9)「THE SIREN OF THE WOODS」は10分近い大曲ですが、泣きのギター・ソロたっぷりで、何回も聴きたくなります。
日本盤ボーナスにSCORPIONSの「FLY TO THE RAINBOW」がカヴァーされていますが、これもまたオリジナリティを加えつつ、良い具合にメロメロで素晴らしいです。


THIN LIZZY - Jailbreak - Emerald ★★★ (2007-06-07 00:55:09)

ライヴ・ヴァージョンにしか書き込みがないのも寂しいので…。
まあ確かに『LIVE AND DANGEROUS』の方がかっこいいかもしれませんが、やはりオリジナルが名曲だからこそなのです。
ギターのメロディアスなリフの数々だけでも魅了されてしまう、メロディにあふれた素晴らしい曲です。


THIN LIZZY - Thunder and Lightning ★★ (2006-03-26 18:19:00)

けっこうメタル耳にはTHIN LIZZYの他のアルバムは渋くてとっつきにくいと思うので、スタジオ盤では一番メタル的なこのアルバムが最初に聴くのに良さそう。
しかしこんなにヘヴィ・メタルした曲なのに、フィルの独特の歌いまわしと声が乗ると、すっかりTHIN LIZZYでしかありえない個性を放つあたり、やはりフィル・ライノットって稀有なヴォーカリストだったんだなぁとしみじみ。
極端な抑揚とかハイトーン・シャウトみたいな解りやすい要素がなくても、かっこいいハード・ロックって歌えるんだと、このバンドの作品を聴いていると教えられます。
表題曲の強烈さやスピード感には、「おお、若い!」と驚かされました。
最後にこれだけハードで完成度の高いアルバムを作れたというのは、称賛に価します。


THOU SHALT SUFFER - Somnium ★★ (2007-09-13 00:56:00)

中古叩き売りコーナーに、ポップス等に紛れて売られていたのを発見し、ジャケを見てB級ブラックに違いないと思い込み、購入しました。
開けてみてイーサーンの名前を見つけてびっくり。こりゃ得したわいと、聴いてみて更にびっくり。
うわー、全然ブラック・メタルじゃない。
クラシック、映画音楽、アンビエント・ミュージックなんかが好きな人向けの、インスト作品といったところでしょうか。
邪悪さは希薄で、綺麗なメロディの曲が多いです。途中で入るソプラノは奥さんの声みたいですね。ラブラブな制作現場だったんでしょうか。
曲は悪くないですし、十分楽しめますが、どうせなら半端なアレンジを止めて、しっかり曲そのもので勝負して欲しかったです。
そしてそれを思い切りぶち壊すようなリミックスCDをおまけで付けて2枚組とかにしてくれれば良かったかな。


THOUSAND EYES - Betrayer ★★★ (2022-12-29 21:49:10)

'22年発表の日本のメロデス・バンドの4thアルバムです。
今年はメロデスの大御所たちがハイ・クオリティのアルバムを次々発表した当たり年だったと思います。
ただ、それらを聴いてもいまひとつ熱くなれないんだよなーと残念に思っていたら、年末近くなってから聴いたこのアルバムがストンと胸に入り込んできました。
いやいや、まだメロデスも熱いじゃん!
こういう音楽が好きなんだよっていう真っすぐな思いがそのまま形になったような、純粋なメロデスです。新鮮味はないのですが、「これがかっこいい」っていう気持ちがそのまま具現化している分、どこを切っても緩むことがありません。疾走、絶叫、そして乱舞するメロディ。これぞメタル。
結局、もともと音楽性が制限されるこのジャンルにおいて、下手に洗練されすぎると刺激が減少してしまうというのは、宿痾のようなものなのでしょう。それが嫌なら、熱量を保ち続けるか、新味を取り入れ続けるしかありません。彼らは前者を選んだようです。
甲冑ジャケにやられて予備知識なしで聴いたので過去作は全然知らないのですが、これは遡って聴かなきゃなー。


THRONE OF CHAOS - Menace and Prayer - Opus Void (2007-09-13 00:25:11)

途中までかなり激しく進んでいくので、おお、これはと思っていると、けっこう色々展開してやはりメロディアスなフレーズを聴かせてくれます。
3分前後のあたりで聴けるギター・メロディが、何か覚えのある感じで気になります。


THUNDER - Behind Closed Doors - Preaching From a Chair (2007-07-31 00:15:19)

私も最初は地味な曲と思って聞き流していたんですが、徐々にこのユルいノリと、ダニー・ボウズのいかにもな歌いまわしが気に入って、好きな曲になりました。
ルーク・モーリーの書いた歌詞も、ひねってあって良いですね。


THUNDERHEAD - Busted at the Border - Face to Lace (2007-11-16 00:51:38)

何の変哲もないロック・ナンバーなので、単純に楽しめます。
若い欲望丸出しのアホっぽい歌詞がいかにもで良いです。


THUNDERHEAD - Crime Pays - N. Y. You Let Me Down ★★ (2007-11-16 01:01:22)

アップ・テンポでノリノリながら、リフと歌声は哀愁を帯び、彼ららしい魅力にあふれています。


THUNDERHEAD - Killing With Style ★★ (2007-11-12 22:58:00)

楽曲、歌がかっこいいのは勿論ですが、ギター・ソロがツボを突きまくりで、聴いてて気持ちいーです。
あくまで男らしさと激しいノリを失わずに、メロディと哀愁を充実させているところが秀逸。
モーターヘッドやタンク、スキッド・ロウあたりが好きな人には、おすすめです。
2曲目以外はどの曲も魅力的な、傑作。これでもうちょっとジャケが購買意欲をそそるアートワークなら、もっと売れただろうに……。


THUNDERHEAD - Killing With Style - Movin' On ★★ (2007-11-16 00:57:05)

バラードではないとのことですが、ゆっくりめで、哀愁の強いメロディを持った曲です。
泣けるけど、かっこいい。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber ★★ (2007-05-14 00:42:00)

絶望ゴシック・メタルを期待して買ったので、初めは捕らえどころのない奇妙な音楽性に違和感を覚え、受けつけられず、しばらく聴いていませんでした。
しかし久々に聴いたら、超個性的で、かっこよかったです。ってゆーか、凄すぎ。何でしょう、この情報量。打ちのめされました。
テクノ/アンビエント/ダブみたいな音まで取り入れた、奇妙な陰鬱ロック。各種民族音楽、尺八や笛や琴の音っぽいのまで…なんじゃこりゃ。でも普通のドラムやギターの音づくりまで、絶対凝りまくってる。
確かにプログレ的で、ヴィレさんのおっしゃる〝音の前衛者〟という呼び方がしっくりくる感じ。禅寺、似合いそう。意識の奥底まで深く潜っていくイメージ。いやもう、宇宙です。
こんなに地味で淡々として盛り上がらないくせに、ある意味カラフルで派手な作品にも思えたり。
これ、ゴシック好きより、ポスト・ロック系やレディオヘッド、エイフェックス・ツインとか好きな人に受けそう。そしてやっぱりピンク・フロイド。ああ、昔のジ・オーブとかにも似た感じ。
まず音響的な面白さに耳を奪われますが、繰り返し聴くとメロディも良いし、声も美声で、これは癖になります。歌詞も眩暈がしそうに妖しい。
変だけど、名盤です。ジャケの青い花に幻惑されそう。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber ★★ (2008-02-27 23:38:00)

>ヴィレさん
この花は…バラではないですよね。なんで半裸で持たなきゃいけないんでしょーね。
サントリーのは薄くて淡い色で、爽やかですが、TIAMATの花は毒々しい感じで、妖しすぎます。でもそれがぴったり。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber - Atlantis as a Lover (2007-05-14 00:47:38)

比較的まっとうに(?)ゴシックしている曲。
美しくも陰鬱な雰囲気に、うっとりしてしまいます。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber - Four Leary Biscuits (2008-02-27 23:43:07)

和風というかアジアン・テイストというかエスニックというかエキゾチックというか……もはやワールド・ミュージック。
少なくともメタルじゃないですね、もう。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber - Mount Marilyn ★★★ (2008-02-28 00:03:34)

たゆたうようにしてまったり進んで行く、10分を超える曲。それでいて退屈さなど全く感じさせません。
耽美的で厭世的でありながらも、大きく深い広がりを感じさせる、圧倒的なスケール感。


TIAMAT - A Deeper Kind of Slumber - The Whores of Babylon ★★ (2008-02-27 23:52:25)

陰鬱ダンス・ポップ。
こんなのでチルアウトしたら、バッド・トリップしそう。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst ★★ (2005-10-20 19:15:00)

重苦しく、張り詰めた感じのした前作に比べると、少し余裕が出てきたような感じがします。決して明るくはならないけれど、ちょっとポジティヴになった印象。
ティム・クリステンセン独自のメロディ・センスは、相変わらず魅力的です。
内ジャケのティムの写真が、すっかりおじさん化しててちょっとショック。
メロトロンなんかをさりげなく使い、ちょっと懐古的な音使いをしているのが味わい深いです。
「RIGHT NEXT TO THE RIGHT ONE」は結婚式の定番曲になってるみたいですが、個人的にこの歌詞じゃ結婚式では使いたくないなぁ・・・。でも良い曲です。
今作はティムが大半の楽器を自分で演奏してたりする影響か、ずいぶん落ち着いた雰囲気ですが、次作はもうちょっと開放的でハッピーな曲も聴きたいです。ティムの新しい面を引き出してくれるようなメンバーが加わらないかな。


TIM CHRISTENSEN - Honeyburst - No Easy Key ★★ (2007-08-08 00:04:24)

静かに静かに緊張感を高め、抑えながら強い感情を表現するような、地味だけど激しさを感じさせる曲です。
この曲では楽器は全てティム1人で演奏しているようですが、音づくりが非常に上手いです。渋い。


TIM CHRISTENSEN - Secrets On Parade ★★ (2005-10-19 21:10:00)

DIZZY MIZZ LIZZY解散後の、'00年発表の1stソロ・アルバムです。
当たり前だけど、メロディや歌声はまさしくあのDMLそのままで、癖の強さは健在です。
バンドの解散や自身の失恋の影響からか、内省的で陰鬱な感じで、DMLにあった躍動感は希薄なので、そこら辺は聴き手を選びそうです。まあ、何曲かは弾むリズムのロック・ナンバーもあるんですが。
ティム・クリステンセンのつくる哀愁のメロディが大好きという人にはおすすめ。
儚いまでの優しさを感じさせる(4)「LOVE IS MATTER OF...」、(12)「KINGS GARDEN」の切なさには降参です。失恋した時にこんな曲を聴いたら泣いちゃいますね


TIME REQUIEM - Time Requiem ★★ (2008-04-30 23:09:00)

ただただ速弾き高速フレーズにひたっていたい時に重宝します。やりすぎなのが良いです。


TIME REQUIEM - Time Requiem - Time Requiem ★★ (2008-04-30 23:13:00)

頭っから度肝を抜かれます。
挨拶代わりにいっちょかましてやるかみたいな気合いが感じられますね。
速弾きユニゾン好きにはたまらない曲です。


TIMO TOLKKI - Classical Variations and Themes - Flying Samir (2008-05-26 22:49:58)

確かにお約束なインストですが、そこが快感です。


TNT - Firefly ★★ (2006-03-26 17:32:00)

評価の高い『TELL NO TALES』『INTUITION』よりも、私はこのアルバムの方が好きです。ずっと歌や演奏に情感が感じられるし、楽曲もタイプは違えど相変わらず良い。
発表当時、B!誌では酷評されてましたが、どの曲かは忘れましたがラジオで聴いて、「これは買わなきゃ」と思ったのを覚えています。
まあ、方向性がだいぶ違うので、いっそバンド名を変えて出せば良かったのかなとも思いますが、TNTのアルバムで一番聴きたくなるのは今のところ、この作品です。
特にバラード系の曲は文句なしの出来で、アンディ・デリスとかティム・クリステンセンにも近い哀メロのセンスが感じられます。
(3)「TRIPPING」なんて、一般音楽ファンに受けて大ヒットしてもおかしくない。
中古で100円叩き売り状態なので、哀愁ハード・ポップが好きな人は、試しに聴いてみる価値はあると思います。


TNT - Knights of the New Thunder ★★★ (2023-10-15 21:32:26)

ジャケは再発盤でしか知らず、ロニー・ル・テクロのCADAVER加入をきっかけに本作を聴いた自分はTNTファンを名乗る資格もないかもしれません。それでも、北欧メタル黎明期の名盤であることを喧伝することに関しては一切のためらいを感じません。(恥ずかしながら3rdから聴いて長年分かった気になっていた身ですが・・・)
時代を感じさせるところはありますが、そこを含めて本当に魅力的なメタル作品。
リフのキレ、ギター・ソロのセンス、突き抜けるヴォーカルの尖りっぷり、バンドとしての勢い、どこをとってもHM/HRの旨味があふれています。こういうのが元々のメタルだよなーという、'80年代の名盤です。


TNT - My Religion ★★★ (2023-10-15 22:01:32)

このアルバムを聴いていないTNTファンに12曲目から聴かせてどのバンドか当てさせようとしたら、皆目見当がつかないのではないでしょうか?
トニー・ハーネルとロニーの組み合わせの底知れぬ可能性に寒気を覚えるほどの多彩さ、多様性。
普通に最良のハード・ポップとして受容しても違和感のない親和性や完成度と、通常のバンドではありえないほどの実験性や自由度が両立しています。
やりたい放題でカオスなアルバムなのに各曲のクオリティが高すぎてケチがつけられない。
例えば(9)「Live Today」の歌メロをBON JOVIに提供したら、世界中で大ヒットしていますよね? そんな曲がこのアルバムでは地味な扱いです。
「怪物」と形容したくなるような、強烈な才能の組み合わせによる、隠れ過ぎた名盤がこのアルバムです。


TO/DIE/FOR - Jaded - Forever (2007-05-14 01:59:39)

ゴシックなんてかったるいし辛気臭くて…という人にとりあえず聴いてもらうのに良いかも。(この曲はもうゴシックとは言い難いですが)
アップ・テンポで派手な曲です。サビやギター・ソロもキャッチー。


TOMMY BOLIN - Teaser ★★ (2007-06-03 00:12:00)

かなり幅広い曲調で、ハード・ロックを期待して聴くと厳しいかもしれません。
しかしトミー・ボーリンというミュージシャンの多彩な魅力を伝えてくれる、嬉しいアルバムです。
どの曲もそれぞれお気に入り。
トミーのヴォーカルが、ちょっとT.REXに似てるなぁなんて感じるのは、私だけでしょうか。


TOMMY BOLIN - Teaser - Marching Powder (2007-06-03 00:17:04)

テクニカルなインスト曲です。
フェイド・アウトであっさり終わらずに、しっかり盛り上げて締めてくれたら、もっと良かった。


TOMMY LEE - Methods of Mayhem ★★ (2008-11-07 19:55:00)

'99年発表。
普通にミクスチャーしてて、モトリー・ファンには問題外の作品かもしれません。
けっこうインダストリアル・メタル的な音づくりの曲が多いので、その手の音が好きでラップも平気という人にはおすすめです。
たまにキャッチーなメロディの入る曲なんかもあって、飽きずに聴けます。
豪華ゲストいっぱいの「GET NAKED」は楽しいですね。この曲にはクレジットされていないのに、スヌープのお得意フレーズが何故か入ってたりするのもお茶目。


TONY MACALPINE - Edge of Insanity ★★ (2006-01-22 17:15:00)

ネオ・クラシカル系のギター・インストでは、個人的に最もとっつきやすかったアルバムです。
メロディがよく練られていて、退屈せずに聴けます。まぁ、クサさに苦笑しちゃうようなところもありますが、それもまた魅力。
早弾きだけでなく、(9)「EDGE OF INSANITY」みたいな叙情的メロディの聴ける曲があるのが良いです。


TONY MACALPINE - Maximum Security - Sacred Wonder ★★ (2008-05-02 23:07:47)

もうほとんど歌謡曲のようにギターが歌っています。
これだけギターがメロディを紡いでしまえば、ヴォーカルが入らなくても全く問題ないですね。


TONY MACALPINE - Premonition - Winter in Osaka (2008-05-02 23:15:59)

曲名を見なければ、大阪をイメージすることはないでしょうね。(…って、一回しか行ったことないので、大阪の何を知っているということもないのですが)
でも実際に冬の大阪で聴いたらしっくり来たりして。
軽めのジョギング中に聴くと良さそうな、テンポのいい曲です。


TOOL - 10,000 Days ★★ (2008-01-21 23:55:00)

他のアルバムが聴くのに余計な体力がいる分、不気味さが控えめでキャッチーな曲の多いこの作品は重宝します。
相変わらず暗いし独特だけど、このくらいスッキリしてると、普通にプログレ・メタル好きなら聴けそう。純粋にテクニカルな演奏や上手いヴォーカルを楽しめる。
他のアルバムは人格を疑われそうだけど、これなら他の人と一緒に聴ける気がします。ジャケさえ見せなければ。
良いなあ、これ。


TOOL - 10,000 Days - Vicarious ★★ (2008-01-22 00:01:13)

素直にかっこいいと思えます。
快感。


TOOL - Lateralus - Ticks & Leeches ★★ (2008-01-22 00:11:01)

暴れっぷりが気持ちいいです。


TOOL - Opiate ★★ (2008-01-20 17:41:00)

'92年発表。
最初からもう独自の音楽を演っていたということが分かりますね。どこまでも個性的です。
荒々しくて、まったり度も少なめで、メタル耳には一番とっつきやすい作品かも。
短くて疲れないのも良いです。


TOOL - Undertow - Bottom (2007-04-22 00:18:45)

浮き沈みの激しい曲です。
大盛り上がりなエンディングを聴くと、ハード・ロックしてるなぁ、と思います。けっこう楽しそう。


TOOL - Ænima ★★ (2006-02-22 00:35:00)

TOOLはこのアルバムを最初に聴いたのですが、最初は絶望的な暗黒サウンドを期待して聴いたので、「なんだ、こんなものか」と少し落胆してしまいました。
でも繰り返し聴くうちにジワジワはまってきて、独特の無機質な雰囲気や少々耽美的ですらある歌声を楽しめるようになりました。慣れてくるとかえって怖さも感じられます。
聴いてて気分が明るくなったり昂揚したりはしないので、聴くときの精神状態は選びますね。そういう意味ではこれを聴いて具合が悪くなってしまう人がいるのも分かります。4枚の作品中、最もエグい印象だし。
これがアメリカじゃ良く売れていてメジャーなバンドなんだから、面白いな~。
曲では(3)「H.」、(9)「JIMMY」あたりがお気に入りです。
ジャケもかっこいいんですが、ケースが割れたりすると替えが効かないのが玉に瑕。


TOOL - Ænima - H. ★★★ (2008-01-22 00:16:35)

感情が強く伝わってきます。
美しい。


TOTO - Hydra ★★ (2006-03-26 17:21:00)

メタル一直線で許容範囲が狭かった時期、TOTOの良さが理解できず、あまり好きになれませんでした。退屈で、途中で眠っちゃうよって感じで。
それがまあ数年経ってから聴き返したら、何てかっこいいバンドなんだろう!と、いきなりファンになってしまいました。
そうやって、今も価値が解らないでいる素晴らしい音楽が、まだまだ周りにたくさんあるんだろうなぁと、色々考えさせてくれた、思い出深いバンドであり、アルバムです。
最初から最後まで気に入っていますが、特に(1)「HYDRA」と(3)「99」は、何度聴いても感動してしまう名曲です。


TOTO - Toto IV - Waiting for Your Love (2007-03-18 16:17:44)

確かにこれはモロにブラック・ミュージックしてますよね。ロックというよりはR & Bとかの類。自然に踊りたくなります。
こういうノリ、最近好みなので、よく聴いてます。


TOUCH - Touch - Black Star ★★ (2007-03-18 16:49:38)

珍しく激しく疾走したかと思えば、コーラスはクイーンみたいに分厚くて、ブレイクの後はキーボードが目立ちまくり。
ユニークでかっこいい曲です。


TOXIK - Dis Morta - Feeding Frenzy ★★ (2022-12-23 20:38:00)

ギターがぶっ飛びすぎてて、開いた口がふさがりません。笑うしかないようなクレイジー具合。
スティーヴ・ヴァイやマティアス・エクルンドがスラッシュやってる感じ?
WATCHTOWERのロン・ジャーゾンベクですらこんなには弾きまくってないんじゃないでしょーか。


TRAIL OF TEARS - Disclosure in Red ★★ (2008-03-15 22:23:00)

ノルウェー出身ゴシック・メタル・バンドの1stアルバムです。'99(8?)年発表。
この1st時点では、女性ヴォーカルとデス・ヴォイスの絡む、オーソドックスなゴシックといった感じです。ただ、メロデスみたいな速い曲もあります。
当然のようにTHEATRE OF TRAGEDYやWITHIN TEMPTATIONといったバンドと比較されていたようですが、そういった有名どころと比べても、全く遜色のない出来。
少なくともヘレナ嬢の歌唱力といったら、業界トップ・レベルの実力と言って過言ではないでしょう。歌声の表情のつけ方、迫力、美しさ、安定感、音域、どれもこれも文句のつけようがありません。(この人は2ndでもう、脱退しちゃったらしいですが)
ゴシック・メタルというと、曲は雰囲気重視、デス声は添え物といったバンドもありますが、デス・ヴォイスの表現力もかなりのものだし、何より曲が良く、それぞれの区別がつくところが良いですね。


TRAIL OF TEARS - Disclosure in Red - Illusion? ★★ (2008-03-15 22:29:26)

アルバムの中でも特に好みの曲なのに、3分少々であっさりフェイド・アウト。しかも何故かこの曲だけ歌詞対訳なし。
そういう不満点を差し引いても、やっぱり名曲。


TREAT - Organized Crime ★★ (2007-02-19 23:27:00)

バンド名になんか覚えがあるな~と、大して期待もせずに買って、あまりのメロディの良さにKOされました。
皆さん言われてますが、北欧とアメリカのメロディアス・ハードの良いところを集めましたっていう感じで、ツボでした。
ヴォーカルも音楽に合っていて良いです。


TREAT - The Endgame ★★★ (2022-09-22 21:00:12)

まずアートワークとタイトルが好きです。クスリとさせられます。
再結成後の『COUP DE GRACE』からこのアルバムまでの4枚は、どれもこれも傑作、名盤と言って差し支えない、ハイ・クオリティなメロディアス・ハード作品だと思います。まさに今がバンドの黄金期でしょう。
で、このアルバムの位置づけですが、最初はけっこう聴いていて悩みました。捨て曲なしの好アルバムであるのは間違いない。でも前3作と比較してどうなのか。
前3作には必ず1曲、最高のお気に入り曲があって、次点曲も含め、固定のキラーチューンがハイライトになっていました。
ところがこのアルバム、お気に入り曲が選べない。
いや、正確に言えば、日替わりで1番が代わっちゃうんです。今日はこの曲推し、今日聴いたらこれも良いなぁと・・・。
ここしばらく、4作をとっかえひっかえ聴いていましたが、このアルバムだけ決着がつかず。聴けば聴くほど、どの曲も旨味が増していき、捨てられない。いや、新たに感動してしまう。
しばらく抵抗していたんですが、負けました。全曲がキラーチューンなんだと認めざるを得ません。
一聴目から耳あたりが良いけど、実はスルメ曲だらけ。多彩な曲をそろえているのに、全部胸に響きます。
3分少々のポップ・ソングがメインで、本来私の好みはもっとドラマティックに長々と盛り上げてくれる曲で、あっさりしすぎだよと思うのに、それでも魅了されてしまいます。
結論。
これ世紀の超名盤です。
少なくとも私は一生聴き続けます。今のところ、今年のナンバー1アルバム。


TRIBE OF GYPSIES - Revolucion 13 ★★ (2005-10-18 00:12:00)

ロイ・Z率いるラテン系ロック・バンドの、'98年発表の2ndフル・アルバムです(通算3作目)。
今や大物メタル・バンドのプロデューサーとしてばかり有名ですが、彼のプロデュースしたメタル・アルバムが、(例外もあるけど)なぜか小さくまとまって面白味に欠けるように聴こえてしまう私には、メタルとかけ離れたこのTRIBE OF GYPSIESの作品の方が、よっぽど奔放で魅力的。
音楽性は、ラテン・ミュージックを軸に、様々な音楽要素を取り入れた、ミクスチャー・ロックです。サンタナとか好きな人にはツボだと思います。
普通のHM/HRとはかなり趣が異なるので、ちょっととっつきにくいかもしれません。しかしソウルフル、スピリチュアルという言葉がよく似合う感情移入の激しい音楽は、聴けば聴くほどに胸に染みてきます。
1stの方が勢いがあって熱いですが、このアルバムの方が叙情性が増し、よりじっくり聴ける作品だと思います。
個人的には前のヴォーカルが少し苦手で、新加入のグレゴリー・アナーラの歌声は好きなタイプなので、このアルバムからTRIBE OF GYPSIESが好きになりました。
(6)「SPANISH BLUE」、(7)「COLLAPSE」には涙腺を刺激されまくりです。


TRIBE OF GYPSIES - Revolucion 13 - Spanish Blue ★★ (2008-11-07 20:12:13)

壮絶なラヴ・バラード。(?)
しっとりとしていながらも、熱く激しい曲です。


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants ★★ (2008-11-07 20:06:00)

'00年発表の3rdフル(4作目)です。
このタイトルは先行発売された日本盤だけで、海外盤は『Ⅲ』というらしいです。でもジャケには『TRIBE OF GYPSIES Ⅲ』とあり、アマゾンじゃ『3』になってます。まあバンド名もTHEがついたりつかなかったりだし、タイトル表記にはアバウトなバンドなんでしょうか。
中身はやはり心地よいラテン・ロックという感じで、いつも通り楽しめます。
「パリの散歩道」のカヴァー収録。


TRIBE OF GYPSIES - Standing on the Shoulders of Giants - Puro Party ★★ (2007-08-31 23:28:29)

彼ららしい、お祭りパーティ・ソング。
ラテン・パーカッションが盛り上げてくれて楽しいです。
オリジナル・ヴァージョンはとても長かったらしいですが、それも聴いてみたい。


TRIBE OF GYPSIES - Tribe of Gypsies ★★ (2005-10-25 19:51:00)

'96年発表の1stアルバムです。
ラテン・フレイヴァーとか泣きのギターとかいう言葉から、気軽に手を出すと火傷してしまうかもしれません。かなり様々な音楽要素が渾然一体となり、一筋縄ではいきません。
メタル的な攻撃性とは違うんですが、非常に熱いです。また、暑いです。
アートワークの色彩が、ちょうど中身の音楽性のイメージにぴったりかも。
祝祭的熱狂を呼び起こすような超ノリノリ曲(6)「MERO MERO MAMBO」、(7)「PARTY」の2曲のためだけに買ってもおつりが来ます。


TRILLION - CLEAR APPROACH ★★ (2006-03-09 21:15:00)

1stも奇妙な味があって聴いていて楽しいんですが、大幅に哀愁度アップして洗練された感じの2ndは、普通に良いアルバムです。
美しいバラード(2)「LOVE ME ANYTIME」、(6)「CITIES」の2曲のためだけに買っても後悔しません。


TRISTANIA - Beyond the Veil - A Sequel of Decay ★★ (2023-10-08 20:48:52)

神々しいクワイア(けっこう早口でかっこいい)からTHE SINS OF THY BELOVEDでも弾いていたピートのヴァイオリンにつながる冒頭の展開が素晴らしい。ウキウキしちゃいます。
途中の男声クワイアと電子音の組み合わせは何だかENIGMAみたい。
色々組み合わせながらゴシック・メタルの範疇を拡大して行ったんだろうなーと想像しながら聴くと、そうやってシーン全体が成熟していった経緯が想起され、尊いなーと思っちゃいます。


TRIUMPH - Surveillance ★★ (2006-07-24 23:37:00)

本当にさわやかで良いメロディがいっぱいです。哀愁も適度に感じられて、素晴らしい。
ベスト盤買うよりもベストな印象です。
TRIUMPHって、まるでパワー・メタルみたいなバンド名だから、そこで微妙に損していたりするような気がします(私も誤解していました)。メロディアス・ハード・ロックのファンにこそおすすめ。


TRIVIUM - Ascendancy ★★ (2006-02-22 00:00:00)

ROADRUNNER UNITEDを聴いてから興味を持ったんですが、最初の印象はここ数作のIN FLAMESとKILLSWITCH ENGAGEを足して2で割って、ギター・ソロを達者にした感じという印象でした。
メタルコアというジャンル分けはあまり気にせず、スクリーモとかの影響を飲み込んだ最近のメロデスの一派として違和感なく聴けます。
しかし古典的とも言えるこのいかにもなギター・メロディの展開の数々、メタラーのツボを突きまくりですね。ARCH ENEMYすら凌駕しそうなくらい、メロメロです。
(8)「DYING IN YOUR ARMS」は若いバンドらしさが出た曲なので、この路線で行った方がメロデスとの差別化が出来るかなとも思いましたが、そんな余計なことは考えなくても良いか。
(11)「DEPARTURE」の歌メロは素直に良いなぁと思えたので、これから更にクリーン・トーンのヴォーカル・メロディを磨くと、大ブレイクしそう。


TRIVIUM - Ascendancy - A Gunshot to the Head of Trepidation ★★ (2007-09-13 00:04:56)

「ヘイ! ヘイ!」の掛け声で、もはやデスメタルとは関係ない新世代のバンドなんだなぁと合点がいきました。
しかしソロにしてもリフにしても、メタルの伝統的な旨味をしっかり受け継いでいて、まさしくこれはヘヴィ・メタルです。
素晴らしい。


TWILIGHTNING - Delirium Veil ★★ (2006-01-17 00:01:00)

ジャケを見て、キラキラピロピロ系メロスピかな~と思っていたら、意外に正統的な感じのメタルで、良い意味で期待を裏切られました。
正統的と言っても、漢臭いとかブリティッシュっぽい威厳とかそういうのではないんですが、ギターやヴォーカルのメロディを大切にして、昔ながらのHM/HRの伝統を活かした、現代型メタルっていう感じです。
この爽やかさは気持ち良いなー。全体的にポップなメロディなんだけど、ぎりぎり軟弱にならない辺りがほど良いです。
バラードの(6)「UNDER SOMBER SKIES」がお気に入りです。


TWISTED SISTER - Stay Hungry ★★ (2006-01-17 00:18:00)

『ウォーターボーイズ2』の最終回を観ていて、この曲、妙に気合入っててかっちょえーなーと思っていたら、「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」でした。持ってるアルバムの曲じゃん…まだ一回しか聴いていない時だったから、気がつかなかった。
ジャケが生肉にかぶりつこうとするムサいケバいおっさんなので、買うのをためらってしまいますが、曲は粒ぞろいで素晴らしい作品です。
(6)「THE PRICE」や(7)「DON'T LET ME DOWN」の哀愁のメロディなんて、キャラクターには合わないけど、良いなぁ。
曲の幅も広く、メロディは総じてキャッチーで、メタルとハードロック両方の魅力を兼ね備えた、笑えて泣けて燃えられる名盤です。


TWO - VOYEURS ★★ (2007-02-13 00:44:00)

メタル耳にはけっこう厳しい作品かもしれませんが、インダストリアル/ニューウェーヴ/ゴシック/グラム等が普通に聴ける人にはおすすめ出来ます。疾走曲も荘厳なメロディもハイトーン・シャウトもツイン・リード・ギターもありません。
JUDAS PRIEST時代とは全然違う音楽ですが、これだけ徹底していると嬉しくなります。
打ち込みのリズムや、サウンド・エフェクトなどで色々いじった音、気だるげなヴォーカル。
多彩なサウンドや、面白いリズム・パターンが色々楽しめます。
ロブの声も、他のアルバムでは聴けないカラーが出ていて、これはこれで貴重かも。ただし、ここにロブ・ハルフォードという広い声域と個性的なメタル・ヴォイスを持った人間にしか出来ない、特別な表現を盛り込んだ曲が何曲か入っていれば、もっと刺激的で面白かったはず。(そういうのはFIGHTの曲のリミックスでもうやってあるからいいと思っていたのかな?)
凡百のインダストリアル・バンドとの差別化がいまひとつなので、佳作止まり。この路線を押し進めて何枚かつくっていれば、「凄い」アルバムもつくれただろうなぁ、というのがちょっと残念です。


TWO - VOYEURS - IF (2007-03-03 01:28:55)

「俺の頭のためにバケツとベックのCDとビデオを手に入れた」
なんだそりゃ?
変なロブが聴けます。(いつも変か)


TYGERS OF PAN TANG - Spellbound ★★ (2006-07-14 23:40:00)

いい意味で荒削りで、勢いが感じられます。若いなぁ。
(5)「MIRROR」だけは切ないバラードで、しんみりしちゃいますが、後は哀愁よりまずは攻撃性という感じで、こういうのが当時は「新しい」ヘヴィ・メタルという音楽だったんだろうなぁと、後追いの身としては想像しています。
ジャケも印象的で、好きです。


TYGERS OF PAN TANG - Spellbound - Tyger Bay ★★ (2007-06-12 23:33:48)

スピード感のあるリフで押しまくるところが、まさしくヘヴィ・メタルですね。
テンションが一切衰えずに最後まで走り抜けるのもグッド。


TYTAN - Rough Justice ★★ (2005-11-15 21:24:00)

ずっと幻の名盤としての評価ばかり聞いていて、かなり期待が膨れ上がっていたので、ついにCD化されたのが嬉しかったです。
英国の湿り気を感じさせるカル・スワンの歌声は、やはり良い味出してますね。
NWOBHMとしてはずいぶんと貫禄を感じさせる整った楽曲が多くて、高品質。これなら名盤評価もわかります。
ヴァラエティ豊かで佳曲ぞろいですが、特に(1)「BLIND MEN & FOOLS」や(10)「FOREVER GONE」は一撃必殺って感じで、一発で虜にされてしまいます。


TYTAN - Rough Justice - The Watcher ★★ (2007-06-20 23:50:05)

これぞブリティッシュ・ハード・ロックと言わんばかりの重々しさと湿り気。たまりません。
ディオ在籍時のサバスを正統に継承したような楽曲です。


The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced ★★ (2008-07-19 11:34:00)

最初に聴いたのは『ELECTRIC LADYLAND』の方だったのですが、メタルを聴き慣れた耳にはどうにも退屈に聴こえ、どうしても途中で寝てしまい、しばらく聴くこともなくなっていました。
何年か経って、この1stのデジタル・リマスター盤が低価格で限定生産されたのを機会に再チャレンジし、やっと魅力を感じられるようになりました。
大音量で聴くと、かなりヘヴィで、気持ちいいです。ライヴの迫力には及ばないまでも、十分に刺激的。
まあ正直、メタルはまりたての血気盛んな時期に聴いてもつまんなかっただろうから、ちょっと年取って丸くなってから聴くと丁度良いのかな。発表当時は、もちろん超過激だったんでしょうけど。


The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced - STONE FREE ★★ (2008-07-19 11:50:21)

ノリノリでキャッチー、かつヘヴィでかっこいい。
テンションの高いギターソロも強烈。


The Jimi Hendrix Experience - Axis: Bold as Love - Wait Until Tomorrow ★★ (2008-07-19 11:56:01)

ベース、ドラムの暴れっぷりが気持ちいいです。
ギター・リフも耳に残りますね。


The Jimi Hendrix Experience - Electric Ladyland - Gypsy Eyes (2008-07-19 12:01:16)

つっかかり感が何とも言えない味になってます。
揺れ幅の大きい不安定なサウンドが、癖になりそう。


U.D.O. - Animal House - Go Back to Hell ★★ (2007-10-20 23:20:19)

メチャかっこいーです。
一点の曇りもなくヘヴィ・メタル。