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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2501-2518
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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2501-2518
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寺井尚子 - Naoko Live ★★ (2016-11-27 00:00:14)

ライヴ・アルバムです。'00年の愛知でのライヴらしいです。『Princess T』のツアーであるため、同アルバムの曲が多くなっています。
このアルバムは、以前ヴィレさんからライヴがアグレッシヴだという話をうかがって、しかしなかなか生では行けなかったため、代わりに買ったのでした。
リー・リトナーやハーヴィー・メイソンといった大御所が参加し、大人の余裕が感じられる内容です。
初っ端からチック・コリアの軽快な「Spain」をロドリーゴの「アランフェス協奏曲」もしっかり入れて演奏しているところに引き込まれます。「Rio Funk」もご機嫌です。
全体的には和み系の落ち着いた曲が多いので、強烈なライヴ盤が聴きたくてタンゴが好きであれば、『Libertango In Tokyo』の方が良いかもしれませんが、フュージョン好きの人にはこちらがお薦めです。


寺井尚子 - Night Flight ★★ (2016-11-27 00:16:06)

ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子による、'06年発表の、オリジナル・スタジオ盤としては8枚目のアルバムです。
タンゴ風な曲が多い印象で、哀愁を振りまきつつ、鋭く突き刺さってくるヴァイオリンがたまりません。
音をあまり重ねずにいるせいか、どの楽器も目立っていて、バンド内の楽器バトルが面白い。ピアノの北島直樹作の曲が多いせいか、特にピアノが主役に感じることも多いです。
勢いや激しさの感じられる曲が多いうえ、ゆっくりした曲でもだれることなく緊張感を保っていて、かなり好み。もろにタンゴだけというのではなく、「Birdland」のような曲も入れているバランス感覚も良いです。


寺井尚子 - Princess T ★★ (2016-11-26 23:44:59)

'00年発表の3rdです。ジャズのヴァイオリンというと、マハヴィシュヌ・オーケストラのジェリー・グッドマンとジャン=リュック・ポンティ(こちらはソロも聴きました)ぐらいしか知らず、そうした過激なイメージで聴いたら、あまりに違っていてびっくりしました。
ラテン風味で、整合感の強いフュージョン風の曲が多い印象です。リー・リトナーがプロデュースし、曲も提供している点も関係しているかもしれません。
「Black Market」「St. Thomas」「Cantaloupe Island」「Gymnopedie No.1」等の有名曲を聴いて思うのは、テーマ・メロディを崩さずしっかり演奏したうえで、アドリブもしっかり練られた(?)自然なメロディで奏でられることで、実にスムーズでストレスのない音楽になっているということです。
それを刺激が足りないと感じるか、プロの類まれなセンスによる優れた技と捉えるかは、人それぞれでしょう。私はあまりの心地よさに参りました。
表題曲は元がラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」なのですが、ピアノ版・管弦版ともに好きな曲でもあるので、ジャズ・ヴァイオリン・アレンジも興味深く聴きました。


小野正利 - M. Ono - Wild in My Heart ★★ (2008-08-30 19:58:49)

うきうきするようなハード・ポップ。
メロディアスなハード・ロック、産業ロックが大好物という人にはたまらない曲じゃないでしょうか。


小野正利 - Voice of Heart - My Venus ★★ (2008-08-30 19:56:52)

眩しいくらいにまじりっけなしのラヴソング。
爽快です。


小野正利 - X・cross ★★ (2008-08-26 19:26:00)

他のアルバムと比べて音づくりがハードなので、HM/HRファンとしては最もとっつきやすいアルバムでしょうね。(『FOR PURE LOVERS』も良いけど、あれはカバー曲集なので反則かな)
タコスケさんが指摘されているように、ハード・ポップ好きなら相当ツボにはまると思います。
どんなに歌詞がクサくとも、圧倒的な歌唱の説得力が吹き飛ばしてしまうので、照れずに聴けます。本当に稀有な歌い手だなぁと、感服させられます。
日本語ハード・ロックの傑作。


小野正利 - X・cross - Break out ★★★ (2008-08-26 19:29:51)

イントロからドラマティックな、哀愁ハード・ロック。
ちょっとダークな雰囲気がたまりません。ギター・ソロもたっぷり入ってかっこいい。


松任谷由実 - DA・DI・DA ★★★ (2016-07-23 22:31:05)

'85年発表の17thアルバムです。1stが'73年で、この時点で17枚目っていう多作ぶりがもう規格外。
ユーミンのアルバムの中でも存在感は地味な方だと思います。有名曲は「シンデレラ・エクスプレス」「青春のリグレット」くらいでしょうか。あとはシングルの「メトロポリスの片隅で」かな。
しかし何度聴いても寸分の隙も無い、圧倒的完成度を誇る超名盤です。1曲目で耳が釘付けになり、3曲目までで曲調の幅広さに翻弄され、中ダレどころか最後の最後まで想定を超えたハイ・クオリティなメロディの連発に度肝を抜かれます。
どんなにつまらないアルバムでも、このアルバムの収録曲のうちのどれか1曲でも収録されていたなら、手放すなんて考えられない。そんなレベルです。(実際に特定の1曲のためだけに所有し続けているアルバムは何枚もあります)
自分がもしミュージシャン志望であれば、こんなものを聴いてしまったら彼我の絶望的な差に打ちひしがれ、夢を諦めてしまうでしょう。天才っているんだなー。
まあ、松任谷正隆の編曲による部分も大きいのかもしれませんが(どこを切っても感嘆を禁じ得ないアレンジ)、尋常でないメロディ展開(典型的ユーミン節とも言えるかもしれませんが)や、楽器としての独特な声質、日本語詞のセンス等、全てをひっくるめて、時代を超えた普遍性(非常に'80年代的ではあるけれども)と個性とを持ち併せた極上J-POP。
荒井由実時代の方が、才気の迸りや鋭さに気圧される感じがしますが、軽みと余裕とを兼ね備えたこの時代も、斬新で刺激的。
私が心底恐ろしいと感じるのは、代表作でもないこういうアルバムに比肩する品質のアルバムを思い浮かべようとしても、彼女以外のアーティストの作品から、ほんの数枚しか浮かんでこないという事実です。(もちろん私個人の価値観/好みであり、私自身はポップス全般に造詣が深いわけでもないのですが)
彼女の作品なんてせいぜい10枚前後しか聴いていませんが、それでも「代表作」「名盤」が数多い中でこんな地味なアルバムがこれだけのインパクトを与えるとしたら、40枚にも届かんとする彼女のアルバムを聴き逃すことはどれほどの損失なのでしょうか。
きっとそのうち、ユーミンの全作品を聴かずには済ませられないのだろうなと確信せずにいられない。そんな衝撃を与える、天才の真価を伝える傑作です。


上原ひろみ - Another Mind ★★ (2012-07-02 23:23:51)

ジャズ・ピアニスト上原ひろみの、'03年発表の1stです。
基本的にはピアノ、ベース、ドラムのピアノ・トリオ編成での演奏で、たまにサックスやギターも加わります。
本人作曲による楽曲の大半はジャズというよりもロック・インスト風で、プログレ感覚で聴けます。後に共演するチック・コリアにも似てストレートなノリの演奏で、黒人音楽的グルーヴやスウィング感は希薄。ハイスピード超絶技巧曲をエネルギッシュにあっけらかんと演奏しています。
これはジャズか否か、なんてどうでもいいことは気にせず、ただ楽しく元気をもらえる音楽です。
疾走曲(7)「Dancand No Paraiso」が特にお気に入り。


上原ひろみ - Brain ★★ (2013-09-28 23:49:36)

'04年発表の2ndです。
1曲目の「KUNG-FU WORLD CHAMPION」からして、耳に突き刺さるキーボードにエレキ・ベースとドラムで、まるっきりプログレなロック・サウンド。ロック・リスナーにとってはとっつきやすいと思います。
全体的にはピアノ・トリオでの抒情的な曲が多く、1stよりも落ち着いている印象ですが、メロディはかなりポップで、ジャズという意識なしにインスト曲として聴ける感じ。昔ながらのジャズは苦手という人も聴きやすいアルバムだと思います。


上原ひろみ - Voice ★★ (2016-11-27 00:29:57)

'11年発表の7thアルバムで、この後続いていくサイモン・フィリップス(ds)、アンソニー・ジャクソン(b)とのザ・トリオ・プロジェクトの1作目です。
ハード・ロック界隈でも名を馳せてきたサイモン・フィリップスの参加ということで期待して聴いたのですが、やはり強烈。この音数でこの安定感は異常です。
ジャズのピアノ・トリオというよりもロック・インストに分類されるような、白熱の競演を堪能できます。整合感が強く、メロディに哀愁が漂うところも、ロック・リスナー向け。


上原ひろみ - Voice - Labyrinth ★★ (2016-11-27 00:43:37)

郷愁を誘うテーマ・メロディに、耳が釘付けにされます。
ピアノはもちろんですが、ベースの美しさにも陶然となります。
繊細で胸に響くメロディを奏でながら緊張感も損なわれておらず、最後まで息をのむ3人のやりとりが続くところが、何とも言えません。


人間椅子 - 怪人二十面相 ★★ (2005-10-17 22:12:00)

怪人二十面相と言うと、なぜか夏休みの図書室が思い浮かびます。
タイトルに惹かれて、手にとってしまいました。
ちょびっとエッチなジャケにドキドキしますが、小林少年が怖すぎる・・・。中のコスプレも無理ありすぎです・・・。
人間椅子はこれで初めて聴いたんですが、おどろおどろしいドゥームっぽさ、そこはかとないプログレ風味、文学的歌詞、微妙なポップさ加減、とぼけたようなヴォーカルと、ほんと個性的な和風ハード・ロックって感じですね。粘着質のリフが癖になりそう。
笑えるんだけど、怖い。筋肉少女帯を聴いた時にも似た、びみょーな気持ちになりました。
「亜麻色のスカーフ」の「シャーナーナーヘイヘヘーイ♪」が妙に頭にこびりつきます。


聖飢魔II - LIVING LEGEND - HEAVY METAL IS DEAD ★★★ (2017-04-29 22:38:58)

短絡的にヘヴィ・メタルを悪と決めつけ、それでいて真に残虐な事柄に関しては口をつぐむ社会やメディアに対する風刺曲といった感じでしょうか。
ユーモアと真摯なメッセージのバランス具合がさすが。そして肝心の曲も演奏/歌唱もかっこいい。
タイトル自体が皮肉になっているところがまた秀逸ですね。


相対性理論 - ハイファイ新書 ★★★ (2017-01-09 00:21:35)

ここ10年くらいで最も衝撃を受けたアルバムかもしれません。危険すぎる音楽兵器です。初めてPANTERAの『脳殺』を聴いたとき以来の衝撃かも。
一度だけ聴いて、色々あってその後数カ月聴けなかったのですが、その間も曲がずっと頭の中に居座っていました。恐るべき浸透性。もう一生逃れられない。
音づくりが実に気持ちよいです。ギターのトーンと歌声がもう反則レベル。アレンジもお見事。ケチのつけようがありません。
メロディはキャッチーで、郷愁を誘いながらも古臭くはなく、即効性と中毒性を兼ね備えた劇薬的旋律に戦慄です。
そして歌詞の破壊力が抜群。ネタの怪しさと言葉遊びのぶっとんだセンスが歌詞世界に意識をいざない、白昼夢を展開し始めます。
他のアルバムもあわてて買いましたが、この作品は異次元でした。脳がとろけます。


相対性理論 - ハイファイ新書 - 四角革命 ★★ (2017-01-09 00:35:14)

真面目に仕事をしている最中に頭に浮かんできて困ります。
'80年代のSFアニメのような懐かしさを感じる不条理で未来的な歌詞とクールな音楽がもうわけのわからない相乗効果で変な液体を脳から分泌させそうになります。


浜田麻里 - ROMANTIC NIGHT - ROMANTIC NIGHT (2008-08-26 19:54:18)

初めは歌詞とか「オッホッホッホーッ!」に気恥ずかしさを感じて苦手だったのですが、徐々に頭から離れなくなってきました。
古臭さは否めませんが、それでも印象的な佳曲です。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Valkyrja (2008-08-08 18:39:24)

ロリ声ゴシックが好きなクサメタラーならツボでしょうね。
こういうのも好きですが、さすがに気恥ずかしくて、大っぴらには聴けません。こそこそ、ニヤニヤしながら聴いちゃいます。