この曲を聴け!
うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 801-900

MyPage

うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 801-900
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25
モバイル向きページ 


FEAR FACTORY - Archetype ★★ (2005-09-23 12:04:00)

解散の悲しみが癒える間もなく・・・というか、解散後も次々遺作(?)のように作品出してたし、解散の実感もないうちに再結成されて出た5th(と数えて良いはず)アルバム。
ギターのディーノが抜け、ベースのクリスチャンがギターを担当、SYLのバイロン・ストラウドがベースとして加入という、変則的なメンバーチェンジの影響は特に感じられず、これぞFEAR FACTORYという王道的な仕上がり。(レイモンドのドラムとバートンの声がサウンドの要なのだと奇しくも証明された形)
再結成第一弾としては十分な出来です。でもこれまでアルバム毎に驚異的な進歩・成長ぶりを見せつけてくれた彼らにしては、過去のまっとうな総決算みたいな内容が逆に不満に思えました。
ちょっとお行儀が良すぎるんじゃなかろうか、と。
でも何回も聴きこんでいくうちに、今回の彼らは楽曲の良さに徹底的にこだわって作り込んだのかなと、肯定的に捉えられるようになりました。
ベースだったクリストファーが、ディーノと比べても全く聴き劣りのしない曲を作ったっていうのは驚嘆に値するし、バートンの歌メロも今まで以上に印象的です。
『TRANSGRESSION』日本盤に収録されたライヴ音源を聴いた感じでは、「Slave Labor」「Cyberwaste」といった曲は実にライヴ映えするので、これからも重要なライヴ・レパートリーになるはず。アルバム全体のバランスもかなり良いと思います。
『DEMANUFACTURE』と並び、FEAR FACTORYを初めて聴くという人がまず購入するのに相応しい、好アルバムと言えるでしょう。


FEAR FACTORY - Archetype - Cyberwaste ★★ (2005-09-25 18:57:27)

バートンの咆哮と、それを煽り立てるかのようなレイモンドのドラムが凄まじいです。
決してメロディアスではないけれど、覚えやすいキャッチーさがあるのもさすが。
冒頭の罵りの叫びを観客と掛け合うライヴ・ヴァージョンも強烈です。ライヴで叫びたい!


FEAR FACTORY - Concrete ★★ (2005-09-23 10:07:00)

1st『SOUL OF A NEW MACHINE』の解説でも触れられていた、お蔵入りになっていたデビュー・アルバムです。
FEAR FACTORYが一旦解散したタイミングで日の目を見ました。プロデュースは無名時代のロス・ロビンソン。
曲は一部『SOUL~』とかぶってます(「Big God / Raped Souls」「Arise Above Oppression」「Crisis」「Escape Confusion」「Desecrate」「Suffer Age」「Self Immolation」)。
乾いた殺伐とした音像のデス/グラインド。『SOUL~』の方が音に深みがありますが、『CONCRETE』の方が生々しさがあり、こっちの方がグラインド・コア好きに好まれそう。
どこかで聴いたような音の質感だなと思ったら、なんとなくDISASSOCIATEの『SYMBOLS,SIGNALS AND NOISE』に似てる印象でした。
こういうむき出しの生々しい音(まさにコンクリート)でもFEAR FACTORYらしい個性が既に色濃くて、やっぱり最初から独自の音楽性を持ったバンドだったんだなぁと感慨深いです。
ブラスト・ビート満載なので、デス/グラインド好きの人が最初に聴くFEAR FACTORYのアルバムとしても良いかもしれません。


FEAR FACTORY - Concrete - Big God / Raped Souls (2005-09-27 22:30:41)

『SOUL OF A NEW MACHINE』にも収録されてますが、こっちのアルバムの方が冒頭に入ってることもあり、インパクトが大きいです。
「これがアメリカだ!」・・・怖すぎ。


FEAR FACTORY - Concrete - Concrete (2005-09-27 22:23:23)

圧殺デス・メタル。
怒涛のドラミングも強烈だけど、バートンのデス声が素敵すぎます。


FEAR FACTORY - Demanufacture ★★ (2003-04-13 22:46:00)

インダストリアル・メタルの最高峰、フィア・ファクトリーの2ndアルバムにして、エクストリーム・ミュージック史上に残る大傑作です。
激重ギター・リフにドラムがシンクロして、とんでもない破壊力を生み出しています。この攻撃性を限界まで研ぎ澄ましたような硬質の音づくりは素晴らしすぎ!
彼らの登場前から存在していた「ヘヴィ・メタル」「ハンマー・ビート」という言葉は、実は本来この音楽のために使われるべき言葉だったんじゃないかって気がするくらい。この音聴くと、他のバンドのビートが物足りなくなります。
スラッシュやデス/グラインドを吸収し、PANTERA以降のモダンなヘヴィネスを取り入れた激烈さには痺れます。
テクニック的にも、レイモンド・ヘレーラのドラミングって、信じられないくらい凄いらしいですね。ほんと正確無比で切れ味抜群。ギター・リフも最高にかっこいいし、バートン・C・ベルのデス/クリーン・ヴォーカルの組み合わせも、前作ではちょっと退屈に感じる部分があったけど、今作では歌メロが良いのか曲との相性か、実に効果的です。
いやもう、ウダウダ言うことないですね、純粋にこのアルバムは曲が良いんです。単純にかっこいい!
「インダストリアルってテクノっぽい音楽のことだろ?」なんて思って聴かずにいる人がいたら、これを聴いてみてください。これぞヘヴィ・メタルです。(少しテクノっぽい曲はありますが)
MINISTRY、NIN、WHITE ZONBIE、GODFLESH、PITCHSIFTER、THE MAD CUPSULE MARKETS、S.Y.L.その他色々とメタルと関係したインダストリアルは聴きましたが、彼らが一番メタル的にかっこいいと思います。
'95年発表ですが、今なお先鋭的な作品です。


FEAR FACTORY - Demanufacture ★★ (2003-04-13 23:15:00)

『リマニュファクチャー ~クローニング・テクノロジー~』と題されたこのアルバム、名盤『ディマニュファクチャー』のリミックスと、新曲を2曲収録しています。
テクノ系のリミックスが多く、ブレイク・ビーツやドラムン・ベース、ガバ、アンビエント、ダブなど、色々遊んでいます。ただもうちょっとハメ外しても良かったかな。オリジナル以上に耳に突き刺さる過激なリミックスも聴きたかったです。まあメタルとはとても言えないくらいに徹底して変貌させているところは面白いんですが、ちょっと大人しい。
『SPAWN』のサントラとかが楽しめた人なら、これもいけると思います。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Burn (2005-09-29 20:23:16)

ジャンキーXLによる「FLASHPOINT」のリミックスです。
シングルになっただけあって、楽しい曲です。この人のミックスは明るくていいな。
初期のPRODIGYっぽい雰囲気があって好き。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Demanufacture ★★★ (2005-09-25 18:38:20)

FEAR FACTORYとの出会いの曲。
ほんの数十秒聴いただけで、一気に虜になりました。
多くの人がまずこの2ndから聴くと思いますが、この絶大なインパクト、1曲目として完璧です。
たまにサビの歌メロが不意に頭にこびりついて離れなくなります。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Demanufacture (2005-09-29 19:26:03)

ライズ・フルバーによる、名曲「DEMANUFACTURE」の《インダストリアル・ジャングル・ミックス》とのことです。
原曲の暴力性をうまい具合に活かしたミックスで、あまりもろにジャングルって感じでもなく多彩に仕上げてます。
高速ガバ・ビートなんかも取り混ぜて、メタラーでも楽しめる曲になってます。


FEAR FACTORY - Demanufacture - GENETIC BLUEPRINT (2005-09-29 20:18:00)

名曲「NEW BREED」の、ジャンキーXLによる《ブレイク・ビーツplusメタル・ミックス》とのことです。
あの印象的なリフがピコピコ・デジタル音になってて、楽しいです。
これは踊れるなぁ。


FEAR FACTORY - Demanufacture - MACHINES OF HATE ★★ (2005-09-29 21:02:56)

ライズ・フルバーによる「SELF BIAS RESISTER」のリミックスです。
リフがとんでもないことになってます。MINISTRYの「THIEVES」を思い出しました。
これは強烈。


FEAR FACTORY - Demanufacture - New Breed ★★★ (2005-09-25 18:25:27)

「WE ARE THE NEW BREED / WE ARE THE FUTURE」
まさしく彼らは未来に向かったバンドだった。
10年経った今なお近未来的音像で迫る、インダストリアル・スラッシュの名曲です。
機械的なようでいて、火傷しそうに熱い。聴く度に気分が昂ぶります。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Replica ★★★ (2005-10-27 20:46:39)

始まり方がまずかっこいいです。
どっしり攻め立てるヘヴィな曲。
弾む感じのリフが強烈なグルーヴを生んでて最高。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Self Bias Resistor ★★★ (2005-10-27 20:42:45)

凄まじい圧殺サウンドながら、押し引きもあってかっこいいです。
サイバーな雰囲気もたまらない。


FEAR FACTORY - Demanufacture - T-1000 (2005-09-29 20:59:23)

なんかタイトルで『ターミネーター』を思い出しました。
DJダノによる「H-K(HUNTER-KILLER)」のガバ(高速テクノ)風ミックス。
素直に暴れるにはもってこいです。


FEAR FACTORY - Demanufacture - TRANSGENIC (2005-09-29 21:18:04)

DJテクノヘッドによる「NEW BREED」のストレートなガバ・ミックスです。
ボーナス・トラックなんですが、高速テクノ好きには嬉しい曲です。


FEAR FACTORY - Demanufacture - Zero Signal ★★★ (2005-10-27 20:45:02)

未来的な雰囲気がFEAR FACTORYならではです。
ひとつ間違えば安っぽくなるキーボード/シンセが、上手く荘厳さを演出してます。


FEAR FACTORY - Digimortal ★★ (2003-04-14 00:04:00)

4thアルバム(通算6作目?)にしてラスト・アルバム。解散しちゃいました。
前作で人間味がある曲、親しみやすいグルーヴの曲が受けたらしく、そういう曲ばっかりになってるんですが…なんかみんな同じに聴こえてしまいます。注意して聴けばそりゃ違うんですが、色が同じというか、ことさらに耳を捕らえる曲がなくて、流してぼんやり聴いてしまうんですよね。突き抜けた曲も見当たらないですねー。あともうちょっと新鮮味も欲しかった。
このアルバムのコンセプトも彼ららしくて、機械と人類の進化や死を扱った興味深い内容なんですが、もうちょっと曲が頭に残ってくれないとな~。
悪くはないし、彼らならではの作品ですが、ちょっと好みじゃないですね、このアルバム。


FEAR FACTORY - Digimortal - Back the Fuck Up (2005-09-26 20:34:17)

けっこう様々な音楽要素が混在するFEAR FACTORYだけど、ヒップホップ的な要素は実はほとんど感じられなかったりします。
この曲はサイプレス・ヒルのB・リアルがゲスト参加して、彼らにしては異色の、ヒップホップ・ミクスチャーを聴かせてくれます。
でもしっかりFEAR FACTORY色の曲にしてるのが面白い。


FEAR FACTORY - Fear is the Mind Killer ★★ (2005-09-23 10:49:00)

1st『SOUL OF A NEW MACHINE』の曲を、カナダのインダストリアル/ボディ・ミュージック・ユニットFRONT LINE ASSEMBLYのライズ・フルバーとビル・リーブがリミックスしたEPです。
ミドル~アップ・テンポの反復リズムを主体とした感じのリミックスなので、ちょっとメタラー的には退屈に感じられるかもしれません。
GODFLESH、WHITE ZOMBIE、KMFDM、初期PITCHSHIFTER、初期MINISTRYあたりが好きな人なら普通に聴けるかも。
いま聴くと、まあ普通だよな~と思えちゃうんですが、発表当時はデス/グラインド・シーンに属するバンドが、こういうテクノ的リミックスアルバムを出すなんて、かなり冒険的な試みであったはずで、彼らにとってはかなり重要なステップになったはずです。
尖鋭的なバンドによる試行錯誤の、貴重な記録。


FEAR FACTORY - Obsolete ★★ (2003-04-13 23:46:00)

進化型メタル・バンドの3rdアルバムです。(バンド自身はリミックス盤も数えて5作目と考えてるかも)
ストーリー・アルバムになっていますが、これまでの作品は全部統一したコンセプトの下につくられてるらしいですね。科学の進歩がもたらす危機とか、人間の進化、未来の姿とかそんな感じでしょうか。
このアルバムのストーリーは『ブレード・ランナー』『ターミネイター』的な退廃的未来観と言いますか、機械に支配された文明と、それに抵抗する人間との戦いみたいな、SF映画によくあるタイプの話になっています。体制側に追われる主人公《エッジクラッシャー》の絶望的な戦い…とか書くと陳腐ですが、音楽性には合っているし、なかなか凝っていて完成度は高いです。歌詞の他に場面説明なんかも記載されていて、映画の脚本っぽくつくりこまれています。『マトリックス』みたいな映画が好きな人にはたまんないと思いますね。
作曲面でも新機軸を見せてくれていて、前作までの無慈悲な機械的激烈音楽はもちろん、人間的な感情を感じさせる曲も収録されています。特に(5)「DESCENT」は攻撃性と叙情性の融合具合が抜群で、彼らのセンスに脱帽です。静謐な雰囲気の(10)「TIMELESSNESS」は神々しささえ感じるほどに美しく、バートン・C・ベルのヴォーカリストとしての成長に舌を巻きました。(しかし元ネタはゲイリー・ニューマンの曲って噂もあったかも)
コンセプトのストーリーを求めた結果なんでしょうけど、楽曲の幅が広がったことで、より1曲1曲が印象的になり、最後までダレることがありません。
停滞することなく進化を求めたプログレッシヴな精神性が活き、より深みを増しながらもFEAR FACTORYにしかつくり得ない音楽であり、当然このアルバムも名盤です。


FEAR FACTORY - Obsolete - Descent ★★ (2005-09-25 19:13:47)

1stから、荘厳な曲や静かな曲も書いてはいたけれど、彼らが「泣けるメロディ」も書けると初めて知った曲。
嬉しい驚きでした。


FEAR FACTORY - Obsolete - Timelessness ★★ (2005-09-26 20:52:16)

アルバム本編のラストを飾る曲。
ギターもドラムも入らない、静かな曲で、バートンが感情を込めて歌い上げます。
アルバムのストーリーをずっと追って、最後にこの曲にたどりつくと、何とも言えない感動が押し寄せます。
でもこの後、エッジクラッシャー君がどうなのかが気になる(笑)。


FEAR FACTORY - Soul of a New Machine ★★ (2003-04-12 01:34:00)

もう解散してしまいましたが、独自のインダストリアル・メタルを創造し、孤高の存在として前人未到の領域へと進み続けた彼らの1stアルバムです。
2nd以降に比べて、デス/グラインド的な要素が多い内容です。2nd以降の曲のようなグルーヴ感はほとんどありません。容赦のない残虐性と機械の冷徹さを持った演奏に、デス声と荘厳な詠唱が乗ります。
攻撃性のみを求めて聴くと、朗々と歌う部分がかったるく感じられますが、そこが独自性になっているわけですから。しかしこの演奏も真似しようったって出来るもんじゃないでしょうね。このドラム、本当に生身?
正直2ndからの方が好きで、これ聴くなら普通にデスメタル聴いちゃいますけど、1stアルバムからしてこんなにユニークな音を出していたフィア・ファクトリーというバンドは驚異的ですね。


FEAR FACTORY - Soul of a New Machine - Manipulation (2005-09-27 22:18:00)

17曲も入ってるアルバムなので、さすがに途中でぐったりしてきたりもするんですが、最後に激烈極まりないこの曲が追い撃ちをかけて、打ちのめされるのです。


FEAR FACTORY - Transgression ★★ (2005-09-23 14:03:00)

再結成第二弾のアルバムです。前作『ARCHETYPE』から少し幅を広げた、順当な進歩が見られます。初期のような、アルバム出す毎に変化の凄まじさにぶっ飛ばされるようなインパクトは、さすがにないですが、それでもかなり攻めの姿勢が感じられます。
1曲の中でも、またアルバムを通しても振幅の幅が大きく、良く言えばバラエティ豊か、一歩間違うと散漫に感じられる危険のある、ギリギリのところで冒険してます。
(1)~(6)までの流れは文句なし。緊張感あふれる楽曲がそろってます。
バートンの、ともすれば一本調子に聴こえかねなかった使い分けヴォーカルも、より感情が込められた感じで、表現力が増しています。ただ怒号とクリーン・ヴォーカルを使い分けるだけでは、それ系のバンドが大増殖した現在では通じません。そこら辺、やっぱり分かってますね、彼らは。リズム隊も(ってこのバンドじゃギターもリズム楽器か)バリエーション豊かなアレンジで、フックを生んでます。
後半はずいぶんと空気が変わり、(7)「SUPERNOVA」はいきなりポップで、最初聴いた時はかなり違和感がありましたし、(8)「NEW PROMIS」は消え入りそうな寂しいバラードから突如激しくなる曲(なんとギターソロあり!)、そして続くはU2のカヴァー曲(9)「I WILL FOLLOW」、更にKILLING JOKEのカヴァー(10)「MILLENIUM」というとんでもないつながり方で、感情がかき回されます。
最初は特に(6)(7)(8)(9)のつながりがスムーズではなく感じられて、どうも気に入らなかったのですが、聴いてるうちに気にならなくなってきました。逆に飽きなくていいかも。
ボーナス・トラックも充実していて、昔のデスメタルの空気が感じられる曲に変てこなコーラスを加えたような「EMPIRE」という曲と、前作収録の「SLAVE LABOR」「CYBERWASTE」「DRONES」のライヴが収録されてます。どれも聴いて損はないので、日本盤がおすすめ。
関係ないですが、前作と新作のアートワーク、基本的にFとFを使った同じようなデザインだけど、あれは新生FEAR FACTORYのシンボルになるロゴマークなんでしょうか。永野護の描く絵みたいでかっこいいな。


FEAR FACTORY - Transgression - 540,000° Fahrenheit (2005-09-30 22:00:34)

アルバム冒頭、まずクリーン・ヴォイスで歌い出します。
歌メロもけっこうキャッチーで、とっつきやすい感じです。
しかし徐々にテンションが高まっていき、終盤はやはり怒涛のエクストリーム・メタル。
歌詞を見ながら聴くと、ぞっとします。


FEAR FACTORY - Transgression - Contagion ★★ (2005-09-30 22:33:11)

バートンの歌への感情移入が激しいのか、哀しみが強く伝わってくるような気がします。
でも最初の「ハァッ!」はいらなかったかも。
この曲もヘヴィです。


FEAR FACTORY - Transgression - Echo of My Scream ★★ (2005-09-30 22:48:48)

静かで美しいバラードです。
モノクロの世界。冷たい廃墟で孤独に最期を待つようなイメージ。


FEAR FACTORY - Transgression - Moment of Impact (2005-09-30 23:11:39)

アルバム本編ラストに、最も強烈な曲を持ってきました。
最初から最後まで激しさが持続します。
曲の幅は広げても、決して軟弱にはならないという意志の表れのよう。


FEAR FACTORY - Transgression - New Promise (2005-09-30 23:03:11)

わわわ、FEAR FACTORYが愛を歌ってる?
しんみりしたバラードから、いきなりテンション上がります。
かなり異色な曲。
この「苦痛からの解放」って、「永遠に何も感じない状態」にすることだったら嫌だな・・・。


FEAR FACTORY - Transgression - Spinal Compression ★★ (2005-09-30 22:17:13)

重苦しいまでにヘヴィな曲です。
初期に通じる攻撃性が漲ってます。


FEAR FACTORY - Transgression - Supernova (2005-09-30 22:53:14)

恐らくFEAR FACTORY史上、最もポップな曲。
いきなり爽やか~な感じでずっこけました。
でもこんな曲でもやっぱりFF印は健在で、面白いです。


FEAR FACTORY - Transgression - Transgression (2005-09-30 22:09:58)

無慈悲な激重リフで突進します。
振り絞るような憎しみの叫びが強烈。


FEEL SO BAD - IN TRANCE - UTOPIAN AND REALIST (2008-09-01 22:23:35)

歌詞がぶっ飛んでますね。でも言葉の乗せ方が上手くて、メロディと絡んで頭にしみつきます。
卑猥なんでしょうけど、明け透けなところが逆に爽やか。
帰ってきた男さん
深く突っ込んじゃいやん、です。


FIFTH ANGEL - Fifth Angel - The Night (2009-03-27 20:04:55)

これだよこれ、と言いたくなるような、適度なテンポの古き良き疾走曲。
ちょっとブレイズ時代のメイデンを思い出しました。
正統派HM/HRならではのメロディが涎もの。ギターソロも隙がないなぁ。


FIFTH ANGEL - Time Will Tell ★★ (2009-03-08 16:18:00)

基本路線は変わらないけれど、テッドの歌は1stより安定してるし、エドとケンデルのギター・コンビは抜群の相性で、哀愁のフレーズをこれでもかと聴かせてくれます。
それにしてもトーンといい、フレーズといい、この2人がギターヒーローとして崇められていても、何も不思議じゃない。
どこのアニソンだこれは、というくらいに次々と繰り出されるクサメロの洪水に溺れそうです。
全曲5分以内、11曲でトータル50分もないというのに、アルバム3枚分のメロディを聴いた気分。
疾走してなくてもいい、ただクサクサの哀メロが好きでたまらないんだ、という人には激オススメ。


FIFTH ANGEL - Time Will Tell - Midnight Love ★★ (2009-03-08 16:22:09)

お手本のようなツインリード・ギター。
リフや歌メロもお約束ですが、やっぱりかっこいい。まさに正統派。


FIFTH ANGEL - Time Will Tell - So Long ★★ (2009-03-27 19:57:12)

隅から隅まで哀愁に染め抜かれた曲。
フェイドアウトせずに、もっともっとそのギターを聴かせて下さいと懇願したくなります。


FIGHT - A Small Deadly Space ★★ (2003-04-15 23:53:00)

グランジ/オルタナっぽくドヨ~ンとした曲が増えてかったるくなった、みたいな言われ方をして、どうも不評な2ndアルバムです。結局ラスト・アルバムになっちゃいました。
個人的には1stより好きです。1stではどうも型にはまった感じで、面白味に欠けた楽器陣の演奏が、このアルバムでは有機的に絡んで、よりバンドらしく説得力を持ってきている気がします。
楽曲も幅の広さと深みを増し、演奏、歌、ともに感情がこめられて、胸に響いてきます。
疾走感やハイトーン・ヴォーカルを求めると物足りないかもしれませんが、重さ、破壊力は1stにも劣っていないと思います。ロブの魅力はヒステリックなシャウトだけでなく、中低音域の深みのある声にもあるのです。このアルバムでの歌唱の表現力の豊かさは、PRIESTで歌っていた時以上ではないでしょうか。
かなりダークな質感で、内省的な雰囲気の強い作品であり、とっつきやすくはないかもしれませんが、実に味わい深い逸品です。


FIGHT - A Small Deadly Space - In a World of My Own Making / Psycho Suicide ★★ (2008-12-22 20:30:43)

『NOSTRADAMUS』あたりに入っていてもおかしくない曲。
この陰鬱さ、表現の深みは、やはりロブの声の魔力でしょう。


FIGHT - A Small Deadly Space - Legacy of Hate ★★ (2008-12-22 20:27:09)

リフが良いです。
歌メロも耳に残ります。
しかし歌詞、きついですねぇ。対訳は工夫してあって面白いです。


FIGHT - A Small Deadly Space - Mouthpiece ★★ (2008-12-22 20:22:54)

スコットのドラムが好き。
躍動感があって、ライヴで楽しめそうな曲です。
ギターソロもちょっと変わってて良いです。


FIGHT - Mutations ★★ (2007-03-03 00:19:00)

音源としてはどれも本当に聴けて嬉しいものなんですが、どうせならライヴ盤とリミックス盤、両方フル・アルバムで聴きたかったです。
特にリミックスはどれも強烈でかっこいい。
もしFIGHTの1stが、こっちのリミックス・ヴァージョンのようなのがメインのインダストリアル・メタルだったら、ヘヴィ・ミュージック史に残る名作になったかも。
せめてTWOがその路線だったらなぁ…と、ちょっと恨めしく思ってしまいます。
ともかく、インダストリアル好きは必聴の作品です。中古で100円前後で売ってますので、駄目もとで試してみて下さい。


FIGHT - War of Words ★★ (2003-04-15 23:24:00)

JUDAS PRIESTを脱退したロブ・ハルフォード率いるバンドの、'93年発表の1stアルバムです。
若い! ロブの声はJUDAS PRIESTのデビュー当時よりも若くなってる気さえします。うーん、やっぱりメタル・モンスターですね、この人。よくまあこの年齢でこんな激しく歌えるなぁと、感心してしまいます。(そしてHALFORDのライヴ盤でさらにぶっ飛ぶと…化け物かあんた!)
当時のモダンな要素を取り入れ、無駄な部分を削ぎ落とした、まさしく鋼の音楽。単調なようでいて、けっこうバラエティ豊かな内容なのもさすが。
何より重要なのは、JUDAS PRIESTとはタイプの違う音楽だということ(ちょっと似たフレーズは出てくるけど)。脱退してまで似たようなことやってたら意味ありませんからね。この挑戦の姿勢が良いです。その点HALFORDの1stにはガックリしちゃいましたから…。
歌詞やアートワークも、PRIEST時代のコテコテなある種のダサさが消えて、研ぎ澄まされ洗練されています。
ギターのリフやソロにもうちょっとひねりが欲しい気もしますが、切れ味は鋭いし勢いがあるからいいかな。ロブの声が入るだけで、個性的になるし。
メロディアスさよりヘヴィネス重視なので、そういうのが好きでない人におすすめはしませんが、これぞリアル・ヘヴィ・メタル!
全曲良いとは言いませんが、なかなかのアルバムです。


FIGHT - War of Words - Kill It ★★ (2007-03-03 00:12:22)

ヘヴィかつシンプルで気持良いです。
この曲でのロブの声も好き。
しかし、リミックス(DUTCH DEATH MIX)の方が数倍かっこいいかも。


FIGHT - War of Words - Nailed to the Gun ★★★ (2008-12-22 20:33:35)

ファイトで一番好きな曲。
超かっこいー。


FILTER - The Amalgamut ★★ (2007-12-02 00:24:00)

元NINE INCH NAILSのリチャード・パトリック率いるバンドの、'02年発表の3rdアルバムです。
デビュー当初は典型的NINフォロワーみたいに言われていたようですが、ここで聴かれるのはインダストリアル系の音よりは、当時ニュー・メタルなどと言われたバンドに近い音です。
とにかくメロディがよく練られていて、ほとんど歌モノのロックとして聴けます。
もちろん激しい曲、プログラミングによるインダストリアル的要素もあるにはあるけれど、味つけ程度のおまけに聴こえます。
買ったときに期待していたものとは違いましたが、これだけ曲が良ければ、文句もありません。


FILTER - The Amalgamut - Where Do We Go From Here ★★ (2007-12-02 00:31:06)

1stシングルだったというのも納得の、哀愁メロディアス・チューン。
サビが耳にこびりつきます。


FILTER - Title of Record - Welcome to the Fold (2008-11-21 23:54:22)

それなりにヘヴィなリフに、激しい声も入るけれど、基本的にはメロディアスでなんか爽やか。
どことなく広がりを感じさせる雰囲気があって良いです。


FINNTROLL - Jaktens tid ★★ (2004-01-02 00:42:00)

笑える踊れる楽しいブラック・メタルもあってもいい。いやもー面白いから断然おっけー。
ポルカ・メタル、何て衝撃的なんでしょう。AMORPHISやIN FLAMESにも肩を並べる(言い過ぎ?)北欧発の強烈な個性。でもこんなバンド、彼らだけでもう充分ですね。異端の歴史的名(迷)盤になりそう。
(3)「SLAGET VID BLODSALV」と(5)「JAKTENS TID」にはぶっ飛びました。


FINNTROLL - Jaktens tid - Slaget vid blodsälv ★★ (2007-09-10 00:49:51)

「オーーーーーーィ!!」っていう掛け声(?)が面白いです。
踊りたくなりますね。


FIREHOUSE - Firehouse 3 ★★ (2003-04-16 00:08:00)

良質のアメリカン・ハード・ロックの詰まった好盤です。心地良いグルーヴとキャッチーなメロディがたっぷり。
優しさの感じられる音楽で、あまり激しさはありませんが、味があって良いです。


FIREWIND - Between Heaven and Hell ★★ (2006-02-21 23:45:00)

ジャケから、もっとソフトなサウンドを予想していたら、いきなりのガナり声にのけぞりました。
ネオ・クラシカル・ギターにグラハム系ヴォーカルというありがちなタイプの音楽ではあるんですが、その組み合わせでこれだけ高品質なら文句もありません。
(4)「DESTINATION FOREVER」という疾走キラー・チューンもあり、バラードの(12)「WHO AM I」は寂しげなメロディから昂揚感のあるサビへの流れが悶絶ものです。
でもやっぱり一番印象に残る曲はSCORPIONSの名曲「PICTURED LIFE」のカヴァー(7)だったり……っていうのは反則かな。


FIREWIND - Between Heaven and Hell - World of Conflict (2008-07-16 20:04:43)

リフやソロのギター・メロディが、ちょっとイン・フレイムスっぽくてお気に入りです。
熱くてキャッチーな歌メロも好き。興奮させられます。


FLAMETAL - The Elder ★★ (2007-09-10 01:06:00)

フラメンコとメタルでフラメタル。
そのまんまじゃんと突っ込みを入れつつも、退路を断つかの如きストレートなバンド名に表れた覚悟に、熱い情熱を感じます。
内容は当然、フラメンコを取り入れたメタルということになりますが、それが成功しているところもあれば、あまり必然性の感じられない部分もありといった感じ。
面白いんですが、メタル要素の薄いフラメンコ・ギターのインストも多いので、ちょっと血気盛んなメタラーには退屈に感じられるかもしれません。
あと濁声ヴォーカルが入るのはまあ良いんですが、もうちょっと表現力のある歌い手が歌っていた方が、フラメンコ・ギターもより活きるんじゃないかと思います。
ただしアイディアはユニークだし、他にない強烈な個性もあるし、挑戦的な姿勢は買いです。
ギターのメロディは哀愁とパッションがしっかり感じられて、テクニカルだし、ギター好きな人には受けると思います。私もフラメンコ・ギターなんてパコ・デ・ルシアくらいしか知りませんが、このバンドのベン・ウッドのギターには惹かれました。
マーティ・フリードマンも1曲ゲストで弾いてます。


FLAMETAL - The Elder - Bruja Tortura ★★ (2007-09-10 01:22:53)

メタルならではの不気味な雰囲気と激しいサウンドに、フラメンコの哀愁のメロディが絡んで、良い感じです。
ベン・ウッドの早弾きフラメンコ・ギターと、マーティーの泣きのギター・ソロの競演が、スリリング。


FLEETWOOD MAC - Peter Green’s Fleetwood Mac ★★ (2007-07-22 23:07:00)

タイトルの表す通り、ピーター・グリーン在籍時の作品で、'68年発表の1stアルバムです。
後の彼らからは想像もつかない、渋~いブルースを演っていて、メタル耳にはちょっと厳しいかもしれません。
私はゲイリー・ムーア経由で興味を持ったのですが、「泣きのギターが炸裂するハード・ロック」みたいな音楽とは全然違うわけで、とっつきにくかったです。
しかしこれが退屈かと言うと、けっこう骨太で適度に刺激的かつ濃厚で、なかなかに心地いいアルバムです。
ポップなFLEETWOOD MACを求めると外れちゃうと思いますが、ブルース好きな人なら納得の作品でしょう。


FLEETWOOD MAC - Peter Green’s Fleetwood Mac - No Place to Go (2007-07-22 23:17:22)

ハーモニカが目立ちまくる曲ですが、延々と繰り返されるギター・リフとの絡み合いが面白くて好きです。


FLOTSAM AND JETSAM - Blood in the Water ★★ (2022-06-04 21:49:46)

'21年発表の14thアルバムです(2ndの再録盤も入れれば通算15作目)。
突撃スラッシュというわけではなく、バランスよく正統派のパワーメタルと混ざったような音楽性。
彼らはけっこう色々な音楽性を取り入れて変化を繰り返してきて、どの時代もそこそこ好きなのですが、ここ数作は普遍的メタル作品をつくっているという印象があります。
適度にスピーディー、適度にヘヴィでメロディアス。安定した高品質メタルです。


FLOTSAM AND JETSAM - Blood in the Water - The Walls (2022-06-04 22:08:22)

哀愁を帯びながら雄々しく歌いあげられるピュア・メタル曲。
このバンドのファンがこういう曲を求めているのかどうかは別として、好きなタイプの曲です。


FLOTSAM AND JETSAM - Drift - Destructive Signs ★★ (2023-03-26 21:26:01)

主役はジェイソン・ワードのベースと言っても過言ではない気がする曲。
でもメンバー全員、良い味が出ています。こういう絡みがバンドの「マジック」なんだろうなー。
こうした歌心のある沁みる曲を演れる懐の深さが魅力です。


FLOTSAM AND JETSAM - High ★★ (2023-06-11 22:28:51)

'97年の6thアルバムです。ジャケも音楽性も地味であまり存在感がなさそう。
が、しかしハイトーン・シャウトも爆走も圧倒的名曲もない、グルーヴィーでちょっと散漫なこのアルバムが実は一番好きデス。
なんだか個人的感性にしっくりくるんですよねー。名曲がなくとも捨て曲もなく、平均値で心地よい。
ジェイソン・ワードとケリー・デビット=スミスがリズム隊の時代のFLOTSのグルーヴが、快感なんです。


FLOWER TRAVELLIN' BAND - Satori ★★ (2006-06-04 19:35:00)

いま聴いても強烈です。'71年の日本のバンドの作品とは思えないくらいの迫力。
ドゥームやサイケっぽさもありつつ、熱いハード・ロックとしてしっかり興奮できるアルバム。
和風なところや東洋的な雰囲気も、いい味出してます。
歌詞が気になるなぁ。


FM - Aphrodisiac ★★ (2007-07-30 23:57:00)

FMは、このアルバムで初めて聴いたのですが、このバンド名とアートワークでは、中身に何を期待して買えば良いのか分かりにくく、ただ安く見かけたので試しに購入する気になりました。
実際に聴いてみると、内容は実に質の高いハード・ロックで、ジャケがもうちょっと良ければもっと売れてただろうにと、もったいない気分になりました。
ブルージーなブリティッシュ・ロックが好きな人にはおすすめです。
メロディが充実しているので、必要以上に地味にならないところが良いですね。


FM - Aphrodisiac - All or Nothing ★★ (2007-07-31 00:05:40)

もし'80年代に、メジャーなバンドがこの曲をリリースしていたら、大ヒットしていてもおかしくないでしょうね。
オーソドックスだけれど、全てのメロディが扇情的。


FOCUS - Moving Waves - Hocus Pocus (2007-02-17 23:39:35)

曲のインパクトも相当ですが、「悪魔の呪文」っていう邦題のセンスが凄いです。
何日か繰り返し聴いていたら、家族に「また怖いの聴いてる」みたいに言われました。


FOGHAT - Fool for the City ★★ (2007-07-12 00:43:00)

マンホールで釣りをしている(?)ジャケが、なんだかとぼけた味を出していて微笑ましい。
ほんと、音が良いですよね。音圧も十分で、勢いもあり、いま聴き返しても気持ちよく楽しめます。
7曲で35分ちょっとという短さですが、しっかり満足させてくれます。
お酒飲んで、酔っ払って聴きたい1枚。


FOGHAT - Fool for the City - Drive Me Home (2007-07-12 00:48:15)

軽快なピアノが気持ちいいです。
色々と効果音や台詞(?)なんかも入り、なかなか凝っています。


FORBIDDEN - Forbidden Evil - Chalice of Blood ★★★ (2022-05-29 20:19:19)

冒頭のギターのインパクト、そしてハイトーン・シャウトの衝撃でつかみはおっけー。
息もつかせぬ展開で、緊張感を保ち、最後まで耳を引き続けます。
完璧な1曲目。


FORBIDDEN - Omega Wave - Forsaken at the Gates ★★ (2022-05-29 21:05:37)

数多あるメタル・アルバム冒頭の序曲の中でも屈指の出来を誇る「Alpha Century」から続けて始まることで、曲としての格が1段階上がって感じられます。
単体として聴いても良い曲ですが、セットだと「名曲!」と拳を振り上げたくなります。
ヘヴィでかっこいい。初期の彼らっぽさは希薄ですが、これは素晴らしい。


FORTUNE - Making Gold ★★ (2005-10-28 21:43:00)

ジャケやタイトルからちょっと神秘的な音を想像していたんですが、けっこう明快なメロディアス・ハードでした。でもいい作品です。
(5)「LIFE GOES ON」の哀メロはたまりませんね。
今のところ、CLOCKWISEよりも、このアルバムの方が好きです。


FORTUNE - Making Gold - Make Your Move (2008-09-06 23:29:17)

間違いました。全然違うバンドの曲と、なぜかリンクしてました。


FRAMESHIFT - An Absence of Empathy ★★ (2005-11-01 20:40:00)

ドイツのマルチ・ミュージシャン、ヘニング・ポーリーのテクニカル・ロック・プロジェクトの2ndアルバムです。
私もセバスチャン・バック目当てで買いましたが、今までに聴いたバズの歌の数々とはずいぶんイメージが違い、その器用さに驚きました。
けっこうニュー・メタルとかエモとか言われるモダンなバンドの歌い方を吸収している感じで、歌メロも声のカラーも、ぱっと聴きバズらしくないような、新たな一面が表れています。
スキッド・ロウとは全然音楽性が違うし、プログレ・メタルのファンにとっても、モダン・ヘヴィ・ロック的なところが好き嫌い分かれるかも。
しかしこれはなかなか面白いです。ありそうでない音ですね。
明快な魅力は見出しにくい音楽ですが、テクニカルで複雑な演奏はたっぷりだし、何だかんだ言っても歌メロはキャッチーだし、叙情性も色濃いから、十分楽しめました。


FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH - Ⅳ ★★ (2005-11-12 12:08:00)

当時ジミ・ヘンドリックスⅡ世なんて言われていただけあって、それっぽいスケールの大きなギター・プレイが楽しめます。
確かフランク・マリノもマイケル・アモットが影響を受けたギタリストに挙げてた気がします。
サイケデリックで壮大な広がりを感じさせるサウンドは、メタル耳には少し辛いかもしれませんが、ジミヘンや'70年代ハード・ロックが好きな人にはたまらないかも。
歌詞も曲も奇妙奇天烈な「MOONWALK」は特に面白いです。


FREAK KITCHEN - Dead Soul Men ★★ (2003-04-16 00:41:00)

相変わらずポップでキャッチーかつ変態的で複雑怪奇な摩訶不思議音楽です。この4thは前作以上にヘヴィで勢いがあり、とっつきやすいと思います。
しかし相変わらず歌詞は毒があるなぁ…。ポール・ギルバートはネガティヴなこと歌っててもどことなくユーモアで包んでくれるけど、マティアスってユーモラスなんだろうけど陰湿な感じがする…。
プレイ面だけでなく曲づくりのセンス含めてもっと評価されてしかるべきバンドだし、独自性があって面白くて、貴重なバンドです。


FREAK KITCHEN - Freak Kitchen ★★ (2003-04-16 00:27:00)

超絶ギタリスト、マティアス・“イア"・エクルンド率いる3ピース・バンドの3rdアルバムです。
マティアス・エクルンドはフランク・ザッパに影響を受けたらしく、スティーヴ・ヴァイみたいな変態的なテクニカル・プレイやイングヴェイばりの速弾きまでなんでもオッケーなギタリストです。歌もなかなかのもの。
フリーク・キッチンでは、ポール・ギルバートなみのポップ・センス発揮した、ひねくれハード・ポップ・ロックをやっています。歌メロはむちゃくちゃキャッチーだけど、リズムやソロはかなり変わってます。3人組ということで、ディジー・ミズ・リジーなんかも思い出されます。面白いですよ~。
しかし歌詞がブラックで……これさえなきゃなぁ……。


FREAK KITCHEN - Spanking Hour - Burning Bridges (2007-08-08 00:43:45)

ポップだけど変てこで、演奏はめちゃくちゃテクニカル。
歌詞も環境問題についてだけど、皮肉が効いていて、やはり一筋縄ではいきません。


FREEDOM CALL - Crystal Empire ★★ (2005-10-20 21:02:00)

初めて聴いた時に感じたのは、爽快感でした。
北欧メロスピの持つクラシカルな哀愁よりも、初期のGAMMA RAYやHELLOWEENで聴けた、明るく爽やかなジャーマン・メタル(メンバーがメンバーだけに当然か)。しかもこれ21世紀になってからの発売・・・逆に新鮮でした。
ヴォーカルの細いハイトーンとか、いかにもな楽曲とか、それこそ「お子様メタル」って馬鹿にされちゃうのかもしれないけど、メタルが好きなんだっていう気持ちがストレートに伝わって来るようで、感動しました。
たまに無性にこういうヘヴィ・メタルが恋しくなります。


FREEDOM CALL - Crystal Empire - The Wanderer (2007-10-16 23:45:57)

元気づけてくれるような、前向きな雰囲気が気持ちいいです。
眩しいくらい。
ヘヴィ・メタルがこんなに爽やかでいいのかとも思ってしまいますが、素敵です。


FRETBLANKET - Junkfuel ★★ (2003-04-16 01:41:00)

'94年発表の1stアルバム。イギリスのバンドみたいです。メンバー写真は長髪ですが、あんまりメタラーって感じでもないです。
音楽的にはグランジのノイジーさのあるサウンドで、パンク風味がちょっとある元気でキャッチーな、しかし哀愁たっぷりのロックです。パワーポップとかギターポップとかも言われるかな。スケーターズ・ロックとしても扱われていたかも。
なんか全曲クオリティ高くて、捨て曲がまったくないです。1回聴いただけで好きになっちゃうくらいにメロディが良いのに、1曲ごとにちゃんと個性があり、アレンジもしっかりしてて、繰り返し聴いても飽きません。
ザ・ワイルドハーツとソウル・アサイラムを足して2で割ったような感じと言えば良いでしょうか。なんかオアシスやニルヴァーナとも比較されてたみたいです。
ザラついた声質のヴォーカルも、哀愁度の高い歌い方で、個人的にツボ。
B!誌だったら大野さんあたりに聴かせれば絶賛するんじゃなかろうか、と思うようなタイプの音楽です。


FRETBLANKET - Junkfuel - Curtainsville ★★ (2005-10-27 21:02:18)

儚げな歌とアコギで泣かせておいて、一気に弾けるあたりのコントラストが良いです。
メロディの寂しそうな感じが好き。


FRETBLANKET - Junkfuel - Direct Approach ★★ (2005-10-27 20:54:31)

アップ・テンポのキャッチーなロック・ナンバー。グランジとUKロックとメロコアが混ざった感じ?
しわがれたヴォーカルが歌う、哀愁を含んだメロディーが気持ちいいです。


FRETBLANKET - Junkfuel - I'm Going to Buy a Hang Glider (2005-10-27 20:57:38)

ベース・ラインが印象的で、弾むノリが気持ちいいです。
最後グチャグチャになっていくノイジーなギター・ソロといい、単純にはいかないのも面白い。


FRETBLANKET - Junkfuel - Transmission (2005-10-27 20:52:58)

リフのメロディの、そこはかとない哀感がたまりません。
リヴァーヴのかかったギターの音色が好きです。


FROST(英国) - Falling Satellites - Towerblock ★★ (2021-03-21 20:08:43)

ダブステップを取り入れた印象的な曲。それでいてメロディアスでとてもきれい。
'16年なんてジャニーズもハロプロもとっくの昔にダブステップを導入しているし、KORNなんて何年も前にアルバム丸ごとで使ってるし、全然「プログレッシヴ」じゃなくて時代遅れじゃんという指摘もあるかもしれません。
でもこんなに美しくもさわやかかつテクニカルなロック/メタル・ソングに、ぶち壊しなSEとぐちゃぐちゃアレンジを加えて違和感なくきれいに着地させるって、とんでもないセンスだよなーと思うのです。
新規要素に振り回されず、消化して使いこなしています。
それと、デモ音源を聴くと元のネタはダブステップは関係なくて、ガシャンと何かが割れる音がインダストリアル的に効果音としてSEに使われたバックに、ちょこっと切ない歌を入れたくらいのもので、これが完成形に至るまでの過程(変遷)があまりにも興味深い。
こういったアイディアはさらに'20年のEP『OTHERS』で拡大適用され、プログレメタル界隈でもちょっと別格な存在感を発揮している感じがします。


FUNERAL FOR A FRIEND - Casually Dressed & Deep in Conversation ★★ (2007-08-29 01:40:00)

スクリームとメロディアスな歌唱を混ぜ合わせたエモ系のバンドは、ここ数年大量発生したせいで、急速に色褪せてしまった印象がありますが、このアルバム発表当時の'03年だと、まだ新鮮さがあったような……リアルタイムでは聴いてませんが。
基本はメロディック・パンクにメタル風味を加えた感じで、スクリーム部分はなくても別に問題ないような気もしますが、それなりにはまっています。
曲は甘酸っぱい叙情メロディ満載で、とてもキャッチーなので、とっつきやすいと思います。
ジャケのアートワークがとても印象的で、グッドです。


FUNERIS NOCTURNUM - Code 666 - Religion Syndrome Deceased - Yer All Perished (2007-03-26 00:08:00)

これをクラブでいきなりかけて躍らせる…のはさすがに無理がありますが、キーボードの使い方、楽しいですね。
フレーズにしてもサウンド・プロダクションにしても、ブラックの型を外れるようなユニークなものがあって、興味深いです。
けっこうキャッチー。


FUNERIS NOCTURNUM - Pure Satanic Blasphemy ★★ (2003-04-16 01:09:00)

フィンランドの真性ブラック・メタル・バンドの1stアルバムです。アルバム・タイトルを見てわかる通り、完全にサタニック・バンドです。メンバーは白塗りメイク。ジャケもいかにもって感じ。
1曲目からサビで「Hail! Hail! Hail! SATAN!!!」とか絶叫してます。狂ったように叫んでます。おおい、大丈夫か?と心配になります。怖いです。歌詞は読む気が失せますね。
ヴォーカルもいっちゃってますが、ドラムのバスドラの速度がまたやばいです。解説でもドラム・マシンかと思ったとか書かれてますが、恐ろしい速度で2バスが叩かれています。それがまた、ブラックだと普通はドラムの音が引っ込んでるのに、このアルバムではクリアに前に出ていて迫力があります。このサウンド・プロダクションはどっちかというとデスっぽいです。
ギター・リフとかもメロはブラックなんですが、かなり音づくりがブラックっぽくなくて、耳に突き刺さります。ブラックよりデスメタルが好きという人におすすめしたいですね。


Frost* - Falling Satellites ★★ (2021-03-21 19:53:37)

この作品から遡って前2作も聴きましたが、どれもこれも高品質のアルバムで、本当に外れがありません。なんて魅力的なバンドでしょう。
プログレ(プログレメタル)にポップな歌メロ(心地よいコーラス)、美しいメロディ、エレクトロ/インダストリアル的要素を盛り込んで、一筋縄ではいかない複雑な要素が混然一体となった音楽。
アルバムのコンセプトは、衛星が落ちてきて破滅する的なものかと思ったら、なんだか人生を楽しもう的ポジティヴなメッセージらしいですが、どうなんだろう。よくわかりません。
でも単純に、音に関してはただただ聴いていて快感なんですよね、このバンドって。
決して頭でっかちで終わらない、リスナーにやさしい進歩的技巧派ロック。練達の職人が作り上げた逸品です。


Frost* - Falling Satellites - Towerblock ★★ (2021-03-21 20:08:43)

ダブステップを取り入れた印象的な曲。それでいてメロディアスでとてもきれい。
'16年なんてジャニーズもハロプロもとっくの昔にダブステップを導入しているし、KORNなんて何年も前にアルバム丸ごとで使ってるし、全然「プログレッシヴ」じゃなくて時代遅れじゃんという指摘もあるかもしれません。
でもこんなに美しくもさわやかかつテクニカルなロック/メタル・ソングに、ぶち壊しなSEとぐちゃぐちゃアレンジを加えて違和感なくきれいに着地させるって、とんでもないセンスだよなーと思うのです。
新規要素に振り回されず、消化して使いこなしています。
それと、デモ音源を聴くと元のネタはダブステップは関係なくて、ガシャンと何かが割れる音がインダストリアル的に効果音としてSEに使われたバックに、ちょこっと切ない歌を入れたくらいのもので、これが完成形に至るまでの過程(変遷)があまりにも興味深い。
こういったアイディアはさらに'20年のEP『OTHERS』で拡大適用され、プログレメタル界隈でもちょっと別格な存在感を発揮している感じがします。


Frost* - Others ★★★ (2021-03-21 20:24:21)

'20年発表のEPです。配信のみのリリースのようです。
CDで聴きたいときは'20年発表の8枚組『13 WINTERS』を購入する必要があります。悩んでますが結局買っちゃいそうな気がします。そのくらいの価値はある。
'16年の3rd『FALLING SATELLITES』のアウトテイク集らしいですが、3rdでも尖っていた「Towerblock」をもっと発展させたような曲がずらり。一気に前進し、とてもユニークな音楽を生み出しています。
リズムや音づくりは世界中の様々な音楽要素を取り入れ、前衛的とすら言えるハチャメチャぶりなのですが、それでも人懐っこくてメロディアス。
ポップスにトラップ/ダブステップ系の変てこなリズムや音を融合させているZeddとかSkrillexがこのごろのお気に入りなのですが、そういう感じの音楽にも通じます。
プログレやメタルの可能性をとてもわかりやすく押し広げてくれる稀有なバンドによる意欲作です。


GALNERYUS - Angel of Salvation - Hunting for Your Dream ★★ (2016-12-19 01:04:58)

もうメタルとJ-POPとの垣根はないんだなーというのが、心から実感できた曲。
コテコテのメタルで演奏や歌は凄まじく、音数もとんでもないのに、実にポップです。新世代だなー。


GALNERYUS - Between Dread and Valor ★★★ (2023-04-25 21:43:53)

遂にMAKE UPを凌駕するレヴェルまで激熱クサメロ日本語HM/HRを引き上げたんだなーというのが一聴目の感想です。(けなしてないですよ、MAKE UPは個人的に神階級、最上級です!)
これはもう、別次元ですよ。日本語をのせたHM/HRをここまでポップに、しかし哀メロたっぷりの疾走感ありありでドラマティックに仕上げてくるなんて・・・。
もちろん英語中心の、テクニックやスピードをもっと前面に押し出した曲を収めた他のアルバムも好きですよ。少なくとも小野正利加入後のはみんな聴いてます。そしてこの作品はスペシャルアルバムということで、本筋とは外れているのかもしれません。でも心が震えてしまうんだから仕方がない。
人生の〇枚アルバムに入れて後悔なしです。
今年のベストはIFのアレかHのアレだと思っていたのに、もう2回も変節して、今はコレです。いやほんと、想定を軽々超えてくれました。
他の誰がけなそうと、断固私はこの作品を愛で続けます。


GALNERYUS - Between Dread and Valor - Time Will Tell ★★★ (2023-04-25 21:51:34)

ヤバいヤバい、こんなにガルネリウスの曲が胸を射抜いたことはありませんでした。
もう私の好み、ド真ん中。この哀愁、メロディ、疾走感、切ない歌詞。降参です。大大大好き!
この次の「Let Us Shine」の哀メロもたまんないけど、とにかくこの曲が好きすぎる!


GALNERYUS - Resurrection ★★★ (2012-02-18 11:58:14)

2010年に最もよく聴いたメタル・アルバムはたぶんこれです。
小野正利がメタル・バンドで歌ってくれる。しかもGALNERYUSで。ということで発売前から興奮状態だったのですが、中身も鼻血ものでした。
劇的なインストから耳馴染みの良い疾走曲という大好物の展開含め、お約束をしっかり守ってテクニックとメロディをふんだんに詰め込んだメタル曲に、ストレスのない稀有なハイトーン・ヴォーカル。
一聴目にしてもう拳を握りしめて頭を振ってしまったほど、ツボでした。
たまに恥ずかしくて苦笑してしまう歌詞やメロディもありますが、そんなところもご愛敬。
キラー・チューンは多いですが、1曲選ぶなら(10)「DESTINY」が白眉でしょうか。
ライヴは行けなかったけど、ライヴDVDも良かったです。


GALNERYUS - The Flag of Punishment ★★ (2006-02-08 00:24:00)

アニメタル経由で興味を持って買いました。
天野喜孝によるジャケからも想像できましたが、清々しいまでのメロスピぶりで嬉しくなっちゃいました。
クサクサのメロディ展開と滑らかな早弾きフレーズが、実に気持ち良いです。日本のバンドだということはほとんど気になりません。
ヴォーカルは賛否両論みたいですが、私は全然気になりませんでした。良いヴォーカルだと思います。


GALNERYUS - The Flag of Punishment - Beyond of the Ground ★★ (2007-10-12 23:26:22)

あくまでアグレッシヴに疾走しながらも、キャッチーな歌メロが素晴らしい。
ギターもかっこいいし、これは確かに名曲です。


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow - Money (2007-02-19 23:56:26)

楽しい♪
昔のジャーマン・メタルって、最近の北欧メロスピとは微妙に違って、哀愁疾走だけでなく、明るく楽しい楽曲も多かったですよね。
ロック・オペラとかクイーンなんかが大好きなんだろうなと思える曲。
面白いな~。