カーペンターズには知名度の有無・大小に関わらず、数多くの名曲が存在します。 本作は、リチャード・カーペンター自身がその中から"シングルカットされなかった曲"を選曲した2枚組全28曲収録の、所謂"裏ベスト"です。 そのため、このサイトでも上位にランクインされている、"青春の輝き"や"愛のプレリュード"等は収録されていません。 では、本作はマニア向けの内容なのか? 答えは、NO!です。 捨て曲があるにはありますが、"動物と子供たちの詩"や"ウェディング・ソング"など、 ファンや初心者など関係なく聴けるアルバムになっております。 曲順も、デヴュー作「TICKET TO RIDE」からラストアルバム「VOICE OF THE HEART」のオリジナル全10作から年代順に選ばれているので、 リチャード自身による曲解説と合わせて、カーペンターズ・サウンドが進化していく過程を読み取ることが出来ます。 個人的には、バラードがメインのDisc-2はぜひ聴いてほしいですね。 ラストの"Look To Your Dreams"は涙なしには聴けません!
日本編集のベスト盤「THE HEART OF CHICAGO 1982-1997」の続編的アルバム。 未発表曲や世界初CD化の曲が入ってて、裏ベスト的な内容です。 You Come To My Senses、Explain It To My Heart、We Can Last Forever、 Hard To Say I'm Sorry(Get Awayへ続くアルバムバージョン)など、 タイトル通りバラード(AOR)路線に変更後の80~90年代の曲が中心なので、 そのあたりのCHICAGOが好きな人はぜひ聴いてみては。
僕の周りにはELTファンが多いですが、皆「3人だった頃が良かった」と言います。 僕もどちらかと言うと3人だった(五十嵐さんがいた)頃派なんですよね。 2人になってからは、"またあした"以降聴いてません。 今のELTを否定する気はありませんが、僕にとっての"EVERY LITTLE THING"というものがこのベスト盤にあります。 96年のデビュー曲"Feel My Heart"から99年の"Over And Over"までのシングル全12曲に、 伊藤さん・五十嵐さんのインスト各1曲、持田さんが初めて作詞を担当した"キモチ" の3曲の、全15曲が収録されています。 個人的には本作を聴くたびに、昔のELTを思い出して懐かしい気分に浸っています。 ELTを手っ取り早く知りたい人にはオススメ。
1999年の「EVERY BEST SINGLE + 3」に続く、2003年発表の2枚目のベストアルバム。 "Pray"から"ファンダメンタル・ラブ"のシングル曲13曲と、 "For The Moment"と"出逢った頃のように"のアコースティックバージョンの計15曲収録。 正直、アコギの2曲は原曲の印象(良さ)が強すぎて聴けませんでした。 個人的には「UNTITLED-4 Ballads-」のうちの2曲("愛の謳"と"ルーム")が未収録な部分が気になりますが、 3人から2人編成へと変わっていくELTの音楽性の成長が詰まっているベスト盤だと思います。 余談ですが、個人的には2人編成のELTも、聴けるのは本作辺りが限界ですね。 最近のELTは大人しすぎると思うので。
FORBIDDENは、ベイエリアスラッシュシーンを代表するバンドの一つですが、 個人的にはその中でも際立って、いや最もテクニカルなバンドであると思います。まだまだ荒々しさが感じられる1stのThrough Eyes Of Glassを聴けば分かるように、デビュー当時からその高レベルな演奏力は注目を集め、 "ベイエリアの秘密兵器"とも呼ばれた。その1st「FORBIDDEN EVIL」は名作だと言える。2nd「TWISTED INTO FORM」では、1stで聴ける独特な鋭さが消え、サウンドもへヴィになり「丸くなった」感は拭えなかった(私は、"鋭"と"重"の相反する作品で興味深いと思っております)。その後、ブランクを経て2枚のアルバムを残すが、解散。その2枚は聴いたことがないし、これから先聴くことはないだろう。なぜなら、初期の2作品・・・これが私にとってのFORBIDDENであり、ベイエリアスラッシュでもあるからだ。
1stにありがちな荒削さが、逆にアルバムのかっこよさを強めている1枚。 FORBIDDENと言えば、次作「TWISTED INTO FORM」の方がよく知られているようですが、 「スラッシュメタル」に拘るとこちらの方が断然素晴らしい。 Through Eyes Of Glassは、正にFORBIDDENそのものと言ってもいい名曲! 余談ですが、このアルバムって日本発売されてたんですね。某Yサイトで探してみると、 アルバムそのものがリストから消されていました。 やっぱり、日本なので仕方ないのでしょうか・・・。
98年にCENTURY MEDIAから発売された再発盤のボーナストラック (As Good As Deadのライブバージョンも収録)。 僕はこれを先に聴いたので、1stのスタジオバージョンは 全く耳に合いませんでした。それぐらい強烈なバージョンです。 スタジオバージョンのスピード・パワー・アグレッションを 3倍増しにしたような感じです。必聴!!!
アイリッシュ臭濃厚な"Over The Hills And Far Away"、ポップな"Friday On My Mind"、泣きのインスト"The Loner"、バラード"Crying In The Shadows"等、 曲のバリエーション豊富な1枚。 ゲイリーと言えば、「CORRIDORS OF POWER」の方が名盤と言われていますが、 個人的には本作が最高傑作だと思う。 個人的には、"The Loner"と"Crying In The Shadows"は、号泣級の名曲だと言いたい!!!