前作『WEIGHT OF THE WORLD』は素晴らしい復活作でしたが、 それに続くこのアルバムは、物足りない部分もあるものの、なかなかの出来です。 3分台のごくごくシンプルな曲ばかりが並んでいて、覚えやすいものの、それぞれの曲の印象が薄いので、 メリハリがなく、垂れ流しとまでは言わないまでも、淡泊な感じは否めません。 どうしても、もう少しドラマティックに、ハードに、と求めてしまうのはHR/HMリスナーのサガでしょう。 ①"Reach"・⑩"Lost"のように、シリアスで熱いメロディをもっとフィーチュアしてくれたら嬉しいんだけどな。 とはいえ、メロディアスで聴きやすいアルバムであることは確かなので、安心して聴けますよ。
1994年にリリースされたミニアルバムです。 "No Justice"・"Mandy"・"Hard To Love"のライヴヴァージョン、 "Honestly"と"Jealousy"のアコースティックヴァージョン、 "If There Was A Time"と"Something To Say"のエディットヴァージョンの全7曲収録。 ライヴは少々音がこもり気味だけど、やはりイイですね。特にピートのギタープレイが素晴らしい。 アコースティックアレンジも凄くマッチしてます。HAREM SCAREMの曲はアコギも良く似合う。 エディットヴァージョンはただギターソロを省略しているだけなので、オリジナルを知っている人には価値なし。 この2曲の代わりに、ライヴとアコースティックを1曲ずつ入れてくれたら、さらに良かったのにと思います。
こういうミニアルバムって、気軽に何度も聴けるし、なんだかとてもお得感があって好きです。 これと『LIVE IN JAPAN』とのカップリングで『LIVE ONES』としても売られているので、手にしてみて下さい。
RUBBER名義からHAREM SCAREMにバンド名を戻し、2002年に発表された、 RUBBER時代を含めると8作目となるオリジナルアルバム。 力作①"Weight Of The World"で始まり,最高のバラード⑤"This Ain't Over",アゲアゲな⑨"If You"を挟み, インストの⑥"Internude"・⑩"See Saw"でメリハリをつけ,非常に良いボートラ⑫"End Of Time"で締める。 アルバムの流れも良く、全12曲で42分。さっぱりと気持ち良く聴けますね。
比較的アップテンポの曲でありながら、酔ってしまいそうになるほどのグルーヴ感! 2ndコーラス後のリフなんて、まさにキラー! アイオミ&ギーザーの黄金コンビはやはり最強だ! 余談ですが、「The hand that rocks the cradle」とロニーが歌うところには、 マーティン時代ラヴの自分は、いつ聴いてもドキッとしてしまいます。
さわやかで気持ちいい①"I Got Your Number"、魅力的で意外性のあるメロディが耳を惹きつける②"The Look In Your Eye"、一見地味そうだが曲構成が絶妙な⑥"Hold Out Your Life"、TRAPEZE時代の名バラード⑧"Coast To Coast"、グレンのワキャワキャシャウトが超強烈なHR⑨"First Step Of Love"が特に好きです。 これ聴いてると、とっても心地いいんですよね~。