これはちょっと取っ付きにくいアルバムだと思いますが、ハマればハマると思います。 ①"The Great Deceiver"と②"Lament"、それと④"The Night Watch"の後半以外は、 すべてライヴレコーディングらしいです。しかも、ほぼ全部インストです(一部ヴォーカルが入りますが)。 それらの曲と、息をのむほど美しい⑤"Trio"は分かりやすい構成ですが、他の曲はなんとも形容しがたい。 大筋の流れはあるんでしょうが、終始ジャムってるような印象です。 曲としては掴みにくいが,この緊張感が良いです。ビル・ブルフォードのドラミングが実に素晴らしい。
86年に2nd『PLEASURE TO KILL』を発表した後、同年にリリースされた3曲入りのEP。 ①"Flag Of Hate"は、1st『ENDLESS PAIN』収録曲の再録で、シンプルでパワフルなスラッシュチューン。 よりファストかつアグレッシヴに、カッコよくなっています。タイトルトラックにふさわしい名曲です。 ②"Take Their Lives"と③"Awakening Of The Gods"は、それぞれ約6分半と7分半の長尺曲。 前作でも1曲、"The Pestilence"という長めの曲があり、それは少々ダレ気味にも感じられましたが、 今作における2曲は、曲構成が非常に巧みに仕上がっていると思います。 ①は直ぐに気に入りましたし、②と③も時間を掛けて好きになりました。 現在は、『PLEASURE TO KILL』とカップリングで売られています。どちらも名盤ですのでぜひ!
とにかく、4人のパフォーマンスがスゴイ・・・。息もピッタリですし。それぞれのパートの掛け合いもスリリングです。 まさに「ホンモノ」だ!、と思わされました。 スタジオ盤を聴いただけじゃ、ZEPの魅力は全然伝わりきれないと思います。 ぜひ、このアルバムや「HOW THE WEST WAS WON」を聴いてほしい。
アコースティックな面が大幅に導入(特にB面)されてます。 それが賛否両論を生んだんでしょうが、こういうのもいいと思います。 幅広い音楽性がZEPの特徴でもありますしね。 それに、"Immigrant Song"・"Out On The Tiles"など、HRな名曲もあります。 ブルース・ロックな"Since I've Been Loving You"もいい!
包み込むオルガン、語りかけるようなヴォーカル、鳴り響くアコギ。すべてが優しさに満ち溢れている。 アコギソロも好きだし、終盤でだんだんフェードアウトしていってまたフェードインしてから終わるのもいいんだよね。 そして、"Your Time Is Gonna Come"とかでもそうだけど、こういう穏やかな曲でもボンゾは絶妙なオカズたっぷりに魅せてくれるんだよなぁ。