1981年にリリースされた2ndアルバム。全8曲で36分の作品。 さすがに1stほどではないと思いますが、これもなかなかの楽曲がそろったアルバムですね。 前作のようにマイケルの独壇場ではなく、バンドとしてまとまりのある作品だと思います。 ②"Attack Of The Mad Axeman"・③"On And On"・⑦"Looking For Love"が特に好きです。
コージー在籍時の日本でのライヴアルバム。 選曲はこの時点でのほぼベストでしょう。 UFO時代の"Doctor Doctor"もプレイしてます。 UFOでの『STRANGERS IN THE NIGHT』ほどの超名盤というわけではないが、 やはり興味深いライヴアルバムであることに違いないです。 リマスター版ではコージーのドラムソロも収録した完全版らしいので、そっちも聴いてみたいですね。
1984年にリリースされたライヴアルバム。全9曲で41分の作品。 『ONE NIGHT AT BUDOKAN 』よりも聴きやすくて、親しみやすいライヴアルバムだと思います。 全体的にテンポアップされた演奏をしていて、各曲がコンパクトにまとまっています。 音質は決して良くはないけど、これくらい全然許容範囲内です。
選曲も4thまでのいいところどりで、バンドのプレイもなかなか好調ですね。 ①"Captain Nemo",②"Rock My Nights Away",⑤"Into The Arena",⑦"Desert Song"等、凄く良い。 特に"Desert Song"!これには大感動しました。ホントかっこいい曲だなと再確認。 個人的には、『ONE NIGHT AT BUDOKAN 』よりも好きなライヴアルバムです。
2010年のライヴを収録したアルバム(映像版もあり)。 ラインナップはマイケル以下、ゲイリー・バーデン、サイモン・フィリップス、ニール・マレイ、ウェイン・フィンドレイ。 MSGの1stと2ndからの楽曲を中心に、当時の新作『IN THE MIDST OF BEAUTY』や『GIPSY LADY』からも採り上げています。 新鮮味は薄いですが、良質で安定したパフォーマンスを楽します。
マイケルのデヴュー25周年を記念した、それまでの歩みを振り返る構成の2枚組ライヴアルバム。 97年までにマイケルが携わったオリジナルスタジオアルバム18枚、 CONTRABANDや、3曲のみ参加の『LOVEDRIVE』も含む、すべてからプレイされています。 当時最新作の『WRITTEN IN THE SAND』からの割合が少々多いが、いい曲が多ので問題なし。 そしてMSGの1stからが1番多いんですが、このライヴでのヴォーカリストの、 デヴィッド・ヴァン・ランディングの声質がゲイリー・バーデンそっくりなので違和感は皆無です。 また、途中で挟まれるアコースティック・セット、これも最高にいいんですよね~。
それ以前に発表されたライヴ盤の『ONE NIGHT AT BUDOKAN』・『ROCK WILL NEVER DIE』より、 さらに良いプレイ、アレンジなんじゃないかと思います。 さすがに昔ほどのカリスマ性はないかもしれないが、やはりマイケルはイイ!大好きだ! そんな思いを一層強めてくれたアルバムです。
2013年作、MICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCK名義としては1作目。 ソロ名義として発表された前作『TEMPLE OF ROCk』で1曲ゲスト参加したドゥギー・ホワイトをヴォーカリストに据え、リズム隊には元SCORPIONSの2人、キーボード/ギターにウェイン・フィンドレイの5人編成のバンドとしてレコーディング。
2015年のライヴを収録したアルバム(映像版もあり)。 UFOから6曲、SCORPIONSから4曲、MSGから3曲、TEMPLE OF ROCKから8曲と、新曲を中心にバランスよく採り上げられています。 元SCORPIONSのリズム隊がいる為か、マイケルが参加した『LOVEDRIVE』からの曲以外にも、"Rock You Like A Hurricane"・"Blackout"等の意外な選曲も。 ドゥギーはRAINBOW時代もそうでしたが、他の人の曲でも違和感なく上手く歌いこなしていますね。 マイケルのプレイも好調です。
全体を通して捨て曲はないですが、前半の完成度は特筆すべきほど凄まじく、 ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・③"Put A Little Faith In Me"・⑤"Reaper"が最高に好きです。 どれもトニーにはうってつけの曲だし、感動的で極上の音楽であります。 その中でもベストチューンは②!これは素晴らしい!いつ聴いてもどっぷり入り込んでしまいます。 後半のハード・ポップな曲が続くところは、個人的にはもひとつですが、決して悪くはないです。 何より、前半の楽曲の充実ぶりを前にしたら、文句の一つも出てきやしませんってもんです。
主役であるミシャ・カルヴィンのプレイは、とてもセンスが良くて、 それほど長くはないソロタイムの中でキッチリ魅せどころを作れているし、 その上エモーショナルですね。うむ、ほんとに実力がありますね~。 だが、それ以上に注目すべきは、そのアレンジセンスだと思います。 全く、なんてドラマティックに仕上げてくれることでしょう・・・! しっかりと各パートのアンサンブルに気を使い,展開の持っていき方に工夫をしてメリハリ,起承転結をつける。 楽曲の完成度にこだわってるし、なんか愛を感じますよ! ①"Strangers"・②"Ready Or Not"・⑩"Heaven Only Knows"等を聴けば,それがひしひしと感じられます。 うん、そうだよ、音楽ってのはこういうもんでしょ!聴いていると、そんな熱い思いに駆られます。
こういう荘厳な雰囲気の曲は、自分は否応なしに心を震わされますよ・・・。胸の底から熱くなる・・・! 流石に頭3曲の超絶的な完成度には及ばぬものの、決して聴き手のテンションを落としたりなどさせぬ! これもちゃんと練ってある素晴らしい曲で、作り手の想いが感じられます・・・! 「Look!Look!Look!Look! for the reaper!」
そして歌詞もまたすごくいいんだよな、これが。特に一番最後で静かになってからのとこが。 「Another time, another day, I would never have turned you away. Does it matter? Anyway, now you're gone.」 「もし他の機会、他の時だったなら、俺は決してお前を行かせたりはしなかった。でもそれがどうしたっていうんだ?いずれにせよ、もうお前はいなくなってしまったんだ。」 ホント切ない…。泣かせるわ…。
前半の約1分のギターソロ部分がイントロの"The Cage"で、以降が"If You Believe"という構成です。 その"The Cage"は、ドン・エイリーがプレイする、JUDAS PRIESTの"A Touch Of Evil"を思わせるフレーズを含むキーボードをバックに、ダリオの抒情性と激情とを湛えたギタープレイがフィーチュアされています。 "If You Believe"は穏やかなバラードで、トニーの美声が映える~。
やはり、疾走HRの④"Balance Of Power"・⑪"Guardian Angel"が最も惹かれますが、 バラードナンバーの⑦"Wind Of Change"をはじめとして、 他にも高品質でヴァラエティ豊かな楽曲が並んでいて、楽しく聴けますよ。 カヴァーナンバーは、前作ではDEEP PURPLEの"Stormbringer"を採り上げていましたが、 今回は、LED ZEPPELINの"Dazed And Confused"をプレイしていて、これも素晴らしいです。