シンプルな正統派HR/HMで、この類の音楽のファンのツボを的確に突いてきます。 ジェフの頼もしいパフォーマンスを中心に据えて、高品質の楽曲を並べた、実に安心感のあるアルバム。 オープニングの"Talk Of The Guns"は文句なくカッコいい。 全体的にもうワンランクアップして、これくらい素晴らしい曲が他に多くあれば最高ですが、 非常にまとまりがいいですし、十分最後まで楽しめます。
一発目。いきなり、テープを逆回しにしたような不思議な声からスムーズに、 「Alright! Now it's up to you!There's a rocking storm coming over you!」と繋がるイントロが面白い。 やたらテンションの高いHR。スティーヴも終始かなり叫び気味に歌っていて、それがメチャクチャいいです!
「Protecting the weak points of the mind. Defensive personalities. Violent one minute calm the next. Defensive Personalities.」というサビの歌詞も好きだし、 サビの途中で減速を挟んで、もう1回行くぞ~って感じで再疾走するのもイイ! "Scavenger Of Human Sorrow"もそんな感じのところがありますよね。こういうの好きなんです。 んで、再び減速してから今度は少しテンポを上げ、ハモリを含む官能的なフレーズがたまらん! そして一気にスピードアップして、チャックのギターソロだ!スリリング! さらに、間髪いれずにジェイムズに交代。ソロが終わってもそのまま突っ走る! …と、ここの一連の流れがカッコよすぎる!完璧!