ジョーのヴォーカルも、当然素晴らしいですしね。 BAD COMPANYの"Movin' On"でのポール・ロジャースばりの渋い歌いっぷり、 FOREIGNERの"Waiting For A Girl Like You"でのエモーショナルな歌唱などを聴くと、 やはりジョーは幅が広く、表現力のあるシンガーだなぁと思わされますね。
3rd『BLACK TO THE LIND』リリース後に発表されたミニアルバム。 4曲のスタジオトラック、それとボートラとして3rdから2曲のリミックス(日本版は3曲)。 しかし,その4曲の内,"Anamnesis"は日本盤3rdにボートラで収録,"Breath Of Centuries"は1stのリメイク。 そして、リミックス2曲はディスコ調な感じに仕上げられており、完全なるお遊びで正直蛇足です。 なので、このアルバムはファンなら買ってもいいと思いますが、後回しでもいいかなとも思います。
マイケルのデヴュー25周年を記念した、それまでの歩みを振り返る構成の2枚組ライヴアルバム。 97年までにマイケルが携わったオリジナルスタジオアルバム18枚、 CONTRABANDや、3曲のみ参加の『LOVEDRIVE』も含む、すべてからプレイされています。 当時最新作の『WRITTEN IN THE SAND』からの割合が少々多いが、いい曲が多ので問題なし。 そしてMSGの1stからが1番多いんですが、このライヴでのヴォーカリストの、 デヴィッド・ヴァン・ランディングの声質がゲイリー・バーデンそっくりなので違和感は皆無です。 また、途中で挟まれるアコースティック・セット、これも最高にいいんですよね~。
それ以前に発表されたライヴ盤の『ONE NIGHT AT BUDOKAN』・『ROCK WILL NEVER DIE』より、 さらに良いプレイ、アレンジなんじゃないかと思います。 さすがに昔ほどのカリスマ性はないかもしれないが、やはりマイケルはイイ!大好きだ! そんな思いを一層強めてくれたアルバムです。
ヴァースがBLUE MURDERの"We All Fall Down"、まんますぎる(笑)。 ソロ後なんかも明らかに狙ってるな、こりゃ。 ゲイリー・ヒューズの嗜好からすればあり得ることなんだろうし、"Spellboud"・"Eclipse"と同じく、 タイトルからしてその筋の曲であることを事前に匂わせてるから、まだ許容はできないことはないけど、 こうもあからさまだと、ちょっと冷めてしまうのが正直なところ。
イントロダクション3曲、(たぶん)当時新曲の3曲"Sothis"・"Vision And The Voice"・"The Wrath"、 それとカヴァーの"Black Sabbath"の7曲で構成されたミニアルバム。
これ自体はおススメですが,既にVADERのアルバムを多数揃えてる方にとっては優先度は低くなりますね。 なぜなら,"Sothis","Vision And The Voice"はリテイクされ『DE PROFUNDIS』にも収録されていますし, "The Wrath"も日本版『DE PROFUNDIS』にボートラとして収録。 "Black Sabbath"は後にカヴァーアルバム『FUTURE OF THE PAST』にも収録、 さらに言えば『LIVE IN JAPAN』ヴァージョンの方が何倍もいいですし。 ちなみに,上記のver違いの2曲は,音質が違うので印象も違いますが,曲構成自体はほぼ変わっていません。 こちらの方がより軽快で,『DE PROFUNDIS』の方が堅くて重い感じかな。もちろんどちらも好きですよ。
というわけなので、↑の方もおっしゃっているように、これが完全収録されている、 日本盤『THE DARKEST AGE LIVE '93』を買ってしまうのがお得です。っていうか,自分もそうしたので(笑)。 輸入盤『DE PROFUNDIS』を所有していた自分にとって,名曲"The Wrath"を聴けたのが一番の収穫ですね。
序盤の①"Eternal Nightmare"と②"Serial Killer"、 そして、終盤の⑥"Bodies On Bodies"・⑦"Kill On Command"は抜きん出た名曲かと。 中盤は少々劣る。それでも十分過ぎるほど良いのです! ②に至っては、「メタラーならこれを聴いて暴れ出さずにいらいでか!」ってな~もんですよ!
新加入のダニーが1人で作った曲で、ピアノが前面で踊りまくるロックンロールに仕上がっています。 なかなかいい曲で自分はけっこう好きなんですが、まぁ、明らかに浮いてますわな(笑)。 マイケルが気に入ってないのも頷けます。自分もやっぱ次曲の"On With The Action"みたいな曲が至高だと思いますし。
比較的アップテンポの曲でありながら、酔ってしまいそうになるほどのグルーヴ感! 2ndコーラス後のリフなんて、まさにキラー! アイオミ&ギーザーの黄金コンビはやはり最強だ! 余談ですが、「The hand that rocks the cradle」とロニーが歌うところには、 マーティン時代ラヴの自分は、いつ聴いてもドキッとしてしまいます。
自分は『LIVE IN JAPAN』の方を先に聴いて、なんて巧いカヴァーだ!、って思ったんですが、 こっちを聴いてちょっとガクッとしました(笑)。主にピーターのヴォーカルに。 『LIVE~』の方では太いデス声で頼もしく、全体的にもVADERなりにアグレッシヴにアレンジしていて、 それが絶妙だったんですが、これは余りにも原曲をリスペクトし過ぎかなぁ、と。 お尻に"Behind The Wall Of Sleep"までくっつけっちゃってるし(笑)。 終盤までPeterはデス声は出さずに,オジーの様な妖しさを出そうとしてるんでしょうが,なんか情けない感じ…。 合間に「ジャジャッ!!!」とキメるのはすごくイイし、終盤の展開はVADERの得意とするところで流石です。
どこか煮え切らないような気がするんだけど、やたらと耳に残る…。 う~ん、不思議な感覚。それは恐らく良い曲ということなのだろう。 でも、ゲイリー・ヒューズ自身は"The Name Of The Rose"のような曲だと言っているが、それは褒め過ぎ(笑)。 それよりも、大作になり損ねた感じが、"The Robe"を彷彿とさせると思います。