抒情的な始まりから、ヘヴィになり、最後は一転して「美しい疾走」。 IRON MAIDENの"Children Of The Damned"などを思わせる、構築美を誇ります。 走り始める2:45まででも、充分名曲に値しますね。 なんといっても、クリスのリフワークが素晴らしいですから。 でもやはり、最後の盛り上がりで感じられる高揚感。爆音で聴いてエクスタシーに包まれます。 流麗なギターソロに恍惚としていてたら、そこに重なるヒステリックなハイトーンシャウト。 クリスも負けじとタッピングで応戦して、そのまま怒涛のエンディングへとなだれ込む。 ここは、ほんっっっとうに堪らない!このコンビネーションにはやられました…。
THE MARBLES時代のヒット曲の再録ヴァージョン。 ALCATRAZZでもリレコしてましたし、先日のVOICES OF RAINBOWで来日した際も披露されましたね。 グラハムもこの曲には思い入れがあるんでしょうね。 HR/HM耳からすれば、まったりし過ぎなのですが、何度か聴くと段々と好きになりました。
RUBBER名義からHAREM SCAREMにバンド名を戻し、2002年に発表された、 RUBBER時代を含めると8作目となるオリジナルアルバム。 力作①"Weight Of The World"で始まり,最高のバラード⑤"This Ain't Over",アゲアゲな⑨"If You"を挟み, インストの⑥"Internude"・⑩"See Saw"でメリハリをつけ,非常に良いボートラ⑫"End Of Time"で締める。 アルバムの流れも良く、全12曲で42分。さっぱりと気持ち良く聴けますね。
う~ん、クリスのプレイ自体はなかなか良いと思うし、ファンは楽しめる部分もあると思うけど、 これからIMPELLITTERIを聴く人には勧めにくいかなぁ。 2nd『GRIN AND BEAR IT』とこのアルバムは、迷走中のバンドの姿が表れているように感じます。 まぁ、それぞれ、この後に『VICTIM OF THE SYSTEM』や『WICKED MAIDEN』という、 快心作を出せたのだから、これらを作ったことの意義はあったのでしょう。そう思います。
2010年に続き、再び「VOICES OF RAINBOW」として、ジョー、ドゥギーと共に来日公演を行なってくれました。 ジョー、ドゥギーの90分のステージの後で「ALCATRAZZ featuring GRAHAM BONNET」名義で、 90分のライヴパフォーマンスでした。東京公演のセットリストは以下の通りです。
①"Assault Attack"②"Island In The Sun"③"God Blessed Video"④"Love's No Friend" ⑤"Stand In Line"⑥"Eyes Of The World"⑦"Will You Be Home Tonight"⑧"Only One Woman" ⑨"Big Foot"⑩"Jet To Jet"⑪"Skyfire"⑫"Since You Been Gone"⑬"Dancer" ⑭"Lost In Hollywood"⑮"All Night Long"⑯"Long Live Rock'N'Roll"
尚、アンコールの最後の2曲は、ジョーとドゥギーと一緒に歌ってました。 THE MARBLES時代の相方である従兄弟の死を悼み歌った"Only One Woman"や"Dancer"はサプライズ。 個人的に凄く期待していた"Stand In Line"が、鐘の音で始まった瞬間はテンション上がりました!(笑) さすがに歌はけっこうヘロヘロだったけど、熱かったから気にならなかったです。 "Horishima Mon Amour"や"Desert Song"も演ってくれたらもっと良かったなぁ。 ALCATRAZZ名義とはいえ、当時のメンバーはグラハム以外にはいないし、 3rdからは1曲もやらないしで、結局はソロのようなものですけどね。
"Dude (Looks Like A Lady)"と同じくホーンが効果的に使われていて、アレンジが冴えていると思います。 曲調はポップですが、ギターソロはハードで、わずかにベースソロもあるし、飽きさせない曲展開です。 あと、「Don't, don't~♪」のところの歌い回しが、非常にスリリングで大好きですね。