最近一番気に入っているのがベスト盤のNO REMOSEの2枚目のボーナストラックの最後に入っているSTSAND BY YOUR MANという曲です。ハチャメチャに騒ぎながらもの悲しいフンイキがなんともいえないです。デュエット相手のウェンディ・O・ウィリアムズという人は、女性だったんですね。彼女のことをネットで検索してみたら、ストリッパーで乳首にテープという出で立ちで、レミーの恋人(恋人というピュアな響きの言葉は似合ってないかも知れないですが)だったとのこと。彼女は98年に他界してしまっているとのこと。プラズマティックス買ってみようかな? とにかく久しぶりにこれぞという一曲に出会いました。
すでに80年代の欧州産HM的な音を愛好していたので、このサイトの方々の絶賛ぶりからすると好みに近いかもと思い購入しました。最初は「?」でした。80年代の人たちと作っている曲は近いのですが、ドスのきいたボーカルと、基本的にエッジより重さ重視のサウンドに「ああ、90年代以降の音だなあ。これなら自分はVANDENBERGとかを聴くなあ。暗めメロディアスだったらメガデスのCOUNT DOWN TO…とかの方が断然シャープだなあ」と感じたものです。でも、ききこむと素晴らしい。若さが非常に良い形で表れたアルバムだと思います。若さの素晴らしいアルバムに久々に出会った感じです。 自殺などの重いテーマをまっすぐな若者がまっすぐにHMのメロディに乗せているという希有な魅力を感じます。余談ですが、ボーカルはドラえもんのジャイアンが将来歌手になったら、意外にも名歌手になってこんな感じの歌を歌うんじゃないかと思います。 もちろん最大級の褒め言葉です。ジャイアンほど男を惚れさせるキャラクターもいないと思っています。メロディの個性がジャイアンの(実は繊細な)直情を感じさせるんですよね。長くなってすいません。