欲を言わせてもらえば、「Killing Yourself To Live」「Symptom Of The Universe」も入れてほしかった・・・ いやいや、そんな一ファンのワガママを言い出した所でこのアルバムの本質、評価はまったく揺るがない凄みがあります。 何せ黄金期のオリジナルSABBATHが復活した訳ですから。俺も含め後追いの若い世代にとっても、70年代をリアルタイムで体験できたベテラン世代にとっても価値ある、偉大なるライヴアルバムです。 代表する名曲を織り成す演奏は完璧と言うしかなく、30年ものキャリアは伊達じゃない。この4人が揃うことで化学反応を起こし、凄まじい魔力を発揮する。 初期のライヴを収めた「PAST LIVES」での鬼気迫る、ギリギリの精神状態でのような荒々しい演奏に対し、本作は余裕と貫禄に満ち溢れ、完璧なまでの演奏に圧倒される。 何度聴いても凄い!!
威風堂々と歌うオジーに対し、ジェイク・E・リー、ランディ・カスティロのテクニカルなプレイが火花を散らす。 程よくポップさとヘヴィさを含んだ、オジーの魅力を十分に活かした曲揃い。 「Never」は各パートのテクニカルなプレイを味わえるし、「Killer Of Giants」ではあまりの美しさと切なさに感動。