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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300
THOR

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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300
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PRONG - Cleansing ★★ (2004-06-03 00:36:00)

SWANS風の強迫的へヴィジャンクサウンドにハードコア・スラッシュメタルのエッセンスを加えた演奏が特徴か。
エッジの効いたハードなギターリフと、タイトなリズムを刻む重いドラムスのコンビネーションが素晴らしい。
所謂インダストリアルメタルと呼ばれるタイプのバンドの99%は、PRONGの前では日向の縁側の雪のように消えちまうよ。
先鋭的で強烈だ。


PRONG - Force Fed ★★ (2004-08-19 02:36:00)

多分1stか2nd。
後によりタイトなスラッシュメタル・サイドに移行する彼等だが、
本作はノイズ&ジャンク的な混沌が印象的で、よりオルタナティヴ的な側面が濃い。
中途半端な情緒性を排したマシーナリーな演奏がいいんですよね。


PROUD - Fire Breaks the Dawn ★★ (2005-02-18 13:49:00)

80年代北欧メタル。バンド唯一の作品。
80年代の北欧メタルと言えば、まず、EUROPE、TNT、更にSILVER MOUNTAIN、マイナーなとこでBISCAYA、MADISONなどが活躍していたが、
俺はこのPROUDが群を抜いて好きだったなぁ。
NWOBHMを彷彿とさせる幾分荒めなメタルの部分と、北欧特有のリリシズム溢れる叙情的な部分という、
両極端な側面を持つ、マニア受けするタイプの作品ですよね。
今現在聴くと時代を感じさせる楽曲もあるけど、ストレートなハードチューンから幾分複雑な展開を聴かせるナンバー、
更に叙情的な楽曲も何曲もあり、各楽曲の方向性は実に多種多様でありながら、そのいずれも高いクオリティを誇っていることに驚く。
俺も2nd、3rdとバンドの今後の発展を注目してました。
ホント、曲作りのセンスは非凡だったし、幅広い感性を持っていたので、本作たった1枚で消滅したのは残念でならない。


PSYCHOTIC WALTZ - Into the Everflow ★★ (2005-01-19 02:32:00)

1993年リリースの2nd。
発表当時、かなり愛聴していました。
このバンドは頻繁にQUEENSRYCHEやDREAM THEATERと比較されていましたが、
上記2バンドが当時、希望的メロディを演奏していたのに対し、このバンドは内省的で不穏なメロディ作りをしていた。
テクニカルだが、FAITH NO MOREやSOUNDGARDEN、ALICE IN CHAINSといった、
当時、猛威を振るっていたバンドからの影響も強く、それらの影響を巧く咀嚼することが出来た数少ない成功例の作品かと。
興味ある方は、中古ショップに行きましょう。500円ほどの値段でよく見かけます。
1stも今作に負けず劣らずの出来です。


PSYCROPTIC - The Scepter of the Ancients ★★ (2005-09-08 07:15:00)

Kamiko氏、いやぁ~、カッコいいですね、コレ。
あまりもったいぶらずに小気味よく爆走し、期待を裏切らない変則的なリズムワーク。
説得力あるサウンドなので、聴いてて全く疲れないし、
転換は激しいけれど歯切れが良く、整理されたヌケのいい音なので、聴き易かったです。
ブルデス初心者にはお奨めできないけど。
全編クールな印象なのが逆に不気味ですね。
買って正解でした。


QUEEN - Queen II ★★ (2002-12-24 04:01:00)

個人的に、最も思い入れ深い作品。
初期の彼等の音楽的特徴として、ハードロックをベースにしながらも凝りに凝った目まぐるしい曲展開や、コーラスハーモニーの多用があるが、その路線の集大成がブラックサイドと題されたB面(CDだと6曲目から)の流れだろう(A面はホワイトサイド)。特に「Ogre Battle」のクライマックスで、演奏が消えて裏声の分厚いコーラスが「COME TO OGRE BATTLE」とシャウトする部分など、何度聴いてもカッコいい!


QUEENS OF THE STONE AGE - Era Vulgaris ★★★ (2020-05-24 23:06:03)

程よく気怠く、程よく混沌としていて、程よく変態。

このジャンルは極端じゃなく程よいのがベスト。

直球勝負せず、あくまでも変化球に拘りをみせている。

ストーナー・ロックの名盤といっても過言ではない。

全14曲、捨て曲らしいモノも見当たらない。

このバンド、コンスタントにクオリティの高いアルバムをリリースしてくれるので、もう安心してます。

と、思いきや!

地球に平和 人類に愛 アゴ 勇でした。


QUEENS OF THE STONE AGE - Songs for the Deaf ★★ (2002-11-14 23:23:00)

いや~、素晴しいですよ!この作品!家でも職場でも車の中でも聴いております。いやぁ~、ホントいいですよ!


QUEENSRYCHE - Rage for Order ★★ (2002-11-21 11:03:00)

「OPERATION:MINDCRIME」アルバムも確かにスゴイが、最初に一聴したときのインパクトは、この作品の方に軍配があがりますね、個人的には。


REENCARNACION - 888 Metal ★★★ (2020-05-24 16:46:35)

マイナスとマイナスを掛けてプラスを得んとする安易な手法が微笑ましい。

限りなくゼロに近い正数を得た。

奇盤・珍盤である。

こんなの喜んで聴いているのはローランDEATH氏とKamiko氏と自分だけでしょうね。


RIOT V - Restless Breed ★★ (2004-06-23 12:33:00)

あくまでも個人的趣味でしかないのだが、自分の中でRIOTの頂点と言えるアルバムが本作品。
RIOTの歴代ヴォーカリストの中でも故レット・フォリスターが断トツで好きなのである。
ジャニス・ジョプリンをメタリックにした何かを威嚇するような歌唱、下世話だがルックスも抜群にカッコいい。
名曲Warriorもオリジナルのガイ・スペランザ・ヴァージョンよりレットの唄うWarriorのほうが何だかジーンときてしまうのだ。
本作は1曲目のミッドテンポのHard Lovin' Manからレット・フォリスター節を充分堪能できる。
そしてハイライトはレットが単独で書いた2曲目のC.I.A.だ。
夜のニューヨークの摩天楼の裏側に潜む狂気を唄っているのだろうか・・・。
兎に角、破滅的な歌詞なのだ。
この曲はRIOTの全カタログの中で5本の指に入るほど大好きな曲です。
マーク・リアリが単独で書いたパワーバラードRestless Breedも泣けるよなぁ。
この作品、夜にウイスキーを飲みながら、部屋を暗くして一人で聴くのがベスト。


RON JARZOMBEK - Solitarily Speaking of Theoretical Confinement ★★ (2006-09-21 21:33:00)

WATCHTOWERのギタリストのソロ作。45曲入り。
しかし、全部曲が繋がっているので、アルバムで1曲として捉えたほうがいいかも。
この発想はMESHUGGAHのフレッドリック・トーデンダルの「SOL NIGER WITHIN」に近い。
全編、マジカルで変態不協和音なギター・サウンドが味わえます。
ロン・サールやマティアス・エクルンドのギターが好きな方は、是非、一聴してみて下さい。


RORY GALLAGHER - Stage Struck ★★ (2003-11-07 01:25:00)

故ロリー・ギャラガーの魅力が十分に発揮されるのは、やはりライヴだと思う。
そんなことを改めて納得させてくれる一枚。
ロリーのライヴアルバムは、本作で3枚目だと思うが、マニアの人達からすればベストな選曲じゃないかもしれないが、
名演という点では本作の仕上がりがピカイチじゃないだろうか。


RUSH - 2112 ★★ (2003-11-17 10:54:00)

後に彼等のシンボルマークとなる「レッドスター」をあしらったジャケットを持つ1枚。
その前半は、女流SF作家アイン・ランドの小説を元にした組曲で、これは、RUSHスタイルの土台を築いた重要でスリリングな作品。
本当の意味でのバンドのスタートは、ここから始まった。


RUSH - A Farewell to Kings ★★ (2003-11-21 00:31:00)

本作で初めてメロディ楽器としてシンセサイザーが導入されたアルバム。
ゲディ・リーの哀愁を帯びた歌が聴ける一方、ラストのCygnus X-1では、スペースオペラタッチの世界が披露されていて興味深い。
ハッキリ言って、捨て曲無し。


RUSH - Caress of Steel ★★ (2004-01-16 00:15:00)

2つの組曲を収録、しかも内1曲はアナログ盤でいうとB面全体を占めるというスタイルで前作「FLY BY NIGHT」のエッセンスを、
更に拡大させた1枚。
商業的な成功は収められなかったらしいが、続く「2112」への布石として、重要な位置を持つ初期RUSHの好盤であることは確か。


RUSH - Fly by Night ★★ (2003-11-17 10:47:00)

新ドラマーにニール・パートを、プロデューサーにテリー・ブラウンを迎えた実質上のファーストアルバム。
この作品では①Anthem、⑤Fly By Nightといった好ロックナンバーに加え、
④By-Tor & The Snow Dogという組曲も収録。RUSHスタイルの原形を聴くことが出来る。


RUSH - Hemispheres ★★ (2004-01-16 00:20:00)

バンド最盛期の作品。
ゲディ・リーのヴォーカル、演奏内容もNO文句。
驚異的なマルチプレーを中心とするトリオとは信じがたいサウンドを展開している。


RUSH - Moving Pictures ★★ (2004-01-16 00:31:00)

RUSHの最高傑作と云われている作品。
作風は前作の延長線上であるが、アレンジ、録音技術ともに一段と切れを増しており、重量感溢れる作品に仕上がっている。


RUSH - Permanent Waves ★★ (2004-01-16 00:26:00)

アメリカ、イギリス、カナダでRUSHブームを巻き起こした出世作。
高度な演奏技術を伴ったThe Spirit Of Radioが大ヒットしちゃうんだから凄い。
個人的には2曲目のFreewillのイントロの出だしに痺れる。


RUSH - Signals ★★ (2004-01-16 00:40:00)

前作と比べると大幅に様相を変えた1枚。
派手でハードなサウンドは鳴りをひそめ、
二ール・パートの詞は深い思索の中へ、サウンドはシンプルなものへ変化している。
ベン・ミンクのヴァイオリンをフューチャーしたLosing Itは名曲だと。


SADIST - Crust ★★ (2005-09-21 02:35:00)

これはイイですよ。
シンセを多用しているが、シンフォニックなんて代物じゃないし、所謂メロデスとも違う。
かなりアヴァンギャルドな作りになってます。
何か安心して聴けないところがSADISTの魅力ですね。
何かとんでもないことが起きるかもしれないという、そういう不安(あるいは期待)がSADISTの醍醐味ですね。
1stから4thまで持ってますが、この3rdが一番好きです。
ボーナストラックのA~HaのカヴァーTake On MeやRelax(誰のカヴァーか忘れた)は、期待ハズレでした。


SANCTUARY - Refuge Denied ★★ (2005-01-15 04:19:00)

大好きでしたSANCTUARY。
たった二枚のアルバムで空中分解した薄幸のバンドでした。
この1st、プロデューサーがデイヴ・ムステインなので、何所となくMEGADETHっぽい雰囲気もありますが、
俺が当時ビックリしたのが、ヴォーカルのウォーレル・ディーンです。
美形なんですが、よく見ると髪の毛が異様に長く、非常にミステリアス・ガイです。
唱法も凄かったですね。ジェフ・テイトに当時頻繁に比較されていましたが、
ジェフよりもかなりヒステリックで、気持ちの悪い歌声で、ある種異常なヴォーカルでした。
②Termination Forceの有無を言わせず強引に畳み掛ける構成は今聴いても素晴らしい。


SATAN - Court in the Act ★★ (2005-10-01 00:30:00)

今聴くと音質最悪だなぁ、と思うが、
初めて聴いた時は、この手のバンドは当時皆、音が悪いのが当たり前だったので、気にならなかった。
で、本作品。音の悪さなど楽曲のクオリティが余裕でカヴァーしている、英国純へヴィメタルの傑作ですわ。
確かにギターのコード進行などが、初期IRON MAIDENの影響もあろうが、微妙に小技が効いているし、
しゃがれ気味のブライアン・ロスのヴォーカルも最高だ。
それに話が前後するが、楽曲のクオリティが兎に角高い。
メロディラインを生かしたスピードナンバーを、NWOBHM直系のゴツい音で飛ばしまくる。
演奏力・アレンジ力共々音楽性は相当高い。
現SKYCLADのスティーヴ・ラムゼイは、かなりのプロフェッショナルなソングライター&ギタリストだ。
過小評価されている現状が残念でならない。


SCATTERBRAIN - Here Comes Trouble ★★ (2004-03-08 22:57:00)

1st。
サウンド的にはファンク、メタル、ジャズ、クラシック等々ありとあらゆる種類の音楽を取り入れたミクスチャー系になるのだろうが、
本格的にジャズを学んできたというメンバーが揃っているだけに、演奏の水準も高く、諧謔と皮肉を上手く使ったセンス溢れるユーモアが全編から感じられる、非常に知的な音楽だと。


SECRECY - RAGING ROMANCE ★★ (2005-01-15 04:32:00)

不思議なバンドでしたね、SECRECY。
ヴォーカルのピーター・ダーティンって人は力量があるのに、わざと下手に唄ってたり、音程を外して唄ったりして、
俺はそんなユニークな部分に惹かれました。
ドイツ出身ですが、HELLOWEENやその後続バンドとは全く異質な独特なパワーメタルを演奏してます。


SENTENCED - Amok ★★ (2004-01-27 19:32:00)

メロデスというか、普通のへヴィメタルとして通用すると。
いかにもヨーロッパ系のメタルって感じのリフが満載で、バックグラウンドで鳴り響く、SEと化してしまった低音のヴォーカルさえ気にならなければ、結構楽しめる。
このバンドの場合は、リフの組み立てが中心にあり、「僕たちメロデス一派で、メロディ満載です」的な変な押し付けがましいメロディラインがないのもなかなか好感触であります。
あと一歩で明るくなってしまいそうなギターリフを、さりげなく陰のあるヨーロピアンテイストで聞かせるアレンジも秀逸。
大好きです。


SEPULTURA - Arise ★★ (2004-01-28 22:14:00)

91年発表。
スケール感を増大したSEPULTURAの姿を堪能できる仕上がりです。
少し味付け程度にシンセサイザーのノイズなどが使用されている部分もあり、楽曲は起伏を持たせていますが、
シンプルな構成になっており、あくまで厚いリフでスピーディーに展開していく。
ヌケのいい音像だが粘り気のある感触もあります。
スラッシュメタルを代表する作品の一つ。


SILENT STREAM OF GODLESS ELEGY - Relic Dances ★★ (2006-09-21 23:44:00)

一聴した時点で名盤確定。
塞ぎ込んでしまうかのような暗さ・重さはなく、
美しさ・物悲しさを際立たせながら、スピードを殺し、徹底的にスロー・テンポで迫り、
説得にかかってくる不思議なサウンド。
OPETH同様、バンドの気高さが全編に漲っている。


SLAYER - God Hates Us All ★★ (2003-10-22 22:19:00)

原点回帰、世の中のマイナスイメージを可能な限りまで濃縮した好盤。
活動キャリアが長い分、焦点がぶれてしまいそうなこの時期に、
直球勝負な内容のアルバムをリリースできること自体スゴイことだと思う。


SLAYER - Reign in Blood ★★ (2004-02-15 12:35:00)

3rd。
後にスラッシュクラシックスとなる名曲揃いの作。
歌詞やサウンドの過激さ、そしてスピード感、重さなど総ての要素が極限まで研ぎ澄まされたその作風は、まさにスラッシュの一つの極北の姿。


SLAYER - South of Heaven ★★ (2004-01-28 22:03:00)

タイトル曲、South Of Heavenなどに代表されるとおり、前作とは対照的に彼等のへヴィな部分に焦点を当てた実験的な作品。
今ひとつ冴えの見られない内容、との評価を下されることが多いが、その後のライヴにおいて、
本作からの楽曲が重要な意味を持つことになったのは明らかであり、そういった意味で今こそ改めてその意義を問われるべき作品だと思います。


SLIPKNOT - Iowa ★★ (2002-11-22 12:06:00)

新しい人気者は常に求められている。
BLACK SABBATH、JUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、METALLICA、MEGADETH、SLAYER、PANTERA、そして今はSLIPKNOT・・・。
僕はSLIPKNOTの成功の秘密は、覆面を被ることをビジネスとして割り切り、徹底して有利に演出し、その作戦が当たったからこそ、今日のSLIPKNOTが存在すると思ってた。
しかし、それは違った。
楽曲がいいのだ!「IOWA」の中では5曲目の「Everything Ends」がグッとくるではないか!


SLIPKNOT - Slipknot ★★ (2002-11-23 00:03:00)

やっぱり、今は自分達の時代だという気持ちでノリにノってるバンドのやることって、聴き手も無条件でついてくる土壌がすでにできあがってる。いい加減なことをやっていても、練りに練ったものが後から残るし、どんどん本物志向になっていく。本物に近づいて重みが出過ぎないようにバランス良く軽いものもちゃんとやってるところも、このバンドの凄いところだ。


SOUNDGARDEN - Superunknown ★★ (2004-02-14 00:35:00)

ハードロック、へヴィメタルからの影響を孕んだ初期のSOUNDGARDENらしさを継承しながらも、より洗練された音作りを見せ、
メロディと楽曲により注意を払ったアプローチを見せ、よりロックバンドらしいロックバンドになっています。
彼等は音楽に非常に貧欲な連中でしたね。


STEVE VAI - Flex-Able ★★ (2003-11-17 17:50:00)

バラエティかつエキセントリックな内容を誇る、実験的な要素盛り沢山のマジカルな作品。
初めて本作を聴いた時のインパクトは、それは凄かった。
ヴァイの作品の中では、本作が一番好き。


SUICIDAL TENDENCIES - The Art of Rebellion ★★ (2005-01-15 03:46:00)

恐らくバンド史上、最もキャッチーな作品じゃないだろうか。
MEGADETHで例えると「YOUTHANASIA」的なポジションか。
初期から追い続けてきたコアなファンは敬遠するかも。
しかし、楽曲がイイのだ。
全12曲ハズレ曲がない。
ロッキー・ジョージのギターもロバート・トゥルジロのベースも文句なしにカッコいいし、
マイク・ミューアの気の抜けた歌メロも健在である。
③Nobody Hearsや⑤Monopoly On Sorrow、⑨I'll Hate You Betterなどは新境地を開拓した成功例だったと思う。


SYSTEM OF A DOWN - Mezmerize ★★ (2005-09-21 03:38:00)

中学生の頃「オレたちひょうきん族」のコントの中で、
ビートたけしが煮えたぎったおでんを、嫌がる片岡鶴太郎の口の中に無理矢理押し込むというシーンがあって、
俺はそれを観て、とてつもなく大笑いしたことがある。
でも、その笑いは「お笑い」とか「コント」として大笑いしたのではなく、
笑ってしまうほど物凄いモノを観た、大笑いしてしまう程の凄みをそのシーンに感じたからなんです。
本題に入りますが、この作品を初めて聴いた時、俺は笑いました。このバンドの過去の作品を初めて聴いた時も同じく。
凄みを感じるモノやシーンに出会うと、人によっては鳥肌を立てたり、泣いたり、
ホーッとため息が出たり、感動したり様々な反応があると思いますが、
俺は笑ってしまうんです。
何がどう凄いのか自分で自分に説明するのももどかしいので、笑ってしまうのです。
この待望のSYSTEM OF A DOWNの新作・・・これが実にまた凄くて笑いました。
このバンドをリアルタイムで体験できることが嬉しいです。
今回もファニーで奇妙な緊張感と凄みが漂っている。
ユーモアとシリアス。
攻めと守り。
柔と軟。
全く異なる二つの個性と音楽が錯綜しているからこそ、作品にはダイナミズムが生まれ、奇妙な凄みが醸し出されたんじゃないかと。
恐らく、計算づくで作ってないだろう。
メンバーの心に張り付いた個性と生き方が、このバンドと作品の生命線じゃないかと。


SYSTEM OF A DOWN - Mezmerize ★★ (2005-09-21 04:58:00)

↑失礼しました。
柔と軟じゃなく、硬質と柔軟の間違いです。


SYSTEM OF A DOWN - Steal This Album! ★★ (2003-10-22 22:33:00)

聴きまくりました、この作品は。
もう何度も何度も。
聴き手の感情を完全にコントロールしているんじゃないかと思ってしまうほどの、
恐ろしいまでに完成されたアレンジ。
脱帽です。
このアルバムを聴く時はアタマで聴かないで、体で聴きたい。
ラウドロックという小さな枠に収まりきれないほどの存在感があります。


SYSTEM OF A DOWN - System of a Down ★★ (2003-11-28 02:59:00)

コード進行はヘンだし、メロディもヘン。
やってることは、ジャズっぽいとこもあれば、新種のプログレというか、
モダンへヴィネスというか、ミクスチャーというのか、
何と表現したらいいのか判らない新しい衝撃がありました。
音楽的常識に捉われず、好き勝手やってます。
痛快。


SYSTEM OF A DOWN - Toxicity ★★ (2002-11-22 22:51:00)

最初はそこら辺のよくありがちなモダン・へヴィネスだと思い敬遠していたが、去年の夏、渋谷のHMVで1曲目を視聴して、即購入した。そして、私、アゴ 勇の独断と偏見でチョイスした2001年度ベストアルバムになりました!
ヴォーカルのサージは、マイク・パットンやDEAD KENNEDYSのジェロ・ビアフラ、更には故・フレディー・マーキュリーなんかに影響大じゃないだろうか、と考える。


TAI PHONG - Taï Phong ★★ (2006-09-21 23:23:00)

切ないまでに美しい、リリシズム溢れる唯一無二の音世界。
ヴォーカル、ギター、キーボード、そのどれもが最大限にその効力を発揮し、泣きを演出している。
素晴らし過ぎる。
まさにアート。


TARGET - Mission Executed / Master Project Genesis ★★ (2010-02-10 17:32:00)

おー ! TARGETだー !
実はオリジナル盤持ってます。
しかし、今回の2in1の再発に未発表のデモ音源が収録されている事を知り、購入した次第。
自分もスラッシュ化したCAPTAIN BEYONDという叩き文句見ました。
兎に角、妄想が膨らみましたよ、CAPTAIN BEYONDのスラッシュ版なんて、何にも予想出来なかったですから。
聴いた感想は、確かにMEKONG DELTAほど極端ではないにせよ、当時のスラッシュ勢の中では一際異端なサウンドでしたね。
複雑怪奇なリフの引き出しの多さやアイディアやセンスは、ちょっと他の同系統のバンドには見当たらないし、肝心の楽曲も○ですね。
強いて言えばWOLF SPIDERあたりに近いサウンドでしょうか。


THE BEYOND - Chasm ★★ (2003-11-06 12:08:00)

メロディが向上、音楽性がさらに広がり、凄みの増した2nd。
このバンドはプログレッシヴといっても、DREAM THEATERクローンの多い現在のプログレメタルシーンでは明らかに異質な存在でした。
プログレとグランジの融合です。
乱暴な言い方をすれば、超絶技巧を持ったNIRVANAのような音楽性です。
リズム隊にギターだけの演奏ですが、プレイヤー全員が個性的且つクレバーで、
音の隙間に知性が滲み出ているかのようです。
聴けば聴くほど発見があって楽しくなってきます。ホント飽きない。
刻むギターと手数の多いリズム隊の上でメロディを担当するのはヴォーカル一人。
でも、変拍子だろうが、ビヨンビヨンと跳ねるギターが頑張っていようが、それをねじ伏せるかのようにヴォーカルが個性的なメロディで横たわる。
ちゃんと歌心もあり、聴いていて疲れません。
この2ndはインスト部分からヴォーカルラインが全く予測できない曲が多く、刺激的です。


THE BEYOND - Crawl ★★ (2003-11-06 11:51:00)

英国出身。1st。
スラッシュや、モダンへヴィネス、プログレッシヴ、アヴァンギャルドといった音楽的なバックグラウンドが見え隠れしますが、
それらを昇華し独自の音楽性を打ち出してます。
言わば真の意味でのプログレッシヴ(進化的な)メタルバンドかも。
重く、しかし素早い変化を見せる曲構成。
まるでビル・ブラッフォードがメタルをプレイしてるかのように、
複雑で手数の多いドラミングは、留まることなく次々と変化していく。
英国出身らしい知的なヘヴィロック。
突き刺さるような荒涼とした世界が見えてくるような個性的なヴォーカル。
研ぎ澄まされたナイフのようなリフを掻き鳴らすギター。
目立たないがこれまた複雑なフレーズを弾いているベース。
そして、高速で変化しつづけるドラム。
孤高で薄幸のバンドでした。


THE DILLINGER ESCAPE PLAN - Irony is a Dead Scene ★★★ (2020-09-10 19:30:04)

変態パットン師匠とDEPの奇跡的な融合。

見事なまでに化学反応を起こしたコラボレーション作品。

4曲じゃ物足りない!

MR.BUNGLEも再起動し、色々なシーンに顔を出すパットンだから、またこの編成で創ってくれるでしょう。


THE OBSESSED - Lunar Womb ★★ (2004-01-16 02:00:00)

ダークな雰囲気の作品だが、スローな展開の曲以外にもファストな曲も織り交ぜ、
アルバム1枚を通して飽きの来ない作りに仕上っている。
ドゥームメタルだが、かなり動的要素が多い。
WINOのカリスマ性が滲み出ている。


THE OBSESSED - The Church Within ★★ (2003-11-28 02:36:00)

WINOのヴォーカルが野太く、力強く、情感たっぷりで、しかも渋い。
おまけにギターもツボを心得たリフが得意ときてる。
華やかなロックの裏にある、男の体臭を感じられるロック。
日の当たらない地下室が似合うそんなロックを尺度1:1で演ってくれる、そんな魅力のある作品。


THE WHO - Who's Next ★★ (2003-11-17 11:10:00)

ライヴでは表現しきれなかった、別の意味でのエネルギーを、計算高いサウンドアプローチによって実現させたアルバム。
プロデューサー、グリン・ジョーンズのアイデアによるシンセサイザーの導入などにより、バンドのサウンドが完璧なまでに確立。
シングルカットされたWon't Get Fooled Againは名曲。


THIN LIZZY - Black Rose ★★ (2003-11-21 00:25:00)

フィル・ライノットの旧友であるゲイリー・ムーアが参加。
アイルランド民謡をベースにしたメロディアスなサウンドに変身、ハードロックというカテゴリーを超えた素晴らしい作品。


THIN LIZZY - Vagabonds of the Western World ★★ (2005-02-18 15:24:00)

俺はTHIN LIZZYがリリースしたスタジオ作品、1st「THIN LIZZY」から「THUNDER AND LIGHTNING」までコツコツ揃えコンプリートしたが、
このバンドの作品は駄作が一枚もない。
まぁあくまでも故人的な好みもありますが。
あまり触れられることのない、初期のトリオ時代ですが、この頃から既に感情の全てを打ち込んだ故フィル・ライノットの熱い歌唱が堪能できる。
アイルランド民謡やアイリッシュ・トラッドとも通じる、泣きの要素が本作には盛り沢山です。
あくまでメロディ重視の姿勢で貫くそのスタイルや個性は、トリオ時代に既に確立されています。
一人黄昏時に聴くとハマるんですよ。この3rdは。


THOR ★★ (2005-11-04 23:37:00)

せーらさん、これまた凄いマイナーなバンドを登録しましたな。
今、奴らのCDって入手可能なの ?


THOUGHT INDUSTRY - Mods Carve the Pig: Assassins, Toads and God's Flesh ★★ (2003-08-30 04:25:00)

このアルバムの端的な特徴は、荒れ狂うリズムと、
一瞬の隙に見られる物悲しいメロディが、
紙一枚の厚さを隔てた距離に存在しているところ。
融合してはおらず、隔てて存在しているのが特徴か。
「怖いもの見たさ」のバンド群のひとつに
片付けられてしまいそうなバンドではあるが、
曲中に出てくる「ハッ」とするような展開、
一瞬の美しさを聴き逃さないでほしい。
これも名盤。


THOUGHT INDUSTRY - Outer Space Is Just a Martini Away ★★ (2003-08-30 04:41:00)

全編で聴くことのできるブリブリしたベースと、
オフロードリズムの源のドラムスは、ホントかっこいい。
このバンド魅力は、爆裂する感性がそのまま音になってしまった部分が挙げられるが、
それと同時に基本路線は非常にインテリジェンス溢れる楽曲の数々であります。
全盛期のFAITH NO MOREが、思いっきりスラッシュを演奏した感じか。
これも名盤。


THOUGHT INDUSTRY - Songs for Insects ★★ (2003-08-30 04:06:00)

個性的なバンドと、ヘンなバンドは紙一重。
自分はそんな混沌に満ちたこのバンド大好きです。
何が出てくるか解らない奇想天外な曲のオンパレード。
メロディよりもオフロード走行なリズムを堪能して頂きたい。
存在感ありすぎ。名盤。


TIME OF ORCHIDS - Melonwhisper ★★★ (2020-05-24 13:06:17)

1st。

しかし、凄い音世界だなぁ。

苦痛と快楽の狭間を彷徨い歩いている精神状態になるな。

音楽も、それ以前に音が楽しい。

薬物不要でもトリップ可能な錯乱音楽。

数あるアヴァンギャルドメタルの中でも、レヴェルが非常に高い。


TOOL - Lateralus ★★ (2002-11-22 10:57:00)

まったく、とんでもないアルバムだ。
TOOLのメンバー達は良いかも知れないが、我々、聴衆こそよい面の皮、知った顔で拍手はしているものの、内容は理解できない次元のものになっている。
だが、私は言いたい!
この演者と聴衆との乖離が、TOOLというバンドの魅力につながっているのですよ!
彼等の名演・名唱は、何百回くり返し聴いても、変わらぬ感動を与えてくれるだろう!
では。


TOOL - Ænima ★★ (2002-12-24 05:01:00)

まるで歌と音を通して時代と社会を鋭く切り取っているようだ。
時代の危うさを暗示している。刃先の上で辛うじてバランスしている社会の状況を暗示している。
メンバーひとりひとりの主張を認めた個の部分と、逆にバンドとしてまとまった集合体という二つの音がある。
メンバー各自がTOOLという集合体を意識しながらも、いかに自己主張をするか、といったことが本作から表れていますな。
一歩間違えばバラバラに分解してしまうところを、ギリギリでつなぎ止めている緊張感が漂う。
その緊迫した状態に聴き手を引き込んでしまうところにこのバンドの凄さありますなぁ~。


TROUBLE - Manic Frustration ★★ (2003-08-08 02:18:00)

5thアルバム。
この作品も捨てがたい。
ヘヴィロックの熱気があり、親しみやすいギターのツインリードのハモリやサイケな感覚を武器とし、ただのありがちなヘヴィロックバンドとは違う、リアルへヴィロックミュージックを確立した。
アルバム全般に線の太い、パワー満開の音&サウンド。
この作品が当時のアメリカで、鳴かず飛ばずだったのが不思議でしょうがない。


TROUBLE - Plastic Green Head ★★ (2003-08-08 02:35:00)

6thアルバム。
メジャーレーベルからドロップアウトし、インディーズから発表。
このアルバムを最後にバンドは解散。
ダイナミックなパワーがある反面、繊細さ、緻密さも兼ね備えている。
バンドとしてまとまった集合体という音が、緊張感を漂わせ、緊迫した状態に聞き手を引き込んでしまうところにTROUBLEの凄みがある。
動から静への転換も効果的です。見事。


TROUBLE - Psalm 9 ★★ (2003-11-28 02:20:00)

このバンドは一連のサバスフォロワーの中では一歩も二歩も抜きん出ている。
このバンドの魅力は、ヘヴィで動きの多いリフとメロディアスなツインギター、カスレ声で歌うヴォーカルである。
曲に動きが多くフックがあり、印象的なリフと歌メロは聴いていて素直に気持ち良い。そして、この作品の最大の魅力は、ドゥーミーでありながら70年代ロックのかっこ良さを体臭として漂わせるところにあると思う。


TROUBLE - The Skull ★★ (2003-11-28 02:28:00)

2nd。
ツインギターが重いリフと意外にメロディアスなフレーズを聴かせてくれる。
LAメタル全盛の時代に、そういったバンドの華やかさとは全く反対の暗く宗教的な雰囲気を持った作品。
10分を超える大作もあり、1stと比較してドラマティックな展開が増えてます。


TROUBLE - Trouble ★★ (2003-08-08 02:09:00)

4thアルバム。
個人的には最高傑作じゃないかと。
ドラマティックな展開とスケール感に溢れた独自のTROUBLEサウンドを確立。
この作品からヘヴィロック志向を強めている。
彼等のこうした急激な成長の陰には、この作品のプロデューサーを務めたリック・ルービンの存在が大きく関与していると思われる。


TYPE O NEGATIVE - Bloody Kisses ★★ (2003-11-13 04:49:00)

夜の音。いや、夜と昼とが逆転しているような音世界。
白と黒、男と女、陰と陽、善と悪、それらはいずれもかりそめの相対関係でしかないことをヴォーカルのピーターは知らしめる。
背骨にそって舌を這わされているような肉体的愉悦と苦痛の裏表反転、
実は一体化した快感原則の真理へと肉迫しようと試みている。
ネトッとしたピーター独特の舌使いが歌唱表現に奥行きを与えている。


TYPE O NEGATIVE - October Rust ★★ (2003-08-30 05:25:00)

いや、いいですよ、このアルバム。
この閉塞感といい、
脱力感といい、
虚脱感といい、
浮遊感といい、
妖しさといい、
けだるさといい、
妖艶さといい・・・
こんな音世界があってもいいと思います。
一聴して感じたのは、
すごく女性的なアルバムであるということ。
ただし、甘い存在としての女性ではなく、
むしろ陰湿な女性・・・
そんな印象のアルバムです。
こんな憂鬱なアルバムを聴いているにも関わらず、
物凄いクリエイティブな気分になれます。
不思議です。


TYTAN - Rough Justice ★★ (2004-01-28 22:25:00)

実力派ヴォーカリスト、カル・スワンの堂々たる歌唱とメロディアスなサウンドが、このバンドの最大の売りでした。
ギターのリフを中心に据えたメタルサウンドは当時の典型的なスタイルですが、カル・スワンのヴォーカルには既に光るものがあり、
今聴いても楽曲がハイクオリティなので、色褪せることはないです。


The Jimi Hendrix Experience - Axis: Bold as Love ★★ (2003-11-07 01:43:00)

攻撃的なギターサウンドが宙を舞い、サイケデリックな空間を作り出してる。
黒人社会から飛び出しロックに取り組んだ彼の音楽がドラッグというフィルターを通し如実に浮かび上がる。
Little Wingはエリック・クラプトンにカヴァーされ、If Six Was Nineは映画「イージーライダー」でも使用された。
ワウワウを利かせたノイジーなギターと共に、彼の存在自体が万人の度肝を抜く。強烈。


UFO - Force It ★★ (2002-11-22 19:50:00)

マイケル・シェンカーのギターも勿論素晴しいが、ベーシストのピート・ウェイがカッコイイですよね。1曲目の「Let It All」からラストの「This Kid's~Between The Walls」まで守りと攻めの調和が素晴しいです!


UFO - Walk on Water ★★ (2002-11-22 20:00:00)

リッチー・ブラックモアがRAINBOWを再結成させ話題を独占したのに対し、リユニオンUFOはあまり注目されなかった。
正直、自分もあまり期待していなかった。が、このアルバム・・・。
全盛期に匹敵する出来です。リメイク2曲が余計に思える程ですね。


UNCLE SLAM - Say Uncle ★★ (2006-03-15 14:12:00)

やけっぱち気味に歌い叫ぶヴォーカルも含めてひたすら好き勝手にプレイしており、全く遠慮してないところが最高です。
凶暴な魂が宿ったかのようなノリを生み出している点は一聴に値します。
曲はハードコアパンク調、ミクスチャー調、スラッシュ調等とあるが、音作りに作為が感じられないので、
筋がビシッと通っている。
サウンドは、実によく練られたうどんの如し。
さり気無くも巧妙で腰の強いアンサンブルが聴き手の頭と身体を揺らす。
刺激質量はかなり高い。


UNEXPECT - In a Flesh Aquarium ★★ (2010-02-10 16:33:00)

これを最初に聴いた時は本当に驚愕した。
アヴァンギャルドメタルも、遂にここまで来たかと。
一体、何時に寝て、何を喰って、どういう精神状態で臨めばこういうアルバムが創れるのだろうか ?
知人に聴かせたら、「こんなのメタルじゃないだろ !」と門前払い。
いや、これもメタルでしょう。
ただ運転中にカーステで流せる代物じゃないし、家で部屋の窓開けてこれを聴いていたら、多分、通報されるんじゃないだろうか。
花柳幻舟の前衛舞踊のバックにこれを流したら、フィットしそうな音世界。
このバンドがBURRN!の表紙を飾ったら、10冊ぐらいまとめ買いしちゃうよ。
○UNEXPECT(KO 10秒)アゴ 勇●


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★ (2004-02-13 21:56:00)

名実共にURIAH HEEPの名を世界に知らしめた3rd。
リフやスライドギターをフューチャーしたLook At Yourself、アップテンポのTears In My Eyes、隠れた名曲Shadows Of Grief、
ブリティッシュハードロックの名作バラードと言われるJuly Morningなど、完成度の高い作。
ハイトーンのコーラスとキーボードを主体としたアンサンブル重視の音楽性。
シンセやオシビサのパーカッションによるアフリカンリズムの導入といった実験も成功している。
個人的にお薦めはI Wanna Be Freeの終盤の故デヴィッド・バイロンの絶叫。


URIAH HEEP - Salisbury ★★ (2003-10-14 18:12:00)

のっけから分厚いハモンドオルガンと美しいハーモニーのBird Of Preyで始まる。
一発でヤられる。
「何故ブリティッシュロックが好きなんだろう?」と考えてみた。
そうだ、アノ発音によるヴォーカルが好きなんだ、と思った。
明るい曲を演奏しても決して明るくなりきれない、湿っぽさと埃っぽさ。
英国の田園風景や古い街並みを想起させる叙情性・・・。
それらがこの作品で堪能できます。


VANDENBERG - Alibi ★★ (2004-02-15 12:22:00)

VANDENBERGの残した3枚の作品はどれも素晴らしいが、
この3rdでも情感たっぷりに美旋律を奏でるエイドリアンのギタープレイは孤高の輝きを放っている。
WHITESNAKEやMANIC EDENよりも彼の本質が表れていると信じて疑わない。


VANDENBERG - Heading for a Storm ★★ (2004-02-15 12:09:00)

2nd。
ハードさとポップさを絶妙にブレンドした爽やかな音像に欧州独特の哀愁を感じさせるメロディが見事に溶け込んだサウンドはまさに絶品。


VANDENBERG - Vandenberg ★★ (2004-02-15 12:16:00)

アップテンポで切り込んでくるハードチューンToo Lateに見られる攻撃性と、
アコースティックギターの静謐な調べが胸に沁みる名バラードBurning Heartに代表される叙情性を兼ね備えた、優れたハードロックアルバム。


VOIVOD - Angel Rat ★★ (2005-09-21 01:28:00)

前作のプログレッシヴな作風から一転、かなりストレートな曲が多い。
ストレートだが、内省的で不気味なムードもあり、曲によってはキャッチーな側面も窺え、
このバンドの懐の深さをアピールする事に。
しかし、ピギーは不思議なギタリストだったなぁ。センスが違うよ。


VOIVOD - Dimension Hatröss ★★ (2002-11-21 10:53:00)

最初はとっつきにくいかもしれないが、ハマルと抜け出せなくなります。不可思議なギターフレーズやリフの数々・・・当時のMEGADETHと並んで、インテレクチュアル・スラッシュの名盤です。


VOIVOD - Nothingface ★★ (2005-09-21 00:53:00)

このバンドのスタジオアルバムは全作品、コツコツと集めてコンプリート達成しました。
VOIVODはホント全作品必聴でハズレ作品がないですね。
この作品から俗に言うスラッシュから脱却してます。
独特の世界観と細部まで計算された不可思議な音色と変拍子満載の名作です。
世界観を全く損なうことのない演奏とスネイクのヴォーカルは秀逸。
3曲目はPINK FLOYDのカヴァーだが、
敢えて地味なファーストアルバムからの曲をチョイスしているところも非常にバンド凄味を感じる。


VOIVOD - The Outer Limits ★★ (2003-10-05 22:44:00)

オマケで謎の3Dメガネが付いていた。
ヘヴィメタルの視点で独自のプログレッシヴロックを作り上げた孤高のバンド。
この作品こそ、彼等が標榜していたニュークリアメタルなのかも。


WARGASM - Why Play Around ★★ (2004-06-22 12:15:00)

誰も登録する気配がないので、自分が語ります。
1stです。
スラッシュメタルのホントに隠れた名作です。
直線的で攻撃的で更に尖ったスラッシュ色と、
ひたすら重く怒りに満ちた力強いハードコア色が完璧に融合している。
軟弱な者は一切寄せ付けようとしない男臭さを感じる一方、
初期MEGADETHのような「気に入らないヤツはついてこなくていいよ」というクールでドライで無愛想な一面も醸し出している。
8曲目Le Cou Couのようなクラシカルなインストも演奏できちゃう、フットワークの軽さも◎


WARRIOR SOUL ★★ (2003-09-19 03:40:00)

Kamikoさん!書き込みありがとう!
何かすごく嬉しいです。
コリー・クラークの歌ってセクシーなんだけど、薄気味悪くて、
詩的なんだけど、美しくないんですよねぇ。
セックスや死や超越を暗示する表現が、ふんだんに使われているのが魅力でしょうか。


WARRIOR SOUL - Chill Pill ★★ (2003-09-19 03:06:00)

4th。
駄作扱いされていますが、優れた詩と優れた音楽の、高度な、今にも爆発しそうなエネルギーを秘めた融合を目指した作品です。
だが、こうした概念も、日本はおろか、本場アメリカ聴衆にも少しも理解されなかった。
このバンドは、センセーショナリズム満載で、アメリカでは宣伝しやすく、ブレイク必至だと思っていたのだが・・・。


WARRIOR SOUL - Drugs, God and the New Republic ★★ (2002-12-06 22:04:00)

セカンドアルバム。メタル版DOORSと当時言われていたっけ。
大手ゲフィンレコードと契約し、マネージメント会社はあの名門Qプライム。
METALLICAの前座にも起用された。
そんな彼等が、何故、ブレイクできなかったのか、未だに理解できない・・・。


WARRIOR SOUL - Last Decade Dead Century ★★ (2002-12-17 12:34:00)

衝撃のデビューアルバム。
THE DOORSのお洒落な雰囲気を90年代的解釈でちょっと違った形でアプローチしている。
フランスとかイギリスの殺伐とした風景の中で、ピエロが道化しているような雰囲気。
ただ、歌詞は社会への問題性とか、人間に対する内省などを提示していて、シリアスですな。


WARRIOR SOUL - Salutations From the Ghetto Nation ★★ (2003-08-30 05:37:00)

ヴォーカリスト、コリー・クラークの情念の歌世界が堪能できる3rd。
全編に異常に高い緊張感があり、音楽性は一貫して硬派でパンキッシュ。


WARRIOR SOUL - The Space Age Playboys ★★ (2003-09-19 02:45:00)

このWARRIOR SOUL最終作は、バンドの特徴だったドンヨリ成分を排除したストレートなロックが聴ける。
NIRVANAよりも攻撃的でありながらポップで、コリー・クラークのザリガニみたいな声も健在。
相当個性的な音だ。
この路線で続けてくれればよかったのだが、あえなく解散。


WATCHTOWER - Control and Resistance ★★ (2004-01-16 01:52:00)

完璧なメンバー間のコンビネーション、息を飲む曲展開、多彩なリフに見え隠れするメロディ・・・マジカルな音世界を生み出している名盤。
DREAM THEATERと比較しても劣る部分など一つもない。


WATCHTOWER - Energetic Disassembly ★★ (2004-01-16 01:43:00)

1st。
ナント、ヴォーカルは後にDANGEROUS TOYSを結成するジェイソン・マクマスター、ギターは後にDON DOKKENに参加するビリー・ホワイトである。
各メンバー個々のテクニックが半端じゃないほど凄まじく、
MEGADETHが有名になる前に、既にインテレクチュアルなスラッシュを標榜していたことは、特筆に値する。


WHITE SPIRIT - White Spirit ★★ (2004-03-08 23:27:00)

ニューカッスル出身の5人組。彼等唯一の作品。
格別に古典的ハードロックの要素が色濃く、NWOBHM版DEEP PURPLEのニュアンスでマニアに愛されたバンドだった。
随所にリッチー・ブラックモアの影響を強烈に感じさせるヤニック・ガーズのギターワークが躍り、
オルガンを多用したキーボードワークが響いて、
伝統的なブリティッシュハードロックの叙情性を新世代なりのスピード感溢れる楽曲スタイルと掛け合わせた魅力的なスタイルに昇華している。


WINTERHAWK - Revival ★★ (2005-09-08 06:51:00)

せーらさん、熱く語ってますねぇ。全く同感です。
オープニングから送り手も我々聴き手もヴォルテージ全開で、
ハードにドライヴィングしたかと思いきや、メロウな泣きのフレーズが交差していくさまは、スリルと興奮の連続。
それにしても、ジョーダン・マカラスのギターは何て表情豊かなのだろう。
ハードな曲には鮮烈な早弾きギターの妙技を披露し、
スローな曲にはムーディーな甘さいっぱいの程好く音の伸び切ったギターが聞かれる。
正に変幻自在のテクニックと抜群のフィーリングなのだ。
アレンジも見事の一言に尽きる。
せーらさんにお奨めした甲斐があった。
これほどの作品が話題にならず、フェードアウトしたのが不思議でしょうがない。


WISHBONE ASH - Argus ★★ (2003-11-17 12:59:00)

ブリティッシュロック史に残る不朽の名作。
ツインリードギターの完璧なまでの完成度。ただ事じゃない。
The King Will ComeからThrow Down The Swordの構成の素晴らしさには感動。


WISHBONE ASH - Pilgrimage ★★ (2003-11-17 12:53:00)

2nd。
ジャズのスケールなどを多用しながらも、英国らしさをたっぷりと含んだ攻撃性が、とても心地よい仕上がり。
このバンドの数あるアルバムの中でも最高にスリリングな内容を持っている。
2曲目のThe Pilgrimは名曲。
マーティン・ターナーのヴォーカルも味わい深い。


WOLFSBANE - Live Fast, Die Fast ★★ (2006-03-15 13:21:00)

悲運のヴォーカリスト、ブレイズ・ベイリーの吐き棄てるような言葉の攻撃の系譜が堪能できる1st。
何か凄くローファイなサウンドだが、フロアタムとハイハットが実に効果的なドラムに絡む、
何とも野太いギターや、メーターを振り切りまくったヴォーカルは、このサウンドにとてもマッチしている。
これ以上過激だと興醒めするし、これ以下だとモノ足りない。
そのサジ加減が絶妙。名作。
当時、このバンドとWARRIOR SOULとTROUBLEは絶対ブレイクすると推測してたが、見事に外れた。


WRATHCHILD AMERICA - 3-D ★★ (2006-03-14 22:59:00)

BURRN!誌で、低評価だったので、当時スルーした作品。
確かにPANTERAのように、バンドとして時代を牽引するような音楽的な独創性には欠けていたが、
レイジーで意味もなく軽快な演奏が、やたらとクール。
楽しめる要素はてんこ盛りだ。
音楽的アイディアの豊かさより、個々の楽曲の質の高さに耳がいく。
スラッシュメタルの奥は深く濃い。


WRATHCHILD AMERICA - Climbin' the Walls ★★ (2005-09-21 02:11:00)

隠れた良質のスラッシュメタル。
ハイテンポでハイテンション、しかもリズミカル。
聴いてるだけでストレス発散できます。
かなりの磨きぬかれた技術があり、ストレートに突っ走っていると、
突然、歯車が上手く噛み合わずブレイクが入ったり、スローな展開になったり、不測な展開もあるため、
耳がとにかくアルバムに最後まで集中してしまう。
METALLICAの暗さとANTHRAXの明るさが同居したカッコいいスラッシュです。


Y & T - Earthshaker ★★ (2006-03-15 12:58:00)

このバンドはホント、過小評価されてますねぇ。
1stです。名作です。
ブルージーな男の哀愁を歌わせたら、デイヴ・メニケッティは凄まじい威力を発揮します。
単調なコードに言葉のリズムを前面に出した8ビートの直球ソングでも、
この人が歌えば、巨大な説得力で精神的レベルまでカヴァーしたような熱い楽曲に変貌するんじゃないでしょうか。
しかも、メニケッティはギターも巧い。
少し身勝手な発言ですが、2代目ゲイリー・ムーアを継承できるギタリストは、
ジョン・サイクスでもジョン・ノーラムでもなく、デイヴ・メニケッティではないでしょうか。
歌もギターも飾りのない魂が爆発してます。


YES - Relayer ★★ (2003-11-07 02:14:00)

リック・ウェイクマンが脱退、スイス出身のパトリック・モラーツが加入した唯一の作品。
モラーツはほぼ完璧にウェイクマンの脱けた穴を埋める健闘を見せているどころか、技術的には前任ウェイクマンよりモラーツの方が上だということを証明している。
全3曲収録。3曲とも素晴らしいが、メタルフリークには是非、2曲目のSound Chaserを聴いてもらいたい。
恐らくYES史上、最もメタリックでヒステリックな曲だと思う。
この曲はRUSHもDREAM THEATERもTOOLも、そしてYES自身もライヴで再現することは難しいのではないだろうか。


ZNOWHITE - Act of God ★★ (2006-03-15 12:36:00)

前作から一転して、比較的長い楽曲が多い。
兎に角、唯一無二のニコル・リーのヴォーカルと、バックのスラッシュサウンドが不思議なほど相性がいい。
轟音スラッシュなのに、何故か爽やかなリリシズムさえ味わえる、奇跡の作品。
初めて聴いた時は、極めてユニークだと思ったが、実は時代を超越して聴けるスラッシュの名作である。