GUN、THREE MAN ARMYという英国ハードロックの中堅バンドで活躍したエイドリアンとポールのガーヴィッツ兄弟が、 元CREAMの名ドラマー、ジンジャー・ベイカーを加えて結成した1st。 THREE MAN ARMY時代から際立っていたリリカルなメロディの妙と、へヴィに歪むサウンドを巧みに組み合わせた完成度の高いサウンドを展開している。
「SEVETH STAR」は未聴なんですが、他の全てのBLACK SABBATHの数多いスタジオ作品の中では一番この作品が好きだ。 A面にHole In The Sky、Symptom Of The Universe、Megalomaniaといった比較的有名な曲があり、勿論好きな曲ばかりだが、 B面のThe Thrill Of It All、Supertzar、Am I Going Insane(Radio)、The Writといういぶし銀の脇役のような曲の充実振りが半端じゃない。 Hole In The Skyが突然終わり、アコギインストのDon't Start(Too Late)が始まるのも非常にクールだ。 曲によっては、キャッチーな部分もあるが、そこに見え隠れする妖気・毒気・狂気といったモノを感じずにはいられない。
DEATH ANGELの変化を代表させることが可能な'90年作、3rd。 ③Veil Of Deceptionや⑥A Room With A Viewのイメージの広がりは、素晴らしく詩的ですらある。 奇術楽団的な⑤Discontinuedもイイです。 1stに比べたら衝撃性は減ったけど、演奏は充実しており、アルバムの重要性も何ら劣ってはいない。
俺みたいな外タレ至上主義者を完璧にノックアウトしてくれた、 日本のアヴァンギャルドへヴィロックバンド、DOOMの6th。 悲運の天才ベーシスト、諸田コウの最後の参加作品。 もう、全曲必聴なんだが、頭の3曲、 I'm Real、Deliver Me From Reasons Why ?、Blood On The Riseと尋常じゃないテンションで痺れさせる。 中でも、Blood On The Riseはへヴィでアヴァンギャルドでありながら、キャッチーである名曲である。 4曲目の水葬を聴くと、その後の諸田氏の死を暗示しているようで、今でも悲しくなってきます。
オリジナルメンバーによるFREEのファイナルアルバム。 全体的にR&Bのノリを取り入れ、アンディー・フレイザーのベースラインにはファンキーなニュアンスさえ感じられる。 シングルにもなった「Ride On A Pony」はその好例。 「Be My Friend」はバラードの名曲。 絶頂期のFREEのアルバムだが、何故か過小評価されている作品。
HUMBLE PIEの初のライヴ作品。 ライヴバンドとしての本領を、ロックの殿堂、フィルモアイーストで発揮。 Stone Cold FeverやI Don't Need No Doctorのエネルギッシュな展開は、まさに名演。 これを最後に脱退したピーター・フランプトンのギターも、ここでは強烈な印象を与えてくれる。