攻撃的なギターサウンドが宙を舞い、サイケデリックな空間を作り出してる。 黒人社会から飛び出しロックに取り組んだ彼の音楽がドラッグというフィルターを通し如実に浮かび上がる。 Little Wingはエリック・クラプトンにカヴァーされ、If Six Was Nineは映画「イージーライダー」でも使用された。 ワウワウを利かせたノイジーなギターと共に、彼の存在自体が万人の度肝を抜く。強烈。
HUMBLE PIEの初のライヴ作品。 ライヴバンドとしての本領を、ロックの殿堂、フィルモアイーストで発揮。 Stone Cold FeverやI Don't Need No Doctorのエネルギッシュな展開は、まさに名演。 これを最後に脱退したピーター・フランプトンのギターも、ここでは強烈な印象を与えてくれる。
DEATH ANGELの変化を代表させることが可能な'90年作、3rd。 ③Veil Of Deceptionや⑥A Room With A Viewのイメージの広がりは、素晴らしく詩的ですらある。 奇術楽団的な⑤Discontinuedもイイです。 1stに比べたら衝撃性は減ったけど、演奏は充実しており、アルバムの重要性も何ら劣ってはいない。
'92年発表、5th。 このアルバムは、以前の作品とハッキリ違いがあり、 リズムの強調された演奏がバックに付き、 サウンドプロダクションもクリアーで緻密です。 Skin O' My Teeth、Symphony Of Destruction、High Speed Dirt、Ashes In Your Mouth等はいずれも余裕すらうかがわせる楽曲。 個人的に大好きなThis Was My Lifeは美しく、胸に響く曲。 全体的にこのアルバムは、フッ切れたデイヴ・ムステインとMEGADETHが堪能できる。 しかし、この後ムステインが再びドラッグを・・・。
メンツ的にも、全体のコンセプトから言っても、このアルバムと前後のスタジオ作「LARKS' TONGUES IN ASPIC」「RED」は、ひとくくりに考えていいでしょうな。 ジェイミー・ミューアが脱退してしまい、奔放なリズムのバトル的な面白味は薄れてしまったが、ヴォーカルナンバーを除けば、やはり互いに襲いかかるようなインタープレイに終始するとこが魅力ですな。
オリジナルメンバーによるFREEのファイナルアルバム。 全体的にR&Bのノリを取り入れ、アンディー・フレイザーのベースラインにはファンキーなニュアンスさえ感じられる。 シングルにもなった「Ride On A Pony」はその好例。 「Be My Friend」はバラードの名曲。 絶頂期のFREEのアルバムだが、何故か過小評価されている作品。