俺みたいな外タレ至上主義者を完璧にノックアウトしてくれた、 日本のアヴァンギャルドへヴィロックバンド、DOOMの6th。 悲運の天才ベーシスト、諸田コウの最後の参加作品。 もう、全曲必聴なんだが、頭の3曲、 I'm Real、Deliver Me From Reasons Why ?、Blood On The Riseと尋常じゃないテンションで痺れさせる。 中でも、Blood On The Riseはへヴィでアヴァンギャルドでありながら、キャッチーである名曲である。 4曲目の水葬を聴くと、その後の諸田氏の死を暗示しているようで、今でも悲しくなってきます。
恐らくバンド史上、最もキャッチーな作品じゃないだろうか。 MEGADETHで例えると「YOUTHANASIA」的なポジションか。 初期から追い続けてきたコアなファンは敬遠するかも。 しかし、楽曲がイイのだ。 全12曲ハズレ曲がない。 ロッキー・ジョージのギターもロバート・トゥルジロのベースも文句なしにカッコいいし、 マイク・ミューアの気の抜けた歌メロも健在である。 ③Nobody Hearsや⑤Monopoly On Sorrow、⑨I'll Hate You Betterなどは新境地を開拓した成功例だったと思う。