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MANILLA ROAD - 最近の発言
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To Kill a King

米国産エピックメタル2017年作
そもそも米よりも欧州・辺境国のメタルを優先してゲットするので、このバンドの盤はあまり揃っていないが、完成度やエピックワールドの雰囲気
演奏力や貫禄といった点で、もはやレジェンドの域に達しそうなバンドである。決して突拍子の無い奇をてらった楽曲は無く、理に叶った曲展開で
オーソドックスに聴かせるワリに、同系バンドの追随を許さない渋味や味わい深さを備える。このジャンルでは優等生というイメージが強いバンドだ。
非常に心地よいイーヴルなギターの歪みだが、中音域より上がほんの少しメタリック寄りで、音像に紛れることなくキャッチーな旋律が伝わってくるので聴き易い。
そういう音作りから職人気質が伝わってくる。また、無駄に力まない達観した感じのヴォーカルスタイルも然りだ。手数とバリエーション豊かなドラミングもイイ。
ボクが普段愛聴するドゥームに比べると当然音数は多く、テンポや展開も起伏に富んでいる。ギターソロは結構トリッキーで細やかな小技をビシバシ決める。
そういうサウンドはボクにとって結構苦手な部類に入りそうなモノだが、何故か全体的に地味目に聴こえてものすごーく自然体で聴けるからイイ。
昔はややB級ロックサウンドのイメージを持っていたが、流石に活動期間も長く、今となっては全くB級感が無い優等生だ。ワリと万人にオススメできる盤だね。

kamiko! ★★★ (2021-05-13 02:22:20)


Mystification

世界中にコアなファンを持つカルトメタル番長が1987年にリリースしたフルアルバム。走り出しそうで走らない濃密なエピックメタルを展開するバンドでしたが、ここでは一転、当時台頭するスラッシュシーンを迎合するように、ドカドカとド派手に突っ走る①にひっくり返りました。何の予備知識もなかっただけに、このバンドにもこんな時代があったんかいと初見の驚きは相当なもんですよ。
夜中に起き冷蔵庫に冷やしあるお茶を麦茶かなんかと思い飲んだら、ルイボスティーだった時の驚きに匹敵する、不意打ち感に驚きました。②も勇猛果敢なエピカル度もあるが勢いのある姿勢を崩しておらず、その変貌ぶりに驚かされる。相変わらず歌は魔界村な世界を抑揚の少ない歌唱スタイルを用いて朗々と歌い上げているが、随分と様変わりした印象を受ける。

おそらくメタルの持つカタルシス、スピード、キャッチーさ、そしてパワーと言った衝動性に惹かれる方なら、今作の方向性は大いに歓迎でしょう。マニラロード初心者には、この方が取っ付きやすいかもしれませんね。

個人的には無駄とも言えるほど、仰々しいむせ返るような世界観強めのサウンドこそマニラロードと思っているので、違和感はあるのだが、そういう先入観を捨てて聴けば作品のクオリティは高く、新機軸を打ち出しつつも、勇壮なスタンスを取りづ付けており、広く聴き手を呼び込むことに成功している。そして、聴き込むほどに評価を改め続けている一枚でもある。

エピックメタルファンにとっては違うのかもしれないが、自己主張の強いメンバーが互いを睨み合いながらも共鳴し合う、喧嘩奏法サウンドは圧倒的な音圧を誇っており、低予算などモノともしない一触即発のステゴロハイエナジーサウンドを披露しております。こういうのは理屈ではありません。ある意味野性的とも言える荒々しい猛りが、聴き手の闘争心に火をつけるでしょうね。
そんな喧騒なサウンドの中でも、マーク・シェルトンの唄は自分のペースを乱しません。そしてバンドも絶妙な一体感を持ってトリオバンドとは思えない厚みのある演奏で魅了します。

全然人気薄の知名度激低くなんですが、この手のスタイルは必ず日本でも需要のあるサウンドだけに、チャレンジして欲しいですね。走るエピックメタルって、こんなに脂っこくてカッコいいんだということを知って欲しい。個人的にも愛して止まない一枚です。

失恋船長 ★★★ (2020-10-20 12:43:29)


Dreams of Eschaton / Epilogue / Crystal Logic
ANGEL WITCHのパクリじゃねーか!こりゃ酷いなぁ・・・
HELSTARといい、80年代のアメリカ産メタルはこーゆーの多いナァ。

cri0841 ★★★ (2020-08-15 21:47:50)


Crystal Logic

カンザス州ウィチタ出身。CIRITH UNGOLと並ぶエピック・メタルの始祖の3rd。彼らの代表作と言えばコレでしょうかね。
カルト・メタルの常でヴォーカルがヘロいけど、CIRITH UNGOLよりは随分と聴きやすい(当社比)。後追いの耳からすると、
アイアン・メイデンと言うかNWOBHMっぽい。アメリカ産とはとても思えない。世界観はコナン・ザ・グレートだそうだ。
表題曲は文句なしの名曲ですよ。

cri0841 ★★★ (2020-08-15 21:35:50)


Crystal Logic

 ココ最近、首領(ドン)という言葉を耳にすると、どうも"都議会の首領(ドン)!?"などの悪いイメージが付きまとってしまうが、こちらは(勿論、良い意味でだが)正しくUSカルトメタル界の首領(ドン)と云って良いバンドで、そしてその中心はマーク・シェルトンというオヤジ。ここ日本では多くの名作を発表していながら全くの"蚊帳の外!?"という扱いを強いられているが、その多くの作品の中でも本作こそは初期を代表する名盤中の名盤だ。
 どの曲がとかいう野暮な事はヤメにする。とにかく聴いてみてほしい、そのアンダーグラウンドに根差したドラマティックな名曲たちを...これこそメタルなのだと気付くはずだ。
 未だに時代を完全に間違っているのでないのかと思わせる服装でステージに上がり続けている姿には敬服するし、涙も出てくる。あのジョーイ・ディマイオはいつしか金儲けに勤しむ事に全力を傾ける様に変貌してしまったが、この男は違う...コンポーズ力に限界を感じない。そしてその根幹に位置するのが本作の3作目に他ならないのである。メタル好きなら必聴である。

※今こそ、このMANILLA ROADをラウドパークに招待すべきであるとここに進言したいと思う。

聖なる守護神 ★★★ (2016-10-16 18:38:45)


Crystal Logic

83年発表の傑作3rdアルバム。
ジャケットアートは、砂の大地にそびえる城を前に、武器を振りかざす戦士の図。このB級臭さがたまらない。
アメリカのバンドながら、サウンドは完全にNWOBHM的。そしてドラマティックに展開する曲構成等、非常にCIRITH UNGOLと共通しています。
CIRITH UNGOLほどではありませんが、ヴォーカルに少々癖があって、独特の声質でメロディーを伸びやかに、ふにゃふにゃに歌う(?)。格別上手いわけでもありませんが、ついつい一緒に歌いたくなってしまう魅力があり、アルバムの一番の聴き所となっています。
NWOBHM的でドラマティックな名曲「NECROPOLIS」「FLAMING METAL SYSTEM」「CRYSTAL LOGIC」他、12分にのぼる大曲「DREAM OF ESCHATON」など、楽曲粒揃いで一気に聴けます。
NWOBHM、大仰メタルが好きな方に激!オススメです。ただしマニアックな作品なので専門店じゃないと手に入らないかも。

せーら ★★ (2004-03-11 21:39:00)