デーモンが笑っていいとものテレフォンショッキングに出演したことをきっかけに 一躍聖飢魔IIの知名度が上がり、大ヒットになったアルバム。 当時、このアルバムは45回転LP版としてレコードが売り出され、CD版作成の時に 時間の都合で最初のインストナンバー「創世記」、Jack the Ripper、そしてデーモンの MCが追加されたものです。 自分はLP版を最初に聴きましたが、短いながらも凝縮された、とても完成度の高い アルバムだと思いました。あとでCDも追加で買いましたが、正直MCは間延びする。 そもそも入ってなかった物だけに、はっきりいって不要です。CD版しか聴いたことがない人は ちょっとかわいそうな気すらします。 ストックされていたダミアン浜田の曲のうちの半分をファーストで使い果たしてしまい、 少々心配だったセカンド。正直、(某有名曲も含めて)人によっては捨て曲と 感じるようなものも何曲か混じる中、The End of the Century, Fire after Fireという 名曲たちに支えられて、「悪魔が来たりてヘヴィメタる」に並ぶ初期の名盤になっています。 このアルバムの中から、後期にリテイクされたものが何曲かありますが、個人的には 単にテクニック的に巧いだけのリテイク版よりは、荒さの中にも悪魔的なすごみを感じる このアルバムに軍配を上げたいと思っています。
タイトルからしてメチャメチャかっこいい。 かの有名な、某B誌で0点もらった事件の翌月だかに、ロッキンf誌の巻末のバンドスコアに この曲が取り上げられていて、ついてるタイトルコピーが「悪魔が作った ヘヴィーチューン!」。解説には「君たちバカにしてるかもしれないけど、この曲は 本格的な正統派ヘヴィーメタルだ。弾いてみればわかる」みたいなことが書いてあって、 おぉ、これはロッキンfの「うちは聖飢魔IIを認める宣言」だな、と思った記憶があります。 歌詞の「We can do everything cause we have a spirit of Rock in the Kingdom!」 というのが、こんなスタンスではあるけど、自分たちは実は本当にロックを愛しているんだ! という聖飢魔IIの主張のようにも感じられたものです。 このころは本当にロックスピリットがあったよなあ、聖飢魔IIには。。。(遠い目)