この曲を聴くと、荒野を一人の戦士が馬に乗って疾走していく姿が目に浮かぶ。戦いに赴く戦士の歌といった感じだ。ホーン・セクションが導入されているからだろうか。初めてこの曲を聴いた時はこのホーン・セクションが、少々浮いた間抜けな感じに聴こえたけど、情景を思い浮かべて聴いてみると、これがとてもマッチしている事に気付いた。同じ疾走曲である「DANCE OF DEATH」とは、似ているけれど描かれている世界が結構違う。この2曲を聴き比べるのもオモロイよ! この曲も含め、このアルバムにはホーン・セクションが組み込まれている曲が数曲あるけど、そのいずれもが良く練られていて、とても面白い!実験はかなり成果を挙げているよ。
そうなんすよ~C3さん!「INISHMORE」は素晴らしいっすね!マイク・ディメオの魅力が最大限に生かされたアルバムでしょう。同様の意味で、その前の「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」も素晴らしい!「NIGHTBREAKER」の曲は、前任ヴォーカリストのトニー・ムーアが歌う事を前提にした曲が多かった気がします。でもって「SONS OF SOCIETY」も、マイク・ディメオに合ってない曲があるという点で「NIGHTBREAKER」と同じ厳しさがあります。しかし「NIGHTBREAKER」は曲は良かった。「SONS OF SOCIETY」は曲そのものも少し弱い・・・。駄作とか問題作扱いする必要はないっすヨ。良質のHMアルバムです。ただなんつーか、RIOTには「これ以上を期待しちまう」ってトコっすかね(笑)! トニー・ムーアは器用なヴォーカリストで、どんな曲でもそつなく歌いこなしてしまいます。技巧派のギタリストが超絶な速引きをするような感じかな。マイク・ディメオは対照的に、地声を生かすような歌唱法ですね。どちらにも違った魅力があります。俺はどちらも好きっすね!ただ、それとは違った意味で「RIOTにもメンバー・チェンジが必要かなぁ」って思ってます。理由は先に書いた通りです。 「THE PRIVILEGE OF POWER」でトニー・ムーアは「THUNDERSTEEL」以上の超絶ヴォーカルを披露してます。それに、ボビー・ジャーゾンベクのドラムがとんでもない事になってる(笑)!必聴っすヨ!うまく探し当てられる事を願っとります(笑)!「FIRE DOWN UNDER」も、また廃盤になる前に買っといた方がいいっすヨ(笑)!
C3さん、「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」は名盤っすヨ!「INISHMORE」と同じ方向性のアルバムです。何曲かレビューを挙げといたんで、参考にして下さい。 ん?「NARITA」っすか?いやぁ~廃盤じゃねえと思うんですけどね。それにしても動機が不純です(無理もねえけど 笑)!アルバム・タイトル曲「NARITA」は最高っすヨ!しかしゴマは毎回笑かしてくれるから困りモンだよなぁ(笑)!ゴマ時代の作品は今とはスタイルが違うので、比べてみるのもいいかも。あーそうそう、「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」にはドルフ・ラングレン(ボビーの事ね)は不参加です。元TNTのジョン・マカルーソがドラムを叩いてます。
そうきたかぁ~C3さん(笑)!違うでしょー!どう見たってこれは、恋人を想いイニッシュモア島の海岸にたたずむ青年の姿っしょー!そう思うと叙情的に見えねえっすか(笑)? 「INISHMORE」はいいっすね。今のメンバーで作れる最高の作品でしょう。独特の暖かさを感じる作品ですね。それに、俺もあのアルバムに収められているインストゥルメンタルはどれも好きっす。RIOTはアルバムの主題をインストゥルメンタルで表すのが得意で、どれも高い技術に裏打ちされた名曲ばかりです。C3さんが次にアルバムを買った時にビックリして貰えるよう、詳しい内容は秘密にしとくかな・・・ってレビューに書いちゃってるっす(笑)!意味ねえじゃん(笑)! 現時点での最新作「SONS OF SOCIETY」の聴き所もやっと分かったっす。
初期RIOTの最高傑作!というより、他のHRの名盤達と並べてしまってもいいと思う。「噛めば噛むほど味の出る」という表現がピッタリだろう。長い間廃盤になっていたのであまり触れられないが、「FIRE DOWN UNDER」「DON'T HOLD BACK」「OUTLOW」「RUN FOR YOUR LIFE」といった名曲が並んでいる。前2作と比べると、憂いや泣きがやや強調され、元々の特長であったメロディアスさに磨きがかかっている。音質も向上し、ガイ・スペランザのヴォーカルもさらに表現力が増している。RIOTファンならずとも、クラシックなHRが好きな人なら聴いて損はないアルバムだ。
「THUNDERSTEEL」にも同名の曲が収められてるが、全く別の曲だ。こっちの方が圧倒的にカッコいい!ドライヴするリズムの上に、ガイ・スペランザの切なくも熱い歌唱が乗る名曲だ!コーラスでの「RUUUNNN FOR YOUR LIFE~!」という熱唱は、聴き手の胸も熱くしてくれる。マーク・リアリの弾きまくりのギターソロもグーっす!3分少々と短い曲なのだが、アルバムのハイライトには最高だろう!これこそ隠れた名曲だ!
まぁジャケットは置いといて(笑)、「NARITA」「ROAD RACIN'」という初期の名曲が収められたアルバムだ。この2曲の為に買ったとしても、決して損はないと思う。特にインストゥルメンタルの「NARITA」は、HR/HMインストゥルメンタルの最高峰と言っても過言じゃないほどのカッコ良さだ!曲調は正直古さは隠せないが、楽曲そのものもスリリングな演奏も、決して色褪せてはいない。他の曲に関しては、ハッきり言って印象の薄い曲もある。前作と比べるとロック色が強くなっていて、メロディーが弱い気もする。それでも「HOT FOR LOVE」等の所々に顔を出す哀愁のメロディーはさすがだし、ドライヴ感も後退はしていない。決して悪くはないヨ。
RIOTはこのアルバムで、他のアルバムより少し冒険をしたのかなという気がした。「THE PRIVILEGE OF POWER」も大冒険だったけど、曲自体は「THUNDERSTEEL」の延長線上にあったと思う。このアルバムは曲で冒険してるよね。印象の薄い曲が何曲かある。マイク・ディメオ用にかかれた曲が少ないな、という気もした。それでも「NIGHTBREAKER」「SILENT SCREAM」といったスピード・ナンバーは珠玉の出来だし、「SOLDIER」「DESTINY」「IN YOUR EYES」も素晴らしい。それにセルフ・カバーの「OUTLAW」が、以外にもマイクの声にはまってる。買って損はないアルバムだから、是非押さえておいて!
曲の雰囲気は「FLIGHT OF THE WARRIOR」に近いかな。オープニングのボビー・ジャーゾンベクのドラムもそんな感じだし。あれより明るめのメロディーを、疾走するリズムに乗せてプレイするという、RIOT得意のパターンだ。コーラスでテンポ・ダウンしちゃうトコは「?」だけど、悪くは無いヨ!マイク・ディメオがちょっと苦しそうな感じだ。多分この曲はトニー・ムーア用に書かれた曲だろう。
ヴォーカルがレット・フォリスターに変わった1作目。この人のヴォーカルはそれほど評価が高くないけど、個人的には嫌いじゃない。音域が狭くブルージーな雰囲気はガイ・スペランザとは随分違うが、当時のRIOTにはなかなか合っていたと思う。「HARD LOVIN' MAN」「C.I.A」「LOANSHARK」等は結構ハマっててカッコいいし、「RESTLESS BREED」「WHEN I WAS YOUNG」といった曲での朗々と歌う感じも悪くない。独特の哀愁はそのままに、ガイ・スペランザには出来なかった事を深みのある歌唱でやれたといった感じだ。ただ、いかんせんガイ・スペランザに出来た事が出来なかった。再発盤に収録されてるライヴ・テイクを聴くとその辺が分かる。新たに得たものと失ったものが半々だったね。 アルバム全体としては佳曲が目白押しだ。哀愁のメロディーをパワフルなHRで伝えるという、初期のRIOTの魅力はそのままだ。ドライヴ感は若干後退したけど、その分ミディアム・テンポの佳曲が多い。なかなかの好盤だと思うヨ!
音質が恐ろしく悪い!まるでブートレッグのような感じだが、その分とても生々しい。一切手の加えられていない、生の演奏が聴ける。「THUNDERSTEEL」や「DANCE OF DEATH」が入っていないのは「!?」だけど、ガイ・スペランザ時代の曲を歌うトニー・ムーアが意外とハマってて、これは結構嬉しかった!一本調子な感じはするけど、オリジナルを忠実に再現していたと思う。ギター・ソロやドラム・ソロにまで名前を付けちゃってる所はちょっと苦笑いだけど、マーク・リアリのソロである「LADIES AND GENTLEMEN」は感涙モノっす!それに「WARRIOR」のアレンジも若干現代風になってて、これまたカッコいいぞ!但し、最後の「SMOKE ON THE WATER」のカバー(これのみスタジオ収録)は退屈。
う~ん、厳しいモンがあるねぇ。メタリックな雰囲気を前作より少し強め、その中に叙情的なRIOT節を盛り込んでるんだが・・・。マイク・ディメオも「TWIST OF FATE」や「COVER ME」等々で、深みのある歌唱を聴かせてくれるんだが・・・。普通に聴くと、文句をつけるトコは少ない。敢えて文句をつけるなら、音質が悪いトコと、ボビー・ジャーゾンベクのドラムが地味過ぎるトコかな。それに、楽曲も渋みのある良質なものが多い。だがちょっと物足りない。「過去の曲の焼き直し」的な曲が多くて、どうものめり込めない。 けどあったっすヨ~聴き所が!後半に進むにしたがって、それこそ「FIRE DOWN UNDER」の頃のような勢いが顔を出す!「THE LAW」や「TIME TO BREED」「QUEEN」といった曲を聴くと、このアルバムでRIOTがやりたかった事が良~く分かる。RIOTは原点回帰をしようとしたんだ。RIOTは時代毎に、あるいはメンバー毎に、その音を変化させてきた。このアルバムでは、現行のメンバーで今までのRIOTの集大成を作ろうとしたのだろう。何度か聴き込んで、やっとそれが分かったっす。とはいえ、アルバムとして聴くと、やはり厳しい印象を受けるね。中途半端かな。
カッコいい曲だ!少しレトロなロック色を取り入れたこの感じは・・・そう!初期の名作「FIRE DOWN UNDER」のあのテイストだ!勿論あのアルバムの楽曲と比べるとメタリックだし、そのまんまという訳じゃないが、うまくあの頃の雰囲気を取り込んでると思う。それに、ボビーのドラムもアルバム中一番だね!個人的には好きだね!
個人的には、コンセプト・アルバムというのはあまり好きじゃない。アルバムにストーリー性をつけようとすると、曲がバラエティーに富み過ぎてしまう事があるからだ。でもこのアルバムはそれがない。統一感があり、素晴らしい出来になっている。全編憂いと泣きのRIOT節に溢れ、散漫な印象は全くない。「GLORY CALLING」「GHOST DANCE」は勿論、俺としてはアメリカン・トラッドでもある「SHENANDOAH」がいい。こういう曲を歌わせると、マイク・ディメオはホントに巧いね!マーク・リアリのギターも情感たっぷりで感動を誘うヨ!それにインストの「THE LAST OF THE MOHICANS」。RIOTはアルバムのテーマとなるインストを入れることが多いんだが、このアルバムでも同様の手法を採っている。勇ましくもあり切なくもある主題を、ギターソロ、ベースソロ、そして美しいツイン・ギターで奏でている。物語の最後にふさわしい感動的なインストだ。バラエティーに富みながら一本筋のとおっている、素晴らしいアルバムだ!もっとクリアでボトムの利いた音で仕上げられていれば、もっと質の高いアルバムになっただろう。
この曲いいっす!ちょっと聴き逃してた(笑)!ミドル・テンポの地味目の曲だが、コーラスの煽情力が凄い!それにマーク・リアリの泣きまくりのソロが素晴らしいね!「SIGN OF THE CRIMSON STORM」と同タイプの曲だが、こういうのは一つのパターンとして「パクリ」や「焼き直し」とは一線を画したい。
SE長いよね(笑)。でも気になるのはそれだけ。捨て曲のないいいアルバムだよ!ホーン・セクションが取り入れられてるけど、曲になじんでいて気にならないし逆にこれなしで聞くと淋しい気がする。「DANCE OF DEATH」は超名曲だけどそれだけじゃない。一曲一曲を挙げるときりがねえ位だけど、俺が好きなのは「BLACK LEATHER AND GLITTERING STEEL」!ボビーの手数の多いドラムが堪能できる名曲だよ!それに最後のインスト(アル・ディメオラのカバー)も、RIOTの演奏力の凄さを伝えてくれる。これを聞くと「RIOTってバカ・テク集団だよなぁ」ってつくづく思うよ。聞いて損はなし!とにかく聞くべし!
この曲を聴くと、荒野を一人の戦士が馬に乗って疾走していく姿が目に浮かぶ。戦いに赴く戦士の歌といった感じだ。ホーン・セクションが導入されているからだろうか。初めてこの曲を聴いた時はこのホーン・セクションが、少々浮いた間抜けな感じに聴こえたけど、情景を思い浮かべて聴いてみると、これがとてもマッチしている事に気付いた。同じ疾走曲である「DANCE OF DEATH」とは、似ているけれど描かれている世界が結構違う。この2曲を聴き比べるのもオモロイよ! この曲も含め、このアルバムにはホーン・セクションが組み込まれている曲が数曲あるけど、そのいずれもが良く練られていて、とても面白い!実験はかなり成果を挙げているよ。
かなり地味な印象だ。「THUNDERSTEEL」「THE PRIVILEGE OF POWER」に溢れていたパワーや緊張感はない。ボビー・ジャーゾンベクが抜けてしまった事も、その印象に拍車をかけている。正直この辺りの淋しさは隠せない。やはりボビーには戻ってきて欲しい。ピート・ペレツの活躍の場もちょっと少ない気がするし、全体的に落ち着き過ぎた感じがする。マーク・リアリも年を取ったか・・・。 だがしかし、メロディーの秀逸さは、前作「SONS OF SOCIETY」を遥かに凌いでる!RIOT節は健在だ!前作で聴かれた「中途半端なメロディー」「過去の焼き直し的フレーズ」は見られない。確かに似たような楽曲はあるが、これはマイクディメオ加入後のRIOTの、一つのパターンとして捉えれば気にならない。年寄りになった(笑)マーク・リアリのギターは、ますます深みを増した気がするし、美麗なツイン・リードもまだまだイケる!パワフルなリズム隊が健在だったなら、「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」「INISHMORE」と同様の名盤になっただろう。 「THUNDERSTEEL」や「FIRE DOWN UNDER」を求めないRIOTファン(いるのかなぁ~?)や、欧州的な湿り気をもつHR/HMが好きな人にはお薦め!
漫画好きの中学生が描いたようなジャケットはガックシだけど(笑)、CDも人間も、大事なのは中身(笑)!ジャケット見て購入を止めた人、まさかいないだろうねぇ~?もしそんな人がいたら、今すぐレコード屋にダッシュしなさい(笑)!「THUNDERSTEEL」「FLIGHT OF THE WARRIOR」「JOHNNY'S BACK」「BLOODSTREETS」といった超々々名曲とそれに続く佳曲が並ぶこのアルバム、傑作中の傑作です!HR/HMの宝だね!
とにかく重厚でドラマティック!ミドル・テンポの名曲です。鬼気迫るカール・アルバートのヴォーカルは、正に「鬼(笑)」!後半で半ば強引に盛り上がっていくトコなんざ、あまりに凄くて鼻血が出そうです(笑)!パワー・メタル好きなら、このパワーは病み付きになること請け合い!因みに中間の「LADY TOOK A CHANCE…」というドスの効いたコーラスは、ギタリストのジェフ・ソープによるものだそうです。