このアルバムにコメントがないなんて、こりゃイケマセン(笑)!「DON'T WAIT FOR ME」「ON THE EDGE」「HELLRAISER」っつー超名曲が入ってるこのアルバム、外せないっしょ!全体的には少しメロウに走り過ぎて、へヴィネスが足りない気もするけど、凄まじいヴォーカルは前作よりさらに進歩しているし、リリカルなツイン・リードも健在!正統派が好きなら、是非とも聞いて欲しい一枚!
VICIOUS RUMORSの魅力の全てが詰まった、彼ら随一の疾走曲。得意技だったクリア・トーンのアルペジオと共に静かに始まり、そして爆発したように加速する。中間部のツイン・ギターのハモリに胸を熱くし、そして最後のカール・アルバートの超絶スクリームで鼻血っしょ(笑)!2nd収録の「OUT OF THE SHADOWS」と並ぶヘッドバンガーズ・アンセムっす!
熱いエネルギーをたたえたアルバムだ。超名曲と言えるような曲は曲は無いんだけど、そんな事はどうでもいいくらい全体のテンションが高い。前作のメロディー重視の作風から、リフとリズム重視の作風になっている。ヘヴィーで切れ味の良いリフと重厚なリズムは、聴いていて気持ちいいっす!とはいえメロディーが弱くなった訳じゃない。華麗なツイン・リードや、カール・アルバートのヴォーカルは健在!特にカール・アルバートのヴォーカルは、恐ろしいことに前作よりさらに進化している。力強くなったリフと互角に闘うパワーはホントに凄いし、「CHILDREN」や「WHEN LOVE COMES DOWN」といったメロウな曲では、表現力豊かに歌い上げる。HMシンガー数あれど、この人が一番だった。そんな魅力満載の名盤だ!