世界中でバカ売れしただけあってスケールの大きな作品に仕上がっている。 永遠の名曲「With or without you」や、有名な「I Still Haven't Found What I'm Looking For」などの代表曲以外にも、「良い曲」満載。HR/HMの人もこれは聴いておいたほうがいいな。それだけの価値のある名作。最近のU2も調子いいみたいだし、是非。
実際これほどのアルバムを前にして、何を書いていいものやらわからんのですが。 VAN HALENは一部の曲を除いて、それほど好みではないのですが、この1stアルバムはきた。ばりばりに乾きまくったギターのサウンドがワイルドだし、ソロも、グルーヴ感も何もかも超一級。デヴィッド・リー・ロスのヴォーカルより、サミー・ヘイガーのほうがいいが、このアルバムではサウンドに完璧にはまっている。 曲も名曲ぞろい。ある意味アメリカンハードロックのひとつの完成形かも。
X(japan)は結局「完璧なアルバム」を作れていないように思える。 Xで嫌いなアルバムなどないことを前提に、「VANISHING VISION」は過激で荒いのは良いが、洗練されていないし、「BLUE BLOOD」は最もいい曲に恵まれているが、バラエティに富みすぎて疲れる(そこが良いんだが)。音もやはり悪い。(これがリマスターされれば大騒ぎだろうけど、多分無理) 「DAHLIA」は疾走曲がすくねぇ!ということで、「Jealousy」が一番アルバムとして聞きやすい。ただ、やはりいかんせん地味。 国産メタル一番人気「SILENT JEALOUSY」速い「Stab Me In The Back」正統ハードロック「Desperate Angel」ポップなロックンロール「Joker」美しすぎ「Say Anything」など、楽曲も充実。メタルじゃない曲もいくつかあるが、Xの才能、プロダクションのピークを捕らえた好盤。聞いて損はない。