ドラマの主題歌でブームになって売れるのだって別にかまわないとは思いますが。 これだけのビッグネームでしかも偉大な歴史があるのだからミーハー連中の突発的なブームが起きてもその地位にも評価にも影響はしませんよ。 しばらくしたらまた鎮静化するでしょう。 ついでに言えばアルマゲドンで「I DON'T WANT TO MISS A THING」が売れたのと大差ないような気もしますし(ちょっと違うかな?)。 まぁ、熱心なファンの皆様にしたらウザいかもしれませんが。 僕はテレビドラマなんぞ見ないし、流行から完全にハズれてよくわからんからそう思うのかなぁ。
確かにこの人がHR/HMにあるのはおかしい。どう考えても正統派ポップスのアーティストだと思います。「非」に登録されるべきですね。 せーらさんが書いているように、ベスト盤のような気がするほどに優れたポップスが詰め込まれた名盤。余談ですが、洋楽ではじめてCD化されたアルバムだそうです(邦楽では大滝詠一「A LONG VACATION」らしい)。日本で絶大な人気のあるバラード「HONESTY」が入っているところもポイント高い。 しかしこのページ、「非HR/HM」にならんかなぁ。
最初聞いたときには、「ブルースじゃん!」と狂喜した。 それはともかく、ディランがフォークから飛び出し、ロックンロールと融合させフォークロックを確立したといわれる傑作。最近60年代のロックを良く聴いてるのでこれくらいでもぜんぜん気にならない。65年の時点でこれだけのものを作ってたことに驚き! 有名曲はもちろん、「LIKE A ROLLING STONE」だが、このアルバムのハイライトは最後の「DESOLATION ROW」だと思う。11分を超える大作。微妙にセンチメンタルな曲調が良い。でも「廃墟の町」。
「AGAINST THE WIND」などというタイトルから、てっきりブルース・スプリングスティーンあたりがやりそうなアツいロックンロールを想像していたのだが、ミディアムテンポで渋めの6~70's風アメリカンロックだった。こういうの大好きなんです。 いわゆるメタルなどのコテコテの「哀愁、泣き」ではないが、しみじみとしたアコースティックサウンドに渋いヴォーカルが泣かせてくれる。 こういう曲が解る人と友達になりたいものです。
シングルコレクションのベスト盤。 このバンドはアルバムを聴いた方がいいと思うが、①以外はシングルバージョンと言うことで、なかなか重宝する一枚。全10曲のコンパクトな編集も結構いい。 ただ、個人的には「殺シノ調ベ~This is NOT Greatest Hits('92)」 の方がいろいろ狂ったリアレンジを施していて、こっちのほうが好きな曲もあるが。 BUCK-TICKのポップでダークなシングルを聴くにはちょうどいいかと。
元曲はScreamin' Jay Hawkins。(おそらく)黒人のマジブルースマン。 よく出来たカバーだと思うが、全編に飛び交う奇声に近いスクリームと最後には鼻息まで飛び出す奇怪な出来のオリジナルには遠く及ばない。(妙な哀愁漂うオリジナルは多分聴くと笑う) ギターソロは評価できるが、やはりオリジナルを先に聴いちゃうと、なぁ。
SMAPの「Say What You Will」は結構よかった。 まぁ、ジャニーズのアイドルグループ(一応)なので、お唄が下手なのは愛嬌としても、いいメロディの曲を歌ってるな、と思った。 それだけにクラプトンのオリジナルを聴いてみたい(が、まだ聴けていない)。渋くキマってるんだろうなぁ。 しかし、いいメロディ、いい曲でも、チャートヒットとしてそれほど売れていないというのは、やっぱりクラプトンメロディとJ-POPは違うと言うことか(ちょっと残念)。
81年までの代表曲を集めたベスト盤。「THE BEST OF ERIC CLAPTON」で東京限定さんが述べている「I SHOT THE SHERIFF」はこっちに入っている。 「THE BEST OF ERIC CLAPTON」ではアンプラグドなどライヴバージョンで入っていた「LAYLA」や「WONDERFUL TONIGHT」の原曲や、「COCAINE」、ボブディランのカヴァーの「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」が収録されている。 LP時代のCD化であるため、収録時間が短い、曲が少ない、といった難点はあるが、ソロの古い名曲が集まっているので個人的には重宝している。 もっとも、「LAYLA」はこれで一曲だけ聴いて満足するのでなく、「DEREK AND THE DOMINOS」の「LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS」を購入してアルバムごと全部聞いたほうがよい。一曲だけでもすばらしいが、アルバムそのものがすばらしいので、全部聴いたほうが良い。
ギター、ベース、ドラム、歌、どれをとってもすごいアルバム。 しかし、コレはどう考えても一般受けはしないだろう。実際、私も初めて聴いたとき、「何じゃ?これ」と思いました。からっと明るくアメリカンな「PORNOGRAFFITTI」や、ポップさと派手さもある「Ⅲ SIDES TO EVERY STORY」から聴いたので、思いっきり拒絶してしまったのですな。地味と言うより、空気が異常に湿りまくり、暗いのである。ギターもわかりやすさがまったくない。結構中古で見かけるのも納得といえば納得「PORNOGRAFFITTI」が好きな人や、この空気に違和感を覚えた人はこんな音はいらないだろう。 しかし、わかるようになるとコレが実に衝撃的(特にヌーノ氏のギター!)で、鳥肌ものなのだ。うまさというより、この人たちの音楽的センスのよさにびっくり。とにかくグルーヴ感に酔える。そして、暗い空気の中に流れるキャッチーなメロディも聞こえてくる。すごい。 これは言ってみれば、NIRVANAの「IN UTERO」みたいな「問題作」であるだろう。だからこそ、今気に入らなかった人もまたいつか聴いてほしい。気に入るときがくるかもしれない。 偉そうに書いているなぁ。