元曲はScreamin' Jay Hawkins。(おそらく)黒人のマジブルースマン。 よく出来たカバーだと思うが、全編に飛び交う奇声に近いスクリームと最後には鼻息まで飛び出す奇怪な出来のオリジナルには遠く及ばない。(妙な哀愁漂うオリジナルは多分聴くと笑う) ギターソロは評価できるが、やはりオリジナルを先に聴いちゃうと、なぁ。
「AGAINST THE WIND」などというタイトルから、てっきりブルース・スプリングスティーンあたりがやりそうなアツいロックンロールを想像していたのだが、ミディアムテンポで渋めの6~70's風アメリカンロックだった。こういうの大好きなんです。 いわゆるメタルなどのコテコテの「哀愁、泣き」ではないが、しみじみとしたアコースティックサウンドに渋いヴォーカルが泣かせてくれる。 こういう曲が解る人と友達になりたいものです。
SMAPの「Say What You Will」は結構よかった。 まぁ、ジャニーズのアイドルグループ(一応)なので、お唄が下手なのは愛嬌としても、いいメロディの曲を歌ってるな、と思った。 それだけにクラプトンのオリジナルを聴いてみたい(が、まだ聴けていない)。渋くキマってるんだろうなぁ。 しかし、いいメロディ、いい曲でも、チャートヒットとしてそれほど売れていないというのは、やっぱりクラプトンメロディとJ-POPは違うと言うことか(ちょっと残念)。
シングルコレクションのベスト盤。 このバンドはアルバムを聴いた方がいいと思うが、①以外はシングルバージョンと言うことで、なかなか重宝する一枚。全10曲のコンパクトな編集も結構いい。 ただ、個人的には「殺シノ調ベ~This is NOT Greatest Hits('92)」 の方がいろいろ狂ったリアレンジを施していて、こっちのほうが好きな曲もあるが。 BUCK-TICKのポップでダークなシングルを聴くにはちょうどいいかと。
最初聞いたときには、「ブルースじゃん!」と狂喜した。 それはともかく、ディランがフォークから飛び出し、ロックンロールと融合させフォークロックを確立したといわれる傑作。最近60年代のロックを良く聴いてるのでこれくらいでもぜんぜん気にならない。65年の時点でこれだけのものを作ってたことに驚き! 有名曲はもちろん、「LIKE A ROLLING STONE」だが、このアルバムのハイライトは最後の「DESOLATION ROW」だと思う。11分を超える大作。微妙にセンチメンタルな曲調が良い。でも「廃墟の町」。
ドラマの主題歌でブームになって売れるのだって別にかまわないとは思いますが。 これだけのビッグネームでしかも偉大な歴史があるのだからミーハー連中の突発的なブームが起きてもその地位にも評価にも影響はしませんよ。 しばらくしたらまた鎮静化するでしょう。 ついでに言えばアルマゲドンで「I DON'T WANT TO MISS A THING」が売れたのと大差ないような気もしますし(ちょっと違うかな?)。 まぁ、熱心なファンの皆様にしたらウザいかもしれませんが。 僕はテレビドラマなんぞ見ないし、流行から完全にハズれてよくわからんからそう思うのかなぁ。