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動く指さんが同意した発言一覧 1-3
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DIR EN GREY - DUM SPIRO SPERO

名盤「UROBOROS」をも凌駕する程の恐ろしい完成度。
今までよりもはるかに複雑かつ難解になった曲構成は勿論、
各パートとも技術的な面での進化が著しいです。
たったの三年弱でこれほど進化できるバンドを他に知りません。

本人達でさえもジャンルが分からないと言うほど幅広い音楽性で、
DIR EN GREYとしか言いようがない、DIR EN GREYでしかありえない、
そんな作品だと今まで以上に強く感じました。
プログレッシブさもあり、デスメタルやハードコアの凶悪さもあり、
それでいて、初期のV系的な要素もわずかながらも感じられたり。
何より今回感じたのはドゥームっぽさが増した事です。
「ワルシャワの幻想」のTRIBUTEや「罪と規制」に感じられたような、
ドゥームの要素にさらに様々な要素をごちゃ混ぜにした感じです。

7弦ギターと5弦ベースを使用し、よりヘヴィになった印象。
特にDieが今までずっと6弦ギターを使っていただけに、
その変化は聴き手以上に本人達にとって大きいと思いました。
楽器隊の中で特に変化を感じたのはベースToshiyaです。
スラッピングを多用したゴリゴリのサウンドは圧巻です。
それでいて、LOTUSやVANITAS等では一種の美しさを感じさせます。

そして、京のボーカルは声のレパートリーが尋常じゃないほど多く、
ただ叫ぶにしても物凄い数の叫び方がある、そんな歌い手になりました。
クリーンボイスの方もUROBOROSの時以上の高音域を出していたり、
メロディ自体も非常に多彩で非常に面白いなぁと感じました。
その上、種類だけでなく声のクオリティ自体も上がっていて、
低音のデスボイスとホイッスルボイスの進化が著しいです。
今までは飛び道具的な使い方だったホイッスルも、
今ではそれで歌詞をなぞって曲を掻き乱していくような、
他のボーカルではまずありえないようなボーカルラインになっています。

個人的に特に良かったのはVANITASです。
「アクロの丘」に少し似た雰囲気のように思いました。
昔のDIR EN GREYの名残が感じられて懐かしさも感じますが、
それでいて明らかに進化している事を感じさせる曲でした。
激しい曲だと「獣慾」が圧倒的に存在感がありました。
また、シングルで既に発売されている「DIFFERENT SENSE」は、
シングルで散々聴いたにも関わらず全く色褪せず、カッコいいです。
「LOTUS」と「激しさ~」はシングルとは音がかなり変わっていて、
既に聴いた曲なのに新鮮ささえ感じるほど違いが大きかったです。
「LOTUS」はシングルよりもアルバムのほうがずっと好きです。
シングルよりもライブに近いような感じがしました。

ボーナストラックはとにかく「羅刹国」がカッコイイです。
原曲と曲構成自体はそこまで大きく変わっていないのですが、
サウンドと京の声は原曲と比にならないほど進化しています。
また、「AMON(Symphonic Ver.)」は面白い音の融合で、
ボーナストラックらしい楽しめる音源だなぁと思いました。
デモ音源はアルバム本編のものに比べればやはり劣りますが、
単純にデモ音源を聴けるという事自体が面白いなぁと感じます。
Remix音源は改-kai-に近いような進化を遂げています。
おそらく、好きな人はかなり少ないように思えます。

そして、DVDでは貴重なインタビューが聴けます。
京のインタビューがほんのわずかなのが残念ですが、
アルバムに対するメンバーの想いが詰まっています。
どれだけ彼らが本気なのか、そういうものを感じました。
また、ライブ映像もライブ音源ではないにせよ、
非常に迫力のあるクオリティの高い映像作品だと思います。
こうして見ると、DIR EN GREYのライブは本当に全力だと感じます。
さらに、DVDには残のPVまで収録されている豪華っぷり。
初期の残-ZAN-の面影を残し、懐かしさも感じられるPVでした。

12600円と高額で、LPも使えないので初めは高いと感じましたが、
曲は勿論、デザインの凝りや様々な購入特典などを考慮すると、
この値段でも十分満足できる作品だと思います。

チャイチャイ ★★★ (2011-08-03 22:11:54)


DIR EN GREY - UROBOROS - 慟哭と去りぬ

これはいい!たくさん聴きましょう!

松尾芭しょんぼり ★★ (2008-11-13 23:27:09)


THE DILLINGER ESCAPE PLAN - Miss Machine

いいですね~。この複雑な展開。ギターは一見すると簡単そうには見え、ゴチャゴチャで理解不能なとこがある…でも実は難しいことをやっていることを聴いているうちに発見できる。これが魅力的。多分1回聴いただけでは理解出来ないテクニック。
あとこのバンドは不協和音がいい具合に絡み合い凄くクセになる。ただの激音ではなく緻密に計算された激音というべきか。この独特の和音がジャリジャリキリキリいい、まさに機械が作動しているかのようなイメージだ。でもキリキリ度は前作の方が上かな。本作はメロディが向上している。
このアルバムどこにも売ってなくてアマゾンで輸入盤買っちゃったんだけど、この前タワレコで日本盤発見したからそれも買おうかな(笑)ボーナスと解説も付いてるしw

Painkiller ★★ (2008-04-15 00:25:00)