その昔、リリース当時、ヴィデオクリップで彼らを見て、なかなかかっこいいし面白い曲だな、と思ったので、名前も特徴的だし、たまたま覚えていたのだが、最近出くわしたので買ってみた。その時の曲は覚えていないので、FMでのエアプレイも凄かったらしいM-1"DON'T NEED RULES"だと思うが、どちらかと言うとM-3"YOU'RE SO STRANGE"の方が耳に引っかかる。まぁ、どちらでもいいが、R&R主体のアメリカンロックで、クオリティーは高い。バンドとしてもまとまりがあり、ヴォーカルは少しねちっこい感じだ。 プロデュースは、元VINNIE VINCENT INVATION ~SLAUGHTERのダナ・ストラム。彼は、ベーシスト兼プロデューサーとして、VINNIE VINCENT INVATIONの超名作"ALL SYSTEMS GO"やSLAUGHTERの"STICK IT TO YA"に関わってきた人物で、自分の中では評価の高い人物だ。それだけに、この作品も完成度が高いし売れていてもおかしくないサウンドだ。レコード会社もプロモートしまくったらしい。しかし、結局これ以降彼らの名前を耳にすることはなかった。グランジがはやり始めていた当時には、きっと綺麗過ぎるサウンドだったのだろう。事実、かっこいい曲が多いにもかかわらず…作り出されたワイルドさを感じる部分もある。もう3年早く出ていれば、HR/HM界に大きく名を残す存在になっていたかもしれない。響く人にはきっと響くだろう。
メイデンの元ヴォーカリスト、ポールディアノ率いたKILLERSの1992年発表のアルバムですが、ポールの評価が低いのか、アルバムの評価が低いのか、はたまた知名度が低いのか、誰もバンドの登録すらしてくれなかったのね。 いや、1曲目からなかなかかっこいいナンバーでこれ1曲で買えとは言わないけど、そんなレヴェル。T-REXの"Children of The Revolution"もはまった感じのカバー。5曲目のミディアムな曲もかっこいい。ラストはメイデンのファーストに収録されてた、ディアノも作詞で係わった名曲"Remember Tomorrow"。泣かせるねぇ。へへ。その他も「うむ!」と唸らせる曲・フレーズ多数で、可及的速やかに買いだと思う。その他詳しい事は↓に来た人が書いてくれる事でしょう(?) しかし、なんてったって、KILLERSのMURDER ONEですから、良い子は手を出さないってなもんだけど。
皆さん、なかなか手厳しい。確かにZEPなんですが、ここはけなす場所ではないので…。 いやいや、今となっては…の聴き方で。 じっくり聴いてみると、80年代後半のハードロックの醍醐味は全て吸収しており、バンドとしてのバランスもよく、初めて聴く曲もなぜか懐かしく聞こえたりもします。当時は"Get It On"しか知りませんでしたが、もろ"Since I've Been Loving You"しちゃってるM-3"What Love Can Be"なんかも結構気に入ったりしてます。好きで尊敬しているバンドの真似とまではいかないまでも、憧憬から始まり傾倒していった末、クオリティーが高かったが故に、バッシングにあった彼らをかわいそうには思います。偏見なしで聞くと以外に楽しめるので驚きました。全米12位を記録。ああ、この時代は…(涙)
前後作に比して、なんだか話題性は乏しいアルバムだけど、スラッシーな名曲が多いです。 個人的にはピストルズのカヴァーは要らないけど、"SET THE WORLD AFIRE"の爆音や "MARY JANE"の怪しいイントロ、ギターソロ、"502"の疾走感、SE、 "IN MY DARKEST HOUR"の絶望感~疾走の流れ、いわずもがなの"HOOK IN MOUTH"と 良質な曲が多いと思う。 いやぁ、久しぶりにまともに聞いたので、懐かしさが先行してしまったかも。それは認めなきゃ。しかし、御薦め。