METALLICA、ブラックアルバム収録「SAD BUT TRUE」を4本のチェロでアレンジ。基曲メインリフの重厚で荒々しい音に、まさかチェロでここまで迫れるとは!!全体的な雰囲気も、METALLICAのアグレッシヴさを取り入れつつもチェロの特性とクラシックならではのアレンジが効果的に使われていて素晴らしいです。「THE UNFORGIVEN」同様、一聴の価値充分に有り!
・METALLICAのブラックアルバム収録曲、重厚なリフと吼えるようなコーラスが印象的な「WHEREVER I MAY ROAM」を4本のチェロでアレンジ。カーク曰く「東洋の楽器的な」、ジェイソン曰く「がしょおお~ん」なイントロはピチカートに変えられていて、オリジナルとはまた一味違ったダークな雰囲気。メインのリフは基曲そのものなのですが、どこかチェロ独特の艶っぽい音と妖しさを感じさせます。メロディは荒々しく、ジェイムズの雰囲気そのものです。ギターソロもカークを非常に強く意識している様。4人の中の誰かは知りませんが、きっとギターソロ担当の人は相当基の曲を聴きこんでますよ! ・基曲の雰囲気をクラシックならではのアレンジでもって見事に再現された曲。クラシックの要素が非常に効果的に用いられています。素晴らしい!!
・発表されてすぐ購入。一回通して聞いて2、3曲をMDに入れただけで即効売っぱらかってしまって、現在わりと真剣に買いなおしを検討中です。 ・良くも悪くも「昔のMETALLICAに固執することなくアルバムを聴ける」のは、後追いファンである僕のような若造の特権。デビュー当時あるいは初期からのファンの方々が持つ、METALLICAに対するある種独特なこだわりは当然持っていません。バンドとファンが同じように歳をとってきたン十年間を、幸か不幸か僕はその気になれば1日で遡ることができるんですから。 ・METALLICAが歩んできた時代の流れとかバックボーンとかブラックアルバムを世間に叩きつけた意義とか、そういったものが一切頭の中にない状態でこのアルバムを聴いた時どう感じるか・・・。僕が最初にこのアルバムを売っぱらってしまった理由がその答えなんですけど、申し訳ない話なんですが退屈だったんです。一回聴き通した段階で、確かに勢いとか殺気とか怒りは半端じゃねえなとは思ったんですけど、こういうメタルならそこいらヘンに転がってる最近のメタルバンドにもできるだろうという印象しかなくて・・・。MAIDENのようなスルメタイプのアルバムという感じでもないし、一回聴いただけでもういいかと思って。 ・音に関して言えば、僕はミキシングとかそこいらへんについてちゃんとお勉強したことがないので良く分からないんですけど、ギターの音がなんだかベコベコしていてイヤでした。リフが満載という前情報もあり楽しみだったんですが、音の立ちあがりが皆無でひたすらゴリ押すだけの曲ばかり。「バンドサウンドとして一体感のある音」ではなく、「ギターもベースも全部ごっちゃにしてワケわかんなくしたままアルバムにぶちこんだ音」の曲ばかりだったので集中力が長続きせず、退屈してしまったというわけで・・・別にソロがなくても構わないんですけど、この音はちょっとなあという感じでした。 ・このアルバムに対するレビューをあちこちで読んで分かったのが、「賛」にしろ「否」にしろ、METALLICAというバンドの「歴史」ありきで論じられているものが殆どだということです。このバンドが築いてきた功績とかメタルの中で担ってきた役割とか、そういった予備知識を全く頭に入れずにこのアルバムを聴いて(そういう聴き方が正しいかどうかは分からないのですが)、果たして同じように絶賛できるのかどうか。僕はこのアルバムを聴いた時、「METALLICAってのはスゲエバンドだ」という情報ONLYの状態でした。それで、聴き終えたときには「否」側の人間として、あっさり手放してしまったというわけです。が、同じ状態で聴いた「MASTER OF PUPPETS」は、今でもちゃんととってあります。 ・その後、METALLICAの全アルバムを入手し、ここの掲示板で皆さんの知恵を与えていただいたりしてちょこっとずつ予備知識を増やしていったりして今に至るわけです。その今になって「買いなおし」を考えている理由は「歌詞」です。それまではただ「リフがカッコ良い!」とか「曲の展開がドラマティックだ!」という理由でハマっていたのですが、「ONE」に込められたメッセージを知り、僕の中でMETALLICAというバンドの見方が変わってきて、もっとこのバンドの曲を深く味わいたいっ!と思ったんです。「MASTER OF PUPPETS」は曲を聴いただけで感動できた。「ST.ANGER」ではそうはいかなかったけれど、ちゃんと辞書使って歌詞を読んでいけば、また違った見方・聴き方もできるのではなかろうかと思います。お金がたまったら、もう一度このアルバムに挑戦してみたいと思います。
・2枚組ベスト「Red,White&Crue」、新曲が何曲か入っているらしいですが、何曲カヴァーで何曲オリジナルなんでしょうか(汗)。すみません、とりわけCrueに関してはズブの素人なので・・・どなたか教えて下さい。お願いしま~す ・If I Die TomorrowのPV観ました。強烈なグルーヴやヴァイブは感じなかったけど、Coolでした。ヘタに古臭いことやられるより全然良い、というかむしろ、凄くカッコ良かったです!
・ご存知、exGN'Rのスラッシュ(g)、ダフ=マッケイガン(b)、マット=ソーラム(dr)が中心となり、スラッシュの古くからの友人であるデイヴ=クシナー(g)と、exSTPのスコット=ウェイランド(vo)が加わって結成されたバンドです。巷でもかなりの噂になっているかと思われますが、GN'Rにこだわりのある方々的にはどうなのでしょうか? 登録すらされてない所を見ると・・・・ ・僕は、ここへきてとんでもねぇ不良バンドが出来ちまったなあと怖いもの見たさ的なワクワク感を感じているのですが、インタビュー等を読む限りでは、中心の三人が己のロックをぶちまけたくてウズウズしていつ様子。以前関わっていたVoがあの人だけに、スラッシュはVo選びにものすごく神経を使ったそうで(苦笑)、結局の所、同じ穴のムジナ臭を感じたのか、見てくれからしてキケンな香りのするスコットを加入させた様で。五人並べた写真での、不気味なほどの違和感の無さが恐ろしいです。まるで何年も活動してきたような不思議な一体感を感じました。スラッシュによれば、それがこのバンドをやっていく上で必要なのだそうです。「SET ME FREE」という新曲と「ITS SO EASY」のライヴ映像を観たり聴いたりしたのですが、僕にとっては期待以上の出来でした。最高にキケンでロックな人間が集まった所には最高にキケンでロックな音楽が生まれることは必須。スリルとカッコ良さ抜群です!! ・映画のサントラにて曲を発表し、その収入でもって(かなりの稼ぎになったそうです)アルバムを製作。スコットがドラッグの問題ですったもんだしていた為レコーディングが遅れるという、ある意味予想通りなアクシデントにぶち当たりつつも、「まあ、オレ達も経験したことだから」というヘンな懐の深さを持ちつつ、先日ついにアルバム「CONTRABAND」を完成させたそうです。6月2日が待ちきれません!!
・まずいなあ・・・・・ ・警告・GN'Rの音をわずかにでも期待していると置いていかれます。いままでのハードロックをイメージしていると置いていかれます。オッサンの耳では置いていかれます。SET ME FREEみたいな曲ばかりだと思って聴くと置いていかれます。まっさらな気持ちで聴かないと確実に置いていかれます。(談・実際に置いていかれた人) ・やられました。CDを再生した途端、ぶつけられたのは完全に予想外の音。イメージとしてはジャケットの通りです。骨太さとか荒々しさは無く、スタイリッシュでスマートな、どこか危険なニオイをさせつつも冷静さを帯びた曲の連射。かなりCOOLです。