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寝坊メタルさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100
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寝坊メタルさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-100

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NIGHTFALL - Macabre Sunsets ★★★ (2010-09-21 20:23:00)

1994年作の2ndアルバム。
Nightfallの印象、さらにはHoly Recordsの印象を決定付けた作品です。

彼らは、その1stアルバムで、初期Paradise Lost型のゴシック/デス/ドゥームに、
ギリシャの土着音楽の影響を感じさせるメロディを導入した独特の音を提示しました。
本作では、さらにブラック由来の冷酷無比なアグレッションと劇的な展開美を加え、
また、その独特なメロディがより強力なものとなり大きなインパクトを与えています。
どんよりしたムードと、おどろおどろしいメロディが奏でるミドル/スローパートから、
ブラストビートを伴うファストなパートへの展開は、本作のテーマを如実に表すものです。
それは、古代ギリシャへのロマンでもあり、得体の知れない"神秘"の世界でもあります。

最初から最後まで、オリジナリティをこれでもかとばら撒くような作品なので、
どの曲も捨てがたく、またお勧めの曲を挙げるのは難しいところがあります。
ただ、強いて言わせていただけば、ギリシアンなメロディを伴い爆走する①や、
重厚でありつつも、おぞましいまでの暗黒美を展開する⑦あたりがお気に入りです。

タイトルどおり、気味の悪い暗黒の世界の幕開けを告げるようなカルトメタル作品。
初期Nightfallの作品の中では、3rdと並んで代表作・名盤といえる作品です。


NIGHTFALL - Macabre Sunsets - Precious / All My Love is Lost ★★★ (2010-09-17 19:49:19)

本作では、名曲の1曲目に続いて更に名曲が登場。
クラシカルなメロディも秀逸ですが、ベースの音が何とも心地よいです。
後半のアグレッシヴな展開も非常にかっこいい。


NIGHTFALL - Macabre Sunsets - ΗΠΟΛΙc ΕΑΛΩ (odious) ★★★ (2010-09-17 19:40:43)

初期の傑作2ndアルバムのオープニングナンバー。
短めの曲ですが、何ともダークでギリシアンなメロディがフィーチュアされ、
ブラストビートを伴って爆走します。初期の名曲です。


ROTTING CHRIST - Sanctus Diavolos ★★★ (2010-09-16 19:38:00)

2004年作の8thアルバム。
アートワークは同郷のセス・シロ・アントンが担当し、
ミックスをフレドリック・ノルドストロームが手がけています。

さて、本作の内容ですが、彼らとしてはシンフォニック色が強めの作品となっています。
というのも、時折登場するクワイアが大きな印象を与えているためです。
ただし、クワイア以外のシンフォニック要素はほとんど見受けられないため、
シンフォニックと言うよりも、アトモスフェリックと言ったほうが正確でしょう。
シンセサイザーも用いられていますが、やはりそれはアトモスフェリックなものです。
しかし、それらは瘴気を放つかのような不気味な雰囲気を全体に与えており、
彼らの作品としては最もブラックメタルらしいブラックメタルとなっています。

ただし、どこをどう行ってもRotting ChristはRotting Christなわけでして、
北欧のブラックメタルのような吹雪のようなトレモロリフは見受けられず、
速いパートもそれほど多くはありません(ブラストビートもありません)。
ですが、それ故に、寒さを取っ払った純粋な「暗黒」サウンドが展開されており、
ミドルテンポ主体のずっしりとしたヘヴィネスにのった邪悪な空気が全体を支配しています。

ハイテンポとミドルテンポが交差し、得体の知れない混沌世界を生み出す①や、
まるで悪魔を召喚しているかのような暗黒ヘヴィリフが繰り返される②、
メロディアスだが闘争心を煽るような強烈リフでひたすら押す③あたりが印象的です。
勿論、他の曲も留まることなく暗黒を生み出すようなものばかりなので、
安心して彼ら流の暗黒世界に酔いしれ、堕ちていけると思います(笑)。
上記の曲以外では、個人的に、ラストを飾る⑩あたりが中毒性が高いですね。

ジャケットが表すとおりのMade in hell, Go to the hellな暗黒メタル作品。
彼らの最高傑作としては、次作の「Theogonia」が押される場合が多いでしょうが、
人によってはこれが最高傑作になるかもしれませんね。


NIGHTFALL - Astron Black and the Thirty Tyrants - Ambassador of Mass ★★★ (2010-09-13 16:41:01)

暗黒のオーラと圧迫するアグレッションで攻めるアトモスフェリックデスナンバー。
神話的で重厚な世界観と、デス由来の畳み掛けるようなアグレッションが強烈です。


NIGHTFALL - Astron Black and the Thirty Tyrants ★★★ (2010-09-13 16:32:00)

2010年発表の最新作。Metal Blade Redordsへ移籍しての8thアルバムになります。
アートワークは、ダークアートの巨匠トラヴィス・スミスによるものです。

さて本作の内容ですが、結論から言ってしまえば、集大成的で高い完成度を誇る作品となっています。
デス/ブラック由来の重厚な圧迫感、暗黒と混沌に、ゴシックが生み出すアトモスフィア、
そして、初期のような派手な用い方はしないものの、ギリシアンな異国情緒あるメロディ、
これらが巧みに融合され、雄大で荘厳な暗黒美の世界が構築されているのです。
また、泣きを含んだ正統派的なギターソロもここぞというところで挿入されています。
さらに、曲間のつながりも入念に練られており、その流れはとても良いものがあります。

各曲では、Nightfallらしさ炸裂のアグッレシヴナンバーの②、重厚な世界観をアグレッシヴに展開する⑤、
荘厳なムードをもったゴシックな⑦、後半からの疾走パートがかっこいい⑩あたりがお勧めです。

あらゆるエクストリームなメタルを融合した複合的ダークメタルとしての完成度の高さと、
「ギリシャ」のNightfallとして圧巻のアイデンティティを見せ付けた集大成的作品です。
2005年の事実上の解散から、バンドをここまで「回復」させたエフティミスの努力に感服しました。


NIGHTFALL - Astron Black and the Thirty Tyrants - Astron Black ★★★ (2010-09-12 21:02:19)

Introから禍々しい咆哮でつながるNightfall節炸裂のオープニングナンバー。
デス/ブラック由来のヘヴィネス/ダークネスと、Nightfallらしいメロディが混ざり合い強烈な印象を与えます。
Astron(星)というだけあって、夜空を思わせるピアノもありますし、
正統派を感じさせる泣きも含ませたギターソロも大変かっこいい曲です。


NIGHTFALL - Lesbian Show - My Own Troy ★★★ (2010-09-12 20:50:28)

美しいギターメロディがフィーチュアされた正統派/メロデスナンバー。
北欧のメロデスとは異なる雰囲気があり、これが良いのです。


NIGHTFALL - Diva Futura - Diva ★★★ (2010-09-12 20:43:58)

悲しげなメロディが胸を打つParadise Lost的でオーソドックスなゴシックナンバー。
この頃のNightfallは個性という点では弱いのですが、これは名曲です。


ROTTING CHRIST - Theogonia - Keravnos Kivernitos ★★★ (2010-09-10 20:56:02)

様々な展開を見せるRotting Christの魅力満載の名曲。
始まりこそいかにもブラックな疾走で始まりますが、途中からスピードダウンして、
「THUNDEROUS UPRISING!THUNDEROUS UPRISING!」と叫ぶなんとなくキャッチーなサビ、
ギリシャ語のよくわからないエスニックコーラスも入ってきて聴き応え満載です。


ROTTING CHRIST - Theogonia - Χάος Γένετο (The Sign of Prime Creation) ★★★ (2010-09-10 20:46:54)

傑作アルバムのオープニングを飾るに相応しいブラックナンバー。
特徴的なギターメロディと、エスニックコーラスが奇跡的融合を果たしています。


ROTTING CHRIST - Khronos - Thou Art Blind ★★ (2010-09-10 20:32:28)

アルバムのオープニングをつげる爆走アトモスフェリック・ブラックナンバー。
サキスのヴォーカルワークも野蛮さ丸出しで最高です(笑)。


ROTTING CHRIST - Khronos - Lucifer Over London ★★ (2010-09-10 20:28:13)

英国の暗黒フォーク、Current 93のカヴァー曲。
原曲も中々の邪悪度ですが、こちらも"らしい"出来になっており聴き応えがあります。


ROTTING CHRIST - A Dead Poem ★★ (2010-09-10 20:23:00)

1997年作の4thアルバム。

Rotting Christの作品としては最も「ゴシック」に寄った時期の作品で、
全編に渡ってシンセサイザーが使われ、一部でクリーンヴォイスが登場するなど、
アトモスフェリックでメロディアスなダークメタルが展開されています。

また、アコースティックギターも使われており、明らかにメロディを意識した作風です。
それゆえにアグレッションやスピードは抑え気味で、ミドルテンポ主体になっています。
ただ、それが完全に無いわけではないし、Rotting Christ特有の怪しさや、
しつこさを感じさせる部分もあるので、"らしい"作品ではないでしょうか。

各曲では、硬質なギターリフで始まる①、
Moonspellのフェルナンド・リベリオがクリーンヴォイスで参加したゴシカルな②、
美しいギターメロディを聴かせる⑦、アコースティカルでメロディアスな⑩あたりがお勧めです。

この時期の彼らを代表する作品で、野蛮さは控えめですがこれはこれで聴き応えのある作品です。
なお、私が持っているのは2枚組みのもので、Disc2はレーベルのサンプラーとなっています。
購入するのであればこれがお勧めです。


ROTTING CHRIST - A Dead Poem - Semigod ★★★ (2010-09-10 19:21:56)

美しいギターサウンドを聴かせる中期Rotting Christの名曲。
最初こそ怪しげな雰囲気で展開していきますが、
サビでのギターメロディはゴシック好きにはたまらないものです。


ROTTING CHRIST - Sleep of the Angels ★★ (2010-09-09 20:40:00)

1999年作の5thアルバム。

ゴシックブラックとよばれていた時代の作品ですが、
どちらかと言えば、シンフォニック/ゴシック的なアレンジは控えめです。
また、ブラックメタルとしても、その主体となるのは硬質なギターリフであり、
その雰囲気を除けば極めて正統派的です。
メロディに関しても、それほどメロメロしている感じではないので、
やはりその点についても正統派に近いと言えるでしょう。

ただ、Rotting Christとしては、最もメロディが主体的な作品のひとつであり、
そのメロディは一種の瑞々しさを帯びています。
しかし、アグレッションやスピードは全体的には控えめで、
ミドルテンポ主体の良くも悪くも聴きやすい曲が中心です。
各曲では、終始メロディアスなリフがフィーチュアされた②や、
比較的アグレッシヴな勢いを持った③、
本作では最もスピーディな展開を持っている⑥あたりがお勧めです。

彼らとしてはそれほど印象の強い作品ではありませんが、光る部分はある作品です。


INACTIVE MESSIAH - Be My Drug - Be My Drug ★★★ (2010-09-08 20:38:31)

今作収録曲では最も正統派に近い曲。
勿論シンフォニックなアレンジも忘れていないし、
効果的に使われるクリーンヴォイス魅力的です。


ROTTING CHRIST - Sanctus Diavolos - Thy Wings Thy Horns Thy Sin ★★ (2010-09-08 20:21:05)

不穏なクワイアから始まり、ヘヴィな展開を見せる暗黒メタルナンバー。
悪魔が現れるかのようなメインリフがかっこいい曲です。


WATAIN - Lawless Darkness ★★ (2010-09-07 19:19:00)

私が初めて聴いたWatainのアルバムです(同時に3rdも購入しましたが)。
さて、その内容ですが、まず気になったのはドラミングです。
非常に多彩で動きのあるリズムを叩いており、ある意味では大変元気なドラミングです。
また、ギターサウンドに関しても、極めて凶悪なヘヴィネスとダークネスを展開させるものですが、
随所で色気のある(毒毒しさもあるが)メロディアスなギターも聴かせます。
このような要素が交じり合い、暗黒と混沌が渦巻く邪悪で重厚な世界を演出しています。
つまり、非常にアグレッシヴでエクストリームな(喧しい)作品でありながら、
しっかり聴かせようともする器用な仕上がりなのです。
各曲では・・・と、いつものように紹介するのはやめておきましょう。
なぜなら、どの曲も高い質を持った比べがたい曲ばかりなのですから。
(強いて言うなら、リフが魅力的な③や、プログレッシヴな⑩が特に気に入っています)
ブラックメタルとしてだけではなく、エクストリームメタルとしても非常に高いレベルでまとめられた作品です。
ランニングタイムも1時間を超える長さになっていますが、
あまりの濃さと緊張感に最後まで聴かざるをえない圧倒的な存在感を持った傑作です。


ALCEST - Écailles de lune ★★ (2010-09-06 22:42:00)

文字化け前のタイトルは「Écailles de Lune」ですね。フランス語のタイトルです。
なお、私は今作がAlcest初体験になります。
さて、今作の内容ですが、深い青が基調となった幻想的なアートワークが示すように、
今作の音楽性の主軸となるものは、鳴り止むことのない切なげなノスタルジーです。
そのメロディは哀しげ(悲しげではない)で非常に美しいものであり、またアルペシオも多用されます。
これらの要素はブラックメタル的な手法によって表現されており、言わば「ノスタルジーの渦」でしょうか。
ただ、そのブラックメタルの要素はトレモロリフとノイジーなギターサウンドによるものであり、
凶悪で混沌としたアグレッションやダークネスはほとんど鳴りを潜めています。
また、曲によってはグロウルも用いられていますが、やはり主体は儚げなクリーンヴォイスであり、
その独特のノスタルジックサウンドと交じり合い独特の浮遊感を感じさせます。
それゆえにブラックメタルの枠内に閉じ込めるのは不適切に感じられます(Neige(ネイゲ?)自身もそう指摘します)。
各曲では、切なげなメロディで一気に胸を捕まれる①、今作では異例のアグレッションが前半で見られる②、
非常に静かな空気感でありつつ、郷愁たっぷりのメロディにじっくり浸ることのできる③などがお勧めです。
数あるヘヴィメタルの中でも特異な音で聴かせる作品ですが、他で聴ける音ではないことに異論はありません。
「いつか見た夢の世界」、そんな独特な世界観が展開される作品です。


NIGHTFALL - LYSSA: Rural Gods and Astonishing Punishments - Dark Red Sky ★★★ (2010-09-01 20:59:15)

アルバムの1曲目にして土着的な歌唱で始まるゴシックデスナンバー。
この曲はオープニングこそ土着的な歌唱でムードたっぷりなのですが、重量級デスサウンドに展開していきます。
サビではこの頃の彼ららしいギターメロディが出てきてゴシカルな雰囲気も忘れていません。


NIGHTFALL - I Am Jesus - The Senior Lover of Diamanda ★★★ (2010-09-01 20:39:14)

ヘヴィな1曲目から一転、印象的なギターメロディで始まるメロディアスなナンバー。
どことなくキャッチーな雰囲気もありますが、勿論ヘヴィネスとダークネスもたっぷりで期待を裏切りません。


NIGHTFALL - I Am Jesus - Death of Neira (death of An Era) ★★ (2010-09-01 20:01:15)

アルバムのオープニングをつげるダークなヘヴィナンバー。
彼らにしては単純でシンプルな構成ながらこのアルバムの雰囲気を知るには十分なゴシックデスです。


NIGHTFALL - Athenian Echoes - Iris (And the Burning Aureole) ★★★ (2010-09-01 19:47:33)

古代ギリシャやギリシャ神話の情景を思わせるギターメロディがフィーチュアされたナンバー。
また、メロディアスなだけではなく中盤でブラックメタル的な展開を見せつつ、
正統派なギターソロも加えて劇的にエンディングまで展開していきます。


NIGHTFALL - Athenian Echoes ★★★ (2010-08-29 20:58:00)

1995年作の3rdアルバムです。

基本的な音楽性は、ギリシアンなメロディを随所で聴かせるゴシック/ブラックメタル作品です。
その他に正統派を感じさせるところもあり、特にギターソロではそれが顕著になっています。
また、一応ブラックメタル的とは言っても、ブラストビートの頻度は少なく、少し遅めです。
全編にわたってギリシアンで神秘的なメロディがフィーチュアされていますが、
アレンジもそのような要素を多分に含んでおり、ピアノや民族楽器だけでなく、
エスニックな歌唱を披露するゲストも登場するなど、様々な音で聴かせます。

各曲ではギリシアンなメロディを伴って爆走する①、プログレッシヴに様々な顔を見せつつかっこいいギターソロを披露する③、
彼ららしいメロディと後半のスリリングな展開が印象的な⑥、民族色濃厚でありつつ疾走する⑦などがお勧めです。

特筆すべきはそのメロディですが、多様な音楽性を見事に融合した作品でもあります。
そして、古代ギリシャを思わせる神秘性はやはり彼ら独特のセンスの賜物であり、
初期Nightfallの作品では2ndと並んで代表作・傑作と言えるでしょう。
前作と比べれば、音質が良くなったことと正統派的な部分が顔を出してきたことで、
若干メジャー寄りになった印象を受ける作品ですが、ここらへんは好みの差でしょう。


ROTTING CHRIST - Sanctus Diavolos - Athanati Este ★★★ (2010-08-25 19:46:43)

闘争本能を煽るかのようなリフが印象的なナンバー。
このメインリフが「これでもか!」としつこく繰り返され徐々に盛り上がっていきます。
悪魔を召喚するかの如きギリシャ語の呪文のような歌唱も素敵。


ROTTING CHRIST - Sanctus Diavolos - Visions of a Blind Order ★★★ (2010-08-25 19:32:58)

アルバムのオープニングトラックにしてアルバム中随一のブラックメタルナンバー。
サキス得意の咆哮と破壊的なビートで始まり邪悪なオーラを撒き散らす凶悪なナンバーです。
ゲスト参加のガス・Gによるギターソロもカッコいいです。


KAMELOT ★★ (2010-08-25 19:12:00)

今回アートワークを手がけているのはギリシャのデザイナー、セス・シロ・アントンですね。
ゴシックメタルやブラックメタルのアートワークを手がけることが多いデザイナーで、彼自身もSepticfleshというバンドの中心人物として活躍しています。
今回のアートワークからはメランコリックでゴシック寄りの作風が創造できますね。


SORROWS ★★ (2010-08-23 20:57:00)

ブランダン・シェパティ(Bleeding Through)とミック・ケニー(Anaal Nathrakh)によるプロジェクトバンド。
今年中に作品がリリースされるとのこと。楽しみです。
↓Myspaceでデモが聴けます。
http://www.myspace.com/sorrows


ROTTING CHRIST - Non Serviam ★★ (2010-08-12 22:21:00)

1994年発表の2ndアルバム。
私が持っているのは2006年にThe End Recordsから再発されたものでジャケットの色合い等が異なります。

現在では民族色の濃い独特な音を鳴らしているRotting Christですが、
この頃は現在とは異なるもののこれまた非常に奇妙な音です。
基本となる音は邪悪ではあるもののブラストビートを用いない古典的なブラックメタルで、
それにアトモスフェリックなシンセサイザーを加え、何とも怪しげな世界観を構築することに成功しています。

そのため北欧ブラックメタルに特徴的なエクストリーミティや寒々しいトレモロリフはなく、
正統派やスラッシュメタルの影響を顕著に受けた気味の悪いダークメタルです。
またバンドの中心メンバーであるサキスのヴォーカルも野蛮で大変よろしいです。

各曲のランニングタイムは5分台のものがほとんどで、6分台1曲、7分台2曲を含みます。
しかし、全曲数は9曲(内1曲は1分台のインスト)に過ぎないため、
トータルのランニングタイムは約48分とそれほど長くはありません。

各曲の紹介としては、不気味な雰囲気をまといながら爆走する①、
メロディアスなリフと「Non Serviaaam!aaa!aaa!」という咆哮が印象的な③、
メロディアスだったりヘヴィだったり遅くなったり速くなったりの⑨などがお勧めです。

Rotting Christを語るうえで欠かせない初期の代表作です。
勿論非常にアングラな雰囲気と音ですので万人にお勧めはできませんが・・・。


INACTIVE MESSIAH - Be My Drug - Beat It ★★★ (2010-08-09 20:00:41)

ご存知Michael Jacksonの有名曲のカヴァー。
クワイアを含むシンフォニックなイントロから、あの印象的なギターリフが入ってきます。
クワイア、グロウル、クリーンヴォイスが絡む楽しい曲に仕上がっており、勿論このアルバム中最もキャッチーなナンバー(笑)。


NIGHTFALL - Athenian Echoes - Aye Azure ★★★ (2010-08-02 23:04:38)

クラシカルなイントロから、いきなりブラストで爆走し始めるブラック/デスナンバー。
シンプルでクワイアは一切ないもののシンフォニックなアレンジがこの曲を魅力的なものにしています。


ROTTING CHRIST - Aealo - Eon Aenaos ★★★ (2010-08-02 00:14:14)

本作の2曲目で、ズンズン迫るヘヴィリフとエスニックなコーラスとメロディの絡みがたまりません。
アナクロニズムな単調リフ&リズムで、これでもかとしつこく攻めてくるのも彼らの個性。


SOILWORK ★★ (2010-07-31 23:31:00)

今作本当に良い作品になりましたね。
主要メンバーの脱退と前作の出来から先行きを心配していましたが、
ピーターも戻ってきたし今作でかなり挽回したんじゃないでしょうか。
今すごく気に入ってる作品が多いのでこればかり聴いてるわけではありませんが、大変気に入っている作品の一つではあります。
この調子でもっとビッグなメタルバンドへ成長していってほしいですね。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - Communion - Lovecraft's Death ★★★ (2010-07-31 20:44:22)

この曲を忘れてはいけません。
7thアルバムのオープニングナンバー。
重量級のデスサウンドにシンフォニックなアレンジが乗っかり、そして威厳あるグロウルはまるで神の怒りのよう。
しかし、「エジプト神話や古代ギリシャがテーマ」と言っておきながら、オープニングがラヴクラフトとはこれやいかに(笑)。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - Revolution DNA - DNA ★★ (2010-07-31 20:36:16)

本作に収録された曲の中でもかなりメロデス的なアプローチの強い曲じゃないでしょうか。
神秘的な雰囲気はありませんが、これだけカッコいいメロディならアリですね。
また彼らにしてはかなりストレートな曲です。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - A Fallen Temple - Brotherhood of the Fallen Knights ★★★ (2010-07-31 20:23:24)

4thアルバムのオープニングトラック。
始まりこそデスメタリックですが、やはり彼ら定番のギターメロディが絡んできます。柔らかなクリーンヴォイスも良い仕事をしてますね。
こういう神秘主義的な曲作らせたら彼らの右に出るものはいません。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - Ophidian Wheel - The Ophidian Wheel ★★★ (2010-07-31 20:16:28)

タイトルトラック。
彼らお得意のゴシックデスナンバーですが、メロデスにも通じる神秘的なメロディがとても印象的です。
名曲。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - Ophidian Wheel - The Future Belongs to the Brave ★★★ (2010-07-31 20:10:47)

3rdアルバムのオープニングトラック。
彼ららしいゴシックデスナンバーで、ヘヴィなデスパートからいきなりメロディアスなリフを弾き始めたり、
女性のソプラノが登場したりとフック満載で展開が非常に忙しい曲です。
これも名曲。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - Revolution DNA - Science ★★★ (2010-07-31 20:05:05)

方向性をガラリと変えた5thアルバムのオープニングトラック。
かなりメロディックデス的な曲ですが、やはり彼ら独特のメロディが冴えます。
方向性が変わっても文句なしの名曲が作れるのはいいことです。


INACTIVE MESSIAH ★★ (2010-07-29 18:23:00)

ギリシャ出身のメロディックデスメタルバンド。
それほどメロメロしてるわけでもなくて、より正確に言うならば、正統派シンフォニックデスでしょうか。
これはやはりSepticfleshのメンバーが関わっている影響が大きいのだと思います。
この手のバンドでは珍しくゴリゴリしてるほうなので需要はあるはず。


NIGHTFALL ★★ (2010-07-29 18:14:00)

Rotting Christ, Septicfleshと同じくギリシャを代表するバンド。
・・・なんですが、今まで登録されてなかったのが驚きです。
音楽性はゴシックを基礎とし、それにブラック/デスの影響を加え、
さらに正統派/メロデス/シンフォニックなど色々混ざってる感じで一言で言えませんが、
やはり独特のメロディが冴えるバンドです。


ROTTING CHRIST - Aealo - Aealo ★★★ (2010-07-14 20:13:20)

女性のエスニック・コーラスが始まったと思いきや、そこからいきなり爆走を始める、タイトルトラックにしてオープニングナンバー。
その爆走するパートから、彼ら独特のメロディが印象的なミドルテンポ・パートへの展開も延久がついていて非常にカッコいいです。
とにかくインパクトのでっかい曲なので掴みはこれでOKな感じですね。


ROTTING CHRIST - Khronos - Fateless ★★★ (2010-07-06 23:56:56)

ゴシック的な雰囲気とメロディを押し出した曲。
・・・なんですが、Cメロでメロウに歌いだしたと思ったらいきなり爆走開始!カッコよすぎます。


ROTTING CHRIST - Aealo ★★★ (2010-07-03 22:20:00)

10作目のフルアルバム。2010年作。
購入したのはデジパック初回版でDVDがついてきます。

前作はメロディックブラックメタルにエスニックな要素が強く表れた彼ら独自のメタルを提示していたわけですが、
今作はさらにエスニックな要素が強調され、インパクトという点ではかなり強烈な作品となっています。

まず、目(耳と言ったほうが適切かもしれません)に付くのは全編にわたってフィーチュアされた女性ヴォーカルで、とにかくこのインパクトが大きいです。
彼女らはディアマンダ・ギャラス他数名で、おそらくギリシャの伝統的な歌唱法であろう奇妙な歌を聴かせてくれます。
⑦にいたっては完全に彼女らだけの曲(1分程度)で、ラストを飾る⑪はギターや民族楽器の演奏をバックに謎の呪文が唱えられます(笑)。
というか、そもそもこの曲はディアマンダ・ガラスのカヴァー曲のようで、そのご本人が歌っていらっしゃいます。

またメロディも前作以上にエスニカルになり、ドラミングも太鼓的な叩き方が用いられています。
そしてヴォーカルもそれを追ってリズムよく吼えるため、誤解を恐れずに言うならば、ある意味ノリが良くキャッチーに聴こえます。
ここまで書くとフォークメタルやペイガンメタルのように思われてしまうかもしれませんが、
彼らが巧みなのはエスニックな要素がいくら強くなろうと実にメタルメタルしているということです。
フォークメタルなどはモロにフォークのメロディがフィーチュアされている場合が多いですが、
このバンドの場合はエスニカルでありつつも、実にメタルらしくリフ、メロディを弾いているのです。
まあ、スウェーデンのバンド群がそうであったように、ギリシャの伝統的なメロディもメタルとの親和性が高いのかもしれません。

各曲では、女性ヴォーカルをバックに爆走する①、ザクザクリフで強烈に圧迫感を強める②、
ノリの良い速いリズムが印象的な⑥、メロディアスなリフとリズミカルなヴォーカルの⑧などがお勧めです。
と言っても、どの曲も甲乙つけがたい強力なナンバーになっています。

総括としては、彼らの愛国心、愛郷心を強く感じられずにはいられない高品質なメタル作品です。
一応、メロディックブラックという括りに入れてしまっても良いんだとは思いますが、この作品はどうにも他に例えようのない仕上がりのため、
あえて言ってしまえば「祭りブラックメタル」だと個人的には思っています。あまり適切ではないかもしれませんが(笑)。

*なおディアマンダ・ギャラスはギリシャ系アメリカ人のヴォイス・パフォーマーだそうで、その手のファンにはかなり有名な方だそうです。


ROTTING CHRIST ★★ (2010-07-03 21:11:00)

最近このバンドを知り猛烈にはまってしまいました。
近いうちにフルアルバムは全部揃えたいと思います。
誰か語れる方はいないのでしょうか・・・。


ROTTING CHRIST - Theogonia - Nemecic ★★★ (2010-07-03 20:58:00)

「NEMESIS NEMESIS...」から始まるエスニックコーラスからしてインパクト大。
彼ららしいメロディアスなリフとギターソロも印象に残るヘヴィなミドルナンバーです。


ROTTING CHRIST - Theogonia - Enuma Elish ★★★ (2010-06-30 23:14:09)

ヘヴィなリズムでアグレッシヴに攻め立てるナンバー。
ですが、やはり印象的なのは彼ら独特のメロディを持ったリフと、エスニック・コーラスです。
きったない(誉め言葉です)グロウルもバンド名にあってて大変よろしいですね。
ちなみにEnuma Elish(エヌマ・エリシュ)とは古代バビロニアの叙情詩だそうです。


SYBREED - The Pulse of Awakening - Doomsday Party ★★★ (2010-06-23 19:29:55)

ニューウェーヴの影響がモロに出た曲で非常にメロディアスなナンバー。
でもしっかりヘヴィなのがメタルバンドたる所以でしょうか。


SYBREED ★★ (2010-06-23 19:22:00)

スイス出身の比較的新しいバンドです。
基本的なサウンドはFear Factory、Meshuggah、Soilworkに影響を受けたであろうゴリゴリヘヴィサウンド。
ですが、このバンドはかなりキーボードが前に出ており「デスウェーヴ」とも形容されています。
西欧のバンドらしくスタイリッシュでセンスが良いのが魅力です。


ROTTING CHRIST - Theogonia ★★★ (2010-06-19 14:46:00)

ギリシャのベテランブラック、Rotting Christの9作目のアルバム。
唯一、国内版が出ている作品で、国内版ライナーノーツに11作目と書いてありますが、これは間違いです。
なお、海外のウェブマガジン"Metal Storm"のBlack Metal album of the year 2007のトップに輝いた作品です。

さて、内容を書いていきたいと思いますが、何故かこのアルバム曲順がかなりごっちゃになっていますので最初に訂正したいと思います。

CDや公式サイトに書かれているトラックリスト
01. Χαος Γενετο (The Sign of Prime Creation)
02. Keravnos Kivernitos
03. Nemecic
04. Enuma Elish
05. Phobos' Synagogue
06. Gaia Tellus
07. Rege Diabolicus
08. He, the Aethyr
09. Helios Hyperion
10. Threnody

正しいトラックリスト
01. Χαος Γενετο (The Sign of Prime Creation)
02. Keravnos Kivernitos
03. Enuma Elish
04. Gaia Tellus
05. Helios Hyperion
06. Nemecic
07. He, the Aethyr
08. Phobos' Synagogue
09. Rege Diabolicus
10. Threnody

これは、私が一々聴き比べして確かめたトラックリストです。
要するに3~9は全て曲順が間違っており、何故このようなことになっているのか分かりませんが、
歌詞と曲を照らし合わせていただければ間違っていることが明らかなのはご理解いただけると思います。

さて本作の中身ですが、トレモロリフが多用されブラックメタル的な雰囲気が強く感じられるものの、
基本的にはシンプルなヘヴィメタルサウンドで、ブラック版Amon Amarthといったところでしょうか。
しかし、本作をもっとも特徴付けているものはそのメロディとアレンジです。
ギリシャの伝統的な音楽の要素がふんだんに盛り込まれており、トラッドなメロディやエスニック・コーラスが随所で聴かれます。
ゆえにこのバンドを紹介する際には「ギリシアン・エスニック・ブラックメタル」と言えば分かりやすいかもしれません。

各曲では、①②⑨あたりがブラックメタル色の濃い曲で、その他エスニックなメロディ・アレンジが前面に出た③、
突如切り込むメロディが印象的な⑤、エスニック・コーラスが強烈な印象を残す⑥、
アグレッションとヘヴィネスで拳を挙げたくなる⑧、アルバムのラストを飾るに相応しい印象的なメロディを持った⑩などがお勧めです。
しかし、どの曲もクオリティが高く聴き所満載ですので飽きずに聴けると思います。

他に類を見ないであろう呪術的かつ儀式的な独特の雰囲気を持ち合わせていますが、
それと同時にメロディックブラック、ヘヴィメタルとしてのクオリティも非常に高くよくまとまった作品です。
これだけのオリジナリティとクオリティを持ちながら日本では無名ってのは何故なんでしょう。不思議でしょうがありません。


DIO ★★ (2010-05-19 00:24:00)

私は特別に彼のファンだったわけではありません。
ですが、彼のヘヴィメタルに対する功績と偉大性に敬意を表してお悔やみを申し上げます。
Rest In Peace, Ronnie James Dio...


BLEEDING THROUGH - Bleeding Through ★★ (2010-05-12 18:45:00)

セルフタイトルを関した6作目。レーベルをTrustkillから新進気鋭のRiseに移しています。
前作で加入したジョナは脱退し、パンクバンドで活躍していたデイヴ・ナシーが加入しています(ブランダン曰くほとんどのメタル・ギタリストよりメタルとのこと)。
また、プロデューサーはHate BleedやShadows Fallのプロデュースで知られるクリストファー"ゼウス"ハリスです。
さて、前作は北米メタルシーンに対して自身の強烈なアイデンティティを"DECLARATION"(宣言)した作品でしたが、
今作はその延長線上にありつつもこれまでの活動を総括する集大成的な作品となっています。
B!誌のインタビューでブランダンが「もうちょっとキャッチーにしつつも同時に過激にしたかった」と語っていますが、
その言葉通り僅かながらキャッチネスが戻ってきています(本当に僅かですが)。
そして、それと同時によりヘヴィメタルらしくなりました。
というのも、今作では多彩で延久豊かなリズム・リフワークがテクニカルに駆使されており、終始アグレッシヴながらも前作より様々な顔を見せます。
また、Voのブランダンは前作同様絶好調ですが、数少ないクリーンパートはBaのライアンも共に歌っており、前作よりもメロディアスな印象です。
さらに、ハードコアな掛け声も印象的でライヴを意識した曲作りが感じられます。
各曲では、猪突猛進のブルータリティが印象的な②、彼らの十八番のアグレッシヴ&メロディアスな⑤⑫、
ハードコアな掛け声からブラストビートで突撃を始める⑥がお気に入りです。
あらゆるエクストリームミュージックを巧みに融合し、独自の音楽"Bleeding Through"として仕上げた聴き応え満点の一枚でした。
以前からのファンは勿論、Bleeding Through初体験の方にもお勧めです。


DISDAIN - Leave This World - Leave This World ★★★ (2010-03-30 21:41:39)

以前からMyspaceでも公開されていましたが、1stアルバムの一曲めにしてタイトルトラック。
ヘヴィでアグレッシヴなサウンドで疾走する曲ですが、パワフルかつメロディアスなヴォーカルワークが印象的です。
間違いなく彼らの代表曲でしょう。


DISDAIN ★★ (2010-03-30 21:37:00)

スウェーデンはイェーテボリ出身の5人組。
Myspaceで見つけて以前から気になっていましたが遂に1stアルバムがリリースです。
音楽的には近年ヨーロッパで台頭し始めてきたグロウルも含むヘヴィでアグレッシヴなメロディックメタル。
興味のある方は是非聴いてみてください。


DARK TRANQUILLITY - We Are the Void ★★ (2010-03-11 09:02:00)

3年ぶりの新作。今回で9作目のアルバムになります。
最初に結論を述べれば、今作もこれまでの作品と同様に素晴らしい完成度の作品です。
基本的には前作の延長線上にある作品ですが、ベーシストの交代は思っていたよりも大きな変化だったのではないでしょうか。
前任のマイケル・ニクラソンはこのバンドの骨ではありましたが、決してヘヴィネスを前面に押し出したベーシストではなかったと思います。
それに対して後任のダニエル・アントンソンはSoilworkやDimension Zeroでの活躍が示すとおり、
ヘヴィなベーシストであり、その加入は結果としてこの作品に大きな変化をもたらしています。
つまり前作よりダークでありつつも、ずっしりとした重厚な雰囲気を持った作品となっているのです。
また、それにはベースの変化だけではなく、今までよりもヘヴィで多彩なリズムを叩くようになったドラムと、
より印象的で時としてサイバーさを感じさせるキーボードが大きく作用しているように思われます。
そして、そのダークさは時としてブラックメタル的ですらあるように感じられます。
これまでにも、そのような雰囲気を持った曲はありましたが、今回は特にそうではないでしょうか。
ミカエルのグロウルも心成しかそれに近づいており、より禍々しい印象を受けました。
また、クリーンヴォイスはTiamatやMoonspellを思わせるよりディープな低音になっており、ゴシカルなパートでは非常によく機能しています。
と、ここまで書くと「本当にこれまでのDark Tranquillityを期待してよいのか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですがご安心ください。あくまで基本はDark Tranquillityそのものであり、メロディアスかつアグレッシヴな音でファンを裏切ることはありません。
事実、これまでの彼ららしいメロディックデスメタルナンバーも多く収録されています。
また、これまでで最もバラエティに富んだ作品でもあり、デス・ブラック色を感じさせる①②、強烈なメロディックデスの③④⑨⑩、
悲しみが溢れる⑤⑦、展開目まぐるしい⑧、これまでにないくらい沈痛な⑪と、様々な楽曲がリスナーを楽しませてくれます。
勿論のこと、バラエティに富んでいながら高い完成度は維持されており、彼らの緻密なソングライティングが功を制した結果ではないでしょうか。
もはや"Punish My Heaven"のようなド派手な名曲は聴けませんが、これまでにないくらいダークでアグレッシヴな①や、ドラマティックな⑤⑦は新たな代表曲と言えそうです。
また、ミカエルが200冊以上の詩集を読んだというだけあって、歌詞はこれまででもっとも詩的な内容になっています。
彼らの本来持っているダークさが強烈に吐き出された至高の一枚。間違いなく最高傑作候補の一枚であることに疑いの余地はありません。


SEPTICFLESH (SEPTIC FLESH) - A Fallen Temple - Marble Smiling Face ★★★ (2009-12-01 20:12:26)

典型的なパラダイスロスト型の正統派ゴシックメタル。
独特のギターメロディが心に染みます。
こんなバンドを今までほったらかしにしてたなんて私はアホです。


DIR EN GREY - 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 - 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 ★★★ (2009-12-01 20:07:35)

ヘヴィネスとメロディの対比がたまらない楽曲。
グロウルも板についてきたし、リフが前面に出て随分しっかりしたサウンドです。
今回のミックスを担当したのはイェンス・ボグレンだそうですが、ルービンやスニープではなくボグレンというのが彼ららしいですね。
非常に彼らにあったプロデューサーだと思います。


PARADISE LOST - Faith Divides Us - Death Unites Us ★★ (2009-10-18 21:35:00)

12作目のスタジオアルバム。国内版とUK初回版を購入しました。
購入以来ずっと聴いていますが、今回はとんでもない作品になっています。
まず全体的な印象ですが、前作のヘヴィ路線がさらに推し進められており、
ギターの2人は7弦ギターを使用してヘヴィでパワフルなリフを弾いています。
また、Voのニックはグロウルに近い力強い歌唱も披露していますが、
初期のような荒々しい印象はなく、威厳や貫禄を感じさせる歌唱となっています。
ここまで書くと、もろにヘヴィなドゥームメタルを想像させてしまったかもしれません。
しかし、それに対比するように、中期によくあったようなグレッグの泣きのギターや、
メランコリックなメロディやパートが随所に鏤(ちりば)められており、「Paradise Lostらしさ」を忘れていません。
個々の楽曲は、前作の雰囲気を引き継ぐ①⑥、ヘヴィネスとメランコリーの対比が心地よい②③⑦、
アグレッシヴな④⑨、胸が痛くなるようなメロディの⑤⑧など、これまでになく多彩で、かつそれらが実にバランスよく配置されています。
それ故に、これまでにないくらいのドラマティシズムとダイナミズムを感じさせます。
上手く言えていないかもしれませんが、ゴシックメタルらしくない躍動感を持ちつつも、
なぜか一つのゴシックメタルとして完成されているかのように感じさせる作品なのです。
これまでのどの作品とも違いますが、これは絶対に聴く価値のある作品です。
「Draconian Times」にも勝るとも劣らない一種の「深さ」を持った大傑作だと思います。
なお、国内版にはボーナストラックが2曲収録されていますが(UK初回版は1曲)、
UK初回版には、それとは別に、プラハ市管弦楽団と共演した⑤⑧を収録したボーナスディスクがついてくるので是非こちらも手に入れてください。


PARADISE LOST - Faith Divides Us - Death Unites Us - Faith Divides Us - Death Unites Us ★★★ (2009-09-24 21:11:44)

本作のタイトルトラックで、先行公開されPVもあるため、この曲だけ先にレビュー。
胸を引き裂くようなヘヴィサウンドに、彼ららしいメロディが乗って、ただひたすらに心が痛くなる曲です。
こういったヘヴィなサビメロを書かせたら彼らは天才ですね。
こんな曲をタイトルトラックに持ってくるんだから相当ヘヴィな作品になりそうです。


NICKELBACK - Dark Horse ★★ (2008-12-09 22:02:00)

馬の蹄(ひづめ)をあしらったジャケットが非常にカッコイイ6thアルバムです。
3rdアルバム以降、ヒット作を連発してきた彼らですが、
今回はAC/DCやDef Leppardをヒットさせてきたマット・ラングをプロデューサーに迎え製作されています。
そんな彼の影響が出たのか、よりメジャーでアリーナロック感を漂わせる作風になっており、
Voのチャドも、無骨で力強い歌唱だけでなく、高音域を意識した爽やかさも強く出てきた印象を受けます。
ただ、その反面、以前のような独特の田舎臭さや哀愁は少し減退してしまったのではないでしょうか。
全編に渡ってそのような感じは出ていますが、先行シングルになった爽やかポップな③では特に顕著です。
ハード/ヘヴィなロックナンバーも前作よりドライヴ感の強い車でかけたいような曲が多く、
一気に強いインパクトを叩きつける①や、ギターソロを配した⑥はそういった曲の典型ではないでしょうか。
その点では、前々作に近いような印象を受けました。
若干の作風の軌道修正が評価の分かれ目になると思いますが、
相変わらず捨て曲無しの高品質な作品で、中々飽きもこないし聴けば聴くほど味も出ると思います。
しかし、B!誌のまさかのあの点数は一体・・・。


ANDREW W.K. - Premium Collection: The Japan Covers ★★ (2008-12-09 22:01:00)

なんだか、やっちゃった感が漂う気がしないでもないカバーアルバム。
ちなみに邦題は「一発勝負~カヴァーズ」です。
今作の収録曲はタイトルのとおり、日本人なら一度は聴いたことがあるであろう以下の曲たち。
1. KISEKI
2. GIROPPON
3. 羞恥心
4. リンダ リンダ
5. 小さな恋のうた(Little Love Song)
6. 学園天国
7. Runner
8. モニカ
9. ボヘミアン
10. ラヴ・イズ・オーヴァー
11. MY FIRST KISS
12. 哀 戦士
13. 島唄
14. スリル
(Amazon.co.jpより転載させていただきました)
①②③のような最近のヒット曲から、⑥⑧⑨といった過去のヒット曲まで幅広く、
また、④⑦といったジャパニーズロック/パンクの名曲や、ガンダムの⑫、THE BOOMの⑬など色々ツボを突く選曲ではないでしょうか。
各曲は一部(③のサビなど)を除いてほとんど英語に訳されていますが、割と原曲に近いカバーになっています。
ただ、②③なんかはなんだか東欧/ロシアのポップスを思わせる変な曲になっており、
⑬は沖縄メロディと英語が混ざり合い、これもなんだか違和感を感じる変な曲になっています(笑)。
曲の好き嫌いは置いておくとして、なんだか楽しいカバーアルバムなので興味のある方は購入しても良いと思います。
ベストとセットになったものがお買い得なのでお勧めです(私もそれを購入しました)。


BEHEMOTH - Demigod ★★ (2008-12-09 22:01:00)

ポーランドのデス/ブラックメタルバンドが2004年にリリースした7thアルバム。
最近出た国内版を見つけたので購入しました。ちなみに彼らの作品を聴くのは初めてです。
エジプティアン/オリエンタルな雰囲気を持つ邪悪なデスメタル作品ですが、
特に目(耳か)についたのが血反吐を吐き出して唸るような非常にバイオレントなグロウルです。
これほどまでにエグい声はデスメタルバンドとしては非常に大きな武器であり、
あえて言ってしまうなら、メタル界の大量破壊兵器でしょうか(笑)。
勿論、Voだけではなく、良いリフもありますしドラムもかなりの腕前。センスも良いものを持っています。
各曲では、不穏なメロディのイントロから豪快に畳み掛ける①や、
意味不明(でも超カッコイイ!)なグロウルアカペラから始まる凶悪な⑨あたりがお気に入りですが、
世界観的にも素晴らしいものがあるのでやっぱり最後まで全部聴いてほしい作品です。
また、ラスト(ボーナス除)の⑩意外は、3,4分程度の曲ばかりなので、割と聴きやすいのも好印象でした。
気になっている人はさっさとレジに持っていってプレーヤーないしはiPodに叩き込んで早く聴きましょう。


DIR EN GREY ★★ (2008-11-12 22:36:00)

>うほほいさん
こんばんは。
HMVの通販にはまだ在庫があるようですよ。すぐ無くなってしまうと思いますので、購入するのならお早めに。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2766536


DIR EN GREY - UROBOROS ★★ (2008-11-12 21:23:00)

前作「THE MARROW OF A BONE」から2年ぶりとなる7thアルバムです。
今作のタイトル「UROBOROS」ですが、これは永続性、循環性、完全性、無限性などを意味しており、
数々の宗教において、自らの尾を噛んだ蛇や竜として描かれ、終末や破壊と再生を象徴する存在とされてきました。
また、スイスの心理学者カール・ユングによれば人間精神の元型の象徴でもあるそうです。
今作はまさにそのような世界観を元とするもので、全編に渡って宗教的で重厚な雰囲気に包まれ、
聴き手の精神に直接訴えかけるようなサウンドが構築されています。
また、宗教的な雰囲気は、西洋的な部分からヒンドゥー、仏教的なオリエンタルな部分までも感じさせており、
こういったところは、他を否定せず取り入れてゆく多神教たる日本人故に成せる業でしょうか。
また、Vo.京による詞(詩といったほうが適切かもしれません)は今まで以上に難解で哲学的なものを感じさせ、
そのヴォーカルワークは、素直で優しささえ感じてしまう歌唱から、冷酷さや狂気を感じさせる歌唱まで様々。
憎悪に満ちた歪んだグロウルから、本当に狂ったようなシャウトまで使いこなしており、本当に腕を上げています。
「痛み」を表現するならばこれ以上にない歌い手でしょう。
今作は、全13曲収録ですが、まるで終わりの始まりを告げるような①から、終末へのその過程、
そして終末の時とその哀しみ、絶望を描き、エンディングの生命を感じさせる⑬へ展開しており、
まさに「破壊と再生」を体現するように複雑に各楽曲が流れていきます。
周到に考えつくされた配置であり、一曲抜いただけ、もしくは少し並べ替えただけで、
大きくバランスを崩し、一気に崩壊してしまいそうな繊細な内容ですが、それゆえに美しいのではないでしょうか。
他には絶対出来ないような、圧倒的な独自の世界観を築き上げた文句のつけようが無い大傑作です。
前々作「Withering to death.」でも独自のセンスと世界観が光っていましたが、
それすら薄っぺらい作品に思えてしまうほどの濃厚さで、一聴で満足できてしまうような作品では決してありません。
また、暴力的な前作と比べればメロディアスなところも目立ちますが、やはり総体的にはメロディアスというには抵抗があり、
どちらかというと世界観に魅せられるような作品であって、この作品の賛否はこの世界観を受け入れられるかどうかではないでしょうか。


CRADLE OF FILTH - Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais ★★ (2008-11-05 22:39:00)

ジル・ド・レイをテーマにした2008年最新作。彼らの作品を購入したのは久しぶりです。
まずジル・ド・レイについて簡単に書いておきます。
ジル・ド・レイは、後に「青ひげ」のモデルとなったとされるフランスの貴族で、
黒魔術に傾倒し、一説には1000人以上といわれる少年たちを虐殺し性的興奮を得たと言われています。
なぜそんなことをしたかと言えば、彼はかつてジャンヌ・ダルクを補佐して戦った国民的英雄の一人で、
ジャンヌ・ダルクが火あぶりになったことで気がおかしくなってしまったそうです。
そして、事件が発覚し公開裁判にかけられると、泣きながら自ら罪を告白し、絞首刑とされ死体は火あぶりとされました。
(体が灰になってしまうと「最後の審判」で復活する体が無くなってしまう為、火あぶりは最上級の絶望を与える刑罰でした)
さて、本題の内容に入ります。今作では上記のジル・ド・レイの凶行をテーマにしただけあって、
重厚で禍々しい雰囲気に満ちており、それでいてアグレッシヴかつブルータルなサウンドです。
Vo.ダニ・フィルスもあの独特の金切り声で激しくシャウトしており好感触です。
しかし、このバンドは楽器隊も素晴らしい演奏を聴かせてくれますね。
ドラムもスピーディで安定しているし、なにより良いギターリフがたくさんあるのが嬉しいところです。
聞くところによると最近の作風はシンフォニック/ブラック色は控えめだったとのことですが、
今作では濃厚と言ってよいのではないでしょうか。特にPVが製作された⑧では顕著ですね。
本当に素晴らしい曲ばかりなので、あえてどの曲がいいとかは書きませんが、
ゴシック要素もあり、メタルの基礎は確実に抑えているのでたくさんの人にお勧めしたいです。
(この声が大丈夫な人限定ですが(笑))
当初は購入する予定も無かった私にとっては完全なダークホースでした。かなりの良作だと思います。
ボリュームたっぷりな二枚組初回版(輸入盤)がお勧めです。今なら円高のせいで安いです(笑)


SWALLOW THE SUN - Plague of Butterflies ★★ (2008-11-05 22:38:00)

2008年作のEPです。母国のシングルチャートでは彼ら初の一位を獲得。
収録内容は、タイトルトラックと、2003年のデモ「Out of This Gloomy Light」からの4曲となっています。
さて、具体的な内容ですが、タイトルトラックはなんと三部構成の34分43秒に及ぶ超大作となっており、
例えるなら、絶望に脅え寒さに凍えるラップランド34分43秒の旅(首吊り死体付き)と言ったところでしょうか。
第一部の"Losing the Sunsets"は、ドゥーミィで凍えるようなサウンドをバックに、
Voのミッコのグロウル、淡々とした美声(褒め言葉)が映える正に彼ららしい音を聴かせます。
第二部の"Plague of Butterflies"は、静かなピアノから、引き裂くような鋭いグロウルで幕を開けます。
脳に直接響くようなドゥーミィでヘヴィなサウンドで迫ったかと思えば、
さっきまでのそれが無かったかのように静かなサウンドを聴かせたりと延久豊かです。
最後の第三部、"Evael"は、波と風の音が響くアンビエント的なイントロから、
いきなり耳を劈(つんざ)くような強烈なグロウルで聴く者の眠気を覚まします。
胸を締め付けるような重厚な音と、淡々とメロディが奏でられる悲愴的な音を巧みに扱い、
孤独と絶望を演出する精神をえぐるような音世界をつくりあげており、とくに後半の展開は圧巻です。
ミッコのヴォーカルワークも、さらに技術を上げ、いつにも増して血気迫るものを感じました。
デモからの4曲は初期の曲ですが、メロディとドゥームサウンドが絡むカッコイイものが多いです。
というか、タイトルトラックよりはるかにわかりやすい曲たちではないでしょうか(笑)。
EPなのに60分37分といろいろツッコミたくなる超充実の作品でした。
正直、私は、最も長い曲でも10分くらいだろうとなめていましたが、こいつはやられました。
値段も嘘のようにお買い得なので、これを入門に・・・とはいかないですが気になったら是非購入しましょう。


UNEARTH - The March ★★ (2008-11-03 01:53:00)

前作からDrの交代劇を経ての最新4thアルバムです。
前作「Ⅲ:In the Eyes of Fire」はセルフプロデュースの作品でしたが、
今作では前々作のように再びKillswitch Engageのアダムをプロデューサーに迎えています。
前作ではスラッシーでアグレッシヴな破壊的なサウンドが印象的でしたが、
今作では打って変わってメロディアスなギタープレイが大増量されています。
それに合わせるようにメタルコア的なヘヴィさは押さえ気味で、とても聴きやすい音になっており、
スクリームもなんとなく角がとれ、やはり聴きやすい声になっています。
しかし、今作の「負」の点を敢えて述べるならば、そういったサウンドではないでしょうか。
メロディアスなギターを聴かせてくれるのは大変嬉しいのですが、
その分アグレッションは前作に見劣りし、強力なリフに欠けています。
また、メロディアスにはなりましたが、メロデスに近くなったかと言えばそうではなく、
どちらかと言えばピュアな正統派のメタルに近いものです。
やはり、物足りなさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか(とくに前作が好きな方)。
しかし、決してクオリティが低いわけではないし、彼らの出す音は依然としてカッコイイサウンドです。
怒涛の展開を見せる①、ハードコア色の濃い勢いある⑥、今作では特にメロディアスな⑦、
ロック的なフィーリングの異色な⑧など良い曲もたくさん揃っています。
全体としては、基本的なサウンドは変わっていません。ただし、ベクトルは明らかに前作と違う方向を向いた作品です。
これまでで最もメロディを前面に押し出した作品であり、賛否両論は避けられないのではないでしょうか。


AMON AMARTH ★★ (2008-10-28 20:12:00)

>Kamikoさん
MySpaceで視聴してみました。
率直に言うと購入決定です。この渋さたまりません。
正直今すぐ欲しいんですが、来月もリリースラッシュが激しいので12月の国内版が適当かな・・・と。
12月を楽しみに待ちたいと思います。


AGALLOCH - Ashes Against the Grain - Not Unlike the Waves ★★★ (2008-10-24 23:38:24)

正しく「淡々としているがドラマティック」を貫く曲。
深い冬を連想させる曲ですが、北欧産のバンドとは違う要素も垣間見ることができます。
ちなみにこの曲のところどころに出てくる悲痛な叫びがたまりません(笑)


AGALLOCH ★★ (2008-10-24 23:22:00)

アメリカ産ゴシック・ドゥームメタルバンド。
アメリカ産といえば他にNovembers Doomあたりが浮かびますが、
カチッとしたドゥーム色濃い彼らと比べると、アンビエント、ゴシック色が濃いバンドではないでしょうか。
ちなみに読み方は「アガアロク」とのこと。


DISSECTION - Reinkaos - Maha Kali ★★★ (2008-10-21 23:48:54)

ミドルテンポのヘヴィでドラマティックな(アルバムの、そして彼、彼らにとっても)ラストナンバー。
このパワフルで血気迫るヴォーカルワークが、これから死ににいく(死んだ)人間なのかと思うと感慨深いものがありますね。


DISSECTION - Reinkaos - Internal Fire ★★ (2008-10-21 23:38:05)

ヘヴィかつアグレッシヴに攻め立てるストレートな疾走曲です。
サビのリフがとてもスリリングでカッコイイ。


DISSECTION - Reinkaos - Dark Mother Divine ★★ (2008-10-21 23:35:56)

憂いを含んだ美しいイントロから徐々にテンション高く展開していくミドルナンバー。
「Ishet! Zenunim!・・・」の後から始まるスリリングな後半パートは凄まじいカッコよさです。


DISSECTION - Reinkaos - Beyond the Horizon ★★★ (2008-10-21 23:32:29)

ヘヴィなリズムで押し進む(実質的な)オープニングナンバー。
メロディアスなギタープレイが好感触の一曲です。


DISSECTION - Reinkaos - Starless Aeon ★★★ (2008-10-21 23:30:22)

適度な疾走感を持ったメタリックなリフがカッコいい曲。
とてもスリリングで、爆走が無くても十分に魅力的ではないでしょうか。
適度に入った泣きのフレーズもセンスが良いです。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane - Night's Blood ★★★ (2008-10-21 23:27:27)

極めて邪悪で暴虐的にも関わらずメロディアスなギターで切り込む強力なナンバー。
典型的なスウェディッシュ・ブラックメタルであり、そしてそれを代表する楽曲でもあります。
オリジネイターとしての彼らを知る上では欠かせません。


DARK TRANQUILLITY - Projector - The Sun Fired Blanks ★★★ (2008-10-15 23:30:45)

アグレッシヴで彼ららしいメロディックデスナンバー。
隠れた名曲ですね。


DARK TRANQUILLITY - Projector - Dobermann ★★ (2008-10-15 23:29:49)

なんとなく明るさも感じるイントロがとてもカッコイイ曲です。
クリーンヴォイスがメインの曲ですが、なにげに楽器隊はメタリックな動きを見せるのが味噌。


DARK TRANQUILLITY - Fiction - Inside the Particle Storm ★★ (2008-10-15 23:27:35)

憂いのあるイントロから、邪悪に展開していくミドルナンバー。
ミカエルの苦しみを吐き出すようなグロウルが胸を締め付けます。


DARK TRANQUILLITY - Haven - Feast of Burden ★★★ (2008-10-14 21:09:22)

メタルらしいリフが印象的な割とストレートな楽曲です。
キーボードを中心にした中間部も美しい。


DARK TRANQUILLITY - Haven - Haven ★★★ (2008-10-14 21:08:03)

イントロから銀世界ムードたっぷりのドラマティックナンバー。
アルバム全体的にもそうですが、この楽曲はその中でも特に美しいです。


DARK TRANQUILLITY - Haven - Fabric ★★★ (2008-10-14 21:06:57)

キーボードが印象的なメランコリックナンバー。
疾走こそしないものの、巧みな展開を見せるドラマティックな楽曲です。
とても冬らしいムードが漂っているのですが、
おとなりのフィンランド勢とはまた違う感じなのもまた良いですね。


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I - Dreamlore Degenerate ★★★ (2008-10-14 21:05:30)

アルバムのオープニングナンバー。
少し短いですが、哀しげなムードと疾走感を味わえる魅力的な楽曲です。


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I - Tongues ★★★ (2008-10-14 21:04:00)

表現力豊かなミカエルの歌唱が胸を打つナンバー。
悲愴的なムードが全体的に漂っていますが、なにげにソロも素晴らしいのです。


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I - Hedon ★★★ (2008-10-14 21:02:22)

憂いのあるメロディをもった哀愁漂う楽曲。
ミドルテンポ主体ながら疾走パートもあるなど、
一見地味ながらとてもドラマティックなナンバーです。
最後の痛々しいまでのシャウトもカッコイイ。


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I - Zodijackyl Light ★★★ (2008-10-14 21:01:08)

リフを中心に置いた彼らにしてはとてもシンプルな疾走曲。
彼らの楽曲はただメロディアスなだけではなく、
根底にしっかりとした"メタル"の基盤があると思うんですが、
この楽曲はそういった面がかなり前にでた曲だと思います。


PARADISE LOST - The Anatomy of Melancholy ★★ (2008-10-14 18:40:00)

ライヴ、インタビュー等を収録したDVD/CD作品です。2008年作。
本作品は3種類のものが販売されており、ライヴ、インタビュー等を収録したDVD2枚組のもの、
DVDのライヴを2枚組のCDに収録したもの、そしてその2つを合わせた初回版になっています。
私が購入したのは勿論初回版ですが、バラ売りの2つを買ったほうが安いのはこれやいかに(笑)
さて、本作の内容についてですがDVDのライヴを中心に書いていきたいと思います。
今回のライヴは「In Requiem」リリース直前に、英国はロンドンの「koko」で撮影されたもので、
2ndから現在までの作品からバランスよく選曲され、今までの集大成的な内容となっています。
SEから"The Enemy"と重厚な幕開けで、メンバーもズッシリとした安定した演奏を聴かせますが、
やはり存在感が差異だつのはフロントマンのニック・ホームズでしょう。
それほど上手いわけでもないし、昔のような力強さが薄れ、柔らかい歌唱がメインになってきている彼ですが、
他が変わることができない唯一無二の雰囲気をもっている人物だと思います。
特に"One Second"を静かに歌い上げるところなんか鳥肌もので、とてもカッコイイです。
この曲は静かで淡々としているのに、ものすごくライヴ映えしますね。
また、本来ギターのほとんど聴こえない"So Much Is Lost"なんかもギターが聴こえてきてとても良い。
隠れた名曲"Sweetness"(EP「Seals the Sense」収録)を選曲したのも個人的にポイントが高いし、
"As I Die"では観客がサビを歌うのでライヴ感がよく感じられて気持ちいいです。
2nd収録の"Gothic"も雰囲気ある最高のパフォーマンスが披露されていて良いですね。
ちなみに書かれてはいませんが、ラストの"Say Just Words"の後に"Isolate"も収録されています。
ただし、CDのほうには"Isolate"は収録されておりませんので注意してください。
DVDのDisc2はPVの他にメンバーのインタビューや、ファンの声などが収録されていますが、
勿論翻訳なんてされているわけがなく英語がわからないと意味不明です。
せめて字幕があれば何とかなるんですけどね・・・。
少し値段が張りましたが素晴らしいライヴDVDだと思います。何度も見てしまう大満足の作品。


PARADISE LOST - Shades of God ★★ (2008-10-14 18:39:00)

Music for Nations移籍後初となるフルレンス。3rdアルバムです。
本作では英国メタルの正統たるドゥームメタル色が強く感じられ、わかりやすい耽美性は若干後退。
また、アルバムトータルで54分と全体的にはそれほど長い作品ではないのですが、
一曲一曲が比較的長めな全9曲で、そのサウンドもあってか全体的にけだるさが支配的です。
ただ、ギターメロディや雰囲気は独特の匂いが感じられ彼ららしさに溢れており、
「わかりやすい耽美性」は薄いものの耽美的な作品であることに変わりは無いように思います。
破壊的な中に耽美性が垣間見える①、リードプレイがカッコイイ疾走ナンバーの⑤などがお気に入りですが、
特筆すべきはアルバムの幕を下ろす⑨の"As I Die"でしょう。
耽美的なアルペジオ、メロディアスなギターからして彼らの今後の方向性を決定付けた曲であると共に、
バンドと観客が一体となるゴシックメタル・アンセムだと言えるでしょう。
彼らの中では、正当進化というよりもメタモルフォーゼ的で特殊な位置にある作品ですが、
個々の楽曲ごとに光るものもあるし、完成度が高まってきた作品でもあるのではないでしょうか。
地味な作品かもしれませんが、名曲も入っているし、お値段も大変リーズナブルなので購入してみてはいかがでしょうか。


PARADISE LOST - One Second ★★ (2008-10-14 18:38:00)

Music For Nations在籍時にリリースされたフルレンスでは最後となる6thアルバム。
名盤「Draconian Times」の次作となる作品ですが、一言で言うと前作と比べキャッチーになっており、
サウンドは電子音が使われ現代的に洗練され、多くの曲にキャッチーで歌いやすいメロディが配されています。
ただ、どれほどキャッチーになろうと、どの曲も決して明るいとは言えないのが一本筋の通っているところ。
メロディセンスに優れる彼らですから作ろうと思えば作れてしまう気がするんですが、
頑なまでに楽曲に一定の暗さを維持しようとする姿勢はとても彼ららしいですよね。
さて各楽曲についてですが、上記のとおりキャッチー/ポップなメロディが多く、
ほとんど前作の荘厳な雰囲気は感じられません。唯一、③が前作の雰囲気を残す楽曲でしょうか。
しかし、雰囲気は大きく変わったと言えどクオリティは高い水準で維持されています。
涙腺を刺激する哀しげなピアノをサウンドの中心においた①、ダークでエッジの効いた②は、
ライヴにおける定番曲であり、Paradise Lost史上でも屈指の名曲です。
上記2曲は勿論ですが、やたらとノリのいい⑤、メロディアスなサビが印象的な⑦、
シンセサイザーが印象的なヘヴィな⑨などたくさんの良曲に恵まれています。
ラストの⑫で結局、絶望的に急降下させてしまうのも彼ららしくてグッジョブ!(笑)
シンセロックへ接近しとても聴きやすくなった作品。
ゴシック「メタル」と言うより、ゴシックロックと言ったほうが正しいように思いますが、
今では有り触れたヘヴィサウンドとシンセ/ゴスサウンドの融合はこの年代ではやはり前衛的だったのでしょう。
私はこの作品の発表から10年以上もたってこの作品に出会いましたがリアルタイムで聴けなかったのが悔しいです。
まあ、当時の私はメタルなんて微塵も知らない小学生ですから、もし聴いても全く理解できなかったでしょうが(笑)


PARADISE LOST - Gothic ★★ (2008-10-14 18:37:00)

ゴシックメタルの始まりを告げた歴史的名盤。2ndアルバム。
基本こそデス/ドゥーム色の色濃いヘヴィでドロドロとしたサウンドを主軸としていますが、
この作品の特筆すべきは浮遊感の漂う独特なギターサウンドによるリフ/メロディや
女声コーラスなどによって耽美的な世界観を構築している点にあります。
①⑤でそれが特に顕著であり、両曲ともParadise Lostを語る上では欠かせない名曲でしょう。
①に至ってはゴシックメタルを代表する極めて重要な楽曲です。
ただ、この作品がゴシックメタルの完全な完成系とは言いがたく、
まだまだ実験的な要素が強く、上記で述べたようにデス/ドゥーム色を強く感じました。
完成度/整合感では後の作品に大きく譲ることは否めませんが、
この作品が当時のアンダーグラウンドシーンに与えた衝撃を考えれば、
今作のメタルシーンにおける歴史的意義は非常に重要なものでしょう。
万人にはとてもお勧めできませんが、個人的にはとても好きなアルバムです。
ちなみに現在では\1400くらいのリマスター盤が流通しています。


NAGLFAR - Ex Inferis ★★ (2008-10-14 18:36:00)

3rdアルバム発表に先行してリリースされた5曲入りEP。
まず目につくのがどす黒い赤を基調にした凶悪なアートワークですが、中身の楽曲も凶悪そのもの。
3rdの「Sheol」ではテンションの高さも目立ちましたが、今作ではどちらかというと邪悪なムードが支配的です。
新曲の①は正に彼ららしい楽曲そのものでオープニングナンバーとしては最適ですが、3rdにも収録されています。
②はMassacreのカヴァーですが、彼ららしいナンバーにアレンジされておりとてもカッコイイ。
そして、劇的な展開を見せる③は1st収録曲のリメイク。また、④⑤は1stEPからの収録となっています。
極めて激烈で邪悪なブラックメタルサウンドでありつつも、ドラマティシズムにも優れた充実の5曲でした。
②③は「Sheol」の国内版にも収録されていますが、現在廃盤となり中々入手は叶わない状況ですので、
このページで評価の高い③の"Emerging From Her Weepings"を聴きたい方は是非どうぞ。


BLEEDING THROUGH - Declaration - Sister Charlatan ★★★ (2008-10-11 23:25:42)

シンフォニックなイントロから狂乱の渦の如き爆走を見せるドラマティックナンバー。
ブランダンはこれまで以上に多彩な歌唱を披露しており、
高圧的なグロウル、悲痛なシャウト、絶望を訴えかけるクリーンヴォイスとかなり頑張っています。
凶暴でありつつも悲壮感に満ちた集大成的な名曲です。


BLEEDING THROUGH - Declaration - Declaration (You Can't Destory What You Can Not Replace) ★★★ (2008-10-11 22:57:30)

ブラックメタル色濃い凶悪なナンバー。
ブラストビートを伴って爆走したり、ブレイクダウンで圧迫感を強めてきたりと怒涛の展開を持って迫ります。
ブランダンのヴォーカルワークもとてもエグイです。


BLEEDING THROUGH - Declaration - There Was a Flood ★★★ (2008-10-11 22:51:09)

これまでに無いほどドラマティックなメタルナンバー。
スラッシーなリフや、怒りに満ちたブランダンのグロウルを中心としつつも、
ダークなキーボードや、哀しげなメロディを導入してドラマティックに仕上げており、メタル的なカタルシスを感じさせる楽曲です。


SONIC SYNDICATE - Love and Other Disasters - Encaged ★★★ (2008-10-11 22:25:05)

エネルギッシュで勢いのある彼ららしい楽曲です。
キャッチーでエモーショナルな歌唱がとても良いです。


SONIC SYNDICATE - Love and Other Disasters - Jack of Diamonds ★★★ (2008-10-11 21:23:46)

ロック的なフィーリング溢れるキャッチーでカッコいい曲です。
単純ですがこういう曲をつくれることはいいことです。
グロウル、スクリームも聴きやすい部類に入ると思います。


SONIC SYNDICATE - Love and Other Disasters ★★ (2008-10-10 22:31:00)

彼らの3作目となる2008年最新作。プロデューサーはScar Symmetryのヨナス・キェルグレン。
購入したのは少しお高い初回版。やたら豪華なDVDがついてきてレーベルの売る気を感じさせます。
あと、日本版用のジャケ(メンバー写真)が本来のジャケの上に挟み込んであります。(いらねー!(笑))
さて、このバンドについてですが、メンバー構成がとても面白いですね。
メンバーは6名ですが、その内3名がなんと兄弟となっており、(上から順にGt,Vo,Gt)ベースは女性が担当しています。
また、兄弟の次男のヴォーカルとは別にまた一人ヴォーカルがおり、ツインヴォーカル体制となっています。
まあ、チャラチャラしてると言えばチャラチャラしてるメンバー構成です(笑)
音楽性は端的に言えばメタルコアですが、「アメリカン・サウンドとスウェディッシュ・サウンドの融合」と
メンバーが語っているように、北欧色も強く感じられるサウンドです。
また、ツインヴォーカルの魅力も遺憾なく発揮されており、やたらとメロディがキャッチーなのも相まって、
妙にノリが良くなっています。この点はこのバンドの非常に強力な武器ではないでしょうか。
しかし、2人のヴォーカルにクリーン/スクリームの明確な境界線は無いらしく、
両者の声質も非常に似ているので、どっちがどこを歌っているのか全くわからないのはちょっとした玉に瑕です(笑)
楽曲は、キャッチーで聴きやすいメタルコアから、割と激しめの楽曲、さらにはバラードと非常に豊富です。
他のバンドなら軽薄だと思われかねないでしょうが、このバンドはこのくらいあって全然問題無しでしょう。
お勧めは超キャッチーな①③、バラードの④、メロデス色の強い⑧あたりですが、
どの曲も一定のキャッチネスは維持されているし10曲で40分程度なので、サラッと聴けます。
日本版ボーナストラックの⑪~⑬もボーナスとはとても思えない良い曲ばかりなのも良い感じです。
キラーチューンもたくさん収録されていて、最後まで飽きずに聴けるとても良いアルバムだと思います。
思わず体が動いてしまうようなサウンドですから、ドライヴやジョギングなんかにもすごくお勧めです。
ボーナストラックに加えて、豪華なDVDが付属する国内初回版を是非とも購入しましょう。
メンバーの年齢も19~24(20~25かも?)と、とても若いので今後にも期待大ですね。
彼らの作品を初めて聴いたのですが、過去の作品も聴いてみたくなりました。


BLEEDING THROUGH - Declaration ★★ (2008-10-06 01:35:00)

Trustkillの最右翼、Bleeding Throughの2008年最新作。
前作「The Truth」はリフミュージックとしての個性を維持しつつも、
キャッチーなメロディを大胆に取り入れ、他の同業者に歩み寄った印象を受けました。
しかし問題の今作、前作なんて存在しなかったのごとく強烈で極悪な仕上がりになっているんです・・・。
頭のネジが2、3本ほどとれてしまったに違いないデレク(Dr)はブラストビートを初っ端から炸裂させ、
ブライアンと新加入のジョナによるツインギターもスラッシー/ゴリゴリでテクニカルに暴れまわります。
そんなですから、勿論ライアン(Ba)も今まで以上にヘヴィに動き回ります。
そして、マルタ嬢のキーボードは過去最高のフィーチュアぶりで、ダークで不穏な雰囲気をそこら中でかもし出しており、
ブランダン(Vo)も何か嫌なことがあったに違いないブチギレっぷりで悲痛なシャウトまで繰り出しています。
クリーンヴォイスも表現力が増した感がありますが、前に出すことは少なく楽器隊もその気は全くありません!(笑)
それ以前に登場頻度自体少なめで、アクセント的な色が濃かったり、ダークなメロディばかりです。
まとめると、過去最高に禍々しく、アグレッション、ブルータリティに溢れており、
それでいてブラックメタル的なドラマティックな側面も見せる作風といったところでしょうか。
ブラストビートで爆走するブラックメタル色濃厚な邪悪な②、これまでにないくらいドラマティック(でもゴリゴリ)な⑤
当たりは今作を代表する楽曲でしょうが、やはり特筆すべきはラストナンバーの⑫でしょう。
ヴァイオリン、チェロまで動員したイントロ、ゴリゴリハードコアパート、悲痛なシャウト、哀しげなメロディ、
これらが複雑でテクニカルに展開(それもごく自然に)する正に彼らの集大成といえる楽曲です。
元々、メタルコアシーンでは異色な個性を放っていたバンドでしたが、
他のバンドが本来のヘヴィメタルに回帰したり、さらにキャッチネスを突き詰めたりしている中で、
「俺は他の奴らとは違う!」と言わんばかりの強力なインパクトを持った凄まじく尖った作品です。
タイトルの「Declaration」(「宣言」の意)というのもつまりそういうことなんでしょう。
これぞBleeding Throughと胸を張って言える作品です。最高傑作と言って全く問題ないと思います。
キャッチネスや他のメタルコアと同じようなものを求めると大火傷するので注意。


DARK TRANQUILLITY ★★ (2008-09-27 09:15:00)

ニクラソンが脱退と聞いてショックをうけていたんですが・・・。
Soilworkにピーターが復帰、それに伴って脱退したダニエル・アントンソンがそのままDark Tranquillityに加入とのことです。
対応処置のなんと早いこと・・・。
スウェーデンのメタルシーンって循環良すぎですよ(笑)