激情系絶望音楽 Sentenced / 「Cold White Light」 ご存知「自殺メタル」のSentencedです。これは説明不要、絶望音楽の定番です。 割りと聴いて楽しめる(エキサイト)できるのがポイント。
宗教系絶望音楽 The 3rd and Mortal / 「Tears Laid in Earth」 音はゴシック系ですが、神秘性が段違いです。 北の大地の地下を流れる「母なる暗黒の大河」という雰囲気です。 「魂の暗夜」、信仰を失った修道士とか、神に見捨てられたと感じるシスターとかが味わう、 「魂の激痛」のようなものを感じます。 自分が絶対に救われない存在であるとを完璧に思い知らされるような 絶対的絶望の世界です。自殺よりさらに悲惨な状態を描いたような音です。
今を去ることおよそ十年前のある日、店先でたまたま見かけた一枚のCD。 ジーンズを履いたミイラ人間が、悪魔を操り人形にしている奇怪なジャケ絵に、「魔力の刻印」なるものものしいタイトル、やけにリズミカルでインパクトのある「アイアンメイデン」なるバンド名。 「これは何かあるに違いない。是非買ってかえりなさい」 緑色の小悪魔が私の耳元でそうささやきました。 こういう偶然の成り行きで、Iron MaidenのNumber of The Beastを買ったのがメタル初体験というより、洋楽ロック初体験にして本格的な音楽人生のプロローグ。それまでたまにクラシックやゲーム音楽を聞くくらいで普通のロックやポップスには関心がなかったのにその日だけは何故か違いました。まわりにも音楽好きな人はいなかったのに。やはり運命の手引きによるものでしょうか。 ちなみにこのバンドがやっているような音楽を称して「メタル」と呼ぶ、というのは後で知りました(ついでに、やけに熱い解説を書いている伊藤正則なる男が何者なのか知ったのはさらにずっと後。) これと次に聴いたSomewhere in Timeで完全にMeidenの足元にひざまずく身になり、アルバムを聴きまくりました。十年前というとちょうどJ-POPやメロコアの全盛期で、メタルが冬の時代だったそうですが、私には黄金時代の到来、やれSpeedだイエモンだグリーンディだとのたまう級友たちにひとり「Iron Maidenという神のごとき素晴らしいバンドが……」と布教に励んでいました。 自然、他のHMバンドも聴き始め、やがてメタル以外のロックにも興味を持つようになり、どんどん聴く音楽の幅が広がっていきましたが、やはり自分の原点はこれ。
Sanctuary (1st) Charlotte The Harlot (1st) The Prisoner (3rd) Sea of Madness (6th) Stranger in a Strange Land (6th) Bring Your Daughter to The Slaughter (8th) Judas Be My Guide (9th) Sign of The Cross (10th) Futureal (11th) Out of Silent Planet (12th)
今さら言うまでもない名曲(Hallowed〰、Aces High, Fear of the Darkなど) はあえて外したのに、……おおおおっっ、全然足りません(涙)。 Maidenの場合、名曲でない曲を探した方が速いような……