BLUE MURDERという名義になってはいるが、実際はこれまでのジョンサイクスのベスト選曲的なセットリストになっている。 中でも本作の目玉は(意外とサイクスのヴォーカルに違和感がない)WHITESNAKE時代のナンバー 1、4、6、だろう。 (特に 4、でのギターソロはやっぱり凄い!)これらのプレイを聴くとやっぱりデビットカヴァーデイルともう一度やってほしいという気持ちになる・・・ 収録曲を絞り込んであるので中だるみが無く最後までテンション下がらないのも良い。 どうせならTYGERS OF PAN TANGの曲もやってほしかったなぁ。
KING DIAMONDが様式美な北欧メタルサウンドなのに対し、MERCYFUL FATEは70年代のブリティッシュHRの影響を強く感じる(特に泣きのギターソロ)正統派メタルだと思う。 キングの声は嫌いではないけど、もしこのバンドの曲をロブハルフォードが歌ったらどうなる・・・と思ってしまうときがある。
オープニング「OVERKILL」のインパクトが凄すぎるためあまり気付かなかったけど実はMOTORHEADの渋い魅力が1番詰まっている作品なのです。特に「CAPRICORN」「METROPOLIS」などはこの頃の彼らにしか出せない味がある。 アルバムの最後を締めくくる「LIMB FROM LIMB」も最高にかっこいい!!! 疾走感や演奏のタイトさという点でACE OF SPADESに劣るけど楽曲の質は同等かそれ以上の出来。 曲順やバラエティ豊かな楽曲など全体的なバランスもいい。 この後のVENOMやTANK~デス/スラッシュ勢などの過激なメタルの歴史はここから始まった!!!