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ABRAHADABRA (2010年)
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ABRAHADABRA
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解説 - ABRAHADABRA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. がしお ★★ (2010-11-15 17:55:07)

こういう路線好きだよ

うん



2. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-11-30 18:39:41)

2010年発表の9th。
ABIGAIL WILLIAMSやSOTHIS、GOTHMOGのデビュー作など、良質なフォロワー的作品を多く生み出した彼らですが、本家は更に凄い事になってますね…。

確かに、フォロワー勢もメタルとしての質の高さ、音像の華美さや派手さでは負けてませんが、「オーケストレーションのレベル」は正直、格が違うと思う。この作品のそれは、クラリネットならクラリネット、オーボエならオーボエなど、その楽器が担当すべきメロディにキッチリその楽器を振っている上、音像の派手さでごまかすことなく、しっかり副旋律も緻密に練ってくれているのが素晴らしい。

アトモスフェリック系のブラックなどで、ミニマルな展開や音像を極端に重視する事で、聞き手に呪術的なまでの力で情景を見せ付けるバンドが時折いますが、彼らは緻密にオーケストレーションを練るという、ある意味どストレートな方法で「呪術的なまでの力」を手に入れてしまった感じ。呪術による宗教的恍惚の見せる神秘的な情景を、遂に最新のSFX技術を使って再現する事に成功した、ハリウッド的シンフォニックブラックとして並ぶものがないレベルの作品だと思う。

まあ、オーケストラ主導のパートは絶品ながら、リフ主導のパートが少し弱かったり、Simenが脱退してたりというマイナス点もあるといえばあるんですが、それを差し引いても金字塔的な作品ではないでしょうか。6th辺りではまだオーケストラの派手さ、エクストリームメタルの暴虐さで力押しする場面が多かった気がしますが、今作は凄く造り込まれた、末永く聴ける名盤だと思う。




3. Spleen ★★★ (2011-01-23 16:24:47)

前作まで音の重要な鍵を握っていたVortexとMustisが脱退し、3人体制となったDimmu Borgir。
大々的なオーケストラとクワイアの起用はもちろんのこと、多くのアーティストがゲスト参加と聞いて(誰が参加しているかは極力秘密にされているものの)、人数の少なさを音の多さでゴリ押しカバーしてたらまずいんじゃないかと思ってました。
が、当然音は重厚ながら、計算されたラインを描いてリスナーの耳を包み込むような音のつくりこみ方がありました。耳に残る旋律にも大いに恵まれているし、クワイアもここぞというところで盛り上げてくれます。「音の重厚さだけで進めるなんて安直なんだよ」という自信と知力に溢れているようでした。
『Puritanical…』と『Death…』あたりで「1つの高みに達しているけど、まだこれから最高傑作と呼べるものは作れそう」との感想を述べましたが、この作品はまさにその最高傑作の候補に挙げられると思います。

ただ、ここまで作り込むと、ライヴはどうなるんだろうという思いはあります。




4. ジョージベラス ★★ (2011-06-29 01:08:36)

これまで以上に映画音楽っぽくなった。オーケストレーション
の大げさな導入によって、ラプソディーをブラックにしたよう
な感じだ。鉄仮面を被り鎧を着て馬に跨り、剣を振り回すと
言った光景が浮かぶ。




5. GOD ★★★ (2012-10-10 23:51:58)

9thアルバムですが、これまでで一番派手なサウンドかもしれません。
VortexとMustisという重要メンバーの脱退にもかかわらず、
よくここまで凄い作品を作ったと思います。
確かに邪悪さは低いかもしれませんが、音楽としてかなり高いレベルに達しています。
Shagrathのヴォーカルは相変わらず表現力豊かだし、
サポートとして参加しているDarayのドラミングも前任者達に勝るとも劣らぬ腕前。
これらだけでもカッコいいのに、オーケストラとクワイアが絶妙にマッチしています。
やはりシンフォニックブラックの頂点に近い存在といえるだけの事はあります。




6. IWSK ★★ (2013-08-18 16:55:16)

メンバーの脱退が致命傷になるかと思われたが、これまで以上にオーケストラサウンドを大胆に取り入れ、良いアルバムを作り出した。なぜDimmu Borgirがブラックメタルのバンドの中でも成功したのかが分かる気がする。


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