おや新作か?と思いきや、またもや企画盤。 2ndのJOIN THE ARMYとNO MERCYの曲を主に再録したアルバムです。 NO MERCYの作品を未だ手に入れられない僕は、喜び勇んで買いました。 びっくりしました。企画盤ですが、新作と捉えてもいいくらいに、過去の楽曲が変化してます。 NO MERCYのアルバムは未聴なので比較はできませんが、JOIN THIS ARMYの曲群はその違いが明らかです。 ベースはブィンブィンとドライブしまくりで、ギターは弾きまくり。 そして相変わらず、誰も真似できない(しない?)マイクミューアのVo。 彼のVoには進化や退化の概念は無いように思えます。最初から個性で勝負してます。 とにかく、曲の印象がまるで違うので、過去作持ってる人にもお勧めです。 しかしまぁNO MERCYの曲はどれもカッチョイイですね。曲自体が、クロスオーヴァ―スタイルの理想家にも思えます。
本来ハードコアパンクのバンドとしてそこそこ知られる彼らですが、 このラストアルバムは思いっきりメタルを取り入れてるので、メタルとしてご紹介。 クロスオーヴァ―・スラッシュでしょうが、ハードコアパンクのハチャメチャっぷりは無く、なんというか、きちんとしてます。 VAN HALENのカヴァーまで披露し、ハードコアなパンクスからは石を投げられそうでもありますが、曲自体がいいので好評価。 特に五曲目のGOOD DAY FOR A HANGINGはスラッシュ好きは絶対に必聴な超名曲。 イントロの時点で体が反応すること請け合い。 ハードコアパンクも好きなメタル好き。メタルも好きなハードコアパンク好きは、手に入れてみてください。 それなりの速さで、メタルなリフやギターサウンドを取り入れて、そこはかとなくメジャー感すら漂う作品です。 人によってはジャケ買いの衝動にも駆られると思いますが、その衝動のままに購入していただきたい。
静かに奏でられるイントロ… こりゃMETALLICAの『ENTER THE SANDMAN』じゃねぇの!?と思いきや、曲が出たのはこっちが先でした。すいません。 実際初めて聞いた時はENTER THE SANDMANの一風変わったアレンジのカヴァーだと思いました。 バンドもMETALLICAを訴えるとどうとか言っていたそうですが、どうなったかは知りません。 スローから段々と弾けるのが魅力なこの曲。終わってみれば件の曲とは全然違うタイプの曲です。
やはりの名曲集。 ポップでありつつも、どこか冷やかな印象が込められ、期待を裏切ることのないメロディーを聴かせてくれるありがたい作品。 一曲目のGODZILLA。曲調自体はそこまで好みでもないですが、ゴジラ好きの僕としてはどんな曲調であろうと称えます。 そんな名曲(迷曲?)に続くGolden AGE OF LEATHER。これは本当に超名曲。 前半のポップなメロディーでもわりと満足できるのに、途中から走り始めて胸が躍る。 GOIN’ THROUGH THE MOTIONSはポップソングとして申し分ない出来。 終わり二曲の歪んだ美学は、やはりBOCならではのロマンティック。 メロディアスなロック好きには完全におススメでしょう。
このバンドはこの作品で初めて聴きましたが、かなりカッチョイイですね。 THE CROWNからメタル度を差っ引いて、爆走ロック成分を更に注入したような感じですが、それでもメタルを存分に感じます。 理想的なハードコアパンク・メタル。 最後の『PHANTOM』は七分台で、大曲かと思いきや、イントロが長いだけで、やはりひたすらカッコイイ爆走ロックでした。個人的にこのアルバムのベストチューンです。
スラッシュメタルのルーツで語るべき作品は1stのみであって、それを求めてこれを買うと、間違いなく肩すかし。 しかし僕はこの作品が一番好きです。間違いなくDIAMOND HEADの代表作の名盤だと思います。 IN THE HEAT OF THE NIGHTやCALL ME、BORROWED TIME、DON'T YOU NEVER LEAVE MEは多分一生聴き続けます。 AM I EVIL?は確かに浮いてるように聴こえるかもしれませんが、完全に名曲なので気にしない。インパクト成分としても必要でしょう。 この曲群を地味ととるか、渋いととるかは聴き手次第ですが、はまると抜け出せませんよ。 一つの作品を、じっくりと聴きこみたい人にはうってつけじゃないでしょうか。 頭を落ち着かせ、時として胸を熱くさせる。いい音楽です。