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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-12-30 00:57:54)

2010年発表の2nd。

このバンドと直接関係はないのですが…私はV系バンドの良い所って、デスメタルの歌い方やスラッシュのリズム/リフを取り入れたハードな曲をやったかと思えば、次は感動的なバラードが来て、その次は衒いの無い歌謡ロックが来る…みたいな、バラエティに富んだ作風だと思うんですよね。この作品は、へヴィネスやダークでエモーショナルなムード作りこそ海外のゴシックを聴いてるようですが、そういう意味で「V系的な」バラエティの豊かさがあるアルバムだと思います。

「Proclamation of War」のサビパートや「Liberation」の「♪be the end」のメロディ使いなんかは、わらべ歌などにも通じる日本の土着的な怖さのようなものが感じられますし、「Drown in a Whirl」はアメリカのゴス少女が好みそうなキッチュさと、メタリックなへヴィネスが同居した名曲。また「Forgive me」「The Voice」では歌謡曲顔負けの感動的な歌メロが聴けるし、軽快さすら感じる「Black Sky」も出色の出来。はっきりいって、この「1曲1曲の濃度」は、海外の一流のゴシックメタルバンドでも及ばないと思う。

ただ、流石にピアノメインのバラードが2曲続くのは、ヴォーカルの感情とシンクロ出来ないとダレるし、時々海外勢と比べてメロへの詞の乗せ方が間延びして感じる部分もあるなど、多少アラもあるんですが…正直この辺りは作を重ねればどうにでもなりそう。
おそらくどのバンドも苦しんでいるであろう「中庸な作風に落ち着かず、1曲1曲に強烈な個性を持たせる」ことが現時点で出来ているので、将来性はかなり高いのではないでしょうか。



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