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WOMEN AND CHILDREN LAST (2010年)
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WOMEN AND CHILDREN LAST
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解説 - WOMEN AND CHILDREN LAST
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1. Spleen ★★ (2010-11-05 00:21:12)

もう活動停止しちゃったものだと思っていたところ、まさかの8年越し復活を遂げた'10年の2nd。
ウェンズデイのアルバム(ソロやFrankenstein Drag Queens込み)も含め、これまで「人畜無害のパーティー・ホラー・ロック」だった彼らですが、今回ちょっと人畜有害(?)な方向に傾いた気がします。
というのも、歌詞がホラー映画愛&ハロウィン愛一辺倒ではなく、他愛もない悪口ばかりでもない、ちょっと本気のドス黒さを持ってるからと思われます。前作のノリが鮮やかでポップですらある血糊だとしたら、本作は少し酸化して黒さを帯びた本物の血です。
ライナーによると、最近ウェンズデイがプライベートな思いも歌詞に書くようになっただとか、スーツケース1つで生活してきたとかの事情が背景にあったようで。道理で吐き出すものに毒が大分加わってるわけだ。
また、ダークになったのは曲調も同じです。冒頭の「Chapel Of Blood」のリフからして、アップテンポなのにかつてよりも不吉。「Summertime Suicide」みたいな明るい曲にも、うっすら不気味な影が差してます。

何というか、彼らが愛する古き良きB級ホラー要素に加え、近年のPOVホラー(ハンディカメラとかで素人が撮ったっぽくしてるやつですね)やソリッド・シチュエーション・スリラーなど、良質の低予算映画の要素も加わったようです。
パーティー・ホラー・ロックこそがMurderdollsの魅力と思う人にはこの作風は微妙かもしれませんが、もっと違った側面から彼らを見てみても面白いかもと思える人には是非一聴して頂きたいところ。
これこそ2010年のMurderdollsです。



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