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LIFE OF PASSION (2007年)
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LIFE OF PASSION
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解説 - LIFE OF PASSION
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2012-07-31 20:25:35)

韓国出身のネオクラ様式美バンドの記念すべき2007年リリースの1st。久しぶりにあった友人の勧めで聞くことになったのですが、まさか韓国からベタベタの関西風様式美メタルの新譜が聴けるとは、ヨーロッパやマイケル・シェンカー風の泣きにインギー印のクラシカルテイストで味付けを施した極上の様式美メタル、個人的にはコンチェルトムーンの本来あるべき姿を垣間見てしまいます。甘いキャッチーさを残したメロディと奇をてらわないアレンジはお約束感満載、聞いたことあるようなフレーズも散見できますが、そんなことはどうでも良い、クラシカルな哀愁をまぶしキラキラと輝く楽曲は素晴らしく、久しぶりのコテコテ感に程よく感動を覚えました、荘厳なインストの①で始まり②のクラシカルな疾走ナンバーでグッと惹きよせられ、泣きのバラード④で号泣します。少々力みすぎるハイトーンの上々だし効果的なアレンジを施すキーボードもいい仕事をしてくれます。期待を裏切らない展開こそ様式美メタルの旨味、たっぷりの哀愁と切なさに寄りかかってみてはいかがでしょうか。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-11-10 22:47:28)

イングヴェイ・マルムスティーンからの影響大なテクニカル&ネオ・クラシカルなGプレイを閃かせるパク・ヨンス(G)率いるコリアンHMバンドが、母国の先輩バンドBLACK SYNDROMEのメンバーをエンジニアに迎えてレコーディングを行い、’08年に発表した1stアルバム。(日本盤は今はなきサウンド・ホリックからのリリースでした)
「韓国のCONCERTO MOON」との評判に興味を引かれ購入した本作でしたが、実際ここに託されているのは、頭に「超」が付くぐらいコッテコテな様式美HMサウンド。イングヴェイというよりは、寧ろ関西様式美HMの遺伝子が色濃く感じられる仕上がりで、中でもイントロにドラマティックな序曲を配した②や、③⑦⑩といった疾走系の楽曲、あるいはメロディアスなミッド・チューン⑥等は、肩に力の入りまくったハイトーンVoの熱唱ぶりや、その歌メロの持って行き方、G、Key、Voの絡みといい、「本当に韓国出身?関西でなくて?」と思わず尋ねたくなるレベル。欧米のバンドが似たような音を出してもここまでの共通項は見い出せないんじゃなかろうか?と。
あと、個人的にかの国のバンドはクサいバラードを演らせると絶品な印象があり(SAHARAの“UNTIL YOU KNOW ME”とか、キン・ギョンホの“INCOMPLATE LOVE”とか)、本作も御多分に漏れず、哀愁がドバドバ溢れ出す④、不慮の死を遂げた元メンバーに捧げられている泣きのインスト⑧といった実に涙腺に沁みる逸品を収録してくれています。
これが90年代だったら、間違いなくMANDRAKE ROOTから作品がリリースされていたであろうことを確信する1枚。



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