4thは未聴なんですが、5th「Legacy of Evil」と3rd「Ad Noctum」を比較すると、ドラムパートの過剰な音量が調整され、スピード感がより感じられるようになったり、キーだけでなく、よりリフを曲の根幹に据えた曲作りになっていたり、メタルとして完成度の高い方向を目指して進化してる印象がありましたが、今作もその延長線上にある作風ですね。
ただ、意外だったのは音質で、特にギターの音が前作よりも明らかにノイジーな質感になってます。このギターの音質が、キーの神秘的な音色と上手く噛み合い、何か超常的で、人知を超えたものが降臨するような、オカルトでカルトなムードが色濃く出ているように思います。 特に「Dark Winds」のようなスローな曲は、最近のLUNAR AURORAや、「Drawing down the Moon」期のBEHERITに匹敵する神秘性・魔性が感じられます。