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Tears From a Grieving Heart
オーストラリア産フューネラルドゥーム2001年作
近10年間の作品の完成度は高く、どんどん作り込まれていき、とても重厚でメランコリックなサウンドが魅力的だが
ボクはTHE JUNE FROST (2009年)までの、磨かれ洗練される前のダイヤの原石のような、粗削りでひたすら鈍重な作品の方が真性さがあり
フューネラルドゥームの魅力が詰まっているように思う。特にこの盤は全作品中でもフューネラル度が高く、真っ黒な世界に突き落とされる。
せっかちな人お断りの超スローで、ヴォーカルの超低音ヴォイスの喉の奥が振動している様とギターノイズが融合する時の音像がスゴイ。
メランコリックな単音ギターが旋律を奏でるような曲であっても、濃厚なヴォイスが前面に出て、人生残念感が半端ナイ。
近作は随分と聴き易くなっており、この盤で感じられる濃さが薄まっていると感じる。こういうバンドは加工しすぎるとダメなんだよ。
kamiko!
★★★
(2020-09-04 02:21:12)
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The Incubus of Karma
オーストラリア産フューネラルドゥーム2018年作
路線は大きく変わらず、アコギをバックにメランコリックな旋律を奏でつつ、重厚なギターノイズで淡々と聴かせる。
音は洗練されつつも、真性さよりもメランコリーが前面に出ている印象。最近はこのバンド似のフューネラルドゥーマーが
爆発的に増えていることもあり、高い完成度を認めつつも、目新しさをあまり感じず、愛聴盤と言えるほど回数聴いていないのが正直なところだ。
昔は自分にとってフェイバリットナンバーワンだっただけに辛口だが、クオリティは高いので聴いてみて欲しい。
kamiko!
★★★
(2020-05-15 21:24:53)
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