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TWILIGHT OF A LOST SOUL (2010年)
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TWILIGHT OF A LOST SOUL
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解説 - TWILIGHT OF A LOST SOUL
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-12-26 17:30:49)

2010年発表の3rd。

バンド名が「非人間的憎悪」なんて、いかにも鬱ブラックめいたバンド名で、実際その通りの音を出しているのですが…1曲目のイントロから、泣きのリードギターが出てくるし、主にトレモロリフによって奏でられるメロディには湿り気があるし、一部ヴァイオリンやピアノを用いたパートもあるしで、ミサンスロピック(厭人的)ではあっても、意外にインヒューマン(非人間)な作風ではないような気がします。ヴォーカルの声帯が傷ついたようながなり(弱い声というわけではない)も、十分に感情的ですし。

個人的には、普通のメタラーが聞いたら火傷するかもしれませんが、最初から「鬱な音」を求めて聴くようなタイプなら、ここからディプレッシブ系に入ってもいいくらい、質の高い音だと思う。この手にしては整った、重さのある音作りですし、アルペジオや重苦しいリフが作り出す空間に響くトレモロは、このジャンルを聴く醍醐味をしっかり伝えてくれますし。ただ、音響っぽい音作りに泣きの芝居(名演技!)が重なる3曲目は好みが分かれるだろうし、私個人としては4曲目のクリーンボイスは蛇足に感じる。

2曲目では疾走パートもありますが、何気にこの手の鬱系の疾走パートって良いですよね。余計に刻みを入れたりせず、トレモロリフの叙情性や引き摺りリフの黒さに徹してくれるからかも。



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