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PENTAGRAMMATON (2010年)
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PENTAGRAMMATON
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解説 - PENTAGRAMMATON
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-12-28 21:34:47)

2010年発表の8th。

前作はメタル的整合性と、ブラックメタルのスピリチュアルで漆黒なムードを両立させた素晴らしい作品でありながら、少し掴みが弱いという印象を受けたんですが…今作は前作の路線を踏襲してはいるんですが、そういう掴みの弱さが完全に払拭され、カリスマ的な雰囲気すら感じさせるようになったと思います。

前作でもキレの良かったドラムですが、今作でも実に素晴らしいですね。普通のファスト系が「疾走感」だとすると、彼らのオカズを絡めて焦燥感を煽るスタイルは、「巻き込まれ感」という感じがします。刺し殺した相手を「死んでんじゃねぇぞ、コラ!」と罵声を浴びせながらナマスにするような無慈悲さと暴虐性。緩急絡めた展開で、ファスト系とは言えませんが、ファストパートの凄まじさは一般的なファスト系以上。

そこに乗るリフも、メロ過ぎず辛口過ぎず、しっかりブラックの「魔」を感じさせてくれるもので、やはり超高品質。ただ、惜しいのがヴォーカルのパフォーマンスに当たり外れがあることですね。通常の中域のがなりは、粘着質で素晴らしいんですが、鬱系を参考にしたと思しき悲鳴絶叫は蛇足かも…。

NAGLFARやMARDUKなど、いわゆるジャンルの「代表バンド」から一歩踏み込むには、うってつけの作品だと思う。当然既に踏み込んでる方には自信を持って大推薦です。



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