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AD DISCIPULUM (2010年)
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AD DISCIPULUM
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解説 - AD DISCIPULUM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-12-29 13:28:30)

2010年発表の3rd。
これは凄い!衒いのないファストなスタイルながら、隙のない音ですよ。

まずドラムはENTHRONEDの最新作でも凄まじい鬼っぷりを発揮していた
Garghuf氏ですが、こちらでも相変わらず聴き手を刃物の嵐に巻き込み、
ナマス切りにするかのような焦燥感煽りまくりのドラムは健在。
そこに絡むリフも、DISSECTIONに通じるような、密教的なヤバいムード
漂うもので、暗黒な空気を如何なく放出。ただ、DISSECTIONが寒々しさ
重視なのに対し、こっちはやや薄暗い、地下ムードなのは大きな違いですね。

更にヴォーカルは、エフェクトを掛けていない時のArioch(FUNERAL MIST,
MARDUK)そっくりの、キレの良さと病的な粘着質さを兼ね備えた、カリスマすら
感じる中域のがなり声で素晴らしい。AriochのMARDUKのライブ盤での
パフォーマンスに近いかも。また、ミックスをSOTHISの1stも担当した、
Andy Laroqueが行っているのも大きいと思う。上記の要素が、上手く
溶け合って迫力ある、しかし心地よく聴ける音塊になってます。

店頭のデモプレイを聴いて、初聴でピンと来た作品。
即効性も十分だし、じっくり聴いてもやっぱり素晴らしいアルバムだと思う。



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