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Sólo en la oscuridad / Este muro no se cae (火薬バカ一代)
Este muro no se cae (火薬バカ一代)


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Sólo en la oscuridad / Este muro no se cae
スパニッシュな哀愁を帯びたイントロから
スラッシュ・メタルばりのアグレッションを放出しながらの
疾走へと転じるスピード・ナンバー。
彼らが「スペインのACCEPT」と評された理由を雄弁に物語る名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2021-09-17 00:29:05)


Este muro no se cae

結成は'81年まで遡り、後にSARATOGAやSILVER FISTを結成するメンバーが在籍していたスペインはマドリード出身の古豪パワー・メタル・バンドMURO。本作は彼らが’03年に行ったラスト・ライブの模様を収めた実況録音盤です。(そういえばこのバンドはデビュー作もライブ盤でした)
最後のツアーということで、当然セットリストはベスト選曲が組まれている…のかどうかは、MUROのカタログは2nd『TELON DE ACERO』(’88年)ぐらいしか聴いたことがない身には正直分かりかねるものの、“ACERO Y SANGRE”や“TELON DE ACERO”を始め、勇ましげな巻き舌Voをフィーチュアしたスピード・ナンバーで全編を固めて、お別れの湿っぽさはそこそこに、ド直球のパワーメタル・サウンドと熱気ムンムンなパフォーマンスで畳み掛ける様は「スペインのACCEPT健在なり」を証明する迫力に満ちていますよ。ちなみにデビュー作では、そのACCEPTの“FAST AS A SHARK”をカヴァーしていましたが、本作ではY&Tの代表曲“FOREVER”のスペイン語カヴァーを披露。かなりのハマりっぷりなのでセットリストの定番だったのかなと。
これを受けて立つ観衆の方も「スペインのメタル・ファンは熱い」との評判に違わぬ、時に演奏を掻き消さんばかりの盛り上がりでバンドをおもてなし。特に両者の掛け合いをイントロ代わりに、スラッシュ・メタルばりのアグレッションを撒き散らしながら突っ走る2ndアルバム収録の名曲“SOLO EN LA OSCURIDAD”が炸裂する場面は、個人的に本作のハイライトでした。
解散記念盤ですが、何だったらMURO入門盤代わりにいかがでしょうか。(バンドも後に再結成しますし)

火薬バカ一代 ★★★ (2021-09-16 00:41:11)