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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-01-14 19:51:06)

91-94年のバンド最初期の音源を集め、2009年に再発された作品集。

メンバーがVBE、VIRUS絡みという事で、それに近い作風を求めてしまいますが…確かに、掴みどころのない、アバンギャルドで、底知れないダークさのある、非定型のブラックという点では共通してますね。何かの鳴き声なのか、警告音なのか良く分からない音色で始まり、それを引き継ぎつつRAWに疾走、妙にスケールの大きいメロディを聴かせる導入部で掴みはオッケー。

明らかに内向きの変態性のある曲展開、精神異常者のうわ言のような呟きと、ハードコアっぽいがなりを使い分けるヴォーカル、死と疫病を運ぶようなトロンボーンの使い方などから醸造される世界観は、やはりVBEのそれと似てはいるんですが…悪夢的で、底なしの沼に引き込むかのようなVBEに対し、こっちは潜在意識下で宇宙や幻の中を彷徨っているような、奇妙な陶酔感があるのが違いでしょうか。

しかし、これもブラック黎明期の作品なんですよね…前半の94年の音源なんかは、最近の拡散した音楽性の中から生まれた、新しい形のブラックと言われても納得できそう。やっぱりブラック(特に黎明期)って、他にないものを生み出そうとする気概のあるジャンルだと思う。



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